※この作品はR-18です。

あまいぞ!男吾SS集   作:TANASOUKO

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決戦、その後

 

 

 

 

 

「みんな情熱的に生きろよーっ!!」

 

 

 

学園中を巻き込んだ文部相視察事件。

担当教師・白鳥竜子はハリケーンのように唐突に現れて、

去るときもまた竜巻のようにあっさり去っていった。

 

 

「くぅ~っ! オバちゃんの飯もいつもの倍以上うめえ!!」

 

 

がつがつと大盛りの定食をがっつく男吾。

 

 

「……しっかし今回はミゴトにアンタもボロボロになったもんねぇ」

 

 

横で操はあきれたような、感嘆したような声を上げる。

 

 

それはそうだ。

竜子先生に捕まえられて十日間、竜子先生に戦いを挑んだり、台風や陣八と

やりあったりを繰り返したあげく、地下トンネルを通って脱出して、校舎を

よじ登ってなんとか教室にたどり着いた。

 

服もシャツもむき出しの手足も顔も泥だらけのアザだらけのキズだらけだ。

 

「おー、コレ食ったらトニカクどっさり寝る」

 

さすがの男吾も限界ギリギリのようだ。

 

「服はアタシがあとで洗って繕ってあげるから、カラダくらい拭きなさいよ」

 

「……おー、じゃあ風呂入ってどっさり寝る」

 

言いながらもがつがつと食べる手は止まらない。

 

それを見ながら、操はようやく事件が一通り終わったことを感じた。

 

 

 

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「決戦、その後」 08/03/30 by TANA

 

 

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「ほら、お湯汲んで来たから」

 

男吾の部屋。

 

両手で湯気をたてる洗面器を抱えて、操は器用に扉を足で開けて入ってきた。

ちなみにテツはさっさと追い出した。最近は慣れっこだ。

 

「風呂入った方が楽なのに……」

 

操が制服を洗うというので、そのまま風呂に入ろうとしたら止められた。

 

「バカねー。そんなスリ傷だらけで共同の風呂場なんか使ったら、一発で変な菌に

やられるわよ。カラダは拭くだけにしておきなさい」

 

 

事実、誰も忠告してくれなかった陣八は風呂に入ったあと、数日高熱に苦しむことになる。

ちなみに台風も風呂に入ったがこっちは平気だった。たぶん怪獣だからだろう。

 

「んじゃ男吾、服脱いで」

 

「い? そのくらい、自分で出来るぞ」

 

「まぁまぁ、せっかくだから」

 

何がせっかくなのかよくわからないが、男吾はこの手の押しにめっぽう弱い。

基本的に女の子の頼みが断れないというのもある上、相手が操だとなおさらだ。

 

 

ごしごし。

 

「どう? しみない?」

 

「……ああ」

 

なんか気恥ずかしさを感じながら、男吾が答える。

 

 

ごしごし。

 

「あ、ここ切り傷になってるわよ」

 

「んー、別に痛くない」

 

 

ざばざば。

じゃぶじゃぶ。

 

「うわっ。もうこんなにお湯が真っ黒!」

 

「ん、もうだいたい拭き終わっただろ。サンキュ」

 

「……もう、雑なんだから」

 

とはいえ、さっさと男吾がシャツを着てしまったので、仕方なく操はタオルと洗面器を

脇に置いて、椅子に座る。

 

「……ん? 俺もう寝ようかと」

 

言いながら、男吾はよっこらしょと布団にもぐって横になる。

 

「ちょっと待って」

 

言うと、枕元にそっと操は顔を寄せる。

 

 

 

ちゅ。

 

 

 

「……」

 

「……」

 

「……えーと。今度ばかりは、アタシ、もうダメかと思ったわ」

 

「……そうだな。オレもだ」

 

「よかった……まだ男吾といっしょにいられる……」

 

かすかに混じっている。

安堵の色と疲労の色。

 

「……」

 

「……」

 

「どれ、見せてみろ」

 

ぐいっ。

男吾は手を伸ばすと、操のシャツを上に引き上げる。

 

「えっ!? スケベ!」

 

「……バカ、そっちじゃねえ」

 

男吾の目線の先。

そこ──みぞおちには、くっきりとコブシの形をしたアザが残っていた。

 

「うわ、こりゃ痛かったろ。竜子先生とやった時のだな」

 

「え? ええ!? なんで男吾、知ってるの!?」

 

「ネズミに聞いた」

 

「……う」

 

しまった。口止めしておくの忘れてた。

恩に着せたくなかったのに。

 

「あと、生徒会の連中ともやってたろ。どっか痛めなかったか?」

 

「う、うん……特には……」

 

「やっぱ竜子先生は半端ないなー。操でもここまで食らうとはなー」

 

「あの……男吾……その、ハズカシイんだけど……」

 

まじまじとおなか周りを見られている。

個人的には、こんなに筋肉がついているのは女っぽくなくてハズカシイ。

 

「ああ、すまん」

 

言って、男吾は手を離した。

 

「でも、ネズミ言ってたぞ。操が一番やりあってたって」

 

「──でも、勝てなかったもの。一緒よ」

 

「それは、違うだろ」

 

「え?」

 

「そんだけ、がんばってくれたってことだろ? オレのために」

 

「う」

 

男吾にしてはこしゃくな言い回しをする。

こっちの頬が赤くなる。普段は逆なのに。

 

「……操」

 

言って、男吾は奥に移動して布団をめくる。

 

 

 

「こっち、来いよ」

 

 

 

 

 

 

布団の中。操の制服は脇に置いてある。

下着姿でふたりは静かに抱き合っていた。

 

 

「……珍しいじゃない。いつもはアタシからなのに」

 

「たまにはいいだろ」

 

「……うん。……嬉しい」

 

言って、操は男吾の肩の辺りに頬を乗せる。

 

「……臭くないか? カラダ、拭いただけだぞ」

 

「ん、大丈夫」

 

「そうか」

 

「……ねえ、男吾」

 

「おう」

 

「竜子センセって、本当にすごい人だったね」

 

「そうだな……ケンカでも敵わなかったし、その上でキッチリ自分の仕事していった」

 

「……アタシ、将来あんな風になりたいなー」

 

「ん、操は先生になりたいのか?」

 

「そうじゃなくて、……ちゃんと強くて、それをみんなの為に生かせる仕事がしたい、とか」

 

「そうかー。……操ならなれるんじゃないか?」

 

「そ、そう?」

 

「ああ……でもきっと胸のサイズはおいつかな──げふっ」

 

「バカ! 人が気にしていること言わないの!」

 

「……気にしてたのか?」

 

「当たり前でしょー? アタシ、おっきくないもん」

 

「オレは別に充分なんだが……」

 

「……バカ」

 

「すまん」

 

「そんなに謝らないで」

 

「そうか」

 

「……男吾はさ、将来の夢とか、あるの?」

 

「うーん、まだ決めてない」

 

「男吾なら、格闘技とかでも食べていけると思うけど」

 

「あんまり好きじゃないんだ。ケンカで金稼いだりするの」

 

「男吾ん家の道場継ぐってのは?」

 

「それもどうかなー。姉ちゃんの方が継ぐんじゃないか? オレ、全部白帯だし」

 

 

たはは、と男吾は笑う。

どうやら、格闘の道を進むつもりはないようだ。

 

それも、男吾らしいと思う。

 

ケンカ好きだが、あくまで趣味。

将来はきっと、日本一強いサラリーマンとか日本一強い建築家とかになるんだろう。

 

しかし困った。

 

 

──自分の進路におおいに参考にするつもりだったのに、白紙とは。

 

 

「まぁ、なるたけアンタのそばにいればいっか」

 

「? なんの話だ?」

 

「ううん、コッチの話」

 

言って、ちょっと強くしがみつく。

できれば、一生こうしていたい。

 

でも言わない。言ったら、男吾は困るから。

きっと、ずっと気にしてくれちゃうから。

 

アタシはアタシの力で、なるたけ傍にいよう。

 

 

「……ねぇ、男吾」

 

「ん」

 

「まだ、眠い?」

 

「……いや、その、実は」

 

 

ちゅ。

 

最後まで言わなくてもわかってたよ。さっきから。

 

 

「十日間の禁欲生活オツカレサマ♪」

 

「お、おう」

 

もぞり。

操の手が男吾の下半身を探る。

 

ごそごそ。

 

探り当てたそれはすでにはち切れんばかりの弾力を持っている。

 

 

「うわ、ガチガチ」

 

「──う、し、仕方ないだろ、さっきから、こう、抱き合っていたら」

 

「興奮しちゃった?」

 

「……お、おう」

 

「じゃ、責任もってアタシが引き受けないといけないよね?」

 

「……言わないといけないのか?」

 

「言って欲しいなぁ」

 

「ああ。その。頼む。操」

 

「うん! 任せて」

 

言って。

操はもう一度顔を寄せていった。

 

ちゅ。

ちゅぱ。

 

さっきよりも、ずっと気持ちを込めて。

実は、自分だってさっきから興奮してる。

 

それがわかっちゃうと思うと、少しはずかしい。

でもわかってもらえたら、きっと嬉しい。

 

舌を絡めながら、ふとそんなコトを思う。

 

 

するり。しゅるり。

 

熱く、固い一物を片手でしごきあげる。

男吾は疲れているだろうに、こっちはまるで産声を上げてるかのように大主張してる。

 

さわればさわるほど、びくん、びくんと跳ね返してくる。

それがなんだか妙に可愛らしくて、いとしい。

 

 

もぞり。

 

操はゆっくりとカラダを入れ替えると、男吾の下半身の方に頭を持って行く。

 

 

ぺろり。

 

男吾のペニスを一舐め。

反射的にびきっ、と音を立てるかのように激しく反応してくる。

 

 

「あむ……」

 

 

ゆっくりと口を大きく開けて、男吾を迎え入れる。

そのまま、舌と口腔でこすり、しごく。

 

「あうっ、あっ」

 

男吾の頭の方からかすかに快感の声が漏れる。

それが嬉しくて、もっともっと強い快感を与えたくなる。

 

 

「操、……オレも」

 

「うん……来て」

 

言って。

操はゆっくりとショーツを脱いだ。

 

 

くち。

広げられる。音がする。

 

自分が感じていたのがばれてしまう。それが恥ずかしくて嬉しい。

 

ちゅっ。

くちゅっ。

 

男吾が顔を寄せてきた。

 

「あっ」

 

意図してない声が出てしまう。

 

──お返しに、かぽかぽと音を立ててピストン運動をしてやる。

 

「う」

 

ちゅぱ。にちゃ。

 

「あン」

 

 

いやらしい音の戦いはしばし続いた。

 

「──ふう」

 

さきに根を上げたのはどっちか。そんなのはもうどうでもいい。

 

操を下に、男吾が身体を重ねようとしていた。

 

「……カラダ、どっか痛くない?」

 

操がカラダを気遣う。

 

「ああ。どこも」

 

男吾が答える。

 

 

ふたりの目はすっかり上気して、潤んでいる。

互いのカラダを貪りたくて仕方なくなっている。

 

 

ずっ。

 

「うっ」「あっ」

 

ふたり、同時に声が出る。

 

ずずずっ。

 

ゆっくりと、操の膣内を男吾の一物が進んでいく。

これほどぬめっているのに、いや、だからこそ、摩擦がびりびりと刺激を生む。

 

「操、やわらかい……」

 

「男吾は固いね……」

 

言って、目で笑い合う。

 

 

くん。

 

「あ」

 

操の一番奥に届いた。

そこ──子宮口は、ノックされるとかるく電気が走るかのよう。

 

「動くぞ……」

 

「うん……いっぱい来て……」

 

 

ずっ。

 

ずっ。

 

はじめは、ゆっくりと。

だんだんペースを早めていく。

 

「あっ、あはっ」

 

「ん、ああっ」

 

快楽の声が、知らずに漏れる。

 

「男吾……男吾ッ……」

 

「み、操……」

 

言って、手を重ねる。

ぎゅっと指を絡めて固く結び合う。

 

 

ぱんっ。

 

ぱんっ。

 

いつしか動きはいやらしくリズミカルに、それでいて規則的な運動に変わっていた。

 

「あむ……」

 

どちらからか、口唇を重ねる。

激しく舌を貪り合いあう。

 

下半身の動きは止まることがない。

大きく開いた操の足はさらに男吾をくわえ込もうといやらしく動く。

 

「操、オレ、もう……」

 

「うん……いいよ」

 

さすがに禁欲生活の続いていた男吾の方が物理的に無理が利かなかった。

 

「あっ! ああっ!」

 

最後の最後までガマンを続けた男吾だったが、そのぶん快楽は強く激しくなる。

 

「み、操ーっ!!」

 

 

どっくん!!

 

どくん! どくん!

 

 

それはかつてないほどの熱さと勢いで操の膣内に打ち込まれた。

 

「あ! ああーっ!!」

 

それが急激に操の性感を高める。

 

「……」

 

「う、う……」

 

ど、と男吾のカラダから力が抜ける。

操はそっと手を伸ばして男吾の上体を受け止めた。

 

「……きもちよかった?」

 

「……ああ」

 

いかにも力を使い果たしたように、男吾が答える。

 

「疲れたでしょ? ゆっくり休んで、」

 

「イヤ、操、オマエまだだろ」

 

「え? いや、いいよ。男吾ムリしないで」

 

ぬるり。

 

ゆっくりと引き出された。

 

「あんっ」

 

ぬちゅ。

 

さらに再度打ち込まれる。

 

 

「男吾、まさか、」

 

「黙ってろ」

 

ぬちゅり。

ぬらり。

 

ぬちゅっ。

 

ずっ。

ずるっ。

ずっ。

ずちゅっ。

 

「あ、あん……うそ」

 

 

ゆっくりとではあるが、男吾は操の中で復活しつつあった。

いわゆるアレだ──抜かずの連発である。

 

 

「そんな、……こんな、男吾、疲れているのに」

 

「気にすんな」

 

「ああ、うん、うそ。もう、こんなに」

 

「まだこれからだぞ、操ッ!」

 

「あん! あんっ!」

 

 

 

 

 

「がああああー」

 

「くぅ」

 

「がああああー」

 

「くぅ」

 

 

熟睡していた。

 

どこからどう見ても熟睡していた。

 

大の字になった男吾。

 

その腕枕に眠る操。

 

ふたりとも裸だったが、寒さは感じなかった。

十二月だったが。

 

 

 

 

 

「へっくしょーい!」

 

くしゃみをあげたのはテツだった。

 

 

「うるさいぞ……むにゃむにゃ」

 

空手部の部員のところに押しかけて泊めてもらったのはいいが、

何しろ布団が少ない。

寒い。

 

今頃男吾と操がどうなっているか、想像はつくが想像しない。

野暮ってもんだ。

 

たいてい操が帰るときには声をかけてくるのでそれで部屋に戻るから、

今日はそのまま寝てしまったんだろう。

 

男吾はもちろんのコト、操も前日に竜子先生と決闘してから一晩、男吾が心配でろくに

眠っていなかったんだから仕方ない。

とまでは、テツにはわからないが、まぁあれだけの大騒ぎのあとだ。

 

しばらくはこっちに住む羽目になっても仕方ないか。

 

 

実は男吾と操の愛の日々は、テツによって支えられていたりするのであった。

 

 

 

 

 

おしまい。

 

 

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