エリスと結婚してしばらく経った。
もう結構な回数、エリスといたしたわけだが、どうやっても彼女には勝てない。
前半戦はいい勝負となることも多いのだが、腕力と体力が向こうが上のため、最終的には押さえつけられてあへあへさせられてしまうのだ。
これではいけない。
男としての矜持を取り戻さねばならない。
というわけで今日は対エリス兵器を装着して勝負に臨もうと思う。
用意したのは一見薄手の手袋。
しかし、それぞれの指の甲に当たる部分に薄いプレートが仕込まれており、そこに魔法陣が一種類だけ書いてある。
超簡易版ザリフの篭手だな。
その魔法陣の効果はぶるぶるとした振動を与えるというもの。
いわゆる電マだ。
だが電マを舐めてはいけない。
本来のマッサージ器としての用途よりもエロ界隈では性的刺激を与えるアイテムとして抜群の知名度を誇るのだ。
海外のエロ動画にはメーカー名であるHIT○CHIが専用タグとして存在するくらいなのだ。
試しにアイシャに「いつもお疲れー」と言ってこれを使って肩をマッサージしてやったら「お、おお!? 何コレお兄ちゃん、すごい気持ちいい!」と言って喜んでいた。
今日こそはこれでエリスに勝つる。
そう決意して俺は寝室でエリスが来るのを待っていた。
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「ルーデウス……来たわ」
薄手のキャミソールに身を包んだエリスが部屋に入ってきた。
その顔はもう軽く興奮に彩られている。
と、早速押し倒された。
「ああ、ルーデウス……好きよ……」
エリスは両手で俺の両手首を押さえつけると、ふんふんと鼻をならし俺の首元や胸元のにおいを嗅ぐ。
エリスはいつもそうするのだ。
昔狂犬だった頃の記憶がそうさせるのかもしれない。
「待った、エリス」
俺はそのまま行為になだれ込もうとするエリスにステイをかけて身体を起こす。
「なによ」
気分が乗っているところに水を差されたのか、ちょと不服そうにしてエリスが言う。
「今日は、ちょっとエリスをマッサージしてあげたいんだ」
「マッサージ?」
「うん。いつも稽古でお疲れだろ? 筋肉の疲れをとってやると次の稽古にも身が入ると思うんだ」
言って、俺に覆い被さるようにしているエリスの身体をベッドに横たえ、俺は身体を起こす。
「わかったわ……でもどうしたらいいの?」
「エリスはまずうつ伏せで寝てて。俺がゆっくり身体をほぐしてあげるよ」
そう言いながら、俺は電マ手袋を装着する。
ちなみに本物の電マと違って振動するのは俺の指だけなので、あの「ブイーーーーーン」という音はしない。
魔力を流せばあとは勝手に振動する。
俺はわきわきと指を動かすと、エリスの背中に手を伸ばした。
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ぐりっ、ぐりっ。
まずエリスの背骨に沿って背筋をほぐす。
「ルーデウス……なんか、ぴりぴりするんだけど……」
「マッサージ用の魔術を使ってるんだ。よくほぐれると思うよ」
「うん……確かに……気持ちいいわね……」
よし。エリスはお気に召したようだ。
背筋をほぐした俺は指圧するように腰の筋肉に指を押し当てる。
ツボなんかはよくわからないので適当だ。
「あ、そこ……気持ちいい……」
「うん。やっぱり筋肉が凝ってるんだよ。硬くなってるよ」
一通り腰を終わらせる。
尻・足とじっくりほぐしてあげたあと、肩に移る。
ぐりぐり。びりびり。
「あ、ルーデウス……」
「ん、なにエリス」
「ぴりぴりするのが……胸に流れて……ちょっと違う、気持ちよさが。その」
おっと。期せずして胸に刺激が行ってしまったか。
じゃあここからはもう一気に行ってしまえ。
「よし、じゃあ肩は終わりにしよう。仰向けになって」
エリスは胸への刺激がなくなることでほっとしたのか、おとなしく仰向けになる。
さあエリス君。お楽しみはこれからだ。
腹を適当にぷにぷにしたあと、すーっと手を滑らす。
胸に向かって。
「! ちょっと、ルーデウス。む、胸もやるの?」
「そりゃそうさ。大胸筋があるだろ? ここもほぐさないと」
言って。
エリスの豊かな胸を、そっと外周部から肉を集めるようにしてもむ。
もみもみ。ぴりぴり。
「あ、あのルーデウス……ここはいいわ……ていうかマッサージは終わりにしましょう? ね?」
俺は返事をせず。
いきなり。
乳首をつまんだ。
「ぁはぁん!!」
効果は劇的だった。
エリスは身体を大きくびくんと跳ねさせ、驚いたように口元を抑えた。
「な、何、今の……?」
エリスの表情に怯えの色が混じる。
かつてない未知の快感に恐怖しているのだ。
「エリス」
俺はエリスに顔を近づけると、軽くキスをする。
「今日はいっぱい気持ちよくなってもらいたいんだ」
言って、乳房に指を食い込ませる。
「ああ……ああ……」
エリスはぴくぴくと身体を震わせつつ、俺の行為を拒絶しない。
すーっ。
エリスの乳房をかき混ぜるように、指一本でぐりぐりと動かしたり。
逆に大きく握りしめるように、乳房をわしづかみにしたり。
そうする度にエリスは「はうん……」「あはあ……」と悩ましげな声を上げた。
「エリス、どうだい。マッサージ、気持ちいい?」
「……うん。ルーデウス……すごいわ……気持ちいいのがずっと続いているの……」
すっかり甘えた口調となったエリスが俺にキスしながらそう言う。
胸だけでこの有様だ。
下に行ったら、どうなるんだろう?
俺は好奇心を刺激された。
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十分に胸を侵略し尽くした俺は、やがて手を下の方に滑らしていく。
「あ、ルーデウス……?」
エリスが俺の顔を見る。
先ほどまでの快感と別に、少し脅えの色が混じる。
本丸の前に、まずは内股に手を這わせる。
たぶんリンパとかそんな感じだ。
振動が伝わるのか、エリスは何かをこらえるような表情でぐっと耐えている。
右股、左股。
じっくりと触っていると、いつしかエリスの両足はだらしなく広がっていた。
そーっと、本丸に向けて侵略を開始する。
割れ目と、その上に鎮座するクリトリスはまだ触らない。
割れ目の下の方、お尻との境のあたりに触ると、そこはしとどに濡れていた。
割れ目からたれた愛液がシーツにシミを作るほどだ。
「エリス……? 気持ちいいかい?」
俺は聞く。
「うん……。でも、怖いわ。これから……でしょう?」
「大丈夫だよ。エリスは俺に任せて」
「……わかったわ」
ちゅぷ。
指を割れ目の入り口のあたりに忍び込ませる。
たらたらと愛液が流れている。
俺はそれ以上侵入せず、割れ目をなぞるように指を上下させた。
クリトリスには間違って触らないように注意する。
「ああ……ああ……」
エリスは落ち着かないのか、首を右に左に動かす。
予感しているのかもしれない。
本番の攻めはこれからだと。
ゆっくりと、割れ目の左右のびらびらをなで回す。
エリスのはやや大きめだ。
愛液でしっとりと濡れた指はぬるぬるになっている。
それを塗り広げるようにびらびらをさわり続ける。
「いくよ……」
エリスに声をかける。
エリスの目を見る。
ごくん、とエリスがつばを飲み込む。
俺はそっと、クリトリスをつまみ上げた。
「あーーーーーーーーっ!!」
エリスが絶叫した。
防音の魔術がなければ屋敷中に響き渡っていたに違いない。
同時に、エリスの割れ目から、ぷしゃっ、と音を立てて液体が噴き出す。
潮吹きだ。
「はぁ、はぁ……」
エリスはうつろな目をして、荒い息を吐いている。
もう一撃。
ぬるんとクリトリスをつまむ。
「あぁーーーーっ!!」
再度の絶叫。
繰り返される潮吹き。
そのまま俺は指をぬるりと割れ目の中に滑り込ませた。
「あ、あああ、あっ、あっ!」
クリトリスをつまんだ時の反応とは違い、快感が続くのか、エリスは身をよじらせ、口から嬌声を上げている。
と、エリスからキスされた。
ちゅっ。ちゅぱっ。
激しく舌を絡めてくるエリス。
もう理性をなくしてしまっているかのようだ。
指を激しく動かす。
同時に親指でクリトリスを押さえる。
「ひぃっ! あっ! ダメっ! だめぇっ!」
エリスがびくびくと身体を痙攣させている。
俺はさらにエリスから顔を離すと、エリスの豊かな胸の頂点、つまり乳首を口に含む。
「ひっ!!」
これぞ奥義。三所攻め。
ちゅぱちゅぱと胸を吸う。クリトリスへの刺激は止めない。指も出し入れする。
前世の記憶をフル活用しての究極の攻めだ。
「だめ! ルーデウス! 私ダメ! イク! いっちゃう! いっくぅぅぅーーーーっ!!」
がくがくと身体を震わせるエリス。
割れ目から再度潮が噴き出す。
エリスはブリッジに近い体勢まで腰を持ち上げて痙攣した。
それから数十秒。
とさ、とエリスの身体がベッドに落ちた。
失神したようだ。
「……やり過ぎたかな」
電マ手袋を外しながら独りごちる俺。
とはいえ、俺の攻め気分は十分に満足したものの、下半身の方が出番はまだかとうずいている。
うむ。
失神しているエリスには悪いけど、今のうちに俺の欲望も受け止めてもらおう……。
と、そっとエリスの秘所に息子を押し当て、挿入をする。
もうすっかり濡れきったエリスの割れ目はぬるりと俺を受け止める。
さっきまでの余韻か、少し温かみを感じる。
――と。
エリスの目がかっと見開かれたかと思うと、両手両足が俺の身体を力強く抱きしめた。
「……ルーデウス……」
あ、あれ。怒ってらっしゃる?
エリスのすわった目が超怖い。ぎらぎらしている。
ぐっと顔を近づけられた。
口腔に乱暴に舌が侵入してくる。
俺の舌をつかまえると激しく吸い始める。
ごろり、と体勢を入れ替えられた。
エリスが上だ。
ずちゃっ、ずちゅっ。
エリスが激しく腰を動かす。
「ルーデウス」
「……はい」
「よくもやったわね」
「いや、気持ちよかったよね?」
「死にそうなほど、よかったわ」
「それはよかった」
「お返し、してあげる」
「えっ」
「今日は泣いても無理って言ってもやめない」
エリスの目が超マジだ。
「いや、エリス? 男と女の性って違うからさ? 男は出す方である以上、限界が限界としてだね?」
「わかったわ!」
いや絶対わかってないよねエリス。
ずっちゅ、ずちゃっ、ずちゃっ。
腰の動きすごい激しいし。
ぺろぺろと俺の顔を夢中で舐めるエリス。
それを見ながら、俺は死を覚悟するのだった。
結論。
たまに使っても良さそうだけど、限度をわきまえよう。
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違う日。
「お兄ちゃん、こないださ、手袋でマッサージしてくれたじゃない?」
「ああ」
「あの手袋さ、……貸してくれない?」
「……」
「……」
「何に使うのかな?」
「いやー、ほら、あたし、メイドの仕事大変じゃない? たまには自分でマッサージしないといけないかなーって」
「なぜ俺の顔を見ない」
「いや、深い意味はないよ? うん」
「……」
「……」
「エッチィことに使おうと思ってないか?」
「! ……ななな何のこと、あたしぜんぜんわからないなー」
「すごい棒読みだな……アイシャ、早いうちから色々覚えちゃうと、本物で満足できなくなっちゃうぞ」
「つまり貸しては」
「あげない」
「ええー! いーじゃん! ちゃんと洗って返すから!」
「そういう問題じゃない」
「何だよー、お兄ちゃんのいけず! ……ちんこもげろ!」
どたどた。
「はぁ」
アイシャのあのエロ系にもいかんなく発揮される発想力、行動力。
妹じゃなければきっと互いに切磋琢磨してエロ道を邁進するカップルになれるんだろうなぁ。
……ホントに妹じゃなければなぁ。
ふと思いついてしまったのですが、
①まだ嫁のいない状態でルーデウスとアイシャがうっかり一線を越えてしまいそうになる
②お互い悩む
③互いに『家族として』ではなく『恋人として』愛してしまったことに気づいてしまう
④結ばれる
というお話、読みたいと思います?
アイシャAfterとか書いている身の上で書いていいものかちょっと悩んでますので
背中を押していただけるとありがたいなー、と思っています。
感想欄にYesかNoだけでも書いていただければ幸い。では。