※この作品はR-18です。

最強勇者は性欲も最強   作:名は体を表す

3 / 4
アァアアア文字数がァ!!文字数が増えている!!


最強勇者は激昂する

 -『破戒』の勇者が拠点としてる街-

 

「妊娠してますね」

 

「……は?」

 

「ご懐妊、おめでた、授かり物、あとは―――」

 

「待て。別に『妊娠』の意味を聞いてるんじゃねぇ。……え?マジで言ってる?」

 

「マジもマジですよ。ああ、いくら『加護』で平気とは言え酒やタバコは勿論の事、激しい運動や極度の興奮……まあ、ギャンブルとかは厳禁ですよ。ましてや薬物なんかはもってのほかですからね」

 

「いや、いやいやいや……なんで私が妊娠なんか……」

 

「は?ヤる事ヤっておいて何を言ってるんです?創(・)作(・)物(・)語(・)でもあるまいし、『処女懐胎』とか今時流行りませんよ」

 

「流行る流行らないとかじゃねえだろ!?そうじゃなくて、貴方も『加護』については知ってますよね!?」

 

「ええ勿論。誰が貴方を一人前のシスターに育て上げたと思ってるんですか?神の加護を受けし者は信仰心が心に有る限り、望まぬ変化を拒む事が出来る……貴方の後任にあたる女司祭が、若い男とナマでヤりまくっているのにも関わらず未だに妊娠の兆候が見られないのも『加護』のお陰ですから」

 

「私よりも遥かに長く生きている貴方が幼い姿で居るのも『加護』の力ですからねこの若作りババア」

 

「何を言っているのです。この姿を維持しているのは、神から受けた使命……性犯罪による憐れな犠牲者を出さない為に、私が受け皿となるのです」

 

「はっ!テメェで憐(・)れ(・)な(・)犠(・)牲(・)者(・)の性癖歪ませてりゃ世話ねェな!ってンな事はどうでもいいんですよ!問題は何故私が妊娠する事になったかという事です!」

 

「そんな分かりきった事を聞かないでくれませんか?ヤってる最中、あまりに気持ち良すぎて蕩けきった脳味噌が『精子ほちい♥赤ちゃんほちい♥』って言ってただけでしょう」

 

「なっ……ぁ……」

 

「『破戒』ともあろうお方がそこまで乱れる男性とは……凄く興味深いのでちょっと紹介してくれません?」

 

「ざけんなボケ老人!!!」

 

 『光星教』の教義は、女性に限り性の奔放を許(・)し(・)て(・)い(・)る(・)。

 無論、信者の中にはそういう事が苦手な者や自身で律する者、そもそもそういう事に興味が無い者が多いが、男というのは同じ信者に限らず『許している→積極的に行うべき』という自身にとって都合の良い身勝手な変換を行う事が多く、強姦行為に至るケースが非常に多かった。

 その上、信者は信仰心を対価に神からの『加護』を受けている事から、強姦行為によって妊娠した者は『信仰心が足りない者』として後ろ指を指される事が横行し(・)て(・)い(・)た(・)。

 しかし『破戒』の勇者の名が広まるに連れ、その手の強姦行為の件数は著しく減少していった。なんの事はない、『破戒』の勇者が『疑わしきは罰する』とばかりに片っ端から去(・)勢(・)していったからだ。

 証拠の有る無しに関わらず、権力を凌駕する暴力で(光星の神の名の元に)『光星教』のシスターに手を出した者をぶちのめして行く『破戒』の勇者の前では特(・)権(・)階(・)級(・)や教(・)会(・)内(・)の(・)地(・)位(・)等なんの役にも立たない。より多くの婦女を辱しめた者には、より多くの地獄を見せていった。

 

 そんな『破戒』の勇者の手によって『光星教』は事実上の崩壊を迎えた。しかし、残された『光星教』のシスター達と数少ない無(・)実(・)で(・)敬(・)虔(・)な(・)教(・)徒(・)によって『光星教』は名をそのままに新たに生まれ変わった。

 対外的には、地位に関係無く多くの『光星教』教徒が失(・)踪(・)したが、『光星教』が数有る宗教の中でも特に高い地位を持っている事は変わらない。それどころか多くの不信信者を排除したことで『国から与えられた特権に腐らなかった教会』と世界中の一般市民から支持を受け、敬虔な信者が更に増えていった。真摯な信仰が増えて光星の神もにっこり。

 

 さて、そんな新(・)生(・)『光星教』を作り出したと言っても過言ではない『破戒』の勇者が、いつの間にか妊娠していた。そんなニュースは、本当に『あっ』と言う間に『光星教』ネットワークを通じて世界中に広まった。それこそ『破戒』の勇者が止める間もなく広まった。

 『光星教』の『加護』を知っている多くの者達は、あ(・)の(・)『破戒』の勇者に好い人が出来た事を驚きながらも祝福した。逆に『加護』を知らない多くの者は、『破戒』の勇者も所詮人の子かと嘲笑った。そして『光星教』の中でも数少ない色(・)情(・)魔(・)は、『破戒』の勇者を堕(・)と(・)し(・)た(・)男(チンポ)は誰かと探りまくった。勿論『破戒』の勇者は沈黙を貫いた。

 

 強力な力を持った『勇者』が子を成したという事実は、魔王軍に怯える人々の新たな希望となるだろうか。

 

 

 

 

 ◆

 

 

 

 

 『一閃』の勇者は、猫獣人(ワーキャット)の男である。

 彼は人一倍欲望が強く、そして人一倍強かった。世界中の富、名声、そして女を独り占めにするべく鍛え、奪い、殺し続けた彼が『勇者』として覚醒したのは、有る意味で運命だったのだろう。彼にとって、『獣人の国』は狭すぎたのだ。

 『勇者』として覚醒し、『獣人の国』を飛び出すように去っていった彼が向かった先で『魔王軍』による大攻勢が起きていたのもまた、運命であった。

 猫科特有の俊敏な動きに、屈強な戦士団を纏めてなぎ払ってしまうだけの怪力、そしてその両手で翳す長大な槍でもって魔王軍を片っ端から斬殺し、轢殺し、穿殺し、惨殺していった。

 その光景を見ていた者は口を揃えてこう言った。『影すら残さない閃光が、風を伴って魔王軍を殺していった』と。そうして、彼は『勇者』としての初陣で『一閃』の二つ名を手に入れた事も、運命だったのだろう。

 

 しかし、彼は満たされなかった。

 

「見事な活躍であった。貴殿の功績は『二つ名』を与えるに相応しい。よって我が国から『一閃』の二つ名を授ける!……初陣にして『二つ名』を得た勇者は貴殿で二(・)人(・)目(・)だ。是非これからも我が国で活躍してほしい」

 

 二(・)人(・)目(・)?

 

 城下町に降り、市民からの歓声を受ける。自尊心が満たされていく……だが、まだ満ちない。

 何故か?

 

「聞いたか?あの獣人の勇者様が『二つ名』を授かったらしい」

 

「そりゃ当たり前だろ。まさに一騎当千、獅子奮迅の大・大・大活躍!しかもあの戦いが初陣だってんだからとんでもねぇ話だ!きっとこれからも、オレ達なんかが想像もつかない程の活躍を見せてくれるだろうさ!」

 

「『最強』の勇者様よりも強いのかな」

 

「……いやぁ、そりゃ幾らなんでも比(・)べ(・)る(・)方(・)が(・)可(・)哀(・)想(・)だ。子供の駆けっこ競争に馬車で割り込んで『オレが一番速い』って言うようなモンだぞ。獣人の勇者様でも勝負にならねェよ」

 

 オ(・)レ(・)よ(・)り(・)も(・)強(・)い(・)?

 

 『一閃』の勇者は、何でも一番でなければ気が済まない性格であった。彼よりも力が強いと自慢する虎獣人(ワータイガー)の腕を捥ぎ、彼よりも脚が速いと自慢するケンタウロスの脚を切り裂き、彼の槍術の師匠を殺して神器級の長槍を奪い取り、常に『一番』を奪っていった。

 そんな彼を差し置いて『最強』と呼ばれる勇者を憎み、殺意を抱くのも彼にとっては当然の事だった。そうして『一閃』の勇者と『最強』の勇者は戦場で出会い……

 

 ふ(・)ざ(・)け(・)る(・)な(・)!(・)ふ(・)ざ(・)け(・)る(・)な(・)!(・)ふ(・)ざ(・)け(・)る(・)な(・)!(・)!(・)!(・)

 

 『一閃』の勇者が一振りで十の魔物を砕く間に、『最強』の勇者は千の魔物を真っ二つに切り分ける。

 『一閃』の勇者が一突きで魔王軍の軍勢に穴を開ける間に、『最強』の勇者は軍勢を壊滅させる。

 『一閃』の勇者が魔王軍の指揮官相手に手間取っている間に、『最強』の勇者は魔王軍幹部の首を斬り落としている。

 力も、速さも、何もかもがケタ違い。比(・)べ(・)る(・)方(・)が(・)可(・)哀(・)想(・)だ(・)と(・)?何処の世界に赤子と大人との知恵比べを図る者が居る。巨大な世界樹を、手のひらサイズの物差しを使って測るようなモノだ。比(・)較(・)に(・)な(・)ら(・)な(・)い(・)。

 

 ふ(・)ざ(・)け(・)る(・)な(・)!(・)ふ(・)ざ(・)け(・)る(・)な(・)!(・)ふ(・)ざ(・)け(・)る(・)な(・)!(・)!(・)!(・)

 

 それでも彼は自分自身を納得させる事は出来なかった。彼はい(・)つ(・)も(・)の(・)よ(・)う(・)に(・)自らを超える者の力を奪い取ろうと、『最強』の勇者の暗殺を謀る。

 時に食物に毒を入れ、時に寝床に時限爆弾を仕掛け、時に直接槍で心臓を穿とうとした。しかしその全てが失敗した。

 たった数滴口にしただけで地獄のような苦しみを味わいながら命を奪っていく『猛毒竜(ハイドラ)の息』の混ざった食事を口にしても尚ピンピン生きていた『最強』の勇者。無防備な状態であるにも拘らず爆発の衝撃を耐え抜いた『最強』の勇者。貫けないモノは無いとまで言われた神器級の槍を容易く受け流した『最強』の勇者。

 あらゆる策も暴力も、全てを踏みつぶして『最強』を名乗り続けている。そんな存在を彼は許す事が出来なかった。

 

 しかしそんな彼に転機が訪れる。『最強の勇者が魔王軍の卑劣な罠に掛かって死んだらしい』という噂を耳にした。

 彼は『最強』の勇者をこの手で始末したいという憎悪に基づく欲求があったが、それはそれとして死んでザマアミロと思う切り替えの早さも持ち合わせていた。

 彼は『最強』の勇者が持っていた遺品を全て奪い取る為に、『最強』の勇者が最後に訪れた町へ脚を運んだ。しかし同(・)じ(・)考(・)え(・)の(・)者(・)は多く、いち早く向かったと思ったが既に先客が居た上に『魔王軍』まで出しゃばってきていた。

 聖鎧は既に『破戒』の女が装着していて奪えず、聖剣も戦闘のいざこざで行方知れず。そうして辛うじて唯一残った聖盾を『戦闘の報酬』と称して強奪したが、彼は腹の虫が収まらなかった。

 だが、考えようによっては一番良い選択であっただろう。『一閃』の勇者にとって、聖鎧の回復力は良くともその重量によって自身の長所である素早さを殺し、聖剣に至っては既に自分専用のエモノ(長槍)を持ってる以上観賞用の置物かただの換金アイテムにしかならない。余計な荷物を体よく押し付ける事が出来たと思えば納得も出来た。

 そう、聖盾である。両手で槍を持っている関係上、『盾』という道具は腕の可動域を狭める『無用の長物』である。ただし『聖盾』だけは違う。『聖盾』の特筆するべき点として、全自動迎撃盾(フロートシールド)である事が挙げられる。手に持たずとも、盾が勝手に宙に浮くのだ。物理的な攻撃だろうが魔法的な攻撃だろうが、あらゆる攻撃を自動で弾き返す神器級……否、『神器(神の宿った道具)』なのだ。

 聖盾を手にした『一閃』の勇者は、正に敵無しだった。『最強』の勇者が死んだ以上、この世界で最も強い勇者は『一閃』(自身)となる。あらゆる富、名誉、そして女を強奪し続けたが、そう遠くない未来に全(・)て(・)が向こうから自身に寄ってくるだろう。

 そんな運(・)命(・)を夢想しながら、彼は数年ぶりに自身の生まれ故郷である『獣人の国』に帰ってきた。旅先で見つけた(奪ってきた)『極上の雌』に会いに行く為に。

 

 彼女との出会いは、それこそ運命だった。とある貴族に買われていく、奴(・)隷(・)の(・)首(・)輪(・)を着けさせられている彼女に一目惚れした彼は即座にその貴族の腕を斬り落とし、鎖で繋がれていた彼女をそのまま強奪していった。その国での『二つ名』持ちの勇者は、殆どの罪が免責になる。例えそれが貴族を殺しかける程のモノでも、それだけ『魔王軍に対する暴力装置』として評価されていると言っても良い。無論、貴族の当主を殺害したり王族を害したりすればその限りではない……が、彼は貴(・)族(・)の(・)当(・)主(・)で(・)あ(・)ろ(・)う(・)と(・)腕(・)の(・)一(・)本(・)や(・)二(・)本(・)程(・)度(・)なら罪を問われないと知っていた。

 打算と、欲望。彼は奴隷を連れ去ったその日に彼女の処女を奪い、その胎に命を宿らせた。

 それからしばらくの間は彼女を連れ歩いて魔王軍と戦い続けたが、彼女が産気づく前に『獣人の国』に帰って、そのまま彼女を置いて行った。人間が住む国において、彼は余りにも人の恨みを買い過ぎた。彼女……と一応その子供、を守る為に『獣人の国』に置いていったのは、その方が安全だったからだ。彼にとって子供なんてどうでも良いが、所(・)詮(・)た(・)っ(・)た(・)一(・)度(・)の(・)出(・)産(・)で『極上の雌』が使い物にならなくなるのは許せなかった。『極上の雌』の精神安定の為にある程度は我慢してやる、その程度の認識だった。

 

 話を現在に戻そう。色々なトラブルが重なり、ストレスの溜まった彼は『極上の雌』以外の多くの雌を無理矢理孕ませ、そして捨てていく。そんなこんなで『獣人の国』に帰るのが何年も遅れたが、彼の脳には『子を産んで数年経ってるならまたアレとヤれるな』といった事しか考えていなかった。自身の血を引く子供の事なぞ意識もしない。恐らく実際に我が子を見たとしても、『ああ、コイツがあの時孕ませて生まれたガキか』程度にしか思わないだろう。それが雌で、顔も良ければついでに食ってやろうと思うかもしれない。それ程までに、ど(・)う(・)で(・)も(・)良(・)か(・)っ(・)た(・)。

 

 あらゆるモノで一番になった彼は、自分が惨(・)め(・)な(・)負(・)け(・)犬(・)に(・)な(・)る(・)なんて想像もしていなかった。

 あらゆるモノを奪ってきた彼は、自分が奪(・)わ(・)れ(・)る(・)立(・)場(・)に(・)な(・)る(・)なんて想像もしていなかった。

 常に独善的であった彼は、自(・)身(・)の(・)所(・)有(・)物(・)がどう思っているかなんて想像もしなかった。

 

 

 

 彼が目にした光景は、『極上の雌』がこの数年で更(・)に(・)性(・)的(・)に(・)成(・)長(・)し(・)た(・)姿と。

 『極上の雌』によく似た、子を成せる程度に成長している子供の姿と。

 その二匹のメ(・)ス(・)が尻を振りながら、恍惚の表情で人(・)間(・)の大きなイチモツをしゃぶっている光景だった。

 

 

 

 

 

 ◆

 

 

 

 

 

 『獣人の国』と呼ばれる国がある。

 国の規模としては小規模も良い所だが、そこに住まう殆どの人は『人間』と『獣』の合いの子のような姿をしている。

 世界的に見れば『獣人』と呼ばれる種族は、『珍しいは珍しいが見ない事は無い』程度にはあらゆる国で受け入れられ、生活を送っている。しかし、その獣人が『国』規模で集まって生活をしているのはとても珍しい。何故なら一言で『獣人』と言っても本当に多種多様。人間の耳だけがウサギの耳になっているような獣人も居れば、二足歩行する犬のような獣人も居る。

 人間、及びエルフやドワーフ等の人類国家にとってはそんな多種多様の獣人は一括りに『獣人』と纏めた所で、そもそもの絶対数が少ないから国の運営をする上で大きな問題には発展しない。だがしかし、そんな多種多様の『獣人』達が集まって一つの国を形成しているのは、ある意味で奇跡であり『国』としては長続きしないだろうと言う事は想像に難くない。

 しかしそれでも『国』としてやっていけるのは、ひとえに『獣人の国』がとある神によって作られた、文字通りの『神の国』であるからだろう。

 

 ……まあ、そんな難しい話は置いておくとして。

 俺達は今、その『獣人の国』に来ている。(一応)普通の人間、サキュバス、TSロリジジイチンポケースドラゴン娘、そんな三人パーティでも普通に入国出来るのは『二つ名』持ちである俺の力が大きい。普通なら人間の入国は渋られるし、サキュバスに至っては敵対関係にある魔王軍に属する魔族だし、TSロリジジイチンポケースドラゴン娘に至っては存在そのもので審議される。なんだよTSロリジジイチンポケースドラゴン娘って、生きるオナホ(リビングホール)で良いよもう。

 

「これっぽっちも良くないんじゃけど!?」

 

「はーいドラ娘ちゃんは静かにしましょ~ね~♥」

 

 『龍王』ドラグラント、略してドラ娘。『龍の王国』からドラ娘が居なくなったが、見栄だけは立派なドラゴン共はどうやら『龍王』の不在を隠し通すつもりらしい。そりゃ種族レベルでプライド高いドラゴンが、自分達の頂点に立つ『龍王』様が勇者とは言え人間のチンポケースになってるとか言えないわな。俺もリリスも、そんな事公言した所で面倒事が増える予感しかしない訳で。

 魔王をブッ殺す。可愛い女の子にエロい事をする。その目的の為に動いている俺と、そんな俺に服従しているリリスが面倒事を増やす事を積極的に行う訳が無い。図らずともドラゴン共と俺らの行動が一致しているが、まあ気にするのも面倒だ。

 

「……で、『一閃』のヤツは本当に此処に来るのか?」

 

「うむ、間違いなく来る。来なかったらワシのケツマンコを犯しても構わんぞ?」

 

「あらぁドラ娘ちゃん♥おしりの開発が終われば、今度はおしっこ穴開発しましょうねぇ♥」

 

「お、おしっこ穴じゃと!?」

 

 とても興味深いですね。

 

「待たんか!?ほ、ほれ冗談言っとる場合か!アイツじゃ!アイツから『一閃』と似た臭いを感じる!」

 

「アイツ……?どう見ても子供じゃねえか」

 

 視線の先には二足歩行する白猫……に少し胸と尻肉を盛ったような獣人が一人、ベンチに座ってぼんやりと空を見上げている。

 この辺りは恐らく公園……なのだろうが、辺りにはその子供以外は誰も居ない。時刻は、そう遠くないうちに空が赤く染まっていくだろうという時間……つまり子供にとっては遊び盛りの時間だ。

 まあ、辺りに誰も居ないっていう不審な点は置いておこう。今は俺の盾の行方が大事だ。

 

「ようお嬢ちゃん、ちょっと良いか?」

 

「……」

 

 にこやかに話しかけたが、聞いていないんだか無視してるんだかずっと空を見上げたままだ。もう一度話しかける。

 

「おーい、聞いてるか?」

 

「……?アタイに話してるの?」

 

「他に誰が居るんだ」

 

「誰も居ない……」

 

 なんと言うか、話(・)し(・)か(・)け(・)ら(・)れ(・)な(・)い(・)事(・)が(・)当(・)た(・)り(・)前(・)のような感じがして少しイラつく。勿論この子に対してじゃない。

 

「アナタ、怖くないの?」

 

「何が?」

 

「アタイ、ゆーしゃの子供なんだよ?」

 

「……で?それが怖がる理由になるのか?」

 

 獣人で、勇者。ドラ娘の言う通りビンゴらしい。まず間違いなく『一閃』の関係者だ。

 

「みんな言ってた。強欲な黒猫にかかわると命があぶないって」

 

「あー……」

 

 『一閃』の勇者の悪名は、今では世界中に響き渡っている。そりゃ『獣人の国』にも広まってるよなぁ……と思ったが、この子は『一閃』と呼ばずに『強欲な黒猫』と言っていた。

 

「『獣人の国』は『一閃』の生まれ故郷なんじゃよ」

 

「ほーん。『獣人の国』に住む獣人って国の外に出ないんじゃねえのかよ」

 

「ヤツが例外だったってだけじゃろ」

 

 まあ要するに、勇者として覚醒する前から『獣人の国』で悪さをしていた『一閃』が国の外へ飛び出していったって事か。

 

「んで、勇者の子供ってのは言葉通りか。……お前何歳だ?」

 

「よんさい……」

 

「四歳!?」

 

 獣人は見た目で年齢が分かりづらいとは言えども、まだまだ子供と思っていたが思った以上に幼かった。人間で言えばだいたい12~3歳くらいだと思ったんだが……四歳?

 

「ふぅむ、猫精霊(ケット・シー)にしては四歳でこの大きさも珍しいのぉ」

 

「猫精霊(ケット・シー)?猫獣人(ワーキャット)じゃないのか?」

 

「勇者様。猫精霊(ケット・シー)と猫獣人(ワーキャット)は、例えるならエルフとゴブリンくらいに違いがあります」

 

「全然違うじゃん。完全に別種じゃん」

 

「猫獣人(ワーキャット)から見て、猫精霊(ケット・シー)はとても魅力的に映るんじゃよ。まあワシの方が美しいがの!」

 

「次無駄口叩いたらクリチンポの刑な」

 

「ふひゅッッッ♥!?」

 

 クリチンポの刑とは、クソザコマンコオナホールなドラ娘のクリトリスを俺のイチモツで潰しながら恥骨に挟む刑である。人化の魔法を使う前にチンコ捥いだせいか、ドラ娘クリトリスの裏側の骨辺りにマンコとも小便穴とも違う小さな穴が開いている。クリチンポの刑はそこに勃起クリが押し付けられて裏返る事でとんでもない苦痛と快楽が同時に脳みそ駆け巡って全身の穴という穴からヌルヌルの体液が搾り出る……らしい。ぶっちゃけ苦痛のくの字も無い程にイキまくってるからただの誇大表現だろ。

 そんな事は今はどうでも良い。

 

「娘という事は当然母親が居る、と。そんでその母親に『一閃』は会いに来るって訳だな?」

 

「うっ、うむ……♥四年近く前に『一閃』が猫精霊(ケット・シー)を連れ歩いていたそうじゃ。猫精霊(ケット・シー)は早々老いんからのぅ……間違いなく『一閃』は近いうちに抱(・)き(・)に来るぞ」

 

「はぁ……聖盾が天眼の魔法すら弾くのは予想してなかった」

 

 天眼の魔法は辺りの地形を把握するのはお手の物だが、特定の人物を探し出すにはあまり向いていない。『破戒』の時はそれでも見つけ出せたが、『一閃』に関しては特(・)定(・)の(・)人(・)物(・)を(・)探(・)す(・)というのが聖盾の自動保護機能の鍵になってるのか全く見つからなかった。

 しかしそこでドラ娘は無駄に高い知能を生かして『一閃』の行動を予測し、この『獣人の国』に来ることを突き止めた。

 

「……おかーさんの所にいくの?」

 

「おう。案内してくれると助かる」

 

「……おかーさん、今おしごと中なの」

 

「ん?そうか。なら少し待つか」

 

 『一閃』のヤツがこの国に来るのは少なくとも今日・明日の話ではないだろう。そもそもヤツが現れれば国中が大騒ぎとなる筈だ。仮に逃げられても追い掛ければ済む話。多少のんびりするくらいならなんの問題にもならない。

 そうして俺達は少しの間、この猫精霊(ケット・シー)の子の遊び相手となったのだ。

 

 

 

 時間は過ぎていき、空が朱く染まりもうじき夜の時間となる頃。

 

「えへへぇ~♥お兄ちゃんっ♥お兄ちゃんっ♥」

 

 めっちゃ懐かれた。

 ベンチに座る俺の膝の上に跨がり、頬をザラザラの舌で舐めながら抱きついてくる猫精霊(ケット・シー)の子、ネム。

 

「遊び相手に飢えてたんじゃろうなぁ」

 

 『一閃』のお(・)手(・)つ(・)き(・)とそ(・)の(・)娘(・)というのはかなりの厄ネタらしい。俺がネムと遊んでる間、情報収集に出たリリスが集めてきた情報によると『一閃』の過去をよ(・)ぉ(・)く(・)理解出来た。気に入った女を奪い、気紛れに痛めつけ、ボロボロになるまで壊(・)す(・)そうだ。ふざけた話だ。

 

「そうして痛め付けた女の子を庇い守ろうとする男を、衆目の中で処(・)刑(・)していたそうです」

 

 『獣人の国』では、『力こそ正義』という信仰にも似た法律が有る。しかしそんな法が有っても、『一閃』のヤツは行(・)き(・)過(・)ぎ(・)て(・)い(・)る(・)ようだ。どんなに強くても、『近寄るヤツを片っ端から傷付ける』ようなヤツは群れの長には向いてない。獣人のほとんどは、多少の事は気にしないお(・)お(・)ら(・)か(・)な気性だ。だが、仲間を傷つけられて黙っていられる程の(・)ん(・)び(・)り(・)でもない。しかし『一閃』は強すぎた。多くの獣人達が痛め付けられ、殺され、『勇者』となったことで法(・)律(・)で(・)も(・)裁(・)け(・)な(・)く(・)な(・)っ(・)た(・)。その結果、『一閃』とそれに関わる者には近付かない不文律が出来上がったようだ。

 そんな中で『一閃』が直々に連れてきた女、直後に産まれてきた娘に関わらないように幼い子に教育するのは、有る種必然だった。本当に胸糞悪い話だ。

 

 ペロペロとザラザラの舌で頬を舐めるのは猫精霊(ケット・シー)の愛情表現らしい。しかし猫精霊(ケット・シー)以外の大抵の人類にとって、猫精霊(ケット・シー)の舌はおろし金とそう変わらない。ペロペロされれば、自身の肉が大根おろしのように擦りおろされるだろう。

 俺は並大抵の攻撃を無効化する強靭な皮膚を持っているから舐められた程度では痛くもない。むしろ気持ち良いくらいだ。それもあって愛情表現を嫌がらないから、ネムはより深い愛情表現をするのだろう。

 

 そうして辺りが暗くなり始めた頃になって、ようやく公園に白い女性が現れた。ネムの身体を大きくして、更に胸と尻を盛ったかのような姿の猫獣人……じゃなくて猫精霊(ケット・シー)か。

 

「あ、あら……?貴方達は……」

 

「ふふん。聞いて驚け!我が名は『龍―――

 

 調子に乗っているドラ娘の頭を叩いて黙らせる。

 俺達は『一閃』を探しに来た勇者だ。

 

「っ……そうです、か。残念ですが『あの方』は此処には居ませんし、此処に戻ってくることも無いでしょう」

 

「いや、必ず戻ってくる。ワシの灰色の脳細胞がそう言っとるからのぉ」

 

「っ!いい加減にしてください!『あの方』が戻ってくることは無いんです!」

 

「戻ってくることは無い、ねえ。俺には『自分自身にそう言い聞かせてる』ように聞こえるがな」

 

「なっ……っ……!」

 

 猫精霊(ケット・シー)はその美しい目を尖らせて怒鳴り散らそうとする……が、罵声が喉から飛び出る直前になって俺が抱えてるネムの姿に気が付いた。

 

「おかーさん……」

 

「ね、ネム……貴方……」

 

「おかーさん、この人は大(・)丈(・)夫(・)だよ」

 

「ネム……」

 

 母娘のや(・)り(・)と(・)り(・)を正確に理解する事は出来なかったが、ネムの声によって落ち着きを取り戻した猫精霊(ケット・シー)は踵を返して、『家に来てください。話は、そこで……』と言って歩き出した。

 俺はネムを抱え直して、歩く猫精霊(ケット・シー)を追い掛けながらリリスとドラ娘に適当なものを買い出しに行かせる。

 

「離せぇ!ワシもご主人様について行くんじゃぁ!」

 

「えいっ♥」

 

「ふむぎゅぅッ♥」

 

 リリスはドラ娘の口を押さえながら、同時に指先でクリを押(・)し(・)込(・)ん(・)だ(・)。ドラ娘のクリが内側に沈み、腰をガクガク震わせながら引き摺られるようにリリスが連れていった。

 

 

 そうして少し歩き、猫精霊(ケット・シー)の家に到着した。見た目は極一般的な獣人の家だったが、中に入ると非常にす(・)え(・)た(・)臭いが鼻に突き刺さった。

 

「……獣人ってのは俺みたいな人間の何倍も鼻が良いんだろ?キツくないのか?」

 

「もう、慣れましたから……」

 

「そうかよ……」

 

 膨大な魔法力にモノを言わせた浄化魔法と消臭魔法でゴミや謎の汚れを消し飛ばしていく。気分は下水道の掃除夫だ。

 

「『あの方』に恨みを持っている方々がこうして嫌(・)が(・)ら(・)せ(・)をしていくのです」

 

「はぁ……獣人ってお(・)お(・)ら(・)か(・)なヤツが多いって思ってたが、実際はかなり陰湿なんだな」

 

「……私は、『あの方』の特(・)別(・)ですから……」

 

 その『特別』という言葉に、あらゆる負の感情が込められていた事に気が付いていたがあえて無視する。

 家の中に転がっている粗大ゴミや生ゴミを纏めて塵に還していく。

 

「……この家には家具の一つもねえのか」

 

「ボロボロの布団だけですね……他は、全て捨てました……」

 

「そうか」

 

 捨てざるを得ない状況だったって事ね。本当に……胸糞悪い。

 とりあえず壁を背もたれにして床に腰を降ろす。使用済みの避妊具を消し飛ばしてネムの母に話し掛ける。

 

「こ(・)ん(・)な(・)所(・)で生活すんのは大変だろ」

 

「はい……ですが他に行くところも無いんです……」

 

 ネムを抱えた時に、猫精霊(ケット・シー)ってのは見(・)た(・)目(・)よりも軽いのが普通なのかと思ったが、単純に栄(・)養(・)失(・)調(・)だったのだろう。こんな日々の生活も儘ならない場所に居るんだ、さもあらん。

 

「お兄ちゃん……お願いっ、アタイとおかーさんを助けて……っ!」

 

「ね、ネムっ!」

 

「アタイ、もう嫌だよっ!おかーさんがずっとひどい目にあってるの!ご飯を食べるために、おかーさんは知(・)ら(・)な(・)い(・)人(・)といつもねてるんだよっ!」

 

「止しなさいネムっ!!」

 

 家の中に大量に捨てられていた生ゴミの中に、獣人用の『発情薬』が混ざっていた。相手をその気にさせるために使ってたのか、逆に使われていたのかは判別がつかない。しかしそこまでしなければその日の食事も儘ならないというのは、帝国のスラムでも早々無い話ではある。

 

「お願いお兄ちゃんっ!アタイ、なんでもするからっ!」

 

「ネムっ!ダメよっ!そんなこと言ってはダメっ!」

 

「でもっ!!!」

 

「やれやれじゃのう。『一閃』のヤツが残した傷痕というのは、まるで呪いじゃな」

 

 ドラ娘が両手で大量の食材を抱えたまま現れた。

 

「ヤツから傷を受けた者は他者を憎み、他者から奪い、他者を踏みにじる事を躊躇しなくなってゆく。お主らはまだその呪いが弱いが、いずれは他者を食(・)い(・)物(・)とする事に躊躇が無くなるじゃろうなぁ……ご主人様に会わんければの話じゃ」

 

「あ、貴方の持っているそれは……」

 

「うん?あぁ、『一閃』のヤツが現れるまで少しの間滞在する予定なんでなぁ。『一宿』の恩義には少なくとも『一飯』で返さんと」

 

 そう言って買ってきた肉、肉、肉。お前は栄養バランスって言葉を後存知?

 

「ふぅん。ドラゴンは肉さえ食ってれば勝手にデカくなるんじゃが、矮小な種族はそ(・)ん(・)な(・)こ(・)と(・)考えんとイカンとは大変じゃのぅ」

 

 お前今日はリリスのオモチャの刑な。

 

「なんでじゃぁぁぁ!!!?」

 

「お、お肉?今日はお肉食べられるの?」

 

「まあ、そこのバカドラゴンが大量に買ってきちまったからな。冷蔵庫も無いし、今日で食いきるしかないだろ」

 

「『一宿』の恩義って……そんな、ウチには眠る用のお布団なんか……」

 

「うふふ♥買ってきましたよ勇者様♥」

 

 よくやった。

 離れていてもほぼ完全な以心伝心を可能とする俺とリリスは、ネムの着ている衣服の質を見てあ(・)ま(・)り(・)裕(・)福(・)と(・)は(・)言(・)え(・)な(・)い(・)程度の懐具合と予想を立てて予め食料を買い出しに向かわせていた。しかしこの家の惨状を見た俺はすぐさま予定を変更して、リリスに最低限の家具一式を買うように指示を出していた。

 そうして四次元収納魔法で仕舞っておいた家具を端から並べていく。布団も新しい物を買ってきていた。

 

「こ、こんな……受け取れません!」

 

「なに言ってんだ。これからどれくらい滞在するか分からんが、何(・)も(・)無(・)い(・)部(・)屋(・)で過ごせってか?俺らが帰った後に処分するなり好きなようにすりゃ良いが、俺らが居る間は置かせて貰うからな」

 

 背もたれにしていた壁から離れ、リリスが買ってきた座椅子に座り直す。その頃には、猫精霊(ケット・シー)の家の中の浄化は完全に終了していた。

 

「リリス、腹が減った。飯にしよう」

 

「はい♥」

 

「ああ……ありがとうございます……ありがとうございますっ……!」

 

 ええい泣くな、食欲が失せる。

 それからリリスが夕食を作り、全員で食べた。

 

 そして、夜が更けていく。

 

 時刻は既に真夜中。

 リリスは、のじゃのじゃ鳴くドラ娘を外に連れ出していった。ネムはふかふかの布団の中でぐっすりと眠っている。

 俺もネムと同じように布団の上で横になっていた。

 

「……勇者様」

 

「ん?」

 

 すると小さな声でネムの母親……ネリンが小さな声で俺に呼び掛ける。そちらを向けば、扇情的な下着しか身に付けていないネリンの姿が見えた。

 

「……俺は別に礼が欲しくてやった訳じゃねえぞ」

 

「分かっています……ですが、私が勇者様に報いるにはコレしか……。勇者様、ケモノ相手では興奮しませんか?」

 

「するする、めっちゃする」

 

 礼が欲しくてやった訳じゃねえけど、それはそれとしてエッチな事はいつでもどこでも大歓迎。すぐ横で子供寝てるけど誤差だよ誤差!

 スケベな格好をしているネリンを招き入れ、抱きしめる。しっかり全身を洗って来たのか、夕方のすえた臭いなんて欠片もしない。それどころか雌の芳香を仄かに携えていた。

 抱きしめたまま、ネリンの身体をまさぐっていく。猫精霊(ケット・シー)の体毛ってツヤツヤしているのに、指を沈めればモフモフを堪能できる不思議な触感だった。

 

「んっ……ふっ……勇者、様……」

 

 ネリンの腕や脚、腹、尻を順番に愛撫する。姿はどうみても人型の大きな白猫であるのに、その仕(・)草(・)は人間と変わらない。俺は更にネリンの胸を揉んだ。

 

「あっ……はっ……」

 

 すごーい柔らか~いモフモフ~!

 ネリンの胸は非常に柔らかかった。俺の指を完全に受け入れ、指に合わせるようにその形をフニフニと変えていく。とても、良いものだ。リリスの胸は張りと柔らかさを両立させた素晴らしいおっぱいだが、ネリンは柔(・)ら(・)か(・)さ(・)特(・)化(・)であった。

 

「んっ……はぁっ……ゆ、勇者様、そろそろ……」

 

「んー、そうだな。じゃあそろそろ奉仕して貰おうか。口(・)で(・)」

 

「……えっ」

 

 俺はネリンを持ち上げ、その眼前にイチモツが来るように抱え直す。俺の眼前には『大事なところを隠す』という役割を放棄したようなスケスケ黒下着が来た。俺を下にしたシックスナインの体勢だ。

 

「ゆ、勇者様、口で奉仕はっ……!」

 

 猫精霊(ケット・シー)の舌は、普(・)通(・)の(・)人(・)類(・)にとってはおろし金とそう変わらない。当然口でイチモツのご奉仕なんぞさせようものなら即座に再起不能となる程ズタズタになることは目に見えている。でも俺には関係無いね。

 昼にネムが俺の頬を舐め回していた時から、この舌でしゃぶられたらめっちゃ気持ち良いだろうなぁとしか考えてなかった。

 

「ど、どうかネムには手を出さないで……!」

 

「出さねえよ」

 

 俺を何だと思ってるん?4歳に手を出す鬼畜だとお思いで?

 それよりほら、はやくしろ。イチモツが冷める。

 

「は、はい……その、口での奉仕は初めてですので不作法はご容赦ください……んっ」

 

 ネリンは一度挨拶をするようにイチモツにキスをすると、そのザラザラの舌で竿を舐め始めた。両手の肉球でしっかりとイチモツを支えながら、アイスクリームを舐めるように舌先でチロチロ舐める。

 おろし金のような舌ではあるが当然『舌』なので、生えている棘の下には肉厚な筋肉の塊と粘膜がある。棘の更に後ろから、ヌルヌルとした暖かい肉を押し付けられる感覚は実に新鮮で気持ち良い。

 

「痛くはありませんか勇者様……」

 

「中々の新感覚で気持ち良いぞ」

 

「そ、そうですか……それでは、続けさせてもらいますね……んぁ……」

 

 そして今度は舌先だけでなく舌全体をイチモツに這わすように舐め回すネリン。昼にネムが行った愛情表現のように、ざりざりの舌でイチモツ全体をれろぉ……と舐めていく。まるでイチモツが毛づくろいを受けているようだ。

 

「くっ……初めてしゃぶるにしては上手だな……ほら、今度は咥えてくれ」

 

「はっ……はい……ん、あぁ……むっ」

 

「っ……!」

 

 ドラ娘の高体温口まんこを犯した時よりも、更に熱いネリンの口内。まだ先しか咥えられてないのに、気を抜けばそのまま射精してしまいそう……ん?

 

「なんだ、チンポしゃぶってるだけで随分濡れてきてるじゃないか」

 

「んふっ!?」

 

 全身を覆っている白い体毛の、股の部分だけがヌチョヌチョに湿っている。指で毛を掻き分けると、真っ赤に充血してトロトロになった秘部が外気に晒された。

 

「んっふぁぁ……ッ♥(嘘っ……なんでっ……!?お(・)香(・)も焚いてないのにこんな濡れてるっ!?)」

 

「ははぁ、さてはチンポに愛情表現(フェラチオ)してる内に身体が本(・)気(・)になってきたんだな?そのエロさ大好き」

 

「んっ……!んんっ……!(いやぁ……恥ずかしいっ……)」

 

「おっと、ちゃんと喉奥まで挿れないとダメだぞっ!」

 

「んぶゥッッッ!?♥」

 

 ネリンがイチモツから頭を離そうとしたから、思わず手で押さえ付けてしまった。ざりざりの舌がイチモツの根本を這い回り、喉奥でカリ首をギュウギュウ締め付け、更にぢゅぅぅぅっと精液を吸い上げてくるから、ついそのままネリンの喉奥に射精してしまった。

 

「ッッッ♥♥♥」

 

「う……おぉぉ……すっげ、吸われるっ……!」

 

 喉奥に精液をぶちまけながらザラザラ舌で搾り出されるの気持ち良すぎ問題。そして俺が喉奥で射精したと同時にネリンの蒸れ蒸れマンコから透明な液体がぷしぷしと漏れてきた。はぁん、お前喉奥が天然の性感帯なのかよ。ドスケベ過ぎて本当に大好き。

 そうして精液の飲み干したネリンを布団の上に転がし、ヨダレを垂らしまくってるマンコにご褒美チンポをブチ込んだ。

 

「あっ……あああああッッッ♥♥♥」

 

「っくぉ……熱ッ……!」

 

 ネリンの膣内は滅茶苦茶熱く、それでいてムッチリとイチモツを包み込んでくる包容力に優れた名器だった。子持ちマンコすげぇ……。

 

「ふっ……♥フーッ♥フシィーッ♥(知らないっ♥こんな痛(・)く(・)な(・)い(・)セックス知らないっ♥気持ち良すぎるセックスしらないッッッ♥♥♥)」

 

 発情した猫特有の鳴き声を上げて、身体全体で俺に抱き付いてくるネリン。抱き付き癖は母子そっくりな訳だ。

 

「おいおい、声出すのガマンしないとネムが起きるぞー?」

 

「フーッ♥フルルルッ♥♥♥」

 

「聞こえちゃいねえ……なっ!」

 

「フにぃぃッ♥♥♥」

 

 どちゅんっ!

 熱い蜜が溢れ出る発情メスマンコにイチモツを叩き付け、降りてきた子宮を奥に叩き戻す。

 どちゅんっ!ずちゅんっ!

 暗い部屋の中で肉と肉がぶつかり合う音と、快楽によがり狂うメス猫の鳴き声が響く。

 腰を叩き付ける度にネリンの子宮を突き動かし、腰を引いた直後に孕みたがりな子宮が子種を求めて再び降りてくる。オスの孕(・)ま(・)せ(・)た(・)い(・)という本能を刺激し続ける、正に『極上のメス』。

 ネリンの手足は、目の前に居る最強のオスを絶対に逃がさないとばかりに爪を立てて力強く抱き付いてくる。あまりにも強く抱き付いてくるから、生半可な生物ならそのまま爪が皮膚を裂いて致命傷に至るのではないだろうか。まあ、無論そんな程度で傷つく俺ではないが。

 何度も何度もネリンの極上孕みたがりマンコにイチモツをぶち込んでいる内に、いつの間にかネリンの舌と絡み合う濃厚なキスをしていた。ザラザラの舌が俺の口内で暴れまわるが、それ以上にネリンの口内を貪りつくす。

 

 ネリンの瞳にハートマークが浮かび上がった直後、膣内がギュゥゥゥッと締まる。それと同時に俺も限界を迎え、グチャグチャにほぐれきった子宮内に金玉の中で煮え滾った精液を流し込んだ。

 

 ぶびゅるるるっ!!!びゅるるるっ!!!

 

「っっっ~~~~♥♥♥♥♥」

 

 ネリンの子宮も先のフェラチオの如く、発射された精液を残さず吸い尽くそうとしてくる。煮え滾った精液を出し尽くしても、まだ出せっ、もっと出せっ、と子宮が鈴口にちゅぽちゅぽ吸い付いてきたので、御望み通り二回戦を行う!

 

「ふッッッ♥♥♥に”ィィィッッッ♥♥♥」

 

 隣で寝ているネムどころか、家の外にまで聞こえるんじゃないかという程の大きな喘ぎ声を上げるネリン。

 仕方がないので、強く抱き付いてくるネリンを一度引き剥がして体勢を正常位から後背位に変え、枕にその顔を押し付けた。

 

「ッッッ~~~♥♥♥♥♥」

 

「うぉっ……後ろからだと膣内の感触が変わって……!」

 

 正面からだとムッチリとした膣肉がぎゅむぎゅむと包み込んでくるが、後ろからだと膣奥のザラザラした所が亀頭をゴシゴシ撫で、膣の入り口できゅーきゅーと締め付けて精液を搾り出そうとしてくる。余す事なくエロいな!

 イキまくりドロドロマンコに再びの射精。子持ちマンコに寝取り射精最高かよ……。

 

 存分にネリンの膣内へと射精し終え、未だにバキバキに勃起しているイチモツを一度引き抜く。ふふ、もう一度しゃぶってもらおうかなぁ……と、うつ伏せで倒れているネリンをひっくり返すと、

 

「お”っ……ぉ……♥」

 

 ネリンは口から舌とヨダレを垂らしたまま気を失っていた。むむ……折角エンジンが掛かってきたところなんだが―――

 

「っ♥♥」

 

 ふと視線を感じた方向を見れば、暗がりの中で目を爛々と光らせて母親の情事を見ていたネムの姿があった。

 

「あっ♥お兄ちゃんっ♥おにいちゃぁん♥♥」

 

 布団の中で、自身の秘部を両手でグチュグチュと弄りながら俺を呼ぶネム。掛け布団を剥がせば、内側はビチョビチョに濡れていた。

 

「……布団の中でお(・)漏(・)ら(・)し(・)をするなんて悪い子だな」

 

「おにいちゃん♥アタイっ♥アタイへんだよぉっ♥」

 

 生まれてからまだ四年しか経ってない子供も子供だというのに、股から愛液を噴き散らすその姿に劣情を催したのは仕方ない。

 だが待て、相手は四歳なんだぞ?……と、俺の理性を司る部分が囁く。しかし直後に俺の性欲を司る部分が、猫の四歳は人間で言う32歳程度に当たるから、むしろ年上で食べ頃じゃん……と言った。理性を司る部分はせやなの一言で納得した。

 ネムに手を出さないって言ったって?ありゃ嘘だ。

 

「おにいちゃ……あああああ♥♥♥」

 

 グチュグチュと自身の股間を弄る悪い両手を掴み上げ、そのビチョビチョマンコに舌を這わす。ネリンと比べてかなりキツく、非常に熱い。……だが、獣人の性質なのかそれとも猫精霊(ケット・シー)の性質なのか、或いはネムが特別に淫乱なのか、舌を入れるだけでキツキツだった膣内がどんどん広がっていく。にゅちにゅちとネムの味を楽しみながら、僅かに膨らんだ胸を摘み上げる……と、なんとネムの胸が少しづつ大きくなっていってるではないか。

 

「あああッッッ♥♥♥おにいちゃんっ♥♥♥からだあついよぉっ♥♥♥」

 

 愛撫を続けると、ネムの身体がどんどん成長していく。気付けば幼児の姿から成人一歩手前程度にまで身体が変わっていた。

 変化したネムは身長こそ小さいが、その胸と尻は女性らしさを多分に含んでいた。トランジスタグラマーというヤツだ。リリスは胸も尻も大きいが身長も高い大(・)人(・)の(・)女(・)性(・)、ドラ娘は胸も尻も身長も無い完(・)全(・)な(・)幼(・)女(・)だが、ネムは身長が低いのに胸と尻が大きい子(・)供(・)で(・)大(・)人(・)なアンバランスさがこう……チンポにクルな。

 乳首をコリコリとシコりながら、イチモツをネムのこどもおとなマンコに宛がう。

 

「お、ぅ♥おにいちゃんっ♥アタイにもっ、おかーさんみたいにぢゅぽぢゅぽしてぇっ♥♥♥」

 

 子供らしく素直なオネダリ、これには獣人の神もニッコリ。

 ネムの唇を奪いながら、一気に一番奥まで突き入れた。

 

「んふぁぁぁあッッッ♥♥♥」

 

 ネムの膣内は熱く、入口がめちゃめちゃキツいが奥はフワフワのトロトロに解れている。

 

「ああッッッ♥♥♥あああッッッ♥♥♥」

 

 先程までオナニーしていたとはいえ、膣を穿られる快楽に全く慣れていないネムは抱き付きながら涙を流して必死に快楽を受け止める。しかし、指では絶対に届かない所を指よりも遥かに太い棒でごりゅごりゅ掻き混ぜられ、連動するように脳もぐちゅぐちゅに掻き混ぜられる快楽を受け止めるには人生経験が足りなさすぎた。

 

「あああッッッ!?♥♥♥にゃあぁぁぁッ♥♥♥」

 

 喉から押し出される声は裏返り、全身を震わせて絶頂していた。爪を立てて背中に抱き付くが、セックスに抵抗しているのではなくむしろ逆。もっともっと激しくして欲しいという言葉なき表現。

 ムチムチに育ったネムを余す事無く堪能するように貪(・)る(・)。

 

「ひぎゅッッッ♥♥♥んひゅぅッッッ♥♥♥おにぃちゃっ♥♥♥おにいちゃぁん♥♥♥」

 

 どちゅどちゅと激しく腰を叩き付けながら、ぷくっと腫れあがっている乳首を食(・)べ(・)る(・)。流石に乳は出ないか。

 そうしてネムを激しく貪っていると、限界の向こうへ行ってしまったのか両手足の力で信じられない程強く抱き付き、更に膣全体がイチモツを握りつぶさんとばかりに収縮した。結合部含め、強引に全身で一つになろうとするネムの爪が俺の背中を突き破り、血を流す。

 

 滅茶苦茶痛い……が、滅茶苦茶気持ち良い。

 

 背中の痛みはともかくとして、まるでイチモツが歯の無い口に噛みつかれているかのような痛みが走る。だがそれ以上に、強く締め付けながらもアツアツグチョグチョヌルヌルな膣内がウネウネ動き回り、精液を吐きだせとしつこくネダってくるのが気持ち良い。

 あー出す。絶対気持ち良い射精する。子供とか知るか俺の子孕めオラァ!

 

 イチモツを締め付けてくる膣を、更に強く押し広げながら精液が尿道を通っていくのが理解出来た。

 

 ぶびゅるるるるるっ!!!びゅぶぶぶぶっ!!!

 

「ぎッッッッッ♥♥♥♥♥……ひぁ」

 

 全身全霊で締め付けてきた膣肉をブチ広げながら、一番奥に押し付けるように大量射精。精液が迸っていても尚ガッチリと締め付けてくるドスケベ大人子供まんこは大量に送られてくる精液を一滴も零す事無く、全て受け止めきった。

 

「ひっ……♥♥♥にひぃっ……♥♥♥」

 

 白目を向きながらも笑顔で天(・)国(・)を見ているネムは意識を遠くにヤりながら、それでも無意識でイチモツを締め付け続ける。あーまったくお前のせいで俺のチンチン硬いままじゃん。悪い子!

 じゃ二回戦いこっか。

 

「ほぎゅひぃッッッ♥♥♥♥♥」

 

 大量の精液を受け止めて膨(・)れ(・)上(・)が(・)っ(・)た(・)腹を両手でしっかり掴みながら、再度腰を叩き付ける。

 うお……ガチガチに締め付けてくる所為か、ミリ単位で動かしても滅茶苦茶気持ち良い……!その上更に精液を欲しがるように膣肉ウネらせやがって……!

 

「お”ぅ”ッッッ♥♥♥♥♥お”に”ぃち”ゃッッッ♥♥♥♥♥」

 

 意識があるんだか無いんだか分からないが、呻く様な喘ぎ声を部屋に響かせながら全身をくねらせて膣内の刺激を変えてくるセックスの天才、ネム。そのエロい乳揺らして、もっと弄ってほしいのかオラァ!

 

「あ”あ”あ”あ”あ”♥♥♥♥♥」

 

 プルプル揺れるおっぱいを両手で揉みしだき、弄ってほしそうに勃起している乳首を摘まみ引っ張ると、とても四歳とは思えない程に発情しきったメスの匂いを撒き散らしながら嬉ションを漏らすネム。新品布団を汚すなんて悪い子!悪い子!

 お互いの気持ち良い所全てゴリゴリ当ててくる様な超攻撃特化の紙防御マンコに二度目の種付け。金玉の中で爆発しかける程増産体制に入っていた精液が更にネムの子宮へと送り込まれる。

 

「お”っ……おにぃちゃ……ぁ♥♥♥♥♥」

 

 ネムの腹は精液でぽっこりと膨れ上がっている。しかしそれでも尚、膣肉は俺の全力勃起イチモツに喰いついて離さない。

 よろしい、三回戦目だ。

 

「お”っ♥♥♥♥♥ん”お”お”お”お”ぉ”♥♥♥♥♥」

 

 ネムはとても四歳とは思えない程のアクメ声を響かせながら、俺とのセックスを完全に受け入れていた。

 

 

 

 

 

 ―――――

 ―――

 -

 

 

 

 

「お……にぃ……ちゃ……♥♥♥♥♥」

 

 ネムの子宮に向けて射精した回数が片手では数えられない程になった頃、ようやく膣からイチモツが解放された。

 ネムのドスケベマンコからブビッ♥ブボボッ♥と下品な音を立てながら濃い精液が噴き出す。うわっ……俺の射精量、多すぎ……?

 

「……」

 

 ふと視線を感じ、そちらを向けば……

 

「ネムには手を出さないって言ったのに……」

 

「スマンて」

 

 ネリンがジトっとした目で俺を睨んでいた。でもアレはしょうがない。わたしはウソつきではないのです。まちがいをするだけなのです……。

 

「……勇者様。ネムが、あのようなセックスが普(・)通(・)と思ってしまったらどうしてくれるんですか?」

 

「別にあれくらい毎日(いつも)の事だけど?」

 

「あ、アレが毎日(いつも)の事ッ!?」

 

「今日はまだ十回も出してないし?夜もまだまだこれからだし?その気になればもっとヤれるけど?」

 

「う、うぅ……♥あんな頭が狂いそうな交尾は……どうかお許しください……」

 

「気持ち良いセックス嫌?」

 

「嫌と言いますか……獣人の交尾は普通、あれほど気持ち良いモノではないですから……」

 

 あー、そういえば猫ってチンコに棘が生えてるんだっけか。獣人もなのかよ。

 ネリンの身体を抱き寄せる。

 

「あっ……」

 

「俺専用の情婦になれって言ったら……どうする?」

 

「そ、それは……わ、私は、子供が居るのにも関わらず他の男にも股を開いてきた女ですよ……?」

 

「そんな細かい事気にしねぇよ。で、どうすんだ?『なる』って言うんならリリスと、ドラ娘と、それとネムと一緒に毎日たっぷり膣内射精(なかだし)して俺(・)の(・)子(・)孕(・)ま(・)せ(・)て(・)や(・)る(・)」

 

「あぁッ♥」

 

 ネリンのムチムチ尻を強めに揉む。おほ~っ、やっぱ柔らかくてぶち込み甲斐あるケツだなオイ。

 

「他に行く場所がねえってんなら、ネム連れて俺と一緒に来い。『あんな頭が狂いそうな交尾』を普(・)通(・)にしてやるよ」

 

「あ、ああっ……♥そんな事言われたら、私……っ♥♥♥」

 

「ほら、ど(・)う(・)し(・)た(・)い(・)か(・)ハッキリ言ってみろ」

 

 ネリンの眼に俺の顔が映っているのが見える程強く抱き寄せる。そしてネリンの耳元で囁いた。

 

「お前が、欲しい」

 

「あ……ッ♥♥♥はぁッイっ……♥♥♥ネム共々、勇者様だけのものになりますぅ……♥♥♥」

 

 俺の『声』だけでイったネリンは、蕩けた目をして口付けをねだってきた。俺はネリンの舌を犯すように、その口内へ侵入した。

 

 

 

 

 

 

 

「ゆうしゃひゃまッッッ♥♥♥♥♥ゆーひゃひゃまぁッッッ♥♥♥♥♥」

 

「おにぃちゃぁんッ♥♥♥♥♥またっ♥♥♥♥♥またイくよぅッッッ♥♥♥♥♥」

 

「ドスケベ母子丼ッ!!!マンコん中までシンクロしやがってッ!!!そんなに俺の精液欲しいかっ!」

 

「くりゃひゃいッッッ♥♥♥♥♥ゆーひゃしゃまのあかちゃんタネくだしゃいッッッ♥♥♥♥♥」

 

「あ”ぁ”ぁ”ッッッ♥♥♥♥♥せっくしゅッ♥♥♥♥♥おにいちゃんとせっくしゅひゅきぃぃッッッ♥♥♥♥♥」

 

「おら孕めッ!!!絶対孕めッ!!!産んでも孕めッ!!!何度だって種付けしてやるッ!!!」

 

 

「の、のうリリスよッ♥ワシらもっ♥ワシらもご主人様とセックスっ♥せっくすっ♥」

 

「うふふ♥本当に堪え性の無い駄目マンコですわねぇアナタは♥おしっこ穴つぽつぽされる事に飽きちゃいましたか?♥」

 

「嫌じゃッ♥リリスの尻尾チンポでイきとうないッ♥ご主人様ちんぽッ♥ご主人様ちんぽがほしいのじゃッ♥」

 

「うふふふふ♥本当にだらしないですねぇ♥ケツ振りダンス(エアセックス)ばーっかり上手になっちゃって♥元オスとしての威厳はドコですかねぇ♥」

 

「そんなモンとうに無いわッ♥ご主人様ちんぽッ♥♥ご主人様ちんぽさえあればワシは良いッ♥♥ちんぽっ♥♥ちんぽちんぽちんぽぉっ♥♥♥」

 

「あらあらぁ♥たった一日もおちんぽ我慢(お留守番)出来ないんでちゅねぇ♥しょうがありまちぇんねぇ♥よわよわ幼女(ぷにロリ)まんこにいーっぱい種付けしてもらって、今日こそママになり(妊娠し)ましょぉねぇ♥」

 

「なるっ♥ご主人様赤ちゃん妊娠っ♥♥何人だって孕ませろっ♥♥♥」

 

 

 

 

 ◆

 

 

 

 

 ずろろろろろっ、ぢゅぽぽぽっ、ぶぷぽっ、ぐぷっ、ずぽぽっ。

 じゅるっ、れろっ、ちゅるるっ、れぇぇっ。

 

「なっ……ぁ……ぁぁ……?」

 

 淫臭漂う部屋の中、椅子に腰かけながら二匹のメスに奉(・)仕(・)させている男が口を開く。

 

「よう『一閃』。随分とまあ遅かったじゃねえか」

 

「て、てめぇ……ンの声、まさか『最強』ッ!!!?死んだんじゃねえのか!?」

 

「死ぬかボケ。俺を誰(・)だと思ってやがる」

 

 中指を『一閃』と呼ばれた闖入者の男に向けて突き立てる『最強』の勇者。その分かり易い挑発に青筋を立てるが、それでも飛び掛からない程度には『一閃』と『最強』の間に隔絶した差(・)があり、またそれを理解するだけの理性が『一閃』に残っていた。

 だが、それは『一閃』が冷(・)静(・)で(・)あ(・)る(・)事とはイコールで結ばれない。

 

「……テメェが動物性愛者(ズーフィリア)たぁ、世界が黙ってねえだろうよ」

 

 『一閃』の勇者は隙を伺っていた。何でもいい、『最強』の勇者の頭でも、心臓でも、自慢の長槍でぶち抜く機会をうかがっていた。『勇者とはかくあれかし』と世界中から慕われている狂人、『最強』の勇者が異常性愛者だった……と言う事は、隠すべきスキャンダルであろう。人類……人間種の中には『人間は他の血を混ぜる事無く、ただの人間であり続けるべきだ』という考えが主流である。これは人間種の繁殖力の強さ、ひいては他(・)種(・)族(・)を(・)孕(・)み(・)、(・)孕(・)ま(・)せ(・)る(・)力が群を抜いて強いため、『純人間』と呼べる者が減り続けていく一方である種神(・)聖(・)視(・)されている故である。

 そんな流れの中、『最強』の勇者が動物性愛者だったという事実が『一閃』の口から世界中に発信されでもすれば、いくら『最強』とは言え世界中*1から非難が殺到するのは想像に難くない。『最強』の勇者活動を支援する事を打ち切る事だって十分考えられる。

 ああそうだ。今優位に立っているのは『一閃(オレ様)』の方だ。『最強』の勇者が顔を顰めりゃ儲けモノ、口止め料を取れりゃぁ万々歳。土下座でもさせて、隙だらけの頭を槍でブチ抜けりゃ大喝采だ。『一閃』は内心で嗤いながら―――

 

「俺が動物性愛者(ズーフィリア)?馬鹿言うんじゃねえよ。人間だろうがケモノだろうが子供だろうが魔族だろうがTSドラゴン娘だろうが魔物だろうが無生物だろうが生えてようが男だろうがエロけりゃ何でもイケるクチだ!!!」

 

「……は?」

 

 あまりにもあんまりな『最強』の狂人っぷりに唖然とした。

 

「いいか『一閃』のボケカス。俺はこれから魔王をブッ殺す旅の中でこのドスケベ娘達を連れ歩く。そりゃもう自慢するように連れ歩く。なんだったら魔物娘ハーレムだって築く。そんで全員孕ませて、魔王をブッ殺した後の『魔王軍』全部乗っ取って俺(・)だ(・)け(・)の(・)ハ(・)ー(・)レ(・)ム(・)王(・)国(・)を創り上げる!世界がどう思うとか知ったこっちゃないね!」

 

「…………は?」

 

 『一閃』の勇者は、始めは『最強』の勇者が言っている事を理解出来なかった。

 しかしその言葉を何とか噛み砕いて落とし込むと、愕然とした。

 男というのは、誰しも内心でハーレムを夢見ている。しかしそれを表に出す事を恥ずかしがったり、或いは現実を見て夢が潰えたり、様々な要因でハーレムを諦めていく。

 『一閃』も同じだった。取っ替え引っ替え気に入ったメスを孕ませ続ける生活、そんな生活を夢見ない訳が無い。現に『勇者』として覚醒した時、その力を用いて適当なメスを何人も連れ去り、手込めにした。

 ……だが、『一閃』は諦(・)め(・)た(・)のだ。多くのメスを囲う事が出(・)来(・)な(・)か(・)っ(・)た(・)。連れ去った者達は皆、自身から逃げ去ろうとした。だから全員殺した。だからハーレムを諦(・)め(・)た(・)。

 気が付けば『一閃』の勇者の爪が自身の掌を喰い破り、その血が床に垂れていた。

 自分に出来なかった事を本気で達成しようとしている『最強』に怒っているのか?それもあるだろう。

 しかし『一閃』は思いだしたのだ。今(・)、(・)『(・)最(・)強(・)』(・)の(・)勇(・)者(・)の(・)モ(・)ノ(・)を(・)し(・)ゃ(・)ぶ(・)っ(・)て(・)る(・)ヤ(・)ツ(・)の(・)事(・)を(・)!

 ソ(・)レ(・)は、『一閃(オレ様)』が見つけた『極上の雌』だと。

 ソ(・)レ(・)は、『一閃(オレ様)』のモノだと!

 ハ(・)ー(・)レ(・)ム(・)を(・)諦(・)め(・)る(・)に(・)値(・)す(・)る(・)『極上の雌(オレ様だけの女)』だと!!!

 

「ああ、そういやぁお前―――

 

 『最強』の勇者の口元が、チェシャ猫のように歪んだ。

 

 

 

 

 

 

 

―――あ(・)ま(・)り(・)に(・)も(・)小(・)さ(・)す(・)ぎ(・)て(・)入(・)ら(・)な(・)い(・)か(・)ら(・)ク(・)ス(・)リ(・)で(・)デ(・)カ(・)く(・)し(・)て(・)る(・)ん(・)だ(・)っ(・)て(・)?」

 

 

 

 

 

「るゥゥゥオオオオオオオ!!!!!」

 

 『一閃』の勇者は突撃した。狭い室内の中で、その長(・)す(・)ぎ(・)る(・)槍(・)は非常に不利だと言う事も忘れて、『最強』の勇者へ向かって突進した。

 だが同時に、『一閃』の勇者の頭に欠片に残った理性は自身の有利を確信していた。

 狭い室内だが、『最強』は椅子に座っている上に女(・)二(・)人(・)に奉仕させ続けている。当然すぐに立ち上がれる状態ではないだろう。仮に立ち上がれても、『一閃』の名に恥じぬ速さを持った槍がその心臓を穿つのが先だ。万(・)が(・)一(・)があったとしても、自身の持つ聖盾(フロートシールド)があらゆる攻撃を弾き返す。魔法だろうが、スキルだろうが、伏兵が隠れてようが、そ(・)れ(・)が(・)攻(・)撃(・)な(・)ら(・)ば(・)弾(・)き(・)返(・)す(・)。

 

「死ぃぃぃねェェェッッッ!!!!!」

 

 例え『最強』の勇者が聖鎧を身に纏っていたとしても、『一閃』の持つ神器級の長槍の一撃は容易く『最強』の勇者の身を貫くだろう。あらゆるモノを貫く力を持った槍は伊達ではない。防御を許さず、当たった物は必ず穿たれる。

 

 まあ、当(・)た(・)れ(・)ば(・)の話ではあるのだが。

 

「『回復(ヒール)パンチ』」

 

「ボぐほぉッッッ!!!?」

 

 全力で、真っすぐ突進してきた『一閃』の槍は『最強』の勇者の心臓を穿つ遥か前にその矛先が『最強』の勇者が左腕に着けている『鈍色の義腕』によって受け流され、後方の壁に風穴を開けたと同時に『回復魔法』の込められた右拳が『一閃』の顔面にぶち当たる。

 『一閃』の勇者は自身が駆け抜ける速度が加算された威力の拳+『回復魔法』を受け、ダメージは無いのに盛大に吹っ飛んだという稀有な体験をしながら家の壁をブチ破って外に放り出された。

 

「がっ……ぁぁ……な、何が……!?」

 

「『聖盾』の防御判定ってかなりガバガバでなぁ……『一人を狙った攻撃魔法』は勿論、『範囲内を攻撃する魔法』も弾く。だがよく分からないのが回復魔法や補助魔法の扱いだ。『一人を回復する魔法』は弾く。『範囲全員を回復する魔法』は弾かない。『範囲内を索敵する魔法』は自分だけ弾く。俺でも未だに理解しきれてねえってのに、所(・)有(・)者(・)で(・)も(・)無(・)い(・)お(・)前(・)が理解しきれる訳が無い」

 

 殴り飛ばされた『一閃』を追うように、フルチン臨戦態勢のままの姿で『最強』の勇者が外に出てくる。何事かと遠くで様子を窺っていた獣人達は、色々な意味でその光景に目を引かれた。

 

「強欲な黒猫……なんで帰ってきたッ……」

「でもアレ……ヤツが、負けている……?」

「人間がヤツに勝ったのか……?」

「ほ、ホントに人間なの……?」

「人間寄りの豚人間(ハーフオーク)かもしれん……」

「いやいや、ケンタウロスじゃないのかあのデカさ……」

「あんなのが中に挿れられたら……ゴクッ」

 

「黙ってろ野次馬共ォ!!!クソっ、クソッ!!クソがァ!!!オレ様は負けちゃいねえ!!!てめぇをブッ殺してやる!!!」

 

「出来ない事はデケェ声で言うもんじゃねえぞ―――っと、ああ悪い悪い。お前『アレ』が小さいから声(・)く(・)ら(・)い(・)はデカくないとな!」

 

「ああああアアア!!!!!」

 

 ゲラゲラ大声で笑う『最強』の勇者の喉元目掛け、その槍を振るう。先ほどのような狭い室内とは違い、今度は十全に勢いのついた攻撃だ。小手先の技術みたいな受け流しで避ける事は出来ない。

 そうして槍の矛先が真っすぐ『最強』の勇者に向かって―――

 

「『種火(ティンダー)』」

 

 誰(・)に(・)で(・)も(・)使(・)え(・)る(・)超(・)初(・)級(・)魔(・)法(・)に(・)よ(・)っ(・)て(・)防(・)が(・)れ(・)た(・)。

 

「なっ―――

 

「手元に力が入ってねえぞ」

 

 槍を突き出した事で腕(・)ご(・)と(・)伸(・)び(・)き(・)っ(・)た(・)矛(・)先(・)を掴まれ、そのまま手首を捻りながら『最強』の剛腕によって武器を奪われた。

 

「何で槍が防がれたかって?簡単な話だ。さっきのは俺が防いだんじゃなくて、聖(・)盾(・)が防いだのさ」

 

「は、ふ、ふざけンなァ!!!聖盾はテメェのモンじゃねえ、今はオレ様のモンだろうが!!!なんで聖盾がテメェを守るんだよ!!!?」

 

「考えれば分かる事だろう?お前のイチモツ並のちっちゃ~い頭をもっと使いたまえよリトルチンチン君。まあ理解出来ないから喚く事しか出来ないんだねぇ……しょうがない。君の紙風船脳みそでも分かり易く教えてやるよ。聖盾の防御判定はガバガバって言っただろう?使用者が攻撃とも思わないような行動に対して反応したり、その逆も間々ある。さっきのは、目つぶしにもならない『種火(ティンダー)』の魔法に聖盾が反応し、槍の軌道上に瞬時に現れて即消えた。その際に聖盾は使(・)用(・)者(・)の(・)攻(・)撃(・)に(・)当(・)た(・)ら(・)な(・)い(・)なんて都合の良いプログラミングなんてされてないから、お前の突きを弾いたって事さ。よく理解出来たかなぁ~?」

 

「ふざけんな!ふざけんなァ!!!ンな使い辛い神器があってたまるか!!!」

 

「おいおい、そ(・)れ(・)で(・)も(・)調(・)教(・)し(・)た(・)方(・)だぞ?使い始めた頃はそれこそいつまでも攻撃の射線上に残ってたり、ずっと死角を作ったりして邪魔だったんだ。ボコボコにぶん殴って言う事聞かせてた頃が懐かしいなあオイ」

 

「聖盾を……神器をぶ(・)ん(・)殴(・)っ(・)た(・)だと……!?」

 

「知らねえみたいだからついでに教えてやるよ。『神器』と神(・)器(・)級(・)の決定的な違いは、『意思が宿ってるかどうか』だ。『神器』よりも神(・)器(・)級(・)の方が使いやすく、そして強い事も割とある。まあ、お前はそんな事を考えずに生きてきたみたいだがな」

 

「黙りやがれッ!!!ふざけるなッ!!!テメェ、オレ様のエモノを返しやがれボケェ!!!!!」

 

「お前は『返せ』と言われて『返した』事があるのか?」

 

 『最強』の勇者から放たれた威圧が、『一閃』の身を竦ませる。

 

「気に入らないヤツはブッ殺して、欲しいモンは奪って、飽きたら捨てる。さ(・)ぞ(・)楽に生きて来たんだろうよ。そりゃあ有る所から力づくで奪うのは、力を持ってるヤツなら楽だわな。俺も聖鎧と聖剣の二つは迷宮王(ダンジョンキング)からぶんどってきたヤツだし。……だが、お前はやり過ぎた。勇(・)者(・)と(・)し(・)て(・)助(・)け(・)た(・)命(・)よ(・)り(・)お(・)前(・)の(・)罪(・)が(・)重(・)く(・)な(・)っ(・)た(・)。命を助けた対価に命を奪って良いと思ったか?人から生きる気力を奪って良いと思ったか?」

 

「ふ、ふざけんな……ッ!!!だからってテメェがオレ様を罰する権利があるってかァ!?オレ様を誰だと思ってやがる!!オレ様は『一閃』ッ!テメェをブッ殺して『最強』を奪ってやるッ!!!」

 

「半端なんだよお前。やる事為す事全部が」

 

「なっ、はっ……あぁっ……!?」

 

 あまりにも予想だにしなかった言葉が『最強』の勇者の口から紡がれ、唖然とする『一閃』の勇者。

 

「『強くなる』ってんなら強くなる努力をしろよ。『女にモテたい』ってんならモテる努力をしろよ。『気に入らないヤツは全員ブッ殺す』ってんなら王族もブッ殺してみろよ。『全て奪い取る』ってんなら、身体だけとかじゃなく全(・)て(・)奪ってみろよ。『俺(『最強』)に勝ちたい』ってんなら、せめて俺から逃げるなよ。弱い者イジメしてイキるだけの半端者。短小」

 

「ふ……ざケんな……!!!テメェが……テメェに何が解かるッ!!!オレ様はッ!!神に選ばれし勇者ッッッ!!!俺のやる事こそが神の意思だ!!!!」

 

「神の意思?何言ってんだお前」

 

 心底意味が分からないといった表情をする『最強』の勇(・)者(・)。

 この世界において『勇者』というモノは、『神』によって選ばれるのが絶対的なルール。その選び方に千差万別あれど、多くの人が『コイツこそ勇者に相応しい!』と推薦したとしても神(・)が『NO!』と言えば決して勇者には成れない。そして数は少ないものの、『一度勇者として選ばれた者が神の怒りを買い、勇者の資格を失った』前例もある。故に人類にとって勇者とは『神の意思を語る者』としての側面を持っている、という見方をする者が大多数だ。

 そしてそれは『神』がとても身近な『獣人の国』においても同じ。故に『強欲な黒猫』が『勇者』として目覚めた時、『獣人の国』は『強欲な黒猫』に対して法の裁きを与える事が出来なくなった。それは、『強欲な黒猫』の行動そのものが『神の意思』であった……と、思われていたから。

 

「オレ様こそ神の代言者!!オレ様のやる事成す事全てが正しいッッッ!!!」

 

「神ってンな大層な事は考えてねえよ、下らねえ」

 

「―――あ?」

 

「『なんか暇だからテキトーな奴勇者にして眺めよ』とか、『今日のズリネタに困ったからよさげな女を勇者にしてみよ』とか、『チンコデカそうな男だし、とりあえず勇者にして死んだら天界に召し抱えよう』とかマジで下らねえ事しか考えてねえぞ」

 

 その言葉は、神に対してあまりにも不敬。普通の人が言えば信心深い者から袋叩きにあう事は必至。例えそれが勇者であれども、国の機関の耳に入ろうものなら即刻牢屋行きでもおかしくない。そもそも、そ(・)ん(・)な(・)不(・)敬(・)な(・)事(・)を(・)言(・)え(・)ば(・)神(・)か(・)ら(・)直(・)接(・)天(・)罰(・)が(・)下(・)る(・)。

 

 ―――と、いうのに。いつまで経っても天罰が下る様子もなく、『最強』の勇者はピンピンしていた。ピンピンというか、ビ(・)ン(・)ビ(・)ン(・)のギ(・)ン(・)ギ(・)ン(・)だった。滅茶苦茶ムラムラしていた。

 

「あー……神からの電波来た。神は言っている……此処で寝取りセックスしなさいと……」

 

「あ”あ”!?」

 

「っつー訳でリリス!ドラ娘!」

 

「はぁいお呼ばれ♥」

 

「ほんに龍使いの荒いご主人様じゃのぉ」

 

 リリスが周囲に極濃な淫(・)気(・)を放ち、それを一嗅ぎした『一閃』の勇者の意識が遠のいた瞬間、ドラ娘が『地形操作魔法』を使って聖(・)盾(・)の(・)守(・)り(・)ご(・)と(・)『一閃』を空へと跳ね飛ばす。

 いくら聖盾があらゆる攻撃を弾き返すとは言え、例外もある。ドラ娘は世界の中で極少数しか使えない奇(・)跡(・)級(・)魔(・)法(・)の一つ、国作りの際にブイブイ言わせた『地形操作魔法』を使って空へ『一閃』を一時的に拘束し、その間に舞(・)台(・)を整えた。

 地に引かれるように落ちてきた『一閃』に向けて縄を飛ばしながら拘束していくリリスは、縄の結び目を舞(・)台(・)の端に立てられた柱に繋いで『一閃』を其処に固定した。

 さて、問題の舞(・)台(・)の中心には先程からずっと全裸でビンビンのギンギンな『最強』の勇者と、その隣には舞台上に無理矢理連れてこられ、顔を真っ赤にして全裸を晒しているネリンが立っていた。

 

「ゆ、勇者様……いったい何をなさるおつもりでしょうか……」

 

 今にも消え入りそうな声を上げながら、自身の隠しきれない巨乳と秘部を両腕で隠すネリン。

 そんなネリンの両腕を掴み、その姿を『一閃』含めた周りのギャラリー達に曝け出す『最強』の勇者。

 

「勇者様ぁ……お許しくださいっ……お許しくださいぃ……」

 

「この前まで他の男にも抱かれてたんだろ?『今』『此処で』お前は俺だけのモノだって大々的に宣言すんだよ」

 

「あっ……♥あぁぁ……♥♥♥」

 

 少し前に他の男に抱かれている事を気にしないとネリンに言った『最強』の勇者だが、それはそれとして今後他の男が手を出してこないように徹(・)底(・)的(・)に(・)分(・)か(・)ら(・)せ(・)る(・)つもりのようだ。

 ギンギンに反り立っているイチモツをネリンの尻にペチペチ叩き付ける度に、ネリンの秘部からいやらしい粘液と匂いが零れ出てくる。

 猫獣人(ワーキャット)に限らず、様々な獣人族から見ても美しく見える猫精霊(ケット・シー)の中でも更に特段美しい女、ネリン。そんな女が全裸で発情しきった表情と匂いを撒き散らしていたら、当然遠くから見ていただけだった雄の獣人達(ギャラリー)達は駆け寄ってくる。寄って来てしまう。

 舞台の周囲にはドラ娘(『龍王』)が張ったバリアがあり、中に侵入する事は叶わない。それでも無理矢理飛び入ろうとする者には、『最強』の勇者が奪い取った神(・)器(・)級(・)の槍が差し向けられた。

 

「俺の情事に邪魔する奴はチンコ捥いで、死んだ方が良いと思える目に合わせてやるよ」

 

 『最強』の勇者の目は本気だった。自身のズボンを張り裂かんとする程興奮していた雄の獣人達(ギャラリー)は、せめて匂いだけでもとバリアに鼻を擦り付ける。

 そのバリアの先では、すらりと伸びた片方の脚を真っすぐ上げさせられて、テラテラと光を反射して光る秘部を晒しているネリンが震えていた。

 

「はっ♥はぁっ♥はぁっ♥はあっ♥」

 

「色んなヤツから大事な所を見られて興奮してるんだ」

 

「あっ♥あふっ♥ああっ♥はぁぁっ♥」

 

 まだ触れられていないにもかかわらず、ゾクゾクとした快感が背中を走る。その度に気を失ってしまいそうになるネリン。

 『最強』の勇者が、ネリンの片足を支えながら反対の手でネリンの充血した秘部を開き見せる。

 

「俺のチンポをあれだけず~っと咥え続けたのに、綺麗な色してるよね」

 

「おっ♥お許しくださっ♥ひっ♥」

 

 『一閃』が『獣人の国』に来るまでの間、食事とご飯と順(・)番(・)待(・)ち(・)の間以外ほぼずっと犯され続けていたマンコだというのに、白い身体に映える鮮やかな色を保っていた。否、保(・)っ(・)て(・)い(・)た(・)どころか、『最強』の勇者に出会う前よりも更に美しく健康的に変わっていた。

 それは『最強』の性奴隷からの生命力のオーバーフロー。勇者の手によってイキ狂って気絶する度に、サキュバスの女王であるリリスの力で体力を無理矢理回復さ(・)せ(・)ら(・)れ(・)て(・)し(・)ま(・)う(・)為に、全身に生命力が溢れてしまう。サ(・)キ(・)ュ(・)バ(・)ス(・)由(・)来(・)の生命力が全身に溢れてしまう為に、身体の隅々までがエ(・)ロ(・)く(・)なってしまう。

 もはや頭のてっぺんからつま先まで。おまんこの中は勿論、口の中を通ってお尻の穴の中まで全て『最強』の勇者とのセックス用に変わってしまっていた。変えられてしまっていた。

 『最強』の勇者の意思一つで、愛液を垂れ流してしまう。もはやそれこそが彼(・)だ(・)け(・)の(・)モ(・)ノ(・)となった証明であった。

 

 

 それほど激しい動きが無いス(・)ト(・)リ(・)ッ(・)プ(・)ダ(・)ン(・)ス(・)にも拘らず、ドロドロに蕩けきった美しい雌の発情香によって雄の獣人達(ギャラリー)は射精寸前になっていた。そしてそれは勿論、雄の獣人達(ギャラリー)よりも近い位置でその姿を見ている『一閃』の勇者も例外ではなかった。

 

「ふざけんな……ふざけんなァ……!ソレはオレ様のだ……!」

 

 必死になって縄を千切らんとするが、淫香によって力が低下している以上に縄(・)が(・)丈(・)夫(・)す(・)ぎ(・)た(・)。ただ、魔力で強化された程度の縄なら『一閃』の勇者に千切れない道理は無い。だが、その縄は『最強』の性奴隷が魔力で強化した特別製。ことプ(・)レ(・)イ(・)において、『最強』の勇者に次ぐ力の持ち主でなければ千切る事は出来ないだろう。

 

「うふふ♥惨めですねぇ……♥可哀想ですねぇ……♥貴方の子供を産んだ女の人が、貴方なんか比べ物にならない程つよ~いオスの虜になってますよ♥良いんですか~?♥このままだと貴方がだ~い好きな美女が、貴方以外の赤ちゃん孕んじゃいますよぉ♥ほ~らガンバレ♥ガンバレ♥そんなほっそい縄に負けるな~♥」

 

「ぐっ……ぎィィ……!」

 

「なんじゃお主、惚れたメスの痴態を見て勃起の一つもせんのか?それでもオスか貴様は。ほれ、オスは勃起しとる時が一番強いんじゃ。お主も男を見せい」

 

 歯を食いしばって暴れる『一閃』の勇者にギリギリ触れない距離で挟むように二人の女性が立っている。

 一人は、男でも女でもその姿を見ているだけで性欲が掻き立てられていくむちむちぷりんとした『サキュバス』。抱き心地が絶品である事が一目見ただけで分かるが、その身体はもはやた(・)っ(・)た(・)一(・)人(・)の(・)為(・)に進化していた。

 一人は、見た目は幼い身体だというのにその身体に収まりきらない覇気と淫臭の気配を漂わせている『龍人』。その小さな見た目とは裏腹に、あらゆる種族を越える圧倒的な身体能力(ステータス)の暴虐は全てた(・)だ(・)一(・)人(・)を(・)悦(・)ば(・)せ(・)る(・)為(・)に変化していた。

 

 今『最強』の勇者の腕の中にいるメスとは違う極(・)地(・)に居る『極上の雌』が、ニヤニヤと主(・)人(・)に(・)よ(・)く(・)似(・)た(・)笑みを浮かべている。

 

「ガンバレっ♥ガンバレっ♥その縄を千切ってあのメスを孕ませろ~♥」

 

「ほれどうした?あの、子を孕みたくて孕みたくて仕方がないという顔を見て、まだお主は勃起せんのか。お主それでも玉はついとるのか?」

 

「ぎっ……ィイイイイ!!!」

 

 『一閃』の勇者は、『極上の雌』三人分の淫香を嗅いだことで限界を超えた。図らずも先に『最強』の勇者が放った言葉を受けて、『一閃』の勇者は初めてこの場で出来る努(・)力(・)を本気で行った。

 全身を魔法で強化し、血のめぐりを超高速化した。

 自(・)身(・)の(・)老(・)い(・)を代償に、更なる魔力を手に入れた。

 魔力全てに生命力まで消費して……全身全霊、全力全開の超強化を自身に施した。

 ブチブチと全身の血管が千切れていく。だが、同時に自身を縛る縄もブチ、ブチ、と千切れていく。

 全身の血管が千切れても尚強引に全身へ血を激しく巡らせたために、副作用として全身が少しづつ大きく膨れていく。筋肉が内側からムキムキと強大になっていく。

 強欲な黒猫と呼ばれた姿は何処にもなく、筋肉が肥大化していったせいで皮膚が裂けていき、もはや全身が真っ赤に染まっていた。

 皮膚を。毛皮を。骨すら裂いて肥大化した全身は、ぐるぐると何重にも巻かれていた縄をブチ、ブチ、と千切っていく。

 

 そして、ようやく、自身を拘束する最後の縄がブチィッと―――

 

 ―――切れずに、自身のズボンを留めていたベルトが千切れた。

 

 そしてズボンが重力に引かれるように落ち、自身の怒張したモノを曝け出す。

 

「……うわっ、なにコレちいさっ」

 

「な、なんじゃお主のモノは……子供でももうちょいマシなモンついとるぞ……?」

 

 勃起しているというのに明らかに自身の金玉よりも小さく、粗(・)末(・)と言うしかないポークビッツに鋭い棘がびっしり生えている猫チンコ。もはや小指の方が大きいまである。

 

「サキュバスの私でも見たこと無いわ。ネズミの方がまだ大きいんじゃないかしら……ぷっ」

 

「く……はははははっ!!!なんなんじゃお主はっ!そんな短小でメスを孕ませてきたのかっ!惨めじゃのぉー!」

 

「ふっふふ……大声で笑うのはみっともないわよドラ娘……っ……最近はっ……大きくする魔法薬(ポーション)もっ……あるんだからっ……っ……」

 

「無駄にデカくなって中身の無い、風船みたいなモノになる奴じゃろ!くひはははっ!!!そんな惨めな道具使うオスが居るのか?ああ居るのか此処にっ!ひひひひひ!」

 

「ふーっ、ふーっ……あーお腹痛い……そうねぇ、猫チンコでそんな魔法薬(ポーション)使ったら、ハリセンボンみたいになって気持ち良いエッチどころじゃないわよねぇ?」

 

「ガアアアアッ!!!ダマレダマレダマレェ!!!!!」

 

 全身を真っ赤に染めて最(・)後(・)の(・)縄(・)を千切ろうとするが、幾ら大暴れしてもその縄は千切れる気配を見せない。

 

「あ~惨め♥貴方のは所詮偽物ザコチンポ♥本当の、本物のオスちんぽはぁ……あ・れ♥」

 

 

「あ♥あ♥ああああああああ♥♥♥」

 

 

 バキバキのガチガチだったイチモツが、ようやく鞘(・)に収まった。

 だがそれでも収まりきらない鞘(・)は、内側から腹を押し上げてボコッと膨らんでいる。

 

「うふふ♥凄いでしょぉ?どんな女の子も即イキしちゃう『最強』ちんぽ♥」

 

「お主じゃぁぜぇったい届かん所を、にゅぽっ♥にゅぽっ♥ずぽっ♥ずぽっ♥してくれる『最強』ちんぽ♥」

 

「ほら、引き抜かれる時をよぉ~く見て♥あの極太なチンポが女の子のよわ~い所をどちゅっ♥どちゅっ♥ぐちゅっ♥ぐちゅっ♥攻め続けるの♥」

 

「あの高いカリ首をよぉ~く見ぃ♥古いマン汁を即座に掻き出し、ダイレクトにきもち~所をごちゅっ♥ごちゅっ♥ごりゅっ♥ごりゅっ♥突き上げるのじゃ♥」

 

 

「ん”お”お”お”お”お”♥♥♥♥♥」

 

 

「ほら見てあのアクメ顔♥女の子の幸せぜ~んぶ一気にぶち込まれちゃう♥」

 

「なにもかもぜ~んぶ忘れて、一匹のメスにされちゃう♥」

 

「ガッ……グァ……!」

 

 

「ゆうしゃさまっ♥♥♥♥♥ゆうしゃさまだいすきですっ♥♥♥♥♥」

 

 

「ああ……もうあんなに乱れまくってぇ……♥」

 

「くぅっ……♥ネリンのヤツめ……もはや周りが見えておらんなっ……♥」

 

「あぁ……♥私もあんなに大きなおちんぽぶち込まれたいっ♥今(・)す(・)ぐ(・)ぶ(・)ち(・)込(・)ま(・)れ(・)た(・)い(・)っ(・)♥♥♥」

 

「くっ♥わ、ワシもぉっ♥♥ちんぽっ♥♥大きいチンポ欲しいッッ♥♥♥誰(・)で(・)も(・)良(・)い(・)か(・)ら(・)ぶ(・)ち(・)込(・)ま(・)れ(・)た(・)い(・)っ(・)♥♥♥」

 

 そんな言葉を発しながら股から湯気が出る程に熱い粘液を散らし、間近に居る『一閃』の勇者にそっぽを向きながら雄の獣人達(ギャラリー)に腰振りダンス(エアセックス)を披露するリリスとドラ娘。ギャラリーはこぞってズボンを脱ぎ捨て、濃厚すぎる淫気で暴発した精液を散らしながらデ(・)カ(・)さ(・)ア(・)ピ(・)ー(・)ル(・)をする。

 

「ああっ♥子供腕よりも長さがあって、ガチガチに反り立ってとぉぉぉっても濃ゆぅい精液をいぃ~っぱい注いでくれるおちんぽ様はいないかしらっ♥♥♥」

 

「ふぅっ♥淫魔尻尾よりも太さがあって、ワシの頑強ドラゴンマンコを内側から食い破らんとするバキバキちんぽは転がってないモンかのぉっ♥♥♥」

 

 リリスは自身の尻尾を、ドラ娘は自身の拳と腕を、それぞれお互いの膣にぶち込みながら舌を出してギャラリーを挑発する。ぐぽぐぽずぽずぽ、エロい光景が目の前で広げられて周囲のテンションは最高潮だ。

 既に何人かはバリアを破らんと強硬手段に出ているが、それでもびくともしない。

 

 

 

「お”ふッッッ♥♥♥♥♥に”ィィィッッッ♥♥♥♥♥」

 

 

 

 断末魔のようなメスイキ声が辺りに響き渡り、興奮が一瞬止まる。そして全員の視線が、音の出どころである舞台の中央に注がれた。

 そこには、ドラ娘の腕よりも長く、リリスの尻尾よりも太く、ガチガチに反り返って、おろし金なんかには負けない身体能力(ステータス)の極致。大量の特濃精液を垂らしながら、尚も天を突かんばかりに怒張しているイチモツを持つ『最強』の勇者が立っていた。

 

「あっ♥♥♥はぁっ♥♥♥ゆうしゃさまっ♥♥♥ゆうしゃさまぁっ♥♥♥」

 

「ふっ♥♥♥ふぅっ♥♥♥ごしゅじんさま♥♥♥ごしゅじんさまぁ♥♥♥」

 

 先程までギャラリーに向けてケツを振っていたメス二匹が、即座に主の足元へしゃがみ込み『おねだりのポーズ』を決める。

 

「全く、ちょぉっとよそ見をしていたらすぐに他の男を誘惑するとは……悪い奴等だな」

 

「ごめんなしゃいっ♥♥♥ゆうしゃさまおちんぽしかきょーみありませんっ♥♥♥」

 

「うわきしてしゅみましぇん♥♥♥おしおきっ♥♥♥おちおきちんぽでしつけてくだしゃいっ♥♥♥」

 

 何のことは無い。ただのパ(・)フ(・)ォ(・)ー(・)マ(・)ン(・)ス(・)だ。この場にいるど(・)の(・)雄(・)ち(・)ん(・)ぽ(・)よりもレベルがケタ違いである『最強』ちんぽを分(・)か(・)ら(・)せ(・)る(・)為のパフォーマンス。そして、誰(・)が(・)誰(・)の(・)所(・)有(・)物(・)か(・)を(・)分(・)か(・)ら(・)せ(・)る(・)だけのパフォーマンス。『最強』の勇者も人の子、『良いメスを周りに自慢したい』という欲求がす(・)こ(・)~(・)し(・)表に出ただけである。

 

 しかし、そんな残(・)酷(・)な(・)現(・)実(・)を見せられた観客達は勃起したイチモツをしおらせながら一人、また一人と姿を消していく。

 

 

 そうして舞台に残ったのは『最強』の勇者専用のメスまんこ達と、遠目から見ていたが勇(・)者(・)ち(・)ん(・)ぽ(・)に(・)夢(・)中(・)に(・)な(・)っ(・)て(・)し(・)ま(・)っ(・)た(・)女獣人達。そして全身を血で真っ赤に染めながら、無言で泣き崩れて精を零し続ける『一閃』の勇者だった。

 

 

 

 ◆

 

 

 

「ぱぱ♪」

 

「ぅ……ァ……?」

 

「ぱーぱ♪おきてー♪」

 

「ぁ……ぁぁ……?」

 

 失血死寸前の状態から奇跡的に回復した『一閃』の勇者は、ぼやけている視界をなんとか凝らすと、そこには自身が一目惚れした女に非常に似ている娘が居た。

 

「おま……え……は……」

 

「おはよっ♪アタイ、ネム!ぱぱのむすめだよっ♪」

 

「む……すめ……」

 

 ああ、ああ……そうか、そういえば……あの時……アイツを孕ませて……

 それで……久しぶりに会って……アイツは……アイツはァ……!

 

「そうだ……!『最強』のヤロウを……殺―――」

 

「ぱぱ?」

 

「っ―――」

 

 そうだ……。オレ様は、あのヤロウに完膚なきまで負けて……その上……!

 

「だいじょうぶ?おなかいたいの?」

 

「……だい、じょうぶだ……」

 

 ああ、アイツは『最強』のヤロウに奪われてしまった……。

 アイツだけじゃない、オレ様の『槍』も……尊厳も、なにも、かも……。

 

 ……だが、奪われなかったモノもある……!『神器』である聖盾と、美しいアイツの血を引いた、ネ(・)ム(・)っ……!

 

「ぱぱ、むりしないで……『回復魔法(ヒール)』」

 

「ね、ネム……?お前、『回復魔法』が使えるのか……!?」

 

「うん♪いつのまにかつかえるようになったの♪」

 

 おお……なんという事だ。まさかネムに『回復魔法』の適正まであるだなんて!獣人が回復魔法を使う事は、『例外』を除けばほぼ見られない。だが、オレ様の血を引いている以上ネ(・)ム(・)に(・)は(・)勇(・)者(・)と(・)し(・)て(・)覚(・)醒(・)し(・)て(・)い(・)る(・)という事だ!ああ、奇跡だ。神に感謝する。オレ様は、オレ様はこれで―――

 

「ねえパパ♪いっこ聞いていい?」

 

「っ、なんだい、ネム……?なんでも聞いてごらん」

 

 勇者(コイツ)を売れば一体いくらになるか―――

 

「おかーさんの名前って言える?」

 

「―――」

 

 アイツの、名前?

 

「……ど、どうしたんだい急に?そんな事勿論言えるに決まって―――

 

「おかーさんの名前は?」

 

 ―――はっ、ははは!中々面白い冗談じゃないか!どうしたんだネム!そんな所まで母親に似なくても―――」

 

「……そう」

 

 すっ……と。ネムから熱(・)が消えた気がした。

 

「おかーさんから伝言ね。『奴隷から解放してくれた事、ネムを産むまで面倒を見てくれた事、その二点は感謝しています』」

 

「お、い?」

 

「『貴方から受けた仕打ちの全てをそれで手打ちにしてあげます。もし、次会う時があれば……その時は、私が貴方の首を斬り落とします』」

 

「ふ、ざけるな……」

 

「『もう二度と会わない事を願っています。さようなら』」

 

「ふざ、ふざけるなよ……ふざけるなよ……!このオレ様を誰だと思ってやがる……!!」

 

「……アタイ、実はほんのちょっとだけ、父親のお前に期待してたんだ」

 

「お(・)前(・)だとっ!?ガキがッ!口の利き方に―――

 

 あれ、なんでオレ様の身体が見え―――?

 

「おかーさんに悪い事させる訳にはいかないから」

 

 景色―――逆―――

 

「親(お前)の罪は、アタイが請け負うよ」

 

 ―――――――――

 

「さ(・)よ(・)う(・)な(・)ら(・)。来世では男じゃなくて女の子に産まれるんだね」

 

 ―――

 

 

 

 ◆

 

 

 

「えへへ……お兄ちゃん♥」

 

「どうした、ネム」

 

「ん~ん、なんでもなーい♥」

 

「そうか」

 

「それで勇者様。次はやはり……?」

 

「ああ。クソデケェ武器は手に入れたが、やっぱアレが無いと本調子が出ねぇなぁ……」

 

「ふぅん。世界に『聖剣』を冠する剣は幾つもあれど、『最強』の勇者が持っていた『聖剣』は最も特異じゃからなぁ」

 

「まあ、そういう事だ。『魔王軍』が俺のモンを持ってったんだ、いい加減そろそろこのクソ長い戦争を終わらせたい所だぜ……」

 

「うふふ♥どこまでもお供致します♥」

 

「ふんっ!ここまで来たら最後まで居ても一緒じゃろ!ワシも閨事以外で力を貸してやらんでもないぞ!」

 

「微力ながら勇者様のサポートを務めさせていただきます」

 

「アタイも頑張るよー!」

 

「おう、まあ全員怪我しない程度に頑張れ。さあ、行くか。『魔王領』に!」

 

 勇者は結局『聖なる武具』を取り戻す事は出来なかった。だが武具以上に心強い仲間を得たのだった!!!

 勇者の旅は、これからだ!!!!

*1:
人間が支配する国家及び其処に属する国家




神A「モえるNTR展開はやっぱクズ男がマジメ君から幼馴染美女をNTR展開だよな」
神B「なんだァ?てめェ……。クズから美女をNTR展開はザマァ感がゾクゾクすんだョ」
神C「待たれよ。やはりここはクズ男が片っ端から強姦していく様が―――」
神D「処女こそ至高。何故貴様等はそんな事も分からんのだ」
神ABC「くたばれ処女厨!」
神B「よォし分かった。こうなりゃ勇者使って試してみようじゃァねえか」
神A「おもしろい」
神C「いいだろう」

 *

神ABC「竿役によるわ」
神D「わ、私の勇者が……私だけの勇者が……こ、ここ、殺殺殺ろろろろ」
神ABC「ザマァwww」
神D「テメェラ死に晒せオラァ!」

※ 本編とは一切関係ありません。


NEO『光星教』
 現在最も広まっている宗教の一つ。崇める神は美しい女神……らしい。
 清廉を説き、他者の為に成す事を良しとする比(・)較(・)的(・)普(・)通(・)の宗教。女性に関してのみ、自由な性行為を許している。チンチンイライラするのを解消してくれるのは良い事ですからね仕方ないね。
 深い信仰を捧げる者は、信仰レベル以下の望まぬ変化(小さな怪我から病気等の体調不良、日焼け、老化等)を拒む事が出来る。『破戒』の勇者が妊娠したのはつまり……そういう事だ!

『光星教』マザー
 『破戒』の勇者が平シスターだった頃より前から『光星教』のマザー役をやっている。実年齢を知る者は誰も居ない。
 10代前半、或いはそれ以下の年齢の者しか愛せない哀(・)れ(・)な(・)犠(・)牲(・)者(・)が犯罪に手を染める前に何処からともなく現れ、そりゃあもう凄い事をして去っていく。

『獣人の国』
 獣人の神が直接作りだした……らしい国。外の国出身で獣人の神を見た者は居ないとされる。
 獣人にとって居心地が凄く良いのか、『獣人の国』生まれの獣人はまず国の外に出る事は無い。しかし外の国から獣人が入ってきてそのまま住むケースもあれば、結局また外に出て行くケースは割と散見される。
 獣人以外の入国はかなり制限されている。

猫精霊(ケット・シー)
 ざっくり言って二足歩行する猫。
 分類上は獣人だが、人間の血がほぼ混じってないにも関わらず人型の為に神に最も近い種族の一つとされる。他にも似たような種族は居る。
 特徴として毛が柔らかく艶やかでありながらも、非常に丈夫であり並大抵の事では傷がつかない。そんな毛を繕う為に舌が普通の猫科種族よりも鋭く強い。



聖盾
 今はとある猫精霊(ケット・シー)の女の子が持っているらしい。
 必要になった時だけ実体化し、不要な時は誰にも干渉できない異次元に収納されている。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。