※この作品はR-18です。

逆行転生TSF   作:逆行物増えろ

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今回は日常?回です。


5話 勇斗くんとの関係

 

「おはよう!」

 

「あっ悠季くんおはよー」

「悠季くん、おはー」

「おはよう、悠季くん」

 

僕の挨拶に反応して何人もの女の子達が代わる代わる挨拶を返してくれる。

 

前世ではなかった光景だ。

前世でこの頃の僕は人見知りなのもあり、勇斗や一部の仲が良い人達としか自分から会話はしていなかった。

それと比べれば大きな前進だ。

 

……まぁ精神年齢が何歳も上なんだから当たり前なんだけれども。

 

今の僕からしたらみんな年下の子供達みたいなものだから男子にせよ女子にせよ余裕を持って接することができる。

特に女子達には机に登る必要があったり身体を使ったりと女子に好まれない作業を代わったり、少しやんちゃが過ぎた男子を窘めたりしていたらだいぶ懐かれてしまった。

 

懐いてくれるのはとても嬉しいのだが一部の女子達は僕を男子に見立てて擬似恋愛を楽しんでいる雰囲気があって少し困っている。

 

そういう行動をとるのも解らなくはないのだけれど……。

客観的に見れば僕は見た目は男子みたいだしよく遊ぶ相手も男子で体育とかでも男子と張り合えているのだから。

それに当たり前だけど勉強は出来るし小学校程度の内容なら人に教えるのも難しく無い。更に確かに僕は男子達の中で元気よく遊んではいるけど、結局はいつの間にか見守る立場になっているので端から見たら大人の様な落ち着きも感じられるのだろう。自分で言うのなんだけどそもそも僕もそれなりに整った顔をしているのだ……ワイルド系イケメンだった勇斗とは真逆のタイプだどね。

幼い女の子が憧れそうな存在だ。しかも本当は女だからいくらくっついたりしても安心安全ときている。

 

僕の性自覚が男だということを除けば……。

 

もちろん女の子達に腕を組まれたりしても相手を邪な目で見たりはしない。僕からしたら近所の子供達に手を引かれている様なものだ。

 

 

……ただ当たるのだ、胸が。

これくらいの年齢だと中にはそれなりに膨らみ始めている子もいる。僕は全然だけど……。

柔らかなおっぱいが僕の腕にふにふにと当たるのだ、相手の年齢や容姿なんて関係ない。おっぱいはおっぱいであってそういうのとは関係なく緊張してしまう。

もちろん相手を不快にさせないように緊張を見せず振り払ったりもせずに大人な対応を心掛けている。それが相手を更に助長させている気がしないでもないけど……。

 

腕を抱き抱えてぶら下がる様に体重を掛けられたりするが最早彼氏というよりお父さんって感じだ。

 

 

 

 

帰りの会も終わり放課後だ。今日は委員会もクラブも無いから放課後は自由だ。

 

「じゃあね、悠季くん」

 

「うん、また明日」

 

一部の女子達は僕の手と恋人繋ぎをしたりして触れ合ってから帰っていく。

 

うーん、ファッションとして楽しんでいるうちは良いのだけれど、このままエスカレートしていったらちょっと怖いかな……主に周囲の目が。

好意を向けてくれるのは嬉しいのだけれどね。

 

そんな女子達に笑顔で手を降るとキャーキャー言いながら帰っていった。

 

 

「お前本当に女子に人気だよな」

 

「勇斗くん!」

 

少し呆れた様な顔をした勇斗くんが近付いてきた。

 

「おっし今日こそお前に勝つ!グランドで勝負だ!」

 

「受けて立つよ!」

 

最近は勇斗くんとサッカーで1on1をするのが日課になっている。

 

勇斗くんとのサッカー勝負は今のところ僕の全勝だ。こればっかりはしょうがない、経験の差だ。

 

勇斗は前世でもサッカーをやっていた。その実力は県大会上位常連校で二年にしてレギュラー入りしているくらいだ。

小学生の頃からサッカー少年で一緒にいた僕も必然的にサッカーの相手をさせられていた。

僕は部活にまで入ってやっていたわけでは無かったので流石に実力はだいぶ下だ。それでも勇斗の為になりたい一心で努力し、1on1で軽いウォーミングアップ相手になれる位の実力は維持していた。

 

勇斗の得意な技や癖も大体把握しているし人読みも駆使すれば負ける要素は無いのだ。

そんな僕相手に今の勇斗くんが勝とうなんて無謀もいいところだね!

 

「あーくそっまた抜かれた!」

 

「また僕の勝ちだね」

 

勇斗くんと視線がぶつかり合う。凄く悔しそうな顔してる。それが何とも嬉しく感じてしまうなんて僕はいけない子かもしれない。

 

前世では勇斗よりも背が低く同じ高さで目が合う事はなかった。いつも僕は見上げてばかりだったのだ……勉強以外は。

今世では男女での成長期の違いもあって同じくらいか、もしかしたら僕の方が微かに高いかもしれないくらいだ。

 

 

勇斗と同じ目線でライバルとして在る事は僕の夢でもあった。

子供の勇斗くん相手に同じ目線というのは無理かもしれないがライバルと認めてくれたのは凄く嬉しかった。

 

「あっついなー」

 

「そうだねー」

 

春先でいくら涼しくても運動すれば熱くなる。

体操服の裾を捲り額の汗を拭き取る。

少しクールダウンをしてから木陰で勇斗くんと体操服を着替える。

 

……そういえば勇斗くんはこちらをそういった目で見たりはしないんだよね。

こうして上半身裸同士でも目をみて話してくる。至近距離かつ二人っきりでお着替えしてるんだけどなー。

 

むしろ少し離れた位置にいる知らない男子の方が興味深々な感じだ。着替えと一緒においてあったランドセルの色で性別を判断したのだろうか?この距離で身体つきで判断したのだとすればそれはそれで凄いな。

 

まぁ多分勇斗くんにお姉さんがいるせいかな?

これくらいの年齢で家族なら裸を見る機会もあるのだろう……知らないけど。多分それで慣れているのだ。

3つ上だったと思うから今は中二だろうか?

 

話は変わるけど前世の勇斗はだいぶシスコンだった。あれだけ年上好きだったのはお姉さんの影響が大きかったのだと思っていたりする。

 

「じゃあ帰ろっか?」

 

「だな、明日は負けねーぞ!」

 

「ふふっ、それはどうかな」

 

 

 

 

そんな感じで僕の第二の人生は幸せに過ぎていくのだった。




まだまだ終わらないです。
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