※この作品はR-18です。

転スラ思い付き小説   作:柔らかいもち

3 / 6
カレラとの鍛錬

 “勇者”クロエに討伐(オト)されてしまった魔王リムル。世界に平和が訪れた――ように思えました。

 

 だがしかし、平和は訪れていなかったのです。何故ならリムルはとっても、と~っても慕われているから。超強くて超絶美少女の“真なる勇者”が相手だろうと、彼を慕う女性達に引く気は微塵もありません。

 

 クロエも彼女達の強い意思を見抜いています。だから、“勇者”らしく受けて立ちました。

 

 ――どんな手段を使ってもいい。勇者(わたし)から魔王(リムル)の心を奪い取ってみなさい、と。

 

 

 

 ♦♦♦

 

 

 

「はぁ……」

 

 俺は執務室で深いため息を吐いた。

 

 余裕ぶっこいて仲間達と“勇者”を迎え撃ちながら返り討ちにされたのが一週間前。しかし、この一週間は「大変だった」の一言で済ませられるようなものじゃなかった。

 

「皆、滅茶苦茶怒ったけど……あれは仕方ないだろ」

 

 クロエにキスをされた時のことを思い出しながら、桜色の唇を触る。――頬を朱に染めながらの仕草は十分色っぽいのだが、本人は一切気付いていない。

 

 二日間。これは俺を(初めてにしては)ディープ過ぎるキスで戦闘不能にした“勇者”クロエと、二人きりでいた時間だ。……本当は一日でも早く戻りたかったのに、クロエが誘惑してきたのだ。耐えきれなかったのは不可抗力である。

 

 一緒にいた部屋だが、なんと侵入するどころか、何人たりとも居場所を把握できないというクロエの能力によって生成されていた異空間だった。俺と仲間の間には“魂の回廊”と呼ばれる相手の位置を知ることができるものがあるので問題ないのだが、子作り(セックス)をしている時に来られてはたまったもんじゃない! と思った俺が遮断していたのだ。

 

 ベニマルを中心にした男達は同情して慰めてくれたんだけど、シュナ達にそんな気配は微塵も存在しなかった。今までの死闘の恐怖が可愛く見えるほど、俺に雷を落とす彼女達は恐ろしかったと言っておこう。

 

 まぁ、シュナ達が怒る理由もわかる。沢山の美女・美少女に囲まれて過ごしていたのに俺には全く免疫がなく、戦いになるどころかキス一つで戦意を喪失。言い訳になるけど、あんな美少女にキスされてそうならない方がおかしい。

 

 でもシュナ達からすれば、“魂の回廊”が途切れたせいで生死不明。心配で食事も碌に喉を通らなかったというのに、俺は落としきれない淫臭を漂わせて帰還。おまけに敵対(?)していた“勇者”を孕ませて。これはクロエ本人が「多分だけど子供、できちゃった♪」と皆の前で暴露したので間違いない。

 

 うん。同情する点はあるっちゃあるけど、俺が逆の立場ならキレる。

 

 女性の立場からすれば怒らずにはいられない出来事だったんだろうな。――初体験を済ませた恥ずかし気な俺に心臓を鷲掴みにされ、そんな俺を独り占めするように抱きしめていたクロエの勝ち誇った顔に殺気が芽生えていたらしいが、俺はそれを知らない。

 

 元凶であるはずのクロエが何かしら言ってくれたおかげで説教は終わったが、逆にそれがなければ未だに説教が終わってなさそうな雰囲気だった。というか、間違いなく続いてた。

 

 今日までは開けてしまった二日間で溜まった仕事を片付けてた。本来なら頼りになる相棒がいるのですぐに終わる量なのだが、クロエと性交をしてからというもの、相棒からのサポートがほとんどないのだ。本当に必要最低限しかない。

 

 童貞だったことで生み出された元『大賢者(スキル)』だったから、そこが気に喰わなかったのかな……とつい考えた日は最悪だった。相棒の『御主人様(マスター)のバカッ!!!』なんて怒鳴り声、初めて聞いた。俺の中から飛び出したその日は一切口を訊いてくれなかったし、今も俺の中には戻ってない。

 

 親しかった女性達との関係も厳しい。避けられている訳でもないし、仕事も世話もちゃんとしてくれるのだが、態度が全然違う。前までは心が温まるような笑顔だったのに、背筋がゾクッとする眼光で見てくる。具体的には獲物を狙う目だな。

 

(謀反とか暗殺とか計画されてるのかな……)

 

 ネガティブな想像で悲しい気分になってくる。クロエと結ばれるまでは「ないな。ないなーい」と軽く否定できても、今は現実味がありまくりなのだ。更に気分が沈む。

 

「駄目だ。皆に失礼だし、そもそも俺に責任がある。どうにかして気持ちを入れ替えるか」

 

 首を振りながら立ち上がり、これから何をするか思案する。

 

 思いつくのは悪ノリもしてくれる部下と遊ぶことだが、それはできない相談だ。男性陣は女性陣に俺の味方をしないよう睨まれているため、接触すらできない。ぶっちゃけ、怖いから大多数が俺を助けられないのだ。

 

 では彼女達にビビらない者ならという話になるが、最有力候補たるベニマルは『今後の身の振り方次第で家庭が崩壊しそうです。本当に申し訳ない』との理由で却下。流石に家庭を崩壊させたいとは思えない。

 

 悪友のゴブタも『リムル様は仲間だと思っていたのにー! うわあぁぁぁぁん!! やっぱり男は顔と金っすかぁぁぁ!?』と泣かれて気まずい状況にあるので却下。金はともかく、顔は関係ないと思うぞ、ゴブタ。ガビルの部下は蜥蜴顔でもモテてるし。

 

 ヴェルドラも駄目だ。女幹部経由でミリムへ連絡が行き、そこから彼女のおば……お姉さんであるヴェルザードとヴェルグリンドに報告されたことで、彼女達も俺の説教に参加してた。何とか俺の援護をしようと頑張っていたヴェルドラさんだけど、姉の参戦で瞬殺された。

 

 ディアブロは論外。確かに世界が敵に回ろうと味方でいてくれそうだが、今回は傍に置いておくのは駄目だという予感がした。『女体化など容易いです』のセリフを聞いて予感が確信に変わったんだと思う。どこにも超えてはならない一線っていうのはあるんだよ……。

 

 そんな訳で、気晴らしは自分一人でできるものに絞られる。しばらく悩んだ俺が出した答えは……。

 

「よしっ、久しぶりに自分の力だけで特訓してみるか。刀もしばらく使ってないし」

 

 身体を動かすことだった。この時の選択があんな事になるとは、この時の俺は知る由もなかった。

 

 

 

 ♦♦♦

 

 

 

 やって来たのはラミリスの迷宮。ここは冒険者にお金を落とさせるアトラクションというだけではなく、国家機密に相当するものを隠す役割もある。俺の発想はぶっ飛んでいるものが多いので、危険な代物でも死や秘密漏洩を恐れずに実験できるのだ。

 

 ここに来た理由は二つ。俺は一応魔王なので、弱みを見せてはいけない。付け入る隙を与えてしまえば、絶対に面倒ごとが発生する。しかし、それでは十分な鍛錬が出来ないので、誰かに見られる心配がない迷宮でするしかない。もう一つはうっかり力を出し過ぎた時、周囲に被害を出さないため。迷宮が壊れるとラミリスが泣いてしまうが、ケーキでご機嫌になるので気にしない。力の暴走も滅多にないし。

 

 幹部以上の者が利用する修練場に入る。幹部は基本的に忙しいので誰もいないと思っていたのに、そこには先客がいた。

 

「おや? 我が君ではないか」

「カレラか」

 

 眩しい金髪。その顔に浮かぶのは尊大な笑みだが、目が覚めるほどに美しい。王者の風格が滲み出る美少女であり、俺に忠誠を誓う幹部の一人だ。

 

 彼女は俺が来るなり使っていた刀を横に置いて平伏する。俺は誰かに傅かれるのが苦手な上に、女の子が石でできている修練場で膝を付いている光景に心が痛むのですぐにやめさせた。

 

「ところで、我が君はどうしてこちらに? 私はこっそり鍛えてアゲーラを驚かせてやろうと思っていたのだが」

「気分転換に身体を動かしたくてな。刀も能力(スキル)に頼って使ってきたし、ここらで一度、自分の技量を確認しようかなって」

「そうなのか! 我が君の邪魔をするのは忍びないし、私はもう終わるとしよう」

「いや、気にしなくていいぞ。俺のは遊びみたいなもんだし、カレラほど真面目じゃないから!」

 

 出ていこうとするカレラを俺は必死に引き留める。カレラが刀を振っている時の顔はとても真剣で、自分が邪魔をしてしまったような気がしたのだ。ここでカレラに出ていかれてしまえば……客観的に見て俺は部下の特訓の邪魔をした挙句、修練場から追い出した糞野郎になってしまう。

 

「しかしな……」

「あっ! なら俺の相手をしてくれないか? こんなこと言う資格はないかもだけど、カレラの剣術がどの程度なのか見てみたいし」

「! 我が君が望むならば是非もなし! 私の剣舞を見せよう!」

 

 渋っていたカレラだが、俺の提案で一気に笑顔になった。これで一安心である。――ここまでのやり取りが全て、リムルと一緒にいたいカレラの策謀だと俺は見抜けなかった。

 

 こうして俺はカレラと一緒に模擬戦をすることになった。身体能力は種族やエネルギーの関係で俺が上回っているものの、カレラの技量は既に超一流。素はかろうじて一流に届くかどうかの俺が、才能の塊みたいなカレラに勝てるハズがなく。

 

 結果はカレラの圧勝。割と粘ったけど、時間を無駄に消費しただけかもしれない。

 

「やっぱり能力(スキル)がないと弱いな、俺は……」

「そんなことはない。何度かヒヤリとする一撃があったし、我が君の剣は綺麗だったぞ」

「はは、ありがとな」

 

 褒めてくれたお礼をしようとカレラに目を向けて――すぐに目を逸らしてしまった。

 

「我が君? 私に何か付いているのか?」

「いや、そうじゃなくて……汗が」

 

 俺の種族は特殊で、食事も睡眠も便意も必要としない。従って汗が出ることは本来ないのだが、俺は運動量や疲れで汗が出たりするよう身体をいじっている。その方が不純物が取り除かれている気がして気持ちいいからだ。食事も睡眠も似たような理由でしている。便意だけはいらないので取り除いているが。

 

 当然、俺に過度な憧れを抱く幹部達はそれを真似する。カレラもその一人。だから彼女は結構な量の汗を流していて……服がピッタリと張り付いてしまっていた。

 

 着ているのが白シャツなのも悪かった。形のいい胸がはっきりわかるだけでなく、桜色の蕾が薄らと透けているのだ。セクハラと言われそう……というかセクハラなので注意もしづらく、小心な俺は目を逸らすしかないのである。

 

 カレラはきょとんとした顔でこちらを見ているので、多分彼女は気付いてない――本当はがっつり気付いているし、自分の胸に意識が寄せられていることを嬉しがっている――と思った俺は逃げに走る。

 

「と、とりあえずシャワーでも浴びようか。特訓を続けるにしても、一旦身体を洗ってサッパリしようじゃないか」

「賛成だ。しかし我が君、どこのシャワーを使うつもりなのだろうか?」

「え? 迷宮内のやつだけど……」

「我が君はご自身の魅力に自覚がないのかもしれないが……使ったシャワーは国宝並の扱いを受けてしまうぞ。我が君はそういうことを嫌っていただろう?」

「そんな大事になるか?」

 

 ――これは後日、カレラ自身に打ち明けられた話。俺が気まぐれで使ったシャワー室は抉り取ってでも自分の物にしようと考えている者は多数いるそうな。もし下等な存在が使えば、地獄も生温い罰を与えてやろうとも考えているらしい。

 

 理解できない言葉に俺が困惑していると、カレラが手を握って来た。

 

「だから我が君! 私の家に招待しようじゃないか!」

「それなら俺専用の風呂でも――」

「さあ行こう!」

 

 聞こえないふりをしてぶった切られた。本来なら俺の言葉を遮るなど無礼千万なのでやらないはずなのだが……やっぱりクロエとの一件が響いているのかと、それ以上考えるのをやめた。

 

 どうでもいいことを考えている間に転移魔法が完成し、二人の姿は迷宮から消え失せた。

 

 

 

 ♦♦♦

 

 

 

 最初に俺が幹部に与えた家にある造りの玄関が見えた。所々カレラの趣向でいじくられているものの、根本的な造りは同じなので一目で見抜けるのだ。とにかく、玄関が見えていたはずなのだ。

 

 しかし、だ。目の前に見えるのは天蓋付きのベッドにクッションや可愛らしいぬいぐるみ。染み付いている魔素や匂いから、カレラの所有物であるとわかる。

 

 まるで不良の隠していた一面を知ってしまった気分……と、俺の頭にそんなフレーズが横切ったが、ただの現実逃避である。

 

 簡潔に言うならば。カレラの家に転移したら、彼女の寝室らしき場所に強制転移させられ、閉じ込められて今に至る。何を言っているのかわからないかもだが、俺だってわからない。

 

 閉じ込められたと言った理由だが、この部屋に飛ばされたのと同時に結界が張られたのだ。『解析鑑定』は相棒の管理下に置かれているので、分離している俺には使えない。容易に破壊できないと感じられるだけだ。

 

「不甲斐ない……まさかウルティマの仕返しを見破れないどころか、我が君を巻き込んでしまうなんて……」

 

 俺以上にヤバいのがカレラだ。さっきまで楽しげだったのが嘘みたいに落ち込んでいる。心なしか金髪の輝きも小さくなっている。

 

「ウルティマの仕返し?」

「実はちょっとしたイタズラを仕掛けていて……絶対にやり返してくると警戒していたのだが、我が君を招待できたことに舞い上がってしまって、警戒を緩めてしまった。面目ない」

 

 なるほど。俺は純粋にカレラとウルティマの争いに巻き込まれただけか。

 

 こっそり息を吐く。またクロエみたいに犯されるかと身構えていたのだ。この落ち込み具合から嘘じゃないだろうし、疑ったことを心の中で謝っておこう。

 

「結界の破壊や解除は可能か?」

「……我が君の問いに否と答えたくはないが、不可能だな。この結界はヴェルグリンド様の“八門堅陣”を参考に構築されている。脱出のための条件を低くするかわりに、結界の強度や持続時間が底上げされているのだよ」

 

 あのヴェルグリンドの能力を再現したのか。こんな時になんだが、流石は魔法の申し子だな。

 

「“魂の回廊”を通じて座標を把握できれば――」

「……本当にすまない。私が隔離された次元で把握できるのは我が君だけなのだ。仮に我が君がこの結界の外にいたとしても、解除に十数年、長ければ数十年以上かかるだろう。私は繊細な解除が苦手だ。しかも、内部でどれだけ時間を浪費しようと外では一秒と経過していない設計になっているから、誰かの助けも期待できないな。我が君ならどうだ?」

「すまん。俺も事情があって無理だ」

 

 偉そうに“魂の回廊”で座標を把握しろなんて言った俺だが、この異空間では相棒のサポートなしに座標を把握したりできない。そもそも解析系の能力がないので欠片も役に立てない。『豊穣之王(シュブ・ニグラト)』があれば解析特化の『混沌之王(ナイアルラトホテップ)』を生み出すなりできたのに……相棒の嫌がらせで奪われている。抜け目がない。

 

 仕方ない。設定されている条件を聞こう。

 

「それでカレラ、脱出のための条件は何だ?」

「………………り……だ」

「……何て?」

「だから……私と我が君で……子作りだ」

 

 聞き間違いかと思ったけど、カレラが顔を真っ赤にしながらはっきりと口にした。

 

 どこのエロゲ―だよ……そんな現実逃避の感想が浮かぶ。

 

「我等にとって性交は苦ではない。しかし、子供ができる確率が非常に低い。それこそ年単位で毎日性交をせねばならん。その時間も普通なら一瞬に等しいが……我が君に会えないと考えれば別だ。耐えられない。我が君以外の雄に身体を委ねるのも嫌だし、我が君に数年会えないと想像するだけで気が狂いそうだ。ウルティマめ……やってくれる」

 

 ブツブツと恨み言を零すカレラだが、その目は一点に釘付けだ。恐らくそこに結界の起点でもあるのだろう。

 

 ――俺だって鈍感な自覚はある。それでも、カレラが俺に好意を寄せていることには気付いているのだ。そんな彼女が俺との性交を選ばず、結界の解除に集中する姿を見て覚悟を決めた。

 

「我が君、安心してくれたまえ! 私の全てを賭けてでも、この結界を――」

 

 何か言いながら振り向いたカレラの唇を、俺の唇で塞ぐ。そのまま衝撃がないようにベッドへ押し倒す。

 

 クロエが俺にしてきたことを振り返るように、俺はカレラの唇を吸っては舐めて、偶に噛みつく。

 

 状況を把握したカレラの顔が赤く染まった。その隙を狙って舌を入れると、反射なのか彼女の舌が俺の物と絡まり、唾液を残さず舐めとっていく。

 

「くちゅっ、じゅるる……ぷはっ……」

 

 それどころか離れ際に俺の口から吸い取った。二人の間にできるはずだった銀の糸も、カレラの中に消えただろう。

 

 俺は自分の金の瞳とカレラの金の瞳を合わせて、魔王らしい口調で告げた。

 

「カレラ」

「……はい、我が君」

「お前は今から俺に犯される。俺が満足するまで……具体的にはお前が孕むまでだ」

「!」

「返事は? 言っておくが拒否権はないぞ」

 

 俺の言葉を聞いたカレラは――とびきりの笑顔を見せてくれた。

 

「……一応、私は人間の言うファーストキスを我が君に捧げた。忠誠を捧げようと思い、実行したのも貴方が初めてだ」

 

 だから、と。カレラは俺にキスをして――

 

「私の心も身体も純潔(はじめて)も……全部もらってくれ……リムル様」

 

 

 

 ♦♦♦

 

 

 

 服を脱がす手間を惜しみ、俺もカレラも魔素の供給を断つことで服を消す。

 

 豪華なベッドの上で俺は全裸でいるのだが、足は伸ばして大きく広げている。股の間には艶めかしい裸体を惜しげもなく晒すカレラが座っており、俺の肉竿を口で奉仕していた。

 

「んぶっ、れろ……じゅぱ、じゅぱ……」

 

 竿の先から丹念に舐めながら下っていき、根元まで温かい口の中に招き入れる。招き終えたら吸い付きながら徐々に顔を上げていく。それを緩急をつけて繰り返す。表情に嫌な色は微塵もなく、自ら望んでしているのがわかった。

 

 俺はカレラの頭を労わるように優しく撫で、もう片方の手で滑らかな背中をなぞってみたり、柔らかい美乳を揉みしだく。性感帯に触れると変わる口での奉仕がとてもいい。カレラが切なげに訴えてくれば強く刺激を与える。そうすると彼女は悦んだ。

 

 ――そろそろ限界が近い。口に出すのはキツイらしいし外に出させようと、俺は声をかける。

 

「カレラ、もう出るから、口を……」

「――じゅるるるる! ちゅううっ!」

「ちょっ!?」

 

 なんとカレラは口を離すどころか、肉竿を更にくわえ込んだ。今までより数倍強い吸引も加わって、俺は我慢することもできなかった。

 

「~~~~ぁっ!」

「ッ、んぐ、ごく、ごく……」

 

 口内を埋め尽くす粘度の高い精液にカレラは目を見開いたものの、肉竿を口に入れたまま一滴も零さずに喉を鳴らして飲み込んでいく。

 

「あー……」

「……!」

 

 悪戯が成功したことを喜ぶような笑みを浮かべたカレラが身体を起こしながら口を開くと、そこには溢れそうな量の白濁液が溜まっていた。カレラは俺に見せつけるように舌でかき混ぜ、にちゃにちゃと厭らしい音を響かせる。

 

 挑発されたと受け取った俺はある命令を下す。

 

「カレラ、俺の許可があるまでそれを飲み込むな」

「!?」

 

 言うなり俺はカレラの胸を触り始めた。快感で声が漏れて精液がこぼれそうになり、カレラは慌てて口を押さえた。

 

 俺は知らないふりをしながら胸の感触を楽しむ。鍛錬でかいた汗を流してないからか、舐めたり吸ったりすると甘じょっぱい味がした。それすらも楽しみながら、膨れた桜色の乳首を噛んで左右で違う形にする。

 

 ふと下に目を向けると、びくびく痙攣するカレラの秘部から蜜が流れていた。そこに顔を近づけてニヤリと笑う。頭上で何かを悟った気配がしたが気にしない。

 

 閉じられないよう太ももに手を置いて固定し、綺麗に整った金色の茂みを眺めながら秘部に舌を這わす。しばらくの間舐め続け、一気に噴き出た汁を啜って口に含んだ。

 

 今度は俺がカレラに見せつける。意趣返しができて満足だ。

 

「飲んでいいぞ」

「……ごく、んく……ひどいぞ、リムル様」

 

 涙目のカレラを撫でる。ただそれだけで満面の笑みに変わるのだから、愛おしくて仕方がない。

 

 再び優しく押し倒す。秘部に当てるのは十分硬くなった肉竿だ。

 

「リムル様……」

 

 カレラもわかっているのだろう。俺の名前を呼んだだけで何も口にせず、俺の後頭部に手を回す。

 

 腰に力を入れて一気にカレラを貫いた。抵抗が感じられなかった彼女の膣だが、結合部からは赤い血が流れていた。

 

「ふふっ……永い時を生きてきた私の純潔だ。それを奪ったのだから光栄に思ってくれ。それとも……私の胎を孕ませるのもリムル様の子種だから、まだ喜ぶのは早いかな?」

 

 耳元で囁かれた言葉で俺の理性が引き千切られた。

 

 荒々しい音を立てながら腰を動かす。自分が気持ちよくなるためだけに少女の膣を穿つ。それでもぼんやりとした意識が艶を含んだ嬌声を認識していた。

 

 やがて腰の奥から熱が湧き上がってくるのを感じ取った。同時に、己の肉竿を包み込む蜜壺が細かく痙攣していることも。

 

「出すぞっ、カレラ……!」

「――ああ、遠慮はいらないからっ、思う存分イッてくれ!」

 

 カレラの声を聞いた俺は力任せに腰を押し込み、男の象徴を子宮口に突き刺した。我慢なんて欠片も考えることなく、子供の素となる白濁液を注ぎ込む。

 

「………………ふぅ」

 

 脈動はなんと一分近くも続いた。一回出しているのに信じられないと思いながら肉竿を引き抜くと、ごぼりっ、と泡立った精液が溢れ出てくる。世界でも有数の美しい少女、それも王の素質を持った少女を組み伏せて、ここまで汚したのが俺……そう考えた途端、肉竿は硬さを取り戻してしまった。

 

 それを見たカレラは引くこともなく微笑み、精液と淫蜜で濡れた秘部を俺に見せつけるように開いた。

 

「まだイケるだろう? 私が壊れるまで、貴方の子種を注いでくれ」

 

 ――そのセリフに耐えられるほど、俺の理性は強くなく――

 

「そんなにがっつかなくても大丈夫だ……なにせ、時間はたっぷりあるのだからな」

 

 

 

 ♦♦♦

 

 

 

「やっほーカレラ! 僕の結界はどうだった?」

「あらウル、何の話?」

「僕がカレラに仕返しで仕込んだ罠だよ。時間の流れをいじっていたから、こっちでは一瞬で解除されても中にいたカレラはもっと長い時間を過ごしてるよ」

「ふぅん。それで? どんな結界なのかしら?」

「『カレラと一緒に家に入った相手と子供を作るまで脱出不可能』を条件にした結界だよ! つまり結界が解けたってことは、カレラは子供を作ったってことさ! リムル様には簡単に解除されちゃうかもだけど、そのために時間軸をいじっておいたし!」

「あらあらあらあら! じゃあカレラ、貴女子供ができてるの!」

「……ああ、そうだよ」

「相手は誰かな? ちなみに、僕の予想では一番は剣の鍛錬をするアゲーラ、二番でエスプリ、大穴でディアブロだよ!」

「ゲルドさんの可能性もあるわね。で、誰なの?」

「リムル様だ!」

「「――は?」」

「ウル、君の罠は凄かったよ。本当に気付かなかった。そのおかげで“勇者”の匂いを私の匂いで上書きできた上に、百年近くリムル様の寵愛をこの身だけに与えられた。感謝してもしきれないくらいだ」

「「………………」」

「紅茶は遠慮させてもらうよ。リムル様との子に悪影響があるかもしれないからね! じゃっ、私はこれで帰る!」

「「……………………………………」」

 

 その日、純白のティーセットが塵になり、“白”と“紫”の悪魔公(デーモンロード)計四柱が死にかけたそうな。

 




 なんかこの話に全てを出し切った気がする。愛のあるセックス、からの妊娠が好きです。今後の話もそうなると思ってください。リムルの種族は想像にお任せします。
 
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。