※この作品はR-18です。

来来来来来来来来来来   作:アンデッド

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〈順文学〉的な文字数稼ぎ。


第3章
第三章 前哨戦


00615

 

 買い物へ向かったが、彼女が疲れて

眠ったので翌日になった。

 

「~♪」

 

安全装置(セイフティ)を外しスライドを引き

薬室(チェンバー)に弾丸をくわえ込ませ、ふたたび

セイフティをかけてマガジンを引き抜く。

それを繰り返した後に、耳元で

撃鉄(ハンマー)をゆっくりあげる。一連の動作を

所持するハンドガンすべてにおこない待つ彼女。

 

喧騒とろくでなし共が集うBAR〈クリスティ〉に

やはり彼女は溶け込み、くどいてくる輩も

円谷くんとわたしが対応するまでもなく

テーブルに叩きつけた。何度も顔面を

打ち付け「やめでぐだざい“……お、お願いしまふ」

濁音交じりの懇願と情けない悲鳴をあげたら

解放していた。なんと慈悲深いっ。

太ももの上に乗った白いかけらを、手で払い

彼女は師匠(せんせい)が来るまで同じ行動を

繰り返した。

 

「おおっ──」

 

「その声は阿笠おじいちゃん?」

 

 

 丸眼鏡型サングラスかけたスキンヘッドの

アフリカ系アメリカ人に見える日本人、

阿笠博士(ひろし)。科学者や発明家

になるため、生まれてきた異能者の我が師っ。

 

サングラス越しでも、涙うかべる師匠に

抱きつく彼女。笑顔から逆再生の真顔へ変わり

「お姉ちゃんは?」と訊ねる。

 

「それは奥の部屋で話すゾイ」彼女を

抱きかかえたまま、師匠はカウンターの

裏へ向かう。わたしと円谷くんも後に続いた。

 

 

「どうじゃ、スゴイじゃろ」リボルバーなどが

並べられたガラスケースを自慢げに叩く

師匠。だが、彼女が肘で叩き割り

物色しはじめた。

 

 わたしは師匠に頭を下げた。二百年からの

付き合いだからか、怒らず力なく笑って

済ませてくれたのは感謝するしかないっ。

 

まずはステンレス製のM629をつかみ

銃身を外す。太いM500のマグナポーテッド・

バレルに、回転弾倉(シリンダー)も同じ

ヤツへ変えたっ。わたしは弁償代としてコインと

5.56mm弾三発を師匠に渡し、弾薬が並ぶ本棚から

超大型の五十口径拳銃用マグナム弾、.500S&W

を一発ほど彼女に投げ渡す。すぐさま弾を込め

シリンダーを耳元へよせて回した。

カチッと音が鳴った同時に

出入りドアから先ほど牙を折られた

アメリカアカ・オオカミが突入する。

 

「あっ」彼女がクセで発砲っ。雄オオカミの

頭部がマグナム弾で四散して、弾き飛ばされた。

首から上を消失し仰向けになって動かない。

 

「博士ゴメン~」頭をかきながら会釈する

彼女。床に散らばったガラス片をほうきで

集める円谷くんは「死体どうします?」

眉をひそめつつ、師匠に訊ねた。

 

「あとで“ミンチ”にするぞい。テキトーに

そこらへんに置いて大丈夫じゃ」

 

 

「ついクセで……」

 

「気にしなくていいんじゃぞ。きっと、

強盗じゃ。いくら死んでもかまわん」

 

「二百年経つと人は変わるねぇ~」

 

円谷くんがやりきれない表情を浮かべてる。

やはり彼(・)を(・)思い出すと、ぬぐえない

激しい後悔に襲われるのだろう。

 

『ザザ……博……』

 

「哀くんからじゃっ!!」

 

「おねえちゃん──」

 

『まさか……ウソでしょ……』

 

 

二百年ぶりの再会。イリジウム・スマホ越しだが

果たされた!!!!

 

そこから二百年前の言語である

『英語』を使い、姉妹は会話はじめた。

 

「良かった。無事で」

 

『あたりま……でしょ……』

 

「会いたい。スゴく会いたいよ」

 

『私もよ……レイ……』

 

 雑音交じりでも彼女はうれしそうだ。

だが、時間はないっ。

 

「場所わかる範囲で」

 

『頭蓋骨が積み立てられた壁の……』

 

「カタコンベじゃな。ストリップ地区の

南方面にある集団墓地じゃ」

 

「墓地はベイカー共和国の外です。新ベイカー

共和軍に救助要請

 

「しゃっ!! 出撃すんでっ!!」

 

 

円谷の言葉を流し、彼女は

姉を助ける為の部屋にある必要品を

かき集めていく。

 

「円谷くん、自動拳銃は二つ持っとき。

投げナイフも同様や」

 

「わかりました」

 

「阿笠おじいちゃん、なんかブチかませる

変わったハジキあらへん?」

 

 

「ほっほっほっほっ~これならどうじゃ」

 

「へっー近代化カラシニコフ自動小銃(AKM)

じゃん」

 

「そうじゃ。半径五メートルまで巻きこめる

7.62x39mm“エア・バースト”弾を使用可能な

特殊バージョンぞい。傾斜マズルブレーキ

付いとるから、手振れも安心じゃぞ」

 

「あんがと」

 

わたしもコルトMk.IV(マーク4)シリーズ70

という民間用M1911ハンドガンを選び、

さらには、“ただ理想のライフルを造ろうと

思い造った”マグブル社製の古代ローマ時代、

難攻不落の要塞から取った『MASADA』名を持つ

変貌できる自動小銃(ACR)を拝借。

 

オプション装備が可能なハンドガードの

RIS(レイル インターフェイス システム)装着した

カービンモデルのAKMSU、FN ハースタル社製の

ハイパワーM7 カスタム とワルサー社製のP99

ミリタリー、45口径ハンドガン二つを

円谷くんは選んだ。

 

「二人とも、念のためコレも」ガリル社製

軍用小銃、その7.62×51mm弾対応型

狙撃銃(スナイパー・ライフル)バージョン

であるARMを、チェスカー・ズブロヨフカ

国営会社製のサブ・マシンガンのVz 85こと

“スコーピオン”を肩にかけた円谷くんに。

 

二脚(二本の脚を持つ支持装置。

バイポットとも)と栓抜き付ハンドガードを

持つイスラエル製を選択するとは流石だっ。

 

わたしには、ショートアウター・バレルの

レミントン社製ショットガンである

M870 スキャッターをくれた。

 

コンパクトなボディーアーマー(プレート・

キャリアとも)に、メッセンジャー・バックや

戦闘に必要な装備品を素早く取り出すための

肩から吊るして使う胸当ての軍用の弾帯

〈チェスト・リグ〉などを、わたしと円谷くんは

身につける。

 

 彼女も、師匠からもらった

イリジウム・スマホを懐へ。さらには

モスバーグ社製ショットガンの軍用モデル、

ピストル・グリップ付きコンパクト・

クルーザーなどをバック・パックに入れた。

 

「そんじゃ~行くで」先ほど自らが組み立てた

マグナム・リボルバーを懐へしまい

彼女はバックを背負う。

 

 

「すみませんー」

 

 

AOPE隊長のドール・ビッグホーンは

部屋に来たと同時に、わたしたちは

外へ出た。残されるビッグホーン。

すまない! 今は時間がないのだっ。

 

 

 




プレート・キャリア=5.11 TacTec
 
チェストリグ= コンドル・タクティカルギア
MCR7

メッセンジャーバック=Maxpedition Gleneagle
製。博士が改良してレディース並みに小さく
容量はドラえもんレベルに。

他にもINOVAライトやリモート・バッテリー・
パックなどを装備してます。
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