十香、再会
今日から高校2年生。さっさと準備をし朝食を作る。
「おにーちゃんおはよー!!」
そうして妹に朝食を出し、手帳に続きを書く。彼女のお陰でASTの情報を入手しているので情報整理が必要なのである。
「ごちそーさま!!」
「じゃあ、下げるな」
そうして皿を持ち、洗い物をする。
私は昔見たあの手帳をあの時のように、チラ見した。
DEM エレンとウエストコット 最重要人物
精霊 十香 四糸乃 狂三 琴里? 八舞姉妹 七罪 六喰 二亜 悠乃 士道
ノイズは警戒
その手帳は新しい情報とともに色々と書き足されていた。そしてチラ見を終え、チュッパチャップスを舐める。そうして考えを巡らせる、何がしたいのだろうか?
「今日は始業式だから外食にするか?いつものファミレスで」
「デラックスキッズプレート!!」
「はいはい。分かったよ。先に出るな」
そうして早めに家を出る。そうすると二人に出会う。
「おはよ~士道君」
「おはようございます。士道さん」
「おう、二人ともおはよう」
そうして三人で登校する。クラスは相変わらず変わらなく同じクラスになった。
「同じクラスだな。折紙も一緒だし、暫くは嫉妬の目線が痛いな」
「士道君がモテモテなのが悪い~」
「知らねぇよ。俺はお前たちしか見てないから。そもそも、告られてもバッサリ切り捨てるよ」
「ひどいねぇ~でも私達のことを見てくれるなら関係なし!!」
そうして教室に入る。2年4組に入るとざわめきが起こる。
「おい、天才、運動も神の五河士道さんだぞ!!こっちのクラスは勝ちが確定だな」
何か喜んでいるようだが後ろから来るやつに思いっきり蹴りを入れた。
「がはっ……」
「あ、やりすぎた」
俺の悪友、殿町は気絶してしまった。それを机に運び放置する。奴はゴキブリ並みの生命力を持っているので問題ないだろう。
「あんなやって大丈夫?死んだんじゃない?」
「大丈夫だよ。あいつはあんなところで死ぬ奴じゃないしそんな力は入れてないけど」
「士道さんの力は強すぎますわ……わたくしから見ても痛々しいですわ」
そんな話をしながら席に着くと隣が折紙だった。
「今年も宜しく折紙」
「今日は士道を見ている人が多い。魅力の賜物」
「そういうものか?っとホームルームだ」
そうして担任のタマちゃん先生になったため皆喜んでいる。
「今日、暇か?飯食べに行かないか?」
「分かった。いつでも予定は開けている」
「逆に怖いわ……あいつ等にも言って、一緒に飯食べようぜ」
そうして、放課後四人でファミレスに向かった。
「ふふふ、妹が驚く顔が頭に浮かぶ。……っぷ」
「気持ち悪いよ……前の狂三ちゃんみたいなニヒルな笑い方してるね」
「その顔は貴重。写真に収める」
「写真に収めるのは少し引きますわ……」
そうしていると会話は止められた。
「ウゥゥゥゥゥゥーーーー」
「警報か。誰と会えるかな……折紙、演技宜しくな。こっちも頑張って演技する」
「分かった。貴方達も気を付けて」
そうして、CRーユニットを付けた折紙は飛び立った。
「俺達も準備するか。用意はいいか?」
「もちろん!準備おっけ~」
「こちらも大丈夫ですわ」
「俺も大丈夫だ。さあ、俺達の戦争を始めよう!!」
そうして、空間震の発生源に向かう。
「あれ、あの玉座見覚えがあるな……一年前くらいに」
「うん。あの女の子も見たことあるな~って」
「ええ、わたくしもそう思うのですが……」
とりあえず近づく。
「ん?何者……おお!!シドーではないか、それに悠乃に狂三も!!」
「よう、十香。久しぶりだな……一年ぶりか?」
「もうそんなに経っているのか?皆はあまり変わらないようで何よりだ!」
「そうだな、とりあえず違う所行こうか……っとASTか、お前ら十香を見ててくれちょっとやってくる」
そうして、その場から離脱する。そして折紙と合流し今の戦況を聞く。
「今は、私の隊長が士道たちが危険なので様子見をしている。隊長に話に行く?」
「ああ、ちょっと話をしに行くか……案内宜しく」
「任された」
そうしてASTの隊長さんと話をする。
「どうも、ASTの隊長さん」
「何しに来たの?うちの隊員を脅してまで話をしようなんて」
「脅してはいませんよ?ただ話をするために道案内を頼んだだけですよ」
「で要件は?」
「今後、精霊に攻撃はしないこと、上からの圧力に屈して攻撃なんてしたら貴方達の基地や隊員さんが消えますよ」
「なんで、そんなことをしようとするの?」
「私の勝手なエゴに付き合ってください。これはチェスです。貴方達はポーン。私はキング。一緒に居る彼女らはクイーン。貴方達が勝てるわけないですよ」
「分かったわ。総員帰還よ。帰還。今の言葉、上に報告しても?」
「いいですよ、上の人たちは腐りきってる。貴方もそれは許せないでしょう?」
「分かってるじゃない。貴方とはお酒が進みそうだわ」
「いえいえ。では私はこれで。折紙ありがとな」
そうして高所から降りる。
「あいつはなんて?」
「また会いましょう。と」
「へぇ~あいつ識別名<プレイボーイ>とかがいいんじゃない?」
そんな話をし、帰還した。
「よっと、ただいま~。話を付けてきた」
「成果は?」
「攻撃しないでってことは了承してもらえた。後は上の奴らをどうにかするしかないな、そこは俺も手だしできない」
「あら、上々ではありませんの。それでこれからどうしますの?」
「そうだなぁ~妹が避難してるし家に帰るか……十香も来いよ。なんか作ってやるから」
「おお!!私はハンバーグがいいぞ!!」
「分かったよ。挽き肉あったかな……?」
そうして四人で歩き出すと、妙な浮遊感があったと思うと何処かに飛ばされた。
「は……?とりあえず警戒!」
四人は武器を取り出し周囲を確認する。俺は扉を見つけたのでそこの横に張り付く。
「悠乃?殺さないように銃を突き付けておいてくれ話は俺が付ける。二人ともいいか?」
二人が頷く。そうすると扉が開いた。
「しど……ええ?」
「はぁ!?琴里?」
そういえば仮面を外していたのを忘れていた。しかし、妹だったことに困惑と口調が変わっていることに不信感を覚える。
「で、銃を突き付けているのはどうして?」
「ああ、下ろしていいぞ」
銃を下げる悠乃。
「で、何をしてたのかしら?<ナイトメア>に<プリンセス>、そして<クイーン>と一緒に」
「何をって言われてもなぁ。とりあえず着替えていいか?」
そうしてみんなが霊装を解除する。
「ふ~ん。<クイーン>はそんな顔をしてるのね……」
「そいつに手を出したら、お前でも許さんぞ」
その殺意が込められた言葉に琴里は驚く。
「とりあえずこっちに来て頂戴。話をしたいの」
「分かった。皆?とりあえず俺に引っ付いてな」
そうして三人が俺に引っ付いて動く。琴里はずけずけと進んでいく。いつから軍服なんか着始めたんだ?しかも此処どう見ても船だよな……
「ようこそラタトスクへ。歓迎するわ」
「なるほど。で俺を呼んだ理由を聞いてもいいか?」
「士道には、精霊を封印する能力があるの。だからデートしてデレさせなさい!」
「知ってるし、デレてるよ?こいつらとか」
俺の両手に居る奴らを指さす。
「は?もう一回言ってくれる?」
「こいつらはデレてる。つうか、プロポーズもどきもした」
「えーーーー!?」
その船に居た人々はそんな風に驚いた。
「とりあえず、協力してくれる?」
「協力するのはいいけど、その上に居る人に会わせてくれないかな?何を考えてるのかを知りたい」
「無理よ。円卓会議の決定権を持つ議長には面会希望しないと」
「そうか。まあ、仕方ない。とりあえず協力はする。でさっき言ってた識別名は決められたのか?」
「貴方達は識別名<キング>と<クイーン>。仮面にチェスのキングとクイーンがついてるから。だそうよ」
「へぇ~分かってるなぁ。俺が考えてることも丸わかりか」
「貴方は何がしたいの?」
「ん?ただのチェスだよ?俺の自分勝手なエゴを突き付けて精霊と仲良くしつつ、敵の組織の壊滅をする。そんな勝負だよ?」
思ったよりも不思議な顔をされた。なんか悲しい。
「では、さっさと帰るか。十香、帰ってハンバーグ作るから少し待っててくれ」
「分かったぞ!いつもシドーのご飯はおいしいからな!」
「じゃあ私も手伝う~!!」
「では、わたくしもお手伝いしますわ」
がやがやと話す。
「令音。私達は気づかなかったポンコツなのかしら?」
「いや、彼の能力によって観測できなかったようだし仕方ないと思うが」
何か違う人を見ているような気がした、司令官であった。
4月10日
十香と一年ぶりに出会った。あまり変わらず、ご飯ばかり食べるのは前と同じようだ。そして琴里が隠れて精霊を救う組織<ラタトスク>での司令官という立場についていた。家にいなかったのは研修期間だったり、あの<フラクシナス>と呼ばれる船で働いていたからだそうだ。そして、俺達の彼女たちについて根掘り葉掘り聞かれたが色々と話せないことが多いので、話さなかった。あれは永遠に話すことはないだろう。
4月10日
今日は久しぶりに十香ちゃんに会った。そして相変わらずご飯をいっぱい食べるのは変わらない。そして、琴里ちゃんが司令官になってたなんて……精霊を救うことに協力したのはいいけどあの関係は言わない方がいいよね……士道君も言ってないみたいだし聞かれたけど話さなかった。あれは流石に……士道君と狂三ちゃんとの秘密にするべきだと思う。
次の日、十香を封印するために俺達は四人でデートをした。
「シドー!ここはいつもおいしいな!」
「そうだな。もっと食っていいぞ」
食べ放題に連れて行ったり。
「十香?これとかどうだ?」
「これでしょ」
「こちらはどうですの?」
三人で十香の服コーデを手伝ったり。
「おお!!ここの景色は綺麗だな!!」
「気に入ってくれて何よりだ」
あの時に悠乃と行った、星の見える場所に連れて行った。
「じゃ、十香?こっち向いてくれ」
「何だシドー?っ……」
十香とキスをする。そうすると力が流れてくる感覚があった。
「何だ?服が消えたぞ」
「はぁ……ここは変わらないのか。ほら服」
そうして十香を封印したが……その後、二人にキスを迫られたのは言うまでもない。
「で、隣にマンションが出来てるのは何故?しかも悠乃の家が消えてるんだが」
「私の家を改築したんだ~親もそこは使わないから……って言われてたしそれなら士道君と近くに入れるし」
「それは、分かった。で狂三は?」
「それは、あっちは別の人が住み始めましたの。だからこちらのマンションに引っ越しましたわ」
「だから、二人とも俺の家に遊びに行けるし一緒に居られる時間が増えるってことでいいのか?」
「そうみたい。でもばれないようにしないとだね」
「そうですわね。あれは後始末も音も気を使いますから」
「俺の家だったら大丈夫じゃないか?琴里はフラクシナスにいるみたいだし」
そうして十香と一緒に夕飯を食べ、十香は自分の部屋に帰る。家とマンションが合体しているのは便利なものだ。
「それじゃ、やるか。ふぅ……相変わらず緊張するなぁ」
「いくよ……あ……はは!!」
グサグサとお腹を刺される感覚。やはり慣れないが痛みはあまり感じなくなった。
「はは!!ふふ!!……ああ!!はぁ……はぁ……こうた~い」
ぶしゅっという音とともにナイフが抜かれる。
「では、わたくしも行きますわ……ああ……きひひ!!」
「相変わらず……ぐっ……容赦ない……な」
内臓を抉られる、肉体を傷つけられる。そんなことを気持ちよくなってくれる人がいるならば喜んで体を差し出そう。それが俺にできることだ。
「ふふ!!ははは!!……ああ!!……っ……はぁ……」
身体をびくびくさせ絶頂する。俺は何回死んだかも、絶頂したのも覚えていない。
「では、交代ですわね……ああ……」
「………ちゅ……れろ……いっぱいやらせて?士道君?」
不快感と絶頂による浮遊感。それが混ざり合い、俺の意識は飛んでいく……
「っ……あ……朝か?今日何日だっけ?」
日付を見ると土曜日。学校は休みだ。部屋には鍵は掛かっている。
「ああ……!!あ……」
身体をびくびくさせる悠乃。相変わらず交代交代でやっているらしい。ベットのシーツは血まみれ。もう慣れ始めている。
「しど~うきゅ~ん。もっと~やっても~いい?」
「いいよ。で狂三は?」
「し~ど~うしゃ~ん?もっと~気持ちよくなりた~いでしゅ~」
「分かったよ。よいしょっと、ほら、好きにやってくれ」
そして二人を俺の体の上に乗せる。そうすると刺し始めながらも俺は二人を絶頂させる。そんな時間が日曜の深夜まで続いた。
「はぁ……はぁ……やりすぎた。二人はもう気絶してるな」
身体を痙攣させながら気絶している。触るとよく分からないが絶頂する、敏感になりすぎじゃないかと思う。
そんな二人を守る。満月の夜に、血まみれのシーツの上で俺は再確認する。
なんか殺害現場みたいですが、二人目の封印に成功しました。
折紙さんは耐えられなかったみたいですね(白目)
琴里さんが見てるって?見れませんよ。士道君の能力で。
次回、女神降臨。癒しが来ますよ。