かぐや様は告られたい、伊井野ミコです。
何気に好きなミコちゃんです。
色々と面倒くさいから好きです。
ちなみに原作よりちょっと胸を大きい扱いで書いてます。
では、どうぞ。
「ハァ……」
かつて貴族や士族を教育する機関として創立され、二〇〇年の歴史を誇る由緒正しき名門校、秀知院学園。
貴族制が廃止された現代においてもなお、その格は揺らぐことなく、富豪や名家に生まれ、いずれ国を背負うであろう人材が数多く集められている。
選び抜かれた者たちが集うその学園には、当然ながら優劣の差が存在し、優秀と称えられる者がいる一方で、落ちこぼれと蔑まれる者もまた存在していた。
だが、雪村達也は、そのどちらにも属していない人間であった。
「贅沢なんだろうけどなぁ……」
誰に聞かせるでもなく零した達也は、飲み終えた缶を軽く放り、乾いた音を立ててゴミ箱へと収めた。
四宮グループ傘下の企業、その社長を務める父を持つ身。世間一般の基準で見れば、恵まれているなどという言葉では足りないほどの環境にある。
不自由など、本来あるはずがない。
だが、だからといって、自分が特別な存在であるとは、どうしても思えなかった。
(……その他、大勢だもんな)
この秀知院学園において、達也は間違いなくその他大勢に分類される存在だった。
突出した成績を持つわけでもなく、かといって落ちこぼれと呼ばれるほど崩れているわけでもない。
父は社長という肩書を持っているが、血筋としてはあまりにも平凡で、名家のように一目置かれることもない。
何かが足りないわけではない。だが、何も突出していない。
だからこそ、埋もれる。
それでいい。
良くはないが、それでも、構わないのだと、どこかで自分に言い聞かせていた。
だが、一つだけ我慢できないことがあった。
いや、出来たと言うべきだろう。
「……ん?」
普通であることへの劣等感。
手を伸ばしても届かないものがあるという現実。
それ自体は、若者であれば誰もが一度は抱く、ごくありふれた感情に過ぎない。
だからこそ、それだけなら、何の問題もなかったはずだった。
「これ、スマホか?」
足元に落ちていたそれに気づき、達也は自然と手を伸ばす。
拾い上げた端末はまだ温もりが残っており、ついさっきまで誰かが使っていたことを示していた。
周囲に持ち主らしき姿はない。
ならば確認するしかない、そう判断するのに、迷いはなかった。
達也は、特別に善人というわけではないが、少なくとも見て見ぬふりができるような人間ではない。
だからこそ、ロック画面を指でなぞり、持ち主を探ろうとする。
「え……?」
それが、達也を普通ではいられなくしる悪魔の誘いであるとも気付かずに。
***
「それで? 一体何の用です、か……?」
ある日の放課後。
何故か急に人通りの少なくなった学園の廊下を歩いていた伊井野ミコは、呼び出された空き教室の扉を開けた瞬間、ぴたりと動きを止める。
まるでリモコンの一時停止を押されたかのように、そのまま一切の動作を失った。
「ハハハッ、こりゃ凄いな。そのまま教室に入って扉を閉めろ」
「……はい」
教室の奥から響く軽薄な声に、ミコの身体は抗うこともなく従った。
危険がないはずもない空き教室へと足を踏み入れ、そのまま何の躊躇もなく扉を閉める。
かちりと乾いた音が静まり返った室内に響き、その瞬間、外界との繋がりは断たれた。
ミコはゆっくりと教室の中へと身体を向ける。
その動作はあまりにも滑らかで、しかしどこか不自然に整いすぎており、まるで糸で操られた人形のようだった。
そこに、彼女自身の意思は一切感じられない。
「ちょっと待ってろよ。伊井野なら、多分こっちの方が……」
そんなミコの不自然さに目も向けず、軽薄な声を出した男は、手に持ったスマートフォンを熱心に操作している。
その指は迷いながらも止まることなく動き続け、画面を何度も切り替えていく。
その男の正体は、あの雪村達也であった。
「あれ? えっと、ここはこうで……ん? これで良いのか? しまったな。きちんと先に試してみるんだった」
「…………」
ブツブツと呟きながら、達也はなおも操作を続ける。
今この場で起きている異常に対する意思は感じ取れない。
あるのはただ、思い通りにいかない操作に対する苛立ちと試行錯誤だけだった。
そんな段取りの悪い彼に、ミコは一切の反応を示さない。
視線すら向けず、ただその場に立ち続ける。
呼吸だけがかろうじて続いているその姿は、精巧に作られたマネキンのようだった。
「多分これで……そらっ!」
やっと設定が終わったのか、達也はミコへと意識を向け、顔を上げる。
そして、悪魔から渡されたようにすら感じる催眠アプリの入ったスマートフォンを、見せつけるように掲げた。
その画面の光が、まっすぐにミコへと向けられる。
ここに、ミコの悪夢が始まりを告げた。
「え……? あ、あれ……? 私……」
光を受けた瞬間、ミコの身体から張り詰めていた力が抜けるようにして、人形のような状態は解けた。
だが、それは戻ったとは言い難い。
ぼんやりとした顔で瞬きを繰り返すその瞳は、未だに焦点が定まらず、現実を捉えきれていなかった。
視線は宙を彷徨い、まるで意識だけがどこか遠くに取り残されているかのように揺れている。
自分が今どこにいて、何をされているのか。
その認識すら追いついていない時点で、ミコはまだ冷静とは程遠い状態にあった。
「よっ、伊井野。気分はどうだ?」
「きゃ!? ゆ、雪村……?」
不意にかけられた声に、ミコはようやく目の前にいつの間にか居た存在が、椅子に座っている同級生の達也であることに気付いた。
だが、その理解には一拍の遅れがある。
ミコの中での達也は、特に印象に残らない、ごく普通の男子でしかない。
だからこそ、いきなり目の前にいるという状況に、現実味を伴わないのだ。
何より未だにミコは冷静に状況を把握出来ていなかった。
なぜなら自分の身体が未だに自由に動かないという、決定的な異常にすら気づかないのだから。
「なんで雪村がここ、に……あ、あれ? うそ、なにこれ……!?」
ようやく、自分の身体が自由に動かないことに気づいたミコは、言葉を詰まらせながら困惑を深めていく。
手も足も、何の拘束もされていない。
それなのに、指一本すら動かすことができない。
まるで石にでもなってしまったかのようなその感覚に、ミコの顔はみるみるうちに焦りと不安に染まっていく。
そんな彼女の様子を前にして、達也はくつくつと喉の奥で笑った。
「いやぁやっぱりこれが良かったな。伊井野なら良い反応してくれると思ってたよ」
「……えっ!? あ、あなた、何をして……! こ、これはどういうこと!?」
笑いながら放たれた達也の言葉に、ミコはようやくこの状況を作り出した犯人が目の前の男であると悟る。
同時に、反射的に声を荒げようとするが、それは上手くいかなかった。
声を出すこと自体はできる。
だが、叫ぼうとした瞬間、何かに押さえつけられるようにして、その大きさは不自然なほどに制限されてしまう。
せいぜい、普段より少し強く発する程度で、悲鳴には、到底届かない。
明確な異常。理解できるはずのない現象。
理知的であるからこそ、ミコの思考は、その前提ごと揺さぶられ、ただ混乱だけが際限なく広がっていった。
「このスマートフォンに催眠アプリがインストールされててね。色んな設定で相手を意のままに操れるようになってるんだよ」
「……はぁ? ば、馬鹿じゃないの? そんなのあるわけ……」
混乱するミコに対し、達也は平然と言い放つ。
その顔に罪悪感の色は一切なく、むしろ悪戯を成功させた子供のような、無邪気な笑みすら浮かべていた。
軽く、当たり前のことのように語られるその内容は、あまりにも現実離れしている。
そんな態度を前に、ミコは怒りと疑いの入り混じった表情を浮かべる。
だが、その否定はどこか弱い。
現実に起きている異常が、それを完全には許さないからだ。
信じていないのではない。信じたくないだけなのだ。
「別に信じなくて良いよ。信じようが、信じまいが、結果は変わらないからね。そら、服を脱げ」
「なっ……!? ふざけないで!」
達也の意味不明なセクハラ紛いの言葉に、怒りとわずかな恐怖を滲ませながら、ミコは出せる限りの声で喉を震わせて叫ぶ。
だが、その拒絶は何の意味も持たない。
ミコの意思とは無関係に、催眠アプリの効力は容赦なく発揮されるのだから。
「そんなことするわけ……えっ!? ちょ、嘘でしょ……!」
言葉が否定を形にするよりも早く、ミコの腕がひとりでに動き出した。
自らの意志とは切り離されたその動きは、迷いなく制服へと伸びる。
まず、首元の赤いリボンがほどかれ、するりと解け落ちる。
続いて白い襟元のボタンが一つずつ外されていき、留め具としての意味を失っていく。
そして両手は背中へと回り、ためらいなくファスナーに指をかけると、そのままゆっくりと引き下ろしていった。
「だ、だめっ!? だめっ!? いやぁあああああっ!!」
自分の手で行われているあり得ない光景を前に、ミコは顔を真っ赤に染めて絶叫を上げる。
だが、その悲鳴とは無関係に、腕は止まらない。
袖から両腕が引き抜かれた瞬間、ワンピース型の制服は支えを失い、そのまま重力に従ってするりと床へと滑り落ちていく。
布が足元に落ちる感触すら、どこか他人事のように遠い。
それでもなお、手は次の動作へと移っていく。
「うそ……嘘でしょ!? それだけは、ほんとに……あぁあああ……」
もはや涙ぐみながらの叫びは、誰にも届かない。
残された清楚な白い下着にすら、その手は迷いなく伸びていく。
自らの意思とは無関係に剥ぎ取られていく下着は、最後の防壁としての意味を何一つ果たせない。
そして、あっけないほど簡単に、ミコの身体は何一つ隠されることなく晒された。
あまりの羞恥に顔だけでなく耳まで赤く染めながら、それでもミコは、せめてもの抵抗として視線だけを必死に逸らすことしかできなかった。
「おぉ……やっぱ伊井野っておっぱいデケェな! 身長はちっちゃいのに、すげぇ!」
「……っ」
隠すことすら許されないまま向けられる露骨な視線と品定めに、ミコは息を詰まらせる。
だが、その身体は達也の言葉を否定できないだけの姿をしていた。
同年代の少女たちと比べても頭一つ抜きん出た胸の膨らみ、きゅっと引き締まったウエスト、小ぶりながらも丸みを帯びた尻。
中でもその胸は、八十の半ばから後半に届くほどのサイズを持ち、小柄な体格からすればEカップはあるかもしれない。
そのアンバランスさが、かえって視線を強く引き寄せてしまう。
逃げることも隠すこともできないまま晒され続ける感覚に、羞恥がじわじわと全身へと広がっていく。
達也にとっては至高の巨乳であるそれは、清楚でありたいミコにとって、長く抱え続けてきたコンプレックスそのものだった。
「よ、よし……手を後ろに組んでろよ……」
「い、いやぁ……」
目の前まで近づいてきた達也に、ミコは涙目のままか細い声で拒絶を漏らす。
だが、その言葉が終わるよりも早く、両腕が勝手に動き出した。
自分の意思とは無関係に背中へと回され、そのまま逃げ場のない形で組まれてしまう。
続けて両足までもが肩幅へと開かれ、その位置でぴたりと止まった。
動かそうとしても、まるで最初からそうあるべき形だったかのように、身体は一切言うことを聞かない。
ただ命じられた通りに動くだけではなく、その先の意図までなぞるように整えられていくその動きは、もはや命令というよりも支配そのものだった。
「ひっ……!?」
「おぉ……こりゃ凄い……!」
達也の伸ばした手が、ミコの巨乳に触れる。
瞬間、達也の指にまるでマシュマロのような柔らかな感触が伝わってきた。
初めて触れるその感触に、思わず声が漏れる。
だが、愉快そうな達也とは真逆にミコは引き攣った悲鳴を上げた。
(いや、いやぁ……!)
逃げたいのに逃げられない。振り払いたいのに指一本動かせない。
顔を真っ赤にしたまま、ミコはその場で耐えることしかできないのだ。
ただ一方的に触れられている現実だけが積み重なり、羞恥がじわじわと全身を侵していった。
「っ……!?♡」
だが、ミコを襲うのは、羞恥や屈辱といった負の感情だけではなかった。
(え? う、嘘……!?)
達也が触れた巨乳を中心に、ミコの身体にじんわりと熱と痺れが広がってくる。
逃れようのない形で内側へと染み込んでくるその感覚に、ミコの呼吸が浅く乱れる。
生真面目ながらその感覚の正体を実は知っているミコは、戦慄していた。
こんな状況で現れていい感覚ではない。
それでも否定できないまま、身体だけが反応してしまっていた。
「っ♡っ♡っ♡」
「おぉ……すっげ」
ミコが恐怖すら抱いている中、達也はミコの巨乳を存分に楽しんでいた。
指先に伝わってくるのは、押し返すような弾力と、沈み込むような柔らかさが同時に存在する、これまでに感じたことのない感触だった。
軽く触れただけのはずなのに、指が埋もれるように沈み込み、離れがたい感触が残る。
達也が、このアプリを手に入れてから、何人かに試して触れてきた中でも、ミコの巨乳は極上の触り心地だった。
「伊井野、もう気持ち良くなってきたんだろ? 乳首、勃ってきてるぜ」
「っ!!?♡」
軽い調子で告げられた達也の言葉に、ミコは咄嗟に反論しようとする。
だが、口から零れたのは言葉ではなく、上擦った吐息だけだった。
あり得ないと否定するように視線を自分の胸へと落とした瞬間、ミコの表情が凍りつく。
そこには、まだ触れられてすらいないにも関わらず、わずかに尖り、確かに自己主張を始めている薄ピンク色の乳首があった。
「ぁ……♡ぅ……♡」
信じられない。
信じたくない。
理性は必死に否定しようとするのに、身体はそれを裏切るように反応している。
抑え込もうとすればするほど、その事実だけがよりはっきりと突きつけられる。
そんな、感じてしまっているという事実を前に、ミコの顔が絶望に染まっていった。
「こんなに勃ってんなら……こうしても良いよな」
「え……!? う、え?」
不意に胸から手を離した達也が、そのまま顔を近づけてくるのを見て、ミコは戸惑いの声を漏らす。
何をされるのか理解するよりも早く、その距離が一気に詰められていく。
だが、次の瞬間、ミコはさらなる責め苦に襲われた。
「やっ、んんんんんっ!!?♡♡♡」
達也の舌が、ミコの勃ち始めた乳首へと触れる。
瞬間、電流にも似た快楽が身体を貫き、ミコの口から今までとは明らかに質の違う甘い声が溢れ出した。
予想もしていなかった刺激に、思考が一瞬で白く飛ぶ。
乳輪をなぞるように這う舌の動きに合わせて、ぴくぴくとミコの身体が震えてしまっていた。
「ふぁ♡やっ♡あぁあ♡だめぇええ……!?♡♡♡」
片手で胸を掴まれ、指に食い込むように形を歪められながら、乳首を舌先でなぞられ転がされるたびに走る快感は、とてもミコに耐えられるものではなかった。
その刺激は容赦なく積み重なり、逃げ場もなく身体の奥へ奥へと流れ込んでくる。
自分で触った時とは比べものにならないほどの快楽に翻弄されながら、ミコは抑えきれずに喘ぎ声を上げ続ける。
「あひっ♡あぁ♡ふわぁああ♡あぁああああ……!♡♡♡」
そのまま、ミコは胸だけで快楽の極に達した。
背筋を大きく仰け反らせ、震える足でどうにか立ちながら、そのまま絶頂へと引き上げられていく。
無意識の反応だけは許されているのか、あまりに無様な姿で迎えるその絶頂は、卑猥な魅力に満ちていた。
「く、ひ……♡あ、あああ……♡」
自らが絶頂してしまったことを理解したミコは、口を開いたまま小刻みに震える。
絶望と羞恥が入り混じった感情がじわじわと心の内を侵していき、瞳からは堪えきれずに涙が溢れ出した。
それだけ、この状況で絶頂させられたという事実は、ミコにとってあまりにも大きすぎるものだった。
「はぁ……やっべ。本気になっちまいそうだ」
それは、達也にとっても同様だった。
元よりミコを狙ったのは、何度か口煩く注意されたことへの逆恨み。
そして何より、彼女に対して抱いていた淡い恋心があったからだ。
だが、実際に目の前で晒されるその身体はあまりにも魅力的で、さらに催眠で多少敏感にされているとはいえ、それを踏まえてもなお敏感過ぎる反応。
理屈ではなく、男としての本能を煽られているような感覚だった。
良くも悪くも普通だった達也を狂わせるには、十分すぎるほどの刺激だった。
「良し……! やるか……!」
ミコへの恋慕を刺激されたことと、催眠アプリによる全能感。
その二つが混ざり合い、ある程度は保たれていたはずの善良さすらも、欲望の炎に焼かれていく。
抑えなど、もはや意味をなさない。
達也の心はそのまま、次の行動へと駆り立てられていった。
「よっと……」
なんの躊躇もなく、達也はズボンを下ろし、パンツを脱ぎ捨てる。
現れたのは、固く反り返った肉棒だった。
元々、特別に性欲が強いわけではなかったはずの達也。
だが、このスマートフォンを手に入れてからというもの、その内側には異様なほどの欲求が渦巻くようになっていた。
まるで常に準備が整えられているかのように、その状態は当たり前のものになっていた。
「伊井野、来いよ」
「ぇ……? い、いやぁ!? ちょっとなにを出して……ああ!?」
達也の命令に従い、ミコの身体が勝手に歩き出す。
意思とは無関係に前へと進んでいくその動きに、ミコは困惑の声を漏らした。
だが、視線の先にいる達也の姿をはっきりと捉えた瞬間、その声は悲鳴へと変わる。
ショックで呆然としていたミコは、達也が全裸になっていたことにすら気づいていなかったのだ。
「楽しもうぜ? 伊井野」
「ちょっと……!? 本気、なの? 待って……それだけは……!」
教室の床に仰向けに寝転がった達也を見て、何をさせるつもりなのか察したミコは目を見開く。
だが、必死の拒絶とは裏腹に、その身体は止まらない。
意思とは無関係に足が動き、横になった達也へと近づいていく。
そのまま跨るように位置を取らされ、逃げ場を奪われた状態で固定される。
そして、ゆっくりと、身体が下ろされていった。
「ひ、ぎ……!?♡」
ミコが身体を下ろしていく先には、当然、達也の勃起した肉棒がある。
その尖端を濡れた秘所は咥え込み始め、押し広げられるような感覚に、ミコは小さく苦しげな声を上げた。
ゆっくりと下ろされていく動きに合わせて、先端が確実に内側へと入り込み、逃げ場のないまま異物が侵入してくる。
今まで経験したことのない痛みと圧迫感が同時に押し寄せ、ミコの思考は一瞬で白く途切れた。
口を魚のようにパクパクと開け閉めしながら、ミコはその場でただ耐えることしかできなかった。
「あぐっ♡ひぐっ♡あぐぅぅぅっ♡」
しかし、処女を失った痛みとショックに浸る暇さえ、ミコには与えられない。
催眠に支配された身体は、容赦なく腰を振り始めていた。
動き自体はゆっくりだが、そのたびに内側を擦り上げられ、敏感にされているはずの身体に確かな痛みが走る。
その痛みの中に、逃れられない快楽が混ざり込み、声には二つの相反する響きが混ざっていた。
「んー……なんか、違うんだよなぁ……良し、こうするか」
だが、その反応は達也の求めるものとは違っていた。
彼が見たいのは、痛みに顔を歪めるミコではない。
お硬い優等生が、抗いきれずに快楽へと堕ちていく姿だった。
だからこそ、その状態を引き出すために、達也はポケットにしまっていたスマートフォンを、気づかれないように操作した。
「いぎぃぃ……♡ふぁ?♡ くひぃいぃいい!?♡♡♡」
変化は、あまりにも唐突だった。
それまで確かに混ざっていた痛みが、、そのまま丸ごと快楽へと塗り替えられる。
理解が追いつくよりも早く、奥を抉る感触がそのまま甘く歪み、一拍遅れて、その全てが叩きつけるようにミコの身体へと流れ込んできた。
何が起きたのか分からないまま、ミコは反射的に嬌声を上げていた。
「あひっ♡あぁあ♡♡にゃ、にゃにこりぇえぇぇえええ!?♡♡♡」
ミコには何が起こったのか分からない。ただ、思考が追いつくよりも先に、凄まじい快感だけが容赦なく途切れることなく押し寄せてくるという事実だけだ。
それでも身体は止まらない。命じられるままに腰を振らされ、上下させられ、その動きに合わせてさらに快楽が引きずり出される。
「ハハッ! 雰囲気出てきたな! 伊井野、いや、ミコ!」
「んああぁあああ!?♡♡♡ むね、さわっちゃ、ああぁあ!!?♡♡♡」
下から伸びた達也の手が、腰を振るたびに上下に揺れ動くミコの巨乳を掴む。
そのまま容赦なく握り込み、ぐにぐにと形を歪めるように揉みしだかれる。
その状態で腰を振らされることで、内側を擦り上げる動きと胸を揉み潰される感覚が同時に重なり、ミコの身体はさらに大きく反応してしまう。
先ほど揉まれ、乳首を舐められた巨乳はすでに過敏になっており、掴まれているだけでも敏感に反応してしまうのだ。
「あぁもう我慢出来ねぇ! 俺からもいくぞ!」
「ひゃめっ♡それぇ♡んああああぁあ!?♡♡」
達也はミコの胸を掴んだまま、自らも腰を強く打ち上げるように振り始める
深くねじ込まれるように肉棒が押し込まれ、奥をゴリュ♡と掻き上げられた瞬間、ミコの身体がびくんと跳ね上がり、喉の奥から弾けるように、ひときわ大きな淫らな声が漏れた。
その反応に気を良くした達也は、間を与えることなく腰を引き抜き、すぐさま叩きつけるように突き上げ、執拗に奥を責め立てる。
「子宮が良いんだな! そらっ! そらっ!」
「んぉおおおッ!♡♡ おくっ、やめへっ♡あぁあああ!!♡♡♡」
子宮を激しく叩きつけられる衝撃がそのまま脳天へと駆け上がり、ミコは一瞬、意識が飛ぶほどの快楽を味わう。
力の入らない身体はその場でがくりと崩れかけ、それでも突き上げられるたびに跳ねるように揺さぶられる。
いつの間にかミコの唇の端からは唾液が垂れ落ち、舌がピンッ♡と突き出される。
焦点の定まらない瞳と緩みきったミコの表情は、誰が見ても分かるほどに、快楽に塗り潰されていた。
「ハァ、ハァ、ミコ、ミコ……! 出すぞ……中に出すからな……!」
「え、ぁ……!?♡」
それまで快楽に塗り潰されていたミコの意識に、達也の言葉が割り込んだ。
その内容を聞いた瞬間、ぼやけていた思考が一気に現実へと引き戻される。
今から何が起きるのか。
その当然の帰結を突きつけられ、遅れて恐怖が込み上げてくる。
「だ、だめぇ……!♡ だすなら、そとにぃ!♡ そとに、だしてっ……あ、あぁあ!?♡♡♡」
ミコは張れるだけの声を振り絞り、必死に拒絶を叫んだ。
だが、その願いが届くことはない。
興奮しきった達也が、腰の動きを止めることなどあるはずもなかった。
「もう……無理だよ! くっ……出る!」
「らめ……♡あぁあああぁあああ!!♡♡♡♡」
最後まで拒否を続けていたミコの言葉が、絶叫へと変わる。
一際強く打ち込まれた一撃が子宮を打ち据えた瞬間、先端から熱いものが解き放たれたのだ。
逃げ場のないまま注ぎ込まれる濁流は、あっという間に子宮を満たし尽くした。
その感触と熱に押し流されるように、ミコの身体もまた限界を迎え、内側を焼き焦がすような快楽に呑み込まれると、ミコも同時に絶頂していた。
「あ、ああぁ♡い、あぁああ……♡」
腟内や子宮を埋め尽くしていく熱い感覚に、ミコは虚ろな瞳で喘ぎ続ける。
意識がそのまま落ちていきそうになるほどの余韻に呑み込まれながらも、完全に途切れることはない。
まるで逃げることすら許さないかのように、催眠の効果によって意識は無理やり繋ぎ止められていた。
「あー気持ち良い……最高だなこれ」
射精を終えた後もすぐに引き抜くことはせず、達也はうっとりと呟く。
ミコに手を出すまでに、練習として何人も餌食にしてきたが、これほどの満足感を得られたことはなかった。
だからこそ、達也はあることを決めていた。
「とりあえず、な」
「ぁぁ……♡うそ……♡まだ、続けるの……?♡」
そのことを口に出すことなく、達也はまず今この瞬間を味わうことを優先した。
射精を終えたばかりだというのに、肉棒は休む間もなく再び熱を帯び、じわじわと硬さを取り戻していく。
まだ内側に繋がったままのそれが、息を吹き返すように力を増していく感覚は、意識を失いかけていたミコにも嫌でも伝わった。
その事実に、ミコは震える声で問いかける。
けれどその声音に滲んでいたのは、怯えだけではなく、どこか熱を孕んだ興奮まで滲ませてしまっていた。
「当たり前だろ……! 今度は俺が上になってやる……!」
「あぁ……!♡ らめぇ……♡」
そう言い切ると同時に、達也は体勢を変え、主導権を奪い返す。
抗う間もなく、ミコの身体は押し倒される形で、再び、熱い交わりが始まった。
***
「んちゅ♡んんっ♡んぅぅ♡んんぅううぅっ♡」
昼下がりの休日。
とある民家の一室では、淫らな情事が静かに繰り広げられていた。
一人の少女がEカップのバストでベッドの上で仰向けになった少年の肉棒を挟み込み、飛び出た尖端にねっとりと舌を這わせているのだ。
その仕草は慣れきったもので、若い男女にしてはあまりにも成熟した情事だった。
「マジで上手くなったな……ミコ……乳圧やばっ……」
「んちゅ♡ふふ……ちゅる♡ちゅるる♡んっ♡」
言うまでもなく、若い男女の正体は達也とミコであった。
日曜日で学校が休みなのもあり、今日は達也の家でデートなのだ。
無論、デートと呼んではいるが、セックスをしに来てるだけである。
達也の言葉を受け、ミコは妖艶な笑みを浮かべながら奉仕を続ける。
「んんっ♡んぅぅ♡じゅるるるぅううっ♡♡」
両手で達也の好きな自らの巨乳を掴み込み、ミコは肉棒へと押し付ける。
潰された乳肉は逃げ場を失ったように形を変え、そのまま絡みつくように密着し、ずりゅっ♡ずりゅっ♡と粘りつくように擦り上げていく。
その動きに合わせて、ミコの舌もまた先端へと吸い付き、舐め上げ、上下の刺激を同時に重ねていく。
乳房と舌を同時に使う、そのパイズリフェラは、挿入と見紛うほどの濃密な快楽を、達也へと与えていた。
「うぉ……やべ……もう出そう……」
「じゅぷるるっ♡んん♡いいよっ♡いつでも出していいからね♡ちゅっ♡」
奉仕を受けながら、達也が漏らした声にミコは甘い囁きを返す。
蕩け切った表情はどこまでも淫らで、熱に浮かされたように頬を緩ませながら、ミコ自身もまた強く昂っているのか、太ももの内側を伝う透明な液体は止まることなく溢れ、じわりとシーツへと染みを広げていた。
「っ……! 出すぞ、ミコ!」
「んぶぅううぅぅぅ!!♡♡」
そんな愛しい反応を見せられて、達也が抑えられるはずもなかった。
躊躇なく腰を突き出した瞬間、ドクンと脈打った亀頭の先から、溜め込まれていた精液が一気に解き放たれる。
勢いよく喉奥へと叩き込まれるそれに、ミコは目を見開き、身体を震わせながら悶えた。
それでも口を離そうとはせず、むしろ逃がすまいとするように喉を鳴らし、一滴たりとも零さぬように飲み下していく。
「ふー♡ふー♡ごちそうさまでした♡えへへ……いっぱい出たね♡嬉しいなぁ♡」
やがて口内から肉棒が引き抜かれると、ミコは満足げに微笑んだ。
恍惚とした表情には、未だに興奮の余韻が色濃く残っている。
だがそれだけではない。
その眼差しには、明らかに達也へと向けられた好意、どこか恋慕にも似た感情が滲んでいた。
今のミコは、ただ催眠アプリに支配されているだけではない。
繰り返し与えられた快楽によって抵抗する意思は完全に崩れ、達也を求める感情そのものが内側から生まれていた。
もはや従わされているのではなく、自分から彼を欲し、愛欲を向ける女へと変わっていた。
「ハァ……やっべ。ミコのおっぱいに包まれてるから、また勃起しちまった……」
「ふふ、またおっぱいでする……?♡ それとも……♡おまんこ、してくれる?♡」
ミコは挟んでいた肉棒をゆっくりと解放すると、そのままベッドの上で達也に身体を寄せ、擦り寄るように座り込む。
距離を詰めたまま見上げる視線は甘く濡れていて、選ばせる言葉とは裏腹に、どちらでも受け入れる気配を隠そうともしない。
その瞳の奥には、ハートが浮かんでいると錯覚するほどの情欲が燃え滾っている。
そして、そこまで求められて答えない達也ではない。
「もちろん……おまんこだ」
「あはっ……♡はい、達也……♡」
迷いのない達也の答えを聞いた瞬間、ミコの顔に満面の笑みが広がる。
そのまま自らベッドへと身を倒し、慣れた動きでM字に大きく足を開いた。
露わになった割れ目は、すでに濡れそぼり、隠すこともなく達也へと差し出されている。
羞恥や躊躇といった感情は微塵もない。
これが、今のミコにとって当たり前となったおねだりの形だった。
「今日も、いっぱい可愛がってくださいね……ご主人様?♡」
「おう、たっぷり可愛がってやるよ。俺の可愛い性奴隷さん?」
「〜〜〜〜っっ!!♡♡」
ズブッ♡と突き立てられた肉棒の感触に、ミコは声にならない歓喜の声を上げる。
何度味わっても飽きることのない極上の快感が、一気に内側へと広がっていく。
瞳の奥が熱を帯び、気づけば悦びの涙が零れ落ちていた。
あの日、最初は確かに痛みを覚えた腟内も、今ではすっかり解れきっている。
迎え入れるように蠢きながら、絡みつくように竿全体を締め付け、応えていた。
「ふぁああああッッ!♡ あぁああああッッ!!♡♡♡」
激しい抽送が開始されると、ミコは声を抑えることなど出来ないほどに乱れ狂った。
打ち込まれる衝撃が深く響き渡り、溢れんばかりの快感がそのまま脳髄へと突き抜けていく。
身体はそのリズムに合わせて揺さぶられ、突き上げられるたびに大きく跳ね上がる。
溢れ出した愛液は結合部から弾かれるように飛び散り、滴る間もなく次の動きで掻き乱されていった。
「本当に最高だな! 大好きだぞ、ミコ!」
「うんっ♡私も好きっ♡ご主人様のことが大好きぃぃぃ!♡」
二人は名前を呼び合うだけで、互いの昂りをさらに高めていく。
言葉を交わすたびに、快楽だけではない感情が確かに重なり合っていた。
そこにある想いに、もはや偽りはない。
キッカケは最悪で、快楽に溺れた果てに歪みきった関係であったとしても、それでもなお、今この瞬間、二人は確かに愛し合っていた。
「トロトロのまんこのせいですぐ出ちまいそうだ……良いよな、ミコ?」
「はいっ♡ご主人様っ♡来て、私のおまんこにたくさんせーえき出してくださいぃぃぃ!♡♡♡」
昂りすぎて今にも射精してしまいそうな達也の言葉に、ミコは弾むような声で応えた。
その声音は熱を帯び、求める気持ちがそのまま滲み出ている。
さらに逃がすまいとするように、達也の首へと腕を回し、足も腰へと絡めて強く引き寄せる。
自ら密着を深めながら、次に訪れる瞬間を待ち受けるように身体を預けたのだ。
「出るっ!」
「〜〜〜〜〜〜〜ッッ!!♡♡♡」
その瞬間、これまでで最も深く結ばれた感覚が生まれ、二人は同時に果てた。
肉棒を駆け上がった白濁液が、そのまま勢いよく解き放たれ、奥へと注ぎ込まれていく。
内側に流れ込んできた熱の奔流を感じた瞬間、ミコは達也へと強く抱きついたまま、全身を強張らせる。
今日一番の絶頂に引き上げられたミコは、小刻みに震えながら痙攣を繰り返した。
内側は貪るように絡みつき、締め付けを強めながら、一滴たりとも逃がすまいと収縮していた。
「くぅ……全部搾り取られそうだ……! 愛してるぞ、ミコ……!」
「わた、しも……あいしてる♡ごしゅじんさま……♡」
抱き合ったまま、互いに愛の言葉を交わし続ける二人。
何度も繰り返してきたやり取りであっても、その言葉に込められた想いが揺らぐことはない。
「んっ……ちゅうっ……♡」
どちらからともなく唇を重ね、名残を確かめるようにゆっくりと触れ合う。
歪んだ関係から始まったカップルのセックス休日は、まだまだこれからなのだ。