※この作品はR-18です。

なんのチートもないけど私は元気です   作:神谷涼

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 異世界の黒騎士に対し、現代(エロ漫画)知識を使ってみる主人公!



03:騒音テンプテーション

 

――暗黒騎士ジークルーネの視点

 

 あれはゴブリンに凌辱されていた女だ。

 休憩は必要だろう。

 最低限の身づくろいも。

 私自身も、久しぶりに多く殺した。今は昂ぶりで疲れを感じんが……女二人だからな。無理に街道に入って襲われれば、万全で動けんだろう。一度休んでおかねば。

 そこで、平穏そうな小川で足を止め。

 女には水浴びさせた。

 日の光の下で改めてよく見れば、思った以上の上玉だ。

 今回の討伐自体が、あの女――アルマに懸想した男の依頼らしい。

 救出対象とあって、あの神官は随分と高度な治癒をかけてやったのだろう。肌に傷も残っていないし、心を病ませた様子もない。その回復をうまく戦士に使ってやれば、骸を晒さなんだろうに。無惨な女の姿に気をとられ、罠にかけられるとはな。

 ま、親切にトドメは刺してやったのだ。無駄に苦しまず死ねたろう。

 おかげで、私も一応の収入を得た。

 アルマも含め、遺品はしっかり有効活用してやろう。

 

 とはいえ、私は死んだ二人の会話から断片的に立ち聞いただけだ。

 アルマという名前と、さらわれて三日たったとは知っているが。

 背景事情は知らん。依頼人の詳細も。

 私は私で使える女に用があったのだが……さて、あの器量では思ったより面倒かもしれんな。

 使えるだけ使ってから売るつもりだし、高く売れるだろうが。

 高すぎる場合、人買いどもは“払う”より“奪う”可能性が高い。私は後ろ盾もない流浪の身。私自身が、連中にはいい商品だろう。今までにも、さんざん品定めの目でも見られているしな。実力行使がメリットに見合えば、私に大金を払うより二人とも…………大いにありそうな話だ。

 私自身が美人局(つつもたせ)の真似事を始める手もあるが……女二人となれば、脅しも効きづらい。正面戦闘には、あまり自信がないしな。返り討ちにされれば、私もろくな目に合わん。客が地元で後ろ盾を持っている場合も多いだろう。博打もいいところだな。

 それに、依頼人が貴族や商人とすれば、街を変えてもアルマを見知った連中がいるかもしれん。街道でさらわれたのだろうし、元から動き回っていたとすれば……顔見知りがどこにいるかわからんな。平凡な女ならともかく、しつこく懸想している輩も多そうだ。

 ふむ。

 上玉すぎるのも考えものだ。

 投げ売りしてしまう手もあるが……連中に得をさせるのは嫌だ。

 このまま街に戻らず、遠くまで離れるべきか?

 補給もなく、この女(アルマ)という荷物を抱えて?

 無茶というものだろう……どうにも考えが詰まっているぞ。

 

「ふぅ」

 

 ため息ついでに兜を外し、外気を吸う。

 籠手を外し、指の負担をなくす。

 野外で鎧を完全に脱ぐわけにはいかん。とはいえ休憩時なら、体への負担は少しでも和らげておきたい。ブーツも脱ぎたいのだが、咄嗟の移動ができなくなるからな。

 

 私が生家から持ち出した“闇の鎧”は、音を立てず光を反射せず、通常の金属甲冑よりかなり軽い。あと錆びないので手入れがほぼ不要だ。日中でも熱を持たんしな。一式になっている兜は、暗視能力も与えてくれる。

 防御力にこれといった特典はないが、隠密行動にはこの上ない。

 隠れて奇襲は騎士道に反するとか、悪魔を模した意匠が禍々しいとか、至極くだらない理由で隠されてお蔵入りになっていた。

 親を殺し、屋敷を焼いた身だが……父の紋章盾も、名高い宝剣も堀に沈めておいた。

 持ち出したのは、誰も知らんこの鎧と……数うちの剣だけ。

 私を追える者はいまい。

 故郷を離れ、名を変え、厄ネタらしい二つ名を得てもいる。

 おかげで私に好んで近づくのは愚か者だけだし、愚か者なら始末もたやすい。

 しかし腕に覚えがない以上、特別性を喧伝しすぎるのも賢くはなかろう。

 さて、この女をどうしたものか。

 

 ん?

 

 んんん?

 考え込んでいる間に何かあったのか? 

 アルマが屈んで己の胸を愛撫し、尻を振っている。

 私を誘惑したいのか?

 鎧からでも、私が女だとわかるはずだが。

 逃げ出すでもなく、私を誘う理由がわからん。

 別の意味で心が壊れて、色狂いになったのか?

 とりあえず、威圧しておくか。

 

「何をしている」

「あ、いえ。これは……」

 

 近づいて腕を掴み、引き寄せて詰問する。

 悪人面を見せて睨みつければ、潤んだ目で見つめながら媚びてきた。

 屈んでいるので谷間が強調され、娼婦のポーズになっている。己の胸を揉むように掴んでいるのでなお、煽情的だ。

 女相手で色気が通用すると思っているのか?

 ああ。

 そうだ。

 私には通用する。

 だが、どうしてわかった?

 目に肉欲が混じっていたか?

 兜越しで私の内心を読んだとは考え難いが……。 

 しかも、こちらの行動を待つように黙り込んだ。私に手を出させたいのか?

 

「何をしているのかと聞いたぞ」

「は、はい。これからがふあ」

 

 望み通り、言葉と同時に手を伸ばし……そのゴブリンの穢れにまみれた穴に指をねじこんで、かき混ぜてやる。

 精液を垂らし続けていただけあって、あっさり入るな。

 

「んぇええええええええええええええええええええ♡♡♡」

 

 この女、突かれるだけで絶頂したのか。

 それにしても、なぜ叫びながら絶頂する?

 媚薬でも盛られていたのか?

 指を根元まで入れただけで気を遣っている……潮を噴いているし、演技とも思えん。

 ぞわぞわと膣襞が指を舐めまわすように蠢いて、奥へ奥へと吸ってくる。

 肉棒を挿入するとどれほどか、と思わず唾を飲んでしまった。

 さすがに聞かれては、いないはずだ。

 絶頂が演技でなければ。

 洞窟からそれなりの時間はたっているし、ゴブリンがそんな高度な媚薬を使うとも思えん。連中は媚薬でよがらせるより、苦しみ泣き叫ぶ女を好むはずだ。体質なのだろうか。

 手首を使って突き上げ、かき混ぜてやると。

 あっさり雌の臭いを立ち上らせ始めた。

 

「にゃ、にゃに、ひょっ♡」

 

 のけぞって達しながら、愛液を飛び散らせている。

 

「フン、ゴブリンの精液だけではないな。淫乱が」

 

 中が特別、感じる体なのか。

 試しに膨らみ自己主張していた……大き目のクリトリスを摘まんでやる。

 ついでに、さっき己でいじって起たせていた乳首もな。

 

「ひッ♡♡♡」

 

 おお、のけぞって全身でガクガク震えながら果てたな。

 舌を上にピンと突き出しているのが見えている。

 

「媚びた声で果ておって」

 

 やたら大声でよがられては、野営によくないのだが。

 ついつい嗜虐心を煽られてしまった。

 

「洗えと言ったろうが。いつまで突っ立っているのだ」

「あ、洗います! 洗います!」

 

 ハッ、本来は私よりよほど上の立場だったろうにいいザマだ。

 

「いや、私が洗ってやろう。脚を開け」

「え……そ、それは」

「開け」

「っひゅうう♡♡」

 

 おお、クリトリスを摘まんで転がすだけで簡単に絶頂するな。

 脱力したところで無理やり脚を開かせ、がに股にして。

 小川の水を手ですくい、乱暴に指を二本、あるいは三本ねじ込んで思いきり中をかき混ぜてやる。

 

「さんざん犯されたろうに、よく絡みついてくるな」

「いいいいぎぃいいいいいいいいいいいいぃぃぃ♡♡♡」

 

 痛がるならわかるが、この女は聞いたことのない獣じみた絶叫をあげて絶頂を重ねる。

 そのわめき声にやたらと嗜虐心を刺激され、しつこく雌穴をほじくり回してしまった。

 どうせ尻も使われているのだろう。尻穴も指でかき混ぜ洗い。

 ついでに、クリトリスの包皮も剥いてしっかり摘まみ転がして洗ってやる。

 

「らめっ♡ らめっ♡ こわれ、ひぬっ♡ ひんじゃううううううううう♡♡♡」

 

 うーむ……誘惑というより、狂気を感じる反応だな。

 アルマはどういう夫婦生活をしていたのだ?

 夫が慢性的な媚薬漬けにでもしていたのか?

 さっきまでの反応は普通だったのだから、慢性的な状態異常とは考えづらいのだが。

 私のような呪いだろうか。

 ただ、私の知らない特殊な煽情性を感じはする。

 適当な女を襲って凌辱したことはあるが……奴らは悲鳴はあげても、こんな反応は見せなかったな。襲われ慣れしたような女は黙って無反応に徹していたし。娼館のわざとらしい嬌声とも、まったく別だ。

 あるいは私が知らないだけで、貴族社会や富裕層はこういう性的作法なのだろうか。

 実際に私自身はこの、女というより雌といった反応を見て昂ってしまっている。

 務めて冷静に……呆れ半分、面白半分で弄り続けていると。

 

「ひぎゅ♡ いっぎゅ――――」

「おや?」

 

 ぷつりと、わめき声が突然に途切れて。

 アルマは白目を剥き、舌をだらんと垂らしたまま倒れかかってきた。

 

「……死んだのか?」

 

 脈も鼓動もある。

 生きている……失神したのか? 指だけで?

 どういう女だ……?

 むぅ。

 絶頂で失神とか、ありえるのか?

 私自身、自慰も男も女も知っているが……そんな経験はない。

 演技……ではないな。頬を叩いても無反応だし、私が手を振っても眼球をピクリとも動かさん。

 こんな形で騙す意味もなかろう。

 わけがわからん。

 とりあえず。

 普通の宿でアルマを抱くのは、面倒かもしれんな。声がうるさい。

 久しぶりに殺して、昂ってもいる。

 ここで抱いておくか。

 





 ジークルーネさんの方が一人称はラクですね……。
 彼女は基本的に悪人です。
 本人の知らないところで、主人公の今後の名前が出ました。
 次回、主人公視点に戻ります。

 なお、主人公は初の女体快感、そして美形女騎士に手マンされる雰囲気に流されてイキ狂いました。
 元の体の人(アルマ)はそれなりに淫乱ですが、別に頻繁にアヘったりしません。
 ガッツリ系エロ漫画風の……いわば抜きゲー的な喘ぎ声なので、文化の違うジークルーネさんはドン引きしつつも新たな扉を開いています。

 今回開示された設定の詳細。
 本編でも十分なので、設定好きな人だけどーぞ。

●闇の鎧(アイテム)
 わりとレア。
 音と光を吸収する性質をもつ、軽めの魔法金属で造られたフルプレートアーマー。
 防御力は通常の鎧と同じ。耐性付与もない(鎧にのみ命中した光線や音波には影響があるだろうが)。
 光を吸い込むため、見た目からして普通の黒塗り鎧とはまったく違う質感。デザインも悪魔をイメージしており、肌露出度ゼロなためガチな悪の幹部風になる。別に装備者を邪悪化させたりはしないが。
 動いても音をたてず、暗がりに溶け込んで隠れられる上に、セットの兜には暗視能力も付与されている。その一方で、たいした軽量化はされておらず、甲冑を着ける筋力や技術は必要。軽装備職では装備できない。戦士職に隠密活動させるという目的で造られたこと明らかだ。PTでタンク役が使うには微妙な鎧だが、ソロ戦士には強力な逸品。もっとも、貴族が堂々と使えるような品でないことは確かだろう。
 より地味な利点もある。
 光を反射しないため、日差しが強くても熱されない。ゆえにサーコート等を着用する必要がなく、砂漠などに強い。ジークルーネも防寒のためのマントのみ着用している。
 音を立てないため、可動部を動かしての負担が大きく軽減される(鎧の金属同士が当たってカン!ってなる衝撃がない)。鎧自体に疲労回復効果はないが、実際には通常甲冑より肉体負担は減っている。
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