魔都精兵のスレイブ、山城恋です。
いつか書いてみたかった娘。
自分の好みに合いますからね。
ただまぁここまでやっても勝てない可能性はありますが、御愛嬌ということで。
では、どうぞ。
「ここ、まで……なの、か……?」
一人の男の命が今、まさに尽きようとしていた。
男は傭兵であった。
最後に受けた任務は、本来の作戦から目を逸らすための陽動作戦。
危険であることは理解していたし、それを承知で引き受ける程度には場数も踏んでいた。
だが、その危険は男の経験からくる予想を遥かに上回っていた。
「ちく、しょう……」
男が居た隊の前に現れたのは、一人の女。
その女が人類を魔都の脅威から守るために作られた組織、魔防隊の総組長兼十番組組長。
山城恋であったのが、男の運の尽きだった。
「目の前が霞んできやがった……」
異様な力を持っていた味方ですら、一瞬で蹴散らされた。
何が起きたのか理解する間もなく、男自身もまた巻き込まれるようにその一撃を受け、地面へと叩きつけられた。
それでも、運良く男だけが、かろうじて命を繋いでいた。
だが、その事実に気付いていながら、恋は足を止めることすらしなかった。
視線が向けられることもなく、ただ通り過ぎた。
まるで、最初から存在していなかったかのように。
(ぁぁ……だけど……)
しかし、傭兵として長く戦ってきた男を支配したのは、路傍の石のように打ち捨てられる屈辱や怒りではなかった。
むしろ、その逆だ。
(あの、女……犯っ……て、みたかっ……た……)
掠れた意識の中で、男は確かにそう思っていた。
あまりに圧倒的な力と、美しさ。
手も足も出ずに叩き伏せられ、存在すら無視されたというのに、その姿に対して恐怖よりも先に湧き上がったのは、歪んだ興奮だった。
人前で露わにするようなことはなかったが、男は極めつけのサディスト思考を持っている。
屈服させ、壊し、支配することに快感を見出すその性癖は、常に満たされることなく燻り続けていた。
そして、山城恋という存在は、その全てに突き刺さった。
あれほどの力と誇りを持つ女を、自分の手で捻じ伏せることができたなら。
その想像だけで、死にかけの身体の奥に、鈍く熱が灯る。
それは、到底叶うはずもない願望でありながら。
それでもなお、消えない欲望だった。
(あの、なまいき……な……つらを……)
人によっては走馬灯が浮かぶほどの死の間際。
だが男の脳裏に浮かぶものは、過去でも、仲間でも、後悔でもない。
浮かぶのは、ただ一つ。
あの女の顔だ。
圧倒的な力で全てを踏み潰しながら、それでも当然のように立っていた、あの女。
その姿が、焼き付いたように離れない。
ただただ、あの女を犯したい。
その思いだけが、掠れていく意識の中で何度も何度も浮かび上がり、消えきることなく残り続ける。
(ぐちゃ……ぐちゃ……に……)
(面白い)
その欲望に塗り潰された走馬灯の中へ、不意に“何か”が混ざり込む。
本来あり得ないはずの異物。思考とも記憶ともつかない、輪郭の曖昧なノイズ。
だが、瀕死の男はそれに気付かない。
意識はすでに現実から乖離し、ただ自らの欲望だけに縋りついている。
死の間際であるというのに、その精神は沈みゆく船に身を任せるように、歪んだ願望の中をただ揺蕩っていた。
だから、気付かない。
(その願い……叶えてやろう)
それが、自分の思考ではないことにも。
そしてそのノイズこそが、異界に潜む神とすら呼べる存在との契約であることにも。
***
(っ……なん、なの……!)
普段の彼女らしくもないほどに、恋には余裕がなかった。呼吸を整える間すらなく、視線だけが鋭く周囲を走る。
変異体と思われる醜鬼を含めた醜鬼の集団の討伐任務。
本来であれば問題なく制圧できるはずの規模。
丁度手の空いている者がいなかったからこそ、恋自らが出撃したに過ぎない。
だが、その判断が、恋の人生において有り得ない事態を引き起こしていた。
「ハハ……あぁ……いい……ツラだ」
その異常の中心にいる醜鬼は、近年になって確認されるようになった人型醜鬼に酷似している。
元は軍事用だったと見えるボロボロのベストを纏い、立ち姿だけを見れば、どこにでもいる一人の男にしか見えない。
だが、その見た目に反して、彼は異様な力を持っていた。
(どういう……カラクリ……)
男と距離が近付くに連れて、恋の異能の力が消失してしまうのだ。
それは、恋の持つ万物を総該した無限宇宙の全一の能力の一つ、能力の無効化に近いものだろう。
だが、それとは別に、男からは異常とも呼べる何かが滲み出していた。
恋とて上手く説明はできない。
だが、恋はその異質さを、確かに感じ取っていた。
「ハッ……考えても……無駄、だぜ?」
魔防隊の総組長兼十番組組長。
山城恋は最強である。
その能力、万物を総該した無限宇宙の全一は、他の追随を一切許さぬ、まさに神の如き力。
圧倒的という言葉ですら生温いほどの絶対性を備え、正面から彼女に抗える者など、本来なら存在しない。
だが、そんな彼女にも一つだけ、本来なら弱点にすらならないはずの綻びがあった。
それは、自らの強さへの慢心である。
「っ!?♡」
だから、理の外の力に虚を突かれてしまう。
「お腹の奥が……♡ハァ……♡」
不意に訪れた異変に、恋は思わず下腹部を押さえ、その場に蹲る。
直後、身体の内側から一気に熱が込み上げ、呼吸が乱れ始める。
下腹部の奥から、じわじわと広がっていく甘い痺れ。
まるで身体の内側から溶かされていくような、抗いようのない感覚が広がっていく。
その熱は確実に全身へと伝播し、思考すら鈍らせていく。
恋本人はまだ気付いていないが、その表情はすでに、明らかに発情へと染まり始めていた。
「……ん、はぁ……♡」
今まで感じたことのない感覚に戸惑いながらも、恋は何とか息を整えようと熱い息を零す。
だが、その隙を男が許すわけはない。
「戸惑ってる……なぁ? ハハハッ」
「っ!?♡」
いつの間にか、蹲る恋を見下ろす位置にまで踏み込んでいた男が、無造作に手を振る。
その一振りだけで、恋の纏っていた魔防隊の隊服の上半身が細かく裂け散り、内側に付けていたブラジャーまでもが耐えきれずに弾け飛んだ。
露わになった張りと弾力を兼ね備えたバスト84の巨乳が束縛から解き放たれた瞬間、大きく跳ね上がって上下に揺れる。
露わになった柔肉は、呼吸に合わせて揺れながら、無防備に晒されてしまっていた。
「この……っ!♡」
羞恥と怒りに一気に血が上り、耳の先まで真っ赤に染めた恋は、反射的に片腕で胸を押さえながら男へと殴りかかろうとする。
だが、その動作に移ろうとした瞬間、下腹部の奥がズクンッ♡と大きく脈打ち、内側から抉られるような疼きが一気に強まって、腕を上げることすらできない。
今の彼女に出来るのは、屈辱と羞恥に潤んだ瞳で男を睨みつけることだけだった。
「ぁぁぁ……たまん、ねぇ……」
「っ!?♡ どこ、触っ、んあああっ!?♡♡」
ただ恋に惹かれるように、男の手が彼女の身体へと伸びる。
その狙いは、恋の巨乳。
ガシッと掴まれた恋らしい反発の強い乳肉は、男の指の力を正面から受け止めながらも、押し潰されることなく弾き返すように形を歪める。
指が食い込み、肉が押し広げられてもなお、その張りと弾力は失われない。
だが、鷲掴みにされているにも関わらず、恋の身体に走ったのは痛みではなかった。
食い込む指の圧は確かに強く、痛みが走ってもおかしくないはずなのに、その感触は胸の奥でじわりと熱へと変わり、甘い痺れとなって広がっていた。
「くっ、あぁんっ!!♡♡ あぐっ、うっ、ああぁっ!♡♡」
「クククッ……もっと声、出せよ……」
男の指が蠢くたび、恋の巨乳が形を変えながら指の間に沈んでいく。
ただ柔らかいだけではない。押し返すような強い弾力と、掴まれてなお屈しきらない恋自身の反発。その両方をまとめて揉み潰すように、男は指を深く食い込ませ、乳肉を持ち上げ、執拗に捏ね回した。
「ふざけなっ、んぁあっ!♡♡ さわ、るにゃぁあんっ!♡♡」
強引に形を歪められても、恋の胸はすぐには潰れきらない。
男の手を押し返すように張りを保ち、その度に指の間でむちりと肉が盛り上がる。
けれど、その抵抗ごと握り込まれるたび、胸の奥には痛みではなく、甘く濁った痺れが流し込まれていった。
しかも男は、ただ乱暴に弄んでいるだけではない。
恋の胸の感度を上げる能力を同時に使っているため、指が食い込むたび、抵抗のために強張った身体へ快感だけが過剰に染み込んでいく。
怒りに染まった顔のまま頬は熱を帯び、噛み締めた唇からは、拒絶の言葉に紛れて甘い吐息が零れてしまっていた。
(こんな……♡こんなこんなこんな……!♡)
屈辱。屈辱。屈辱。
生まれてから初めて味わう、許容量を遥かに超えた屈辱が、恋の内側を埋め尽くしていく。
生命の極み。地球の答え。
そんな賛辞を当然のものとして受けてきた恋が、今まさに、かつてないほどに追い詰められていた。
「く、ふぅ♡ああっ♡はぁぁぁ♡」
抗おうとする意志も、押し返そうとする誇りも、そのすべてを男の指先に捏ね回されているようだった。
あれほど強かった乳肉の反発すら、少しずつ柔らかくなっていく。
男の手を弾き返していたはずの張りが、快楽を含むたびにじわじわと解けていく。
それはまるで、恋自身の強さと誇りまでもが、胸の奥から蕩かされていくかのようだった。
(こん、な……♡)
だからこそ、恋は耐えきれなかった。
「んんんんんんぅっ!?♡♡♡」
堪えきれなくなった恋の身体が、びくんと大きく弓なりに反り返る。
腰が激しく痙攣し、全身から力が抜けるのと同時に、視界が真っ白に染まった。
その直後、下腹部の奥がじんわりと温かくなり、下着では受け止めきれなかった愛液が太腿を伝って滴り落ちた。
最強であるはずの山城恋が。
生命の極み、地球の答えとまで呼ばれた女が。
遂に、胸を弄ばれただけで、無理矢理絶頂させられてしまったのだ。
「ぁ……♡くっ……♡」
あまりの屈辱と現実感のなさに、恋は己の身に何が起こったのかさえ正しく理解できていなかった。
胸を弄ばれただけで絶頂させられたなど、理性が認められるはずがない。
認めた瞬間、自分を支えていた誇りの何かが決定的に崩れてしまう気がするのだ。
だが、そんな恋の想いとは裏腹に、身体は勝手に反応を示してしまう。
「まだ、まだ……」
「くふぅぅんっ!?♡♡♡ んあぁああああっ!?♡♡♡」
男はなおも執拗に、恋の巨乳を責め立ててきた。
既に完全に蕩けきった乳肉へ指を食い込ませると、根元から先端にかけて搾り上げるように揉み込んでいく。
先ほどまで男の手を弾き返していた張りは、快楽を含みすぎたせいか甘く緩み、指の動きに合わせて形を変えながら、ぬるく熱を帯びていった。
逃れようとしても、力が入らない。
胸を責められるたびに下腹部の奥まで疼きが響き、絶頂の余韻を無理矢理掻き回される。
その追撃に、恋はなすすべもなく喘ぎ散らすしかなかった。
「あぁあああぁああぁ!♡♡」
いつしか、快楽を抑えるために下腹部へ添えられていた恋の手も、力なく滑り落ちていた。
その瞬間、最後の支えを失ったかのように、残されていた隊服や下着までもが細かく裂け、バラバラに弾け飛んでいく。
「こん、あぁああああっ!?♡♡」
完全に晒された恋の秘所からは、愛液がとめどなく溢れ出していた。
絶頂の余韻と、止まらない快楽に緩みきったそこから、透明な液が太腿を伝って滴り落ち、地面へと広がっていく。
やがて足元には、恋自身の屈辱を形にしたような大きな水溜まりが作られていた。
「良い顔だぁ……もっと、見せろ……!」
「待ちなさ……押す、な! あぁああ……♡」
一転して、男の手付きが巨乳を押し潰すような動きへと変わる。
強く押し込まれる圧に耐えきれず、恋の身体はそのまま後ろへ倒れ込んでしまった。
しかし、それでも男の手は離れない。
仰向けに倒れた恋の胸に食らいついたまま、逃がす気などないとでも言うように、さらに指を深く沈めていく。
「良く、伸びるようになったなぁ?」
「やめ、くほぉおおぉおおっ!!♡♡♡」
仰向けに倒れた恋へ、容赦のない責めがさらに重ねられる。
ただでさえ敏感になりきった乳肉を掴まれたまま、そのまま真上へと引き伸ばされる。
強引に引かれた乳房は楕円を描くように歪み、張り詰めていた形が無理やり変えられていく。
本来であれば、痛みが走ってもおかしくないほどの引き伸ばし。
だが、そのすべては男の能力によってねじ曲げられ、圧も歪みも、すべてが快楽へと変換されてしまう。
引っ張られるたびに胸の奥から痺れが走り、下腹部の疼きまで連動して、恋の抗おうとする意志ごと快楽で塗り潰していく。
(許さない許さない許さない許さないぃぃぃ!)
だが、恋の意思は、快楽に塗り潰され切るその寸前で、必死に踏みとどまっていた。
もはやそれは、理性による抵抗ではない。
子供が癇癪を起こすかのような、ただ感情だけで拒絶する稚拙な反発。
だが、だからこそ、折れない。
道理も、理屈も、もはや存在しない。
自分は絶対者である。
誰にも屈しない存在であるという、その自負だけを拠り所に。
その歪ですらある確信だけが、恋を快楽へと溺れさせないよう、かろうじて繋ぎ止めていた。
「キ、ハハハッ!」
「っ!?」
一瞬人であらざるものを感じさせる笑い声を男が上げた瞬間、恋もまた目を見開いた。
男が笑った理由を感触で理解してしまったのだ。
「それだけは、ほんとにぃ!? んぎぃぃぃいいぃっ!?」
次の瞬間、メリメリと、これまで経験したことのない感覚で秘所を無理矢理こじ開けられる。
内側から引き裂かれるような圧迫感が一気に押し寄せ、恋は反射的に絶叫した。
押し込まれた肉棒によって、閉じていた入口が強引に拡張されていく。
みちみちと嫌な感触を伴いながら、限界を超えて押し広げられ、拒むこともできないまま内側へと侵入されていく。
「やめ、やめ、あぁ!? やめ、てぇ!」
処女膜にさえ食い込んでくる肉棒に、遂に恋は明確な懇願の声を上げた。
処女を奪われるという未知の痛みと現実が、これまでに築き上げてきた絶対的な自尊心を音を立てて崩し去っていく。
生命の極み。地球の答え。
誰よりも強く、誰にも屈しないはずの自分。
その確信が崩れた空洞へ流れ込んできたのは、理性でも怒りでもなく、女として植え付けられた、本能的な恐怖だった。
だからこそ、彼女の喉から漏れたのは罵倒でも命令でもなく、情けないほど切実な懇願だったのだ。
「くぅううううう……!♡」
何より恋の自尊心を削っていたのは、処女を奪われる感覚が痛みだけではないことだった。
処女膜を破られていく痛みは、確かにある。
経験したことのない鋭い圧迫感に、身体は拒絶するように強張り、恋の思考も恐怖と屈辱で塗り潰されていく。
だが、それだけではない。
(こん、なの……さい、ていっ……♡)
同時に、そんな痛みを打ち消してしまいそうなほどの快楽が、恋の奥底から容赦なく湧き上がってくるのだ。
痛いはずなのに、熱い。拒んでいるはずなのに、身体が勝手に震える。
その矛盾が、余計に恋の惨めさを募らせていた。
最強であるはずの自分が、こんな屈辱の中で快楽を覚えてしまっている。
その事実が、恋の中に残っていたわずかな尊厳すらも、容赦なく削り取っていく。
「お前の、処女、頂きだ……!」
「ひぎっ!?♡♡♡ あぁああぁああっ!!?♡♡♡♡」
だが、そんな恋の懇願を男が汲み取ることはなく、無慈悲に腰が深く突き出される。
瞬間、半ば破れかけていた処女膜が一気に突き破られた。
恋の身体がびくんと大きく跳ね、最奥にまで到達した肉棒の先端が、子宮口を穿つように突き刺さる。
その衝撃に、恋の頭の中が真っ白になった。
これまでとは比べ物にならないほど強烈な快楽や挿入されたという現実が、一つになって脳裏へ叩き込まれ、恋の思考を一瞬で支配し尽くす。
最強として積み上げてきた自負も、拒絶しようとする意思も、その圧倒的な感覚の前では意味を成さず、ただ身体の奥から突き上げる衝撃に呑み込まれていった。
「ぁ……ぁぁぁあ……♡」
あまりのショックと快楽に、恋は生まれて初めて本気で呆然自失となっていた。
視界に映る空がぐるぐると回り、焦点がまるで定まらない。
何を見ているのかすら分からず、世界そのものが歪んでいく。
思考は混濁し、言葉を紡ごうとしても音にならない。
身体と心が繋がっていない。
自分の身体のはずなのに、自分のものではないような違和感だけが残り、輪郭が曖昧に崩れていく。
それほどまでに、強烈すぎる処女損失だった。
「ぁ……くぁ……♡わたし……♡」
ようやく意識が現実へと追いつき始めた頃、恋はぼんやりと視線を彷徨わせ、そのまま自分の身体へと落とした。
目に入ったのは、大きく割り開かれたままの脚。
その間、股間部からは一筋の鮮血が流れ落ち、地面に染みを作っている。
だが、それ以上に目を逸らせなかったのは、熱を帯びた愛液がとめどなく溢れ出し、鮮血に混ざりながら、未だ突き刺さったままの肉棒へ絡みついていたことだった。
自分の身体が、まるで男を求め、離すまいとしているかのように、淫らな反応を示してしまっている。
その現実を目にした瞬間、恋の胸の奥で、残っていた誇りがまた一つ軋んだ。
「キキ……」
「あっ……!?♡」
しかし、そんな感傷に浸る時間さえも恋には与えられなかった。
「んあぁああぁぁぁ!?♡♡♡」
男が腰を引き、再び深く打ち付けてくる。
そのたびに恋の腰がびくんと跳ね、仰向けに投げ出された身体が地面の上で揺さぶられた。
受け止めきれない衝撃に背中が反り、太腿が震え、足先が小さく痙攣する。
息を吸う間もなく突き上げられるたび、喉の奥から勝手に甘い悲鳴が絞り出されていく。
すっかり柔らかくなった巨乳は、身体の揺れに遅れてぶるるんっ♡と大きく跳ね上がる。
男の動きに合わせて乳房が上下に波打ち、揺さぶられていく。
「ら、めっ♡こん、んぉおおぉおっ!♡♡ あぉおぉぉぉぉ!?♡♡♡」
奥を突かれるたびに、腹の奥から全身に痺れが抜けていく。
身体の芯を揺さぶられるような快楽に、恋の指先は力なく震え、開いたままの脚も閉じることができない。
全身を揺さぶられるたびに、恋の思考は少しずつほどけ、まともに形を保てなくなっていった。
「堕ちろ! 堕ちろぉ!」
「あぉおおおおっ!♡♡ あぁあああぁああっ!♡♡」
それはまさに、獣が上下関係を植え付けるようなセックスだった。
一突きごとに、恋の奥深くへ力が叩き込まれる。
そのたびに身体は跳ね、喉からは意思に反した声が漏れ、恋の中から大切なモノが少しずつ失われていく。
これまで恋を恋たらしめていたものが、男の荒々しい腰使いによって快楽と共に打ち砕かれ、掻き消されていく。
絶対者として積み上げてきた自負も、誰にも屈しないという誇りも、快楽の衝撃に揺さぶられるたび、形を保てなくなっていった。
(らめっ♡堕とされるっ♡こんなのでっ♡私が、堕と、されるぅぅ♡)
もちろん、恋の精神は必死に抗っている。
堕ちるものか。屈するものか。こんな男に、自分が壊されるはずがない。
そう叫び続けているはずなのに、守ろうとしたものは指の隙間からこぼれる砂のように、掴むほどに崩れ落ちていく。
その喪失を自覚するたびに、恋はさらに惨めな快楽へと引きずり込まれてくのだ。
「くっ……!! あぁああああっ!!」
「ム……?」
それをさせたのは、恋の高潔な精神か。
それとも、あまりに強すぎる力を持っていたがゆえに、育ち切ることのなかった情緒のせいか。
理由は定かではない。
だが、その瞬間、恋はまるで幼子のように暴れ始めた。
「あぁあああああっ!!」
もはや技も理もない、ただ手足を滅茶苦茶に振り回すだけの、あまりにも稚拙な抵抗だった。
だが、その制御のない暴れ方こそが、これまでで最も効果的だった。
抑え込まれていたはずの身体が大きく揺れ、男の腕が弾かれそうになる。
計算も何もない動きが、逆に読みを外し、男の拘束を崩しかけていた。
(私は……山城恋! 負け、ない……こんなの、で負けられ……ない!)
抗う。抗う。抗う。
恋が恋であり続けるために、彼女は恥も外聞もすべて捨て、ただ必死に抵抗する。
理性も体裁もかなぐり捨てて、それでもなお、折れない一点に縋りつく。
屈するなど、あってはならない。
敗北するなど、あってはならない。
たとえ身体がどう反応しようと、どれだけ追い詰められようと。
こんなもので、終わっていいはずがないと。
そう、心に決めて。
「ハァ……」
だが、その恋の想いは、一瞬で潰される。
「ひぐぅううぅぅぅぅぅっ!?♡♡♡」
男のため息交じりの一突きが、恋の子宮口へと叩き込まれた。
先ほどまでの荒々しいピストンとは比べ物にならない、重く、深く、逃げ場のない一撃。
杭打ち機のように身体の芯へ突き刺さったそれは、暴れていた手足も、必死に繋ぎ止めていた意地も、まとめて押し潰した。
恋の身体がびくんと大きく跳ね上がる。
喉の奥から絞り出された悲鳴は、途中で甘く崩れ、全身を駆け抜けた快楽が思考を白く塗り潰していく。
心に決めたはずのすべてが、たった一突きで粉々に砕かれた。
そう、今の一撃で、恋は絶頂してしまっていた。
「ぁ……ぁぁぁ……♡♡♡」
しかも、恋の絶頂はただの絶頂ではなかった。
それが何を意味するのか、恋自身にも分かっていながらも止められない。
首を反らしたまま身体を戻す余裕すらなく、弛緩しきった肢体は男の一突きに支配されたまま、ただ絶頂の余波に震え続ける。
あまりに強烈な絶頂感に支配され、全身から力が抜け落ちてしまったからか、彼女の秘所から潮が噴き出し始める。
びくびくと腰を痙攣させるたびに、熱を帯びた飛沫が溢れる。
山城恋という絶対者の身体が、快楽に屈した証を、否応なく撒き散らしてしまっていた。
「無駄なん、だヨ……お前ハ、負けタんだ」
「ぁ……♡」
異形と化していく男の言葉が、スルリと恋の胸の奥へ入り込んでいく。
それは、絶対に認めたくなかったことだった。
例え力を封じられようとも。
例え処女を奪われようとも。
例え身体が快楽に屈し、無様な痕跡を晒してしまおうとも。
それだけは、認めたくなかった。
自分は山城恋。
生命の極み。地球の答え。
絶対者として、敗北などあってはならない存在。
だが、もう否定できない。
その言葉は、ただ耳に届いたのではない。
絶頂で緩みきった心の隙間に入り込み、恋が必死に守っていた最後の芯へと触れてしまった。
「わた、し……は……♡ぁぁぁ……♡」
認めたくない。
認めるはずがない。
それでも、胸の奥で何かが崩れていく。
絶対者たる自分が、負けたという事実に。
「も、もう……」
「ア……?」
「もう……許し、てぇ……♡犯さ、ないでぇ……♡」
遂に恋は、まるでどこにでもいる普通の少女のように、男へ許しを請い始めた。
か細く震える声。潤んだ瞳。
力の抜けきった身体が、びくびくと頼りなく揺れている。
先ほどまで抗っていた意志の欠片すら残っていない。
ただ怯え、縋り、許しを求めるだけの存在へと成り下がっていた。
その姿は、とても最強の女とは思えないほど哀れで情けなく、それでいて、ひどく艶めかしい。
自尊心も誇りも、すべてを踏み潰され、削り取られた果てに辿り着いた姿。
そこにいるのはただの、敗北者であった。
「クッ……ハハハハハハッ!」
そんな敗北者に送られる言葉は、ただ一つ。
「ダメだナ!」
「あぁあああぁああああああ!!?♡♡♡」
一言の拒絶と共に、男のピストンが再開される。
それは先ほどの一撃ほど重く、意識ごと叩き潰すようなものではなかった。
だが、もはや今の恋に耐えられるはずがない。
一突きごとに身体がびくんっ♡と痙攣し、力の抜けた腰が無様に跳ねる。
逃げたい。許してほしい。もうやめてほしい。そう思っているはずなのに、絶頂に緩みきった秘所は、肉棒を逃がすまいとするように痛いほど締め付けてしまう。
「このまま、ナカに出してやル!」
「らめっ♡あぁああっ!♡ らめぇぇぇぇ!?♡♡♡」
拒絶の言葉すら、もはや恋にはまともに形に出来ない。
喉から漏れるのは、悲鳴なのか、喘ぎなのか、自分でも分からない声ばかり。
だからこそ、当然の結果が待っていた。
「ひぐぅうぅぅぅぅぅ!?♡♡♡」
弾けるように肉棒の先端から噴き出した精液が、恋の膣内へと一気に流し込まれる。
火傷しそうなほどの熱が奥へ奥へと押し込まれ、子宮の内側まで満たしていく。
どろりとした粘性の液体は瞬く間に内部を満たし切り、受け止めきれなかった分が溢れ返る。
秘所の縁からぶびゅっ♡と音を立ててこぼれ落ちるのを恋の身体は止めることもできない。
「ひっ……♡ひぃっ……♡」
中に注ぎ込まれた熱量に押し上げられるように、小さな絶頂を何度も繰り返し、恋の口から断続的に嬌声が漏れ続ける。
やがて長い射精が終わりを迎える頃には、恋はぐったりと脱力しきっていた。
全身から力が抜け、指先一つまともに動かせない。ただ荒い呼吸だけが、かろうじて意識の残滓を繋ぎ止めている。
だが、それでも終わらない。
「ハァ……一回じゃ、治まんねぇ……」
「そん、な……もう、ゆるし、あぁあああああっ!?♡♡♡」
再び始まったピストンに、恋の身体がびくんと跳ねる。
中に注がれた熱をかき混ぜられるたび、奥からぶり返す快楽が全身を駆け抜け、思考の残滓すら容赦なく塗り潰していく。
それは、敗北者となった彼女に与えられる罰。
恋はただ、終わらない快楽に狂わされていくしかないのだ。