逆行転生TSF 作:逆行物増えろ
梅雨が明け夏本番にと差し掛かりジリジリと肌を焼くような暑さが到来している。
今日はプール開き、五年生になって始めてプールに入れる日だ。
そして僕達は今、教室で着替えの時間だ。
僕達の学校は作りが古く、専用の更衣室すらなかったのだ。そのため高学年であっても男子と女子が同じ教室で着替える必要があったのだ。
今思えばどうかと思うのだが当時は不思議と何も感じる事はなかった。
多分そういう事におおらかな地域だったのだろう。この辺りはどちらかと言えば田舎だ。山と田んぼしか無いという程では無いけれどやっぱり田舎だ。
保護者達もそういった事に対して寛容だったのだろう。
プールが新しくなり更衣室が増築されたのは僕らが卒業した後だった。
それでも流石にこれくらいの歳になると自ずと教室のの端と端で男女が別れるのだが相変わらず僕は男子側の勇斗くんの近くにいた。
男子達はさっさとプールに入りたいばかりの子と女の子に興味が出てきたのかゆっくりと着替えて女子の着替えをチラチラと盗み見ている子が大体半々くらいだろうか?
僕は勇斗くんの影になる様な位置取りをしているので近いとはいっても見辛いだろう。
それに流石の僕も今では裸になったりしない。ラップタオルを肩に引っ掻けて着替えを開始する。
ではそろそろ勇斗くんをからかってみようかな……!
先ずはタオルの中でシャツやズボンを脱いでしまう。そして上半身を前に折ってパンツを足から抜きながら、何でもない風を装って勇斗くんに話し掛けてみる。
……パンツを脱いでしまった今、僕の身体を守るのは頼りないラップタオルだけだ。
勇斗くんは人と話をするときはきちんと相手の顔を見て話してくれる。だからこそ、ほんの少しの視線の移動で気付いてしまうだろう……前傾姿勢になったことで首もとのラップタオルが垂れ下がり、身体との間に隙間ができている事に。
普段は決して見ることのできない隠された場所が簡単覗ける様になってしまっている事に。
そこには前に触ってしまった時よりも少しだけ膨らんだ成長途中のおっぱいと薄いお腹、そしてすらりとした太腿が一同に並んでいるはずだ……それにもしかしたら太腿の間に隠された真っ白な僕のアソコすらも―――。
本当はとっても恥ずかしいのだけど今回は我慢しよう。
太腿を掻く振りをしてそのままの姿勢を維持する。
話し掛けられて僕の方を向いた勇斗くんは直ぐにギョッとした顔をして目を泳がせた。
……気づいちゃった、よね?
勇斗くんもダメな事だと解っているのだろう。何とか視線を外そうとしているが、それでもその誘惑には抗えないのか僕の胸元へと視線が移動している。
僕はそれな気付かない振りをして上目遣いで勇斗くんに笑いかける。
「―――っ!」
ここまでかな?
あまりこのままの姿勢では不信がられてしまう。上体を戻して片手に持っていたパンツを胸の前で広げて畳む。それを着替え袋に入れて水着を引っ張り出す。
勇斗くんの方を向くとバッと顔をそらされた。
そっか、パンツにも興味があったんだ……袋に仕舞ってしまわずに机の上に出しておけば良かったかな?
向こうを向いてしまった勇斗くんにわざと近付いていく。
「あれ?向こうに何かあるの?」
そう言って勇斗くんの後ろに立ち、肩越しに勇斗くんが向いている方を見てその何かを探す振りをする。横を向けば頬が触れ合いそうな距離だ。
既に勇斗くんは上半身裸である。普段は直接触れられないその肩に手を置き、背中にタオル越しの胸を当ててあげる。
「ちょっばっ悠季!」
「どうかした?」
僕は何にも気付いてないですよ~ってね。
「いや……近いし」
「そうかな?いつもこれくらいだと思うけど」
「だって、お前、その……服が……」
「ん?」
確かに服は着てないけど布の厚みであればいつもの運動服の方が薄いと思うけどな。
柔らかく伸縮性のあるその生地は胸の膨らみや細部の形までしっかりと浮かび上がらせてくる。流石は運動服といったところだ。
まぁそんな事を言ってるわけじゃ無いのは解ってるんだけどね。
こんなフワフワ揺れていて捲り上げたりずり下ろしたりしたら簡単に全裸になってしまう様な格好でくっつくなって言いたいんだろう。
だけど勇斗くんが意識してくれている以上、素直に退く僕じゃないんですよ。
……でも今は取り敢えず離れてあげよう。
自分の机に戻っていき勇斗くんに背を向けたまま話し掛ける。
当然勇斗くんはこちらを向いている事だろう。
そこで先ほどよりも大きく上体を前に倒して机に手を置いて支えにし水着を脚に通していく。
首もとへと少し引き上げたラップタオルの裾は短く、太腿の大半を晒している事だろう。更に前傾姿勢をとったことで太腿の付け根、お尻の輪郭が見えてしまっているかもしれない。
「そういえば勇斗くんは泳ぐの得意だったりする?」
それは近くに立つ勇斗くんから良く見えているだろう。
「んーそう……っ!!!…………まっまぁ、そうだな、結構泳げる方だと思うぞ……」
「へーいいなぁ、実は僕そんなに泳ぐの得意じゃないんだ……」
もし……もしも、今ここで勇斗くんがしゃがんでしまったら……僕が後ろを向いているのをいい事に覗き込んでしまったら……僕のアソコが勇斗くんに見られちゃうんだ……。
アソコに熱が集まってくるのがわかる。
「……もしも勇斗くんがいいなら僕に泳ぎを教えてくれないかな?」
「……それくらいならいいぞ」
今、勇斗くんはどんな格好をしているのだろう?
目を反らしているのか、しっかりと見ているのか……それとも下から覗き込んでいるのだろうか?
―――ゾクゾクする
こんなイケナイ感情があるだなんて僕は知らなかった、こんなどうにかなってしまいそうなのに辞めれない感情が……。
そんな僕に天罰が下ったのかもしれない。
無理な姿勢をとっていたせいか右足が崩れてしまったのだ。何とか体勢を立て直そうと置いていた左手で机を掴んでみたのだがどうにもならなかった。
机を掴んだままそこを支点にして身体が回り、机に背中からもたれ掛かる様に尻餅をついてしまった。
机を掴んだままだったせいで片手て万歳をした様な格好だ。つまり肩にかけていたラップタオルは首もとまで捲れ上がっている。
何とかバランスを取ろうと広げた脚は両足首に絡まっている水着に阻まれただ膝と股を開いただけに終わった。
僕は今、勇斗くんに向けて開脚し、無防備にアソコを晒しているしまっている。
膨らみかけのおっぱいも胴が捻れている事によってその形が強調されている事だろう。
肩に申し訳程度にかかっているだけのタオルなんて無意味だ。
僕は勇斗くんに全裸を見せ付けてしまっているのだ。
―――――っ!?
よく悲鳴をあげなかったものだ……いや、そんな余裕も無かったのかもしれない。
自分の状況に気が付いた瞬間タオルを掻き寄せて膝を抱きしめて身体を隠す。
だけど倒れてしまった衝撃で数秒間自分の格好が理解できなかったのだ。
そのため隠す事すらしなかった僕の身体は、勇斗くんに余すことなく見られてしまっただろう……。
本当はこんな風に見せ付けるつもりは全く無かったのだ、顔から火が出るとはこの事だ。
逆行してから初めて泣きそうになっていまった……というか既に涙目だ。視界がぼやけている。
「わ、わりぃ……」
「ううん……僕の方こそ変なもの見せちゃってゴメンね……」
下から見上げたことで見えてしまった勇斗くんのアソコはツルツルで、確かにしっかりと起ち上がっていたのだった……。
因みにそこそこ目立つ事をしてしまった自覚があるのだが僕の恥態を見たのは勇斗くんだけだったみたいだ。
何故かというと僕達がそんな青春の一幕を演じている脇で(というかこの場合、脇は僕達なんだろうけど)もっと凄い事が起きていたのだ。
その主役は愛梨ちゃんだ。
見た目も言動も少々幼い彼女だが己の身体を見られる事に羞恥心を感じないのだろう。着替えの際にタオルも何も使わなかったのだ。
彼女は着ている服を全て脱いだ後、何を思ったのか他の男子や女子に話し掛けにいったのだ、全裸で。
服も水着も着ていない一糸纏わぬ姿であっちへトコトコこっちへトコトコ……彼女は注目の的だった。
そのまま水着に着替え終わるまでほぼ全ての男子達と一部女子達の視線をその一身に受け続けていたのだ。
何という兵だろうか、僕も見習わなければ……!
思い浮かばなかったので梅雨飛ばしました。