Fate/staynight、間桐桜です。
洗脳、催眠が完全にメインの作品ですので、苦手な方はご注意。
裏設定が色々ありますが……あんまり気にせず気軽にお読みください。
では、どうぞ。
「この度は私の提案を受けて下さり、光栄至極でございます」
「カカ、アレにはもう胎盤としての価値もほとんど失われておる。好きにするがよい」
深い深い闇の中、二つの声が響く。
一つは、へりくだるような男の声。
もう一つは、上位者であることに疑いを一切持たぬ、嗄れた好々爺のような老人の声だ。
「だが」
しかし、次の瞬間、老人の声の調子は変わらないのに、闇の中の温度が下がった。
「努々忘れるな。ワシの邪魔をするならば……」
「重々、承知しております。私の家はもはや名家とも呼べぬ木っ端。根源を目指す資格もなく、刻印のみを価値とする存在だと理解しております故」
老人の圧に、男はなんの躊躇もなく従う。
過剰とも言えるほど、わざとらしい、その態度が、彼らの上下関係の強さを物語っていた。
「……ふん、化け物め」
暫くして、闇の中から、一人の若い青年が形を成した。
一見すれば、特に強い特徴のないダークブラウンの髪をした男だ。
だが、その表情や声色には先ほどのへりくだるような態度とは、真逆の老人に対する侮蔑の感情が浮かび上がっている。
「まぁこれで最大の障害は排除出来た。これで迎えに行ける」
しかし、男には目的があった。
そのためならば化け物にだって頭を下げるほどの目的が。
「待っていてくださいよ……桜……」
男、催渡悠陣にはあるのだ。
***
「ふぅ……いやいや、全く。予想はしていましたが、やはり傷付きますねぇ」
あれから一週間近くが経過した、ある日のことだ。
とある行動を実行した悠陣は、わざとらしくも見える仕草で額に手を当て、独りごちる。
吐息混じりのその声音は、嘆きのようでもあり、どこか楽しげにも聞こえた。
浮かべている表情が本心からのものなのか、それとも用意された仮面なのか。
少なくとも、その顔からは痛みの真偽すら判別出来ない。
ただ一つ確かなのは、彼がこの結果を想定内にしていたことだった。
「あのような男の何処がいいのか全くわかりませんが……まぁいいでしょう」
当初から第一案が上手くいくとは、悠陣自身、考えていなかった。
だからこそ、失敗を確認したその瞬間、彼は迷いなく次へと切り替えたのだ。
自宅に作った儀式部屋を活用する、第二案へと。
「さて、着きましたよ。貴女を生まれ変わらせてくれる……大事な部屋に。ねぇ桜」
「…………」
地下に設えられた儀式部屋へと辿り着き、悠陣は足を止めると、連れてきた人物の方へと振り返った。
そこに立っているのは、彼が望んでも止まぬ存在である、間桐桜だ。
だが、その姿は、もはや普通の状態とは言えなかった。
「クク……まぁ答えようはないですか。貴女がいけないんですよ? 私の想いに応えないから」
「…………」
悠陣は、桜を想っていた。
その始まりが一目惚れであったことは、否定しようがない。
だが、彼女について知れば知るほど、惹かれる理由は別のところへと移っていった。
置かれている立場。
生まれながらに背負わされた特殊性。
そして、逃れようのない歪み。
マキリの蟲に犯られていようと、穢れていようと、構わなかった。
同情でも、救済でもない。
ただ、欲しかったのだ。
それが愛なのかどうかは、もはや悠陣自身にも判別出来ない。
何故なら魔術師、悠陣は、彼女を催渡の持つ魔術によって支配し、この場所へと連れてきたのだから。
「凡愚どもと違い似合ってはいますが、そのような衣服はもう不要です。脱ぎなさい」
「は……い……」
悠陣がそう告げると同時に、桜は一切の躊躇なく、自らの衣服へと手を伸ばした。
指先が迷うことなくリボンを解き、するりと結び目がほどける。
続いて、ベストのボタンが、上から順に、淡々と外されていった。
その滑らかさは催眠にかかっているからだが、初めて命じられた動きとは思えない、どこか覚えのあるような手付きだった。
「ふむ……」
脱ぎ捨てられていく衣服の動きを見つめながら、悠陣は小さく唸った。
視線は微動だにせず、桜の全身を捉え続けている。
想い人の脱衣を、愉しまない理由はない。
だが同時に、彼の思考は別の可能性を巡っていた。
この空間に、余計な干渉が入り込んでいる可能性。
桜の内部の異物がまだ生きている可能性。
それを見逃すことだけは、絶対に許されない。
そうして観察を続ける彼の前で、桜はボタンを外し終え、スカートも脱ぎ捨てた。
上下揃いの白い下着姿となった彼女は、依然として無言のまま、命令を遂行していた。
「ふぅ……」
身に刻んだ催渡の魔術で、桜の体内を静かに観察し続けていた悠陣は、わずかに息を漏らした。
その瞳は、ただ桜の肌を見るのではなく、その奥、内側に潜む異物の気配を確かめていた。
ソレは完全に取り除かれたわけではないが、明確に沈黙していた。
化け物と蔑んでいた取り引き相手、間桐臓硯。
だが、あの老人は、少なくともこの一点においては約定を守ったらしい。
ならば、自分もまた、最低限の礼として、約定は守らねばなるまい。
悠陣は、そう思考を切り替えていく。
「………」
そうしている間に桜は最後に残されていた下着に指をかけ、それすらも躊躇なく脱ぎ捨てた。
そして露わになったのは、九十近い巨乳と、はっきりと括れた腰。
さらに、その重量に見合う、同じく九十近い、むっちりと張り出した尻肉だった。
たっぷりと詰まった乳房は重力に逆らい垂れてはおらず、柔らかさと張りが同居した完璧なフォルムを保っている。
先端には、穢されているなどとは到底信じられないほど鮮やかなピンク色の乳首が勃ち、やや大きめの乳輪と相まって、ただそこにあるだけで露骨な淫猥さを漂わせていた。
呼吸に合わせてわずかに揺れる双丘は、触れれば吸い付くような柔らかさを約束している。
引き締まったウエストの下には、髪色と同じ陰毛に覆われた秘所がある。
だが、その茂みは薄く、秘裂の形をうっすらと透かして見せるほど頼りない。
守るための役割を果たせていないその有様が、かえって蠱惑的で、意識せずともオスの視線と欲情を誘い込む、危うい魅力となっていた。
太腿の付け根から秘所へと続く曲線は、艶めかしく、触れずにはいられない誘惑を放っている。
桜の裸体は少なくとも外見では、何処を見ても完璧なオスを惹きつける肉体であった。
「……そこに寝なさい」
「はい……」
一瞬、桜の裸体に見惚れてしまった己の動揺を誤魔化すように、悠陣は静かに指を伸ばす。
地下室の床に刻まれた魔法陣の中心を指し示し、命令を下した。
支配下にある桜は、一切の迷いも見せずにその場へと足を進め、命じられた通りに仰向けに横たわる。
完全に曝け出された裸体が、術式の中心で無防備に晒される姿は、神聖さと背徳感を同時に帯びていた。
仰向けになった桜の胸が、たぷんっ♡と音すら立てそうにたわみ、左右へとわずかに広がる。
重さに引かれつつも弾力を失わない乳房は、柔らかさと艶めかしさの両方を強く主張しており、その存在だけで、この空間を確実に淫靡へと染め上げていた。
「……始めましょうか。桜が生まれ変わるための儀式を」
「ぁ……♡」
悠陣の呟きと同時に、地下室に刻まれた魔法陣が淡く光を帯び始めた。
柔らかなピンクの光が線をなぞるように広がり、術式全体が呼吸するかのように脈動を始める。
それまで無表情に命令を受け入れていた桜の頬が、わずかに朱に染まった。
仰向けのまま、彼女の唇が震え、甘く掠れた吐息が漏れる。
儀式が始まったのだ。
桜が、間桐とはまた違う意味で戻れなくなる儀式が。
「……あっ♡」
スッと伸ばした悠陣の指先が、ふるふる♡と震える桜の乳房に触れた瞬間、途端に桜の喉から甘い喘ぎがこぼれ落ちた。
掌の中に到底収まらない巨乳は、触れられたところからむにゅん♡と柔らかく形を変えた。
張りのある外側と、押し返してくる弾力、そして掌にぴたりと吸いつくような温かな柔肉。
ただ触れただけだというのに、乳房はまるで歓待するように悠陣の指を呑み込もうとする。
「素晴らしい柔らかさですね……やはり桜の胸は極上の品だ」
「んっ、はぁ……♡」
指先へ伝わる感触に、悠陣は思わず感嘆の吐息を漏らした。
掌に沈み込みながら、しかし押し返す弾力を失わない柔肉。
指をわずかに動かすだけで、むにゅり♡と形を変え、肌の下で滑らかに流れる脂肪の重み。
今まで触れてきたどんな胸よりも素晴らしいと断言出来るほどだ。
悠陣はその質感と質量をじっくりと確かめるように、乳房をゆっくり揉みしだき、巨大な肉鞠が指の動きにどう応じるのか、丁寧に観察していった。
「さて……桜……桜……聞こえていますね? 言葉に言霊に耳を向けなさい」
「ぁ……♡ぁ……♡」
勿論、ただ楽しむだけではない。
魔術と日本の陰陽術を掛け合わせ催渡の儀式は、魔法陣と言霊を組み合わせたもの。
魔法陣が生み出す増幅と、悠陣が紡ぐ言霊を組み合わせ、快楽を媒介にして桜の魂へ刻み付けを行う儀式であった。
魔法陣で増幅された刺激が桜の身体を震わせ、その震えに合わせるように悠陣の声が深く染み込んでいく。
甘い吐息すら、言霊を受け入れるための返事のように聞こえるほどだ。
「桜、貴女のこれまでは消えます。悪しき記憶も、苦しい思い出も全て消えます。貴女が消すのです」
「ぁぁ……♡ぁぁ……♡私が……♡消す……♡」
桜の身体がびくびくと小刻みに震える。
むぎゅ♡むぎゅ♡と悠陣の指に揉みしだかれる乳肉から快感が波のように広がり、震えは胸からお腹へ、そして奥の子宮へと伝わっていく。
言霊と共に流し込まれる快楽は、すでにただの快感ではなかった。
まるで強力な媚薬が血流に溶け込むように、頭の奥、身体の芯、そして心の深い場所にまでじわじわと染み渡っていった。
「さぁ次です。桜、貴女はこの悠陣の婚約者です。貴女は今日からこの家で婚約者として暮らすのです」
「あ……♡私は……悠陣さんの……ぁぁ……♡こ、こんやくしゃ……あなた……と一緒に……ふぁ……♡」
過去の記憶を自ら手放した桜の魂は、空白になった分だけ“新しい役目”を吸い込みやすくなっていた。
そのせいか、悠陣が与えた言葉は抵抗もなく、すとん、と桜の内側へ落ちていく。
まるで最初からそうであったかのように、婚約者という役割がその魂に馴染み始めていた。
間桐の家で過ごした悪夢のような日々。
身体を蝕まれ、心を削られ続けた記憶が、書き換えられるようにして静かに薄れていく。
代わりに、むぎゅ♡むぎゅ♡と揉みしだかれる胸から広がる快楽。
そして、悠陣と共に過ごしてきたはずの偽りの記憶が、快感とともに深く、強く焼き付いていく。
快楽に染められた身体が、快楽に同期した心が、悠陣の言葉を事実として受け入れるように変質していく。
「私たちは婚約者。つまり私が貴女とセックスするのは当たり前です。そうでしょう?」
「あたりまえ……♡私と、悠陣さんが、せっくすするのが、あたりま……え……♡」
魂も身体も変質した今の桜には、もはやその理屈に疑問を差し挟む余地はなかった。
歪んだ論理であろうと、悠陣の言葉であるというだけで正しい事実として認識されていく。
元々持っていた常識や倫理観は、儀式によってゆっくりと崩落し、
快感に染められた新しい価値観が、その空白を埋めるように作り変わっていった。
「さぁ、足を開いて……婚約者の私におまんこをしっかりと見せて下さい」
「悠陣さんに……おまんこを……お見せ、します……♡」
桜は命じられるままにゆっくりと脚を動かし始めた。
次第に角度が広がり、太腿の内側の柔らかな肉が徐々に露わになり、秘所へと視線を導いてゆく。これまで秘められていた最も大切な場所を、一切隠そうともせずさらけ出した。
自分から晒しているという羞恥や抵抗など、今の彼女の中には存在しない。
脚が開かれたことで露わになった秘所は、すでに蕩けきっていた。
とろとろ♡と溢れ続ける愛液が太腿を伝い、積極的にオスを誘い込むかのようだった。
「桜のおまんこは本当にいやらしいですね。私のちんぽが欲しくてたまらないのでしょう?」
「はい……♡悠陣さんの……硬くておっきなおちんぽが欲しくて、もう我慢できません……♡だから、どうか……どうか私のおまんこにおちんぽを入れて下さい……♡」
魔術と胸への執拗な愛撫によって、すっかり出来上がっている桜の魂は、悠陣の質問に彼が望む答えを導き出す。
この悠陣の問いかけは、もはや質問ではない。
桜の内側に沁み込んだ魔術が、望まれる答えを自分が心の底から望んでいると錯覚させて、桜自身の欲望として引きずり出してるのだ。
その言葉が自然に口をついて出るという事実こそ、悠陣の魔術が深く浸透している証拠だった。
桜の甘く歪んだ答えを聞き、悠陣は満足げに小さく頷いた。
「では入れてあげましょう。婚姻の証として……ね!」
「あぁぁぁぁっ!?♡」
言葉と同時に、ずぶぶっ♡と湿った音を立てながら、いつの間にか露わになっていた悠陣の肉棒が、桜の膣奥へと一気に突き入れられた。
十分に濡れそぼった膣肉は、その太さを恐れるどころか、待ち構えていたように受け入れた。
抵抗らしい抵抗は一切なく、むしろ膣壁全体が悦びのようにうねり、ずんっ♡と根本まで肉棒を押し込ませる。
だが、それだけでは終わらない。
挿入された瞬間、桜の膣内はまるで与えられた役目を果たすために動き出したかのように、とろとろに溶けた肉が絡みつき、ぎゅううっ♡と絞り上げるように締め付けてきたのだ。
迎え入れて、離す気など微塵もない。
そんな本能的な歓待だった。
「なんという具合の良さだ……! 本当に虫には勿体ない……!」
「あっ♡あぁっ♡ああぁっ♡はぁんっ♡」
悠陣が早速とばかりに腰を打ちつけ始めると、その動きに同期するように桜の喉から嬌声がこぼれ出す。
じゅぷっ♡ じゅぷぷっ♡ と結合部が淫らな水音を響かせ、濡れ切った膣肉が肉棒に吸い付きながら、押し返しながら、奥へ奥へと迎え入れる。
その反動で、桜の柔らかな巨乳が上下にたぷんっ♡と弾み、乳房の揺れる軌跡までもがその快楽の強さを視覚的に示すかのようだった。
「あぁ♡あふっ♡あんっ♡あぅぅっ♡」
抽挿が深まるたび、桜の身体はびくびくと細かく震え、肌の上に玉のような汗が次々と浮かんでいく。
汗ばんだ白い肌が魔法陣の淡い光を受けて艶めかしく輝き、まるで宝石を散りばめたかのように煌めいていた。
光と汗が絡み合い、肌の曲線を際立たせるその姿は、神秘的でありながら、同時に露骨なまでに淫靡だった。
「いい眺めですよ桜……! もっともっと乱れなさい! 私のために!」
「んあっ♡は、いぃぃ♡もっと、もっと乱れますっ♡悠陣さんのためにっ♡はぁっ♡もっと、乱れますぅぅぅ!♡♡♡」
悠陣の命令が耳に届いた瞬間、桜の口からはさらに深い服従の叫びが溢れ出した。
その反応に満足した悠陣は、さらに腰の動きを荒々しくする。
どちゅっ♡どちゅんっ♡と濡れた肉がぶつかり合う音が地下室に響き渡り、
抽挿のたびに桜の背中がびくんっと跳ね、弓なりに反り返る。
膣の奥がぎゅううっ♡と締まり、迎え入れた肉棒から精を搾り取ろうとする。
「っ……! 出ますよ桜……! 貴女の中に私の精液を注ぎ込んであげます! いいですね!」
「はいっ♡出してっ♡悠陣さんの精液をいっぱい出してくださいっ♡精液をくださいぃぃ♡♡♡」
射精を告げる悠陣の叫びが桜の耳に届いた瞬間、その言葉そのものが快楽の引き金となり、桜も絶頂の叫びを上げた。
膣内がきゅぅうっ♡と強烈に締まりあがり、まるで精液を求めて吸い上げようとするかのように肉がひくつく。
身体の反応とは違い、瞳も虚ろ、表情も殆どないその叫びは完全に狂気染みたもの。
だが、悠陣はむしろその有り得なさに興奮を滾らせた。
「婚約者としての初種付け……受け取りなさい!」
「あぁぁぁぁっ!!♡♡」
限界まで張り詰めた悠陣の肉棒がびくんっと跳ね、その先端から白濁した精が勢いよく噴き出した。
どぷっ♡どぷっ♡と容赦ない量の精液が桜の胎内へ流れ込み、熱を帯びた奔流が子宮口へ叩きつけられた瞬間、桜の身体は激しく跳ね上がる。
その瞬間、今日一番の絶頂が、全身を貫いた。
背筋は限界まで反り返り、両脚は爪先までぴんっ♡と伸びきって、膣肉はびくびくっと痙攣しながら締め付ける。
注ぎ込まれた精液を逃すまいと搾り上げるように収縮し続けた。
まるで婚約者としての初種付けを本能で理解し、その証を全て受け止めようとするかのように。
「っ……水が流れるように。地が乾くように。風が止むように」
「あ……♡あっ♡あっ♡あっ♡」
膣奥ではまだ射精の余韻がどくんっ♡どくんっ♡と脈打ち、熱い精液の鼓動が桜の肉を内側から震わせている。
その最中でありながら、悠陣は快楽に呑まれることなく、儀式を完成させるための言霊を淡々と、しかし正確に紡ぎ続けた。
魔力。
言霊。
そして快楽。
どれを欠いてもこの催渡の複雑な儀式は成功しない。
だからこそ、悠陣自身は快楽に溺れるわけにはいかない。
逆に桜の身体はまるで新しい命が脈動するように何度も快楽に跳ね上がる。
「みたせ。みたせ。みたせ。古き汝は終わり、新しき汝が生まれいでる。催華の言霊より芽吹き……狂い咲け!」
「あぁ♡あぁ♡あぁあああああ!!♡♡♡」
その詠唱が最後の鍵となり、桜の身体は魔法陣の光と快楽に呑まれながら跳ね上がった。
古き桜木は切り倒され、新しき狂気の華が咲き誇る。
ここに催渡、いや催華の儀式は至った。
***
「ふぅ……全く。学生の立場で土地の管理も楽じゃない」
本来の名である催華が廃れてしまっているような家でも、魔術師の家に生まれた以上、悠陣には魔術師としての務めが当然のように存在していた。
両親が既に他界している以上、当主は悠陣なのだから。
魔術師としての責務と、学生としての課題や人間関係。
その両方が同時にのしかかるため、悠陣は同年代の中でもかなり忙しい日々を送っていた。
ただ廃れた魔術師である催渡の家の人間としては、本業はどちらなのか。
それは本人にすら、答えられない問いだった。
「まぁ……ただ、それも悪くはありませんか」
忙しい毎日の中では、当然ながら嫌になることもある。
特に帰る時間がいつも夕方近くになるのは、どうにも気分が沈むものだった。
だが、今はもうそれすら今からのスパイスにしか感じなかった。
なぜなら悠陣が帰る先は、もうあの暗く冷えた家ではないのだから。
「ただいま戻りましたよ」
「……おかえりなさい」
玄関の扉を開け、悠陣が帰宅の挨拶を告げると、返事は家の奥からではなく、すぐ目の前から返ってきた。
まるで帰宅の瞬間ぴたりと合わせたかのような声。
指示など与えていないのに、いつも通り待ち構えていたのだと分かる。
だからこそ悠陣は、ゆっくりと視線を落とした。
「……ただいま桜」
普段着として当然のように身につける、黒革のボンテージ。
その身体を覆う締め付けが、肉の柔らかさと曲線をいやらしく強調しながら、玄関の床に三指をつき、深々と頭を垂れる姿勢を形作っている少女。
それが、桜なのだから。
「んぷっ♡じゅる♡じゅるる♡んんっ♡ふーっ♡ふー♡」
桜の用意した夕食を共に済ませると、二人は当然のように寝室へ向かった。
そこで桜は、頭を低く落とし、尻だけを高く突き上げた姿勢をとったまま、
心底美味しそうに悠陣の肉棒へしゃぶりついていた。
エナメル質のTバックショーツは桜のムッチリと張り出した尻肉をまるで押さえきれず、彼女が尻を振るたびにゆさっ♡ゆさっ♡と重たげに揺れる。
黒い光沢の布が食い込んで柔らかな肉が溢れて、揺れるたびに見せつけるような淫靡さを生んでいた。
「じゅるる♡じゅぽっ♡じゅぽっ♡んふ〜っ♡」
悠陣の股に顔を埋めたまま、頬をすぼめて肉棒に必死で吸い付き、
舌を押しつけてはじゅるっ♡と舐め回すその姿は奉仕しているという意思よりも、まるで食事の延長で楽しんでいるかのようだ。
恍惚とした息遣いが肉棒をしゃぶる口の隙間から溢れ、粘りの強い唾液が、唇の端からとろりとあふれ、顎をつたり、首筋へと細い糸を引いて落ちていく。
唾液と先走りが混ざり合ったその滴は、桜がどれほど夢中でしゃぶっているかをなによりも雄弁に物語っていた。
「本当に上手くなりましたね桜……ご褒美を出してあげましょう」
「んふーっ♡じゅるぅっ♡んんん〜〜〜っっ♡♡」
悠陣の褒美の言葉に興奮したのか、桜は一層熱心に舌を動かし、喉で悠陣の肉棒を咥えこむ。
その懸命で巧みな奉仕は一気に悠陣を射精に導いていく。
「っ……受け取りなさい!」
「んごぉ!!♡♡ ん゛う゛っ♡んぐっ♡んんん〜〜〜!!♡♡♡」
悠陣は射精の瞬間、桜の頭を掴み、彼女自身では到底届かないほど深く喉奥に亀頭を押し付けた。
そのまま、びゅるるるっ!♡と勢い良く放たれた精液が、直接桜の喉の奥へと注ぎ込まれていく。
「ん゛うぅう゛うぅぅうぅ!!♡♡♡」
その衝撃に、桜の視界は一瞬で真っ白に塗り潰され、頭の中がパチパチと弾け飛ぶ。
待ち焦がれていたものをようやく味わえた歓喜が全身を駆け巡り、膣からは壊れた蛇口のように愛液が溢れ出し、Tバックの端を濡らしながら太腿を伝い落ちていく。
喉を深く塞がれ、息すら満足にできない苦しみでさえ、今の桜にとっては甘美な幸福でしかなかった。
「ふぅ……」
「ん゛んんっ……♡♡んぅぅ……♡♡♡」
悠陣の手はただ桜の頭に添えられているだけで、押さえつけているわけではない。
本来なら、桜が喉奥を塞がれたままの状態から抜け出すことなど容易いはずだった。
それでも桜は動かない。
喉を塞がれて呼吸が奪われているにもかかわらず、自分から顔を上げようとは一切しなかった。
むしろ、その窒息に近い苦しささえ快楽に変換されているかのように、目をとろんと潤ませ、喉を震わせながら悦びの声を漏らし続ける。
「まったく……仕方ない子ですね。さぁ顔を上げなさい」
「んぅうう……♡」
苦笑しながらも、どこか満足げな声音で命じられると、桜はようやく名残惜しそうに喉奥から肉棒を引き離し始めた。
ゆっくりと顔を上げるその動きに合わせて、ずるり、と粘りついた肉棒が抜けていき、二人の体液が混じった濃い粘糸がぽたり♡ぽたり♡と甘い滴となって落ちていきながら橋を作る。
「さぁ……次は、いつものセックスをしましょうか」
「ちゅ……♡っ……!?♡」
名残惜しげに、亀頭に残った精液へと小さく吸い付いていた桜。
だが次を告げられた瞬間、はっとしたように瞳が大きく開き、その奥に熱っぽい喜色がぱっと灯る。
「はい……♡」
歪んだ精神の影響で即座に歓喜が湧き上がるとはいえ、自分の反応があまりにも露骨だったのは理解したのか、桜の頬は恥じらいでほんのりと朱に染まる。
それでも返事は迷いなく応。
むしろ身体は正直で、突き上げたままの腰がふりふり♡と揺れ、犬が主人に甘えるように期待を隠そうともしなかった。
「ハァ……♡ハァ……♡」
(きちんと、定着してますね)
四つん這いから体勢を変え、ゆっくりと悠陣の上に跨った桜は、片手で熱く屹立した肉棒を包み込むように掴み、自分の秘所へと慎重に導いていく。
その極上の光景を眺めながら、悠陣の視線は自然とボンテージの隙間から覗く白い腹部へ移る。
そこには、狂い咲く花のような紋章がくっきりと刻まれていた。
催渡の儀式によって芽吹いた狂華の紋章。
それは桜の魂に洗脳が完全に根付いた、何よりの証であり、その背徳的な美しさに、悠陣の愉悦はますます深まっていった。
「んおぉお゛ぉ……♡♡」
悠陣が観察している間に桜の膣口は、ずぷずぷ♡と肉棒の先端をゆっくりと飲み込み始めていた。
熱を帯びた媚肉が押し広がり、内側から吸い寄せるようにして亀頭を迎え入れていく感触は、何度味わおうと決して慣れることのない極上の快楽だ。
必然、悠陣の意識は自然と紋章から桜の身体へと引き戻されていく。
ただの証ではなく、目の前で自ら快楽に沈んでゆくこの牝そのものへと。
「ふふふ、またいやらしい声が出ちゃっていますよ? まぁ私はそんな桜も良いと思いますけどね」
「ん゛おぉぉぉ……♡♡こんな、太いおちんぽ……♡♡我慢出来ないぃ……♡♡♡んぉ♡んぉぉ♡」
半ばからかうような悠陣の言葉にそう返しながら、桜は羞恥を滲ませつつも腰をくねらせ、ぐりぐりと押し付けるようにしてさらに深く肉棒を飲み込もうとする。
粘ついた水音を立てながら肉棒は沈み、やがて半ばまで埋まると、桜は軽く仰け反ったまま、ぶるぶると震え始めた。
自分から受け入れているはずなのに、その太さと存在感に身体が追いつかず、快楽と熱が一気に込み上げているのだ。
「全部入りましたね……それじゃ桜の好きなように動いていいですよ」
「はいぃ……♡動き、ます……んぉっ♡ぉおっ♡ほぉおおっ♡♡」
悠陣から許可が出た瞬間、桜の瞳が熱に蕩け、腰がゆるやかに持ち上がる。
命じられるのではなく“許された”ことが嬉しいのか、その動きはどこか誇らしげですらあった。
ずっぷ♡ずっぷ♡と粘つく水音を立てながら、肉棒を根元まで呑み込み、またゆっくりと引き抜いていく。
それに合わせ、ぶるんっ♡ぶるるん♡と巨乳が大きく弾む。
薄いボンテージ越しでも隠しきれない柔らかな質量が上下に波打ち、乳首の位置まではっきりと浮き上がる。
肌に張り付いた光沢のある生地が汗でさらに密着し、肉感を強調するその様は、
服を着ているはずなのに裸よりも淫らという矛盾をこれでもかと見せつけていた。
「あはっ♡気持ちいいですか……?♡嬉しいです……おちんぽ……好きです……大好き……♡♡♡」
「えぇもちろん……とっても気持ちがいいですよ。私も桜のことが好きです」
「ふぁぁっ!♡ ありがとうございます……嬉しい……嬉しいです……♡♡んんっ♡んっ♡んぅぅぅ♡♡♡」
悠陣からの愛の言葉が耳に届いた瞬間、桜の全身に電流のような快感が走る。
単なる肉体の刺激ではない。魂の奥に刻み込まれた婚約者という役目が、その一言に反応し、歓喜として爆ぜたのだ。
途端に腰の動きが深く、激しくなる。
ずちゅっ♡ずちゅっ♡と湿った肉がぶつかり合う音は先ほどよりも重みを帯び、肉棒を根元まで叩きつけるたびに、膣奥がぎゅうっと吸い付くように締め上げる。
愛されていると信じて疑わない瞳は、とろんと蕩け切り、焦点すら怪しい。
だがその表情は、ただの快楽ではなく、認められた喜びに満ちていた。
「くっ……これはすごい……っ! なら私も応えてあげなくてはなりません……!」
「んほぉぉぉ!♡♡ おちんぽ好きぃ!♡♡ゆうじんさんもおちんぽだいしゅきぃぃいぃぃ!!♡♡♡」
桜の歓喜の叫びに呼応するかのように、膣肉が一層貪欲さを増す。
ひくひくと小刻みに震えていた蠕動は、やがて意志を持つかのように強く、深く締め上げる動きへと変わり、肉棒を逃がすまいと絡み付く。
あまりの快楽に悠陣は歯を食いしばるも、受け身では終わらない。
下から力強く腰を突き上げ、桜の動きに合わせて深く突き込む。
「んおぉお゛っ!♡♡ ゆうじんさ、激しぃっ!♡♡ んぉぉおおお!!♡♡♡」
ばちんっ♡ばちんっ♡と湿った肉同士がぶつかり合う破裂音が部屋に響き、その衝撃がそのまま桜の背骨を駆け上がる。
そのたびに桜の身体はびくりと跳ね、理性を失ったように首を振り、涎を垂らしながら甘ったるい声を撒き散らす。
その様子はもはや婚約者というより肉奴隷のようだった。
「そろそろ限界みたいですね……たっぷり注いであげますよ!」
「んひぃぃぃ!♡♡ お願いしますっ!♡♡ わらひのなかにたくしゃんらしぇーえきくらさいぃぃぃ!♡♡♡」
その懇願を合図にするかのように、悠陣はひときわ強く腰を叩き付ける。
最奥まで容赦なく突き込まれた肉棒が子宮口を押し上げ、逃げ場を失った快楽が一気に弾けた。
「イクぅぅぅううう!!!♡♡♡」
桜は背を大きく仰け反らせ、喉を震わせる絶叫とともに絶頂へと達する。
射精の最中でなお脈打つ肉棒を、膣肉はがっちりと咥え込んだまま強く締め上げる。
ひくひくと痙攣を繰り返し、一滴たりとも逃がすまいとする貪欲な蠕動が、内側から男根を締め付け続けた。
どくどく♡と流し込まれる精液が子宮を叩くたびに、桜の背筋はびくんっと跳ね上がる。
内側を満たされる感触そのものが快楽へと変換され、彼女は射精の余波の中で何度も小刻みに果て続けていた。
「ハァ……♡ハァ……♡ぁぁ……♡」
「おっと」
やがて射精の余韻が静まると同時に、桜の身体から一気に力が抜ける。
糸が切れた人形のように前のめりに崩れ落ちたその身体を、悠陣は静かに胸板で受け止めた。
まだ痙攣の名残を残す膣は男根を咥えたまま小さくひくつき、二人の間にはぬるりとした体液が絡み合っている。
しかし悠陣の意識は、先ほどまでの激しい欲望とは異なり、どこか冷静に桜を抱き留める側へと移っていた。
押し付けられた巨乳が胸元でぐにゅる♡と柔らかく潰れ、温もりが直接伝わってくる。
だがその感触に溺れることもなく、悠陣はただ片腕を桜の背へ回し、もう片方の手で後頭部を支える。
「ふふふ……今日も気持ち良かったですよ、桜」
「あふ……♡わたしも、です……♡」
悠陣がそっと髪を撫でながら褒めると、桜は嬉しそうに目を細めながら擦り寄ってきた。
猫のように喉を鳴らすような息を零しながら、桜は悠陣の胸に頬を預ける。
従順で、無防備で、そして疑いなく幸福そうなその姿に、悠陣の内側からじわりと愛おしさが込み上げていく。
こうして行為の後に抱き合う時間が日常になってから、既にしばらく経つ。
だが悠陣の胸に生まれる高揚は一向に薄れる気配がない。むしろ回を重ねるごとに、所有しているという実感と、腕の中で微笑む桜への情が深く沈殿していく。
確かにそこには、儀式によって刻み込まれた支配と独占という歪みがある。
だが、それでも悠陣は桜を愛しているのだ。
(嫡子などあの化け物にくれてやれば良いのです。催渡の名を継ぐ子供など二人目や三人目に任せればいい)
腕の中で淫らに、そして穏やかに微笑みを浮かべ始めた桜を抱きながら、悠陣は静かに思考を巡らせる。
魔術師として嫡子は確かに重要だ。
だがそれは、桜という存在に比べれば取るに足らない。
だからこそ、悠陣は交わした契約を淡々と履行するつもりであった。
悠陣にとって、本当に必要なのはただ一つ。
自分の腕の中で微笑み、名前を呼び、触れれば甘く震えるこの少女だけだ。
洗脳によって形作られた笑顔であろうと、歪めた結果であろうと構わない。
「桜……愛していますよ……」
「はい……♡あなた……♡」
限られた時間かもしれない。
終わりはあまりに悲劇的かもしれない。
だが、それでも。
どんな形ででも。
桜が今この瞬間、幸福そうに身を委ねているのなら。
それだけで、悠陣にとっては十分だった。