やさぐれアークビショップさんのEchiEchiDays!! 作:ゆーゆー・ゆーりー
「くぅ~嫁さんの注いでくれたミックスジュースがめっちゃうめ~~! Luk上がってきた~~!!」
「お仕事前なんですから、お酒はダメですからね~」
「わかってるって~!」
青い法衣に身を包んだ金髪のアークビショップの手にはミックスジュースの入った透明な瓶。仲間の空のグラスにジュースを注いで回っていた。
「先輩、俺、やっぱり不安なんですけど。グラストヘイムアビスって、めっちゃ難易度高いって聞いたんですけど。やべー噂しか聞かないっすよ?」
メカニックの青年は暗い表情でグラスに注がれるジュースをじっと見つめていた。
その横には眼鏡をかけた小柄なジェネティックの少女が座る。本のページをめくりながら、ぼそぼそと呟いた。
「曰く、無対策は入り口で即死。対策しても即死」
「あらあらぁ……じゃあ青ジェムいっぱい持っていかないとですねっ!」
アークビショップの女性は優しい笑顔を浮かべ、明るく落ち着いた声でそう言った。それはまるで、皆を励ますようで。
「皆、そんなに不安そうにしなくて良いぞっ! 今日は最強の助っ人をギルメンに呼んでもらっているっ! どうやら丁度今、到着したらしい!」
4人パーティのリーダー格のルーンナイトの男性が大仰に腕を振るう。すると、可愛らしい桃色の法衣を纏ったアークビショップが、紅い長髪を靡かせ酒場の入り口から入ってきた。
「こんちんぽーっす」
気だるそうな表情にうつろな瞳。正直何を言ったのかうまく聞き取れない挨拶のような何かを呟き、4人の座るテーブルの空いた席にどっかりと座ると、眠いのかいきなり机に突っ伏した。
本当に大丈夫だろうかと、4人は不安そうに顔を見合わせる。しかし彼女から漂うオーラは間違いなく強者であることを示していた。
「今ちんぽって言った、ちんぽって言ったよね。しかも何か変なにお――むぐっ」
ジェネティックの少女が小声で隣のメカニックの青年の耳元で囁く。青年は慌てて少女の口を手で塞いだ。
「馬鹿、聖職者がいきなりそんな卑猥な事言うわけ無いだろっ。先輩の呼んでくれた助っ人なんだぞ、失礼なことを言うなっ」
メカニックの兄は妹のジェネティックに小声で諭すように囁く。
青い法衣の金髪のアークビショップは絶句し固まっていた。ルーンナイトは苦笑いを浮かべながら机に突っ伏した聖職者らしい女性に話しかけた。
「あ、あの~、ナリアさん、ですよね? 今日はよろしくおねがいします~」
「あ~……う~……、14cm」
ナリアは頭を上げルーンナイトの顔をぼんやり眺めてそう呟くとまた机に突っ伏した。
「何の長さっ!?」
ルーンナイトの男性は顔を真っ赤にして驚く。
メカニックとジェネティックの兄妹はルーンナイトの下半身をじっくりと見つめていた。
「とっ、ととっ、とりあえず全員揃いましたし、出発いたしましょうかっ!」
慌てた様子で放たれるワープポータル。ルーンナイトを先頭に意気揚々と乗り込む3人。遅れて、ナリアはとぼとぼと気だるそうにワープポータルに乗り込んだのだった。
「クエストの受注ヨシ! のりこめーーっ!」
パーティーリーダーのルーンナイトは高らかに声を上げてグラストヘイムアビスへと入っていた。
「あ、ちょっと……まぁ、いいか」
ナリアは何かを言いかけたが、口を閉ざした。直後――
「みぎゃあああーーっっ!!」
「今何か、悲鳴が……」
「すぐに行きますっ!」
「先輩っ! 大丈夫っすか!」
ナリアを残して3人がグラストヘイムアビスへと入っていく。
「あーああ、やっちゃったよ」
一人残されたナリアは入り口前の階段に座り込んだ。
そして何かを考える様子で薄暗い空を仰ぎ見たのだった。
◇◇ ◇◇◇ ◇◇ ◇◇◇ ◇◇
中の状況は聞かなくてもわかる。全滅だ。このまま待っていれば3人は死に戻りしてすぐに戻ってくる。わざわざ中に入って3人起こして立て直すよりもこの方が早い。次は私が先に入れば敵を抱えることはできる。できるが――
「やっべーまじやっべーっすよあれどうするんすか」
「完全回避がいるらしい……です」
「え、ないよ? ないよね?」
「……ありません」
4人は酷く落ち込んだ様子で沈黙していた。
ぼんやりと4人の装備を眺める。
ルーンナイトはペオースセットに深淵刺しゲラドリアに業風石。全部一般モンスターのグラストヘイムアビスでまさかその装備でウインドカッターでもするつもりなのか。汚染禿には風通らないし!
アークビショップは熾天使セット回復の光に巡礼者。ダクハン栄光イリュモル。後衛純支援なのだろう。仮に今すぐ完全回避装備を用意して壁をやらせても上手くいかない可能性は高い。無駄にトラウマを増やすだけだ。
ジェネとメカは二人揃って全身スターターパッケ装備。
この構成では汚染レイド一匹倒すのも骨が折れる。20匹も倒すとなると、一体何回全滅してやり直すことになるか検討もつかない。
どうしたものか。
ふと下に降りる階段の方へと目を向けると、大きな白い猫じゃらしの先端が見えた。
これは、もしかしたらいけるかもしれない。
「クエストを達成したいなら全員私の指示通りに動くんだ」
そう告げてパーティーの女性二人においしい魚を手渡した。
「あの……これは?」
「クエスト攻略の鍵だ!」
怪訝そうな表情を見せる二人に、力強くそう告げ、私は白じゃらしを背負うドラム族の猫さんへと近づいた。
「あの、すみません、お願いが」
「にゃ? どうしたにゃあ?」
「お魚がこんなところに食い込んでしまって……取って、頂けませんか?」
私は猫さんにそう囁きながら、スカートを捲り上げた。
スカートの下に下着は身に着けておらず、丸見えの割れ目には一匹の魚が頭から深々と突き刺さっていた。
※なおこの魚はアジの一種でありカンディル等ではない。
「にゃ、にゃあああっ! これは大変だにゃあ!」
「ゆっくり、ゆっくりお願いしますっ、あ、ああっ、そんな、急にっ、ふあぁあああっっ!」
猫さんはおまんこに突き刺さった魚の尻尾に飛びつくと口で咥えて勢いよく引き抜いていた。
「うにゃあ~塩味が効いてとってもおいしいにゃあっ」
猫さんは引き抜いた魚をおいしそうに頬張ると、物足りなそうに私のおまんこをのぞき込んでいた。
かかったな、ばかめ。
「あの……それが、私の仲間もお魚が食い込んで抜けなくなってしまったんです。引き抜いてもらえませんでしょうか?」
「それは一大事にゃ! 早くお仲間の元へ案内するにゃっ!」
「ここは人目につきますので、この奥に待機しております」
そういってしれっと猫さんをパーティに入れ、グラストヘイムアビスの中へと連れ込んだのだった。
「こちらナリア、ターゲットを確保。後は手筈通りに」
「ううっ、了解ですっ」
耳打ちでパーティーメンバーに指示を送る。
「あの、ねこさんっ、ここ、抜いてほしい……ですっ。こんな、はず、かしっ。どうか、お願いしますっ」
グラストヘイムアビスの入り口横の隅に、青い法衣のアークビショップがM字に股を広げて秘部を露わにしていた。下着を身に着けておらず、割れ目には魚が頭から深々と突き刺さっていた。うまく咥えこむために何度も魚を出し入れしたのか、割れ目からは愛液が溢れ滴っている。
「みにゃああっっ。なんてえっちでけしからんお魚にゃ! みゃーが成敗してくれるにゃ!」
その姿をみるやいなや、猫さんは股間にとびかかっていった。
「今だっ! 遠慮せず突っ込みなっ!!」
「ひいーー人使い荒いっすよおーっ」
画面外でうろうろしているルーンナイトとメカニックに耳打ちする。
遠くからがちゃがちゃと大きな音を立てて大量の汚染レイドと汚染スティングが近づいてきていた。逃げ回る二人を追いかけて。そして私たちの視界に入るかどうかというところまで来ると、二人はすばやくハイディングで姿を隠した。
「あーー猫さんーー大量のモンスターがーー!」
「にゃああっっ! みゃーの邪魔をするにゃあああーーーっっ。イヌハッカーーメテオーーー!! みゃーの全力を見るにゃあああっ!」
一瞬にして視界を埋め尽くすほどの大量のイヌハッカメテオが降り注ぎ、すさまじい破壊力で大量のモンスター達を粉微塵に粉砕していた。
「おっしゃあ討伐入ったぁ! ナイストレイン!」
「これ一歩間違ったらMPKなのでは」
「大丈夫大丈夫、お猫様相手はノーカンだから」
「そ、そうっすよね、あんなに強いんっすから」
お猫様に聞こえないように男二人と密談する。残すはアイスガーゴイルだけだ。
準備中のジェネティックの少女へ耳打ちする。
「次はそっちに行く。準備は出来てるんだよな?」
「だめ、んんぅ。これ、おっきすぎて、入らない、ですっ!」
「前に入らなきゃ後ろでもいーんだよテキトーに突っ込んどけ!」
「後ろなんて、ううっ、もっと、無理っ、ふぁっ、ああっ!」
心の中で舌打ちをしながらアークビショップさんの方を見ると猫さんに押し倒されて酷い有様になっていた。
「はふっ、はぐっ! なんてえっちなお魚にゃっ! 濃厚なえっちな味がするにゃあっ。まだ奥に一匹くらい隠れてそうにゃ!」
「や、あっ、だめ、だめですっ。猫さんの舌、ざらざらって、してっ、ふぁっ、ああっ!」
「どんどんえっちなお汁があふれてくるにゃ。とても聖職者とは思えないにゃ。これはやっぱり奥にお魚がかくれているにゃ!」
「ふあっ、ああっ、いけ、ませんっっ。広げちゃ、ひぁっ、あああああっっ!」
猫さんは器用に口の先端をアークビショップさんの割れ目の中に滑り込ませ、舌を伸ばして膣内をかき回した。アークビショップさんはさっきまでの落ち着いた様子からは想像できないほど乱れ、甘ったるい喘ぎ声を響かせ、潮を吹いて絶頂してしまった。
「奥からいっぱいお汁が出てきたにゃ。これはきっとお魚が奥に隠れてるにゃ。舌が届かないならこっちでいくにゃ!」
猫さんの下半身には可愛らしい外見に反してイボの目立つグロテスクで巨大な肉棒がそそり立っていた。その姿を見てアークビショップさんはたじろぎして後ずさった。
「あ……や、す、ごっ」
「覚悟するにゃー!」
「ああーー猫さん! あんなところにお魚がいるぞーー!!」
「にゃにゃあ!? ほんとかにゃ! どこにゃ!?」
「ほら、あそこ! あそこ!」
階段の上に座り込んだジェネティックの少女を指さす。
魚の頭の先端だけを膣口にめり込ませて、涙目でこっちを見ていた。
「今行くにゃ! すぐ行くから待ってろにゃ!」
「でも猫さんアイスガーゴイルが道を塞いでいますよ!?」
「マタタビラーーーーンスッッッ!!」
猫さんはアイスガーゴイルを僅か数発で沈めると一瞬で階段を飛び越え、イボイボの肉棒を見せつけながらジェネティックの少女の股間めがけて突っ込んでいった。
「いっただきますにゃーーー!!」
「やだ、やだっ、お兄ちゃんっ、たすけ――」
「はいワープポータル」
「みぎゃあああああっっ!」
すまんな猫さん。君の仕事は終わりだ。先置きしておいたワープポータルの光の中に、猫さんは悲鳴を上げながら飲み込まれていった。いかに達人といえど一度ジャンプしたら着地点は変えられないのだ。
私は無言で猫さんをPTから除名する。後は討伐報告してミッションコンプリートだ。
「こわかった、お兄ちゃん、こわかったよぉ」
「よしよし、ごめんな~。もう大丈夫だから安心しろって。ほら、お前の好きなバニルミルトの人形だぞ~」
「うっ、ぐすっ、ううう~っ」
冷静でクールな印象のジェネティックの少女はよほど怖かったのか、メカニックの兄に泣きついていた。嫌な思い出になったかもしれないが、汚染レイドに何度もぶった切られるよりはましだろう。
「無理をさせて悪かった。大丈夫か、立てるか?」
「ええ、大丈夫。ありがとう。でも、ねえ、今夜、いい?」
「えっ? あ、ああっ、もちろん?」
ルーンナイトとアークビショップの夫婦の二人は揃って顔を赤くしていちゃついている。嫁の方は猫の舌だけでは物足りなかったのか、意外と大胆に誘っている。清楚な風に見えて意外とスキモノなのか。
「討伐終わったし私はこれで。じゃあね」
そう告げると一方的にパーティを抜けてグラストヘイムアビスを後にした。
討伐報酬を受け取ってテレポートで帰ろうと――
「ナリアさんっ、今日はありがとうございましたっ! また一緒にパーティ組みましょうっ!」
ちらりと背後を見る。手を振る4人。不思議と笑みが零れる。おいおい正気か? なんてそんなことを思いながら。さ、また露店街で男漁りでもするか。
「ここは……どこにゃ。お魚はどこにゃーー!」
ワープポータルに飛ばされた猫さんはというとエクラージュの壊れた木の橋に足を引っかけて身動きが取れなくなっていたのでした。
魔猫ソロでGHAは一応不可能ではない!(私は無理)