『嬉しいお知らせが入ってきました! 活動を休止されていた特級能力者の
テレビの向こう側にいる二十代前半くらいのスーツを着た女性ニュースキャスターが、嬉しそうな表情を受けべながら原稿を読み上げる。
『しばらくは勘を取り戻すために訓練予定とのことですが、近い内に現在戦況が思わしくない対馬・五島列島の防衛に加わるそうです。心強いですね。
キャスターが隣のモニターに映し出されている四十代くらいの眼鏡を掛けた、怪獣専門家とテロップの表示された男性に話しかける。
『そうですね。現在日本の人口は約五千万人いますが、能力者の割合は一割未満です。さらに
興奮したのか顔をやや紅潮させ熱く語っていたが、突然フレームアウトして再び女性キャスターへとカメラが切り替わる。
『はーい、ありがとうございます。それでは次のニュースです。ただいま入ってきたニュースですが、先ほどアメリカのト――』
天雷さんがヒーロー活動を再開すると、今初めて聞いた俺は次第にテレビの話声が雑音に感じてきて電源を落とした。
「ヒーロー活動再開することにしたんだ。良かった」
そう思う一方で、心の中に若干の不満が募る。というのも天雷さんからヒーロー活動を再開することをまったく聞いてないからだ。
最近では、天雷さんとは治療だけの間柄じゃない仲になっていたと思っていたが、どうやら俺の勝手な思い込みだったらしい。
だからここ一週間くらいまったく俺のところに来なかったんだな。とにかく復帰するということは俺はもうお払い箱ということか。嬉しい反面、複雑な気分だ。
まあ自分より身長が低い上に、いきなりおっぱいを吸い始める男なんか好きになるわけないか。次、治療の依頼が来るかどうかはわからないけど、天雷さんみたいになんだかんだ言って何でも言うこと聞いてくれるような人ばかりじゃないだろうし、気を引き締めろって言うお告げか何かなのかもな。
でもショックだな。と俺は大きくため息を吐く。とそんな時タイミングの悪いことに誰かが来たようで、インターホンの音が耳に響いた。
「はーい、今出ます…」
気落ちしている俺はやる気のない声を出しながら、どうせ宅配業者か何かだろうと上下黒のジャージ姿のままガチャリとドアを開ける。
「久しぶりだな、
そこにいたのはたった今、テレビで話題になっていたばかりの天雷さんその人だった。ただ今までとは違い、迷彩服ではなく黒を基調とした以前テレビで見かけたような格好いい軍服に身を包んでいる。
上に着ているコートのような硬質感のある上着には銀に輝く勲章や腕章のようなものがいくつも付いていて、特に襟にあしらわれた行書体で刺繍されている雷竜乙女という文字と、雷を意識しているのかシルエットがジグザクになった竜のようなマークが格好いい。同じようなマークがコートを閉めているベルトのバックルにも施されている。あとコートの丈が長く脚まで覆っているのもどこか男心をくすぐるデザインだ。
鮮やかな金色の髪の上にはコート同じく黒の軍帽が乗っていて、コートと同じような竜のマークが正面についている。
下の方はとび職かアニメの中で見る不良が着るようなダボっとしたズボンと、脛の中腹くらいまで長さがある光沢感のあるブーツを履いている。
しかし今一番注目すべきポイントは、服ではなくシルエットだろう。ダボっとしたズボンに比べると上半身に着ているコートはあまりにもタイトで、迷彩服では少し抑えられていた、大きな双球の形がこれでもかというくらい強調されてしまっている。俺の方から見て右の方に胸ポケットが備わっているが、こんな様子では残念ながら役目を果たせることはないだろう。それくらいの張りつめ具合だ。
「どうした? 本当にどこか具合でも悪いのか?」
返事をせずジッと自分の方を見つめている俺の事を変に思ったのか、少し屈んで俺の顔を覗き込みながら
「えっ、あっ、だ、大丈夫です。そういえば、ヒーロー活動再開されるんですよね。南の防衛線に加わるとか。おめでとうございます」
慌てて取り繕うようにそう言うと、なぜか天雷さんはムッとした表情を浮かべた後、呆れたように軽く息を吐いた。
「直接―― のに」
「はい?」
「何でもない。復帰の件についてはごく一部の関係者にしか言っていなかったはずだが、恐らく暗い雰囲気を払しょくするために協会が意図的にリークしたんだろうな」
「そうなんですか…というかそんなに今の戦況って不味いんですか? 南はともかく北の方はそれなりに善戦してるとは聞きますけど」
「それは―― 立ち話で出来るような内容ではないな。とりあえず上がらせてもらうぞ」
天雷さんはそう言うと雑にブーツを脱ぎ捨てる。ブーツの中から薄っすらと透けた黒いタイツに包まれた天雷さんのおみ足が出現し、その滑らかな脚線美を見た俺は思わず目を見開き夢中になる。
「あっ、はい。ってちょ、まっ――」
なぜか天雷さんがこちらにズイっと近づいてきたと思ったら、まるでそうすべきかのように流れるような動作で、俺をお姫様抱っこするとそのまま部屋の中へ侵入し、当然かのように自分の持ってきた灰色のソファーに腰かけると、聖母のような微笑みを浮かべながら俺の頭をゆっくりと撫でる。
「あ、あの…てんらい…さん?」
「なんだ? 体調が悪いのなら無理するんじゃないぞ。この体勢でも話は聞けるだろう?」
確かにそうではあるが、心の準備が出来ていない状態でお姫様抱っこからの膝枕は男としては色々と恥ずかしすぎる。
「それはそうですけど…天雷さんはいいんですか?」
「二人きりなんだから何も問題はないだろう。…あ、あとこれから二人きりの時は
「えっ、でも天雷って名字格好いいと思いますけど」
「天雷という響きは少し男っぽいだろう……お前には皐月と呼んで欲しい…ダメ…か?」
天雷さんにしては自信なさげな言葉に、思わず心を締め付けられるようなもどかしい感情に駆られる。
「わかりました。皐月…さん。でいいですか?」
これがギャップ萌えというやつか。と思いながら返事をする。
「さんは別に…、いやその方がキミらしいか」
「じゃあ俺の事も
「そ、それはダメだ! 御酒仁が良い」
「えっ、あ…あぁ、はい。別にそれでもいいです…けど」
てっきり名前を呼び合う間柄になりたいのかと思ったが、慌てて否定する姿を見て天雷さんもとい
「さて! 話は前線の状況だったな。これは民間には伝わっては…いや伝えてはいけない内容だ。決して口外しないと約束出来るか?」
久しぶりに見た皐月さんの真面目な表情に、無言で頷く…が額が目の前にある双球に触れてしまい、思わず苦笑いする。
「んっ…… コラッ、御酒仁。今は真面目な話をしているんだ。その…そういうことは後で沢山してやるから、今はちゃんと話を聞け、いいな?」
そう言う天雷さんだが、なぜかズボンの上から俺の股間を撫で回し始める。
「皐月…さん?」
あなたこそ行動が一致しないように見えるんですけど。
「なんだ…? ちゃんと話を聞け。数年前から能力持ちの怪獣が現れ出したことは知っているな。それから人類は追い詰められる側になってしまった」
「はい」
当時はかなり大々的に放送されたのを覚えている。能力持ちが現れる前まで怪獣の攻め方は基本的に身体的能力でゴリ押ししてくるだけの単純なものだったらしい。だから無尽蔵に大型以上の怪獣から生み出され続ける怪獣相手にも善戦出来ていたそうだ。
しかし怪獣側にも能力持ちが現れてからというもの、人類側だけが持っていた能力というアドバンテージが失われ、その上元々肉体能力が段違いなので近年急激に能力者の殉職率が上がっているそうだ。
「日本国内には、ロシアから大型怪獣付きで返還された北方領土以外に怪獣を生み出す怪獣がいない。そして大型以上に分類される怪獣は例外なく海渡りする個体はない。だから島国ということもあって他国とは違い何とか耐えられていたのだが、能力持ちが現れたのとほぼ同時期にアジア地域を侵略していた怪獣共の矛先がとうとう日本側に向いてしまったのだ」
「なるほど…う、くっ…だ、だから南側の防衛が厳しくなってるんですね」
真面目な話をしているというのに、俺の股間を弄り回す皐月さんの手の動きは止まる気配はないどころかますます激しくなっていく。しかし話す方にリソースを割いている影響なのか、無意識でやっているのかわからないが、俺がうめく声を出しても皐月さんはまったく気に留める様子がない。
「いや…それもあるが、もっと大きな理由は
深刻そうな口調で語るが、それとは反して皐月さんの手の動きはより情熱的でダイナミックな動きになり、皐月さんが以前訪問してからずっと禁欲状態だった俺の分身は呆気なく決壊し、耳障りな音を立てて竿の先から液体が放出される。
放出された液体はトランクスとジャージの二重防壁を突破し、その存在を主張するかのようにジャージの繊維の上からじわっと白濁としたその姿を現すと、さらに広範囲に広がって衣服を汚染していき俺の身体へと不快感をもたらしていく。
「さ、皐月さん…手の動きをっ、とめて、くれま、せんか?」
手の動きを止める気配のない皐月さんを必死に制止する。
「ん? なんだ…この匂いは……? なっ!? ご、御酒仁。真面目な話をしていたというのに、キミは…… 本当に仕方のないやつだな。まったく…」
俺の声が届いたのか匂いで気づいたのかはわからないが、何とか動きを止めてくれた皐月さんは状況を把握すると呆れかえった様子を見せる。
そんな皐月さんの様子に本当に無意識でやっていたのかと逆にこちらが呆れかえってしまう。
状況を把握した後の皐月さんの行動はスムーズで、俺のズボンを一気にずり降ろすと、俺の身体の上に飛び散っている精液を手で掻き集め、うっとりと頬を染めながら指先に精液を付けては舐め取っていく。
「れろ、んちゅ…ちゅぱ、れろ…… 今日のは一段と濃いな。ふふっ…しっかりと私の為に貯めていてくれたみたいだな。だが駄目だぞ。こんな勿体ない出し方をしてしまっては」
俺からすると酷く不快な臭いを漂わせるドロドロとした液体なのだが、皐月さんはハチミツか何かのように本当に美味しそうなもののように味わっている。
そんな皐月さんを見て、ふと湧いた疑問を皐月さんにぶつけることにした。
「皐月さん。治療が終わったんですから、別に飲む必要はないんじゃ……」
「誰が治療が終わったと言った? まだまだこれからも合間を見て通うつもりだ」
「いや、でもさっきテレビでマスコミが治療が終わったって…」
嬉しさと驚きから思わず飛び起きて皐月さんの顔をジッと見るがどうやら嘘を付いているようには見えない。
そしてなぜか俺の言葉を聞いた皐月さんはショックを受けたかのように肩を落とし、大きく息を吐いた。
「報道されていることを真に受けてどうする。そもそも協会にも近い内に復帰出来るまで回復するかもしれないと言っただけだしな。南の防衛線に加わると言う話もキミの言葉で最初に知ったくらいだ」
「えっ、本当ですか?」
それはいくらなんでもめちゃくちゃすぎる。
「私が大切なキミに嘘をつくわけ…んんっ。わざわざキミに嘘をつく理由などないだろう」
「それは…そうですけど。一週間くらい連絡もなく来なくなったのでてっきり……」
「検査に少し手間取ってな。だがお陰で良い報告を持ってくることが出来た」
そう言って皐月さんはズボンのポケットから折りたたまれた白い紙を取り出し、俺に手渡す。
紙を開いて確認して見るが、長ったらしいカタカナで構成された単語群の隣にズラリと数値が並んでいるばかりでさっぱりわからない。唯一わかるのは、俺の名前と皐月さん、あとは
「あの…これは?」
「この前言っただろう。わ、私とどうしても交わりたいと…」
「あっ、はい。そうですね」
それは単に皐月さんが勘違いしただけなんです。本来はそう言うべきなんだろうけど、色んな意味で言いだせるわけもなく無難に返事をする。
「それはその為の検査の結果表だ。わからないだろうから説明すると、データ上は性交しても全く問題ないことがわかった」
「本当なんですか?」
確かに出来るなら皐月さんのような美人となら喜んでしたいが、そんなに都合のいいことがあるのだろうか。
「私も正直なところ最初この結果を見た時は信じられなかったが、逆に千明には呆れられてしまってな。今までの治療内容を考えれば検査するまでもなく予測出来る事だろうと。それとまだ―― なかったのかと」
「皐月さん? あの後半部分が良く聞き取れなかったんですけど…」
俺が指摘すると皐月さんは顔を真っ赤にして、俺が手に持っていた結果表をふんだくる。
「なんでもない! とにかく問題ないんだからさっさとするぞ!」
皐月さんは照れ隠しするかのようにまくし立てると、俺をそのままソファーの上に力任せに押し倒し、その流れのまま綺麗なピンク色の唇で俺の口を塞ぐ。
「んっ、ちゅ、れろ、ちゅぱ…」
俺の頬を両手で挟み、口腔内に侵入させた舌を俺の舌に絡め合わせる皐月さん。その表情はまるで色香を知らない乙女のように可愛く、綺麗な白い頬に桜の花びらのようなピンク色が差している。
そんな皐月さんの表情がたまらなく俺の情欲を掻き立てる上に、胸の上にのしかかっている重量感のある二つ果実の感触もあって俺の興奮度は一気に高まり、先ほど出したばかりだというのに股間に付いてるものが再び高まりを見せるのを感じた。
「くちゅっ…ちゅぱ…んっふぅ、ぁ…はぁ…んんっ」
しかし、口づけに夢中になっている皐月さんはそれに気づく気配なく、頬に当てていた手を離し、俺の後頭部へとあてがうと息を荒くして自分の身体を俺に擦り付けるようにしながら行為を続ける。
時折、皐月さんの方から送られてくる唾液を飲み込みながら、皐月さんの格好は最高だけどちょっと生地が硬めのコートが身体に当たって痛いなと苦笑いする。
「んちゅ…ふぱぁ…… どうした御酒仁?」
「あっ、いえ。すみません。てん―― 皐月さんは相変わらず可愛いなって思っただけです」
「な…あっ…」
リップサービスがてら勢いで言ってみたのだが、効果てきめん過ぎたのか皐月さんの白い肌が一瞬で朱色に染まり、わなわなと口元を動かすばかりでしばらく固まったと思ったら次の瞬間、皐月さんに痛いほどに抱きしめられていた。
「さ、皐月さん?」
一体どうしたのだろうかと、戸惑いながら声を掛けつつ顔を俯かせている皐月さんの顔を覗き込むと、そこには先ほどまでの乙女のような顔はなく、必死に己の欲求を抑えようと我慢しているような一匹の雌の姿があった。
息は熱気を感じるほど熱く荒立たしく、空色の綺麗な瞳はまるで狙いを定めた獣のように鋭く光っている。
性欲より恐怖感が勝った俺は、その場から思わず逃げ出そうとするが、俺の身体の上に覆いかぶさっている皐月さんの身体はビクともしない。
そうしている間になぜか皐月さんが身体を起こすと、俺の服に手を掛けたと思ったら力任せに一気に引き裂いた。
まだ買ってから半年も経っていないのにと、その場に放り投げられたジャージやシャツの残骸を目で追いかける。しかしそれも素早く眼前に現れた皐月さんの顔によって中断される。
「さ、皐月さん!? いきなりなにを…んぐっ!?」
皐月さんは再び俺の口の中に舌を侵入させると、先ほどまでは手加減していたんだなと感じられる勢いで俺の唾液を吸い取っていく。
「じゅるるる! んくっ、んくっ…… はぁはぁ、ごじゅじんが…御酒仁が悪いんだぞ。いきなりそんな事を言うから…」
まるで繕う様子もなく興奮した面持ちで告げる皐月さん。
「あの…出来ればもう少し優しくしてもらえると助かるんですけど…」
「駄目だ。もう我慢できん。ほら…お前のコレも準備万端ではないか。私のここも先ほどからお前のモノが早くほしいと疼いて仕方ないんだ。わかるな?」
下腹部に手を当てながら有無を言わせない表情でこちらへと問いかける。
それはわからなくもないけど、初めてなんだからもうちょっと雰囲気とかそういうのは…と俺が戸惑っていると痺れを切らしたのか、皐月さんは服を脱ぐ時間も惜しいというのか、俺の服のように股の部分を強引に破り捨てる。そして中から現れた、絶え間なく蜜のようなドロッとした液体を垂れ流しているワレメを俺の肉棒の先に合わせると一気に腰を下ろした。
「ぐっ、うっ…!」
熱く煮えたぎった蜜壺の中に放り込まれた俺の肉棒は感触を味わうまでもなく、その衝撃で中にため込んでいた白濁の液体を皐月さんの中へと放出する。
ビリビリと脳が震え、視界が薄っすらと白に染まっていく中、視界に入った皐月さんの手をぎゅっと握りしめて腹筋を激しく痙攣させながら一滴残らず出していく。
皐月さんも気持ちいいのか、ぎゅっと俺の手を握り返し、食いしばった歯の隙間からだらしなく涎を零し、ビクビクと何度もお腹を震わせた後、フッと力尽き俺の身体の上にもたれ掛かる。
「はぁ…はぁ…なかなかの衝撃だな。これほどの疲労感は大型怪獣からの撤退戦以来かもしれん」
ゆっくりと身体を起こし、額に玉のように掻いた汗を手で拭いながらそう語る皐月さん。
「はは、そうですか」
俺は何とも言えない充足感を味わいながら、結合部から漏れ出した白と赤い液体を見て、本当に皐月さんみたいな美人で童貞を卒業したんだ。と何とも言えない達成感を覚える。
なんだか急に元気も湧いてきたし、この様子なら皐月さんを圧倒できるかもしれない。
そう思った俺はいつもやられっぱなしではなんだから、反撃に出ようと皐月さんの肩に手をかけ押し倒そうとするが、残念ながらビクともしなかった。逆にそのまま押し倒されると、皐月さんはソファーの上に手をついて腰を激しく上下させる。
放精を終えて少し萎え気味になっていた俺の分身は、皐月さんのキュッと締め付けるような膣壁の感触にあっという間に元気を取り戻す。
「どう…だ? 私の中は…気持ち…いいか?」
手でされるのとはまた違った感触に、余裕の無くなった俺はなんとか頷くことで返事をする。
「そう…か。ふふっ。不思議なものだな。このような行為は愚かな能力者がするものだと思っていたが、こうして実際に体感してみるとそのように思っていた過去の自分が馬鹿らしくなってくる」
「はいっ…俺もそう…思い…ますっ」
一定のリズムで腰を動かしながら語り掛けてくる皐月さんの言葉に同意する。が若干余裕のある皐月さんとは対象的に俺の方はまったく余裕がない。何なら今すぐにでもまた射精をしてしまいそうなくらいだ。
ギシギシと音を立てて蠢いている皐月さんの引き締まりながらも肉付きの良い身体が俺の身体にぶつかる度に、思わず身体が浮き上がるほどの快感が脳内へと伝わるが、ぎゅっと歯を食いしばって何とかギリギリのところで射精するのを我慢出来ている。
目的を考えればすぐにでも射精すべきなのだろうが、ほんの少しでも皐月さんに男を見せたいが故の行動だ。
「んっ…ふぁっ……ん…ぁ…、あ、あ、んっ… ごしゅじんのモノが私の中の…奥までしっかり届いて…いるぞっ…んぁっ…あっダメ…中で擦れてっ…気持ち…んっ…」
そこまで言って、皐月さんはハッとした様子で慌てて口を塞ぎ、頬を赤く染め上げる。結合部からは粘性のある液体があふれ出し、室内に肌のぶつかり合う音とぐちょぐちょと液体が混ざり合う音、そしてその中に必死に抑えようとしている皐月さんの淫猥な喘ぎ声が混じっていく。
「皐月…さんっ。我慢しなくて…いいですから。もっと皐月さんの可愛い声が聴きたいですっ!」
「あっ、う…そ…それは反則…だっ!」
皐月さんは顔を真っ赤に染めて、自身の身体をぎゅっと抱きしめながら蕩けた表情で俺の方を見降ろす。
「はぁ…うっ…ひぅ…! はぁはぁ…んんっ…ふぅ… もう…だめだ… 早く私の中に出してくれっ…」
懇願する皐月さんの気持ちに答えるように、俺は最後の力を振り絞って皐月さんの腰を抑えると、めちゃくちゃな動きで下から突き上げる。
腰を打ち付ける度に、軍服に包まれた皐月さんの豊かな二つある膨らみが揺れ、視覚からも興奮を得た俺のモノはますます硬く大きくなる。
「あぁ…んっ…は…ひぃ…ん…くぅ…」
皐月さんは気持ちよさそうに身体をくねらせながら喘ぎ声を零す。結合部から溢れ出た体液が俺の身体を伝ってソファーへと滴り落ち、さらには床までも汚していく。それを勿体なさそうな目で見つめている皐月さんを見て、こみ上げてくる可笑しい気持ちを抑えながら、そう言ったことに気にする余裕を与えてなるものかと皐月さんの膣内を激しく蹂躙していく。
「んっ、んぅ…… だ…めだ…い…くぅぅ……!!!」
皐月さんは一際大きく身体を震わせる、と同時に膣壁が大きく収縮し、早く中に溜まっている物を出せと言わんばかりに激しくうねる。
「出…るっ…!!」
その動きに溜まらず俺は精を解き放つ。その勢いは凄まじくビュー、ビューと噴き出す音が耳にも届き、結合部からごぽりと音を立てて白く泡立った液体が溢れ出す。
あまりもの勢いに大丈夫なのかと快楽で鈍った頭で不安に思うが、膣壁の吸い取るような動きが止まると同時に放精もストップしほっと一息つく。
「はぁはぁ…沢山出たな。よく頑張ったなごしゅじん…んっれろ、ちゅぱ…」
「こういう時くらいはそういうの止めましょうよ…」
優しい笑顔を浮かべ俺に声を掛けつつも、溢れ出た精液が勿体ないのか手に取っては口へ運ぶ皐月さんの姿を見て流石に飽きれたものを感じた。
「うっ…だ、だが…このドロっとした白い液体が私に飲んでくれと叫ぶのだ」
「そーですか…。じゃあ好きにして下さい」
なんだか締まらないけどこれはこれで悪くないか、と俺の言葉を聞いて嬉しそうに微笑んだ皐月さんの姿を見て思うのであった。