「ただいまー……」
やっとの思いで玄関の扉を開ける。
おそらく今の俺の様子を漫画で書いたら「ボロッ……」とかいう擬音がつくに違いない。
「お帰り、お兄ちゃん……って、めっちゃ汚れてるね!」
出てきたアイシャがびっくりしている。
魔導鎧二式は泥まみれ。
髪も顔も泥と汗で汚れているに違いない。
「ああ、今日はちょっと疲れたよ……」
ぐらりと身体が傾く。
と、身体が力強い手で支えられた。
どうにか振り向くと、きょとんとした顔のエリスがいた。
「あ、エリス姉、いいところに! 今お湯入れるからお兄ちゃんをお風呂に入れてくれる? なんかすごい疲れているみたいだし!」
「わかったわ!」
エリスが元気よく返事をする。
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今日の仕事はある貴族の暗殺防止だった。
森の中で襲われる貴族を上手く逃がすのが仕事。
それ自体は上手くいった。
だがその後俺はミスってしまった。
貴族を森から逃がすことには成功したのだが、俺自身が暗殺者の集団に囲まれてしまったのだ。
数は20人ほどだったが、手練れが多かった。
おそらく剣神流、水神流、北神流の上級クラスが交ざっていたに違いない。
遠くからでも小刀や石などを投擲してくる北神流。
簡単な無詠唱魔術なら水神流に防がれる。
森の近くに小さな村があるというのもあって、大規模魔術を使うこともできない。
やむなく森の中をひたすら逃げ回りながら各個撃破するしかなく、走り回ったのだ。
魔導鎧二式改があるとはいえ、ひらけていない森の中ではショットガンの効果も薄い。
最終的には全員倒すことができたが、それまでに5kmくらい全力疾走したと思う。
魔力も大分使ったし、何より体力がきつかった。
そんなこんなで、今日はすっかり疲れ切ってしまったのだった。
「よっ……と」
エリスに手伝ってもらって、魔導鎧二式を脱ぐ。
普段は研究室に置くが、今日は玄関に放置するしかないだろう。
魔力を通さないとただの甲冑なのでエリスくらい力がないと脱ぐ手伝いはできない。
「中まで汗だくね!」
うん。自覚ある。シャツもパンツも汗でぐっちょりだ。
「歩ける?」
頑張れば。
と、よたよた歩き出そうとしたら、エリスがさっと俺の肩に手を回して補助をしてくれる。
やだ、カッコいい。
どうにか風呂場に着いた。
エリスはひょいひょいと自分の服を脱ぐと、俺の服も脱がしてくる。
「ほら、右足あげて。はい、左足」
なんか介護されているみたい。
なんのかんのいってもエリスも6人の子の母だ。
服を脱がせたりするのはお手の物だ。
風呂場に入るともう湯が溜まっていた。
アイシャかシルフィが水魔術と火魔術の混合魔術で入れてくれたのだろう。
ざばーっ。
俺を椅子に座らせるとエリスが頭からお湯を洗面器でかけてくる。
温かさが気持ちいい。
「ルーデウス、私が洗ってあげるからじっとしてなさい」
エリスはシャンプーを手に取ると俺の頭につける。
わしゃわしゃ! わしゃわしゃ!
おう、さすがエリス。力が強い。
めっちゃ泡立っている。
そういえば以前にルーシーが逃げてきたことがあった。
「エリスが頭を洗うと痛いのが目に入る」とか言っていた。
なるほど。エリスがめっちゃ泡立てたせいで顔まで泡が垂れてきている。
顔中泡まみれだ。
これはうっかり目を開けでもしたらそりゃあ目が痛いだろう。
でも俺は大人なのでぐっと目を閉じて堪える。
それに、ちょっと強いくらいの力で頭を洗われるのはなかなか気持ちいい。
ざばーっ。
ひとしきり洗い終わったのか頭から再度お湯がかけられる。
そのままエリスは身体を洗い始める。
ごしごし! ごしごし!
うわっ。こっちも強い。
そしてやっぱりめっちゃ泡立っている。
いかにも汚れが落ちそうだ。
身体を洗ってもらうのも少し力が強くて気持ちいい。
前世では縁がなかったがアカスリとかがこんな感じなんだろうか。
ざばーっ。
エリスは事務的に俺の股間まで洗うと、勢いよくお湯をかけて泡を洗い流す。
「ほら、洗うのは終わり。私も洗うからちょっと温まってて」
じゃぼん。
湯船に入れるところまでやってくれるエリス。
ごしごし。
ざばーっ。
手早く自分の身体を洗うと、エリスも湯に入ってきた。
そのまま背後から俺を抱きしめるようにして俺の身体の下に入る。
頭を抱えられる。
まくらはエリスの立派なおっぱいだ。
やばい、この体勢、すごくリラックスできる。
「今日はずいぶん大変だったのね」
「ああ……ちょっと失敗しちゃってね」
エリスに抱かれながら今日の仕事の話をする。
「そんなにルーデウスが危なかったんなら、私も一緒に行くべきだったわね……」
ちょっと抱きしめる強さが増す。
心配してくれているようだ。
「そうだなぁ。今日はエリスがいればもっと、全然楽だったろうなぁ」
まさか俺が囲まれて苦戦する羽目になるとは思ってなかったのだ。
エリスが前衛をしてくれて俺が後衛に回れれば、上級程度の剣士がいくらいようと敵ではない。
「俺の任務の見通しミスだよ。次からちょっとでも危なそうだったらエリスに同行を頼むよ」
「そうしなさい」
そう言うと、エリスは俺の髪に顔を埋めた。
俺もエリスの胸に抱かれながら軽く目を閉じる。
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風呂から出ると食事が用意されていた。
いつもより少し早い時間だが、俺が疲れているからと早めてくれたようだ。
子供達が今日の仕事の話をせがむので色々話をしてあげる。
「ほらほら、ルーデウスは今日は大変だったんだから、あまり話をせがんじゃダメよ」
エリスが子供達に注意をする。
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寝室に入った俺はベッドに横になる。
とんとん。
ノックされた。
「私よ……いい?」
エリスだった。
そういえば今日はエリスの日だった。
「いや、今日は、その、しなくていいわよ。……マッサージしてあげようと思って」
マッサージか。
エリスそんなの知ってたんだ……と言いかけて思い出した。
前に電マ……じゃない、超簡易版ザリフの篭手を使ってエリスにマッサージしたことがあった。
あの時のことを思い出してサービスしてくれようというのだろう。
「そっか。じゃあ、頼むよ」
「うん」
「最初はうつ伏せ? 仰向け?」
「うつ伏せね。服も脱いで」
「はいはい」
パンツ以外の服を脱いでうつ伏せになる。
エリスは俺の背中にまたがると、肩を揉み始める。
ぎゅっ。ぎゅっ。
時々シルフィやロキシーがマッサージをしてくれるのもあって、色々わかってきたことがある。
マッサージの時はとにかく力を抜くことが大事だ。
力を入れて押されたりすると、身体が反応して筋肉が硬直することがある。これがよくない。
なるべく筋肉が反応しないようにマッサージされる側はだらーっと力を抜き続けると効果が高いのだ。
エリスは意外にも絶妙な揉み加減で揉んでくる。
エリスの握力は正直測定不可能なレベルだ。
剣士にとって剣を握る握力は何より重要だ。
光の太刀を使える剣神流の剣王ともなれば、柔らかめの石なら握り砕くことすら可能だろう。
「エリス、上手いな……」
正直に褒める。
「そう? 前にロキシーやシルフィにもやったことがあるからかしら?」
そうか。
俺がロキシーやシルフィにやってもらったということは、彼女たちの中でもお互いマッサージとかしているのかもしれないな。
エリスのマッサージは肩から背中、腰へと移る。
ぎゅっ、ぎゅっ。ごきっ。
いい音がした。
別にエリスのパワーが強力すぎて骨折したわけではない。
腰が思っていたよりこわばっていて背骨が鳴っただけだ。
「はぁ……」
すっかりリラックスしている俺。
エリスはなんだか嬉しそうだ。
「ふふっ」
「なんか嬉しそうだな」
「剣以外でルーデウスの役に立つことってあまりないから」
「エリスはちゃんと役に立ってるよ。夜の方とか」
「……ばか」
ちょっと背中をつねられた。
ぎゅっ、ぎゅっ。
エリスのマッサージは尻から足へ。
ああ。今日は足が特に疲れているので気持ちいい……。
「眠くなっちゃったならこのまま寝ちゃってもいいわ」
「うん」
エリスは最後に足の裏を指でぐりぐりと押す。
足の裏から足の指を押されると押されたところがちょっと熱を持つ。
「じゃあこれで後ろは終わりね。仰向けになってくれる」
「うん」
ごろり。
身体を回転させる。
エリスはまず手のひらから指圧を始めた。
俺の手のひらをももの上に乗せてぎゅっぎゅっと押してくる。
ああ、エリスの手がぽかぽかしていて暖かい。
それから大胸筋、腹筋を軽くほぐすように揉む。
股間を飛ばして足の前面。
「はい、終わり」
ぽんと俺の腹を叩いてエリスが言う。
「ありがとう……すごい気持ちよかったよ」
感謝の気持ちを伝えると、エリスの顔が紅潮した。
「べ、別に、これくらいいつでもやってあげるわよ……」
「また疲れた時に頼むよ」
「うん……ねぇ、しなくてもいいから、横で寝ていい?」
エリスが顔を赤くして言う。
なんかする時よりも照れているようだ。
「いいよ」
俺がそう言うとエリスは俺に布団を掛けて、いそいそと俺の横に寝る。
「……腕枕、してもいい?」
「いいよ」
エリスの腕が枕の下にすべりこんでくる。
いつもあれした後は自然にエリスが俺を腕枕するのだが、わざわざ許可を取ることはしないので、やっぱりしない時だと照れるようだ。
エリスを見る。
エリスも俺を見ていた。
エリスの目が俺の顔を見ている。
口唇を見ているような気がする。
「――エリス、キスしたい?」
「ダメよ……キスしたらしたくなっちゃうもの」
「エリスが望むなら、したっていいじゃないか」
「ダメよ。疲れてるでしょう?」
「じゃあ、俺がキスしたいんだ。エリスに」
ごくっ。
エリスの喉が鳴る。
「ダ、ダメよ……そんな……んっ」
俺の方が近づいてキスをした。
一瞬戸惑ったような反応を見せたエリスだったが、その後、うっとりと目を閉じて受け入れる。
ちゅ……ちゅ……。
ソフトなキスを繰り返す。
俺は手を伸ばす。
エリスの胸に。
服の上から揉み始める。
「あっ……もう、最後までするの?」
「エリスとしたいんだ」
「……じゃ、じゃあ、仕方ないわよね……」
と、言いながら、エリスの顔は嬉しさを隠しきれない様子だ。
そっとエリスは服を脱ぐと、ベッドの下にそっと落とす。
「せめてルーデウスはなるべく動かないで。私が動くから」
そう言うと、エリスは俺の股間に手を伸ばす。
まだ勃ってないそこを、エリスは軽く揉み始める。
「エリス、おっぱい舐めさせて」
「わ、わかったわ……」
エリスは体勢を変えて、おっぱいが俺の顔の目の前に来るようにする。
ちゅ。
乳首を吸い、手を動かしておっぱいを揉む。
「ん……」
エリスがぶるっと身を震わせる。
エリスの手は俺の息子を揉み続ける。
だんだん硬くなってきた。
「ルーデウス……舐めていい?」
「俺もエリスを舐めたい」
「ん、わかったわ」
エリスは69の体勢を取る。
俺のパンツを少し下げると、出てきた息子を舐める。
俺の目の前にはエリスの秘所。
そこは軽く湿っていた。
指で割れ目を軽く開く。
奥の方から愛液がとろりと出てきた。
ちゅるっ。
割れ目に口をつける。
舌で愛液を舐め取る。
「あっ」
エリスの身体がぷるっと震える。
「もう、今日はおとなしくしなさい」
エリスはぐぼっと息子を大きく咥える。
そのままじゅっじゅっと音を立てて頭が上下する。
俺はクリトリスを指でつまむとくりくりと動かす。
エリスは口を使いながら息子の根元をしごき始めた。
「んっ、エリス、気持ちいい……」
「……もう入れていい?」
エリスがこちらを向いて聞いてくる。
「いいよ……」
俺の返事を聞いて、エリスが体勢を変える。
騎乗位の体勢を取る。
「ルーデウスは動かないでいいわよ……」
くちゅり。
息子の先端がエリスの秘所に当たり、濡れた音を立てた。
ずっ、ずっ、ずるっ。
濡れた抵抗を感じながら、息子はエリスの秘所に飲み込まれた。
はあっ、とエリスが息をつく。
ずるっ、ずるっ、くちゅっ。
エリスが腰を上下し始める。
俺の身体に快感の波が走る。
「ルーデウス、気持ちいい……?」
「ああ、気持ちいいよ」
そう答えると、エリスは嬉しそうな顔をした。
ちゅっ。
エリスの頭が下がってきたかと思うと、キスされた。
「いっぱい気持ちよくしてあげる……」
じゅっ。じゅっ。ぎゅっ。じゅっ。
エリスは上下運動しながら、少しずつアソコを締めているようだ。
ちゅっ、ちゅっ。ちゅばっ。
エリスのキスも続いている。
舌が俺の口を割って入ってくる。
俺も舌を出す。
エリスの舌が俺の舌を舐めあげる。
「んっ、んんっ」
エリスも感じてきているようだ。
秘所の湿り気が強くなる。
息子のまわりが熱い肉に変わっていく。
にゅるっ、ぬるっ、くちゅっ。
音が水っぽくなってきた。
互いに興奮が高まってきている。
「ねぇ……ルーデウス……イキそう?」
「ん、もうちょっと……」
「わかったわ……」
ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ。
腰の動きがさらに激しくなる。
締め付けもきつくなる。
エリスの舌が俺の口唇を舐め回す。
少しすると、腰の奥に熱い塊が生まれた。
「あ、エリス、そろそろ……」
「そう、わかったわ」
ぱんっ! ぱんっ! ぱんっ!
エリスは身体を起こすと、飛び跳ねるかのように腰を大きく動かし始めた。
息子が入り口近くまで引き抜かれてから、最奥へ。
「あ、ああっ!」
エリスもこの動きはかなり気持ちいいのか、嬌声が出る。
俺の腰の奥の灼熱は出口を求めている。
「あ! エリス! 出そうだ……!」
「うん! 出して! ルーデウス、出して!」
ぱんっ! ぱんっ! ぱんっ!
「出るっ! エリス! イクっ!!」
「出して! ルーデウス! ああっ!」
俺の息子の中を熱いものが駆け上がる。
エリスの最奥へぶちまける。
エリスの
互いに身を震わせた俺たちは、その後がっくりと力を抜いたのだった。
「ルーデウス、お疲れ様……」
「気持ちよかったよ、エリス……」
軽い口づけを交わす俺たち。
「……もっとしたいとか言わないわよね」
「うん……さすがにちょっと疲れたかな」
「もう、だから言ったのに……」
そう言いながらもエリスは嬉しそうだ。
「ほら、腕枕してあげるから、今度こそおとなしく寝なさい」
「ああ、ありがとう……」
言って、目を閉じる。
睡魔はあっという間に訪れた。
俺の意識は闇に飲まれていったのだった……。
---
翌日。
「エリス、しないって言ったよね……」
「疲れているだろうからしないって言いましたよね……」
シルフィとロキシーに問い詰められるエリスの姿があった。
隠そうにも、洗濯物を見ればわかる。主にシーツ。
「だ、だって、仕方ないのよ……」
「ほう?」
「ほう?」
「ルーデウスが私の目をじっと見て『エリスとしたいんだ』って言うんだもの、断れないわ……」
むー。
シルフィとロキシーは揃って腕組みをして考える。
自分だったらどう思うか。
すぐ結論は出た。
断れない。
「無罪だね」
「無罪ですね」
意見は一致した。
つまり、ルーデウス家はいつも通りと言うことだった。
マッサージ好きなんです。されるの。
シルフィやロキシーではなく、エリスのサービスだからいいんだ!
というところに共感いただけると嬉しいです。
評価感想いただけますと嬉しいです。