※この作品はR-18です。

私の王子様の物語   作:零之悪夢

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ようやくあの人たちが出ますよ……マジで書きやすいと思う。


高校での戦い
復讐と葛藤の中で……


「ふ~ん。あれが新しい精霊さんで攻撃してるのがASTね……」

「あの精霊は識別名<プリンセス>。お姫様の様だからだと、そのままですわね」

「普通に強いね~ていうかあしらってるだけじゃない?」

「彼女は来る相手をあしらっているので、ASTからは最重要精霊みたいですわね」

俺達は戦場から離れた高いビルの上から観察していた。今の所精霊とお話するタイミングを伺っているのだが、ASTの攻撃が思ったよりも激しいのでどうするかを考えていた。

「………そうだな。とりあえず突撃して、あいつ等全員無力化するか。二人とも行くぞ」

そうして俺はビルから飛び降り、虚空を蹴る。

「待ってよ~私も行く~」

「あらあら、置いてかれたくはないのでわたくしはもう行きますわ」

そうして三人が急速接近する。

「ん?総員警戒!!こっちに3体の霊力反応!」

そうすると見たことがない精霊と最悪の精霊が一緒に居た。

「<ナイトメア>!?と知らない精霊!?総員気を付けて!何をしてくるか分からないわ!」

そんなことを話しているが俺達にはダダ洩れなんだけど……

「とりあえず気絶してくれ……殺しはしない」

そうして俺達はASTを全員気絶させる。

「よっと……じゃ、精霊さんとお話しますか」

そうして、精霊と話す機会を作り彼女に近づく。

「ん?お前たちは精霊か。何をしに来た」

「何となくお話をしに来た。後、その辺に居た奴らは気絶させた」

「私は一人だ……お前らなど必要ない」

「じゃあ、そんな悲しい目してるんだ?それは寂しいんじゃないか?俺達と一緒に居れば寂しくないだろ」

「私は寂しいのか……?ならば、お前たちは何故私に会いに来たのだ?」

「俺達は精霊の手助けをする精霊だよ。お前以外の奴らで言うと……8人くらいは手助けしたかな……」

「そんなにも手助けをしているのか……目的は何だ?」

「目的……か。それは俺の自分勝手なエゴを満たすためかな。俺がやりたいからやる。それだけだ」

 

ラタトスクでは何が起こっているか分からなかった。

「何よ、あの精霊……AST気絶させて<プリンセス>と話してるし、<ナイトメア>と行動してるって……何を考えてるの?」

「琴里……あの仮面を被った精霊からは霊力反応が不安定だ。どちらかというと霊力がありすぎて計器が測定できないようだ」

そんな精霊に最終兵器を入れるのはまだ早いか……

「暫くはあの精霊の情報収集ね……何が目的なのかしら?」

「ん?指輪を付けている?琴里、この指輪に見覚えはあるかい?」

先の映像である部分の所を拡大してきた。

「え……これって、士道がつけてた灰色の指輪!!それなら<ナイトメア>と行動してるのも頷ける……じゃあ、白い方は誰なのかしら?」

「見る限り<ナイトメア>も白い精霊も、指輪を付けているようだ」

「何?結婚でもしてるのかしら……でも高校生にそんなことするかしら……それも士道がプロポーズなんて……しかも二人」

「指輪を付けている二人には黒い精霊がいつでも行けるように細工もしてあるようだ」

「何がしたいの?士道……」

ここで、彼が精霊の力を使って何をしているのか。まだ分かっていない。

 

「私は何も分からないのだ……現界して間もないからな」

「そうか……それだと名前もないのか……名前を考えるか……でも何となく決まってるんだよな」

俺は何故か名前を最初から決めていた。

「名前を考えるなんて責任重大だね~」

「でも、お名前を決めるのは難しいですわね」

「まあ、決まってるんだが。お前は……十香。夜刀神十香だ」

そうして十香と過ごす休日が始まる。

 

4月10日

新しい精霊と出会い名前を付けた。10日に会ったから十香という安直な名前だが気に入ってくれたようだ。しかし、狂三も普通に戦えるので戦力的には助かっている。彼女の精霊<刻々帝>を何故か俺が使えるようになっているのは妹と同じく封印したからだと思われる。しかし、彼女らの愛を耐えるのには少しばかり特訓をしないといけないと思う、あれを見せるのはまだ早いと思う。

 

4月10日

今日は新しい子に会った。名前を士道君がつけて十香ちゃんと名付けた。何となく犬ぽいのは気のせいだと思いたい。今日の戦いで狂三ちゃんの戦いを見たけどかなり戦えてた。永遠に私達は一緒、それで私たちの愛を十香ちゃんに見せるのはさけたいな。

 

「シドー!!今日は何処に行くのだ!」

最近は休日に来るようにしてくれている。十香は食べることが好きなようで色々なバイキングに連れて行っている、金が溶けるが……

「そうだな……あのホテルのレストランのバイキング行きつつ、買い物するか……」

「十香ちゃんは食べても太らないその体がいいよね~。私も欲しいな~」

「ええ、とても羨ましいですわ」

「お前らはその体がいいんだよ。そのままでお願いします」

笑いながら出かける。そんな四人で食事を楽しみ、買い物をする。

「十香ちゃんはワンピースの方が似合うと思うな……」

「でも、ロングスカートの方もいいと思いますけど……」

「俺的にはジーンズでもいいと思うんだが……」

「三人とも何の話をしているのだ?」

四人で服選びなど……そんな楽しい時間は過ぎてゆく……

「ああ、楽しいな。私はこんな世界を出てくるたびに壊していたのだな……」

「別に壊したっていいだろ。俺はいろんなものを壊してきた……だからこそ結果を見ればいい。過程は起こったことだ、気にするもんじゃない」

「そういうものか?」

「俺はそうだと思って生きてきた。あの日から……な」

その四人を見つめる、人。その目は復讐に燃えていた。

「十香、そろそろ時間じゃないか?」

「うむ。そうだな、しかし今回は長いかもしれない……また会えるか?」

「大丈夫だ、十香は俺達と会えるよ」

そうして、彼女は消えていった。

「ふ~。じゃあ帰るか、家に。明日から学校だ~」

「もうそんなこと考えてるの?老けちゃうよ?」

「士道さんは考えてることが多いですもの」

三人、それぞれ家に帰り次の日。

「おはよ~。士道君、昨日ちょっとはしゃぎすぎちゃって眠いよ~」

「ちゃんと寝てないのが悪い。悠乃はいっつもそうだな……」

そして途中で狂三に会い、学校に登校する。

「まあ、一緒のクラスはいいよな……中学校から同じだと安定感があるよな」

俺達は1年4組で、三人とも同じクラスになった。神にはありがとうを言っておく。

「でも、わたくしたちがテストで上位を占め、そして付き合っている。その目が痛々しいですわ……」

「あいつ等は羨望と嫉妬でできてるようなもんだよ。気にしないでいくしかないのさ……」

うちのクラスにはもう一人すごい人がいる。

「何がしたいんだろうな、あの鳶一折紙さんは……」

鳶一折紙。あの時にASTに居た人物だ。精霊を毛嫌いしているのはここからでも分かる。なんでかな……

「あの人、めっちゃ士道君見てるよね……」

「ストーカーの様ですわね……」

「少し話がしたいな。どうやって話をするか……」

そうしていると、向こうから近づいて来た。

「五河士道。屋上に来て」

「了解。こいつらもいいか?お前も知りたいんだろ?」

「連れてきて」

そうして放課後の屋上。四人が夕日に当てられながら話が進められる。

「あなたたちは精霊?<ナイトメア>と一緒に居るのは何が目的?」

「まあ、精霊と言っても過言ではないか。狂三と一緒に居るのは、見れば分かるだろ」

そうして指輪を見せる。彼女は少し残念そうな顔をした。彼女のそういう顔を見るのは初めてだった。

「何故、昨日<プリンセス>と一緒に過ごしていたの?」

「やっぱり尾行されてたか。でも、俺が精霊と一緒に居ることが目的のただの自己満足だ」

「そう。<ナイトメア>はもう動かないの?」

「ああ、そもそも人殺しはしてない。狂三は俺と一緒に居る道を選んだ、それだけだ」

「それじゃあ、彼女は?」

「そっちは俺の彼女。もう、4年になるな」

彼女は舌打ちをした気がするが気にしないことにする。

「では貴方が精霊なら私は倒さねばならない。それが私の生きる理由」

「なんで、そんなに復讐に縋ってるんだ?でも、あの時は泣いてただろ?」

彼女は驚いた顔をする、俺も今さっき思い出した。南甲町の火災の時彼女を助けたがあの時はまだ感情があったと思う。でも、なんで俺はそんなことを思い出した?その時は琴里と一緒に居たはず……

「私は精霊に両親を殺された。殺したのは<イフリート>。それを捜して倒す」

俺はあの時のことを思い出す、その時居たのは琴里の<イフリート>とあいつを助けたときの天使のような奴とあと……

「あ……。あいつだ……!!」

「何?」

「他に居た、あのノイズみたいなやつが居た!!」

俺はおぼろげな意識の中少し見たものがあった。琴里とノイズのようなモノ。

「ノイズ?イフリートではなくて?」

「あいつが人を精霊にしてるのはそれが目的か……精霊にして観察しようとしてる」

俺はその線に思い当たった。

「そう。なら証明して」

「そうだな、これを見れば分かるだろ……<灼爛殲鬼>」

そうして俺は和服に身を包み、巨大な戦斧を持ち彼女の前に立つ。

「貴方が<イフリート>?それなら、何故私を助けたの」

「俺は人助けが趣味、お前も身をもって知ってる……だろ?」

そうして学校から帰る途中。

「いいんですの?彼女に自分が<イフリート>だと見せつけて」

「見せたら、分かってくれると思ったんだ。それにストーカーしてるのはその時に俺が助けたせいで好きになったっぽいし」

「士道君?浮気は許さないよ~」

「俺はお前らしか見てないよ。あいつは俺達の行為を見たら怯えて逃げ出すだろうさ」

「それもそうだね~あれは初めて見たら失神すると思うよ」

「わたくしは精神力が高かったので耐えられましたわ」

「ふっ……なんだそれ。じゃあ、今日もやるか?」

二人とも頷いた。俺は痛い思いをするだけなんだがな……

 

私はその日の夜、彼の家に潜入していた。彼の私物を手に入れる為と彼女たちの関係を探るために必要なので仕方ない。そうして彼の家の二階の窓のカーテンを少し開け様子を確認する。今の時刻は7時半、彼らは夕飯を食べ入浴の時間になるので1時間程度は物を集められる。そうして部屋に侵入し物色する。

「すーーはーーーすーーはーーー」

彼のベットの匂いを嗅ぐ。中毒性がある匂い、これが堪らない。そうして見つからない所に小型カメラを設置し、窓から出る。任務は完了、家に帰って部屋の状況を見ればいい。そうして家に帰りパソコンで彼の部屋を見る。

「え……?」

私が見たのは彼女らが乱れた姿で腰を振っているところだった。くそ、先を越されたと思っていると、その後の光景が私の目を背けた。

「ああ……ははは!!」

「うっ……」

パソコンの音声から聞こえるのは彼を刺す音とびちゃびちゃと卑猥な音が一緒に聞こえるのと同時に彼の悲惨な姿が見え、吐きそうになる。

「ん……ちゅ……れろ……っぷ。じゃぁ~こうた~い」

「もう。待てませんわ……士道さん?失礼しますわ」

そうした彼女も彼を刺しだす。そのグロテスクな光景に私の脳は壊れかけた。そうして我慢できなくなり洗面台に走る。

「うっ……え……おっ……」

今日食べたものが吐き出される、彼はこんなことをしても生きているのは精霊だからか?それともその先の存在になったからなのか?私は考えたくなかった、こんなに精神を鍛えぬいたというのにあれは凄惨で悲惨な光景だった。

 

「あ……っ、っぐ……ああ!!はぁ……お前ら、生きてるか?」

「ふぁ~い。しどう~くん、だいしゅき~」

「しどう~しゃん……もっと……くだしゃ~い」

「世話がかかるなぁ。面倒くさいからさっさと終わらせるぞ……そら!!」

そうして、二人を絶頂させてから片付けに入る。ほんとにこいつらがやった後、動けなくなるのをどうにかしたい、そう思うのだった。

「お前ら……今日学校だぞ。さっさと目覚めなさい!!」

そうして彼女らにデコピンをする。

「はっ!学校?準備しなきゃ……って準備できてる」

「あら?着替えもできてますわね」

「お前ら動かないし、何しても反応しないから風呂入れて着替えさせてやったよ。ご飯もできてるから下に降りようぜ」

そうして、朝食を食べ終わり学校へ行く。最近は妹が家に帰ってこず、友達の家に泊まって過ごしている。反抗期という奴だろうか?

「っ……痛いなぁ……お前ら容赦なくするからな……」

「ごめんね、気持ちいいんだもん。気を付けようと思っても気づいたらやりすぎちゃって」

「お前らが満足すればいいんだけど」

そうして教室に入ると鳶一折紙が話しかけてきた。

「昨日の話は信じる。だけど、精霊と本当に対話するつもり?」

「俺の自分勝手なエゴだからな。あと名前は下で呼び合うことでいいか?呼びづらいからな」

「分かった、できる限り協力させてもらう」

「おう、宜しく」

そうして俺はASTの内部情報も得ることができるようになった。そうして、高校生活が一変する。

「なんか早かったな……1年生。あと少しで進級なんてな」

「早いことは否定しない。でも、何もない平和な時間だった」

「そうだね~折紙ちゃんと一緒に遊ぶのもたのしかったね~」

「どちらかというと、料理対決した時に黒かったのが少し怖いですわ」

「あれは、健康的。彼の一部分が昂ったりなどはしない」

折紙と狂三と悠乃と。高校1年生を楽しんだ。




これで過去編が終わりです。次からは原作追従ですが、狂三や琴里はないと思ってください。狂三は封印しており、折紙さんは説得が入っているので関わることはないです。次回、彼らが2年生になった時、運命は回り出す。
さあ、俺達の戦争を始めよう……
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