悪い癖で、ひたすら螺旋階段と城塞2階の細かい描写を書いてたんで、ほぼ一話自主没にしました。
ストーリー進まんし面白くないしエロくもなかった……!
――8日目:黒竜山脈、旧グリムファング城塞跡
「螺旋階段か……何も知らず、まっすぐ入れば落下するわけだ」
はい。
入り口を入ってすぐの場所は、塔の上の方だったらしく、中は螺旋階段でした。
広く見えてたけど、ちょっと思ってたのと違ったなぁ。
「ここは城塞の見張り塔だよ。少し降りれば二階の扉がある。以前にボクが調べたのはそこまでだね」
「そうそう変化が起きるとも思えん。階段の崩落だけ注意すれば、問題はなさそうだな」
階段上に転がってた岩をいくつか底に落とし、通り道を作りつつルーネ様が降りてく。
うへぇ、暗いよー。
下が真っ暗でなおさらこわいー。
ルーネ様は一人でどんどん先に進んでるけど、よくこんな中に入ってけるなぁ。
立派なのはチンポだけじゃなかったんですね……。
ランタンを手に、おっかなびっくり続いてく。懐中電灯が恋しい。この際、豆電球の旧式懐中電灯でもいい。LEDは偉大なんだね……ホントに真っ暗で、心細い明かりしかない。
横にはシオン様。
出口の方から少しずつ、もう一つの明かりを持ったミナ様が来る。
すぐに城塞の二階部分にたどり着き。
たいした危機感もなく、調べ始めたのだけど。
いやー。
なんか二階はかなりの部分が崩落してました。
「ううむ、これが黒竜の飛び立った跡というわけか」
「見事に城塞自体も半壊してるねぇ」
「一階の天井ぶち破って、二階屋根までぶち抜くとか、黒竜ヤバイっすね」
「剣や騎乗槍で倒したみたいに語られるけど、実際にはバリスタで杭みたいな矢を何本も撃ち込んで倒したらしいからねぇ」
「残ってる二階部分って住むには厳しそうですね……雨風はしのげますけど。崩れやすそうですし」
めぼしい部屋……というか、無事な部屋がほぼなかった。
「武器も金も見つからなかったっす」
「指揮官の私室には期待していたのだがな」
「私室そのものが、吹き飛ばされてましたから……」
「ま、もう少し探してみるとしよう。お前たちもある程度は調べてみろ」
ルーネ様はしつこく兜の暗視であちこち調べてるけど。
この膨大な瓦礫をどかして調べるのは、ちょっと無理ある。
変に動かして、崩れてきても困るし。
おかげで、途中からはルーネ様に任せて、螺旋階段のトコで三人固まってるわけなんだけど。
「この見張り塔も、無事なのはボクたちが使った一本だけと思った方がよさそうだね。一階を通して、未踏区域に入れる可能性もないわけじゃないけど」
「はぁ」
「さっさと一階に行きたいトコっす」
「あの……」
「隠し扉や隠し戸がないとも限らないよ。たぶんないと、ボクも思うけどさ」
「お嬢様、そのへん細かく調べないと気が済まないっすから」
スルーされてるぅ。
ルーネ様がマップ埋め派なのは別にいいんだよ。
なんでシオン様とミナ様は二人して、さっきから立ち話しつつ私の尻揉んできてるんだよぅ。
その気でしてるならわかるけど、とりあえずの手クセで揉んでる感じだし。
尻肉には粘膜みたいな超感度ないから、別に平気っちゃ平気なんだけど!
最近、扱いがテキトーになってる気がするなぁ。
「声が響いても何の反応もねーっすね」
「魔物がいる場合、共食いで数も減って自傷してるのが一匹いる程度のはずだよ」
ううん。
痴漢プレイなのかな。
ルーネ様は挿入中に掴んでオナホにする時しか、尻は触ってこないんだけど。
この二人、おっぱいと尻を触るの好きなんだよな。
しかも、おっさんぽいねちっこい触り方してくるし。
おっぱいも尻肉も、特に感じるトコじゃないから……正直、微妙。
二の腕をずっと揉まれてるようなもんです。耳はわりと感じるし、うなじとか腋もまあ最中は感じるんだけど……普段はくすぐったいだけなんだよなぁ。粘膜じゃないトコって、全体的にイマイチ。乳首やらマンコやらアナルやら舌やら、粘膜部が感じるわけで。うーん。
あくまで個人差で、尻や乳で感じる人もいるのかなぁ。
皮膚の場所に性感帯あるって話も、エロ漫画……では少ないけど、ちょいエロ程度の漫画だとよくあるしな。
リアルは知らん。
前の体だと乳首で特に感じたりしなかったしな。
「高さを考えると、一階にも毒溜まりはないはず……地下はあるのかな。高さから考えれば地下は完全に崩れてると思うんだけどね」
「毒溜まりってなんすか」
「ひゃっ」
ちょ、急に激しく揉まないで。
「地面から噴き出す毒気が、溜まってる場所のことだよ」
「魔術でどうにかならねーんすか?」
「あるってわかってれば、どうにかできるけど……使い続けのは無理あるなぁ」
「んっ♡」
ちょ、ちょっと、思いっきり尻掴んで、引っ張ったり捏ね回したりするのやめて。
尻肉自体は平気でも、そうされるとマン肉やアナルも引っ張られるんだから。
う、疼く。
左右から二人のおっぱいで、おっぱいを挟まれて、身をよじったりもできないんだから!
「お嬢様に先頭行かせて大丈夫っすか?」
「むしろ彼女以外の方が危ないよ。引火する毒気だってあるんだ」
「んぃ♡」
「インカってなんすか?」
「油みたいなものさ。いわば油の霧でね。火を持って入ると爆発したり、火だるまになる」
「うへぇ」
「ちょ、あんまりするとぉ♡」
反応を明らかに楽しんでるでしょ、二人ともぉ!
尻掴んで開くの、両側から同時にされたら……マンコとアナルが開くんだよぉ。
パンツ履いてたら、食い込んでそれはそれでまずかったんだろけど。
履いてないと膣肉とか菊座が外気に触れて。捏ねまわされる尻に合わせて、遠回しに愛撫されてるみたいで。なんていうか、じれったい……でも、この場でおねだりしたらルーネ様にも怒られるだろしなぁ。
って、要するに焦らし攻めされてんじゃん!
あああ、奥から濡れてくるのわかるし……。
「ま、ボクも治癒の人法術は使えるからね。ルーネが倒れたら、息を止めて助けにいくさ」
「そのへんは、あたしやアルマちゃんじゃどうにもできないから、よろしく頼むっすよ」
「んっ♡ ふぅっ♡」
内腿に手入れられて、ぞくぞくと期待で愛液が溢れ出す。
ううう、なるほどぉ。
乳も尻もさっぱりだったけど、内腿は性感帯なのかぁ。
た、確かに肌でも感じるっていうか、ぞわぞわして奥にクる。
「ホントはアルマちゃんを先行かせてカナリア役にするトコなんだから、お嬢様には感謝しとくっすよー」
「ま、別の意味じゃ毎日役に立ってくれてるしね」
「うぅぅぅ」
ぬるぬるになった内腿を、二人で愛液の感触を楽しむみたいに撫でまわしてくる。肌なのに、ぴちゃぴちゃ音してるよぉ。
今までと違う、切なげな声が漏れて。
自ら二人の手で弄ってもらおうと腰を使ってしまうけれど。
粘膜には触れてくれない。
うう、早くマンコなりアナルなり、いじめてくれないかなぁ。
おねだりしちゃおうかなぁ。
二階部分でも一応崩れかけの部屋はあるんだし、そこでならルーネ様も混ざってもらって……。
「あ、あの……」
「シッ」
声を発した途端。
ミナ様が口を閉じるよう、指を唇に当てた。
内腿からも指が抜かれる。
ええ、そこでそういう命令とか……。
「どうしたんだい、ミナ」
「いいから静かにするっす」
あれ? シオン様も指止めちゃったよ。
割と真面目な状況なのかな。
密着してた二人のおっぱいも離れたし。
はよ弄ってほしいんですけど……そういう空気じゃない?
――カツン
え? 何? 螺旋階段の下から音した?
――カツン
「サムイ……イタイ……イタイ……ヒカリ……オト……シタ……ダレカ、タスケテ」
足音と、ナニコレ。
なんか呻きながら言ってるけど、妙な違和感が。
知ってる幽霊とか? んなわけないよな。
「何言ってるかわかんねーっすけど、呻きながら登ってきてる……?」
え? なんか痛いとか言ってるでしょ?
「魔物だね……ルーネを呼んでくれ。階段から二階に入っておいて、可能なら突き落とそう」
「了解っす!」
あ、ミナ様行っちゃったよ。
魔物にしては、助けてとか言ってるけどなぁ。
「ダレカ……イル……タスケテ……タスケテ……ダレカ、タスケテ!」
「足音の速度は変わらないけど、呻き声が吠え声になったね。凶暴化してるよ」
「え? え?」
吠え声? 凶暴化?
助けてって言ってるでしょ?
いやこれ言葉……え? 私しか聞こえないとか?
違う、そうじゃなくて……確かにミナ様やシオン様と違う言葉なんだよ。
けど、なんか意味はわかる。テレパシーとかじゃない。
ちゃんと言葉が、意味がわかる。
なんか微妙にずれた言葉っぽいけど。
知ってるけど、普通に使う言葉じゃない……んん?
外国映画のわからん英語聞きながら、字幕見てるみたいな感覚っていうか。
ああ。
字幕でわかったわ。
この下から来る奴が言ってるのって……日本語だ。
登ってくるやつが見えてきた。
骸骨だ。
別に浮いてなくて、手の先が物騒な鉤爪になってる。目のトコが紅い光ついてるけど、ボロもまとってない。武器も鎧もナシの、骸骨風モンスターって感じ。
骨の脚が一歩進むごと、なんか体がビクってなってる。
「ッ、イタイ……イタイ……タスケテ」
はー。
なるほどな。
骸骨の体で、肉がないのをそのまま無理やり感じ取ってる?
感度過敏ならぬ、痛覚ウン倍ってやつか。
邪霊召喚の事故がどーとかって言ってたけど。
召喚されてるのって、前の世界の人らなのね。
「アルマちゃん、下がっておきなよ。このくらいなら、ボクでも対処できる」
「あ、はい」
うん、下がっとこ。
どーせ知らん人だし。
あの体で生きてても、楽しいことも気持ちいいこともないだろ。
「〈油脂〉――うん、あの足取りだけあってよく効く」
なんか、螺旋階段の一部がてらてらと光るようになった。
つるっと骸骨が足を滑らす。
地味な魔法だなぁ。
ビームとか雷とか出すと思ったのに。
「アアアアアアアアアアア! イダイイダイイダイィィ!!」
うわぁ、痛そう。
すごい悲鳴。
あの骸骨の体が感度何倍か知らないけど、神経にガンガンぶつけられてる感じ?
美女の体に憑依できてよかったわ……骸骨だったら何やっても痛みでのたうち回る地獄だったのか。
「――ア」
お、螺旋階段だけに、きれいに落ちてくだけじゃ済まなかったか。
壁にぶつかった反動で、階段から外れて。
落下してく。
必死にすがりつくように、鉤爪の手を伸ばす様子は完全に人間……なんだけど。
すぐにランタンの光が届かない闇に消えて。
――ぐしゃっ
一階差だから、たいした高低差じゃないはずだけど。
骸骨の体には十分だったらしい。
明らかにバラバラになる音が聞こえた。
漫画とかゲームの骸骨って、バラバラにされてもすぐ戻るもんだけど。あの様子だと、別の邪霊 (?)が憑くまで動き出さないんだろなー。
…………。
この体のダンナが目の前で殺された時は平気だったのにな。
早くルーネ様かシオン様か……ミナ様でもいいから、気絶するまでめちゃくちゃにしてくれないかな……。
いろいろエロの間で配置してた伏線から回収開始。
実は活動してる魔物と対面するのは、アルマちゃん初めてです。
ゴブリンもオーガも、死の間際から呼び出されたこの世界の人間の霊魂。特に日本人限定じゃないんですが、今いるこの地方は主に日本人の霊魂が邪霊として召喚されてます。
当初は、二階に無事な部屋ほぼないねってだけで1話使ってました。