逆行転生TSF 作:逆行物増えろ
結衣さんからのアドバイスを受けて僕は日常でも勇斗くんの誘惑に励んでいる。
といってもドラマで出てくる雌豹の様なそんなあからさまなものじゃない。遊んでいる最中でのボディータッチを増やしてみたり、肩を組んだりした時に腕や肘に細やかな胸を押し付けてみたりとその程度のものだ。
ごく普通の日常生活のふとした拍子に、女の子の身体の柔らかさや気持ちよさに気付いてもらおうという作戦だ。
まぁ、今のところ成果は上がっていないのだけれど……。
というかサッカーとかしているし身体全体でぶつかり合っているのだからボディータッチなんて今更だ。たまに勇斗くんの肘が僕の胸をを押し潰し、その痛みから悲鳴を上げそうになった事もあるけど何とか我慢している。
そこでゲームを止めてしまえば次から勇斗くんは僕に対して遠慮してしまうだろう。
それは頂けない。
女として誘惑しておきながら男としても対等に接して欲しいだなんて我ながら面倒臭いものだ。
それはそうと今日の昼休みの遊びはかくれんぼだ。
いつもはサッカーやドッジボールなのだが今日は先に他のクラスにグラウンドを押さえられてしまったので校舎内でできる遊びということでそう決まった。
ルールは簡単、上履きで歩ける範囲で鬼に見つからないように隠れること、他の校舎には行かないこと、トイレ等の特殊な場所には隠れないこと、だ。
そして現在隠れる場所を探しているのだが非常に困っている。
思いの外隠れられる場所が少ないのだ。
人がすっぽりと隠れられる場所といったら定番の掃除道具入れのロッカーと教卓の下などだが、定番過ぎて真っ先に調べられてしまうので全く不適切だ。
早く隠れないと鬼が探し始めてしまうのだが一向に良さそうな場所は見つからない。
そろそろ皆隠れ終わった頃だろうか?少し焦りが出てきた頃に空き教室でそれは見つかった。
それは教室の後ろのロッカーに並んで置いてある後付けのロッカーだった。
ちょうど教室の角に置いてあり半ば物置と化していた部屋に埋もれる様に置いてあり遮光カーテンで殆どが隠れていた。
薄暗いこの部屋の中ではなかなか見付け辛いだろう。
よし、ここにしよう。
「えっ?」
さっさと隠れてしまおうとドアを開けたのだが、先客がいるとは思わなかった。
「勇斗くん?」
「悠季かよビックリした……ここはもう一杯だぞ」
「そうみたいだね……」
せっかく良い場所だと思ったのに残念だ……っとそんなこと言ってられなくなったみたいだ。そんなに遠く無い所で鬼の声がした。
「ゴメン勇斗くん!」
勇斗くんだけで既に手狭になっていたそこに、僕は無理やり身体をねじ込んだ。
向かって勇斗くんが右手側に僕が左手側に収まる格好だ。
「うわっ!おまっ!」
「しっ!鬼が近くにいるみたい」
さっきの声は確実に近くなっている。勇斗くんには悪いが手で口を塞いで息を潜める。
「「………………」」
……どうやら行ったみたいだ。
ロッカーの小さな穴から外を窺っていたんだけど……うん、もう大丈夫そうだ。
そうして外を覗くのを止めて正面を向いてみると、勇斗くんの顔が目の前にあった。鼻と鼻が触れ合いそうな距離だ。ビックリした……。
「お前なぁ……」
「ゴメンね勇斗くん、狭くしちゃって」
今更だけどかなりの窮屈さを感じる。何も考えずに入り込んだので色々と無理がある体制だ。
脚はそれぞれの股の間に射し込まれて絡み合う様になっているし、それによって崩れかけているバランスを取ろうと手があらぬところに置かれている。
具体的には僕の右手は勇斗くんのアソコの上に、勇斗くんの右手は僕の胸の上に添えられ、自分達の身体によって挟まれてしまって抜けなくなっている。
それに身動ぎをする度に身体を支えようとして強く手が押し当てられてしまうのだ。
だが鬼がいつ戻ってくるともしれない状況では、ロッカーの外に出て姿勢を整えるわけにはいかない。最早一蓮托生で動くに動けない状況なのだ。
……これくらいの距離感もサッカーとかしていたら無くはないのだが今回はサッカーでもなんでもなくただのかくれんぼだ。
他に気を取られる物もなく暗闇の中で感じられるのは密着している相手の温もりと息遣いだけだ。
「「………………」」
流石にこんなキスする直前の様な距離感は気恥ずかしいのか目が合うことは無いけど、なんとなくお互いに相手を窺っているのがわかる。
勇斗くんにしてみれば自分の弱点とも言える場所に他人の身体が触れているのわけで、気が気ではないのだろう。
どうにかして落ち着けるポジションを探そうと身動ぎしている。
だがその度に僕の胸に着いた掌が、僕のささやかなおっぱいをグニグニと押し潰している。
自分から入っていった僕と違い、勇斗くんは暗闇の中で自分の手が何処に置かれているのかわかっていないのかもしれない。
それに意識しているのか無意識なのか、たまに僕のおっぱいの柔らかさを確かめる様に指が動いている。
「んぁっ……勇斗くん手が……胸に……いや、何でもないよ……」
ただ勇斗くんに触れられているだけでもちょっと感じてしまっているのに、こんな風に揉まれてしまったら流石に我慢できない。
その刺激から逃げようとしているのか、それとも得ようとしているのか、思わず僕も身体を捩ってしまう。そしてそれによって勇斗くんのを刺激してしまい、勇斗くんも身を捩る。そしてまた僕も―――。
……ちょっとした連載反応が起きてしまっている。
そんななか、僕の右手の中で微かな違和感が生まれた。
……僅かに僕の手のひらを押し返す様な感覚がある。
ピクリ……ピクリ……とそれは断続的に、しかし段々と強く早くなっていく。
――えっ?
勇斗くんのおちんちんが僕の手のひらの中で……勃起……してしまったのだ。
それは勇斗くんの短パンを押し上げ、しかしその布に阻まれて真っ直ぐ上に起てずに苦しそうにしている。
勇斗くんは自分の身体の変化とそこからくる苦しさ故にか少し焦っているみたいだ。
どうにかしようと身動きしているがその程度では位置を整えることも儘ならないだろう。
……勇斗くん苦しそうだ、どうにかしてあげた方がいいかな?
こんな閉所で身動きがとれず、自分の思い通りにならないのはかなりのストレスだろう。
やはり僕がどうにかしてあげないと……!
だけどいくら仲が良いといっても自分のアソコを他人にまさぐられるのは嫌だと思う。一芝居うつ必要がありそうだ。
上に直接行けないなら横道を経由すればいいのだ。
あらかじめ指を曲げ鉤を作りそれを勇斗くんのアソコの付け根に添える。そしてそのまま根元からクイッと横へと回して上を向かせてあげようという作戦だ。
間違っても直接掴む様なことはできない。それじゃあ変態になってしまう。
僕が姿勢を正す時にたまたま直った、そういう筋書きだ。
「ゴメン勇斗くん、少し動くね」
勇斗くんに体重をかけるよう身体を密着させて手の動きを誤魔化す。指をおちんちんの下に差し込んで引っ掻ける様にした状態で大きく身動きして横を向けたまま上へと引っ張り上げた。
……成功だ。
……これで多少は楽になったかな?
…………そうでも無さそうだ。
今の刺激はサワサワと撫でるだけだった先ほどまでの刺激と比べるとかなり強かった。
だからだろうか?その刺激を求めてか……無意識だろう……勇斗くんの腰が僕の手に押し付けられている。
「~~~っ!」
初めて僕を求めてくれた!
無意識であったとしてもその事実変わらない……僕はそれに答えてあげようと思う。
不自然さを感じさせないように緩慢に、けれど確実に勇斗くんのアソコを刺激していく。袋の裏側の根元から竿へと撫で上げる様に指を這わせる。
これは変な事をしているわけじゃないのだ。そう、ただ狭いロッカーの中で楽な姿勢を探そうとしているだけなのだ。
そんな言い訳の下でその行為は段々とエスカレートしていく。
浅く、早くなっていく二人の呼吸……触れ合い、上昇していく互いの体温……。
夏であればとっくに逆上せあがっているだろう。
はぁっ……はぁっ……はぁっ……!
勇斗くんはこの狭い可動域の中で必死に僕の手のひらに自分のアソコを擦り付けくる。
同時に勇斗くんにとって初めての、未知の快感だったのか、目を固く瞑って何とかそれに耐えようとしている。
そんな頑張っている様子がとても可愛く思えて仕方がない。
僕は手のひらを勇斗くんのおちんちんを包み込むように変化させる。
そして勇斗くんの小さな動きに合わせてスリスリと、上下に動かし撫でてあげるのだ。
よしよし……良い子良い子……。
キーンコーンカーンコーン―――
昼休みの終わりを告げ掃除の始まりを知らせるチャイムが鳴った。
かくれんぼは終わりだ。
どちらともなく視線が合う……とっても気まずい状況だ。
「「………………」」
取り敢えずロッカーから出ようかな―――。
外は思いの外涼しかった。
ぐっと背伸びをしてから勇斗くんを振り替える。
後に引いてはいけないし何も無かった事にした方がいいよね?
そう思った僕は努めて明るい声を出す。
「ふぅ……ちょっと熱かったね、でも僕達の勝ちみたいだよ勇斗くん!」
「……そうだな」
皆様如何お過ごしでしょうか?
私の地元は例年より早めの梅雨入りになりました。
話を進めるにあたって季節を感じられるようなイベントを書きたいですね。
春に書きたい事も取り敢えずは思い浮かばないので次は夏へのイベントとして梅雨でしょうか?
梅雨と言えば雨、雨と言えば濡れ透け。でも雨シチュなんて何時でも書けるんですよね。梅雨ならではのものを書きたいです。
ただの濡れ透けなら夕立とか台風の方が合いそうですし、夏で寒くないので着替える必要性が薄くて透けっぱなしにできますからね。
どうにかして同じ雨でもそれぞれの良さを潰さないようにシチュエーションを書き分けたいです(出来るとは言っていない)。