まさか、後にあんなことになるなんてねぇ~
小学6年生。それは思春期に入る人もいるし、中学校に上がるため友達ができるかな?という悩みを持ち始める人が多くなる。しかし、何も変わらない少年が居た。
「なぁー士道ー遊ぼうぜー」
遊びの声がかかるが俺は人生で絶対後悔したくないのでそれを断る。
「悪い!ちょっと用事があるんだよ。だから家に帰んないと」
そうして、教室を飛び出しある人に会いに行く。俺が初めて好きになった人に……
私はあの人に呼び出されて、校舎裏に来ている……何だろう?告白だったら嬉しいなぁ……でも他の事だったら……嫌われるなんて絶対嫌!!
「ごめん……待たせたか?はぁ……はぁ……」
彼は息を荒くしながら来た。追いかけられたのだろうか?でもそんなことはどうでもいい私は彼と一緒なら嬉しいから。
「待ってないよ?むしろ今来た所だし」
「じゃあ……話すな……はーふぅ……」
深呼吸してる。可愛いし、誠実にやろうとしてるところもかっこいいなぁ。
「悠乃。俺と付き合ってくれ」
え?なんて言った?つ、つ、付き合う!?いいんですか!?
「え?いいの?こんな私で?」
「悠乃じゃなきゃ嫌なんだ。俺が初めて好きになったんだから……」
死にそう……穴があったら入りたい……これは夢だと考え始めちゃうよ……
「あ、あのさ。答えを聞かせてほしいんだが……」
あ、しまった。驚きすぎて答えを言わなかったんだ。
「うん。いいよ、私も士道君のこと大好きだから」
ああーーーー!!言っちゃったよ……大丈夫かな私?引かれてないかな?
「ありがとう……はぁー成功した!!よし、これで……」
なんかぶつぶつ言ってるけど喜んでるみたい。いや~これから付き合うのか……そうすると手を繋いだり、キス……とかするのかなぁ。
「あのさ、俺たちが本当に付き合うのは中学校からにしないか?今だと噂…されるだろ?それは嫌だと思って」
そこまで考えてるの!?本当に優しくて頭がいいんだなぁ。
「いいよ。そこまで考えてくれてありがと!大好き!」
抱きついちゃったけど……あ!恥ずかしがってる顔も可愛い~
「へ……ひゃ……あわわ」
その日はウキウキだった。帰り道もお花畑が咲いてるように見え、家に帰っていつもの日記に書くことにした。
3月3日
私は今日士道君に告白された。これは両想いになったと思っていいのかな?
しかも私のことを考えてくれて、中学校に上がるまで皆には見せない。とか言い始めてびっくりした。
でも、抱きついたらアワアワして可愛いかった。あれを今度も見れるとなると私は幸せ者だなぁ~
俺は告白に成功すると家に帰り、夕飯の準備をする。
「ただいま~おにーちゃん。もうご飯の用意してるのか~?」
「~~~♪~~~♪」
「せいやー!!」
「ぐふ……」
「わーぐふだって、陸専用だ!!」
何かと勘が鋭い俺の妹に感づかれないように、準備をし夕飯を作りお風呂に入り寝る準備をする。
3月3日
今日、告白に成功した。片思いかと思ったけど悠乃も俺のことが好きみたいだ。やったぜ!!悠乃が嫌にならないように中学校まで付き合わないことを考えたが、そうしたら抱きついてきた……柔らかい体といい匂いのする髪が来て動揺してしまった。今度はあまり驚かないように練習をした方がいいのかもしれない。
そうして、俺(私)はドキドキしながら寝ることにした。相手の事を思いながら
そして、中学校の入学式。
「おはよう。悠乃」
「おはよう。士道君」
朝、出会う。まあ、家が隣同士だから顔を合わせるのも当たり前か。
「これからよろしく。受け入れてくれてありがとう」
「そんなことないよ!?こちらこそよろしくお願いします」
そうして、手を繋ぎながら学校へ向かう。二人は付き合っているという噂は一瞬にして広まった。
「あれ?クラス一緒だな」
「やったね!一緒に居れるよ!」
普通に喜ぶ顔をいいなぁ。そこが好きになった所でもあるんだけど。
「どうしたの?黙っちゃって?」
「いや……悠乃は可愛いなぁって」
あ、やべ。口に出てしまった。
「へ!?あ、ありがとう……」
「と、とりあえず教室行こうぜ……」
そうして二人は教室へ入り、始業式を終え帰る道で倒れてる人を見かけた。
「ねぇ?あの人大丈夫かな?」
「とりあえず見てくる。付いてくるか?」
「当たり前だよ。彼女だもん」
そんな恥ずかしい話をしながら、近づくとぼそぼそと何か言い始める。
「お……す……た」
ふむ…脈はあって、言葉は話せる。多分言いたいことはお腹すいただと思うから…と考える。家には誰も居ないはず、妹は友達の家に突撃しているはずだ。
「悠乃?この人運ぶの手伝ってくれるか?俺の家に運ぶ」
「ええ!?知らない人運んで大丈夫?」
「大丈夫。家には誰も居ないし、それにこの人ただお腹すいたって言ってるだけだよ」
それで、家に運び……士道特性親子丼を食べる。
「いや~助かったよ少年。それにこの親子丼うまいねぇ~うちのメシスタントにしたいくらいだよ」
「これ、人が作るものじゃないよ。おいしすぎるよ……」
「そうか…ありがとう」
そして、倒れた人はまさかの『SILVER・BREAD』を書いている本条倉二で本名は本条二亜というらしい。
「まあ、そんな感じ~でお二人の関係はズバリ!」
「言っていいのか?」
「いいと思うよ。悪い人じゃなさそうだし」
「何々?お姉さんに内緒の隠し事~?」
「俺たちは付き合ってます……」
ブッ……って言われ、少し傷つく。いや~ごめんねと言うがこちらも反応に困る。
「なるほど~?じゃあ、君たちさ私の同人誌のネタになってくんない?」
「はぁ!?」「へ!?」
「いや~君たちさホントにラブラブのカップルって感じ~だからさネタにさせてください、ホントにお願いします!!」
土下座までするなんて……漫画家はこういうものだろうか?そして、馴れ初めとか色々と聞かれ数時間……
「満足、満足。思ったよりもいい感じに書けそう!そんじゃさ帰るわ~」
「送りますよ。そっちの家も確認すればお手伝いとかできますんで」
「そうだね。一緒に行きますよ」
「なんと素晴らしい子たちだ……このカップルは後世に語り継がねば……」
そうして、三人で帰っている途中。それはいきなり襲い掛かってきた。
「あなたが<シスター>ですか。無理やりにでもこちらに来てもらいますよ」
「あんた誰だよ。そんな武装して。捕まるぞ?」
「心配される必要はありません。捕まりませんから」
そうして、俺たちをかばった二亜が気を失う。
「<シスター>は気を失いましたか。貴方たちも居られると厄介です。消えてください」
そして、悠乃が壁に当てられ首を絞められる。悠乃は逃げてと口で言っている。こんなことなら悠乃を置いて来れば……俺は彼女を助けられないのか?それなら……
こいつをコロセバイイ
そうしてどす黒いものに手を伸ばした。
「ふむ……貴方も精霊ですか。それなら捕縛しましょう、アイクも喜びま……」
瞬間。そいつを斬る。そいつは腕が地面に落ち血だまりができ始める。
「ぐっ……貴方は……何者ですか?しかし<シスター>はこちらで確保しました。撤退しますよ」
そいつは落ちた腕を拾い空を飛んで逃げて行った。
「士道……君。なんで……そんな……顔をしてるの……?」
「ごめん……ごめん……」
そうして、悠乃を家に送り。家に帰った。
「おにーちゃん、おかえり~って大丈夫!?血まみれだよ!!怪我したの!?」
「今は……一人にしてくれないか……」
そうして、その刀を引きずりながら……風呂に入り寝る準備をする
4月9日
今日は人生最悪の日だ。これは覚えておくべきことなので記録に残す。
本条倉二こと『SILVER・BREAD』の作者、本条二亜はあいつの言うことを信じるならば精霊である。恐らくあいつの口ぶり的に他にもいるのだろう。そして俺のことも精霊だと…人間じゃないということなのか?でも親に捨てられたという過去も嘘だった可能性が高い。でも拾ってくれたこの家族は守る。悠乃も……
彼は、士道はこの日からおかしくなったと言ってもいいだろう。少なくとも、私の目の前以外では笑わなくなった。
4月9日
今日は『SILVER・BREAD』の作者の本条二亜さんとお話しできた。私も一応読んでいて面白いと思っていたので、原作者に小ネタを聞くことができるのはいい経験だった。でも、あの金髪の人に二亜さんは連れてかれて、私が殺されそうになったら、士道君があの人の腕を斬った。そして、ごめん……と謝っていた。私が一緒に居てあげなきゃ……
彼女は、この日から恐ろしい愛情を彼に注ぎあんなことを起こすことはまだ知らない……
日記を挟むとプロファイルみたいで面白いですね。そして、中学校に入ってから覚醒。ここから、狂い始める歯車……崩れ行く日常。高校2年生になるまでに不可思議な体験をしてゆく二人。そんな次回は二亜が出たら、あの子でしょ!