転生吸血鬼さんはお昼寝がしたいより、アルジェント・ヴァンピールです。
お久しぶりながら、短編で申し訳ない。
ちょっとしたリハビリ気分で書いたのもあり、いつもと少し毛色が違いますが、宜しければということで。
作品もマイナー寄り?かな。自分も漫画しか読んでないけど、主人公可愛い。
では、どうぞ。
(これはちょっと本気で困りましたね……)
アルジェント・ヴァンピール。
前世では玖音銀士という名前だった
転生した今は長い銀色の髪に、赤い瞳の吸血鬼の少女になっていた。
転生してから数日、流石に空腹を感じ住処にしていた廃墟を飛び出したのだが、それが失敗だった。
アルジェの見た目は本当に可愛らしく、そして転生仕立てのために危機感がなく、そして戦闘技術もなかった。
少し後なら少しは違っていたのだろう。
しかし今、アルジェは淫魔を名乗る少年、アクラに捕まり、彼の住処とする洋館に連れて行かれていた。
「いやいやアルジェちゃん本当に滅茶苦茶強いね。 こりゃあ戦ったら勝てないわ」
「……なら出来ればこれを外して欲しいんですが」
「ハハッ外さない、外さない」
名前を聞かれたので、その場で考えた名前を呼ばれ、ちょっと反応が遅れるも、アルジェの提案をアクラは笑って却下する。まぁ事実アルジェの能力が分かっている以上、外すわけはない。
アルジェは高い耐性に魔力強化もマックスという規格外の力を持つ。しかしそんな力も発揮出来なければ無力だ。
アルジェの指差す白い身体の腹部。そこにはアクラの能力で刻まれた淫紋が入っている。それにより、アルジェの全ての能力は制限され、ただの見た目相応の力しか持たない存在にされていた。
しかもこの淫紋には他にも多数の効果がある。
(あう……身体が、お腹の中が熱いですね……これ……多分、発情してるんでしょうか……)
女の身体のことはまだ良く分かっていなくても、分かることはある。今、アルジェは淫紋の効果で発情させられていた。
冷静に努めているつもりだが、かなりマイペースなアルジェでも流石に焦っていた。
アルジェは今、全裸だ。転生した時に全裸だったのと、その後他人に会わなかったため、すっかり頭から抜け落ちていた結果だ。
そして、淫魔を名乗るアクラに、洋館のアクラの自室と呼ばれるキングサイズベッドに寝かされ、発情させられた身体を押し倒されている。
それが意味することは一つ。アクラはアルジェを犯すつもりなのだ。
(さ、流石に生後数日で処女損失は……でもこれ、逃げられない……ですね)
男だった意識が多少残っているのもあるが、流石に犯されるのをはいそうですか、とは受け入れられない。
しかし身体を霧化することも出来ず、他の力も使えない。素早い動きも出来ない。つまりアルジェは既に詰んでいた。
「じゃあアルジェちゃんのファーストキス。 いただきまぁす!」
「ン……」
アルジェにもブラッドリーディングという相手の能力が分かる力があるようにアクラにも何かしらの方法でアルジェの色々なことを知ることが出来るようだった。
そしてそれが故にキスの経験もないことがバレてしまっている。
(あ〜奪われてしまいましたね……いや、ショックではないですが……まぁアクラくんが割とカッコ可愛い顔してるのがまだ良かったというか……)
自分の意識としてはまだ男のため、生まれ変わって初の口付けを奪われたとてショックはない。
むしろアクラの容姿について気に出来る程度には余裕があった。
「んひっ!?♡」
この瞬間までは。
(え……? 今の声、僕の……?)
淫魔であるアクラが、ただ触れるだけのキスで済ませるわけがない。
自らの唇でアルジェの唇をこじ開けると、そのまま舌を彼女の小さな口内へとねじ込んできたのだ。
その瞬間、ビクンッ♡とアルジェの身体が跳ね上がり、無意識に声を上げていた。
アクラに口を塞がれていなければ、間違いなくメスとしての嬌声が上がっていただろう。
(し、舌……嬲られて♡こ、これが大人の……♡)
べろ♡くちゅ♡べちゅ♡ちゅるちゅぱぴちゅくちゅくちゅ♡♡
アルジェの脳に響くようにアクラの舌となすすべく嬲られているアルジェの舌が唾液が混ざる音を奏でる。
生前もマイペースな性格から、こういう経験のなかったアルジェからしても顔に似合わず、強引かつ乱暴な口付け。
しかしそれは強引さ乱暴さはあっても乱雑さはない淫魔の口付け。女に自分がメスであると意識させる口付け。支配者たるオスの口付けだ。
「れるぅう♡ふはぁあ♡♡じゅるうぅうっ!♡♡♡」
ビクッ♡ビクンビクン♡♡ビクンッ!♡♡♡
喉に注ぎ込むように唾液を送られ、小さな喉を動かし飲み干すしかなく、小さな舌を意外にも大きな舌で嬲るように責め立てられ、吸血鬼の証たる鋭い歯を歯茎まで舐め回される。
そんなオスの口付けに、魂も身体も女の快楽に対して無垢な存在であるアルジェが耐えられるわけはなかった。
口付けだけで一気に初めての昂りまで持ってかれたアルジェが、珍しくその瞳を点滅させるように白黒させて、身体を跳ね上げながら絶頂する。
その反応は、アクラが上に乗っていなければ、ベッドから転げ落ちてしまうかもしれなかったほど激しいものだった。
(ぼ、僕……イッちゃった……ですか、ね?)
初めて味わう女の絶頂。
そのあまりの激しさと、そしてその激しさと裏腹にあまりにも呆気なく訪れたものに珍しく少しばかりアルジュが混乱する。
基本マイペースなアルジェにしては非常に珍しい状態だ。
しかしアルジェは気を抜いている暇などありはしなかった。
(え? ま、まだ終わって……?)
アルジェが絶頂したことにより、一旦は止まっていたアクラの舌の動き。
しかしまるでアルジェの思考を読んでいるように、アルジェが気を取り直そうとすると、また舌が動き始めていた。
「はむっ♡んちゅ♡ん♡んん♡んじゅ♡じゅる♡♡んんンンン!♡♡♡ んひっ♡♡んんー!?♡♡♡」
落ち着く暇もなく、すぐにまた昂らされていく。そして昂りが治まらぬ間に更に責め立てられる。
無自覚にアクラに抱きつきながら、アルジェは何度とない、キス絶頂を味合わされていった。
「おひっ♥おひっ♥っ─────ぁぁ!?♥♥♥」
ごちゅん!♥ごちゅん!♥ごちゅん!♥♥♥
キスで約20回近い絶頂を味合わされて、トロトロに蕩けていたアルジュは今、本当の意味で女にされていた。
仰向けの状態で、腰だけ持ち上げられ、海老反りになりながら、生前のアルジェには考えられないほどの巨大な、アクラの顔に似合わない一物で小さな小さなアルジェの秘所を抜き差しされている。
長さも凄まじい肉棒はアルジェの子宮を突く度にゴリッ♥と強めに穿ち、簡単にアルジェはボルチオアクメを覚えさせられてしまっていた。
(あ〜これは♥ダメです、ねぇ……♥)
こんな時もどこかマイペースにアルジェは自分を分析していた。そして分析した結果は、もうダメだということだった。
(子宮、堕ちてますね♥♥むしろ僕自身……♥もうこの快楽の……虜……に……♥♥♥)
マイペースだから分かるのだ。
突かれる度に全身に走る膨大な快楽。それを望むように吸い付く己の膣。悦びしか感じられない自分の声。
もし今のアルジェが自分自身の姿を見ることが出来れば、平たい胸の中でこれでもかと主張する勃起した乳首や、短い舌をペロ♥と出して興奮した犬のように熱い吐息を吐き出す様子もここに追加されるだろう。
それくらいにアルジェはアクラに堕とされていた。
(アクラくん♥すごい……♥僕……♥もう……♥)
一応アルジェの精神は少年のままなつもりだ。
もし恋愛するにしても流石に男とは、なんて思っていたくらいだ。
しかし変わらされていく。分からされていく。
(アクラくんのチンポ♥♥♥す、きぃ♥♥♥)
今の自分はただのメスでしかないのだ。
圧倒的なオスに犯される、使われるだけのメス。
いやチンポ様に犯して貰える幸福なメス。それくらいに思い始めていた。
「ぁぁ!♥♥♥ イク♥♥イク♥♥イク♥♥い、くぅ♥♥♥」
いつの間にか抱き寄せられ、座ったアクラに乗るような態勢になっていたが、アルジェは無意識化にアクラに抱きつき、絶頂宣言を繰り返していた。
絶頂が止まらない。快楽が止まらない。普通ならば死んでしまいそうな快楽も吸血鬼である彼女の身体は大丈夫だった。身体はだが。
「ふふっ素直になってきたねぇアルジェ」
「だってぇ♥チンポ、チンポずるい♥女の子じゃ♥勝てない♥♥チンポに勝てない♥♥もう、僕、女の子♥♥女の子だからぁ♥♥」
「なら勝てないチンポにされるがままじゃなくて、きちんとご奉仕しなさいっ!」
「あひぃぃん!♥♥♥ は、ぃぃ……♥♥」
パチーン!♥と尻を叩かれただけでまた絶頂したアルジェは、アクラの命令通り、自らも必死に腰を振って肉棒にご奉仕する。
いつだって死んでしまうギリギリまで寝てたいぐらいのアルジェが必死に動いている。
それは言葉よりも明確に彼女がアクラに堕とされた何よりの証拠だった。
(チンポ♥♥チンポ♥♥アクラくん♥♥アクラくん♥♥好き♥♥好き♥♥イク♥♥♥イク♥♥♥チンポで♥♥♥アクラくんで♥♥♥イク♥♥♥)
じゅぶぶ♥♥♥じゅぶぶ♥♥♥じゅぶぶぶ♥♥♥
動く度に絶頂してしまっているので、その動きはハッキリ言って遅い。それでもアルジェがどれだけ求めているかは分かるくらい、ギュッと抱きついているため、アクラは急かさない。
そして、十分に楽しんだアクラは淫魔ならではのご褒美のタイミングを待っていた。
「さて、そろそろご馳走してあげようかな。 アルジェ、頑張ったもんね」
「ごち、そう……♥あ、ぅ……♥♥」
アクラの言葉に、元は男だったと想像できないほど可愛らしい顔で、アルジェは顔を真っ赤にしていく。
無垢な見た目でも中身は元男。ご馳走の意味は分かってしまうのだ。そしてそれに悦ぶように腟内を締め付けてしまう自分が、流石に恥ずかしくなってしまったのだ。
「
「は……い……♥射精、して、くだ、さぁい♥♥んっ♥♥ちゅ♥♥んんんんんんんんんん〜〜〜〜〜〜ッッッ!!♥♥♥♥♥」
っどぷビゅりュりゅリゅルるュルゅるュるルッッ!!♥♥♥♥♥
淫魔の膨大な精液がアルジェの小さな腟内を子宮を埋め尽くしていく。
アクラが唇を重ねたが故に卑猥な喘ぎ声は上げなかったが、それでも唇から抑えきれない声が漏れ出すくらいに大きく絶頂するアルジェ。
目の前が真っ白になり、感覚が飛んでいく。感じるのはアクラの肉棒、抱きしめてくれる腕、塞がった唇。
アクラ以外の感覚が全て消え失せ、それがあることに心底悦びを感じてしまいながら、アルジェは快楽の許容の限界に達して、意識を失った。
(と、とんでもないことをした気がしますね……)
それからどれだけ意識を失っていたのか、アルジェがは部屋の中は真っ暗で、裸のアクラに抱かれたままの状態で目を覚ました。
きちんと布団もかけられており、アクラの腕を枕にしているのも含めて非常に心地良い寝床だが、流石にアルジェは冷静ではなかった。
快楽に流され、かなりやばい状態になっていたのに今更気付いたのだから。
(あ〜でも冷静になってみたら悪くはない……かも? 抱かれるだけで養って貰えるならそんなに……それにアクラくん見た目は……ぁ♥)
ドキンッ♥と音が鳴った気がした。
抱かれている腕の中でアクラを見ようと顔を上げた。そして目に入った眠るアクラを見て、心臓が物凄い昂ったのだ。
思わずまた目を外し、下を向いてしまうほどに。
(僕、少しチョロ過ぎでは? 一応レイプされたんですけど……あぁ♥でもアクラくんの匂い……良い匂い……好き……♥)
淫魔の特性か、あれほど激しく抱いたのに、アクラは殆ど汗をかいていない。
それでも、感じるオスの匂いに発情したかのように思考が蕩けていく。
背も低めで、肉体的にも引き締まってはいるが筋肉質とまでは呼べないアクラの裸体にどうしようもなくオスを感じてしまう。
理屈ではない。やはり、自分はアクラに堕とされているんだと自覚する。
(料理は……まぁ出来ますし……それくらいは……喜んで……くれますかね?)
そんなことを考えながら、自らの意思でアルジェはアクラに抱きつく。堕とされた自堕落なはずの吸血鬼の少女は、堕とした本人に尽くすことを目指し始めてしまう。
理屈ではないこの感覚に、いつの間にかアルジェは少しだけ笑っていた。
生まれ変わったのだから、少しくらいは女の子を楽しんでみようかな?と、彼女が思ったのは、自然なことだったのかもしれない。
余談だが、その後、二人でのんびりとした旅を始めた都合、アルジェが会う運命にあった少女達もアクラに次々と堕とされていくことになろうとは、アルジェは勿論、堕とすアクラでさえも思いもしないことだった。