※この作品はR-18です。

あまいぞ!男吾SS集   作:TANASOUKO

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メイド・イン・操

 

 

 

 

 

 

 

学園祭が終わった。

 

ひと言で言うと、操のためにえらい騒ぎになった。

 

操の弟、ハジメはほぼあらゆる出店ブースに顔を出し騒ぎを起こし、

しまいには巨大モニュメントのゴジラを倒すという大騒ぎまで

引き起こした。

 

 

 

当然のように烈火のように怒り狂った大文字の生徒は、取り急ぎ操をふんづかまえた

ものの、女の子によってたかって乱暴するような連中ではないので、

「代金は徴収、それと巨大ゴジラの片付けを一人ですること!」

と操に言いつけて、それぞれの片付けと打ち上げに戻った。

 

 

 

さて、男吾であるが。

当然成り行きを見守っていたものの、操があまりひどい目に遭わされる

ような様子でなかったので、自分の作品──アゴマキ・モアイ像の片付けを

さっさと終えた。まぁすでにアゴマキ本人によってほぼ破壊されていたのだが。

 

で、……やっぱり気になったので操の様子を見に行った。

ちなみにハジメはタクシーに放り込んで家まで送っていた。

 

 

「……」

 

 

操は、もくもくとゴジラを片付けている。

上の方は段ボール、下の方は木製の骨格に段ボールの覆いがついているだけ

のシロモノだが、何しろ校舎のてっぺん近くまで作り上げられた力作である。

 

量がハンパではない。

 

せっせと片付けているが、終わりははるか彼方にありそうだ。

 

「……」

 

「……」

 

いらいら。

 

「……」

 

「あー! もうチクショー!」

 

「──男吾?」

 

「そんなにノンビリやってたら夜が明けちまうぞ! 片付けってのはこうやるんだ!」

 

と、男吾は段ボールを引っぱがしては右に、木材をへし折っては左に、

豪快にぶんぶん放り投げ始めた。

 

「……男吾」

 

「ほら、手を止めるな! さっさと終わらすぞ!!」

 

「……うん!」

 

 

 

結局、夕方から始めて、片付いたのは日付が変わる頃だった。

 

 

 

 

──────────────────────

 

 

「メイド・イン・操」08/03/13 by TANA

 

 

──────────────────────

 

 

 

「──男吾、起きてる?」

 

部屋に戻って少しして。

時間を考えたのか、控えめなノックが男吾の耳に入ってきた。

 

「おう、操か」

 

女子禁制の男子寮に入ってくる女子など、そういるものではない。

まして男吾の部屋をノックする人間など、限られている。

 

「……はいるよ」

 

がちゃ。

 

 

「あのさ、晩ご飯食べてないでしょ? ……アタシ、作って──」

 

忘れていた。

この部屋には同室の天宮哲──通称、テツがいるんだった。

 

 

「み、操……? オマエ、操か?」

 

 

テツが震える指をさす先。

そこには確かに操がいた。

 

両手にお盆を持って、丼をふたつ乗せて。

 

アタマにヘッドドレス。

黒のワンピースは肩口でいったんふわりと広がって二の腕で絞られている。

手袋の袖口にカフス。

白のエプロン。裾はフリルで彩られている。

スカートからのぞく足はニーソックス。

 

いわゆる。

 

いや、男吾もテツもそんな言葉は知るわけないが。

 

いわゆる。

 

 

 

メイド服である。

 

 

 

思わずテツが吹き出しながら、

 

「み、操、なんだそのカッコ──」

 

「記憶を失えーーーーっ!!」

 

がこがこがこっ!!!

 

操が器用に片足で繰り出した三段蹴りがテツのみぞおち・右顎・左顎を打ち抜いた。

ちなみに右顎を回し蹴りで打った後、膝を曲げてかかとで左顎を打つのは「カケ蹴り」という

高等技術だ。

 

イイ感じに脳震盪を引き起こしたテツをドアから蹴り出すと、部屋に鍵をかける。

 

これだけの動作をしながらお盆が全くぶれないのはたいしたものだ、と男吾は他人事の

ように思った。

 

「──と、いうわけで、晩ご飯一緒に食べよ?」

 

あっけらかんと笑う操。

なんとなく勢いに押されて「お、おう」と頷く男吾。

 

 

 

テツは朝まで廊下で寝ることになるが、まぁ季節が夏の終わりなので風邪を引かずに

済むのだが、これは余談である。

 

 

「──で、何なんだ? そのカッコ」

 

ずずず、と食後のお茶を飲みながら──これも操がポットに入れて持ってきたものだ──

を飲みながら、男吾がたずねる。

 

「んーとね」

 

と、こっちもお茶をすすりながら、操。

 

「イトコのお姉ちゃんがこういうの好きでさ、もう着れなくなったからって、アタシに

くれたのよ」

 

「で、なんでまたそれをこんな時間に」

 

「だって──昼間じゃみんなに見られるじゃない」

 

と、赤くなりながら、操。

 

「んじゃ、それをなんでまたオレに」

 

「アンタに見せたかったからに決まってるでしょ!」

 

がー、と怒る操。

なんか怒られた。

 

「ねぇ、カワイイとか、思わない?」

 

操は唐突に立ち上がると、くるっと一回転。

後ろはずいぶん派手なリボンがついていた。

 

「あー、そうだな……」

 

男吾の野生の感がここでしくじったらえらいことになる、と告げていた。

アレだ、知子姉ちゃんが新しい服を買ってもらったときの感覚だ。

 

「──うん、似合ってる。カワイイ」

 

思わず、素直に本音を言ってしまった。

言ってから、急に顔が赤くなるのを感じる。

 

「そ、そう?」

 

操。こっちもここまでストレートに帰ってくるとは思ってなかったのか、顔を

赤らめる。

そのまま、ふたり、ちょっと無言で下を向いてしまう。

 

……恥ずかしい。

ただひたすらに恥ずかしい。

 

 

「え、えーとさ」

 

話題を変えようと思ったのか、操が口を開く。

 

「その、今日はホントにゴメン!」

 

ぱん、と両手を顔の前で合わせて頭を下げる。

 

「アタシの嘘のせいでみんなに迷惑かけたけど、特に男吾には迷惑かけちゃったから、

あ、そうだ! 男吾、ハジメの食べたのの代金、払ってくれたよね!?」

 

 

言って、ガマグチを取り出す。

ガマグチ派だったとは知らなかった。

 

 

「いらねえよ、そんなん」

 

わはは、と笑って男吾は、操の手を押さえた。

 

「今日は今日で楽しかったじゃねェか。いい思い出になったぜ」

 

「でも……でも……片付けまで手伝ってもらっちゃって……」

 

「いいさいいさ。それもこれももう楽しかった学園祭の思い出。それでいいじゃねェか?」

 

な? と言ってにやりと笑う。

 

「男吾……!」

 

操は目を潤ませたかと思うと、

 

「だんごーっ!!」

 

飛びついてきた。

 

「おわ!?」

 

慌てて湯飲みを置いて操を受け止める。

 

「男吾……好き……好き……!」

 

操は感極まったかのように、ぎゅっと男吾に抱きついて胸元で顔をこすりつける。

 

「お、おい、操……」

 

「やっぱりアンタが一番。誰よりも好き、ホントに好き。……アンタに会えてよかった…」

 

……とりあえず背中なんかさすってみたりするけど、えーと、効果がない。

と、操はそのまま抱きついた状態で男吾を抱え上げる。

 

「あ、おい、ちょっと」

 

「だからね」

 

ぐす、と操は鼻を鳴らす。──泣いているのか?

 

「……今日は、アタシに、サービスさせて……」

 

言って、どさ、と男吾をベッドに座らせた。

 

 

 

 

 

「……それで、こんな格好してきたのか?」

 

「うん」

 

「別にそこまでしなくても──」

 

「ダメなの! ……いつもね、アタシから誘っても、いつの間にかアンタの方が主導権

取っちゃって……その、気持ちよくしてもらってばっかりで……アンタを気持ちよく

させてあげてるか、不安で……」

 

「──いや、ちゃんと、その、気持ちいいぞ?」

 

「だから、不安なの。今日は、アタシが、サービスするから、男吾はじっとしてて……」

 

言って、操は男吾に口唇を合わせてきた。

 

 

 

 

ちゅ。ちゅ。

 

 

宣言通り、操は今日「攻め」に徹するつもりのようだ。

口唇を軽く押しつけては離し、軽くついばむように男吾の口唇をつかむ。

 

不器用ながら、懸命にやっているのは伝わってくる。

 

 

ちゅぱ、ちゅっ。

 

 

「どう……男吾?」

 

舌を出し、ちろちろと男吾の口元を出入りさせてから、操がたずねる。

 

「えーと、うん……気持ちいい……」

 

「ホント!?」

 

ぱあっ。

操の不安そうな顔がとびっきりの笑顔になる。

 

……やられた。

なんか、脳のどっかの線がぷちっと切れた。

 

がばっ、と操の頭に手を回すと、男吾の方から激しく口づけた。

 

 

ちゅっ。ちゅっ。

 

 

「あン、もう、男吾……今日は、アタシが……」

 

ちゅちゅぱっ。ちゅっ、ちゅっ。

 

「……んもう」

 

あきらめたのか、操も男吾の頭を抱え込むと、いっそう激しく口づけを始めた。

 

 

じゅっ。じゅるっ。

 

 

口づけの音はやがて激しく互いの腔内を犯し合う音に変わっていく。

互いの舌が、相手の舌を、歯を、歯茎を、口の肉を、しゃぶりあう音。

唾液と唾液が絡まり、交わり、ふたりの口元からのどにかけて伝う。

 

飽きることがないように思えたふたりの行為も、やがて自然におさまっていく。

……さらに上のステージが待っている。

 

 

ちゅぱっ。

 

操が顔を離す。その顔はすでに赤く上気している。

互いの息づかいが聞こえる。まるで獣のよう。

 

「……男吾のいじわる。アタシがするって言ってるのに」

 

「すまん。なんかこう、ぐっと来ちまった」

 

「それ、アタシに? ……だったら嬉しいな」

 

ふふ、と操は笑うと、男吾の口周りをそっとぺろりと舐める。

 

そのまま、のどのほうをちろちろと舐め始める。

 

 

「こういうの、どう?」

 

「う、うん……気持ちいいけど、ちょっとハズカシイ……」

 

「恥ずかしいことなんてないよ。アタシだよ? ……アタシには、男吾の全部を見せて」

 

するっ。

 

操は男吾のシャツを脱がせると、そのまま引き続き胸元を舐め始める。

ゆっくりと、乳首の周りを円を描くように舌をはわせると、一気に中心部を攻める。

 

「う」

 

「……ここ、女の子はけっこうキクんだけど、男の子ってどうなの?」

 

「いや、うん、気持ちいい……」

 

「そ。よかった……」

 

言って操は反対の乳首に移る。

空いている手でさっきまで舐めていた乳首を転がすように愛撫し始める。

 

「う、うおっ」

 

たまらず男吾がもだえる。

 

「うふっ、男吾、カワイイ……」

 

かー。

可愛いなんて言われた試しのない男吾。

意表を突かれたのか、はずかしくなったのか、赤くなる。

 

「み、操ーっ。そっちばっかりズルイぞ。オレにも……」

 

「だーめ。今日は男吾が気持ちよくなるの」

 

十分に胸元から腹部を蹂躙した操はそっとズボンとパンツに手をかける。

びんっ。

 

さっきからの攻撃で充分にはち切れんばかりになっている男吾のペニスがあらわになる。

操が手を添えると、びくん、とひとつ脈打つ。

 

「あはっ、気持ちよくなってくれてる……」

 

うっとりした様子で操がさする。

それすらもどかしく感じる。

 

「操……んと、その、……もっと……」

 

「うん!」

 

男吾からリクエストが出たことで気をよくしたのか、操は静かにペニスを口に含む。

 

「うっ!」

 

先端が生暖かいものに包まれる感覚に、思わず声が漏れる。

 

口内では舌が暴れている。

亀頭の穴を、カリを、裏側を、休むことなく攻め続ける。

 

(そういえば、静波がこんなコトしてたっけ)

 

操は右手で男吾の竿の部分をしごきあげながら、左手で袋の部分を転がすように

撫で始める。

 

「うっ、おうっ」

 

男吾が喘ぎ声を上げる。

びくん、びくんと体に電気が走る。

 

と、

 

「……コレ、気持ちいいの?」

 

操が顔を上げると、聞いてくる。

……聞かれても、正直、困る。

 

「えっと、……うん。すげー気持ちいいよ」

 

「やった! えへへ。……嬉しい。アタシで男吾が気持ちよくなってくれてる」

 

本当に嬉しそうに、操が笑みを浮かべる。

 

「なあ……操。そろそろ、オレも──」

 

したい。

操を気持ちよくしたい。

操にも気持ちよくなってもらいたい。

 

「……ちょっとだけだからね」

 

言って。

操は体を入れ替えてそっと男吾の顔をまたぐ。

 

男吾の顔の前には操の敏感な部分がある。

そっと指でさする。

 

「ん……」

 

ぴくん、と操の体が反応する。

……もうすっかり、下着は濡れていた。

 

するり。

操のパンティをおろす。

すっかりピンクに充血したそこが目に映る。

 

じゅっ、じゅぷっ。

 

操は男吾のペニスを口でしごいている。

片手で体を支えながら、空いている手で男吾の袋を軽くもみほぐしていく。

 

「操、ちょっと激しい……」

 

目の眩むような快感の波に押し流されそうになりながら、男吾はそっと操の秘所に

手を伸ばす。

 

 

ちゅっ、くちっ。

 

 

指を挿し入れると簡単に受け入れる。

しとどにぬめったそこは柔らかくきつく、男吾の指を締め上げる。

 

 

ぬっ、ずっ。

 

 

操から送り込まれる快楽で夢心地に近い状態になりながら、男吾は操の秘所を弄ぶ。

「今日は男吾が気持ちよくなってほしい」

そう言ったコトバを思い出して、口をつけるところまではいかない。

 

「ん、男吾、気持ちいいよ……うん……」

 

それでも操には充分な刺激になっているようで、操の声もうわずったものになってきて

いる。

 

 

じゅっ。じゅっ。

 

 

操の頭が上下する。

徐々に激しさを増すピストン運動が、着実に男吾の限界を呼び寄せている。

 

「操……このままだと、出ちまう……」

 

だから。

入れさせてほしい。

そう言おうとした。

 

と。

 

「ん、……いいよ……出して……」

 

操はそう言うと、再び淫らなピストン運動を再開した。

 

「お、おい……」

 

 

じゅっ。じゅっ。

 

 

唾液を円滑油に、操の頭は激しく上下する。

 

……。

 

……。

 

 

もう、ガマンできない。

 

「うっ、ううっ! 出る! 出るっ!!」

 

びく。びく。

下半身から全身に、電流が走る。

限界までこらえようとしたため、そのぶん押し寄せる快楽の波は激しいものになった。

 

理性の壁が吹き飛ぶ。

頭がまっしろになる。

 

 

 

「ううーっ! 操、みさおーっ!!」

 

 

 

どくんっ!!

一度出てしまうと、後は怒濤のようだった。

 

びくんっ。びくんっ。

体は幾度も震え、そのたびに性器の先端から白濁液がほとばしる。

 

それを、操は口で受け止める。

それだけでなく、さらに口でしごきあげるようにして快楽を後押しする。

 

 

ようやくおさまったのは、1分近くもたってからのことだった。

 

「ああ……はあ……」

 

どっと全身の力が抜ける。

とはいえ、操の方は──

 

こくん。

 

操は、のどを鳴らして最後の一口を飲み込んだところだった。

 

「操……」

 

「……へへ、飲んじゃった……男吾のあじ、こんななんだね」

 

屈託のない笑顔を見せる操。

 

「大丈夫か……おいしくないだろ……?」

 

いや、男吾も口にしたことはないが。

 

「……んー、男吾のだと思ったら、平気だった」

 

けろりと操は答える。

 

「操……」

 

そんな操を見ていたら。

なぜか急に興奮してきた。

 

「あ……男吾、また元気になってきた……」

 

ゆっくりと、袋を揉んでいた手を、竿の方に移す。

 

「すぐ、できる……? 疲れてない……?」

 

こんな状態でも、こっちを気遣ってくる操が、無性にいとおしい。

 

「できる。そっちこそ、大丈夫か……?」

 

操は、そっと口元をぬぐうと、

 

「うん! アタシ、強いんだから!」

 

そう言って、笑顔を見せた。

 

 

 

上に乗ろうとしたら怒られた。

 

「今日はアタシが男吾を気持ちよくするんだってば!」

 

そう言って操は男吾の上にまたがると、スカートの裾を口でくわえる。

 

「おい、その服脱いだらどうだ? 邪魔だろ?」

 

「え? だってさっき可愛いって言ってくれたじゃない」

 

当たり前のように返された。

 

「ほらほら、召使いと禁断の関係になってるとか想像してみなさい♪」

 

……。

いかん。巴家には召使いなんていないし、そもそもどういうものなのかいまいちピンと

来ない。

 

「操……オマエん家、召使いとかいるのか?」

 

「いるわけないでしょ。……想像力よ、ソーゾーリョク」

 

 

じゅっ。ずっ。ずっ。

 

 

操が大きく腰を使っている。吐息が荒くなっている

 

「……どう、男吾、気持ちいい?」

 

今日はこればっかりだ。

 

だが、操の中は本当に魅力的だった。

粘液と粘液がこすれ、口の中とは違う快感を送り込んでくる。

激しく動く腰は心地よく男吾のペニスを包み、そして締め上げる。

 

「ああ……すげー気持ちいいよ……操……」

 

「あは、アタシ、アタシも、気持ちいいよ……」

 

ぎゅっ。

操が力を入れたのか、ひときわ強く男吾自身が締め付けられる。

摩擦が強くなる。こすれる抵抗が激しくなる。

 

「う……それされると、ヤバイかも……」

 

「いいよ……何度でも出して……」

 

ぎゅっ。ぎゅっ。

腰を使いながら、器用に操は締め付けを繰り返す。

 

「うっ、うっ……!」

 

いつの間にか、男吾の腰も動いていた。

より強い快楽を求めて、操の腰に強く自分を送り込む。

 

「あっ、あん、こら、男吾!」

 

「ダメだ、操! 止まらない!」

 

「い、いやー! あん! だめっ」

 

「うっ! ……ううーっ!」

 

「あっ! あっ! 男吾っ」

 

 

ぎゅうっと操の中が引き締まる。

男吾のペニスを引き込もうとする動きが加わる。

 

男吾は最後の力を振り絞って、ぐっと腰を引く。

 

「ああっ! あーっ! だんごっ! 男吾ーっ!!」

 

電気が走ったように操の体がびくびくと震える。

そして、最後の一突き。

 

「あああーーーーっ!!」

 

「うっ! うっ! みさおーーーーっ!!!」

 

ふたりの、絶叫が重なる。

 

 

 

どくんっ!!

 

 

同時に身を震わせたふたりの頭のてっぺんから足の指までぴん、と力が張り詰める。

 

どくん! どくん!

 

男吾の先端から精液が注ぎ込まれる。

それを体の、まさに内側で感じながら、操の頭は快楽と快楽と快楽で埋め尽くされる。

 

どさ、と操が倒れ込む。

いつもは男吾は受け止めるが、今日はその余裕すらなかった。

だが、操を受け止めた男吾の胸板の厚さが、また頼もしい。

 

「……どう、気持ちよかった……?」

 

まだ荒い息を整えながら、やっとという感じで操が尋ねる。

 

「……ああ。操は、すごい気持ちいいな……」

 

「あはっ。……うれしい」

 

操が男吾の胸板に手をはわせる。

 

「男吾、すごいどくどくいってるよ……?」

 

「そ、そりゃあ、まだすげェ興奮してるからな」

 

「そか。じゃあ、これも、アタシのものだね……」

 

言って、操は静かに男吾の心臓に耳を当てる。

 

──なんか感動的に見えた。

思わず操の頭に手を置いて、そっとなぜる。

 

操はくすぐったそうに、でも嬉しそうに、くすっと笑った。

 

 

 

 

ちなみにそれからあと二回した。

 

 

 

 

翌朝。

まだ皆が目を覚ます前に操はお膳を片付けて、元のメイド服に戻った。

 

「──じゃ、アタシ戻るね」

 

「寮長さんに見つかるなよ?」

 

さすがにこの格好を見つかったら言い訳のしようがない。

 

「ダイジョーブ。アタシ、要領いいから」

 

 

──ちゅっ。

 

ハヤワザ。操はそっと素早く男吾に口づけをすると、にこっと笑った。

 

 

「──今度は、アタシが男吾を助けるから。そしたら、「お礼」してね?」

 

 

ぼっ。

どんな「お礼」か、想像がついて男吾は赤くなる。

 

「じゃ、また教室でね?」

 

言って、操が扉を開けた。

ちょうどそこに転がっていたテツの頭に扉が当たったが、操は気づかなかった。

 

……あれ? テツ、寝てるんじゃなくて気を失ってるのか?

 

とりあえずベッドに放り込んであげる男吾だった。

 

 

 

ちなみに、このメイド服は、その後の操の人生において、割と大事な場面ではよっく

使われることになるのだが──もちろん対、男吾において──。

 

まぁそれは、別のお話である。

 

 

 

 

おわり。

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