夕日の差し込む空き教室。
俺はフィッツ先輩に呼び出されていた。
「どうしたんです、話って……」
「う、うん……その、ルーデウス君……」
何だろう。
フィッツ先輩にはもう後がないような焦燥感を感じる。
「ルーデウス君って、フィットア領のブエナ村出身、だよね……?」
「そうですが」
ごくり、とフィッツ先輩は喉を鳴らした。
と、フィッツ先輩の手が動いた。サングラスに向かって。
「……」
サングラスが取られた。
覚えがある。
その顔立ちには、確かに覚えがある。
はじめは美少年だと思った顔。
大人になればきっと美しくなるだろうと思った顔だ。
サングラスをしていたとはいえ、何で気づかなかったのだろう。
ああ。髪の色だ。
当時は緑色の髪をしていたのだ。
今は綺麗な白髪となっている。
「……シルフィ」
思わず声が出る。
「はい……。ボクは、ブエナ村の、シルフィエットです……」
目に大粒の涙をためて、シルフィは頷いた。
そっと抱きついてきた。
受け止める、俺。
「ずっと、ずっと言いたかった……でも、忘れられていたらと思って、怖くて……」
えぐえぐと泣きじゃくりながら言うシルフィ。
俺はそんなシルフィの頭をそっと撫でる。
「シルフィのこと、忘れるわけないじゃないか」
「うん、……でも、もしもって思うと……ボク、ボク……」
さらに泣き続けるシルフィ。
よしよしと背中を撫でてやる。
---
「ルディ」
「ん」
しばらく撫でていたら、ようやく落ち着いてきたのか、シルフィが顔を上げた。
「……好きです。ブエナ村の頃からずっと好きでした。今はもっと好きです。ずっとそばにいたいです」
告白だった。
昔の俺に依存していた時のシルフィとは違う。
フィッツ先輩として、この1年間付き合ってきた。
もうシルフィはひとりで立っている。
その上で、俺を好きだと言ってくれている。
胸がかっと熱くなった。
だが。
だが、俺には。
「シルフィ……俺にはもう、妻がいるんだ」
「うん、アイシャちゃんだよね……」
そうか、ブエナ村で転移事件までは一緒に過ごしていたか。
「ル、ルディはさ。……ふたりめの奥さんとか、考えられない?」
シルフィは真っ赤な顔をしてそう言った。
ふたりめの妻か。
思い出すのはパウロとゼニス、そしてリーリャの姿だ。
実例があるから、あり得ないとは思わない。
正直、告白してきたシルフィに心惹かれる思いはある。
この学園に来てから、フィッツ先輩としてたくさん世話になった。
一時はフィッツ先輩と一緒にいる時間が癒やしだとも思った。
男かもしれないと思いつつも惹かれていた時期があった。
そんなフィッツ先輩が、実はシルフィで、ずっと俺のことを想ってくれていた。
正直嬉しい。
だが、アイシャはどう思うだろう。
妹でありながら俺はアイシャを愛してしまったし、アイシャもまた兄である俺を愛してしまった。
アイシャにとって、他人の入り込む余地などないかもしれない。
だが俺にはシルフィの気持ちに応えたいという気持ちは確かにある。
一度アイシャに聞いてみるしかないか……。
「まずアイシャと話をしてから考えたい。時間をもらえないか」
俺はシルフィにそう言った。
シルフィはこくん、と頷いた。
---
「……シルフィエットお姉ちゃん? いいよ」
意外にもアイシャは即答だった。
「……本当にいいのか?」
夕食後。
話があると言った俺。
向かい合って、俺は話した。
ずっと大学で世話になっていたフィッツ先輩という人が実はシルフィだったこと。
告白されて、2番目の妻にして欲しいと言ってきたこと。
俺自身、シルフィを憎からず想っていること。
アイシャはにぱっと笑った。
「あたし、転移事件まではシルフィエットお姉ちゃんのことよく知ってたから。お姉ちゃんは、うちに来て家事とか礼儀作法とかすっごい頑張っていたんだよ。いつかお兄ちゃんと結婚するときに恥ずかしくないようにって」
そう言えばロアにいた頃、手紙でそんな話を聞いた覚えがあった。
「あたしはその頃はあんまりお兄ちゃんのこと知らなかったでしょ。お母さんはとにかくすごい人だってお兄ちゃんのことを言うだけだったし。でもね、シルフィエットお姉ちゃんが汗だくになって稽古しているのを見ると、お兄ちゃんはこんな風に想われてる人なんだなって言うのはすごく印象に残っているんだ」
「そうだったのか」
「妻にするうんぬんは一回置いといても、一度うちにシルフィエットお姉ちゃん連れてきてよ。あたしも会いたいから」
「わかった」
---
次の日、シルフィは俺のうちに来た。
アリエルは気を利かせたのか、翌日まで休みでいいと言ってきたのだ。
「ここが俺の家だ」
「お、おじゃまします……」
ドアが開く。
「ただいま」
「おかえりー!」
いつものようにアイシャが飛び出してきた。
「あ、アイシャちゃん……」
「あ! シルフィエットお姉ちゃんだよね! ……ようこそいらっしゃいました」
一声かけた後、メイドらしくうやうやしい挨拶をするアイシャ。
「……ボクのこと、覚えてたんだ」
「うん!」
言って、アイシャはシルフィに抱きついた。
「また会えて嬉しいよ、シルフィエットお姉ちゃん!」
リビングに移動する。
お茶の用意をして俺の隣にアイシャが座る。
向かいにシルフィ。
「それで、今日はお兄ちゃんと結婚したい、って話でいいんだよね?」
アイシャが早速切り出した。
「う、うん……アイシャちゃんには嫌な話だよね……後から出てきて……」
「んー」
アイシャはちょっと考えるようなそぶりをした後、にこっと笑った。
「んーとね、あたし、小さい頃からシルフィエットお姉ちゃんを見てて、『あー、この人がお兄ちゃんのお嫁さんになるんだろうな』って思ってたんだ」
「……そう、なの?」
「うん。だってシルフィエットお姉ちゃんは、お母さんに家事や礼儀作法を教わりながらずっと『ルディは喜んでくれるかな……』ってずっと言ってたもん。あー、この人はお兄ちゃんのことがホントに好きで好きでたまらないんだなぁってずっと思ってたよ」
「……」
恥ずかしそうに身を縮めるシルフィ。
耳がぴこっと下がる。
「だからね、あたしは嬉しいんだ。お兄ちゃんのことをずっと想っててくれた人が、今も変わらずにお兄ちゃんのことを好きでいてくれたって」
「……で、でも、アイシャちゃんもルディのことが好きなんでしょう?」
「そうだよ」
あっけらかんと言うアイシャ。
「でもね、あたしは妻じゃなくても妹だから。お兄ちゃんが幸せになれるんならもうひとり奥さんが増えても全然問題ないよ」
「そ、そうなんだ……」
なんかふたりの間だけで話が解決しようとしてる。
俺マジ蚊帳の外。
と思っていたら。
「お兄ちゃん」
くるりとアイシャが俺の方を向いた。
「なんだ」
「奥さんがふたりになったら、愛情は減る?」
「減らない。どっちも愛せる」
「ふたりとも幸せにするって約束できる?」
「……約束する」
「じゃあ、問題ないね!」
アイシャはにぱっと笑った。
なんか完全にアイシャに主導権を握られている俺。
でも悪い気分じゃない。
アイシャがシルフィをちゃんと受け入れようとしてくれるのはいいことだ。
---
その後、アイシャとシルフィと3人で食事をした。
「あ、なんか懐かしい味……」
「シルフィ姉わかる? ブエナ村にいたときと同じような味付けにしてみたんだ」
「そうなんだ。やり方教えてくれる?」
「うん。もちろん」
なんかいきなり打ち解けているようでびっくりだ。
呼び方もシルフィエットお姉ちゃんからシルフィ姉に変わっている。
「それでさお兄ちゃん」
「うん?」
「まだシルフィ姉とはしてないの?」
ぶっ。
お茶吹いた。
「そ、そりゃ、まずはお前に会わせるのが先だったし、いきなりそんな、なぁ……」
「ふーん……シルフィ姉」
「は、はい」
「お兄ちゃんとしたい?」
「え、あ、その……う、うん……」
真っ赤な顔をしてシルフィが頷く。
「今日していく?」
アイシャは良くも悪くも開けっぴろげだな。
「え、そんな、でも、……アイシャちゃんに悪く、ない……?」
「んー」
にやり。
アイシャが悪そうな微笑みを浮かべた。
「シルフィ姉、はじめてだよね?」
「う、うん……」
「じゃああたしも手伝う! ……いいよね、お兄ちゃん」
「えっ!?」
急展開過ぎてついて行けない。
シルフィとはじめて。ただしアイシャ付き。
「俺は、その、イヤじゃない、けど……シルフィは、イヤじゃないのか」
「ボ、ボクは……その……ルディとアイシャちゃんに混ぜてもらうだけで、十分すぎるっていうか……」
「3人ともイヤじゃないなら決まり! だね!」
アイシャはにっこりと笑った。
---
「いきなり一緒にお風呂はシルフィ姉に刺激が強すぎるからお兄ちゃんはダメです」
そう言ってアイシャはシルフィと風呂に行ってしまった。
「はぁ……」
昨日シルフィに正体と想いを告白された。
それをその日にアイシャに報告した。
今日シルフィを連れてきたてアイシャに会わせた。
昨日の今日で展開が早すぎる。
「出たよー」
アイシャが声をかけてくる。
「じゃあ、俺も風呂に……」
「あ、お兄ちゃんは後でいいよ」
「え、汗臭いだろ」
「それがいいの!」
謎の説得。
俺はアイシャに連れられて、寝室に向かう。
ベッドの上には、もうシルフィが座っていた。
「よ、よろしく……おねがい……します」
風呂上がりのためか、耳まで赤くしてシルフィが言う。
「ああ、こちらこそ」
「ええっと、シルフィ姉、キスとかもしたことないよね?」
「う、うん」
「じゃあまずあたしがお兄ちゃんとするから、おんなじようにしてみよう!」
「わ、わかった」
言うが早いが。
アイシャは俺にキスをしてきた。
ちゅっ。
ちゅぶっ。ちゅるっ。
はじめはソフトに。
途中から舌を入れてきた。
アイシャの舌が俺の口腔内を蹂躙する。
薄く目を開くと目の前にアイシャのうっとりとした顔が見えた。
俺も舌を伸ばし、アイシャに応える。
ふたりの舌が絡み合う。
先端と先端が触れると、ぴりっとした快感が走る。
その様子を、シルフィは目を見開いて、食い入るように見ていた。
「んふ……じゃあ、次はシルフィ姉ね」
口元のよだれを拭きつつ、アイシャが言う。
「シルフィ……」
「ルディ……」
顔が近づく。
ちゅ。
軽く、口唇が触れる。
その途端、電流が走ったかのようにシルフィの身体がびくっ、と震えた。
ちゅっ。ちゅっ。
軽くついばむようなキスを繰り返す。
シルフィもおそるおそるといった様子でこちらに応えてくる。
「……じゃあ、そろそろ舌出してみる?」
アイシャが横でささやく。
その言葉に従って、舌を伸ばす。シルフィの口唇をちょいちょいとつつく。
「ん……」
シルフィもそれに応え口唇を開いた。
俺の舌がシルフィに侵入する。
歯をそっと撫でる。
歯が開いて、中からシルフィの舌が出てきた。
舌が絡み始める。
「ん、んんっ……」
シルフィが軽くあえぎ始める。
感じているのだ。
俺とのキスで。
その声に興奮した俺はさらに深くシルフィの口腔内に舌を送り込む。
シルフィの歯の裏を舌でなぞる。
「んっ……んっ……」
シルフィの身体がぴくっ、ぴくっと震える。
「ぷはっ……」
十分にシルフィを蹂躙した俺は口を離す。
シルフィは耳まで真っ赤にしたままぽーっとした顔をしている。
「んふふ……」
アイシャも赤い顔をして嬉しそうだ。
アイシャも見ることで興奮しているのかもしれない。
---
「じゃあお兄ちゃん、横になって」
そう促され、俺は全裸でベッドの上に横になった。
アイシャとシルフィもそれに従って服を脱ぐ。
よく知ったアイシャの裸体と並ぶシルフィの裸体。
胸は控えめ……というより、ほとんどまな板に近い。
腰も細い。だがくびれはしっかりとある。
尻も肉が少ない。
全体にスレンダーだが、それはそれで統一感があり、実に綺麗だ。
「シルフィ姉、あたしがお兄ちゃんを気持ちよくしていくから。一緒にやってみて」
言って、アイシャは俺の身体にぴったりと身体を寄せると、頬、首筋、胸板とキスをしていく。
シルフィもこわごわと俺の身体に身体をくっつけると、控えめに頬にキスをしてくる。
「アイシャ」
「ん、何お兄ちゃん」
「俺も触っていいのか?」
「ん、いいよ」
許可が出たのでふたりの身体に片方ずつ手を伸ばす。
肩の辺りから手を滑らす。
「んふふ」
アイシャはくすぐったそうに笑う。
「あっ……ルディ……」
シルフィは俺の手が触れるとぴくぴくと身体を痙攣させる。
「シルフィ姉、敏感なんだね……」
アイシャがそう言いながら俺の乳首に舌を伸ばす。
れろれろっと舐めあげる。
俺の手は胸に到達した。
全く大きさの違うふたりのおっぱい。
年の割にずっしりとした重量感のあるアイシャのおっぱい。
ほとんど膨らみはなく乳首だけが屹立したシルフィのおっぱい。
違いを味わいながらゆっくりともみほぐす。
「あ、あの、ルディ……」
恥ずかしそうにシルフィが言う。
「つまらないでしょ……ボクの胸、全然ないから……」
なんだか申し訳なさそうに言うシルフィ。
急に愛しさが胸にこみ上げてくる。
すっと身体を起こすと、シルフィを押し倒す。
「る、ルディ?」
ちろちろとシルフィの乳首を舐める。
「あっ! ……ああっ」
シルフィが大きなあえぎ声を上げる。
「もう、仕方がないなぁ、お兄ちゃんは」
アイシャは俺の横に膝立ちになると、俺の頭を抱え込み頬にキスをした後、耳を甘噛みし始めた。
「あっ! ルディ、それ……それ、気持ちいいよ……」
シルフィはうっとりとした声を漏らす。
俺はしばらくシルフィの乳首を舐め続けた。
---
「じゃお兄ちゃん、そろそろ下の方も刺激してあげて」
アイシャにそう促され、俺はシルフィの下腹部に移った。
「ああ……ルディ、恥ずかしいよ……」
シルフィが手で秘所を隠そうとしたが、そっとアイシャが両手を捕まえた。
「シルフィ姉、だーめ」
アイシャの目にはいたずらっぽい輝きが宿っている。
俺はシルフィの秘所をじっくりと見る。
胸に似て控えめな印象を与える割れ目。
入り口は未通を示すかのようにぴったりと閉じられている。
びらびらはほとんどない。
だが割れ目の下の方からは興奮の証――愛液が、てらてらと部屋の明かりを反射し、光っていた。
「綺麗だよ、シルフィ……」
そう言って俺は顔を近づけた。
ちゅぱっ。
割れ目にキスをする。
ちゅるっ、ちゅくっ。
そして、舌を伸ばし、割れ目にねじこむかのように上下に動かす。
「ああっ! ルディ……ルディ、気持ちいい……」
ぴくっ、ぴくっと電流が走るかのように震えるシルフィ。
アイシャはシルフィの両手を押さえたまま、シルフィの胸に吸い付いた。
「あ、アイシャちゃん……」
「あたしも、気持ちよくしてあげる……」
俺とアイシャ。ふたりがかりで攻撃を受けてシルフィの震えはさらに大きくなる。
愛液はさらにたらたらと流れる。
「あっ、あっ、ルディ、アイシャちゃん……だめっ、ダメ……んんっーーー!!」
シルフィがひときわ大きく身を震わせる。
と、脱力した。
軽くイったようだ。
「じゃあ……そろそろお兄ちゃんも準備しないとだね」
くったりとしたシルフィの胸元からアイシャが顔を上げる。
俺の目の前に移動すると、手で俺の息子をしごきながらキスをしてくる。
「よく濡らしておかないとね」
そう言ってアイシャは俺の息子を大口を開けてくわえこむ。
じゅっ。じゅぽっ。
アイシャが頭を前後させる度に口から卑猥な音がする。
少しすると、アイシャは頭を離す。
「こんなもんかな」
「……あの、アイシャちゃん……」
小さな声でシルフィが言う。
「じゅ、順番とかって、いいの……?」
「ん、今日はシルフィ姉の大切な日だから、シルフィ姉が先でいいよ」
アイシャはにこっと笑う。
俺は息子をシルフィの秘所にあてがう。
「シルフィ……いくよ」
「……うん」
ぐ……。
押し込もうとするが、割れ目の中に入っていかない。
「シルフィ姉、力抜いて」
アイシャがシルフィの頬にキスをする。
アイシャの手がシルフィの胸をさわさわと触る。
「あ……」
ぐぐっ。
少し入った。
「シルフィ、痛いか……」
「ん、少し……」
「ちょっとでも中和できないかな?」
アイシャが乳首をつまむ。
くりくりと動かし始める。
ずずっ。ずるっ。
少しの抵抗を突破すると、その後は一気に奥まで入った。
「あっ!」
シルフィがびくんと身体を震わせる。
「入った?」
アイシャが聞いてくる。
俺は頷いて返事をする。
「シルフィ姉、まだ痛いよね? もうちょっと続けるからねー」
アイシャはそう囁いて乳首にかけた指をくりくりと動かし続ける。
ずっ、ずちゅっ。
俺も動き始める。
「あ、ああ……ルディ、ルディ……」
うっとりとした声を上げるシルフィ。
「ボク、ちゃんと気持ちいい……?」
「ああ、気持ちいいよ……」
「うれしい……」
アイシャは空気を読んだのか身体を離す。
シルフィは俺の手を掴むと、俺の身体を引き寄せた。
身体を前に倒して、シルフィとキスをする。
シルフィは俺の頭に手を回すと、抱え込むようにしてきた。
ちゅっ、ちゅっ。
ついばむようなキスを繰り返すシルフィ。
俺はキスされながら腰を動かし続ける。
ずりゅっ。ずっ。ずっ。
シルフィの中はきゅんきゅんと俺を締め付けてくる。
射精感が高まる。
「シルフィ、そろそろ、出そうだ……」
「うん……ボクの中に、出して……」
シルフィの足が俺を腰の後ろに回される。
俺を捕まえるかのように後ろでシルフィの足がクロスする。
「うっ……シルフィ、出るっ……!!」
「出して、出してっ!!」
びくん、びくん。
射精感を解放する。
息子を通って熱いものがシルフィに流し込まれる。
シルフィは一滴も逃さないかのように俺の身体にしがみつき続けていた。
---
シルフィは満足したのかぐったりと横になっている。
「お兄ちゃん、お疲れ様」
シルフィから離れると、アイシャに抱き留められた。
「大丈夫? すぐ次いける?」
心配顔で話しかけてくる。だが今お前が手に持って話しかけているのは俺の息子だ。
「大丈夫だ。ふたりとも幸せにするって言ったろう?」
「……えへへ。そうだね」
俺はアイシャにそっと横たえさせられる。
横を見るとまだシルフィがくったりとしている。
アイシャが俺の上にまたがる。
ずるりと息子が吸い込まれる。
ぐちゅっ、くちゅっ。
アイシャは俺の上で弾み始めた。
と。
手を握られた。
横を見ると、シルフィが目を開けて、俺の手を握っていた。
笑っている。
俺もシルフィの方を見て笑った。
すると、俺と繋がったまま、アイシャの頭が降りてきた。
俺の頬、シルフィの頬に順番にキスをする。
「ねえ、あたしたち、仲良くやれるよね?」
アイシャが笑顔で聞いてくる。
「ああ」
「うん」
俺と、シルフィが答える。
にぱっ。
アイシャは、本当に嬉しそうに笑った。
---
「はじめてで! さんにんで!」
がびーん、と音がバックに流れそうな表情で、アリエルは口元に手を当てて、ショックを受けた。
「なんて、うらやま……じゃなくて……ねたまし……じゃなくて……ええと、ええと……」
珍しくアリエルが言葉に詰まる。
その前でシルフィは真っ赤な顔でえへへ、と笑っていた。
「で、どうでしたか!?」
ぐぐいとシルフィに顔を寄せてくるアリエル。
「え、えっと……すごい、幸せがいっぱいになる気分で……ルディが好きって気持ちで胸が満たされるような感じで……」
「ほほう!」
「アリエル様」
横で見ていたルークがステイ、と言いはしないもののそんな調子でアリエルを席に引っ張って戻す。
「例えば、例えばの話なんですが……ルーデウス殿とアイシャ殿に頼んだら、私も入れて、4人で、とか……」
「アリエル様!」
もう一回ルークからステイがかかる。
だがシルフィはそんなふたりの様子を見ることなく、ただひたすら自分の世界に入り、赤い顔をしてえへへと笑っていた。
アイシャがいると書きやすくて助かります。
感想頂けますと幸いです。
めんどい方は評価のみでもいただけますと嬉しいです。