※この作品はR-18です。

快楽に堕ちるメス達   作:ムマ・N

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有償リクエストより
時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん、アリサ・ミハイロヴナ・九条、マリヤ・ミハイロヴナ・九条です。
実は最近まで知らなかった作品なんですが、かなり人気作なんですね。
きちんとアニメなんかもチェックしないとなぁなんて思いました。
いつもとちょっと違う雰囲気かつ、再現とか怪しいかもしれませんが、それでも宜しければ、どうぞ。


お遊びでやってみた催眠によって人生を狂わされた美少女姉妹は、快楽に満ちた日々を悦んでます(アーリャ、マーシャ)

 

「おいおい……マジかよ」

 

 人は誰しも、ダメで元々と分かっていながら、あり得ないことを試してみたくなる時がある。

 男、催渡和人が今日したことも、それに近い。

 いや、正確にはそれよりもずっと馬鹿げていた。

 成功する可能性など最初から欠片も信じておらず、ただの悪ふざけ、少し変わった暇潰しくらいにしか考えていなかったのだ。

 だからこそ、和人自身が目の前で起きている光景を信じられずにいた。

 だが運命というものは、時として本人さえ予想しなかった、あまりにも酷いサイコロの目を平然と出す。

 二人の少女の人生を大きく狂わせてしまうとしても。

 

「…………」

 

「…………」

 

 孤高のお姫様、アリサ・ミハイロヴナ・九条。

 学園の聖母、マリヤ・ミハイロヴナ・九条。

 和人の目の前にいるのは、学園でも知らぬ者はいないほど有名な美人姉妹だった。

 しかし今、その二人から普段の面影はほとんど感じられない。

 揃って背筋を伸ばしたまま直立し、和人が目の前にいるというのに、声を掛けることも、互いに顔を見合わせることさえない。

 何より異様なのは、その瞳だ。

 焦点の合わない目はどこか虚ろで、ただ何もない空間をぼんやりと眺め続けている。

 事実として、今の二人はとても普通の状態ではなかった。

 

「まさか、本当にかかるなんて……」

 

 キッカケは、生徒会室にあった一冊の本。

 その本を見つけて面白がったマリヤが、催眠術を試してみたいと言い出したのだ。

 もちろん、本当にそんなものが効くと信じていたわけではない。

 ちょうど暇潰しにはなるだろうと、まずはマリヤが本に書かれた通りに試してみたものの、結果は何も起こらず失敗。

 続いてアリサも同じように試してみたが、やはり相手には何の変化も見られなかった。

 結局、催眠術なんてものは本の中だけの話。

 そんな当たり前の結論で終わるはずだった。

 だが、最後にもう一人くらい試してみようという話になり、そこで白羽の矢が立ったのが、ちょっとした違反の罰として生徒会の雑務を手伝わされていた和人だった。

 

「…………」

 

「…………」

 

 その結果が、今の二人の状況だ。

 

(いや、たしかにおじさんはあるって言ってたけど)

 

 和人自身はまるで信じていなかったが、彼の親戚には本物の催眠師を自称する変わり者がいた。

 そして以前、その男から和人には催眠術の才能があるとも言われていたのだ。

 とはいえ、そんな話を真に受けたことなど一度もない。

 今回だって、雑務を押し付けられて多少不満が溜まっていたところに転がり込んできた、ただのお遊びだった。

 二人が失敗した後なのだから、自分がやったところで結果は同じ。

 和人もまさか、本当に自分の手で、それもこんな簡単に催眠をかけられるなんて思ってもみなかった。

 

「暑い……」

 

「私……も……」

 

「うおっ!?」

 

 そうしている間に、不意にアリサが動いた。

 虚ろな瞳のままゆっくりと立ち上がると、自ら制服へ手を掛け、その襟元を緩め始めたのだ。

 しかも、それに続くようにマリヤまで腰を上げ、同じように制服を脱ぎ始める。

 突然始まった二人の行動に、和人はぎょっとして咄嗟に視線を逸らした。

 

(あぁそういや……開放的になるとか適当に言ったっけ……開放的にって物理的にかよ!?)

 

 そこでようやく、自分が催眠を掛ける際に何を口走ったのかを思い出し、和人は頭を抱えた。

 まさか本当に催眠術が成功するなど思ってもいなかったため、深く考えることもなく、本に書かれていた文句をそのまま読み上げてしまったのだ。

 その何気ない一言を、催眠状態にある二人が素直に実行へ移すなど、和人にとっても完全に予想外だった。

 

(いやでも……待てよ)

 

 しかし、ここで和人の中に一つの欲望が生まれた。

 絶対に人が来ないとは言わないが、今はもう大半の生徒が帰宅している時間。

 しかも防犯のため、この部屋の扉には鍵だってかけられる。

 そう考えれば、今の状況は和人にとって悪いことばかりではない。

 

(……俺の才能を使えば)

 

 その考えが形になった瞬間、ゾクリと背筋に痺れるような感覚が走る。

 和人は、これまで悪人として生きてきたわけではない。

 少し不真面目なところがあり、人並み以上に性欲が強い自覚はあるが、犯罪なども犯さず、それなりに普通に生きてきた人間だ。

 だが、自分には本物の催眠を扱える才能がある。

 そして、その催眠に囚われた美少女姉妹が目の前にいる。

 その二つが揃ってなお、何事もなかったように善人でいられるほど、和人は人間ができているわけではなかった。

 

「おぉ……!」

 

 欲望を隠す気がなくなった和人は、それまで背けていた視線をゆっくりと二人へ戻した。

 そして次の瞬間、目の前に広がった光景に、思わず感動したような声を漏らしてしまう。

 

「…………」

 

 そこには、まさしく夢のような光景が広がっていた。

 透き通るような白い肌に合わせるように、上下とも白の下着だけを身につけたアリサ。

 制服に隠されていた身体は想像以上に均整が取れており、細く締まった腰と、その上で存在感を主張するEカップの胸が、下着越しでもはっきりと美しい曲線を描いている。

 

「…………」

 

 その隣に立つマリヤも、妹に負けず劣らず色白の肌を惜しげもなく晒していた。

 こちらは姉らしい柔らかな雰囲気とは少し意外な、可愛らしいピンク色の下着姿。

 そして何より目を引くのは、アリサよりさらに大きなGカップの胸だった。

 柔らかな丸みを帯びた二つの膨らみが下着を内側から押し上げ、その大きさを嫌でも和人の目に焼き付けてくる。

 

「すっげ……」

 

 妹の引き締まった美しさと、姉の柔らかな肉付き。

 方向性こそ違えど、どちらも甲乙つけがたい魅力を持つ二人を前に、再び和人の口から無意識に声がこぼれた。

 それだけ、九条姉妹が並んで見せる下着姿の破壊力は凄まじかった。

 

「っ……! ちょ、ちょっとそのまま立ってろ!」

 

「…………」

 

「…………」

 

 見惚れてばかりではいけないと気を取り直した和人は、本に書いてあった通り、二人を従わせるための声色を作りながら命じた。

 すると、その言葉に従うようにアリサとマリヤの動きがピタリと止まる。

 開放的という暗示がこの先どう解釈されるかまでは分からないが、少なくとも勝手に部屋の外へ出られては困るのだ。

 

「これ、触っても……大丈夫だよ……な……」

 

 誰に聞かせるわけでもない独り言を漏らしながら、和人は二人へ近付いていく。

 緊張から口の中はすぐさま乾き、心臓も嫌になるほど大きく脈打っていた。

 それでも、歩みは止まらない。

 目の前まで近付けば、白とピンクのブラジャーに包まれた二人の胸が、呼吸に合わせて僅かに上下しているのまで見て取れる。

 制服越しに眺めていた時とは比べものにならないほど近い距離に、EカップとGカップの膨らみが並んでいる。

 和人は一度だけ息を呑むと、もう躊躇うことなく、その二つの胸へゆっくりと両手を伸ばしていった。

 

「っ! 柔らか……!」

 

 下着越しに触れた二人の胸は、極上と呼ぶに相応しい感触だった。

 掌いっぱいに広がる心地良い柔らかさ。肌から布越しに伝わってくる温もり。そして手の中へずしりと収まる、確かな重量感。

 軽く押し込むだけでも形を変え、離せば元へ戻ろうとする乳房の感触は、いつまで触れていても飽きないと断言できるほどだ。

 だが、和人を何より感動させたのは、それだけではなかった。

 

「二人とも感触が全然違う……!」

 

 姉妹であっても、その身体にはきちんと違いがあるのだ。

 

「…………」

 

 まずはアリサのEカップ巨乳。

 十分すぎるほど柔らかいのに、指を沈めれば内側から押し返してくるような、若々しく張りのある弾力が返ってくる。

 掌で包み込んでも簡単には潰れきらず、むにっと形を歪ませながらも、その丸みを保とうとする力強さがあった。

 まるで孤高のお姫様と呼ばれる本人そのもの。

 触れる者を受け入れながらも、決して素直には屈しない。

 そんな強さまで宿しているかのような胸だった。

 

「…………」

 

 一方、マリヤのGカップ爆乳はまるで正反対だった。

 こちらも確かな張りはあるものの、それ以上に際立つのは、ふわふわとした優しい柔らかさ。

 掌を押し当てれば大きな乳房がその形に合わせてゆったりと沈み込み、指を食い込ませれば、そのままどこまでも柔らかく受け止めてしまいそうになる。

 下着越しでありながら、その差は歴然。

 アリサより一回り大きな重量まで加わった柔肉が手の中で柔らかく形を変えるたび、包み込むようなマリヤ自身の雰囲気まで、そのまま胸の感触になったように和人には感じられた。

 

「こんなんもう……!」

 

「…………」

 

「…………」

 

 最後まで言葉を口にすることなく、和人は二人の胸を掴んでいた手をそのまま滑らせ、一気にブラを押し上げた。

 締め付けから解放された瞬間、アリサとマリヤの生乳がぶるるんっ♡と大きく弾み、それぞれ違った柔らかな揺れを見せながら露わになる。

 だが、和人にはその光景をじっくり眺めている余裕すらなかった。

 ほとんど反射的に、今度は何にも隔てられていない二人の乳房へ両手を伸ばし、その柔肉を直接掴み直す。

 

「これすっげぇ……」

 

「ん……♡」

 

「…………」

 

 再び触れた二人の胸は、やはり下着越しとは格が違っていた。

 掌へ直接伝わる肌は驚くほど滑らかで、その下には柔らかな肉と確かな熱が詰まっている。

 指を沈めればむにゅっと形を変え、掌で包めばその大きさと重量が余すところなく伝わってくる。

 下着越しでも極上だと思っていた感触すら、あれでもまだ布一枚に抑えられていたのだ。

 それを思い知らされるたび、和人は感嘆するような息を漏らしながら、夢中になって二人の乳房を確かめ続けた。

 

「んっ……♡ふぅ……♡」

 

「あぁ……ア、アリサって感じ……やすいんだ……」

 

 胸の感触を確かめるように触れ続けているうち、徐々にアリサのほうに変化が起き始めていることに和人は気付いた。

 虚ろな瞳こそ変わらないままだが、閉じかけた唇の隙間からは甘い吐息が漏れ始め、白かった頬にも少しずつ赤みが差してきている。

 胸に触れる手が動くたび、呼吸も僅かに乱れ、その身体がきちんと刺激を感じ取っていることが目に見えて分かった。

 その事実を改めて口にしながら、和人は普段なら決してしない呼び方を無意識に選んでいた。

 いつもの九条さんではなく、アリサ。

 たったそれだけの違いなのに、急に彼女との距離が縮まったような、不思議な感覚が胸の奥に広がっていく。

 目の前にいるのは、普段なら気軽に名前で呼ぶことさえ躊躇う相手。

 そんなアリサの身体が今は自分の手の中で反応している。

 それを意識した瞬間、和人は自分の中から、さらに強い欲望がどんどんと湧き出してくるのを感じた。

 

「ちょ、ちょっとマリヤさんごめん……!」

 

「んっ!♡」

 

 そして和人は一旦マリヤの胸から手を離すと、今度は両手でアリサの胸を鷲掴みにした。

 

「やべぇ……アリサのおっぱい……柔らかくなってる気がする。それに反応が滅茶苦茶エロい……!」

 

「んっ♡あっ……♡はぁ……♡んんっ!♡」

 

 改めて両手で巨乳を揉みしだいていくと、それに合わせるようにアリサの反応も徐々に淫靡さを増していく。

 虚ろな瞳こそ変わらないものの、胸を掴まれるたびに甘い吐息が漏れ、頬の赤みも先ほどより濃くなっていた。

 そして和人が口にした通り、胸の感触そのものにも変化が起きているように感じられる。

 最初に触れた時には指を押し返すほど強かった張りが少しずつ和らぎ、揉み込むたびに柔肉へ指が深く沈んでいくのだ。

 それでもアリサらしい内側から押し返してくるような弾力までは失われていない。

 深く沈んだ指が柔らかな肉に包まれ、その奥からむにっと押し戻される。

 柔らかさを増しながらも確かに残る独特の弾力。

 そして触れるほど甘くなっていくアリサの反応。

 その両方が重なり、和人はすっかり夢中になっていた。

 

「んんんっ!!♡♡♡」

 

「え……ま、まさか……」

 

 そして遂に、アリサの身体がビクビクッ♡と大きく震えた。

 揉みしだかれていた胸を突き出すように背筋が強張り、両脚まで僅かに震えている。

 その反応に和人は一瞬唖然としたが、すぐに思い当たるものがあり、恐る恐る視線をアリサの下半身へ落としていく。

 

「うわ……アリサ……胸だけで……」

 

「はぁ……♡はぁ……♡」

 

 和人の予想通り、アリサのショーツ、そのクロッチ部分には先ほどまでなかった大きな染みが浮かび上がっていた。

 白い下着だからこそ、その濡れた跡は嫌でもはっきりと目に付く。

 胸を揉まれていただけだというのに、アリサはその快楽だけで絶頂し、ショーツを濡らしてしまったのだ。

 普段は凛としていて、簡単には隙を見せない孤高のお姫様。

 そんな彼女が虚ろな瞳のまま荒い吐息を漏らし、下着まで濡らしている。

 その普段とのあまりにも大きな落差を目の当たりにしたことで、和人の中の興奮はさらに強く膨れ上がっていった。

 

「こ、これなら……マリヤさんも……」

 

「………」

 

 アリサの反応に興奮したまま、和人は一度離れていた意識をマリヤへと戻した。

 今しがた目の当たりにしたアリサの意外な一面には強く惹かれたが、その隣にいるマリヤだって決して見劣りなどしない。

 むしろ姉妹でありながら身体つきも雰囲気もまるで違うからこそ、片方だけで満足してしまうなど勿体ないとしか思えなかった。

 

「ちょっと……試してみるか」

 

「んっ!♡」

 

 呟くと同時に、和人の両手がマリヤの爆乳を包み込んだ。

 しかも先ほどのようにふわふわとした感触を確かめるだけではない。

 今度はあえて少し痛いのではないかと思うほど強く指を沈ませていったのだ。

 Gカップの柔らかな乳肉がむにゅっと指の間から盛り上がり、掴む力に押されて大きく形を歪ませる。

 すると、先ほどはほとんど反応を見せていなかったマリヤの唇から、甘い吐息が零れ落ちた。

 

「やっぱり……マリヤさんは強めが好きなのか……!」

 

「んっ♡ふぅ♡んんっ♡」

 

 グニュン♡グニュン♡と、大きな乳房そのものを歪ませるように力強く揉みしだしていく。

 柔らかなGカップ爆乳へ指を深く食い込ませるたび、マリヤの口から漏れる吐息も明確に甘さを増していった。

 先ほど優しく感触を確かめていた時とは、明らかに反応が違う。

 アリサに比べてもさらに大きく、どこまでも柔らかなマリヤの爆乳。

 だからこそ和人は、その性感も表面を優しく弄るより、柔肉の深くまで届くような強い刺激のほうが効くのではないかと考えたのだ。

 どうやら、その考えは当たっていたらしい。

 

「はぁ♡ああっ♡くふぅぅぅんっ♡♡」

 

 指が沈むほど強く揉まれるたびにマリヤの呼吸は少しずつ乱れ、虚ろだった表情にも薄っすらと熱が滲み始める。

 甘い吐息も次第に抑えきれなくなり、柔らかな爆乳を深く揉み込まれるたびに、その声は少しずつ大きくなっていった。

 そしてやがて、マリヤもまた身体をビクビクッ♡と震わせる。

 大きな胸を揺らしながら全身を小刻みに痙攣させると、可愛らしいショーツのクロッチ部分にもじわりと染みが広がっていった。

 その濡れ方を見る限り、先ほどのアリサほど激しいものではなさそうだが、それでも間違いなく、マリヤもまた胸への刺激だけで絶頂してしまったのだ。

 

「はぁ……♡はぁ……♡」

 

「あっ……♡ふぅ……♡」

 

「こ、これは……ヤバすぎる……」

 

 未だ興奮が冷めないのか、虚ろな瞳の奥にさえメスとしての欲情を滲ませるアリサ。

 その隣では、絶頂したばかりのマリヤが頬を赤く染め、艶めかしい吐息を繰り返している。

 普段なら自分など簡単には近付けない二人が、今は自分の催眠に囚われ、自分の手によってこんな姿を晒している。

 その支配しているという実感に、和人の興奮は際限なく膨れ上がっていった。

 そして同時に、その興奮の奥から新たな欲望が顔を覗かせる。

 

(この場限りで……良い、のか……?)

 

 最初に胸へ手を伸ばした瞬間、和人はこの状況を今だけ巡ってきた一度限りのチャンスだと思っていた。

 だからこそ、後先など考えず、こんな大胆な行動にまで出ることができたのだ。

 だが、一度その身体に触れ、二人が自分の手で絶頂する姿まで見てしまった今となっては、同じようには考えられない。

 催眠を解いてしまえば、この時間はそこで終わる。

 アリサもマリヤも元の日常へ戻り、和人にはもう二人へ手を伸ばす余地などなくなってしまう。

 そしていつかは、自分ではない他の誰かのものになってしまう。

 そう考えた瞬間、和人の胸の奥には、先ほどまでの性欲とはまた違う、どろりとした独占欲が滲み始めていた。

 

「いい……わけ……ない……」

 

「…………」

 

「…………」

 

 滲み出した独占欲は、やがて顔も知らない男たちへの嫉妬と怒りにまで姿を変えていく。

 いつかアリサやマリヤの隣に立ち、自分が触れた身体に触れ、自分ではない誰かが二人を手に入れる。

 そんな未来を想像するだけで、和人の胸の奥からどす黒い感情が込み上げてきた。

 そして和人は、今までになく欲望に濁った瞳で二人を見つめる。

 もし普段の二人であれば、その異様な執着を宿した視線に恐怖すら覚えただろう。

 だが、今のアリサとマリヤは虚ろな瞳のまま立ち尽くし、その視線から逃れようとすることさえない。

 

「二人は……俺のものだ!」

 

 生徒会室に最後に響いたのはパンッ、と乾いた手を叩く音だった。

 

 ***

 

「んちゅ♡れろっ♡ちゅっ♡」

 

「ちゅ♡ちゅぷっ♡あむっ♡んん~~っ♡」

 

 何処にでもある一軒家の一室に、二匹のメスが漏らす甘い声と、唾液の絡む粘着質な音が響き渡っていた。

 その中心にあるのは、ベッドの上で悠然と腰掛ける一人の男。

 そしてその股間へ群がるように、二匹のメスが我先にと一本の肉棒へしゃぶりついている。

 片方が先端へ唇を吸いつかせれば、もう片方は空いた根元へ舌を這わせる。

 互いに譲るつもりなどないとでも言うように、頬を寄せ合いながら夢中で男へ奉仕していた。

 しかも、その二匹は最初からこうだったわけではない。

 生まれたままの姿となり、男の肉棒を奪い合うように口を寄せている二人。

 その正体こそ、かつて学園で孤高のお姫様と学園の聖母と呼ばれていた、アリサとマリヤだった。

 

「あぁ……気持ち良いぞ。アーリャ、マーシャ」

 

「んふっ♡んんっ♡」

 

「んちゅ♡ちゅちゅ♡」

 

 そんな淫靡な美少女姉妹から奉仕を受けている男は、言うまでもなく和人だった。

 しかし、その表情は、偶然手に入れた幸運に浮かれる少年のものではない。

 かつてなら気軽に呼びかけることさえ躊躇っていた二人を、今では当然のようにアーリャ、マーシャと愛称で呼び、その手は褒美を与える主人のように二人の頭へ伸び、艶やかな髪をゆっくりと撫でているのだ。

 なにより、もはや和人は生徒会室で戸惑っていた頃とはまるで違う。

 そこにあるのは、アリサとマリヤという二人の美少女を完全に自分のものにしたという確信。

 そして、その所有を心の底から楽しむ男の、自信と欲望に満ちた笑みだった。

 

「上手い方に入れてやるからな……」

 

「っ! んんっ♡」

 

「んんっ〜♡」

 

 和人の言葉を聞いた瞬間、二人の虚ろだった瞳に新たな欲望の光が宿った。

 どちらが先に和人に抱いてもらえるのか。

 その褒美を理解した途端、二人は競い合うように肉棒の先へ顔を寄せ、亀頭へ絡めた舌を互いに押し退けるように奪い合い始める。

 それと同時に、和人が何より気に入っている胸まで使おうと、左右からそれぞれの乳房を肉棒へ押しつけた。

 

「ふぅ♡んっ♡んっ♡んっ♡」

 

「んっ♡んんっ♡んぅっ♡」

 

 アリサのEカップ巨乳とマリヤのGカップ爆乳が、肉棒を挟み込んだままグニュッ♡グニュッ♡と互いに擦れ合う。

 片方からは張りのある弾力が押し返し、もう片方からはふわりと柔らかな乳肉が包み込み、その異なる感触が左右から同時に肉棒へ絡みついていく。

 胸の谷間へ深く埋もれた亀頭の先からは、たまらず透明な先走り汁がじわりと滲み出した。

 その雫は二人の乳房の間で押し潰され、上下するたびに柔らかな肌へ薄く伸ばされて、いやらしい光沢を作っていく。

 

「んぅっ♡ふぅぅ♡んんんっ!♡」

 

「んっ♡んふぅ♡んふぅぅ♡」

 

 しかも気持ち良いのは和人だけではない。

 互いの胸を押しつけ、擦り合わせながら奉仕を続けると、二人の吐息も次第に熱を帯びていく。

 鼻から甘く抜ける息を漏らしながら、それでも先に選ばれたいとばかりに、二人は肉棒への奉仕を止めようとはしなかった。

 

「出る……ぞ!」

 

「んふぁ!♡」

 

「んんっ!♡」

 

 射精の瞬間、最後の決め手となったのは、二人の快楽への強さの違いだった。

 ビクンッと大きく跳ね上がった肉棒に、感じやすいアリサが思わず身体を震わせてしまう。

 そのほんの僅かな隙を、マリヤは見逃さなかった。

 すかさず顔を寄せると、アリサから肉棒の先端を奪い取るように唇で咥え込んだのだ。

 

「んんんっ!♡ じゅる♡じゅぞぉ♡んじゅるっ♡♡」

 

「あぁ……♡」

 

 そして次の瞬間、勢いよく放たれた精液をマリヤは口いっぱいに受け止め、そのまま喉奥へと流し込んでいく。

 次々と注がれるそれに目を細めながら、こくっ♡こくっ♡と喉を鳴らし、まるで御馳走でも味わうように残さず飲み下していった。

 一方のアリサは、あと僅かなところで奪われてしまった肉棒と、満足そうに精液を飲み込む姉を羨ましそうに見つめることしかできない。

 感じやすさゆえに生まれた一瞬の隙が、最後の最後で勝敗を分けてしまったのだ。

 

「ん……はぁ……♡」

 

「ハハッ、マーシャの勝ちだな」

 

「んぅ……♡」

 

 ゆっくりと肉棒から口を離すと、マリヤは小さく息を吐きながら顔を上げた。

 そして唇を開き、全てを綺麗に飲み干したことを示すように、空になった口内を和人へ見せつける。

 その仕草はまるで、きちんとできたから褒めてほしいと強請る従順なペットのようだった。

 和人は満足そうに笑いながら身を起こすと、そんなマリヤの頭へ手を伸ばし、褒美を与えるように優しく撫でてやる。

 

「うぅ……♡」

 

 そんな二人のやり取りを、アリサは羨ましそうに指を咥えながら見つめることしかできなかった。

 あと僅かなところで負けてしまった悔しさ以上に、自分ではなく姉だけが和人に褒めてもらっていることが堪らなく羨ましい。

 今の彼女たちにとって、ご主人様である和人から認められ、褒めてもらうことは、それだけで大きな悦びになっているのだ。

 

「じゃあマーシャからな」

 

「はい……♡」

 

 和人の許可を得たマリヤは、嬉しそうに返事をすると素早く身体の向きを変えた。

 そのままベッドへ両手と膝をつき、爆乳ほど目立つ特徴ではないものの、柔らかな肉の詰まったムッチリとした尻を和人へ差し出すように四つん這いになる。

 わざわざ細かく命じられるまでもない。

 和人が身を起こしたのなら、きっと二番目に好きな体位である後背位を求めているのだろう。

 今のマリヤには、それくらい主人の望みを察することが当たり前になっていた。

 

「良いな……あぁそれと」

 

「んっ……♡」

 

 どうやらマリヤの予想は当たっていたらしい。

 目の前へ差し出された肉付きの良い尻を眺めるうち、和人の肉棒は見る見る硬さを取り戻していく。

 だが、その一方で、すぐ側には未だ姉を羨ましそうに見つめているアリサがいる。

 そんな様子すら可愛く思えた和人は、興奮を募らせたまま彼女の身体をぐっと抱き寄せ、その唇を奪った。

 

「アーリャもそんなに拗ねるなよ。後でしてやるから」

 

「はいぃ……♡」

 

 たったそれだけで、先ほどまで拗ねていたアリサの身体から力が抜ける。

 唇を離された頃にはすっかり腰砕けになり、頬を赤く染めながら満足そうにベッドへ座り込んでいた。

 

「んあっ♡はぁああぁあっっ!!♡♡♡」

 

「はぁ……相変わらずマリヤのまんこは凄いな……」

 

 直後、蕩けきった表情で座り込むアリサの目の前で、マリヤの大きな嬌声が上がった。

 和人の肉棒が、すでに濡れきっていたマリヤの膣穴を一気に押し広げ、そのまま奥深くまで貫いたのだ。

 あの日から幾度となく和人を受け入れてきた膣内は、挿入された肉棒へぴったりと吸い付き、奥へ導くようにねっとりと絡みついてくる。

 しかも柔らかく包み込むだけではなく、奥へ進むほど締めつけは強まり、和人の肉棒を逃がすまいとするように密着していた。

 マリヤらしい強烈な包容力すら感じさせるその感触を楽しみながら、和人は彼女の奥を狙って腰を動かし始めた。

 

「んあぁっ♡そこぉっ♡あああぁぁっ!!♡♡」

 

 アリサほど全身の感度が高いわけではないマリヤだが、秘所の一番奥だけは別だった。

 特に子宮の入口付近は非常に敏感で、そこを肉棒の先端で狙い澄ましたように何度も突き上げられるたび、マリヤの身体は強烈な快楽に跳ね上がる。

 

「あっ♡ああぁんっっ!!♡♡ 激しっ♡ああああぁっ♡♡ご主人様のおちんぽすごぃぃぃっっ!!♡♡♡」

 

 四つん這いになったマリヤの身体がベッドの上でビクンッ♡ビクンッ♡と激しく揺さぶられ、そのたびに喉の奥から卑猥な嬌声が迸る。

 腰を打ちつけられる勢いに合わせ、Gカップの爆乳もぶるんっ♡ぶるんっ♡と重たげに前後へ弾み続ける。

 その拍子に火照った爆乳を伝っていた汗の雫が、その勢いに振り払われるように宙へ飛び散った。

 さらに濡れきった秘所からも愛液が跳ね、ベッドの上へ点々と湿った跡を増やしていく。

 淫らな声も合わさり、もはやセックスというより獣の交尾であった。

 

「そら、もっとイキまくれマーシャ! そしたらご褒美に子宮にぶち撒けてやるからな!」

 

「おっ♡おおぉっ♡んひぃぃっっ!!♡♡♡ ああああぁぁぁっっ!!♡♡♡♡」

 

 和人が射精を匂わせた瞬間、その言葉に反応したマリヤはさらに大きく声を上げ、淫らに快楽へと溺れていく。

 ご褒美を求めるように身体を何度もビクつかせ、その度に腰奥へ突き込まれた肉棒を、濡れきった膣内がギュゥゥゥッ♡と強く締め上げた。

 肉棒全体へ柔らかな膣壁がぴったりと吸いつき、マリヤらしい柔らかさと強烈な締め付けが同時に襲いかかってくるのだ。

 その瞬間、これ以上などないと思っていた膣内の心地良さが、さらに一段上の領域へと跳ね上がった。

 絶頂に近付くほど激しくなるマリヤの膣壁に肉棒を絞り上げられ、和人の背筋にもゾクゾクッと強烈な快感が駆け上がっていく。

 

「くっ……出すぞ!」

 

「はいっ♡出してぇ♡んあぁあああっっっ!!!♡♡♡♡」

 

 その強烈な締め付けに限界を迎えた和人は、マリヤの腰をしっかりと抱え込むと、彼女の最奥へ向かって思いきり腰を突き出した。

 肉棒の先端を最深部へ押しつけた、その次の瞬間。

 張り詰めていた肉棒が脈打ち、濃厚な白濁液を一気に解き放った。

 ビュルルルッッ♡と熱い液体が勢いよく膣奥へ流れ込んでくる感覚に、マリヤの身体も大きく跳ねる。

 背中を限界まで反らし、爆乳を激しく揺らしながら、待ち望んでいた射精と重なるように絶頂を迎えた。

 

「あぁああぁぁ……♡♡あちゅいのぉぉ……♡♡♡」

 

 待ちわびていたご褒美を少しでも逃すまいとするかのように、マリヤの膣奥がドクンドクンッ♡と激しく収縮する。

 ドプッ♡ドプッ♡と吐き出されるたび、濡れきった膣壁が肉棒へ吸いつき、さらに深く精液を搾り取ろうと蠢いていく。

 膣ヒダも一斉に収縮を繰り返し、襞の一本一本に至るまで、一滴たりとも残さず奪い取ろうとするかのように肉棒へ絡みついていた。

 まるでご主人様から与えられた精液そのものを貪っているかのような激しい蠢動。

 今のマリヤの膣内は、まさに和人だけを受け入れるためのメス穴と呼ぶに相応しいものになっていた。

 

「んあっ……♡」

 

「ふぅ……いや、搾り取られるぜ、まったく……ん?」

 

 和人が肉棒を引き抜くと、半ば気を失ったのか、マリヤは小さく甘い呻きを漏らした。

 支えていた腕からも力が抜け、四つん這いだった身体が崩れると、豊かな爆乳をベッドへ押しつけるようにズルズルと沈み込んでいく。

 そんなマリヤを見届け、和人が満足そうに一息ついた。

 次の瞬間、射精を終えたばかりの肉棒を柔らかな手に握られる。

 何事かと視線を落とした和人だったが、この場でそんなことをする犯人など一人しかいない。

 

「ご主人様……♡ご主人様……♡」

 

「ハハッ、こりゃ凄いな。完全にスイッチ入っちまってる」

 

 催眠に囚われた今でさえ、元来の気質までは失っていないのか、普段のアリサはマリヤほど素直に甘えることはない。

 だが、今ばかりは違った。

 目の前で姉だけがご主人様からご褒美の交尾をしてもらい、そのまま中へ精液まで注いでもらったのだ。

 その一部始終を見せつけられていたことで、アリサの身体にはすっかり火がついてしまっていた。

 まるで次は私と訴えるように、アリサは射精直後で少し萎えてしまった肉棒を両手で包み、必死に扱き続ける。

 その頬は赤く染まり、熱っぽい瞳は和人だけを真っ直ぐに見上げていた。

 そんなアリサの必死な姿に和人の興奮も再び高まり、それに応えるように、彼女の手の中で肉棒は見る見る硬さを取り戻していった。

 

「あっ♡あっ♡すごいっ♡すごいっ♡きもち、いいぃっっっ!!!♡♡♡」

 

「あぁ、俺もだぜ、アーリャ!」

 

「はっ♡ああっっ♡うれしっ♡ごしゅじんさまぁぁっ!♡♡♡」

 

 興奮を高めた二人は、和人が一番好きな体位である騎乗位で繋がっていた。

 アリサは和人の両手をぎゅっと握り締め、その身体へ跨がったまま、自ら何度も腰を上下させている。

 上下するたびにEカップの巨乳がぶるんっ♡ぶるんっ♡と弾み、突き上がる肉棒を根元まで呑み込んでは、濡れた膣内を擦りつけるように腰を持ち上げていく。

 

「んはぁっ♡ごしゅじんさまぁぁっ♡ごしゅじんしゃまぁぁっ!♡♡」

 

 自分から和人へ奉仕するように腰を振っているにも関わらず、アリサの乱れようは先ほど後背位で激しく突かれていたマリヤにも劣らない。

 それは、ご主人様を気持ち良くできていることへの悦びだけが理由ではない。

 胸だけでも絶頂してしまったように、アリサは身体そのものが非常に快楽へ敏感なのだ。

 膣内を肉棒が擦るたびに腰がビクッ♡と跳ね、奥へ深く呑み込むたびに腹の奥から甘い痺れが駆け上がる。

 自分で動いているはずなのに、その一回一回の刺激に身体を翻弄され、アリサの呼吸も表情もみるみる蕩けていった。

 

「あっ♡あんっ♡ふあぁあっっっ!!!♡♡♡♡」

 

「アーリャのまんこも本当に凄いな……! 初めての時と、同じだ!」

 

 同時に和人もまた、マリヤを抱いている時と甲乙つけがたい快楽を味わっていた。

 柔らかく包み込んでくるマリヤとは違い、アリサの膣内はずっと狭く、肉棒全体へ強く吸いつくように締めつけてくる。

 腰を沈めるたびに濡れた膣壁がギュゥッ♡と肉棒へ密着し、持ち上がろうとすれば、離すまいとするようにきつく絡みついてくるのだ。

 その感触は、あの日初めてアリサを抱いた時から変わっていない。

 むしろ今では、和人を絶対に逃したくないという彼女の独占欲まで、その締めつけに表れているかのようだった。

 

「くっ……もう出そうだ。受け止めてくれよ……アーリャ!」

 

「出し、てぇ♡おまんこにごしゅじんさまのせーえき、出してぇ!♡♡♡」

 

 アリサが快楽に腰を震わせるたび、膣内もさらにきつく収縮する。

 狭い肉穴に根元まで包み込まれ、逃げ場もなく何度も絞り上げられるたび、限界寸前だった和人の肉棒へさらに強烈な快感が押し寄せていく。

 

「出る……!」

 

「あぁああぁぁっっ!!♡♡♡ 私もっ♡♡イクゥゥっっ!!!♡♡♡」

 

 そしてついに、堪え切れなくなった和人は自ら腰を突き上げ、アリサの最奥へ肉棒を深く押し込んだ。

 次の瞬間、固く膨張した肉棒の先端から大量の精液が迸り、びゅるびゅるっっ♡♡と勢いよく白濁液が注ぎ込まれていく。

 その熱と射精の脈動を最奥で受け止めたアリサも、同時に深い絶頂を迎えた。

 敏感な膣壁がギュゥゥッ♡と肉棒へ強く絡みつき、全身をビクンッ♡ビクンッ♡と震わせながら弓なりに大きく仰け反る。

 和人の精液が膣内を満たしていく間もその痙攣は止まらず、二人の絶頂が重なり合い、その激しい快楽はしばらく途切れることなく続いていった。

 

「あぁあああぁあああ……♡♡♡」

 

 やがて激しい絶頂の波が少しずつ過ぎ去ると、アリサは幸せそうな余韻の声を漏らしながら天を仰いだ。

 大きく開いた唇からは舌が僅かに覗き、その先まで小刻みに震えている。

 身体を駆け抜けた快楽と、膣奥いっぱいに注ぎ込まれた和人の精液の熱。

 その両方に酔いしれるように、アリサは蕩けきった表情のまま絶頂の余韻へ浸っていた。

 

「はぁ……いや、今日も……ん?」

 

 二人の子宮を埋め尽くすほどに射精した和人が、小さく息をつきながら、ゆっくりと肉棒を引き抜いた。

 これで今日も満足したと呟きかけた、その時だった。

 和人の視界を、ぷるんっ♡と大きく揺れる柔らかなものが横切る。

 

「ふふ……♡ご主人様……♡まだ、私……♡」

 

 いつの間にか身体を起こしていたマリヤが、四つん這いのままベッドを這うようにこちらへ迫ってきていたのだ。

 重たげな爆乳を揺らしながら距離を詰めてくるその姿には、先ほどまで半ば気を失っていた面影などもうない。

 とろんと潤んだ瞳には、ただ催眠に従っているだけとは思えないほど濃い欲情が宿っていた。

 だが、まだ求めているのはマリヤだけではなかった。

 

「私……も……♡Муж……♡」

 

 絶頂の余韻で力もまともに入らないはずのアリサまで、和人の身体へ甘えるようにもたれかかってくる。

 どう見ても先ほどの絶頂が激しすぎて、身体はすでに限界寸前。

 それでも熱の残った頬を和人へ寄せ、無意識に零れたロシア語が、まだ離れたくないという彼女の欲望を何より雄弁に示していた。

 

「そう、だな……まだまだやるぞ! 休ませないからな! アーリャ! マーシャ!」

 

 催眠というたった一つの才能は、三人の人生を大きく狂わせた。

 表向きは何も変わらないように振る舞いながら、休日となればこうして互いに力尽きるまで求め合う。

 他の誰にも入り込む余地などない、淫靡で排他的な三人だけの日々。

 それは、あの日までの彼女たちからすれば、決してあり得なかった未来なのだろう。

 それでも今、和人へ身体を寄せて次を待ちわびる二人の顔に、嫌悪も後悔も浮かんではいない。

 狂ってしまった人生の中で、それでも三人は何処か幸せそうにすら見えていた。

 

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