エリスに媚薬。
エリスを知る人間なら誰だって言うだろう。
「うーむ……ちょっとこれは危険な配合ですね」と。
どうしてこうなった。
寝室でらんらんと目を光らせるエリス。
ベッドに横たわる俺。
きっかけは、10分ほど遡る。
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媚薬。
バティルスの花から生成される薬だ。
対象の性的興奮を高め、男なら持続力と回復力が増し、女なら性感と興奮を高める。
フィットア領転移事件により生成方法が失われたため現在では価格が高騰し、末端価格は金貨100枚をくだらない。
とはいえ、我が家にとってはそれほど苦しい出費というほどでもなく、時々購入しては、シルフィやロキシーに使っている。
控えめなシルフィや理知的なロキシーが欲情を持て余し迫ってくる姿は大変よいものだ。
エリス? 普段から割とそんな感じなんで使ったらマズイ。
それが俺の認識だった。
と、今日はロキシーの日だったのだ。
食後、リビングでお茶を楽しむ俺とロキシー。
俺はロキシーの目の前で果実酒をグラスに注ぐと、これ見よがしに媚薬の瓶を取り出し、1/3ほど注ぐ。
それを見たロキシーは頬を染める。
俺が何を入れて、何を望んだのかわかったのだ。
今夜はお楽しみだ。
と、突然。
横から出てきた手がグラスを奪い取った。
おそらくは食後に素振りでもしていたのだろう。
汗にまみれた手。
立派な剣ダコ。
「……エリス?」
「ごめん、喉渇いちゃったわ! コレもらうわね!」
ごっごっごっ。
景気よく飲み干す。
「あ、ああ……」
俺の向かいでロキシーも目を丸くしている。
「何よ、まだ果実酒ならあるから別のグラス使えばいいでしょう?」
不思議そうに問いかけるエリス。
と、急にぐらりとエリスの身体が傾いた。
「……エリス、大丈夫?」
「……大丈夫よ」
返答をするエリス。
その目が、妙に据わっている。
「……ルーデウス」
「な、なにかな、エリス」
「……もう我慢できないわ」
なんか蛇に睨まれた蛙になった気分だ。
ひどい悪寒がする。
「エリス」
声をかけたのはロキシーだった。
「……なに?」
「今日の順番、エリスに譲ります」
「そう、ありがと。助かるわ」
言って、むんずと俺の襟元を掴むエリス。
助けてロキシー!
「ルディ」
「……はい」
「自業自得ですね。……せめて生きて帰ってきてください」
なにそのもう五体満足ではいられない前提な話!
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その後、エリスに連行された俺は寝室に連れ込まれた。
エリスが俺を掴んだ手を一振りすると、俺はベッドの上に転ばされた。
ふーっ。ふーっ。
エリスの鼻息が怖い。
エリスはもどかしそうに衣服を脱ぐ。
シャツを投げ捨て、ズボンを投げ捨て、ブラジャーをパンツを床に投げ捨てる。
一糸まとわぬ姿になったエリスは全身紅潮しているかのようだ。
運動後というのもあってか、全身汗ばんでおり、さながら湯気が立つかのよう。
のしかかってきた。
ステイ! エリス! 俺まだ服脱いでないよ!
ぷちぷちぷちっ。
ボタンが一気にはじけ飛ぶ。
エリスは俺のシャツをボタンを外さずに一気に開いたのだった。
ひぃ。
と、思いつつ、心の底に少し走る感動。
乱暴にされながらも求められることに、俺の中の乙女デウスが反応してしまっているのだ。
「エリス、ちょっと落ち着こう、ね?」
返答はなかった。
ぶちゅっ、と音を立ててエリスが俺の頬にキスをする。
すぐに舌を出すと頬を舐め始める。
とりあえずこのまま下半身に到達されるとベルトも引きちぎられそうな予感がするので、せめて下半身は自分で脱ぐ。
「ああ……ルーデウス……」
エリスが恍惚の声をあげる。
「好きよ……好き……愛しているわ……」
言いながらぺろぺろと俺の口を舐める。
なんか好感度がMAXにカンストした上にバグってしまったかのようだ。
数値で表示できるとしたら『999+1.08E+8』とかになっているに違いない。
と、そこで。
(自業自得ですね)
ロキシーの声を思い出す。
そうだ。
これはアクシデントとはいえ俺の行動の結果だ。
ならば、俺が責任を取らねばなるまい。
たとえ明日白髪になってでも、このエリスを全て受け止めてやらねばなるまい。
「俺も、愛しているよ……」
ぺろぺろされながら言葉を返す。
エリスの顔に歓喜が混じる。
「ああ、ルーデウス……」
感極まったかのように口唇が重ねられた。
舌が攻め込んでくる。
俺も舌を返す。
そうしながら、手をエリスの胸に送り込む。
汗ばんだエリスの胸。
じっくりともみほぐす。
「はぁ……」
キスと胸への刺激でエリスがため息をつく。
ちゅっ。ちゅっ。
エリスの口撃は首筋から胸へ。
これは多分たくさん付くに違いない。キスマークが。
アイシャ辺りはにやにや笑いで許してくれそうだな。
もしルーシーやララに見られたらどうしたらいいだろう。
じゅるっ。
エリスは俺の乳首にたどり着くと、強く音を立てて吸った。
ちょっと痛いくらいだ。
手を伸ばしてエリスの乳首を触る。
痛そうなくらいに硬く隆起している。
「ああっ!」
少しつまんだだけでエリスが声を上げる。
エリスの頭がびくんと跳ね上がる。特徴的な赤毛がばさりと広がる。
エリスはすぐに顔を俺の胸に戻すとお返しとばかりにちゅうちゅうとキスマークを量産する。
だんだんエリスが南下していく。
俺の手はエリスの胸に届かなくなる。
代わりにエリスの頭を撫でる。
エリスはへそをひときわ音立ててすすりあげると、俺の息子にたどり着いた。
はーっ。はーっ。
まるで大好物を前にした獣のように目を大きく開きよだれを垂らすエリス。
か、かじるのはやめてね?
声をかけるまでもなく、エリスはいきなり大口をあけると息子を口に含む。
じゅるるるっ! ちゅばっ! じゅるっ! じゅるるっ!
大きな音を立てて顔を上下させる。
すぐに息子は大きくなった。
するとエリスはすぐに顔を離すと、俺の腰の上で股を開く。
「ねえルーデウス、私、もうこんなになっているの……」
エリスの秘所からは愛液がだらだらと垂れていた。
「……いいわよね?」
こくん、と頷く。
その瞬間、エリスは迷いなく一気に腰を落とし、俺の息子を飲み込んだ。
「ああーーーーーーーーーっ!!」
その途端、エリスは咆哮した。
エリスの
エリスの身体から力が抜ける。
俺の方に倒れてきたので両手で受け止めた。
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「はぁ、はぁ……」
エリスの熱い吐息が俺の耳にかかる。
「エリス? だいじょうぶ?」
背中を撫でながら聞く俺。
「……う、うん。すごい、イっちゃった……」
どこかぼーっとした声で答えるエリス。
俺の身体の脇に手を置いて起き上がろうとするが、力が入らないのか、ぶるぶると震えるだけで身体を起こせないようだ。
「ああっ、ルーデウス、動いて、動いてくれない? ……せつないの」
力が入らないというのに快感が欲しくてたまらないようだ。
せめてもの攻撃なのか、俺の耳をぺろぺろと舐めてくる。
「いいよ……」
言って、俺は腰を突き上げた。
じゅぷっ。
「はぁんっ!!」
媚薬で敏感になっているからか、一突きだけで身体を大きく震わせるエリス。
軽くイっているかもしれない。
じゅっ。ちゅぷっ。くちゅっ。
「ああっ! あんっ! ダメっ!」
俺が腰を動かす度にエリスは身体を震わせ、大声を上げる。
と、やっと少しは力が入ったのか、少し身体を起こすと、顔を俺の顔の上に持ってくる。
「んちゅ……」
キスされた。
エリスの
「あぁ……ルーデウス、愛してる、愛しているわ……」
うわごとのようにつぶやきながらキスを繰り返すエリス。
その目には涙が浮かんでいる。
……。
改めて、エリスの俺に対する想いを認識した。
男として、これほどの想いに応えないわけにはいかない。
ちゅっ。
俺もキスを返しながら、腰を軽く動かす。
「んっ! んんっ……」
エリスは感じているようだが、俺が腰を軽く動かしているだけだからか、そこまで深くイっているわけではないようだ。
「エリス……俺が上になってもいいかな?」
「うん……」
そっと身体を起こす。
エリスの身体を横たえ、覆い被さる。
ちゅっ。
キスをすると、エリスは嬉しそうに微笑んだ。
「ルーデウス……来て……」
くちゅり。
息子をエリスの秘所にあてがう。
「早くぅ……」
ずりゅっ。
腰を突き出す。
エリスの秘所はまるで抵抗がないかのように俺の息子を飲み込む。
「ああーーっ!」
エリスが喘ぐ。
またイってしまったようだ。
ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ。
「あっ、イクっ! イクぅっ!」
びくんっ、びくっ、びくびくっ。
俺が腰を振る度にエリスはいやいやをするように首を振りながらイき続ける。
数分繰り返す。
エリスの顔は涙と鼻水とよだれでひどい有様だ。
俺はキスをする。
「んむ、ちゅ……」
エリスも泣きながら応える。
「エリス……そろそろイくよ……」
「うん、出して、出してっ……!」
エリスの
同時にぎゅっぎゅっと締め付けてくる。
ラストスパートだ。
ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ。
俺の股間の奥に熱い塊が生まれる。
それは指向性を持って進む。
目の前の女の奥の奥に向けて。
「あっ、エリス! 出るっ! イクーーーーっ!!」
「ああっ! ルーデウス! イっちゃうーーーーっ!!」
どくんっ! どくんっ!
俺とエリスはひときわ深く身体を震わせると、がっくりと力尽きたかのように抱き合うのだった。
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「はぁ……ルーデウス……すごかったわ……」
「ああ、俺も、気持ちよかったよ……」
互いに肩で息をしながら会話をする。
と、エリスはもじもじと切なそうな顔をする。
「ね、ねぇ、その……まだ、できる……?」
不安そうな顔だ。
「……もちろんさ」
言って、俺は笑った。
次は後背位だった。
引き続き一突きごとに身を震わせるエリス。
ぎゅうぎゅうと締め付けてくるエリスに決死の我慢をしながら、少しでも長く楽しませようとする俺。
エリスの身体は汗まみれだ。
俺も似たようなものだろう。
俺たちはもうどちらが出した汗かわからないものにまみれて、必死に絡み合った。
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夜中になった、と思う。
エリスはこちらに背中を向けた騎乗位で必死に腰を振っている。
エリスのたくましい尻が俺の腰とぶつかり形を変える。
ぱちゅん、ぷちゅん。
結合部はかなり水っぽい、いやらしい音を出している。
「ああっ、ああっ……」
エリスはまだイき続けている。
最初の時に比べると軽くなってきたようだが……。
俺も何回出したかもうわからない。
5回までは覚えているのだが。
「エリス……出るっ!」
「ああ……出してっ、ルーデウスっ!!」
またも身体を震わせる俺たち。
だがまだ終わらない。
まだ続くのだ。
エリスが本当に心の底から満足するまで。
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それは明け方……だと思う。
「ちょっと、ルーデウス……だいじょうぶ?」
はっ。ちょっと意識が飛んでいたか。
「……エリス、どう……落ち着いた?」
俺の声はガラガラだ。
エリスが普通に話せていることの方が驚きだ。
「……そうね」
そういってエリスは髪をかき上げる。
その髪はシャワーを浴びたかのようにびしょびしょだ。
複合魔術で乾かしてやりたいが手が動かせない。
と、エリスが俺の横に寝そべった。
「なんで私、今日こんなになっちゃったのかしら……」
俺の首筋にキスをしながら言うエリス。
「ああ、ロキシーに飲ませようとした媚薬を間違って飲んじゃったからだよ……」
「……媚薬? なにそれ?」
「うん。俺が昔不能だったときに使ったやつでね……」
そう言って、夕べエリスが飲んだ果実酒に混ぜてあったことを教える。
怒られるかな。
「そう……まぁいいわ!」
あっさり許してもらえた。
エリスさんマジイケメン。
「私にはちょっと効き目が強すぎるみたいだし。ルーデウスもそう思って私には使わなかったのよね?」
「ああ、そうだよ」
「……でも、まぁ、たまには、使って楽しむのも、悪くないわね!」
やめてください。
しんでしまいます。
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朝、動けない俺はエリスの手によってリビングへ運ばれた。
幸い白髪にはなっていないようだ。
「ほら、ルディ、あーんしてください」
ロキシーがパンをスープに浸したものを差し出してくる。
ルーデウス君マジ要介護。
ちなみにエリスは普通に朝のジョギングに行った。
我が家の赤いのは化け物か。通常の三倍か。
「これに懲りたらほいほい媚薬をリビングで使ってはいけませんよ」
はい。反省しました。
「ちなみにエリスと交代したので今日は私になるんですが」
言って、ロキシーは少し意地悪そうに微笑む。
「ルディがこの有様なんで、夜には媚薬を飲んでもらいましょうか」
やめてください。
ほんとうにしんでしまいます。
Q.媚薬の効き目早すぎない?
A.エリスだから燃費がいいのです。