※この作品はR-18です。

無職転生 18禁SS集   作:TANASOUKO

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本物語は本来の歴史よりもちょっとだけナナホシの好感度が高かったifのお話となります。


ナナホシif√

きっかけは、フィッツ先輩が召喚魔術の魔法陣のスクロールに魔力を注いだ日のことだった。

 

「ルーデウス君、これ、一枚で上級魔術と同じぐらい、消費するよ」

 

そう言ってフィッツ先輩はスクロール20枚を励起されたところで魔力が尽きた。

次の日、フィッツ先輩は来なかったが、俺がいつものようにスクロール50枚に魔力を注いだ時だった。

 

「……ねえ、もしかして、これだけのスクロールに魔力を注ぐのって、結構大変なのかしら」

 

ナナホシはつぶやいた。

仮面で表情はわからないが、思案顔をしているのではないだろうか。

 

「そうですね……自分はそんなに苦労しませんが、フィッツ先輩があの様子でしたから、一日で50枚注げる人はこの大学には他にいないんじゃないでしょうか」

 

この大学ではフィッツ先輩ほどの魔力量を持っている人を自分は知らない。

先生方を含めても俺以外は無理だろうな、と思う。

 

「……」

 

「それって、けっこう貴方に負担をかけてるってことよね」

 

「いや、僕はもともと魔力量だけは異常に多いみたいなんで全然問題ないですよ?」

 

ナナホシはそっと仮面を外す。

 

「貴方の魔力と私の知識のギブアンドテイクと言ったけど、ちょっとだけ先にお礼をした方がいいのかしら」

 

「え? ……それってどういう」

 

と。

ナナホシが俺の横に並ぶように腰掛けた。

顔が赤い。

 

ちゅ。

 

「……え?」

 

ほっぺに、ちゅーされた?

 

「げ、現役、と言っていいのかわからないけど、女子高生のキスよ……う、嬉しくないの?」

 

「……」

 

「そりゃ、私は貴方のタイプじゃないかもしれないけど、これでも学校では結構モテてた方だし。告白とかだって結構されてたんだから。その私からほっぺにキスされるなんて、光栄じゃない? ……私こんな性格だからつっけんどんに思われるかもしれないけど、別に貴方のこと嫌っているわけじゃないんだから」

 

あまりの衝撃に唖然としていると、ナナホシが言い訳のように早口でまくし立てた。

 

「……」

 

「ちょっと、何か言いなさいよ」

 

ナナホシの顔はさらに赤くなっている。

 

「あ」

 

「あ?」

 

「ありがとう……」

 

つい出てきたのはそんな言葉だった。

その言葉を聞いて、ナナホシはさらに顔を赤くした。まるでゆでだこだ。

 

「そ、そう? 貴方が喜んでくれるって言うなら、これから一日一回、このお礼をすることにするわ」

 

ナナホシは一方的に宣言した。

なんかおかしなことになってきた。

 

そう思いながらも、俺はキスされたほっぺを押さえて、顔を赤くすることしかできなかった。

 

 

---

 

 

それからしばらくして。

フィッツ先輩、いやシルフィと結婚することになった。

 

俺は家を購入して皆を集めて披露宴を開催した。

 

パーティーにはナナホシも来てくれた。

ポテチが気に入ったようで、ジュリと取り合うようにぽりぽりと囓っていた。

 

一通り皆が挨拶を終え、一通り食べて、飲んで、騒いで。

 

ふとシルフィが離れた隙にナナホシが俺のところに来た。

 

「……あのお礼は、もういらないわよね?」

 

お礼。

ほっぺにちゅーか。

 

「そうだな」

 

新婚早々浮気と思われかねない行為は避けたい。

 

と。

ナナホシは顎に手を当て何か考えるような仕草をした。

 

「……じゃあ何のお礼にしたらいいのかしら」

 

「そんなに毎回お礼をしなくてもいいんじゃないか?」

 

「いや、そういうわけにはいかないわ。……何か考えておくから」

 

「そうか」

 

別にいらないと言っても良かったのだが、それはそれでナナホシのプライドを傷つけるのかもしれない。

そう思った俺は素直にうなずいておくことにした。

 

 

---

 

 

ナナホシが決壊した。

 

約二年の集大成の魔法陣が失敗に終わった。

立ち去ろうとした俺は、ナナホシが大声を上げて自室を破壊するのを押さえつけた。

 

ナナホシの表情はやばい。顔色は青く、目はうつろ。クマができていて、唇は白く血の気が引いている。

俺はシルフィと相談して、しばらくナナホシを家に泊めることにした。

 

ザノバにナナホシを家まで運んでもらった後、俺はナナホシを寝かせたベッドの横に座っていた。

 

「……ねえ」

 

「どうした?」

 

ナナホシが口を開いた。

 

「お礼。たまってたわよね」

 

ほっぺにちゅーの代わりか。

あれ以来、ナナホシは代わりを思いつかなかったようで、何もしてもらっていなかった。

 

「そうだな……でも今はそんなのどうでもいい」

 

「抱いて」

 

「……え?」

 

「私を抱いて。それがお礼代わり。……無茶苦茶にしてくれない?」

 

「……ダメだ」

 

ナナホシは自暴自棄になっている。

こんな状態で関係を持ったところで、後で後悔するに決まっている。

 

しかも俺は新婚だ。

まだ結婚したばかりだというのに、浮気なんてしたくない。

俺はシルフィ一筋なのだ。

 

ナナホシはその後は何も言わず、黙り込んでしまった。

 

 

---

 

 

ペットボトルの召喚に成功した。

魔法陣を紙一枚ではなく、立体構造にすることで、繋がらなかった回路をつなげることができたのだ。

 

ナナホシはあの時の落ち込みようからは想像できないほど喜んだ。

 

そして、酒場に繰り出すことにした。

 

実験に付き合ってくれたザノバ。クリフ。エルナリーゼ。

移動中に加わったリニア。プルセナ。シルフィ。バーディガーディ。

 

上機嫌のナナホシは日本語でアニソンを歌っていた。

俺は酔っ払ったシルフィとイチャイチャしていた。

 

と。

俺がトイレに立ったとき、ナナホシと一緒になった。

まぁたまたまだろう。

お互い結構な量を飲んでいるからな。

 

と思っていたら、ナナホシが俺の手をむんずと掴んだ。

 

「え?」

 

ナナホシの顔が目の前に迫っていた。

 

ちゅっ。

 

「……」

 

呆然とした。

ほっぺではない。

口に、キスされた……。

 

「たまっていたお礼の分よ」

 

酒とは違う赤い顔をしたナナホシ。

 

「シルフィには内緒よ」

 

そりゃそうだ。

俺だって言えない。

 

呆然とする俺を置いて、ナナホシはトイレに行ってしまった。

俺は間抜けな顔をして、口を押さえて立ち尽くすことしかできなかった。

 

 

---

 

 

妹たちがやってきた。

ノルンは引きこもったがなんとか解決した。

そして、手紙が来た。俺はベガリット大陸に行くことにした。

 

ナナホシの協力により、転移陣を使ってベガリット大陸に行った。

 

そして俺は、父パウロを失い、母ゼニスを――廃人となっていたが――助け、ふたりめの妻としてロキシーを迎えた。

 

しばらく経って。

ナナホシはペットボトルキャップの召喚に成功。

 

その数ヶ月後。

リニア、プルセナの卒業式の翌日。

ナナホシはスイカの召喚に成功した。

 

その晩の宴会。

 

スイカを切って試食した後、俺がトイレに立つと、はかったかのようにナナホシもトイレに立った。

思わず身構える俺。

前回はここでいきなりキスされたのだ。

 

「……もう、そんなに身構えないでよ」

 

あきれ顔のナナホシ。

 

「だって、俺にはもうふたりも妻がいるんだぞ」

 

「逆にふたりいるんなら少しは浮気に寛容になるんじゃないの?」

 

「え」

 

いやいや、そんなことはない。

うまくいっているのはシルフィとロキシーが互いに認め合っているからだ。

あのふたりだからうまくやっているのだ。そうに違いない。

 

「というわけでキスはなしにしよう」

 

「嫌よ」

 

「えっ?」

 

とさ。

ナナホシは俺の両手を掴む。

軽く壁に押しつけられた。

 

ちゅるっ。

 

「!」

 

舌が入ってきた。

 

「んん……」

 

ちゅっ、ちゅぷっ。

 

ナナホシの舌が俺の口腔内を蹂躙する。

 

「ぷはっ」

 

30秒くらいだっただろうか。

たっぷりとディープキスされてしまった。

 

「ナナホシ……」

 

「……これは、お礼じゃないわ」

 

俺の目を見ずにナナホシが言う。

 

「私が、ご褒美を欲しかったの」

 

そう言ってナナホシはトイレに向かう。

俺は今日も、それを見送ることしかできなかった。

 

 

---

 

 

スイカの召喚に成功したナナホシはこれまでの礼だと言って、召喚魔術の権威を紹介してくれると言う。

甲龍王ペルギウス。

魔神殺しの三英雄のひとりにして、空中城塞ケィオスブレイカーの主。

 

謁見は問題なく終了した。

だが、その後が問題だった。

 

ナナホシが倒れたのだ。

ドライン病。

生来魔力の弱い人間がかかり、10年程度で死に至る病。

 

死にたくない、と言って泣くナナホシ。

 

俺はナナホシの病の治し方を唯一知っているだろう存在、魔界大帝キシリカ・キシリスを訪ねることにした。

 

 

---

 

 

俺たちはキシリカ・キシリスを発見し、ドライン病に効く唯一の薬、ソーカス草の存在を知った。

しかし、同じくそのキシリカを探していた不死魔王アトーフェラトーフェと戦いになってしまった。

 

最後にはペルギウスがアトーフェを倒してくれた。

その時俺たちは俺が自爆覚悟で放った電撃(エレクトリック )の衝撃で、全身に大火傷を負っていたが、クリフ先輩に治してもらった。

 

無事、ケィオスブレイカーに帰還。ソーカス草も持って。

 

ナナホシは助かった。

当分は安静が必要なようだが。

 

俺に恩を返しきれない、と言って泣くナナホシの姿は新鮮だった。

 

小さいことをこまめに相談するよ、と言って終わりにしたが、ナナホシは何かを考えているようだった。

 

 

---

 

 

そして俺は日記を書き、未来から来た俺自身に会った。

俺がヒトガミに騙されたこと。ロキシーとシルフィを失うこと。

未来から来た俺は、エリスに手紙を書け、ナナホシに相談しろ、ヒトガミを疑い信用するな、そう言って死んだ。

 

俺はナナホシに相談し、ナナホシは俺とナナホシが未来から送り込まれたのではないか、と仮説を立てた。

だが俺はそんなナナホシに土下座をし、オルステッドを殺すために力を貸して欲しいと言った。

困惑したナナホシだったが、了承を取り付けた。

 

そうして俺は、考えられるあらゆる準備を行い、オルステッドに戦いを挑んだ。

 

結果は敗退。

途中、エリスとギレーヌが駆けつけてくれたが、最後には俺はオルステッドの足下にひざまずき、敗北を認め忠誠を誓った。

 

 

---

 

 

そうして俺はオルステッドの配下となった。

彼からヒトガミについてのことや自身の思惑について聞かされ、ヒトガミの使徒から家族を守るための召喚魔術のスクロールをもらった。

それからエリスと結婚した。

そして、俺はオルステッドの指示でアリエルを王位に就けるために動くこととなった。

 

そして、アリエルはペルギウスの協力を取り付けることに成功した。

 

その日。

俺はナナホシの部屋で話をしていた。

 

ケィオスブレイカーにはいくらでも話のできる茶室があるのだが、なぜかナナホシが自分の部屋に来て欲しいと言ったのだ。

 

「……なんだ、ナナホシ。改まって」

 

「ずっと、考えていたのだけれど」

 

「何を?」

 

「あなたへのお礼」

 

「小さい相談事でいいって言ったろ」

 

「命を助けてもらったのよ。そんなもので釣り合うはずないじゃない……だからね」

 

はらり。

ぎょっとした。

ナナホシが上着脱いだのだ。

続いて、スカートに手をかけると、はらりと落ちる。

 

ブラジャーとパンツがあらわになる。

 

「……だ、抱いてくれない?」

 

「……なんでそんな」

 

「私には他に差し出せるものがないもの……あとは召喚魔術のスクロールを完成させるだけ。それもおそらくあなたに魔力を注ぎ込んでもらうわ。そして、それが成功したら私はこの世界からいなくなるの。最後までお礼ができないままで」

 

「……」

 

「お願い。誰にも言わないわ。シルフィにもロキシーにも、エリスっていう新しい奥さんにも」

 

「……この城塞にいる限りペルギウス様にはばれるだろう?」

 

「ペルギウス様には私が口止めを頼んであるわ」

 

もう逃げ道が塞いであった。

 

「ねぇ、お願いよ……私に心残りを残させないで」

 

ナナホシの顔が迫ってくる。

拒絶することは簡単だ。

だが、それは正しいのか。

ここで拒絶したらナナホシにはお礼できるものは完全になくなるだろう。

それは、ナナホシに一生ものの後悔を与えることになるんじゃないのか。

 

ああ。頭が回らない。

 

そうこうしているうちに、ナナホシの顔は俺の視界いっぱいに広がり――

 

――俺はナナホシにキスされていた。

 

 

---

 

 

ちゅっ、ちゅくっ。

 

一言で言ってしまえばナナホシのキスは稚拙だった。

いつだったか、キスもまともにしたことないって言ってたもんな。

 

だが、懸命さを感じる。

と、ナナホシが顔を離す。その顔は赤く染まっていた。

 

「……ゴメンね。私、奥さんたちに比べて下手でしょう?」

 

「……」

 

「だけど、精いっぱいサービスするから……」

 

俺はナナホシの手により服を脱がされた。

合間合間にナナホシはキスを繰り返す。

 

ベッドに横たえさせられた。

 

ナナホシは口唇にキスを繰り返しながら、俺の身体をまさぐる。

その手は稚拙で、おっかなびっくりと言う言葉がよく似合う。

 

やがて、ナナホシは口元へのキスをやめると、頬、首筋、胸元、乳首とキスをしてくる。

 

ちゅっ。ちゅっ。ちゅっ。

 

稚拙ながら、必死に俺を気持ちよくさせようとしてくるナナホシの気持ちが伝わってくる。

ナナホシの手が股間にかかる。

 

俺の息子はもう大きくなっていた。

 

ナナホシはゆっくり握ると、怖々としごき始めた。

 

「こ、こうすると、気持ちいいのよね?」

 

「ああ……そうだよ」

 

軽い気持ちよさが伝わる。

俺はゆっくりと身体を起こすと、ナナホシの身体に手を伸ばした。

 

ブラのホックを外す。

 

「あ……」

 

「パンツも脱がすよ……」

 

「う、うん……」

 

そうして、ナナホシも産まれたままの姿となった。

ふたり、膝立ちとなり、ゆっくりと抱き合う。

改めて、俺の方からキスをする。

 

ちゅっ、ちゅばっ、ちゅっ。

 

舌を入れると、おずおずとナナホシも舌を伸ばしてきた。

 

ぺちょっ、れろっ。

 

舌が絡み合う。

軽く口を離すとナナホシは「はぁっ……」と大きく息をついた。

 

もう一度口づけをしながら、俺はナナホシの胸に手を伸ばした。

 

「あ……」

 

大きくも小さくもない、という胸だ。

標準的な女子高生のおっぱい、と言っていいのだろうか。

 

乳首はすでに硬く隆起していた。

指先で転がすように刺激する。

 

「あ、ああっ」

 

ナナホシがあえぐ。

 

「……あなたの方が上手いから、これじゃお礼にならないじゃない」

 

ちょっと不満げにナナホシがつぶやく。

 

「そんなことないさ。俺も気持ちいいよ」

 

俺も囁きかえす。

 

69の体勢になった。

 

俺はナナホシの秘所をゆっくりと触る。

軽く濡れた割れ目は指でなぞると糸を引いた。

 

ちゅっ、ちゅっ。

 

割れ目にキスをする。

 

「あ……ああ……」

 

ナナホシが快感の声を上げる。

と、俺の下半身にも快感の電流が走った。

ナナホシが俺の息子を咥えたのだ。

 

「ん……んちゅ……ぷはっ」

 

経験もないだろうに、ナナホシは必死な表情で俺の息子を刺激している。

その姿に俺はなんだかキュンときてしまう。

 

ちゅるっ、ちゅぱっ、じゅぱっ。

 

返礼として、ナナホシの秘所を舐めあげる。

舌で割れ目をこじ開け、舌を突き入れる。

舌を滑らせ、クリトリスを刺激する。

 

「あ! うん! ああっ!」

 

ナナホシが俺の息子から顔を離し、身体をひくつかせる。

その口撃を何度か繰り返すと、ナナホシは身体をぴくん、ぴくんと痙攣させ、俺への愛撫を完全にやめてしまっていた。

ナナホシの秘所はすっかり濡れきっており、受け入れる準備が整ったように見える。

 

身体を起こす。

ナナホシの下半身に俺の下半身をあてがう。

 

「ナナホシ」

 

「……は、はい」

 

すっかり上気した顔で応えるナナホシ。

 

「……初めてだろ。ゆっくりするからな」

 

「お、お願いします」

 

ずっ。

すこしだけ先っぽを挿入する。

 

先の方に抵抗を感じる。

これが処女膜か?

 

少しだけ力を入れて押し込む。

 

「んっ」

 

ナナホシが痛そうな顔をする。

そこで止めて様子を見る。

 

「だ、だいじょうぶ……続けて」

 

ナナホシは痛みをこらえるような顔をしながら言う。

 

「わかった」

 

もう少しだけ力を入れる。

 

ずるっ。

 

さらに少し奥まで入った。

 

「あうっ!」

 

ナナホシは身体を痙攣させる。

 

「痛いか」

 

「ううん……我慢できるわ」

 

「そうか」

 

さらに力を込めた。

 

ずりゅっ。

 

一気に抜けた感覚があった。

 

「ああっ!」

 

ナナホシが声を上げる。

 

「ナナホシ、奥まで入ったぞ……」

 

「うん……わかるわ」

 

ナナホシは自分のへその下に手を当てる。

 

「は、入ってる……」

 

「動いて、いいか?」

 

「うん……うん……」

 

ゆっくりと抽送を始める。

はじめ痛そうにしていたナナホシだが、やがて快感の方が上回ってきたのか、「あっ」と快楽の声を上げ始めた。

 

ぐちゅっ。くちゅっ。

 

ナナホシの秘所がいやらしい音を立てる。

 

「ナナホシ、気持ちいい……」

 

「ねぇ、ルーデウス……名前、名前で、呼んで……」

 

「ああ、わかった……静香(しずか)

 

「!」

 

その瞬間、ナナホシの膣内(なか)がきゅっと締まった。

 

「うっ」

 

思わぬ不意打ちに声を上げる俺。

 

「ねぇ……そろそろ……出そう?」

 

つらそうなナナホシの声。

初めてだからな。痛いものは痛いのだろう。

 

「もう少し……」

 

言って、抽送の速度を上げる俺。

 

ぐちゅっ、くちゅっ、じゅぷっ。

 

「ああっ……あっ!」

 

ぴくん、ぴくんと身体を震わせるナナホシ。

 

「あぁ、そろそろ出るよ、静香……」

 

「うん。……うん。私、生理ないから、中に出して……」

 

「ああ……」

 

じゅぷっ。じゅるっ。くちゅっ。

 

ナナホシの秘所が俺の息子を締め上げる。

俺の息子が限界を迎える。

 

「くっ、出るっ!」

 

「ああっ!」

 

俺が身体を震わせた。

ナナホシは声を上げてそれを受け止めたのだった。

 

 

---

 

 

「ありがとうございました」

 

礼を言って、頭を下げたのはナナホシだった。

 

「……なんでナナホシが頭を下げるんだ」

 

終わった後も静香と呼ぶのはなんとなく控えられたため、いつものナナホシ呼びに戻った。

 

「少しでもお礼ができたので」

 

「もう十分じゃないか?」

 

「いや……まだ全然返せてないわ。……ケィオスブレイカーに来る度に、私の部屋に寄ってくれない?」

 

「えっ」

 

「次は、もしかしたらその次かもしれないけど、きっと、もっと満足させてあげるから……」

 

ちゅっ。

 

ナナホシがキスをしてくる。

 

「ああ……」

 

俺にはそう返事をすることしかできなかった。

 

不貞。浮気。不義。

そんな言葉が頭をよぎる。

 

だが今のナナホシの誘いを拒絶したら、こいつがくれた『初めて』が意味をなくしてしまうように思えた。

 

 

---

 

 

アスラ王国の戦いはアリエルの勝利に終わった。

その次にシーローン王国での戦いがあったがこちらは失敗に終わった。

その後ミリシオンへ。母ゼニスがさらわれるという一幕があったがなんとか平和裏に解決できた。

合間に細かい仕事があったがだいたい上手くいった。

 

その間、ナナホシは幾度となく誘いをかけてきた。

俺はそれに応え何度もナナホシを抱いた。

 

ちなみにシルフィとロキシーとエリスにはすぐ白状した。

ナナホシは妻になりたいわけではなく、お礼として身体を差し出すことしかできないんだと説明すると、三人ともなんだか納得した表情で、それ以上は何も言わなかった。

 

そして、俺はギースに対抗するためエロ断ちをした。

と、いうことをナナホシに説明したのだが。

 

「妊娠によって運命力が落ちるのが問題なんでしょう? 私は妊娠しないから大丈夫ね。ペルギウス様も守ってくれるし」

 

という一言でナナホシだけはオッケーという風潮になってしまった。

 

 

---

 

 

そうして、ついにナナホシの帰還用魔法陣は完成した。

直径50m、高さ1m。

2万5千枚の石版に構築された巨大魔法陣。

 

いくつもの実験を繰り返し、転移が上手くいったかを確認し。

ついに3日後、ナナホシ自身を送ることとなった。

 

「ボクたちはいいから、ナナホシと最後のお別れをしてきなよ」

 

シルフィたちはそう言って、俺を送り出した。

 

ナナホシの部屋。

幾度、ナナホシと交わっただろう。

それも、もう終わる。

 

「ルーデウス」

 

ナナホシは、俺の姿を見ると駆け寄り、抱きついてきた。

 

「今日でこの関係も終わりだ」

 

「そうね……」

 

「お前はもう十分お礼をしてくれたよ」

 

「いいえ、私は納得してないわ」

 

ぱさり。

ナナホシの服が落ちる。

 

ナナホシは慣れた手つきで俺の服を脱がせた。

 

ちゅっ。

 

キスをしてくる。

ついばむように、名残を惜しむように。

 

舌が入ってくる。

俺も舌を出し、応える。

 

互いの手はしっかりと相手の身体に回されている。

 

やがて、ナナホシは俺の身体をベッドに押し倒すと、息子を手に取る。

 

ちゅっ。ちゅばっ。ちゅるっ。

 

この数年で、驚くほど技量を上げたナナホシは、的確に俺の急所を攻めてくる。

あっという間に、俺の息子は元気に屹立した。

 

「ん……」

 

ナナホシは俺の腰の上にまたがると、息子を秘所に押し当てる。

 

ずぶずぶ。

 

ナナホシが腰を下ろし、俺の息子はナナホシの中に吸い込まれた。

 

「あっ……ルーデウス……」

 

「静香……」

 

互いの名を呼び合う。

ナナホシは腰を動かしながら、俺の顔にキスの雨を降らせてくる。

 

じゅっ、じゅるっ、じゅぷっ。

 

ナナホシの腰の動きに従って、卑猥な音が立つ。

ナナホシは俺の胸元に頬を押しつけると、腰の動きを激しくした。

 

「あっ! ああっ!」

 

ナナホシ自身の嬌声が上がる。

 

「うっ!!」

 

中がきゅうきゅうと締め付けてきて、俺はひとたまりもなく一度目を発射した。

 

 

俺はゆっくりと身体を起こすと、正常位の体勢になる。

キスをしながら、挿入をする。

 

ナナホシの中はかなりきつい。

出したばかりだというのにすぐ発射してしまいそうだ。

 

ナナホシは俺と舌を絡ませ合いながら、中をきゅっ、きゅっと締め付けてくる。

 

「静香……そんなに締めたら、すぐ、出ちまう……」

 

「いいよ、出してっ……出して、ルーデウス……!」

 

ぎゅうっと締め付けてくる。

導かれるように射精感がこみ上げてくる。

 

「あっ! 静香っ! 出るっ!」

 

「ルーデウスっ! 好きっ! 好きぃっ!」

 

互いに固く抱きしめ合いながら。

俺はナナホシの中に二発目を発射した。

 

 

---

 

 

それから後背位で一回。座位から正常位でもう一回。

 

全てが終わると、ナナホシは居住まいを正し、俺の前に正座をした。

 

「本当に……ありがとうっ……ございました……」

 

ナナホシの声が震えている。

ナナホシの目からも、俺の目からも、涙が止まらない。

 

帰らないでくれ。

言葉が腹の内にこみ上げる。

 

だがそれは言えない。

言うわけにはいかない。

 

そのために。

そのためだけにナナホシはこの15年を費やしてきたのだ。

 

今さらだ。

俺たちは出会いの時から、ナナホシの帰還のために協力してきたのだから。

 

――永遠に別れるために。

 

 

---

 

 

そうして、ナナホシは2日後、俺の家に風呂に入りに来て、泊まっていった。

 

そして次の日。

 

――帰還実験は、失敗に終わった。

 

ナナホシは、未来にその原因があると考え、ペルギウス配下の時間のスケアコートの力を使うことにした。

寝ている自分の時間を止め、未来で目覚める。

 

月に一度目覚めるとはいえ、未来へ行くことにしたのだ。

 

俺に否やはない。

そもそも俺が口を挟むことなどできはしないのだ。

 

ナナホシは1年に12日だけ過ごす。

10年で120日。だいたい30年で1年。

 

ナナホシの主観で1年が過ぎる頃、俺は54才だ。

 

俺と、ナナホシの時間は引き裂かれる。

 

俺は明日へ。

ナナホシは未来へ。

 

だが、少しだけ安堵もあった。

 

永久の別れではなくなったのだ。

 

また、会うことはできる。

 

そうだな。

せめて。

――ナナホシが起きる頃には、元の世界に近い味の食事を用意することにしよう。

 

 




18禁二次創作を日々公開しつづけ1週間。
ついに評価をいただけました。感無量です。

評価ボタンを押していただけると私のやる気が出ます。
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