ロドス・テラスB
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ドクターとサイレンスは先程とは違うテラスに来ていた。
「ちょっとドクター!バレたらどうするつもり!?」
「まあバレなかったからいいでしょ。それよりさ、持ってきた?。」
「もう……まあ、持ってきたけど……。」
サイレンスは鞄からドローンを手に取り、それを地面に配置する。するとドローンは静かなプロペラ音を立てて起動する。
「私のドローンで何をするつもりなの?」
「よしいいね。んじゃ、これ着けて。」
「何このゴーグル?」
ドクターはサイレンスにゴーグルを手渡し彼女は受け取りゴーグルを見る。ゴーグルは砂漠で使うような大きなレンズが入っている。そして側面の位置にはアンテナの様な物が立っていた。
「このゴーグルはこのカメラの映像を直に受け取り見ることができる。だけど、ちょっと応用が効かなくてね……一々外さないと外の様子が見えないんだ。だから外さないといけないけど、金具の調節が面倒でね……これまた時間がかかる。」
「ゴーグルはドローンの映像を見れるけど、外の様子が見れないと。で、見るためは外すしかなく、でも外すのも面倒だと……。」
「まあ、そうだね。」
サイレンスはゴーグルをいじりながら要約しドクターはドローンにカメラを付けながら相槌を打つ。そしてサイレンスに調教の条件を出した。
「今からやってもらうのはこのゴーグルを外さずテラスを一周してまたここに戻ってくること。そんなに遠くないから難しくはないと思うよ。」
「つまりドクター……私に目隠しをさせてドローンで視界を確保して歩けっていうこと?」
「そうそう。勿論裸でね。」
「え!?さっきみたいに服着ちゃダメなの!?」
「うんダメ。まあどうしてもっていうなら考えなくもないけど……。今更裸になってもどうでも良くない?だってさっきは何もはいてなかったんだから。」
「……。」
サイレンスは何か言おうと思ったが、やってみたいという興味にかられている自分が発言をせき止めていた。ハッと息を吐き出すとしぶしぶ服を脱ぎ始める。
「あ、靴下と靴は履いていいよ。外だしね。」
「外だったら全部脱ぐのはダメでしょ……。」
「それじゃ意味ないじゃん。」
サイレンスはパパッと服を脱ぎさっさと終わらせようとゴーグルとドローンを操作するコントローラを持つ。
「なんかこれ……すごい歩きにくい。」
「他人の視界を使って歩いているもんだからな。違和感しかないだろう。んじゃ、見つからないようにね〜。」
「言われなくても……。」
サイレンスは体の各所を通り秘部をまさぐる風の敏感に反応してしまう。ドローンを使った視界確保しかできず、他者に見られないかという危機感は彼女の乳首や陰核を勃起させるのに十分な程だった。
(こんな感覚……あじあったことない……歩きにくいし、後ろ見えないし……。風も妙に気持ち悪い……。でも物凄く体が熱い……何で?溶岩のようにグツグツしている……これが感じるってことなの?)
サイレンスの人生は研究と源石の二言で片付けられてしまう程、その二つが濃厚だ。真面目だが優しい、それ故にサイレンスは学生時代などはとても静かに暮らしていた。性や遊びといった快楽に染まらず安定して自身の興味を惹く研究に対して染まっていた。
そのせいで恋心など自分からは最も遠いものだと思っていた。しかしロドスに来て、ドクターに憧れを抱き、気づいたら四六時中彼のことを考えてしまっていた。これが恋と気づいたのは最近である。そんなサイレンスは今自分がやっていることを思うとつい笑ってしまう。
裸になってバカなことをしていると学生時代の自分は思いもしなかっただろう。しかし、混乱した頭と好奇心、さらには恋心によって惑わされた自分の思考回路は完全に故障しているとサイレンスは思った。
(あと少し……結構早いな。何もなくてよかった。)
これが終わったらもう二度とこんなことはしないと心に誓うサイレンス。これ以上ドクターに付き合ったら戻れなくなると思ったからだ。ドクターは好きだがそれはそれであり、不道徳なこととはまた別問題であると彼女は考える。
「しか……あん……。」
だが、慣れない足つきで歩くサイレンスにピンチが訪れる。向こうの角から話し声が聞こえてきたのだ。
(え……!不味い不味い!どうしよう!)
サイレンスは油断していたせいでパニックなる。咄嗟に走って逃げようかと思った。しかし、今まで通ってきた所は全て一直線の通路だった。ここで走って見えなくなるまで逃げられる自信はサイレンスにはなかった。
と、サイレンスは突然思いつく。ここの構造が死角になっている。話し声はその角の向こうから聞こえてくる。よってサイレンスは逃げずにどうにかドローンを使って追い返そうと思いついた。
彼女は操作に集中するため、冷たいコンクリートに背を預ける。尻に妙に張り付く無機質でざらつく感覚がすっかり落ち着いていた秘部の角が再びいきいきとしだす。
(うう……股が熱い。でも今はそんなことより、見つかったらまずい。どうにかしないと……。)
使っているドローンはサイレンスがよく使う物だ。無駄を省き治療に特化したドローンにはカメラ以外は特についていない。それ故に操作のみで追い返す必要がある。
「いや〜しかしさっきのは一体何だったんだ……ドクターとサイレンスさん何をやっていたのだろうか。」
角に行ったドローンが捉えたのは先程の人物だった。サイレンスはまだ戻っていないのかと内心舌打ちすると前衛オペレーターを追い返すため操作に集中する。
「アレ、ドローン?それもサイレンスさんの。今日はよくサイレンスに会うなぁ……。」
映像は前衛オペレーターがドローンを避けて歩こうとするのを捉える。サイレンスはすかさず横に動かした。
「うん?一体なんだんだこれ?この先に行くなってことか……?」
(よし!そのまま帰って!)
サイレンスはガッツポーズを取る。このまま前衛オペレーターが背を向けたらゴールできる。だが、ここでサイレンスの下半身が疼く。そして好奇心が囁いてきた。ここで自慰をすればとてつもない快楽をあじあえるのではと。
(いやいや、そんなことはダメ……。今そんなことしたら終わっちゃう……。)
頭では分かっていてもそうは行かないことはよくある。サイレンスはまずいと思いつつも手は何者かに操られるかのように自身の膣の内部へと誘われてしまった。そしてそのまま自身の膣壁を刺激し始める。
あまり行ったことのないせいで覚束ない手捌きだが、今の彼女を刺激するのには十分だった。
「う……わぅ……ダメ……止まらない……。」
「ん?なんだ?声が聞こえたぞ。」
(まずい!)
サイレンスは片手でドローンを操作して邪魔をする。しかしそれに比例して自慰をする手の過激さも増してしまう
(何で!?止まらないの!こんなことしちゃダメだって分かってるのに……!)
「うーんこのドローン一体?この先になにが——
「いっ!」
「え!今の声って」
自慰の手は自身の弱点を刺激した。そのせいでサイレンスは自分で聞いたこともない甘い声を一瞬漏らしてしまった。さらにそのせいで股から何かが漏れてしまう。
(え……?私……まさか漏らしたの……こんな状況で?みっともない……。)
だが手は止まらない。更なる肉欲を求めてより加速する指は自身の適所を確実につきサイレンスを喘がせる。必死に声をあげないよう我慢するサイレンス。しかしそれは悦楽によって妨げられてしまう。
(ダメ……止まってよ……うぅ……ダメダメ……くる……来ちゃう!)
「うぅん…………!」
サイレンスはまたもや一瞬声をあげてしまう。
「……。」
前衛オペレーターは止まっていた。バレたか?サイレンスはそう思ったが、前衛オペレーターは合唱をしたら背を向けて去っていた。
(なんなの今の……。)
サイレンスは彼の行動を理解できなかった。その後は無事何もなくドクターの元へ戻ることに成功する。