転生したら第7王子だったので気ままに魔術を極めます、シルファ・ラングリスです。
個人的には好きな作品
漫画版の出来はかなりのものだと思ってます。
個人的な拘りにより少し変わった話ですが、それでも宜しければ、どうぞ。
魔術の可能性は無限だ。
かの魔王のようにも見えるある少年の志しはいつもこれである。
ただかの少年のようにおぞましいほどの魔力を持たずとも、この志しを持つものもいる。
人並みしかない魔力。学ぶことも怪しい環境。
そんな中でも彼らは諦めなかった。
魔術の可能性は無限だから。
かつて自分達の使う魔術を馬鹿にしたもの達を見返すため。
気持ちは様々だが、彼らは遂にある魔術を完成させた。
その魔術は恐らく、かの少年に見られてしまえば簡単に模倣されてしまうもの。
だが、彼以外なら?
そう、彼らの生み出した多重魔術は、彼以外ならば……とてつもない脅威を秘めたもの。
例え相手が、銀の剣姫だとしても……。
「ハァ……ハァ……」
「す、凄いな……あれを食らって……」
「そりゃ相手はあの銀の剣姫だぜ? 油断するなよ」
銀の剣姫、シルファ・ラングリス。
冒険者からサルーム騎士団長になったという生ける伝説の娘であり、本人も圧倒的な強さで既にBランク目前に迫っている少女だ。
だが、彼女は今、彼女が生きてきて初めての状況に陥り、逃げるという選択肢を取らざる得なくなっていた。
(身体が……ズレる……!)
自分が動かしているつもりの身体の感覚と、実際に動いている身体の動きにズレが生じていたのだ。
それも少しズレているというレベルではない。
剣を握ってから初めて手から剣が滑り落ちるように取り落とした。
しかも普段ならば落ちる剣に反応し、それを掴み斬りかかるくらい出来るはずが、剣が地面に落ちるまで反応すら出来なかった。
更にそれを確認して距離を取るべくバックステップをしようとした瞬間、足がついていかずに尻もちをつく始末。
まるで自分の身体が自分のものではないかのような感覚だった。
(これは……やはり、あの魔術……?)
もつれる足を何とかコントロールして走り出したシルファの脳内に浮かんだのは、今日討伐、または捕獲する予定だった集団。
名を魔術深層会。
黒ローブを着た怪しげな魔術師の集まりだったが、彼らの魔法をシルファは悪い癖で受けてしまったのだ。
それが間違いだった。
「「「■」」」
シルファに理解し切れないほど圧縮された呪文束。
普通ならば2節も圧縮出来れば上等なそれを彼らは全員の言葉を合わせて1つの呪文にしたのだ。
1人2節で20人。40節も圧縮されたかの少年以外ならヤバい代物だ。
それでも本来彼らの実力で出来るものではないが、効果は絶大だった。
「オール……ダウン……!」
(……アレですよね)
何人かが意識を失って倒れていく中、1人妙な雰囲気をした男が呟いていたのをシルファは聞き逃さなかった。
しかし、そっから一気に低下した全てによってその男にそのまま集中することは出来なかった。
「居たぞ!」
「逃がすなよ! 効果が完全に切れたら俺らなんか瞬殺だからな!」
「……っ!」
普段なら感じられる気配すら感じられず、見つかったことに気付くことが遅れてしまう。
まるで老人のような反応速度と赤子のような身体能力で駆け出そうとするも、もう遅い。
「捕まえた、ぞ! おらぁ!!」
「ってか、マジで良く走れるな。実験で俺が受けた時は一瞬で意識失ったんだけど」
「まぁ俺らと銀の剣姫サマじゃ格が違うってことだろ?」
「……くっ」
3人組の黒ローブの集団に補足されたシルファは、鈍い動かで逃げる暇もなく、1人の男に床に引き倒されて押さえつけられてしまう。
必死に抵抗を試みるも、身体に力が入らず、上手くいかない。
「ふぅ……久々に走ったわ」
「魔術の基本は肉体にありって言われてんだろ? もう少し動け」
「うっせぇ……魔術に限界はなくとも、俺の肉体は限界なんだよ」
「……あ、リーダー。捕まえました」
(効果が切れないと……ここまで……!)
本来のシルファならば瞬きする間もなく倒せそうなほど弱そうな3人組だが、今の彼女では自分を押さえつける1人にすら勝てない。
「了解しました。捕まえた報酬に俺らから始めて良いってさ」
「お、マジか! でかした!」
「あ〜無理矢理とか趣味じゃなかったんだけどな……まぁ仕方ねぇか」
ボスと呼ばれる存在と連絡をしていたらしい1人の言葉に、シルファを押さえつけていた男が舌なめずりをする。
彼らの合体魔術には1つだけ欠点があるのだ。
それは参加した魔術師全員に異常な性欲が芽生えること。
つまり、この三人組も今とてつもない性欲に苛まれているのだ。
「さて、それじゃあ……」
「始めるとするかっ!」
「……っ」
危険な依頼ではなかったためにほぼ私服姿であったシルファの服が男達の手にした切れ味が悪いナイフによって引き裂かれる。
そして露になる彼女の肢体に、男の一人がゴクリと唾を飲み込んだ。
「おぉ……すげぇ……これが銀の剣姫の身体かぁ……!」
「いや、やべぇってこれ。マジ興奮するわ」
(こんな奴等に好きにされるとは……分からないものですね)
興奮する男達に対して、シルファの方は存外冷静であった。
剣に生き続け、抜身の剣のようなシルファの感性は、女としてはかなり死んでると言っても過言ではないだろう。
そんな彼女にとって今の状況は確かに危機的状況ではあるが、その程度なのだ。
確かに自分はこれから襲われるだろう。
しかし、それだけだ。それ以上はない。
流石に見せつけたりするわけではないが、処女を失うことにも何かしら思うことはないのだ。
ただ、自分の未熟さを悔やむのみだ。
(……やはりまだまだ修行不足ですか)
父の言いつけで冒険者になったが、今の今まで誰にも負けず、苦労すらしなかったシルファは、この冒険者生活に意味を見出すことが出来ていなかった。
だから今回の敗北は逆に良かったのかもしれない。
そう考えてしまうほど、彼女は現状を受け入れていた。
だからこそ気付かない。
オールダウンの効果が、まだ全て判明していないことに。
「じゃ、じゃあ……まずは、この柔らかそうな胸からだな」
「おう、そうだな! あ~柔けぇ~!」
「んぁっ!?♡」
胸を鷲掴みにして揉みしだいてくる男の手の感触に思わず変な声が漏れてしまう。
しかし、シルファは自らの身体に起こった事態が信じられないかのように目を見開く。
(今のは……一体……?)
女としてはかなり死んでいるシルファではあるが、最低限のそういう知識くらいはある。
しかし、性欲やら物欲やらの欲が全て剣へと注がれた彼女には自慰の経験は殆どなく、何より快楽を知らないに等しかった。
故に彼女は今、突如として自らの身体に走った快楽に困惑していた。
「くっ……♡ふぅ♡ううっ……♡」
「すげぇな。とろっとろで、揉んでる指からこぼれてきやがるぜ」
「この綺麗な足も鍛え過ぎてかてぇかと思ったけど、スベスベだし柔らかくて気持ち良いな!」
「っておいっ! 俺にも触らせろよっ!」
シルファの極上の身体に性欲が爆発している男共は遠慮という言葉を忘れ、好き勝手触りまくる。
柔らかなシルファの乳房が形を変えるほど乱暴に揉みしだかれ、滑らかな太ももを撫で回される。
そんな無遠慮かつ、女を悦ばすテクニック1つない手つきにも何故か彼女の身体は反応してしまっていた。
(まさか……これもあの魔術の効果……?)
シルファが考えている通り、オールダウンの効果は実は身体能力の低下だけではない。
オールダウンが低下させるのは思考能力以外のほぼ全機能である。
勿論、それは快楽に対する耐性も例外ではない。
「か……はぁ♡くっ……♡」
「へへへ、中々いやらしい良い声上げてくれるじゃねぇか!」
「おいおい、そろそろ交代してくれよ!」
「わかってるって! もう少し揉ませろっ!」
(このままではまずいですね……何か手を打たないと)
快楽自体は不快ではあるものの、大きな問題ではない。
しかし、オールダウンの効力は自分の予想を遥かに超えている可能性が高い。
それを考えれば、早急にこの場を脱しなければならない。
だが、シルファは自分の身体が言うことを聞かないという経験は初めてであり、どうすれば良いのかは流石に全く分からなかった。
「仕方ねぇな……ほら、足も良いけど場所空けろ。俺はこっち弄らせてもらうからよ」
「ちっ……仕方ねぇな。この足は渡さねぇからな?」
「分かってるっつぅの」
シルファの足を弄っていた男が一歩下がり、その空いたスペースに代わりに別の男が陣取る。
そして、やはりと言うべきか、その男の狙いは非常に薄い水色の陰毛に包まれた秘所であった。
「へぇ……これが銀の剣姫様のまんこかぁ……」
「っ♡くっ……ふぅぅ……♡」
クチュっと小さな水音を立てて入ってきた指が膣壁を擦る感覚に、歯を食い縛って耐えるシルファであったが、その顔は既に真っ赤に染まりきっており、快感を感じていることは明らかだった。
(っ……こんな男の動きすらまともに視えないなんて……!)
普段のシルファならばこの男が何をしてくるのかなど手に取るように分かるというのに、今はその手の動きすら追うことが出来ない。
それが今こうやって女として乱暴されていることより遥かに屈辱的だった。
「くぅっ♡ふっ♡あっ♡うぅ♡」
「ははっ、もうこんなに濡れてらぁ!」
「んんんっ♡はぁ♡ァ♡ァァ♡♡」
男の言う通り、殆ど弄られていなかったために硬く解れていないはずの腟内に指がぬるっと入ってしまっていた。
そのまま指一本すらキツい膣内を男の太めの指が動き回ると、その度に彼女の口から艶のある吐息と喘ぎ声が漏れていく。
「おっぱいもデカくて柔らかいなぁ……マジで最高だよ、シルファちゃん」
「おいおい、銀の剣姫ちゃんをそんな呼び方すんなって、ぶった斬られちまうぜ? 出来たらの話だけどなっ! ハハハッ!!」
下品な笑い声を上げる二人だが、それも仕方ないことだろう。
自分の身の丈を遥かに超えた魔術を行使した代償で生まれた歪んだ性欲とそれの犠牲となる極上の肉体を持つシルファ。
それが合わされば、もはや我慢出来る者などいるはずもないのだから。
「くそっ! もう我慢できねぇ!!」
「お前らもうかよ……」
「うるせぇよ足フェチ! お前みたいな変態と違うんだよ!」
怒鳴りつける男の理由は分かっているのか、呆れながらも足を撫で続けていた男はシルファから離れていく。
だが、当たり前のように安心することなど出来ない。
残った二人はローブから肉棒を取り出しており、今まさに挿入しようとしていたからだ。
「……っ!!♡♡♡」
「うおぉぉぉ! 銀の剣姫様の初めては俺が貰ったぞぉ!!」
破瓜の痛みはほんの一瞬。
すぐさま襲いかかってくる快楽を予測していたシルファは、予め舌を弱い力ながら噛みつくことで、声だけは出さないように耐えることが出来た。
(クッ……これは、予想以上に厄介ですね……)
凄腕、いや超凄腕の剣士であるシルファが故に今の状況を正しく判断出来る。
心の方は大丈夫だ。
こんなことをいくら繰り返しても、自分が負けることはないだろう。
しかし、問題はそれ以外だ。
(まず……いです……ね)
問題は身体。
オールダウンの効果が切れるまでにこの身体が持つかどうかだ
女としてはかなり死んでいても少なからず分かっている。
これから犯されていけば自分の身体は絶頂する。
一度なら問題はない。
しかしそれが何度も何度も続いてしまえば、少なくともかなり激しく消耗するだろう。
そして、何よりきちんとした思考をし続けられるのか、あまりに不明瞭すぎるのだ。
「んぐっ!?♡」
「おいおい、流石に口にぶち込むのは大丈夫か? いくら赤ん坊並みの噛む力だって言っても、噛まれたら痛ぇだろ」
「大丈夫だろ。シルファちゃんも喜んでるし」
「んんんんんぅぅぅぅぅ!!♡♡」
喜んでいて噛まないわけではない。
肉棒に歯を立てたくとも緩和した顎の力では、肉棒の出入りに負けてしまい口を閉じきれないだけだ。
しかも腹立たしいことにオールダウンの効果なのか、口の中も気持ち悪いというより気持ち良い感覚まであった。
「んぐっ♡♡んんっ♡んおぉ♡♡」
「鍛えてるからか、まんこの締まりも良いな! こりゃすぐに出ちまいそうだ!」
「口の方も良い具合だぜ! 脱力してっから喉奥まで入りやすいしな!」
「んぐぅ♡♡ふぐぅぅぅ♡♡んんん~~♡♡♡♡」
フェラを強要されたまま、鍛えているにしては細い腰をしっかり掴まれて、容赦なく突かれ続けるシルファだったが、彼女は決して快楽に溺れてはいなかった。
ただそれでも身体は勝手にその身を震わせ、秘所から愛液を流し続けている。
「あ〜精液が上ってくるぜぇ……!」
「俺もだっ! このまま中に出してやるからなぁっ!!」
「んんん~~~~~っっ!!!♡♡♡♡♡」
ドピュッ!ビュルルルゥッッ!!♡♡ビューーーッッッ!!♡♡ブピュウゥゥゥゥゥ!!!!♡♡♡
そのまま男達は我慢することなく、シルファの口内と腟内に己の欲望をぶちまける
。
その衝撃で、シルファの当たって欲しくない予想通り、彼女もまた絶頂を迎えてしまった。
「うおおぉっ! 絞まるっ! このまんこ、マジで最高だぜ!」
「まんこの絞まりは低下しない辺り、リーダーも分かってるな!」
「ふぅぅ♡♡ふぅぅ……♡♡♡」
「おいおい、シルファちゃん。まだ休んで良いなんて言ってないぞ?」
「……っ!♡ んぐぅ♡♡ぐぶっ♡♡」
再びシルファの口内と膣内に挿入された肉棒が動き出す。
男達の増加した性欲は一度の射精で収まることはなく、寧ろ激しさを増す一方だ。
「俺もやりたくなってきた……ケツくれ、ケツ」
「あぁ? 相変わらず変態趣味だな……仕方ねぇ……体制変えろ、体制」
「分かった……よっ!」
「んぶぅっ!?♡♡」
シルファの口を肉棒で犯していた男が、その身体を掴み、彼女を持ち上げて体勢を変える。
下に横になった男の上に、シルファが跨る形だ。
これならば、3人目の男達が望んだ場所、つまりシルファのアナルに肉棒を突き入れやすい。
「ケツは一番締まりが良いからな……入れさせて貰うぜ、シルファちゃん!」
「んぐっ♡♡んんん~~っっ!!♡♡♡」
シルファの答えなど聞く気はない。
元より肉棒を咥えさせられているため当たり前だが、それでもそう言いたげなくらいいきなり3人目の男の肉棒がシルファのアナルに突き入れられた。
無論こちらも力が入れられないため、抵抗なく挿入されてしまう。
「おいおい、気持ち良いのは分かるが、口もちゃんと使ってくれよ?」
「んぶっ♡♡んん~~っっ!!♡♡♡」
アナルに肉棒を突き入れられたシルファの意識がそちらに向いたのが分かったのか、髪を掴み頭を前後させ、肉棒を喉奥に叩きつけてくる。
口は相変わらず絞まりは良くないためオナホのように使うことにしているのだろう。
事実シルファにしゃぶらせているという事実だけで、男はより興奮し、よりシルファを使ってくる。
無論それは、他の男達もだ。
「ふぅぅ♡♡ふぐっ♡♡んん~~っっ!!♡♡♡」
シルファの膣壁と腸壁を好き勝手蹂躙する男達。
テクニックの何もない獣のような腰使いだが、シルファの膣と腸はしっかりとその肉棒を包み込み、快感を与えてくる。
「おらっ! 出すぞ!」
「こっちもだっ!」
「んぐぅっ!?♡♡んんっ♡んぶぅ~~っっ!!♡♡♡」
ドピュッ!ビュルルルゥッッ!!♡♡ブピュウゥゥ!!♡♡♡ビューーーッッ!!♡♡♡ブピュウゥゥ!!♡♡♡
再度、今度はアナルも含めた3穴同時の射精。
今度もシルファも絶頂したらしく、身体がピクピクと震えている。
「まだ、まだぁ!」
「これじゃあ終われねぇ!」
「んぐっ♡♡んん~~っっ!!♡♡♡」
それでも、まだ終わらない。
肥大化した精力はまだ終わらないのだ。
しかもそこで聡明なシルファは気付いてしまった。
気付かない方が幸せなことに。
(あの場に居たのは21人……まさか、その数だけ……!?)
そう、精力が肥大化した魔術師達はあの場には21人いたのだ。
今の3人だけでも、既に3回戦が始まってしまっている。
それがまだ、18人も居るのだ。
その絶望的な事実に、シルファは初めて本格的な脅威を覚えた。
「ふぅぅ♡♡ふぅぅ……♡♡♡」
「ハァァァ……もう出ねぇ……」
「俺も……満足したわ……」
「あぁ……」
それから、暫く経った後。
ようやく男達の性欲は収まったのか、シルファの身体から肉棒が引き抜かれる。
回数にして1人、6回。
合計18発の射精を腟内とアナルと口内と身体で受け止めさせられたシルファの身体は精液でドロドロに汚されており、身体中が白く染まっていた。
「んぐ……っ♡」
「うへぇ、やっぱり酷いことしてるって実感するな」
「そうだな、これじゃあ銀の剣姫様じゃなくて、精液まみれの便器だな!」
出し切って満足しているからか、シルファを奥に連れて行かずに談笑を始める男達。
これが最後のチャンスだった。
(……今です)
「なっ……!?」
ボロボロに犯され、未だにオールダウンがかかっているはずのシルファが男達の元から走り去る。
シルファはずっと自分の低下した身体と自分の意識のズレを修正していたのだ。
赤ん坊並みの状態でもズレさえ修正すれば精力の抜けた男達から逃げるくらい容易い。
「くそっマジか!」
「オールダウンはまだ効いてるはずだぞ!」
オールダウンが効いているならば、いくらシルファといえどもただの無力な女。
逃げ出すことすらも困難のはず。
その予想が外れ、シルファが逃げられたことで男達は動揺していた。
「やべぇ! 追いつけねぇ!」
「逃げられちまうぞ!」
(このまま……!)
男達は遥か後方。
本来のシルファが走る速度に比べれば天と地の差だが、それでも走れてはいる。
逃げ切れる。
シルファがそう確信した時、ソレは現れた。
「ダメだなぁお前ら。折角オールダウンを教えてやったんだから、活かせよ」
(……1番後ろの)
シルファの前に黒ローブを羽織った若干軽薄そうな男が行く手阻むように現れる。
それはシルファがオールダウンをかけられた時に1人椅子に座っていた男。
この男達のリーダーだ。
(やはり……何かが違う……)
最初からこのリーダー格の男だけが他の男達とは何かが違うと思っていたが、それは間違いではなかった。
最初からこのリーダー格の男だけがどこか普通ではないのだ。
「全く……ニンゲンにも面白いのが居たから力を与えてやったのに、こうも簡単に逃げられるとは」
「……まさ、かっ!?」
リーダー格の男の物言いで正体に気付いたシルファだったが、次の瞬間意識が薄れていく。
今のシルファには知覚出来ない速度でリーダー格の男、魔族の男がシルファを昏倒させたのだ。
(……しまっ……た……)
薄れていく意識の中、最後にシルファが見たのは、魔族の男のサディスティックな笑みであった。
「んぶっ♡♡んんんっ♡♡んんーーーっ!?♡♡♡」
シルファが目覚めた時、彼女は自分の身に何が起こっているのか判断するのに時間がかかった。
オールダウンの重ねがけをされた上、ある魔術もかけられてしまったため、状況を理解出来なかったのだ。
「さぁガンガン輪姦せ。一時も休ませるなよ」
「んぶっ♡♡んん~~っっ!!♡♡♡」
再度捕まってしまったシルファは、気絶している間もずっと20人がかりで輪姦されていたのだ。
常に穴という穴に肉棒を突き入れられ、胸や手で奉仕させられている。
そして何より先ほどまでの輪姦と違うことがあった。
(快楽が……引か……ない……?)
ずっと輪姦されているからではない。
先ほどアナルに中出しされた時に絶頂に至ってしまった身体が中々治まらないのだ。
これが、魔族の男の魔術、オールスロウによるものとシルファは気付けない。
いや、気付いた所でもうどうしようもなかった。
「へへへっ! シルファちゃんイキっぱなしじゃねぇか!」
「もっと激しくしてやれ!」
「おごぉっ!?♡♡んんっ♡♡んぐぅっ!!♡♡♡」
「あ〜やべぇ、もう出そう!」
(快楽が……どんどん……蓄積……して……♡)
オールスロウの効果でゆっくりと訪れる絶頂快楽のせいで、後から後から絶頂快楽が詰まっていく。
今までその内治まっていた絶頂感が無限に続き、シルファの身体のみならず、精神をも蝕んでいく。
「んぐっ♡♡んん~~っっ!!♡♡♡」
「シルファちゃんのまんこ、滅茶苦茶気持ちいいぞ!」
「あぁ、そろそろ出る! また出すぞ!」
「俺もだ!」
「んごぉっ!?♡♡ んんっ♡んぶぅぅっっ!!♡♡♡」
腟内を激しくピストンされたままアナルと口にも精液を出される。
無論、肉棒が引き抜かれるのも一瞬のことだ。
「今度は俺がケツ穴だ!」
「んあああああ!?♡♡♡ んぶっ!?♡♡♡ おぶぶっ!?♡♡♡」
「口開けて誘いやがって! 新しいちんぽだぜ!」
アナルに突き入れられたことで開いてしまった口にすぐさま次の肉棒が挿入される。
絶頂の大波も輪姦の嵐も一切治まることはなく、シルファは男達の肉便器として陵辱され続ける。
(いし……き……が……の……まれ……♡♡♡)
たしかにシルファは強い。
それでも、それでも、限界はある。
彼女の意思と関係なしに絶頂し続ける身体。
もはやシルファが壊れるのが早いか、堕ちるのが早いか。
その2つに1つしかないのだ。
「おごっ♡♡♡んぶぅぅぅ〜〜〜〜!!?♡♡♡」
「ははは! 精液飲んでイキやがったぞ! 肉便器姫が!」
(剣……剣……)
精液を喉奥に流し込まれ、また絶頂しながらもシルファはオールスロウで鈍った思考を回す。
「んぐぼっ♡♡ぶぼぼ♡♡ぶぼぼぉぉ♡♡♡」
「精液で溺れかけながらイキまくるとか、本当に変態だな」
(剣の……魅力……)
それはあまり回してはいけない思考。
シルファの、根源を犯す快楽の魔族の示すがままに、快楽に染まり切った思考がゆっくり回転を始める。
(私……は……♡♡♡私……は……♡♡♡)
そして結論が出た。
「おぉ? シルファちゃん?」
「お? お?」
変化は些細なものだ。
オールダウンとオールスロウがかかったシルファが起こせるアクションなど非常に少ない。
それでもその変化に、男達はすぐに気付いた。
「んぶっ♡んんっ♡んんっ♡」
「ははっ! シルファちゃんがちんぽに舌を沿わせ始めたぞ!」
「こっちはちんぽ握り始めたぜ!」
(委ね……ましょう)
シルファが緩慢な動きながら男達にされるがままでなく、自分から奉仕を始めた。
だが、シルファは完全に快楽に堕ちたわけではない。
比べることにしたのだ。
彼女にとって大事なものである剣の道と快楽。
どちらがより自分を魅了するのかを。
「おらっ! 出すぞ!」
「こっちもだ!」
「んぐぶぅぅ♡♡んんっ♡♡んぶっ♡んぶぅ♡♡」
シルファの舌が肉棒を舐めことで、男の射精が促進され、また喉奥に出される。
しかし、今までは放置していたそれをシルファはゆっくり喉を動かして飲み干し、舌を動かすことで更に奉仕していく。
「飲ませてやるよ!」
「俺はぶっかけてやる!」
「おごっ♡♡んぶぅぅ♡♡♡んん〜〜っっ!!♡♡♡」
シルファが奉仕を始めたことで更に射精の間隔が短くなっていく。
先ほどよりもどんどんと肉棒がシルファを囲んでいく。
「……クッ……ハハッ! こりゃあ面白え」
そんなシルファ達を遠くから見ていた魔族の男は、1人愉快そうに笑う。
シルファが何をしているのか、彼だけが気付いたのだ。
「お前ら、いつの間にか試されてるぞ? 自分が堕ちるに相応しいかをな」
男達に届かないのが分かっていながらも魔族の男は小さく呟く。
ただその表情はとても、とてもご機嫌だった。
「お前らちょっと退け。俺も楽しませて貰おう」
「リーダー? 珍しいですね」
「まぁリーダーだってシルファちゃんのエロい姿を見たら我慢できないよな!」
「ははっ、違ぇねぇ!」
「ハハッ……まぁあながち間違ってはないがな。さぁシルファ」
「…………」
部下達の言葉を適当に流しながら、シルファに近付いた魔族の男は、彼女の髪を掴んで自分の方を向かす。
相変わらず魔族の男に気付くのも緩慢なシルファだが、その瞳に宿る意志を魔族の男は見逃さない。
「俺を楽しませたからな。特別にお前に俺を試させてやろう。簡単に堕ちてくれるなよ?」
「…………♡」
シルファからの言葉はない。
しかし、その瞳は魔族の男を捉えていることに間違いはなかった。
「ハハッ! 始めるぞ!」
「ん……あっ♡あっ♡ああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?♡♡♡」
魔族の男の一際大きな肉棒が腟内に挿入され、オールスロウの効果でゆっくり長く大きな絶頂により甘くなったシルファの声が響き渡る。
剣の道と快楽の道。
どちらの道をシルファが選ぶことになるのか。
それはシルファ自身すら、まだ分からないことだった。