※この作品はR-18です。

私の王子様の物語   作:零之悪夢

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虐めを受けている人からするとそれは絶望でしかないですよ(実体験)


第1章 六喰と家族、精霊の厄災
虐め……それは絶望


次の日。起きると琴里はもじもじしながら、こっちを見ていた。

「おにーちゃん大丈夫か?駄目そうだったら休んでいいんだぞー」

「俺……は……行かなきゃいけない」

朝食を作りながらとは思えない殺意を入れた話し声。こんな士道を見たことがなかった。

「もしもし……昨日の夜からの観測機の映像を洗っておいて……そう、そこの時間ね。ええ、ジョーカーがやばいかもしれない。だから作戦会議。ええ、分かったわそれじゃ、放課後」

聞こえてなかったらしい。朝食を作りながら、何か考えているらしく手帳に何か書き込んでいる。

「恐らく……あれ?そうなると…」

さながら探偵のようだ。昨日の夜に書いていたのはいつも書いている日記で、それじゃない物とは何だろう?まさか、中二病になったのか?

「おにーちゃん?何書いてるの~?」

「ん~?人間関係と敵対組織について考えてる。ほら、飯にするぞ」

士道がそんなことを考えているとは思えないが……そうして離れたときにチラ見する。

「………!?」

機械を付けた金髪の女→最重要警戒人物 恐らくドジっ子の可能性大 力で圧倒は可能?精霊を狙っている。

まさか、あのエレンに勝ち…そして考察まで…本当に中学生なのか怪しくなってきたわ。そしてチラ見を終えご飯を食べ始める。士道は朝食を取りながらメモを取っている。もしかして、あいつを調べ上げる気ね。

「ご馳走様でしたっと……食い終わったか?下げるぞ」

「宜しくなのだ~」

映像を見なければ分からないが、士道は何かを隠している。何だろう?

「悪い、先出るな~鍵閉め頼む」

そう言って足早に家を出て行った。

「貴方は何がしたいの……士道?」

そう呟くのだった。

 

「おはよう、士道君。昨日は大丈夫だった?」

「ああ、おはよう悠乃。大丈夫だ、とりあえずこれを見てくれ」

そうして渡された黒い手帳それには昨日の女の人や二亜さんのことについての考察が混ざりつつもまとめ上げられている。

「俺は、二亜を助けたい。俺はその力を手に入れた、そのために協力してくれるか?お前が居れば俺は何もいらないから……」

「私も協力するよ……士道君の力になりたいんだ……大好きな人なんだもん」

「ありがとう…そしてごめん」

二人で抱き合う。誰が見ていても気にしない、それから俺たちは狂い始める。

「とりあえずはいつも通りに過ごそう。う~ん……そうだ!家に帰ったら家に来てくれないか?多分そっちの方が話しやすいと思う」

「そうだね、誰にも聞かれないようにした方がいいね」

学校に着くと、虐めが起きていた。虐められてるのは金髪の髪の長い女の子。絶望した目、俺の嫌いな目だ。そうすると虐めてる奴らに言ってやる。

「お前、それぐらいでしか満たされない雑魚なのか?」

「ああ?お前を虐めてやるよ!!」

そういって殴りかかってくるが遅すぎる。あの金髪の女の方が早かったし強かったんだよ!!

「ぐッ……はっ……」

「これに懲りたら、虐めなんて二度とすんな。目障りだ」

「士道君、私あの子見てくるね?」

「宜しく頼む。女の子の方がとっつきやすいからな」

そうして、虐めを撲滅するヒーローとして俺は有名になった。

「主様!一緒に帰らぬか!」

「いいぞ。悠乃も呼んできてくれるか?」

「わかったぞ」

そうして虐めから救った<星宮六喰>は古風な話し方をする俺と気が合う人物だ。話を聞くと親に捨てられ、違う家族と過ごしているらしい。そしてお姉ちゃん子で髪を褒められるのが嬉しいらしい。

「よし。二人とも俺の家に行こうぜ。っと六喰はいいのか?」

「むん。問題ないことじゃ、姉さまも帰るのは遅いからの」

そうして、三人で会話に花を咲かせる。そうすると何故かこっちが付き合っているのかという話になり、俺が告白したと言うと六喰は少し笑いつつも予想通りだと言っていた。

「むん?こんな時間か。主様達と話していると時間が過ぎるのは早いな……また来てもよいか?」

「もちろんだよ。どちらかというと来てほしい、一人で寂しいんだ」

ははは、と笑いながら六喰は帰る。そうして悠乃と二人きりになる。

「六喰ちゃん、いい子だね。話しやすいしこっちからも関わらなくても大丈夫になりつつあるね」

「矯正の結果だ。俺の実体験だからアドバイスしやすかったな……」

「なら……もう寂しくないようにして、あ・げ・る」

そうして、俺の頭を悠乃の膝に持ってくる。こ、これは膝枕!!神様!ありがとうございます!!

「士道?気持ちいい?」

「ひゃい!!気持ちいです!もっとお願いします!!」

「はは!!変なの!」

二人の時間は過ぎていく。しかし、それは強烈なことで終わる。

「残念ですが……星宮六喰さんが両親の都合で転校になってしましました……」

俺と悠乃は寂しくないようにと考えている手があった。

「主様と会うのも、話すのもこれが最後になるじゃろうな……」

「いいや、最後じゃないぞ。ほら、これ」

渡したのは自分の住所と自分のメールアドレスだった。

「これは、むくのためにしてくれたのか?」

「そうだよ。はいこれ、私のね」

そうして悠乃も自分のを手渡す。

「ありがとうなのじゃ。主様のことは絶対忘れないのじゃ!」

そうして三人でチャットをするようになった。

 

5月6日

六喰が転校したがメールのやり取りができるので寂しい気はしない。

悠乃も家にはいてくれるのでとても賑やかだった。それにしても最近、膝枕をしてくれるのはいささか恥ずかしい。彼女なんだからいいでしょ。って言っておいて俺を辱めてるだけじゃないのか?でも気持ちいいんだからいいや。

 

 

5月6日

六喰ちゃんが転校して一週間程度。メールでのチャットは楽しい。士道君をいじり倒せてちょっと面白い(笑)。でも膝枕は相変わらず気持ちいいみたいで気に入ってくれてる、恥ずかしい顔を見られるのは私だけの特権だから。

 

それから1か月後に音信不通となった。最後に言った言葉は「もう家族とはいたくない、主様。ごめんなさい。主様にもう一度会いたかった。」と。

いつもこうだ。俺は何もできないままなのか……せめて悠乃だけでも。

 

今日も二人。いつもの帰り道。歩いていると家族が話している声が聞こえる。それに気づいた俺たちは壁に隠れ話を盗み聞きした。

「六喰は怪物だ……何もかもすべてを壊したんだ。あんな奴家族じゃない!!」

父親らしき人が言うが上から鍵のようなもので閉められ、意識が切り替わったようだ。そして、その周りに居た家族も意識が切り替わったようだ。

「………?」

「どうしたの?士道君?」

おれは待ったを掛けつつ、上を見ると六喰の姿があった。あの日二亜が一瞬に着替えた奴と同じ気配がするが、出ると危険であると思い隠れたままになる。

「精霊……か」

「六喰ちゃん精霊になったの?確か士道君の考えでは与えてる人が居るんだっけ?」

俺が思ったのは、琴里の時だった。琴里は急に和服になり、炎を吐き出し始めたので恐らく精霊である。それを隠しているのは後々面倒になるからだ。で、その時に居たノイズのような存在<ファントム>と言うことにしたが恐らくそいつが言っているのは誰かに精霊になる何かを分け与えて俺に封印することだと思われる。俺が死にそうになった時に琴里がキスをしたのを思い出した。その時服が消えたことから封印できたと思っていいだろう。

「今回は、駄目だ。目立ちすぎるし、此処だと被害が大きすぎる」

「そうだね。今回は諦めよっか」

そうして、二人で帰る。二人で考えながら、将来のことを考えながら。

「ねぇ士道君。今度何しよっか」

「何?ってなんだよ?手を繋ぐだけじゃ物足りないのか?」

「ん……士道君の家に行っていいかな?」

そうして、士道の家に着く。そうして士道の部屋に行き、鍵を閉める。

「!?何するんだ?鍵まで閉めて」

「目を瞑って。すぐ終わるから」

俺は目を瞑った。そうすると柔らかいものが唇に当たって体をビクつかせる。そして目を開けると……

「はぁ!?お前精霊だったのか?」

「え?きゃぁ!!見ないで士道君!!」

「おおう、毛布!」

そして、話し合った。恐らく<ファントム>に与えられたわけでなく、記憶も生まれてからの記憶があると言っているので精霊だと気づかなかった俺のような場合だろう。

「で、キスもしちゃって……私裸なのに襲わないんだね」

私って魅力ないのかなぁ……

「どっちかって言うと綺麗すぎて見るのを躊躇うんですが……」

「へっ!?あ、ありがと」

そうして、俺の服を着て自分の家に行き洗濯をして俺の服を返してきた。

「あのさ、俺と一緒に風呂……入らないか?いや、決してやましいことは考えてないぞ!悠乃の裸見たんだから俺にもそういうのがあった方がいいと思いまして……」

それを聞いて私は一緒に入ることを了承した。

「二人で入るなんて……なんかいやらしいね」

「仕方ない……どうせ、将来こんなことするしいい経験だと思っとこうぜ」

「将来!?え、え、それはえ、え、えっちなことですか?」

「お前のことが好きだから、そういうことをすると考えてるんだよ……恥ずかしいけど」

「私も恥ずかしいけど……準備はできてるしいつでもいいよ……?」

そんなことを言うが俺はまだ早いとと言い聞かせる。

「そうだ!じゃあ背中洗ったげる」

「ええ!?そんなことしたら……色々と立ってしまうので」

そんな会話をしながら背中を流された。胸で。精神を統一をして何も感じないようにした。

「ふぅ……えらい目にあった。それで悠乃?精霊だったら封印されたはずだよな?力出せるか?」

「う~ん。そい!!あっ、出た」

見た感じ長身の銃が二丁。白く塗装が何処か天使を彷彿とさせるデザインだ。

「あれ?士道君にも反応してる。ちょっと持ってみて」

そういわれ、持つと銃は黒色に染まり悪魔のような塗装に変わった。

「これって、俺の刀と同じ感じがするな……」

そうして、虚空からどす黒いものを取り出す。欲しいと思えばいつでも出せることが分かった。

「とりあえずは、悠乃の武器として使う。そしてやばくなったら俺達で使う。って感じでいいか?」

「了解であります!」

これで、戦う人が増えたが悠乃を守りながら戦えるだろうか?そんなことを思いながら……夜は更けてゆく。

 




二亜ちゃんの次って言ったらそうですよね。六喰ちゃんです。大体1章ずつで終わると思ってください。章ごとで色々量とか変わると思いますが悪しからず。
次は中学二年生である事件が起こります。
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