逆行転生TSF 作:逆行物増えろ
そんなこんなで協力者を得た僕であったがあまり進展は無かった。
委員長の作戦は真面目な性格もあって無難なものばかりで、挙がった案は既に試していたものも多かった。
まぁそもそも大人な僕が恋愛経験の無い小学生に何を聞いているんだという話だ。
愛梨ちゃんは常識にとらわれない子だからブッ飛んだアイデアを出すとは思っていたが、予想通り普通じゃ無い案を出してきた……悪い方に。
「男なんておっぱい吸わせとけば絶対落ちる!」って何さ!?
いや、確かに自分も男だったし男のままであれば無いとは言い切れないのが悲しいところなのだが……。
流石に子供の口から飛び出て良い言葉じゃないと深く聞いてみると、どうやらお兄さんから聞き出してきたみたいだった。
なんて事教えてるのさお兄さん!?自己判断能力の育っていない子供に教えていい知識じゃないよ!?
委員長なんて真っ赤になっていた……ゴメンね。
当然却下したし、愛梨ちゃん自身にも安易にやらないように約束してもらった。
結局決まったのはもっと積極的に行くしかないという事くらいだった。
「勇斗くん、一緒に帰ろ?」
いつもと同じ一緒の帰り道。唯一違うところは僕と勇斗くんが手を繋いでいる事だろうか。
ちょっと積極的にいってみる事にしたのだ。
結果は御覧の通り。
こうして隣にいる事を許されて、触れ合っているだけで嬉しくなってしまう。
自分でも顔がニヤけていっているのが分かるくらいだ。
指を絡めて恋人繋ぎを試してみる。
「「…………」」
振り払われる様な事もなく許されてしまった。
……エヘヘ。
勇斗くんの方を窺ってみると顔を真っ赤にしながら僕とは反対側を眺めている。
―――カワイイなぁ……。
僕が寝ている時はあんな風なのに、ちょっと攻めてみると照れてしまうのだから面白い。
いっその事腕を組んでみようかな?……流石に早いか。
そんな事を考えながら歩くこと十数分、別れ道がきてしまった。
僕らの家はそれぞれ別方向にあるのでここでお別れなのだ。
「「…………」」
手を繋いだまま会話も無く時間が過ぎていく。
離れたくないなー……。
……勇斗くんもそう思ってくれてると嬉しいな。
いつもであればそれぞれの家に帰って親に言うか書き置きをしてからどちらかの家に集合していたのだが、そのちょっとの時間も別れていたくない。
まぁでも、仕方がないか……。年上として僕から切り出そう。
「じゃあ――」
「このまま悠季ん家いくぞ」
あれ?
「……いいの?」
「電話借りて連絡すればいいかなって」
「確かに」
それもそうか。
離れる必要なんて無かったのか。
嬉しくて手をギュッとしてみる……勇斗くんも握り返してくれた。
―――これはもう両思いでは……?
「フヘヘ……」
「……何笑ってるんだよ」
「なんでもないよー!」
「……ふん」
そうしてたどり着いた僕の家。
家に入ろうとすると鍵がかかっていた。
そういえば今日は両親とも用事があって遅くなると言っていた様な……?
翔も前々から今日は友達の家に遊びに行くと言っていた。
もしかして家に二人きり?
ランドセルから鍵を取り出して中へと入る。
「ただいまー」
「おじゃましまーす」
誰もいないと解っていても習慣みたいなものだ。
「そういえば夜まで親は帰ってこないんだった……翔も多分6時までは帰ってこないと思う」
「そうか……」
「じゃあ手洗いうがいして僕の部屋に行こっか」
やってきましま僕の部屋。
正確には僕と翔の部屋だけど今は僕しかいないし僕の部屋であってるだろう。
居間で遊ぶのもいいけれど自分の部屋の方がやっぱり落ち着く。
まぁでも、ちょっと寒いから布団の中で遊ぼうかな。
「ほら勇斗くん、こっち!」
「お前それ……いや、なんでもない」
僕のベッドへと勇斗くんを引っ張る。
ほーら、女の子のお布団だよー?入れるのは今しかないよー?……なんてね。
二人で僕の布団に包まってゲームをする。
隣にいる勇斗くんは緊張気味だ。無理もないけどね。
勇斗くんのゲーム機は家にあるので今日は僕の一台だけだ。
いつもの狩ゲームをするわけにもいかないので、今回はストラテジーRPGを二人で相談しながら攻略している。
「こっちにこいつ動かしたら相手が誘われてくるじゃないか?」
「なるほど……壁にして遠距離から敵を一網打尽にするわけだね」
そうやって遊んでいるうちに時々僕の腰付近に触れるものがあった。
最初は気のせいかと思ったけどやっぱり勇斗くんが僕に触れてきている。
―――そっか、我慢できなくなっちゃったかぁ……。
僕が拒否しないので安心したのか裾から手が侵入してくる。
サワサワと僕の腰や背中を勇斗くんの手のひらが撫ぜていく。
「「…………」」
そのうちに調子に乗ったのか、ズボンのゴムを通り越してお尻の方へと侵攻してきたのだ。
僕としては全然ウェルカムなんだけど、流石にコレに反応しないのはおかしいよね?
「勇斗くん……?」
「!!!……あ、いや、なんだ……嫌、だったか……?」
「全然嫌じゃないけど……どうしたのかなって?」
「あー……手が冷たかったもんで……」
……まぁ小学生だしね、こんな言い訳でも許してあげよう。
「そう?なら触っててもいいよ、なんなら温めてあげよっか?」
ゲーム機を置いて勇斗くんの手を取り布団の中で向かい合う。
そのまま引っ張り服の中へと導き、スポーツブラをズリ上げながら胸元へと押し付ける。
「ッ!!!」
「うわっ……確かにちょっと冷たいね」
僕のあまりの行動にか、勇斗くんは固まってしまった。
僕はそれを好機とばかりに両腕でおっぱいを寄せ、間に挟み込む様にして手を温めてあげる。
そうしている内に勇斗くんは再起動をはたしたのか、手がフニフニと僕の胸を揉む様に動き始めた。
―――フニフニ、フニフニ。
「あっ、んん……ッ♡」
あ、そこキモチイイかも♡
「ッ、悠季!!」
僕の嬌声に反応してか、勇斗くんはガバリと起き上がり僕に馬乗りになってきた。
勢いがよかったためか布団は横に弾かれ、服も捲れ上がって僕のおっぱいが電灯の下に晒されている。
絡み合っていた両手はそのまま引っ張られてバンザイをする様に僕の頭の横で固定されてしまった。
僅かに盛り上がってしまっている淡い桜色の乳首も、もはや隠す事はできない。
ーーーッ!?
こんな至近距離で、しかも明らかに起きているという状況で見られるというのは、かなり恥ずかしいものがある。
だけどここで変に反応してしまうと、このまま行くところまで行ってしまう様な……?
「えーと、勇斗くん?」
自分から煽っておいてなんだが、僕は突然のこの状況に完全に日和ってしまっていた。
恥ずかしさを見せない様に、この行為についてよく理解できていないかの様に……。
……僕は空とぼけてみせたのだ。
そんな僕を眉根を寄せて真剣に見下ろしてくる勇斗くん。
―――見つめ合うこと十数秒。
「はぁーー……」
勇斗くんは力が抜けたのか、溜息を吐くとそのまま僕の隣に倒れ込んできた。
半分僕にのしかかったままのうつ伏せ状態で、横目にこちらを見てくる。
どうやら思いとどまれたみたいだ。
「解かれよな、全く……」
ジト目の勇斗くんに気付かないフリをして、僕は心を落ち着ける。
「あー……まぁそうだな、これでよかったのかもしれないな」
「うん?」
「もっと然るべきタイミングで、絶対に解らせてやるからな……首を洗って待ってろよ?」
…………!?!?
勇斗くんは耳元でナマイキに囁いてきた。
取り乱しそうになったが、ここで演技がバレたらなんか酷い事になりそうだったので必死でわからないフリを続けるのだ。
「……?よくわらないけどわかったよ。待ってるね、勇斗くん」
僕の行動しだいではそのままゴールインできそうだったし惜しい事をしたとも今更に思っている。
だがいかんせん、僕にそんな度胸はなかったのだ。
勇斗くんも然るべきタイミングで行動してくれると言っているのだし、このまま受け身でもいいかな?
それに勇斗くんと一緒に行う青春のアレコレ、できれば一通り経験してみたいとも思っていたのだ。当然告白という一大イベントも実は期待していたりするのだ。
だから……今日はゴメンね?勇斗くん。