※この作品はR-18です。

なんのチートもないけど私は元気です   作:神谷涼

2 / 37
 短めですが。
 今回は、なるべくスピードってことで。



02:鏡像バックドラフト

――1日目:黒竜山脈ふもとの洞窟奥

 

 いやー、人間なんでも慣れるもんですわ。

 スプラッタ映画とかホラーゲーだけでも、それなりに死体耐性あってよかった……触るのはヤだけど。

 黒騎士さんはサクサク死体探ってお金やら薬やら回収してました。洞窟の中もしっかり調べて、アレコレと持ち出してたみたいで。

 奥の方はチラっと見たけど、もっとヤバかったです。

 おにくやさんの倉庫状態。

 え? その間、こっちは死体一つ相手に悪戦苦闘っすよ。

 死体から服剥ぐのって、けっこう難しい。関節かたまってるし。こちとら現代人だし、抵抗ナシでそんなことできるサイコパスじゃねーし。

 どうにか新刊……もとい神官さんの衣装、白ローブをはおって全裸よりはマシな恰好に。

 体は相変わらずドロドロなんで、下着とかちゃんとした服は着てません。

 裸ローブですな。

 あ、洞窟内なんで靴はさっさと剥いで履きました。

 臭いと思うけど、この白濁まみれの体に比べれば、他人の靴を履くくらい何でもないわ……。

 

「たいした金はなし、か。日が暮れる前に出るぞ」

「あの、まだ脚いたいんですけど……」

「残りたいのか?」

「い、いえがんばります……」

 

 脚だけならともかく、荷物持たせないでほしい……。

 漁ったアレコレを背負わされた。

 いや、黒騎士さんも背負ってるんすけどね。

 普通に重いです。立ってるだけでも、けっこうつらい。

 しかも力んで歩くと、全部出たと思った白濁が中からぶりゅぶりゅ溢れてきて泣きそう。

 

 

  ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

――1日目:黒竜山脈ふもとの小川

 

 水、つめたっ!

 山からの小川だし、それなりの上流なんで水はキレイなんだけど。

 冷たい……温水の出るシャワーが恋しい。

 はい、洞窟を出て山林を抜け、山間の小川にいます。

 

 まだ日暮れってほどでもない時間、自然豊かでのどかな場所。

 荷物かかえて街まで戻るのは厳しいから一泊するそーです。

 いや、ありがたいけど。

 実際、いろいろ限界。

 荷物を背負って徒歩で山道……肩が痛いし、関節入れられたばっかの脚はもっと痛いし。

 体中から、ドロドロからパリパリにシフトした物体がぽろぽろ落ちて不快だし。

 はよ寝たいし。

 ごはんほしいし。

 新刊落としたの含めて全部、夢にしたいし。

 けど、黒騎士さんが川で体を洗えって言うわけですよ。

 チートの気配もない、まさしく裸一貫のTS同人作家が逆らえるはずもなく……。

 

 そんなわけで、黒騎士さんに監視されながら。

 川で体洗ってます……。

 同性にでも、日差しの中で裸をじっと見られたくないなぁ。

 まあ売り飛ばすそうだし、品定めを兼ねてってことだろけど。

 

「うぅ……」

 

 濡らすとパリパリになってたアレがまた、ヌルヌルに……戻るのね。

 こうゆうリアル系エロ描写って、使う時あるのかなぁ。

 ウケ悪そうだよなぁ。

 

「ん……」

 

 下腹部押してみたら、まだ中から出てくる感じあるわ。

 どんだけ出されてるんだよ。歩いてくる間もさんざん垂れてきてたのに。

 回復魔法だかで治ったか、粘膜すりきれた痛みがないのはありがたいけど……お約束的に、指つっこんで掻き出すしかないのかなぁ。

 初のリアル女性器接触は、もうちょっとドキドキしながらやりたかった……って。

 おい。

 

「うそ……」

 

 おっぱいが邪魔で見えん。

 直立しても、つま先が見えねぇ。

 猫背になって……うう、巨乳がそのまま垂れて視界塞ぐ。

 でかいと確かに邪魔だわ。

 洞窟で目覚めた時みたく、仰向けに寝そべって誘うポーズにならなきゃ自分の股間も見れんのか。

 いや、このサイズだとそれでも見づらそ――。

 

「ひゅっ!?」

 

 思わず悲鳴あげたわ。

 水面に映ってる自分、めちゃ美人やん。

 ていうかエロエロやん。

 青みがかった黒髪ロングに、金色の瞳。濡れ髪が肌に絡みついてなおエロ。顔も整ってるというより、エロいという感想が先にくる……情けない表情でも、媚びて甘えてるようにしか見えん。

 体のバランスもすごい。小顔で、胸と尻はむっちむち。胸でかい。尻でかい。ウエスト細くて、腹肉ほぼない。筋肉……もなさげだけど。手足長めで、太腿がむっちり。

 エロ漫画の女教師とか人妻の体だよ、コレ。

 ショタ喰ったり、チャラ男にチン落ちさせられたりしそー。

 そらゴブリンも、マワすわ。

 

「ん……」

 

 好奇心から、改めて自分の胸を両手で包んでみると、まさにたゆんたゆん。

 柔らかくて指に吸い付き、沈み込む。そして掌におさまらない。

 もっとも、いくら美巨乳というか美爆乳でも、これはあくまでセルフおっぱい。

 自分の尻さわるのと同じで、揉んでも何も感じはしない。

 感じはしない……

 

「っ……」

 

 って、乳首すごい過敏すね。

 チクニー挑戦した時は、己の感度の低さに呆れたもんだけどな。

 この体、掌で擦れてるだけで乳首たってくるし、変な声でそうになるんですが。

 女性だからってより、きっとこの体の特徴だよなこれ。

 あと、でかいんで普通に口に持ってきて自分で吸えそう。

 うーん、セルフフェラはかつて挑戦してもできなかったが、この体だと乳首で十分オナニーになるかもしれん。

 

「……っ、ふ」

 

 やば、無心で揉んでるだけで変な声でるわ。

 それにしても、美人は自分で胸揉んでるだけでエロいなー。全身からフェロモン出してるっていうか、誘ってます感マシマシですわ。自分の姿をそのままオカズにできるとは、便利……って、ん? なんか勝手に尻振ってない?

 まさに誘ってる……って、ありゃ水面の姿が見えづらくなった。 

 日が隠れたかな。

 日影に…………やや?

 

「何をしている」

「あ、いえ。これは」

 

 黒騎士さんが目の前にきてました。

 そういえば、いましたね……あれ? ひょっとして目の前で乳揉んで尻振り出した自分ってば、ありていに言って痴女では?

 あ。

 手掴まれた。

 引っ張られ……え? 兜と籠手、はずしたんですね。

 これまた、別のベクトルの美人……いかにもな女騎士風。背が高くて、金髪をアップにまとめ、キリッとした紅い釣り目、歪んだ笑み。

 えっ。

 何その表情。

 殴ったりするの? 奴隷教育的なことするの?

 ここは現代人的に言い訳を……!

 数年とはいえ企業勤めもしただろ! こう、いい感じに! 思いつけよ!

 正直なところ状況把握のつもりが、今後のオナニーライフについて考察……ダメじゃん!

 えーと、えーと、これからが不安……で、乳をいじるかぁ? しかしそれくらいしか、ないよなぁ。

 

「何をしているのかと聞いたぞ」

「は、はい。これからが不安れぇええええええええええええええええええええ♡♡♡」

 

 頭まっしろ。

 えっ?

 何?

 いったい何がおきたの?

 

「にゃ、にゃに、ひょっ♡」

「フン、ゴブリンの精液だけではないな。淫乱が」

 

 ちょ、いきなり手マンされて即イキしてるんですけどっ。

 感度何倍なの!?

 媚薬盛られてるの?

 こんなの絶対おかしいよ!

 ていうか、何? この世界ってアイサツで手マンしたりするの!?

 あ、また――

 

「ひッ♡♡♡」

「媚びた声で果ておって」

 

 ちょ、クリと乳首摘まむのやめ……!

 連続絶頂とか体験したくなかったんですけどぉ!

 




 次回、視点は黒騎士さんへ。
 それにしても主人公の名前、いつになったら出せるんだ……!
 あと、現状あんまりエロくなくてすみません。
 テーマ的に、R15でやるのも危険かなって……。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。