僕のヒーローアカデミア、ミルコです。
短編麻痺シリーズ(?)
今回はミルコです。
大体いつもの内容。
本番はありませんので、あしからず。
では、どうぞ。
「ちく、しょう……!」
ヒーローという存在は、たとえ首だけになろうとも、なおヴィランの喉笛に食らいつく。
現実的に考えれば、そんなことが起こるはずはない。
それでもなお、そうしてくるのではないかと錯覚させるほどの凄絶な闘志を宿す者がいる。
それが、ラビットヒーロー、ミルコだ。
だが今、そのミルコは、本来の彼女からは決して想像出来ない、あり得ない状況に置かれていた。
「ぐ……」
あのミルコが、アスファルトの上に突っ伏すようにうつ伏せとなり、口惜しさを噛み殺すように歯を食いしばっているのだ。
その手足は、まるで糸を断ち切られたマリオネットのように力なく投げ出され、指先一つ動かすことすら出来ずにいた。
「キキキ、流石のミルコと言えども、俺の麻痺胞子をあれだけ食らったんじゃあどうしようもねぇみたいだな! キキキ!」
その状況を作り上げた張本人、ヴィラン名、マイコニドが、勝ち誇ったように耳障りな笑い声を響かせる。
マイコニドの個性は、キノコ。
雄英高等学校ヒーロー科に在籍する少女の個性とは異なり、彼は本人そのものがキノコになっている異形型の個性の持ち主だった。
本人が胞子を吐くキノコ人間。
近接戦を得意とするミルコにとって、これ以上ないほど相性の悪い相手だった。
「ハッ……近寄って来な。噛み殺してやるよ」
「キキキ……怖い怖い。喋らせなきゃつまらないから口は麻痺させなかったが、本当に噛み殺されそうだ」
勝ち誇るマイコニドに対し、ミルコは、まだ敗北など認めていないと言わんばかりに牙を剥いて挑発する。
四肢が動かず、身体は地に伏したままでも、その視線だけは獲物を睨み据え、決して死んでいない。
それを嘲笑うように笑っているマイコニドだが、油断はしていないのだろう。
正面には立たず、わざわざミルコの背後へと回り込み、距離を測るように、慎重に近付いていく。
(ちっ……癪だが、本当に動かせねぇな。こりゃ死んだか?)
そうやって挑発の牙を剥くミルコ自身、内心では決して余裕などなかった。
脚を失おうが、腕を失おうが、目の前のヴィランはぶち殺す。
その覚悟と気概だけは、今も揺らいでいない。
だが今の問題は、覚悟以前の話。
四肢どころか、指一本すら動かせないのだ。
これではどうしようもなかった。
「キキキ……」
「っ……♡てめぇ……!」
だが、事態はミルコの予想していた最悪とは、違う方向へ転がった。
マイコニドは、うつ伏せになった彼女の背後からぬっと手を伸ばし、ヒーロースーツ越しに胸元を掴むと、そのまま抱き寄せたのだ。
予想外の刺激に、ミルコの身体が思わずピクッ♡と跳ねる。
動かせない四肢とは裏腹に、感覚だけがはっきりと残っていることを突き付けられ、ミルコは歯噛みして、目だけで後ろを窺いながら、憤りを押し殺した声を漏らした。
「キキキ、柔らかいなぁ……こんないやらしいもの、着てる意味ねぇだろ」
「っ……♡くっ……♡」
たしかにミルコのヒーローとしての装いは、外見だけを見ればバニースーツに近い。
今この瞬間も、ヒーロースーツ越しとはいえ、ほぼ直接胸を揉まれているのと変わらない状況だった。
だが、それはあくまで彼女の機動力と戦闘動作を一切阻害しないための設計であり、卑猥な意図など、最初から存在しない。
だからこそ、ミルコの内心には激しい苛立ちが渦巻く。
しかし、それ以上の問題があった。
(なんだこれ……♡身体の感覚は殆どねぇのに、快楽だけ滅茶苦茶増幅してやがる……♡)
その問題とは、この麻痺が単に感覚を残しているだけではない点にあった。
むしろ、感度そのものが異常なほど引き上げられているのだ。
その増幅は倍程度の話ではない。
何十倍、あるいは何百倍にまで跳ね上がっているのではないか。
そう錯覚してしまうほどだった。
「く、ふぅ……♡んああっ!♡」
そうでなければ、ミルコがヴィランに胸を揉まれている程度で、こんなにも無力で、欲情したメスのような声を漏らしてしまうはずはないのだから。
「キキキ、感じてるなぁミルコ。ずいぶん敏感じゃねぇか」
「ふざ、けんな……誰が……ふぁああああ!?♡♡」
必死に否定しようとするミルコだったが、その声は最後まで続かなかった。
マイコニドの指が、ヒーロースーツの上から浮き出た乳首を正確に捉えた瞬間、痺れるような快感が、思考を置き去りにして全身を貫いたのだ。
動かない身体の奥で、快楽だけが狂ったように跳ね上がり、ミルコは抵抗も覚悟も快楽に押し流され、情けなく喉を震わせる。
否定も、怒りも、間に合わず、ミルコは絶頂してしまっていた。
(な……♡う、そだろ……♡)
これには、さすがのミルコでさえ戦慄を覚えずにはいられなかった。
麻痺している以上、我慢が難しくなるだろうことは理解していた。
だが、抵抗も、覚悟を固める猶予すらないまま、一瞬で絶頂してしまうなど、思いもしなかったのだ。
圧倒的な快楽による敗北。
そんな言葉が、不意に頭をよぎってしまうほどの衝撃だった。
「キキキ」
「ふぁあぁん!?♡♡ やめ、くふうぅぅっ!♡♡」
しかもそれだけでは終わらない。
マイコニドは、ミルコがすでに絶頂していることに気付いているはずなのに、乳首を責める手を止めなかった。
それどころか、マイコニドの指はさらに力を込め、上下左右へと容赦なく乳首を弾き続ける。
そのたびに、乳首から頭の奥へと電流が流れ白い閃光が弾けるような快楽に襲われる。
「くぅうぅぅっ!♡♡ やばっ……♡また、クソッ……んんんうっ!♡♡」
一度、絶頂を迎えた直後の身体に、その愛撫はあまりにも強烈過ぎた。
二度目の絶頂は、抵抗も否定も許されないままあっさりと引きずり出され、スーツの内側から愛液が滲み出てしまう。
「キキッ、またあっさりイッちまったなミルコ。キキ!」
「んくぅっ!♡ てめぇの個性の……くふぅうんっ!♡♡」
あっさりと乳首だけで絶頂してしまった事実を突き付けられ、ミルコは咄嗟に言い返そうとする。
だが、その反論もまた、途中で無惨に遮られる。
マイコニドの手が胸から離れ、次の瞬間には、筋肉質でありながらメスとしての柔らかさを併せ持つ、すらりと伸びた脚へと滑っていたのだ。
ただ撫でられただけ。
それだけで、ミルコの身体は即座に反応してしまっていた。
「キキキ、なんだなんだ? 足でも感じてんのかぁ? 本当に淫乱だなぁ?」
「っ……!? テメェ、何か手に……ああああぁぁっ!!?♡♡ ふあぁああっ!?♡♡」
何処か含みのあるマイコニドの言い草に、ミルコは何かを仕込んでいることに気付いた。
だが、気付いたところで身体が動かないミルコには、どうにもならない。
ぬるりと太腿を包む手が、まるでマッサージでもするかのように揉み解してくるたび、痺れた感覚の奥で快楽だけが跳ね上がり、ミルコの喉からは抑えきれない嬌声が零れ落ちていった。
「どうだぁ? 気持ちイイだろぉ?」
「て、めぇ……! ふざけ……んぅううっっ!!♡♡」
武器であるはずの脚で感じてしまう。その屈辱に歯を食いしばり、せめて睨みつけようとしたミルコだったが、それすら叶わない。
マイコニドの手が、太腿の内側をなぞり、付け根へと撫で上げる動きに変わった瞬間、ぞわりと背筋を走る快楽が爆ぜ、言葉は喉の奥で溶けた。
撫でられているだけ。それだけなのに、脚の奥から熱が込み上げ、ミルコは抗う声すら上げられず、情けない吐息を零してしまう。
「キキッ、どうしたぁ?」
「だ、まれぇっ!♡ んんっ!♡ あっ♡ふぁぁっ!♡♡」
悔しさを滲ませたミルコの表情を見て、マイコニドはますます調子に乗り、さらに激しく太腿を撫で回しはじめる。
鍛え上げられ、引き締まった筋肉の下に隠された柔らかな肉が、指の圧に従ってぐにゅりと歪み、掌の中で形を変えていく。
それに合わせて、ミルコの身体の奥からじわじわと熱が込み上がってくる。
(まず、い……♡)
「キキキ、ほれほれぇ、ここはどうだ?」
「ひっ……!?♡♡ んんんうぅぅぅっっっ!!!♡♡♡」
そして遂には、太ももだけで引き上げられた快楽が一気に弾け、ミルコの全身がびくりと痙攣する。
意思とは無関係に腰が跳ね、腹の奥がきゅっと締め上げられ、脳天まで駆け上がる強烈な波に思考は完全に吹き飛んだ。
快楽が全身を支配し尽くし、ミルコは為す術もなく、太ももで絶頂へと引きずり落とされていた。
「ぁ……ぁ……♡♡♡」
太ももで絶頂してしまったという異常事態。その理由が、マイコニドの手に付着した胞子を塗りたくられたせいだということは、ミルコにもぼんやりと理解出来ていた。
だが、それでもあまりに現実離れした事実を前に、さすがのミルコも思考が追いつかず、唖然とした表情のまま固まってしまう。
ショックを受け入れきれていないのだ。
「キキ……」
だが、マイコニドはミルコの精神的動揺をむしろ利用するように辱めを続ける。
「んひっ!?♡♡ そこ、は……♡ひゃうぅう!♡♡」
それまで内腿ばかりを執拗に弄んでいた手の動きがさらに変わる。
スーツのわずかな隙間を探り当て、指先が滑り込むと、秘所を直接弄り始めたのだ。
すでに愛液で濡れ切った秘所は、抵抗する間もなく指を迎え入れ、侵入してきた異物を反射的に締め付けてしまう。
拒絶する意思とは裏腹に、内側は熱を帯び、吸い付くように絡みつき、ミルコは自分の身体が見せた裏切りに喉を詰まらせた。
「お〜もうまんこがグチョ濡れじゃねぇか」
「うる、せぇ……!♡ ひぅ!?♡♡ あぁあぁぁぁ!?♡♡」
煽ってきているのが分かっていても、口を開いた瞬間、ミルコの喉からはやはり情けない声が零れ落ちた。
腟内を掻き回す指が、くちゅ♡くちゅ♡と湿った音を立てて動くたび、鋭い快楽が走り、身体の奥を電流のように駆け巡る。
煽りに反論する余裕も、踏み留まる力も奪われ、ミルコはただ、内側から暴れ出す快楽に翻弄されていった。
「んひっ!?♡♡ これ、まだ指にぃ♡くひぃいぃっ!?♡♡ あぁあああぁあっ!!♡♡♡」
マイコニドの指には相変わらずあの胞子が付着している。
それを、ただでさえ過敏な腟内へと直接塗り込まれ、ミルコの身体は即座に反応を跳ね上げる。
ひと掻きされるたびに感度が底抜けに引き上げられ、次々と愛液が溢れ出していく。
湿った音が重なり、喉からは今までになく淫らな喘ぎが迸る。
そこに強気なトップヒーローとしての面影は、もうどこにも見当たらない。
そこにあるのは、胞子に弄ばれ、快感に溶かされ、己の身体に裏切られ続ける、ただ一匹の、蕩けきった雌だけだった。
「ほらほら、思いきりイクんだよぉ!」
「くぅんぉ!♡♡ あひいぃいいぃぃいっ!!?♡♡♡」
その言葉とともに、マイコニドの指が一際強く、膣内を擦り上げた。
瞬間、脳天まで突き抜ける快楽に意識は白く弾け、ミルコは今までになく情けない絶叫を上げながら、否応なく絶頂へと引きずり上げられる。
同時に、秘所からは大量の潮が噴き出し、空気を切って惨めな弧を描いてアスファルトに快楽の証を刻み込んだ。
「キキキ……」
「あ、く……♡♡♡」
なおも締め付ける秘所から、マイコニドがゆっくりと指を引き抜き、そのまま立ち上がる。
支えを失った瞬間、ミルコの身体は抗えず、力の抜けたまま後ろへと倒れ込んだ。
四肢を投げ出し、仰向けに転がったミルコは、秘所からは愛液がとろとろと溢れ落ち、太腿を伝って地面へと滴り、止まる気配すらない。
荒い呼吸に胸を上下させ、目は潤み、唇は半開きのまま。
そこにある姿は、普段の強気なトップヒーローとは到底結び付かない、ただ快楽に溶かされきった淫靡な雌だった。
「こいつはプレゼントだ」
「くひぃ!?♡♡♡」
マイコニドは手のひらに一本のキノコを生み出し、勝利者の権利とでも言うように、ためらいなくミルコの秘所へと押し込んだ。
ちょうど肉棒のような大きさのそれが侵入した瞬間、ミルコの身体はびくん♡と反応する。
また絶頂したのだ。
「くひっ♡♡ああっ♡んんっ♡ああっ!?♡♡♡」
「キキキ……じゃあなミルコ」
びくん♡びくん♡と、身体を何度も痙攣させるミルコをそのままに、マイコニドは背を向けて歩き去る。
凶悪ヴィランと言うより、愉快犯めいた行動をするマイコニドに、ヒーローへとどめを刺す気配はない。
だからこそ、置き土産だけを残していく。
(つぎは……♡蹴り飛ばす……♡♡)
秘所に挿し込まれたキノコの効果で、快楽に震えながらも、ミルコは目だけでその背中を追い続ける。
次は勝つ。
その想いを胸の奥に固く抱えたまま、ラビットヒーローは一人、残されたキノコに翻弄され、快楽に悶え続けていた。