あの人たちと一生居たい……
狂三さんはそんな叶わない夢を追いかける。
あの事件から数か月。季節は冬に移り変わるもいつもの三人で冬を過ごしていた。
「やっと学校終わった……マジ面倒臭いんだよ……」
「また士道君の家行っていい?家に居ても暇なんだよね~」
「それなら、わたくしの家でお泊り会などいかがですか?明日から冬休みですし、クリスマスですしケーキを作りあいっこなどもいいかなと思ったのですわ」
そうして家に帰る。
「おにーちゃんおかえりー。そういえばおにーちゃんは勉強はしなくていいのか~?」
「勉強は高校まで終わったよ。今日から友達の家に泊まりに行ってくる、週末には戻ると思うから留守番宜しく」
そうして大きめのバッグを持ち狂三の家に向かう。
「ここか……普通にお嬢様暮らしなんだよな……」
周りから見ると豪邸のような家に一人暮らし。どれだけ金を持っているんだか。そうして玄関に入る。
「士道さん、ようこそ。部屋は廊下の奥の部屋ですわ」
狂三に紹介され奥の方へ行くが……
「SPルーム?何だよそれ……まあ、入るか」
入ったが特に変わったものは見られなかった。何だろうすごい卑猥な感じがしたんだけど気のせいだったかな?
「士道さん?どうされましたの?」
玄関から出ようとする俺に狂三が聞いてくる。
「ちょっとケーキの材料を見てくる。買わなきゃいけない物が色々あるんでな」
「大体の物は買ってありますけど……他の物を買いに行きますの?」
「おう、ちょっと行ってくる」
そうして、俺は二人にクリスマスプレゼントを買いに町に出かけた。意外と俺は両親から生活費としてお金はもらっており、節約が癖になっているのでお金が余るほどある。そうして、プレゼントを捜しに商店街を見る。
「とりあえずはケーキのトッピングを買うか……」
俺は彼女らにおいしいと言ってもらうために違うクリームを塗る四色ケーキにしようと思っていたので材料を買う。そして通りかかったアクセサリーショップであるものを見た。
「ん?これって……しかもお値段もそんなしない。これにしよう」
俺はそれを買って、狂三の家に戻った。
「おかえりなさい士道さん。色々買ってきたのですわね」
「おう、悠乃も来てるか?」
「は~い。呼んだ?」
エプロンを着て準備万端らしい。
「じゃ、ケーキ作るか」
そうして三人でケーキを作り始める。悠乃はショートケーキを作り、狂三はチョコレートケーキを作っている。俺はクリーム作りで奮闘しすぎたため最後に作ることになった。
「よし。これで冷やして完成だな」
そうして、冷蔵庫に入れる。
「士道君本気でケーキ作ってたね~かなり時間かかってたし期待していいかな?」
「期待しててくれ。味は保証できる」
「それでは、冷やしている間にお風呂にでも入りましょうか?」
そうして三人でお風呂に入る。狂三の家は大浴場になっており広かった。そしてなんやかんやあり、お風呂から上がりケーキを出す。
「よいしょっと……おお~うまくできてる~」
「さぁて、食べようか。とその前にお二人に大事なお話があります」
改まって話を続ける。
「今日、クリスマスだろ?だからプレゼントって思ったんだけどタイミングいいし言おうと思ってたことを言うな……俺とずっと一緒に居てくれ二人とも」
そうして買った指輪を二人の左薬指に入れる。俺が買った指輪は三つの色があり、悠乃に白のダイヤ、狂三に黒のダイヤ、俺が灰色のダイヤがついている指輪を買った。
「まあ、プロポーズみたいなもんだと思ってくれ……俺はお前たちと一緒に居たい」
「し、士道君!?本気にしていいの?」
「あらあら、士道さんはかなりの欲張りさんですわね」
「それでも、お前たちと一緒に居たいんだ。永遠に……」
そうして、三人で指輪を光らせながらケーキを食べた。悠乃と狂三のケーキもおいしかったが俺のケーキが二人には好評だった。味変は偉大である。
「じゃあ、ベットに行こ?でさ、士道君。約束の日だよね」
「ああ、多分大丈夫だ。狂三は見ない方がいいぞ。絶対後悔する」
「熱い夜を過ごすのではありませんの?」
「そうだけど、お前が悲しいものを見るけど……いいのか?」
「私は覚悟は決まっておりますわ」
「ならいいけど。悠乃?狂三?指輪は外しておいた方がいいぞ」
そうして三人は指輪を外し、ベットに横になる。そうして心を決める。
「じゃあ士道君。ごめんね」
「ああ、大丈夫だ。やってくれ」
そうして繋がる。そしてそれは起こる。
「あ……ああ……士道君……はは、ははは!!」
ぐちゃ。と腹を刺す音。そして刺す、刺す刺す。
「ごめんね、ごめんね、ごめんねでも気持ちいい!!」
私は何を見ているのだろう。彼女は上に乗って腰を振っているが彼の腹にナイフを刺している。それを何度も。彼はとうに意識を失っている。それなのに続けている彼女は狂っている、私よりも。
「あ……!!ああ!!気持ちよかった……」
そうしてナイフを引き抜くと彼の体が燃え始め傷が瞬く間に癒える。
「っ……相変わらず痛てぇ……」
「ごめんね。士道君、私は満足したよ……ん……ちゅ」
「………ちゅ……ん……満足して何よりだ」
私は怖くなった、恐ろしくなった。なんでそんなことをするのか?
「狂三?ちょっとこっちに来てくれ……よいしょっと」
「え……あっ……」
「怖いんだろ……俺たちの関係が、でもお前は悠乃と同じだ。本能に身を任せてやってみろ」
「ほら、狂三ちゃん?ここに……そうやって、じゃあ、刺して。大丈夫死なないから」
繋がったままで悠乃さんに手を引かれ彼のお腹にナイフを刺す。この感覚、私は好き。刺す、刺す、刺す。
「ふふふ、あはは!!これは気持ちいいですわ!!」
「そうでしょ?もっと気持ちよくしてあげる」
彼と繋がっている上に悠乃さんに気持ちよくされて彼を刺すことは極上の快楽だった。
「ああ……とっても気持ちよかった……ですわ」
「ああ、私も気持ちよくなっちゃった……」
そうすると彼がバチバチと燃え始める。
「ああ!!っ……マジでこれ疲れるし、痛いんだよな……」
そうして、その夜も刺す、そんな夜が続いた。
「ぐっ……はぁ……ぁ……」
俺は意識を手放した。彼女らは楽しんでいるし気持ちよくなっているが俺は……耐えられなかった……
「………」
「あれ?気絶しちゃった。まあ、続きをしよ?狂三ちゃん」
「ええ、早く続きをしましょう。次が待てませんわ!!」
それが3日間続いたらしい。俺が目覚めたのは3日後の昼だった。
「あ……ああ!!……はぁ……士道君?起きたぁ?」
「士道しゃん。おはよおごじゃいましゅ。ああ……!!」
二人は3日ずっと俺と交代交代で繋がり、身体を刺していたらしい。全身が痛い。
「お前ら?満足したか?っても精神がやられっちゃってるか……お前らはホントに世話が掛かるな!!」
そうして俺は自分の体を確認しつつも綺麗にして、二人も綺麗にする。そして服を着させリビングで横にならせる。顔がふにゃふにゃしていているので気持ちいい感覚が抜けていないらしい。体をびくびくして喋らない。俺はベットルームのシーツを洗い、飯の用意をして二人が目覚めるのを待つ。
「っ……痛いな……これは月一じゃないと体がもたないな……」
「ん……あれ。何で狂三ちゃんと抱き合ってるの?」
「……あら、悠乃さん?なぜリビングに居るのでしょう?」
「ようやく意識を取り戻したか。お前ら気持ちよくなりすぎて軽い精神崩壊起こしてたから、身体洗って綺麗にしたのと腹減ったろ?飯もできてる」
そうして、俺達は遅い昼飯を食べ、起こったことを確認した。
「3日もヤってたのかのよ……頼むから刺すのは月一にしてくれ。ヤる方だったらいつでも大丈夫だからな」
二人とも分かったという顔をしている。
「俺らは帰るな。遅いし、妹も心配してるだろうから」
「はい。分かりました、でも、また来てくださいね?」
「ちゃんと会えるだろ?指輪を付けてるからな」
三人は指輪で絆を確かめ合い、そうして解散した。
「っ……はぁ……」
「大丈夫?私達もやりすぎちゃったのも悪いんだけど……」
「大丈夫だ。さあ、帰ろう」
家に帰ると、琴里が待っていた。
「おかえりーおにーちゃん?何その指輪~。結婚でもした?」
「俺の趣味。それよりも飯作ったら寝るから。起こさないでくれ……っ……」
「大丈夫かー?」
「ああ、ちょっとはしゃぎすぎて筋肉痛みたいなもんだよ」
そうして、晩飯を作り風呂に入り、寝る準備をする。
12月28日
狂三の家に泊まっていたことを書く。悠乃と狂三は相変わらずの刺したがりで気持ちよくなっている。それで3日間眠ったままだった。でも、プロポーズができてよかった。俺がプレゼントした、指輪はとても気に入っているようで嬉しい。俺は一生を懸け、あいつ等を守る、絶対。
12月28日
狂三ちゃんのお家でお泊りした。ケーキの作りあいっこはとても楽しくて士道君のケーキが一番美味しかった。でも、彼を刺しながら繋がるのはとても気持ちいい。狂三ちゃんも同じことを考えてて、お互いに気持ちよくなった。でも士道君がきつくなっているのに気づかず、その後も3日もずっと繋がりながら刺していることを交代で続けていた。そうして精神が崩壊しちゃったのを士道君が介抱してくれた。士道君はキツイみたい。ちょっと気を付けないと。そして指輪をもらってプロポーズもされちゃった。永遠にいてほしい、私もだよ……士道君。
そして、年を越え……3月。
「あ~普通に受かったな来禅高校」
「まあ、私達中学1年生で高校の勉強は終わってるし、問題簡単だったね」
「思ったよりも簡単で、欠伸が止まりませんでしたわ……」
三人は楽勝で来禅高校に入ることができた。テストの結果は1,2,3位は俺達ということになった。全部100点なんだけど。
「どうする?昼飯どっかで食べに行くか?」
「そうだね~久しぶりにあそこのイタリアン行きたい!!」
「分かった、狂三もいいか?」
「ええ、そのイタリアンのお店行ってみたいですわ」
その会話は警報によって消された。
「ウゥゥゥゥゥゥゥゥーーーーー」
「あ、警報か。じゃあ、精霊さんに会いに行きますか。二人とも準備はいいか?」
というか準備をもうしていた。なので俺も仮面を被る。
「じゃあ、発生源に行きますか……」
新たな出会いを……するために。
次回からは高校生編になります。狂三さんは一応耐えれたみたいです(震え声)
狂三さんは士道君のやりたいことを知っているので協力します。まあ、指輪もらったら一緒にくるよね。次は戦乙女と復讐鬼のご登場です。