ルーデウスが仕事で2週間不在となっている。
今回はなかなか面倒な陰謀を潰すらしく、1ヶ月くらいはかかるという話だった。
シルフィとロキシー、エリスはルーデウスの寝室で女子会をしていた。
酒が入っている。
「ふえ~ん、ルディに会いたいよう……」
「それはみんな一緒ですよ、シルフィ」
「はぁ……ルーデウスは今頃何しているかしら」
当然に話題になるのはルーデウスのことである。
それと、もうひとつ。
下ネタだ。
「……ねぇねぇ、ロキシーは最近、ひとりでした?」
「え……秘密です」
「またまたぁ、そんなこと言っちゃって。ちょくちょく
「そ、それは、その……」
と。
そこでシルフィとロキシーはきょとんとしているエリスに気づく。
「どうしたの? エリス」
「わ、わたしが何か?」
「いや、そうじゃなくて……ひとりでするって、なに?」
「「……」」
思わず顔を見合わせるシルフィとロキシー。
「あの、エリス、もしやとは思うのですが……」
「その、自分で自分を慰めるとか、したことないの?」
「自分で? 自分を?」
全く意味がわかっていない様子のエリス。
「えぇと。エリスはさ、ルディがいない間、ルディを思って身体がたまらなくなったりとか、しない?」
「どうしても、ルディに抱かれたいなぁ、とか思わないんですか?」
「……そ、それは、その、あるわよ」
少し赤い顔をしているのは、酒だけのせいではないだろう。
「そういうとき、エリスはどうしてるの?」
「そりゃ、決まっているじゃない」
エリスは不思議そうに顔を傾けた。
「素振りよ!」
シルフィとロキシーはずっこけた。
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翌日。
エリスは自室で悶々としていた。
「はぁ……まさか、自分でする、なんてやり方があったなんて……」
考えてみればエリスにはそういった知識を得る機会がなかった。
転移事件までは貴族の両親のもと、蝶よ花よと育てられ。
転移事件からはルーデウスとともに生きるのに必死だった。
ルーデウスと分かれた後は剣の聖地でひたすら稽古をする日々。
剣の聖地にはニナをはじめとして同世代の女子もいないことはなかったが、自ら距離を取っていた。
そういえば同世代の女子がオカズがどうの道具がどうのと言っていた気がする。
もしかしてアレはご飯の話ではなかったのか。
ともあれ、昨日シルフィとロキシーにやり方を聞いた。
聞いてしまった。
聞いたからには興味が湧いてしまった。
仕方ない。
エリスはそっと自室を出ると、ルーデウスの研究室に向かう。
必要以上にキョロキョロしながら研究室に入ると、
ごくっ。
喉が鳴る。
また必要以上に足音を殺して自室に戻った。
と、そこにそれを待ち構えていたかのようにロキシーが顔を出した。
ロキシーはこっそりとエリスの部屋に防音の魔術をかけた。
家には子供達もいるのだ。
情操教育に悪いことダメ、絶対。
エリスはベッドに横たわる。
先端に巻いてある布に顔を埋める。
ルーデウスの濃厚な匂いがする。
風呂に入った後ではなく少し汗臭いルーデウスそのものの匂い。
まるでルーデウスに抱かれているかのように錯覚する。
「はぁ……」
エリスは自分の右手の甲を口唇に当てる。
ちゅっ。
音を立ててキスをする。
これがルーデウスの口唇だったら。
そう思いながら、幾度もキスを繰り返す。
舌を出す。
右手の親指と人差し指の間、そこに舌を這わす。
受け止めるルーデウスの舌はないが、気分は出た。
「……ええと、確か、次に……」
ルーデウスの責めを思い出す。
キスをしたら。そう、胸だ。
シャツの裾から手を入れる。
自分の胸をもみほぐす。
「あぁ……ルーデウス……」
名を呼ぶ。
両手でおっぱいを揉みながら、人差し指を頂点に向ける。
乳首だ。
すでにそこは硬くなっていた。
ルーデウスが乳首を弄ぶ様を思い浮かべながら、自ら乳首をいじる。
「ルーデウス、気持ちいいわ……」
はぁ、と熱い息を吐きながら、エリスは言う。
胸の間と足の間に挟まれた
「そうよ、ルーデウス、下もお願い……」
エリスの手が下に伸びる。
パンツをくぐる。
ぴちゃり。
エリスの秘所はもうすでに濡れていた。
クリトリスに当たる
エリスの指が愛液を塗り広げるかのように割れ目のまわりをなで回す。
甘い快感が秘所周辺に広がる。
「う、ううん……」
少し逡巡した後、エリスは割れ目に指を埋めた。
ちゅぷ……。
愛液は中から中からあふれ出してくる。
にゅるりと膣壁を撫でさすると先ほどよりも強い快感がエリスの背中に走る。
「ルーデウス……もっと、奥を……」
指をさらに奥深くに沈める。
にゅるにゅると膣口は指を飲み込んでいく。
沈めた指に自らのヒダが絡みつく。
きゅ、きゅと指を締め付ける秘所。
「ああん……」
だが物足りない。
やはり本物のルーデウスには遠く及ばない。
そのもどかしさがさらに指の動きを強くする。
じゅっ、じゅぷっ、くちゅっ。
指を出し入れする。
激しく。
「あっ……はぁん……ルーデウスぅ……」
甘い声が漏れているが、もうエリスは自覚していない。
腰を前後に揺すると、
クリトリスを柄にこすりつける。
「あぁ……もっと、もっとちょうだい、ルーデウス……」
じゅっ、じゅっ、じゅっ。
指の動きはさらに激しさを増した。
出し入れと言うよりピストン運動と言った方が近い。
エリスの腰の奥、背骨に近い部分にしびれのようなものが生まれる。
それは波のように強く弱くなりながらエリスの全身に広がっていく。
波が頭に達した。
「あ、ルーデウス、イキそう……」
手の動きがさらに激しさを増した。
高速でじゅっじゅっじゅっと動かされる手。
腰も前後に激しく動き、
エリスの口はだらしなく開き、舌がこぼれている。
「んっ! はぁっ! ああっ!」
もはや快楽のことしか頭になくなったエリス。
じゅっじゅっじゅっ。
がくがくとエリスの身体が震える。
いつしか全身が汗まみれになっている。
「あっ! ダメっ! イク! イッちゃうーーーーーっ!!」
エリスは絶叫した。
身体がぴんと硬直し、エリスのパンツに大きく染みが広がる。
「ふぅ……はぁ……ふぅ……」
がっくりと力を抜いたエリス。
指を抜こうとする。
が、そこからまた快感が走る。
「んっ!」
少しすると、エリスの指が再度動き出した。
にゅるっ、ちゅるっ、ぐちゅっ。
先ほどより明らかに水っぽい音を立てながら、手のピストン運動が再開した。
「あっ! はぁっ! あんっ!!」
先ほど上り詰めたばかりだというのに、いや、上り詰めた余韻があるからこそなのか。
明らかに先ほどより速いペースで快感が高まっていくエリス。
「ああっ! あっ! あぁんっ!」
目尻に涙が浮かんでいるが、その表情は明らかに快楽に溺れていた。
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エリスの部屋の前。
「エリス、ご飯だよー」
シルフィが声をかけるが、返事がない。
「……? エリス、いないの?」
扉に手をかける。
特に鍵はかかっていない。
そっと開ける。
「はぁっ……はぁっ……はぁっ……」
室内はひどい有様だった。
ぷんと匂う雌の香り。
おそらくエリスが着ていたと思われる衣類は脱ぎ散らかされ、掛け布団も蹴っ飛ばされたのか床に落ちている。
そしてベッドの上。
もう幾度イッたのかわからない様子のエリス。
「あ……シルフィ……」
ようやくシルフィを認識したのか、エリスが声を出す。
「え、エリス!? だ、だいじょうぶ!?」
「ねぇ……シルフィ! 教えて!」
必死な様子のエリス。
「ど、どうしたのエリス!?」
「お、オナニーって、いつやめたらいいの!? ずっと気持ちよくて、わからないの!」
「……えぇっ!?」
思い出してみれば。
確かに、シルフィとロキシーはやり方を教えた。
そして、やめ方など別に教えなかった。
適当に満足したらやめるものだという共通認識があったからだ。
……甘かった。
まさかエリスがここまでお猿さんだとは。
そしてそれを可能にするエリスの無限の体力と精神力。
「ロキシー、ボクらはとんでもなことをしちゃったのかもしれないね……」
目の前でエリスはまだ狂態を演じている。
だがその手は止まらない。
快楽を求めて止まらないのだった。
これで3嫁ともオナニーのノルマ達成です。