友達の妹が俺にだけウザい、小日向彩羽です。
新年一発目は催眠、陵辱、快楽?の三本立て。
ちょっと陵辱者の名前ミスったなとは後で思いました。
まぁこまけぇことはいいのです!
では、どうぞ。
「許さねぇ許さねぇ許さねぇ許さねぇ許さねぇぇぇぇぇ!」
憎しみや怨みといったネガティブな感情が生み出す怒り。
それは時に、常識の枠を越え、思いもよらないものを爆発させる。
今この瞬間も、男の憎悪と憤怒に歪んだ表情から吐き出され続ける怒りが、確かに世界へと滲み出していた。
本来ならただの感情に過ぎないはずのものが、現実そのものに歪みを生じさせていく。
なぜなら、
「あ……?」
怒りや憎しみ、そして欲望は、外なる悪しきモノの好物。
つまり、目を向けられてしまう。
「これ、は……?」
外なる悪しきモノの目が向いた瞬間、世界は元の世界のままではいられない。
その先の世界は……悪しき欲望に埋まっているだろう。
***
「へへ……」
自室の中から聞こえる音に耳を澄ましながら、廊下に立つ男、中山催人は、粘ついた笑みを浮かべていた。
そこそこ整った容姿と、欲望に塗れた本性を巧妙に隠せるだけの社交性を持つ催人が、滅多に人前では見せない表情。
だが欲望が、ついに現実になった。
その確信を抱いてしまった今、どうしても抑えきれず、口元に浮かんでしまうのだ。
「…………」
緊張と欲望で乾きそうな唇を舐めて、催人は自室のドアを開く。
そして、真っ先に目に飛び込んできたのは真っ白に輝く太ももだった。
そこには、彼がある意味良く知る女がベッドの上でうつ伏せになり、リズムに乗って足をパタパタさせているのだ。
「…………」
上機嫌な女の名は小日向彩羽。
催人の二個下の後輩であり紛れもない美少女。
そして、何より、告白した催人を、こっ酷くフッた相手である。
「お、催人センパイじゃーん。もー、部屋に入るならノックくらいしてくださいよぅ」
スピーカーから流れていた音を止め、彩羽は催人の方を振り返る。
そこに、かつて彼に向けられていた侮蔑の感情はない。
あるのは、とある男に向けていたはずの、ニヤニヤとしたウザ可愛い表情。
催人に向けられるはずのない、表情だった。
「な、なに言ってんだ。ここは俺の部屋だし、それに……」
「それにー?」
一瞬、欲望に喉を詰まらせるが、溢れ出す現実への実感が、そのまま催人の足を進めさせる。
迫りくる催人を見ているはずなのに、彩羽はただニヤニヤと笑い、ベッドの上で寝転がったままだ。
そこに、催人は跳びかかった。
「そんなことを気にする間柄じゃないだろ!」
「きゃー」
覆い被さるように跳びこんできた催人に、彩羽は悲鳴を上げる。
だが、その声色は、あからさまに、棒読みだった。
「え、エロ過ぎんだよ。このぉ!」
「わーわー! 催人先輩の変態〜! やめて〜!」
彩羽の着ているワイシャツのボタンを、催人は強引に外していく。
今にも強姦されそうな空気が漂っているにも関わらず、彩羽は相変わらず、楽しそうに笑ったままだ。
その場に満ちるのは、あからさまに、異常な空気だった。
「そらぁ!」
「きゃー!」
ワイシャツのボタンをすべて外した催人は、その前身頃を左右に思い切り引き開いた。
すると、白い肌とともに、二つの大きな塊が、ブルルンと勢いよくまろび出てくる。
「へへっ……最高だぜ……」
思わず、そんな声が催人の口から漏れてしまう。
それほどまでに、彩羽の胸は、素晴らしいものだった。
「もう変態〜」
そう言いながら、彩羽は頬をうっすらと赤く染めて視線を逸らしたが、催人の目は衣服から解き放たれ、圧倒的な存在感を放つその大きな胸に釘付けだった。
サイズは九十台に乗っているだろうと一目で分かり、男の手で包んでも余るほどの量感が、仰向けの姿勢にもかかわらず崩れることなく形を保っている。
白く滑らかな肌には曇り一つなく、光を受けて淡く反射し、その中心にある乳首は鮮やかな桜色で、はっきりと自己主張していた。
胸の大きさという単純な魅力に加え、形そのものが美しい。
まさに極上の巨乳と言えるものだった。
「こ、こりゃ……堪んねぇ!」
「ひゃんっ!?♡ ちょ、催人先輩!?」
極上の巨乳という獲物を前にして、舌舐めずりなどしていられるほど、催人の理性は残っていなかった。
本能に突き動かされるまま、両手を伸ばして、彩羽の胸を鷲掴みにする。
その瞬間、指の隙間から零れる柔らかな感触と同時に、彩羽の喉から甲高い嬌声が弾けた。
まるでアイドルのように可愛らしい声色。
だがそこには、驚きと照れに紛れて、確かに官能の色が混じっていた。
「あっ……♡あぁん……!♡」
催人の両手が動き、柔らかな乳肉を歪ませるたび、彩羽の喉から抑えきれない嬌声が零れ落ちる。
「ふあぁあ♡あぁっ♡せん、んんっ♡あっ♡」
最初は短く、戸惑いを含んだ息混じりの声だったそれが、指の力が増すにつれて、次第に甘さを帯びていく。
両手で包み込まれ、掴まれるたびに、柔らかく弾力のある胸がぐにゅり♡くにゅり♡と形を変え、その感触に反応するように彩羽の肩が小さく跳ね、背中がびくりと震えた。
揉みしだかれるたび、肉の重みが手の中で主張し、元の形に戻ろうとする反発が、より一層の存在感を生みだす。
その動きに合わせて、彩羽の顔にははっきりとした朱色が差し込み、耳元から首筋にかけてまで熱が広がっていく。
視線は泳ぎ、唇はわずかに開いたまま、荒くなる息を隠せていなかった。
「ハァ……ハァ……」
「はぁ……♡はぁっ……♡ふああぁん♡」
ゴム毬のような弾力を感じさせながらも、掌の中へズブズブと沈み込んでいく柔らかさ。
その感触を味わう催人と、胸から伝わる快楽に染まり始めている彩羽は、互いの熱い吐息がかかる距離で、興奮を抑えきれずにいた。
治まるどころか、触れるたび、声を漏らすたびに、昂ぶりは確実に増していく。
それを如実に示すように、催人の下半身では、ズボンの内側で肉棒が大きく膨らみ、生地を押し上げて張り詰めていた。
(や、犯りてぇ〜! けど、まだこのおっぱいを味わいたいからな)
催人の頭の中を占めているのは、目の前の乳房をこのまま存分に弄び続けたいという欲求と、今すぐにでも彩羽を犯してしまいたいという衝動だった。
その衝動はあまりにも強烈で、少しでも気を抜けば、一気に犯す側へと傾いてしまいそうなほどだ。
それでも、手の中で形を変え、熱を伝えてくるこの柔らかさを、もう少しだけ味わっていたいという思いが、かろうじて彼を踏みとどまらせていた。
「あっ♡あぁ♡さい、せんぱ、ふあぁあ♡やっ、ふぁっ!♡♡ あぁああっ!♡」
艶の増した彩羽の声が段々と切羽詰まったものに変わっていく。
一時として同じ形を保てないほど揉みしだかれる乳肉は、掴まれるたび、押し潰されるたびにぐにゅりと歪み、掌から逃げ場を失った快楽をそのまま彩羽の身体へと送り込んでいく。
胸元から込み上げる熱に、彼女の背中は小さく反り、肩が震え、無意識に腰が浮きかけるほど、反応は露骨になっていた。
自分でも制御しきれないほどに高まる感覚に、彩羽の身体は確実に限界へと追い立てられていく。
「あぁ〜♡はっ♡ダメェッ♡せんぱ、やめっ♡やらぁっ!♡ おっぱひ♡おかひくなっひゃうからぁあ!?♡♡」
ついに、彩羽の口から弱音が零れ落ちた。
これまで変態と軽口を叩き、催人をからかうことで主導権を握ろうとしていた気概は、胸を蝕む快楽に押し流され、跡形もなく崩れ去っている。
だが、その必死な否定と懇願が混じった言葉は、制止としてはあまりにも無力。
むしろ、逆に、催人の欲情をさらに煽り立てるだけの結果となっていた。
「っ……! イ、イキそうならイッちまえ彩羽! こうだ! こうだ!」
「あぁああぁ!♡♡ だ、めぇ……♡んあぁあぁぁぁぁ!?♡♡♡」
ムギュギュ、と音が立ちそうなほど強く乳肉を握り込まれた瞬間、彩羽の背中がビクンッと大きく跳ね上がった。
それと同時に、喉の奥から今までで最も淫らな声が弾けるように溢れ出し、首筋が露わになるほど身体を仰け反らせる。
胸を揉まれているだけで、彩羽はついに限界を迎え、絶頂へと導かれてしまったのだ。
「ハァー♡ハァー♡ハァー♡」
「へ、へへ……」
胸を弄ばれただけで達してしまったという強烈な余韻に囚われ、彩羽は天井を見上げたまま、荒い息を繰り返して呆然としていた。
身体はまだ微かに震え、思考が追いつかないまま、快楽の名残だけが内側に滞留している。
その様子を見下ろしながら、催人はようやく調子を取り戻したのか、口元にニヤリと笑みを浮かべる。
そして彼は、次へ進むための準備を始めた。
楽しいことの準備を。
「っ……!? あ、あれ……ちょ!? 催人先輩!?」
不意に正気へと引き戻された彩羽が状況を把握した瞬間、背筋に冷たいものが走った。
気づけば、両手足はベッドの四隅から伸びた拘束具に繋がれ、完全に身動きが取れない状態になっている。
慌てて逃れようと身体をよじるが、返ってくるのはガチャガチャという乾いた金属音だけで、拘束は微動だにしなかった。
どうやら、即席のものではない。抵抗を見越して用意された、かなり強力な代物のようだった。
「あ、あはは……せ、先輩? 流石にこれは……」
「ははは! 良いなぁその格好。ついで素の反応が見たくなった!」
「え……? なに、を……」
さすがに異変を察した彩羽は、引きつった笑みを浮かべたまま、恐る恐る催人に声をかける。
その表情からは、先ほどまで見せていた余裕や軽口の気配は完全に消え失せていた。
だが、その怯えを含んだ反応こそが、催人の興奮をさらに煽る。
彼は楽しそうに息を漏らしながらスマホを起動し、画面を彩羽の視界へと向けた。
今朝、彩羽に見せたばかりの催眠アプリの画面を。
「え……? あ……? っ……!?」
スマホの画面を見せられた彩羽の表情が、短い間に目まぐるしく変化していく。
困惑。戸惑い。
そして、自分の置かれている状況に気づいた瞬間、感情は一気に反転した。
「この変態! 私に何をしたのよ! く、こんな拘束くぅ!?」
催眠アプリによって植え付けられていた、催人と恋人同士だという認識阻害が解かれ、彩羽は怒りを露わにして身体を激しく揺らす。
だが、拘束具はその抵抗を想定したかのように、金属音を立てるだけでびくともしない。
一度解けなかったものは、いまさら力任せに暴れたところで、どうにもならなかった。
「ははは、そんな暴れても、おっぱいが弾むだけだぜ?」
「っ〜〜〜〜〜!?」
必死に暴れるたび、彩羽の巨乳は別の生き物のように、ばるん♡ばるん♡と跳ね回っていた。
その卑猥で無様な動きを指摘され、彩羽は顔を真っ赤にしてピタリと止まり、声にならない悲鳴を喉の奥で押し殺す。
今更のように自分の無防備さに気づいたのか、必死に脚を内股に寄せ、捲れ上がったスカートの隙間から覗く下着を隠そうとするが、拘束された脚ではほとんど意味意味をなさない。
焦れば焦るほど、惨めさだけが際立っていった。
「さて、んじゃ続けるとするかね」
「ひっ……!?」
距離を詰めるように近づいてくる催人に、彩羽は喉を引き攣らせ、思わず悲鳴を漏らした。
七色の声や愛想のいい振る舞いは出来ても、彩羽はまだ未熟な少女だ。
正体の分からない力で自分を操り、拘束した男を前にして、恐怖を感じないはずがなかった。
「へへへ、紐パンとかエロいの履きやがって……」
「あぁぁぁ……いやぁぁぁぁぁ!?」
スカートが捲れ上がり、あらわになっていた彩羽の下着は、勝負下着としか思えない薄いピンク色のサイドストリングショーツだった。
催人がその細い紐を指で引っ張った瞬間、パサッ、と軽い音を立ててシーツに落ち、彩羽の秘所を守るものは完全に消え失せた。
露わになったそこは、すでに愛液で濡れそぼり、照明を受けて薄く光り、ヒクヒクと痙攣するたびに柔らかく脈打つような動きを見せていた。
「さぁて、じっくりと堪能させてもらうか」
「ま、まさか……い、いやぁぁぁぁ!!?」
これから自分が何をされるのか悟ってしまった彩羽が、金切り声に近い悲鳴を上げた。
一度は羞恥で止めていた身体の動きが再び暴れ出すが、拘束具はまるで嘲笑うようにびくともしない。
必死にもがくたび、彩羽の巨乳はばるん♡ばるん♡と大きく跳揺れ続けるだけで、脱出には一切繋がらなかった。
「ほらほら、暴れろ暴れろ。しっかり暴れないと……入っちまうぜ?」
「ッ〜〜〜!?」
催人が腰を突き出し、勃起した肉棒の先端を彩羽の秘所へそっと触れさせた瞬間、彩羽の喉がヒュッ、と鋭く鳴った。
亀頭が触れただけなのに、そこから伝わる熱があまりにも生々しく、心臓がドクリと跳ね上がる。
頭の中では、恐怖、混乱、現実否定、そして挿入されるという事実が渦巻き、どれ一つとして整理できないまま思考が一気に塗りつぶされていった。
「いやぁ! やだぁ! やだぁ!」
思考が恐怖に塗り潰されそうになるのを拒むように、彩羽は必死に身体を暴れさせ、挿入を防ごうとする。
だが、手足はすでに拘束されており、どれだけ力を込めても意味はない。
それでも止まれず、せめてもの抵抗として、唯一自由な腰を無様に揺すり、拒絶の意思だけをぶつけるように暴れ始めたのだ。
「あーうるせぇうるせぇ。この暴れん坊を揉んだら静かになるか?」
「ひゃ!?♡ んんんっ♡んぅううっ!!♡♡」
しかし、それも長く続かなかった。
抵抗する意思など無駄と言わんばかりに、催人は揺れ弾む彩羽の巨乳を再び両手で掴み、容赦なく揉みしだいたのだ。
その瞬間、ついさっきまで散々弄ばれ、快感に屈した感覚が鮮明に蘇り、彩羽の身体が意思とは無関係にビクッと跳ね上がる。
胸を襲う刺激に呼応するように、内側がきゅっと締まり、同時に膣口からじわりと蜜が滲み出て、肉棒の先端を濡らしてしまう。
「おー大人しくなった。ほら、乳首も可愛がってやるよ」
「ふぁぁあ!?♡ あ、あぁっ♡んんんぅぅっ!!♡♡」
硬く尖った乳首をピンッ♡と指で弾かれた瞬間、彩羽は思わず一際甘い声を漏らしてしまった。
鋭い刺激が痺れるような快感となって全身を駆け巡り、下腹の奥、子宮の底がきゅっと縮むように疼く。
その感覚に抗おうとしたはずの身体は、もはや言うことをきかず、逃げるために揺れていた腰の動きも、気づけば完全に止まってしまっていた。
「さて、今だな」
「ひぃ!?♡ そんなの、入らな……ひぎぃ!?」
拒否の言葉が届くより早く、肉棒はしっかり秘所にあてがわれ、ゆっくりと押し進められていく。
狭い入り口をこじ開けられるような痛みに、彩羽は思わず歯を食いしばり、喉の奥から掠れた呻き声を漏らした。
身体は本能的に逃れようと強張るが、その反応すら、催人にとっては興奮を煽る刺激に過ぎない。
「くっ……キツい……やっぱり処女だったか!」
ゆっくりと押し進める肉棒の尖端に、はっきりとした抵抗が返ってくる。
その感触に、催人は口元を歪め、嗜虐的な笑みを浮かべたまま、さらに体重をかけて腰を押し付けていく。
「や、やめ……!? それ以上、入れたら絶対にゆるさ、な……」
「彩羽ぁ! お前の初めては俺だぁ!」
「やめ、やめてぇぇ! いやぁあああぁぁぁ!!?」
悲痛な叫びが部屋に響き渡る中でも、催人は一切ためらわず腰を押し込み、逃れようと強張る腟内を力任せにこじ開けていく。
必死に閉ざされ、抗い続けていた最後の壁が引き裂かれた瞬間、鋭い痛みと取り返しのつかない喪失感が同時に押し寄せ、彩羽の喉からは引き裂かれるような悲鳴が弾けた。
「あ……が……」
処女を奪われ、腟内の奥深くまで肉棒に貫かれたままの彩羽は、口を開けたまま、意味を成さない息だけを零していた。
下腹部を支配する異物感は凄まじく、内側を押し広げられている感覚に、呼吸の仕方すら思い出せなくなっている。
だが、それ以上に、一人の女としての初めてを、取り返しのつかない形で奪われたという事実が、痛みや恐怖を押しのけ、精神を痛めつけていた。
「は、ハハハハハ! そうだ! 俺があの小日向彩羽の男になったんだ! 俺のもんだ、お前は全部俺のもんだ……!」
自分のもので満たされている彩羽の膣内の感触に、催人は勝ち誇った声を上げる。
学内一の巨乳美少女、そう呼ばれて差し障りのない女、それが彩羽だ。
そんな彼女に、せいぜい多少は女性にモテる程度の男が無謀にも踏み込み、無残に玉砕した。
拒絶された事実。踏みにじられた自尊心。
積み重なった逆恨みが、歪んだ形で膨れ上がり、この状況を作り出していた。
まるで外なる愉悦の神が導いたかのように。
「ゆる、さない……絶対にぃぃ……!」
催人の愉快そうな笑い声に引き戻されるように、彩羽は涙を滲ませたまま顔を上げ、鋭く睨みつけた。
痛めつけられ、踏みにじられた精神の奥から噴き上がってきた怒りが、そのまま剥き出しの敵意となってぶつけられている。
持ち前の演技力も相まって、その視線には一瞬、空気を張り詰めさせるほどの迫力が宿っていた。
「さぁセックスを始めようぜ!」
「ひぎいぃいぃぃぃ!?」
だが、愉悦に浸りきった催人にとって、彩羽の渾身の睨みは何の意味も持たなかった。
それどころか、その視線が放つ敵意に気づいていないかのように、催人は一切の躊躇なく腰を前へと動かし始める。
繋がったままの身体が揺れ、逃げ場を失った彩羽の内側に、再び圧がかかる。
処女特有の狭さで必死に締め付ける腟壁を、抉じ開けるように肉棒が押し広げられ、粘ついた音を立てながら無理矢理擦り上げられていく。
「いだいっ……痛い痛い痛い痛い痛いィィィ!!」
入り口から奥へと肉棒が侵入してくるたび、彩羽の喉からは制御不能な悲鳴が弾け、目尻から溜めきれなくなった涙が、ぼろぼろと零れ落ちていった。
拒もうとして強張った内側は、容赦なく押し広げられ、削られるような感覚に晒される。
そのあまりにも一方的な悪意を前に、彩羽が必死に保っていた虚勢は、音を立てて無残に砕け散った。
「ハハハ! 痛いだけじゃないだろ! そら!」
「ひぐっ!?♡」
笑い声を上げながら続く催人の腰の動きが、ある一点を掠めた瞬間、彩羽の喉から飛び出した声は、明らかにそれまでの悲鳴とは質を異にしていた。
鋭い痛みを押しのけるように、内側の奥で弾けた微かな痺れ。
思わず漏れ出たその声は、本人の意思とは無関係に、甘さを帯びて響いた。
その変化を聞き逃すはずもなく、催人はすぐさま、同じ場所を狙って腰を打ち付け始める。
「ここだな! ここが良いんだな彩羽!」
「ち、違っ……ひぃいいい!?♡」
否定の言葉とは裏腹に、同じ場所を掠めるたび、彩羽の喉からは先ほどと同じ、いや、それ以上に湿り気を含んだ声がこぼれ落ちてしまう。
生み出される快楽は徐々に痛みを上回り、二つの感覚が絡み合ううちに、彼女の意識はその境界を見失い始めていた。
「何が違うんだ? そんないやらしい声出しちまってよぉ!」
「んふぅう!?♡ ほ、本当に違う……違うのにぃ!♡ んひぃ!?♡ 変な声出るの、止まらないぃ!?♡」
彩羽の頭の中は、もはや疑問で埋め尽くされていた。
なぜ、自分はこんなにも感じてしまうのか。
どうして、意志とは無関係に、こんな甘い声が溢れてしまうのか。
そもそも、どうして自分は、こんな状況にいるのか。
問いは次々と浮かぶのに、答えに辿り着く前に、思考は快楽の波に呑み込まれていく。
考えようとするたび、感覚がそれを遮り、疑問は形になる前に溶けて消えていった。
「何も違わないだろうが! 彩羽、お前は感じてるんだ! 俺に感じさせられてるんだ!」
「いやぁああああっ!?♡♡ 違う違う違うゥ!♡ 私感じてなんか!♡ こんなの気持ちよくなんて……あぁああぁぁぁ!♡」
快感を否定しようとする彩羽の必死な言葉は、突き上げられ、引き抜かれる肉棒の動きによって、途中で容赦なく断ち切られていく。
内側から湧き上がる甘い痺れ。粘膜同士が擦れ合い、耳にまで届く卑猥な水音。
それらが一気に意識を攫い、彩羽は気づかぬうちに、力の抜けた蕩けた表情を浮かべてしまっていた。
自分の身体が、確実に作り変えられてしまっている。
その現実を、否応なく突きつけられる。
だが、その事実がもたらすはずの屈辱は、もはや屈辱として機能しない。
快感に侵され切った肉体の内側で、かろうじて残っていたプライドだけが、遅れて、静かに焼き払われていった。
「ほら鳴け! もっといやらしく! もっと惨めに鳴け!」
「ああぁぁっ!♡ ひぃっ!♡ んぅううううっ!!♡」
狂気に囚われた催人が腰を振り、肉棒を深く突き込むたび、彩羽の喉からは喜悦を帯びた嬌声が迸り、室内に反響していく。
もはや言葉としての拒絶は形を成さず、声は意味を失い、反射のように溢れ出るだけだった。
彩羽は、与えられる快感に抗う術を失い、身体を支配する感覚に身を委ねるしかない。
思考は追いつかず、否定も選択も奪われたまま、ただ喘ぐことだけしか許されない。
「ははっ、そうだ! そうやって鳴いてりゃいいんだよ! さぁそろそろ中に出してやる!」
「いやっ!?♡ いやいやいや!♡ それだけは絶対にダメッ!♡ お願いだからやめてえええぇぇっ!?♡」
やがて、催人の宣言と同時に、限界まで膨れ上がった肉棒が、内側でビクビクと脈打ち始めたのを感じ取り、顔を青白くさせた彩羽は、泣き叫びながら激しく首を振った。
いくら快楽に溺れ、思考が追いつかなくなっていても、それだけは受け入れられない。
想い人のいる彩羽にとって、射精を許すという選択肢は、どうしても越えられない一線だった。
だが、その必死な拒絶が届くことはなかった。
「出るぞ出るぞ出るぞぉ! おらぁ孕めぇぇぇぇっ!!!」
「あぁあぁあぁあああぁぁぁぁァァァァァアアア!!??♡♡」
次の瞬間、内側の最奥へと一気に叩きつけられるように、焼けつくほど熱い濁流が流し込まれた。
逃げ場のない腟内を満たし、脈打ちながら注ぎ込まれる異物の感覚に、彩羽の身体は悲鳴を上げる暇すら奪われる。
背中が大きく仰け反り、拘束された四肢が無慈悲に強張る。
喉から溢れ出た叫びは、声として成立する前に震えへと変わり、全身を駆け巡る痺れと共に押し潰された。
意志とは無関係に、身体だけが勝手に反応し、強烈すぎる刺激に引き裂かれるような絶頂へと無理矢理引きずり込まれる。
思考は完全に吹き飛び、視界は明滅を繰り返し、やがて目の前が真っ白に染まる。
絶望の絶頂であった。
「ぁ……ぁぁぁ……♡♡」
身体の奥底にまで染み込んでいく精液の熱を感じながら、彩羽は虚ろな瞳のまま天井を見つめ、小さく、途切れ途切れの喘ぎを零していた。
力は完全に抜け落ち、指先ひとつ動かそうとしても、身体は言うことをきかない。思考も感覚も、まだ現実に追いついていない。
そんな彼女の意識を引き戻したのは、皮肉にも、カシャリという乾いた機械音だった。
ぼやけた視界を必死に動かすと、そこにスマホを片手に、快楽と絶望に歪んだ自分の姿を撮影している催人の姿が映り込んだ。
「しっかり記録しないとなぁ? 俺の女になった証をな」
「ぁ……ゃ、めて……もう、やめてぇ……♡」
ニタニタと笑いながらスマホを構える催人の姿が視界に入っても、彩羽の内側には、もはや怒りと呼べる感情は残っていなかった。
抵抗しようとする意思は擦り切れ、浮かぶのは、藻掻けば藻掻くほど引きずり込まれていく、深く、暗い、絶望という名の底なし沼だけ。
虚ろになりかけた彩羽の瞳から、次々と涙が零れ落ちる。
それらはシーツの上に落ちては、音もなく吸い込まれ、彼女の無力さだけを静かに積み重ねていった。
「さて、彩羽を相手に一発で打ち止めなんて勿体ない真似はできねぇ。まだまだ楽しませてもらうぜ?」
「……ぅ……ぁ……ぁぁ……♡」
十分に脅迫の材料となる写真を撮り終わったのか、催人はスマホを置いて再度、彩羽を組み伏せる。
四肢を拘束されている彩羽は、ろくな抵抗もできないまま、されるがままだった。
「あと何回かしたら拘束も外してやるからな。それまでは大人しく喘いで……な!」
「ぅぅぁ……ゃめ……あひいっ!?♡ うひぃ♡ああっ♡ああっ♡」
ピストンが再開された瞬間、半ば意識を手放しかけていた彩羽の感覚が、乱暴に引き戻された。
だが、もはや快楽を抑え、声を噛み殺せるほどの余力は残っていない。
突き上げられるたび、身体は勝手に反応し、彩羽はただ、催人の思うがままに嬌声を絞り出させられていく。
「ふあっ♡あっあぁぁっ♡♡ああんっ、だっ、はあっ、あああぁぁ!♡♡」
「この声が聞けるなら何百回だってイケるな。もっと聞かせてくれよ彩羽ぁ!」
(たす、け……♡せんぱ……♡)
彩羽の快楽混じりの悲鳴を肴に、催人は狂気的な笑みを浮かべたまま、貪るように腰を振り続ける。
終わりの見えない陵辱の中で、彼女の意識は再び霞み始め、現実と感覚の境目が曖昧になっていった。
声としては届かず、思考の奥でかろうじて形を保ったままの救いを求める願い。
それでも彩羽は、ただひたすら願いに縋るしかない。
それが、決して届くことのない願いだと、どこかで理解していながらも。