クロエはリムルに覆い被さるなり、彼の唇を自分のものと重ねます。
リムルに抵抗はできません。彼女に唇を貪るように吸われるだけで腰から甘い疼きが沸き上がり、無抵抗で受け入れてしまうのです。両手も今では全ての指を絡める“恋人つなぎ”と呼ばれるものになっていて、彼を離す気がないと伝えているみたいです。
時間を忘れて唇を重ねていると、まるで溶けて一つになっていくような感覚に陥ります。そのまま蕩けて意識を失いそうなリムルですが、口に更なる刺激を感じて覚醒しました。
クロエの舌が開けろと言わんばかりに唇の隙間を突いているのです。その気になれば簡単に侵入させることができるのに、あえてリムルの意思に委ねています。リムルはそれを理解して顔を真っ赤に染めながらも、大人しく口を開きました。彼は既にクロエのもの。彼女を拒むことなどできません。
嗜虐心と征服欲を満たしたクロエは嬉しそうに目を細めて、舌をリムルの口内に捻じ込みます。そして彼の舌を少しだけ舐めると、そのまま触れ合うだけにして動きを止めました。
一方的に与えられる淫靡な感覚に身を委ねていたリムルですが、それが急に弱くなったことに困惑して、クロエの顔に意識を向けて――彼女の瞳を見て理解してしまいました。クロエの嗜虐心は完全には満たされていなかったのです。
彼女は先ほど、リムルに抵抗の意志がないことを確認して満足しました。なので今度はリムルの意思で自分を求めるように仕向けたのです。彼の中にある「無理矢理されているから仕方ない」という逃げ道を塞ぐために。
リムルは悩みました。しかし、その時間はとても短いものでした。元よりリムルに他の選択はなかったのです。
「ん……れろっ……! ちゅ……」
触れ合う場所を大きくするために大胆に舌を絡め、もう虜を通り越して中毒になりつつあるクロエの甘い唾液を無我夢中で啜ります。勇者の蜜は魔王の喉を通過して腹の中に溜まり、彼を悶えさせる熱を発します。
(おなかから……ジンジンってするのが……広がってる)
それがクロエに征服されつつある証であることに、リムルは朧気ながらも理解しています。けれど、やめよういう気がちっとも起きません。
もうそこにいたのは一夜で大国を滅ぼした魔王でも、数多の魔人を従えた魔物達の主でもなく、“勇者”からの快楽を与えられては求めてしまう、憐れで愛しい存在でした。
――終始主導権を握ってリムルを堕としたように見えたクロエでしたが、余裕があった訳ではありません。むしろリムルと同じくらい理性が磨り減っており、優位に立っているという自覚がなければ意識を失っていた可能性がありました。
(リムルさんってずるい。何もしてなくても心臓がドキドキするのに、あんな顔されたら……反則だよっ)
未経験が故にキスだけで腰砕けにされたリムルですが、それはクロエも同じこと。自分達の唾液が混ざる音は脳を溶かしそうだったし、リムルから吸い付いてきた時には胎が疼いて仕方ありませんでした。彼に自覚はないのでしょうが、快楽に蕩けたリムルの顔を直視して沸き上がった獣欲は、彼で満たさなければ永遠に消えることはないでしょう。
お腹に当たっているリムルの肉竿を受け入れるのに前戯がいるかと思っていたクロエですが、もう必要ないくらい股の間が濡れていました。それどころか大量に溢れた淫蜜がベッドに零れ落ちて、大きな水溜まりを作ってしまいました。
もう我慢できない。そう思ったクロエは、自分の魔素で作っていた服を消し去り、生まれたままの姿になりました。心の中で散々リムルに文句を言っていたクロエですが、大きさも形も絶妙な乳房、美しいラインを描くくびれや足腰、興奮で桃色に火照った肌……全てがリムルに勝るとも劣らぬ色気を醸し出しています。
クロエは自分の服は一瞬で消しましたが、リムルの服はゆっくりと右手だけで脱がせていきます。左手は秘部から溢れる淫蜜を救い取って、リムルの口に運んでいました。リムルのためにしか分泌されない蜜が飲まれていく事実と、一滴も残さないようにと指を舐める感触がクロエを際限なく昂らせます。
リムルの手はクロエの胸と尻に置かれていました。クロエに誘導されて触れている状態ですが、朦朧としながらもリムルは異なる極上の柔らかさと弾力を味わいます。ほとんど密着しているため、綺麗な桜色の乳首に吸い付くこともありました。その度にクロエの腰は跳ね上がりました。
「もう……リムルさんのエッチ」
艶やか笑みを浮かべたまま呟きましたが、リムルの服を脱がせる手は止まっていません。
ついに二人は一糸纏わぬ姿になり、互いの肌の接触を邪魔するものはなくなりました。クロエもリムルも少しの間だけ性の悦びを忘れ、相手の体温だけを感じます。しかし、一種の神聖な雰囲気が生じても、この先をしないということはありえません。
静寂を破ったのはクロエ。身体を起こしてリムルに跨りながら彼の硬くなった肉竿を優しく握り、蜜で十分に濡れそぼった秘部に当てがいました。リムルもやりやすいように位置を調整します。
言葉はありませんでした。言葉なんて交わさなくても、互いの気持ちは知っているのですから。
クロエが腰を落とし始めました。リムルの分身が彼女の膣内に吞み込まれていき、彼は魂を吸われるような快楽に限界を超えてしまいそうになりますが、男の矜持が踏みとどまらせます。
徐々に進んでいると、リムルは僅かな抵抗を感じました。それはクロエが初めてである証拠。彼女が大好きな人に捧げると決めたもの。
クロエは一度腰を止めて息を整え――一気に腰を落としました。
「ぃづっ……! ……あっ、は……」
破瓜の痛みで、クロエは自分の純潔が散ったことを理解しました。散らしてくれたのが愛しい人だということも、深く心に刻まれます。あらゆる感情が美しい涙となってクロエの頬を濡らしましたが、リムルがキスをしたことで別のものに変わります。
慰めてくれたお礼にクロエもキスを返し、ゆっくりと腰を動かし始めました。
火傷しそうなほど熱い膣壁がリムルの肉竿を締め付けたかと思えば、細かいヒダが舐め溶かすように蠢き、子宮口は完全に吸い付いて離れない。リムルがこの快楽を味わうためなら全てを捧げてもいいと思ってしまうほど、クロエの膣は素晴らしいものでした。
「はぁっ、んあっ、ふぅぅっ……!!」
クロエは腰を動かす速度を上げていきます。自分の気持ちいい所に当たるようリムルの肉竿を擦り付け、奥に届かせるために上下に腰を振り、偶に力を入れて膣でぎゅっと締め付けます。
彼等が繋がっている場所からはぐちゅぐちゅという音が絶え間なく響き、興奮で吹き出る汗が飛び散ります。喘ぎ声を聞かれるのが恥ずかしいという思いもとうに消え失せ、むしろ蕩けた顔を見たい、見られたいと望み始めてしまいました。
「クロエ、もう、出るっ!」
「私もイキますから出して下さいっ、全部、私の
我慢の限界は全く同時に訪れました。クロエもリムルも相手の背中に手を回して強く抱きしめ、唇を重ね合わせます。
そして――絶頂。
「「~~~~~~ッ!?」」
互いの絶頂の悲鳴や嬌声は、全て相手の中へ消えていきました。
膨張した肉竿から吹き出るのは、マグマのように熱くドロリとした白い精液。肉竿を受け入れていた子宮は白濁液で瞬く間に満たされ、許容範囲を超えた量で押し上げられました。肉竿によって蓋がされているので、クロエのお腹は少し膨れています。
「……リムルさん、寝ちゃったね……」
性欲を煽りに煽って、一気に解放させてしまった反動か、リムルは意識を失ってしまいました。
「でも……ここはまだ硬いままなんだよね」
そう呟くクロエが撫でるのは肉竿と出された精液が納まる腹部。太くて長いそれは、クロエの膣を隙間なく埋めています。
「……今になって思い出しちゃったけど……今日、危ない日だね……」
ちょっと信じられない量を出されてしまった子宮は、きっと余すところなく白く染まっていることでしょう。しかも、肉竿を抜かれないまま朝を迎えれば――
「子供……できるといいな……」
とても穏やかな笑みを浮かべたクロエは心地良い微睡みに身を任せ、リムルの頬に口付けをしながら眠りにつきました。
彼女のお腹に新たな命が宿ったか……その結果は言うまでもない。
♦♦♦
「おい」
「ん、何かよ――うおおおっ!?」
「チィッ、外したか!」
「誰!? なんで天使の羽と輪っかがある奴に狙われてるの俺!? まさか殺戮の天使!?」
「待たぬか、レオン」
「邪魔をする気か、ルミナス!」
「おおっ、よくわからないけど助けてくれてありがとう、お嬢さん!」
「狙うなら首か心臓だけにせい。貴様の『
「思いっきり敵だった!?」
どうでしたか。初めてのR―18でしたが、満足してもらえたら嬉しいです。
次の予定としてはリムクロ性別逆転、クマラ、カレラです
ちなみにキャラの選考理由は作者が好きだということと、シチュエーションが浮かんだことです。他のヒロインは私以外に期待してください。