※この作品はR-18です。

なんのチートもないけど私は元気です   作:神谷涼

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 少し間が空いてすみません。
 本業がやたら忙しい……。



23:散漫パワースポット

 

――6日目:黒竜山脈、腐肉峡谷

 

 午後には、岩場の谷へ入り込んだわけですが。

 

「なーんか臭くないっすか?」

「ああ、甲冑越しでも妙な臭いがする」

 

 うーん、確かにうっすら臭い。

 

「そりゃそうさ、ここは腐肉峡谷。かつて黒竜グリムファングが住みつき、その毒気で永遠に汚されたって場所だからねぇ。さっきの砦街の連中はまず近づかないよ」

「毒気で我々を始末する気か?」

「ンフフ、臭い以外は無害だよ。濃く噴き出してる穴に入ったりしなければ大丈夫さ」

「……ホントっすかね」

「ここまで連れてくるより、あの洞窟でキミたちを各個撃破した方がよっぽどラクだったよ? 少しは信じて欲しいなぁ」

「貴様が邪霊使いでなければ、信じてやってもよかったがな」

 

 あ、ルーネ様とミナ様がまた殺気だってる。

 えーと、諫めた方がいいよ、ね?

 それに、この臭いはたぶん。

 

「あ、あの。このにおいって硫黄、ですよね?」

 

 小学校の頃に、箱根で嗅いだ、気が、する。

 卵がうっすら腐ったような臭いだから間違いない、と思うんだけどな。

 

「へぇ。魔術師でもなさそうなのに、よく知ってるねぇ」

「イオウというのは、竜の毒気ではないのか?」

「あ、はい。毒じゃなくて、えっと温泉があるはずです!」

「温泉って、地面からお湯がわいてくるってヤツっすか?」

「です!」

 

 力説。

 かつてはネガティブ思考に入りやすいから、お風呂そんなに好きじゃなくて数日に一回のシャワーで。ユニットバスのバスタブもほぼ使ってなかったんだけど。

 さすがに、川で水浴びを数日に一回しかしてないのはどうかと思うよ! ルーネ様の術のおかげで、におったりはしないけど!

 それに美人四人でお風呂イベントなら、一人風呂とは違うし!

 

「……本当によく知ってるねぇ」

「温泉やっぱりあるんですね!」

「ああ、あるよ。というか、その温泉を目指してたところさ」

「やったー! 温泉ですよ、ルーネ様!」

「そこまで喜ぶことか?」

 

 うれしい! シオン様ありがとう!

 

 

 

――6日目:黒竜山脈、腐肉峡谷の秘湯

 

 あったよ温泉!

 しかも、超熱い源泉からお湯引いたり作業するのかと心配してたけど、温度調節もあらかじめされてた!

 

「源泉は熱くて、入れるものじゃないけどね。以前、ここで身を潜めた時に作っておいたのさ」

「シオン様すごいですね! しかも、広いじゃないですか!」

 

 猿とか入るような露天風呂! 広い!

 お湯自体、ぬるぬるして美肌効果とかありそう!

 今日はここで泊まりってのもありがたいです! 朝もお出かけ前に入れる!

 

「喜びすぎじゃないっすか?」

「確かに入浴は贅沢だが、いい思い出がないな……」

 

  ・

  ・

  ・

 

 警戒心の強いルーネ様の鎧を脱がすのは一苦労でした。

 ていうか、ふたなりがコンプレックスなのかな。

 幸い見晴らしがよくて、隠れ場所も動物の気配もなさげってことで、どうにか全員で入浴が叶いました。

 今もルーネ様とミナ様、武器をすぐ傍に置いてて。

 シオン様とは距離取った形になってる。

 でも、苦労した甲斐はあった!

 

「あー、お湯につかるのは、確かに水浴びとぜんぜん違うっすね」

「なるほど……一応は見知った者同士なら、確かに体がほぐれる」

「少しは敵意がないと信じてくれたかなぁ?」

 

 みんなリラックスしてるし、心なしか打ち解けてる!

 しかも、みんなの裸体を鑑賞できてますからね!

 ルーネ様は何度か見てるけど、ミナ様はなにげに見たことなかったし、シオン様は会って日も浅い。

 ていうか、シオン様かなりおっぱい大きいのね……。私はそれより大きいんだけど。

 うーん、壮観。

 ミナ様が一番健康的な肌色してて、他はみんな白い。ルーネ様とか前衛系だけどあの全身甲冑だもんな。

 それにしても。

 

「胸がでかいと、そんなに浮くんすね」

「本当ですね。こんなに浮くなんて……」

「ボクもそれなりだと思ってたけど、アルマちゃんのはすごいね」

「大きさはさほど変わらんはずだが、私はアルマほどにはならんな……」

「お嬢様のは、弾力強いっすからね」

 

 すごいね、人体。

 並んで入ってると、みんなのおっぱいの浮き具合が一目瞭然。

 ていうか、やわらか爆乳の自分が一番すごいよ……なんだよこれ、マジでボール二つ付いてるような感じだよ。お湯の流れで胸が動くのわかる。お湯の流れを横に作ると、おっぱいが横にそよゆぐんだよ。正直、二次元で浮いてる浮いてるってもよくわかんなくて、AVでもイマイチ理解できなかったけど。こりゃ確かに浮いてるわ。

 底がどう浮いてるのか見えなくて、手でしかわからないのが、もどかしい。

 けど、横を見れば他のおっぱいが目に入る。 

 ルーネ様のは、確かに湯の中でもそんなに変わってるように見えない。ばいんと盛り上がってついてるし、おっぱい同士を重ねた時もすごい弾むもんな。

 ミナ様はやわらかめだから浮いてるんだろけど、横から見てもそんな一目でわかるものじゃない。揉めるけどパイズリはできないサイズで、バランスは一番いいんだけどね。

 シオン様もかなりでかいし、やわらかくて浮いてる。ていうか横に並んでるからお湯が動くとこう、おっぱいが流れて(?)お互いピタピタ当たるし。うん、おっぱいの方が腕より外に出ちゃうんだよね。

 え?

 あれ?

 

「どうしたんだい、キョロキョロして」

「周りならともかく、なんであたしらを見比べてるっすか?」

「どうせくだらん理由だろう」

 

 ずいぶん仲良くなってますね! いやそうじゃなくて!

 そう!

 並んでるおっぱいが当たるなら、二人して腕より広いってことで!

 ルーネ様も質感こそ違えど同じくらいの大きさがあるってことで!

 私は身長がシオン様やルーネ様より低くて頭も小さめってことで!

 それはつまり!

 

「私って頭よりおっぱいの方が大きいのでは……」

 

 愕然。

 確かにエロい体してると思ってたけど。

 頭より大きい(推定)とか、そりゃ足元とか見えんわ。

 

「今更なに言ってるっすか」

「やはりくだらんことだったな……」

 

 えっ、知ってたの?

 

「ねぇ、アルマちゃん。鏡見たことないの?」

「はぁ……あんまり」

「ふぅん」

「ひゃん、お風呂でそういうのするなってルーネ様が言ってたじゃないですかっ」

 

 横から突然、おっぱい掴まれた。

 シオン様、なんかやたら触ってくるなぁ。

 進んでる途中でも手つないで来たりしたし。

 休憩でもボディタッチ多い。

 

「ンフフ。キミ自身も言ってたじゃないか。こんなに大きいのは貴重だよ?」

「し、シオン様だって、私と同じくらいあるじゃない、ですかっ」

「でも、キミみたいにちょっと揉んだだけで、先を硬くしたりはしないなぁ」

「ひゃうっ♡」

 

 温泉で血行よくなってるのに、乳首を指で弾かないでぇ!

 

「おー、ホントっすね」

「ミ、ミナ様っ!?」

 

 ちょ、両側からおっぱい攻めはありがたいけど、お風呂でしたらのぼせる!

 

「お? ひょっとして胸だけでイキそーになってるっすか?」

「そんなに敏感なのかい? 少し慣れた方がいいんじゃないかなぁ」

「にゃっ♡ ひゃっ♡ りゃめ!」

 

 完全に両側から挟まれた!

 ていうかお湯の中で二人して股間に手入れてきてるし!

 

「んぐ!? んんんん!!!」

 

 抗議しようとしたら二人がかりで口塞がれた……。

 うあああ、顔が間近過ぎる上、二人の舌が口の中に入り込んできて、このトリプルキスがどういう状態かわかんない!

 

「さっきはおしっこばっか飲まされてたから、よだれも飲むっすよ♪」

「んふー、よふほれれ、ひゃへれりゅね……んむ……ぢゅりゅ」

「んんー! んっ♡ おっ♡ ぉぉほおおおおおおおお♡♡」

 

 なぜか舌入れてるミナ様が流暢にしゃべってて、シオン様がフェラ語っぽくなってる中。

 体中弄り回されて、こっちはビクンビクンしてるしかない……!

 二人の舌を噛まないよう気をつけながら、また絶頂攻めされてる……!

 ていうかお湯の中でそれ、やめて。

 ほんと頭フワフワしてグラグラしてきちゃう。

 

「おい、のぼせさせるな」

 

 ルーネ様が呆れた口調で立ち上がってる。

 はっ、こ、これは奴隷として泡踊りとか壺洗いする義務が!

 

「ぷは……お嬢様、元気っすね」

「ン、フゥ……休憩ごとに出してたのにねぇ」

「はぁ……♡ はぁ……♡ え?」

「立たせろ」

 

 目の前に……ルーネ様?

 なんで二人に両脇掴まれて立たされるの?

 洗い場でするんじゃないの? いや、洗い場ってもただの岩場だけど――

 

「おおおおおおおおおお♡♡♡」

「フン、今日一日でもさんざんしてやったのに、相変わらずだな」

 

 た、立ったまま挿入されてるぅ!

 イキながら直立とか無理! こける!

 

「相変わらずの乱れぷりっすね」

「支えとく程度はできるから、遠慮なく楽しみなよ」

「っ♡ ふっ♡ よし、頼む、ぞっ♡」

「んぎっ♡ ひっ♡ い゛っ♡ ひぃっ♡」

 

 仲良くしてくれるのは嬉しい、けどっ、せ、せめてもうちょっと高く、してっ。

 ルーネ様が突き上げるごとに、結合部に、ぜ、全体重がっ♡

 し、しかも横の二人ぃ!

 

「いつも以上に余裕が、ないな……っ!」

「んぎ♡ いぎっ! いぃぎぃいいいい!!」

「先にマンコいじりまくった上に……今も乳首と捏ねまわしながらアナルほじってるっすからね」

「さっき三人で使ってほしがってたから、嬉しいよねぇ、アルマちゃん」

 

 い、言ったけどおおお!

 

「ぎぃひいいいいいいいいい!! ひぎゅ!! ひんりゃうがらああああああああああああ!!!」

「よしよし、アルマは声が絶叫になってからが本番、だなっ!」

 

 ちがちがちがちがうのおおお!!

 あたままっしろだからあああああああああああ!!

 

「ま、これだけ絶叫してたら獣は寄ってこねーっす」

「人や魔物も、色事の声とは思わないだろうねぇ」

「なら、しっかり声をあげさせて、やるっ!」

「じゃあ、ボクも及ばずながら協力するよ」

「ひぎ――――――」

 

 中に熱いものを注がれ始めると同時に。

 ぷつんと糸が切れたように意識が途切れてた。

 

 ……とりあえず、かなり4Pには近づいた、な。

 





 今回、ミナとシオンは横からにぎやかし程度にいじってただけなので、アルマ的には4P達成ならず。
 アルマとしては全員が一方的奉仕じゃなく気持ちよくなるのが4Pだろって認識。
 とはいえ、目下このメンバーは安心安全な場所を確保するまで4Pできません。

 「硫黄のにおい」は正しくは「硫化水素のにおい」だそうですが、主人公は知りません。実は濃いのを吸うと毒ですが、温泉の匂いって知識しかありません。インドア派ですが、特に雑学や理系知識や現代教養に詳しくはない子です。
 そしてシオン様は錬金術かじった程度の中世科学知識なので、これまた曖昧です。

 ルーネ様、実はかなりアルマに溺れてます。それまで週に数回しかシてなかったのに、今は毎日ほぼ五回以上はヤってるので……ミナから見れば一目瞭然です。
 
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