恋姫†無双 ~漢ノ朱儁ココニ有リ~ 作:黒影
さて、牢から抜け出した風鈴であるが、もちろん彼女は一人で脱獄した訳ではない。それどころか、彼女は脱獄すら考えていなかった。そもそも、彼女は腕っぷしはまるでダメであり、大げさに言えば筆より重い物など持った事が無いという類の人間であった。
そんな風鈴が牢から抜け出せたのは、もちろん一刀の力である。彼は風鈴を救うため、単身で牢獄に乗り込み、機を見計らって看守を襲って気絶させ、風鈴を牢から出したのだ。そして、密かに自軍に紛れ込ませると、そのまま洛陽を出たのだ。
当然、風鈴は一刀の行動を諫めようとした。事が露見すれば一刀も無事では済まないからである。だが、一刀は強引に風鈴を連れ出してしまった。
「大丈夫だから。俺が必ず何とかするから」
一刀にしてみれば、風鈴をあのまま牢にで過ごさせる事など出来なかった。朝廷は今、明らかに腐敗しており、あらゆる不正が見て見ぬ振りされている場所である。洛陽の牢獄も例外ではなく、下手したら女の罪人が看守に手込めにされるなんて事も珍しくない。風鈴が他の男に犯されるなど、一刀には耐えられない。風鈴は今回、大事には至らなかったようであるが、あのまま牢に繋がれてたら、いずれ毒牙にかけられていただろう。もちろん、風鈴が他の男に犯されたからといって、一刀はそれを理由に彼女を手放すつもりは無いが、何も無い方が良いに決まっている。
そして、それは風鈴自身も感じていた事である。看守の自分を見る目が、日に日にいやらしいものになっていたのだから。結果的に何も無かったのは、入牢して日が浅かったからに過ぎない。
だから、風鈴は口では一刀を窘めたものの、実際は心の中で一刀に凄く感謝していた。やはり、彼女も本当は怖かったのだ。いつ強引に犯されるかと、不安でしょうがなかった。
一刀は洛陽を出ると、黄巾賊が跋扈する冀州へと向かう。だが、彼は軍の編成を行う為、すぐに冀州入りせず一旦は朝歌に滞在する。風鈴が更迭されたせいで、広宗に追い詰められていた黄巾賊の勢いが再び強まっていたのである。その為、準備もせずに冀州入りするのは危険だったのだ。
軍の編成が整い次第、冀州入りする事となった一刀の軍。そして、その朝歌に入った日の夜、風鈴は一刀の下に忍んで行った。
✳✳✳✳✳
「あぁんっ♥ んああっ♥ 凄いっ……やっぱり凄いわっ♥」
風鈴は現在、一刀の腕の中で悶え、快楽の嬌声を漏らしていた。
やはり、一刀に抱かれるのは全く違った。看守の男たちに舐め回されるように見られると不快でしかなかった。しかし、一刀に情欲の篭った目で見つめられると、風鈴は身体がゾクゾクして自然と一刀を受け入れてしまうのだ。
どうやら自分は、思ってた以上に一刀に惚れていたらしい。風鈴は改めて一刀への想いを自覚していた。
「ああっ♥ 良いわっ♥ 一刀くんっ、もっと来てぇ♥ いっぱい抱いてっ♥」
一刀にギュッとしがみつきながら、風鈴が甘えたような声を漏らす。そんな彼女を、一刀はしっかりと抱きしめながら腰を揺らし、とちゅっ、とちゅっ、と彼女のナカを肉棒でかき回す。
「んはぁぁっ♥ ああーっ♥ 奥まで入って……んあっ♥ 子宮に届いてっ……あっ♥ あんっ♥ ああんっ♥ いっぱいになってるぅぅっ♥」
一刀に責められながらも、歓喜の声を漏らして一刀を受け入れる。そんな風鈴の口を塞ぐように、一刀は彼女の唇に吸い付いた。
「んふぅっ! んむぅ……んちゅっ♥ んっ、ちゅっっ♥ ちゅっ……ちゅっ♥」
もちろん、風鈴も口づけに応じる。彼女は一刀と舌を絡めながら、腕を一刀の首筋に回し、足で挟み込み、全身隙間なくピッタリ密着するくらい強くしがみついた。
「んんっ♥ んはぁっ……ああっ♥ 一刀くんっ♥ 一刀くんっ♥」
「風鈴っ……風鈴っ」
お互いの名を呼び、見つめ合いながら愛を確かめ合う二人。それほど激しく動いている訳ではない。対面座位だと腰を大きく激しく動かすのは難しいのだ。それでも、愛し合う分には凄く適した体位で、互いの愛情を確かめ合うのにちょうど良かった。
「ああんっ♥ 一刀くんっ♥ 私、幸せぇ♥」
「風鈴っ、俺も幸せっ!」
お互いに愛しい相手の名を呼び、そして再び口づける。そうやって愛情を確かめ合っているうちに、どんどん快感が増していく。
「んちゅっ♥ んはぁっ……ああん、ダメぇ♥ 私もうダメぇぇぇっ♥」
迫りくる快感の波に飲み込まれていく風鈴。そんな彼女をしっかりと抱きしめながら、一刀も着実に絶頂に向かっていく。
「んあぁぁっっ♥ もうダメぇ♥ ダメぇイクぅぅぅっ♥」
「風鈴っ、俺ももうイクっ!」
一刀も我慢の限界だった。彼は風鈴を強く抱きしめながらしっかりと腰を密着させ、そして彼女の最奥へと自身の欲望をぶっ放した。
「んはぁぁぁっ♥ ああーっ……あああアアあぁぁァァァーーー♥」
そして、風鈴も自身のナカに広がる温かな感触に酔いしれ、羽化登仙の声を漏らした。
「んあぁぁっ♥ はぁぁっ……ああぁぁんっっ♥」
ひとしきり身体を震わせた後、ぐったりと一刀にもたれかかる風鈴。だが、一刀の方はまだまだ足りないようで、再び腰を揺らして彼女を味わい始める。
「んはぁぁっ♥ ああんっ、らめぇ♥ 私まだイったばかり……ああんっ♥」
風鈴は抗議の声を漏らすも、その声は艶やかで、まるで説得力が無い。その証拠に、彼女自身はしっかりと手足も絡めて全身で一刀に抱き着いており、言葉とは裏腹に身体は絶対に離れたくないという意思を示していた。
「んあぁぁっ♥ そんなっ、続けてなんてっ……めっ、なんだからぁ♥ ああんっ……んあぁっ♥ らめぇ……らめぇぇぇっ♥」
出されたばかりのナカを引っ掻き回す一刀の肉棒の感触に、風鈴は再び絶頂に追い込まれるのであった。精液をナカに塗り付けられ、彼女はもう我を忘れて喘ぐことしかできないのであった。
「んああぁぁっ♥ らめぇ♥ 奥グリグリってぇ……染み込むうぅぅーーーっ♥」
そして、脳内まで蕩かされた風鈴は、再び快楽の絶頂へと上り詰めるのであった。
「一刀くん。助けてくれて、ありがと」
存分に交わった後の、甘いひと時。風鈴は一刀に甘えるように抱き着いて、彼の胸に顔を埋める。そんな彼女を、一刀も優しく抱きとめる。
「本当は、凄く怖くて不安だったの。一刀くんが来てくれなかったら、私……」
「風鈴、もう大丈夫だから」
そう言って、一刀は風鈴の背を撫でる。
「また復帰できるように、俺も協力する。ダメでも、俺が何とかするから」
風鈴が投獄されたのは、表向きは黄巾賊と内通して戦おうとしなかったという理由。それならば、風鈴が今回の賊討伐で軍師として手柄を立てれば、そのような誹謗中傷をひっくり返せるはず。もしダメでも、俺が引き続き風鈴を軍師として傍に置く。風鈴を誰にも犯させはしない。だから……。
「……風鈴、俺の軍師になってくれないか」
だが、閨には少しそぐわない話題に、風鈴は少し頬を膨らませる。
「あら、一刀くんにとって、私は軍師以外に価値が無い女なのかしら」
「い、いや。そうじゃなくて」
思わぬ風鈴の言葉に、一刀は少し慌てる。
「ふふっ、嘘よ。一刀くんの気持ちは、ちゃんと分かってるから」
もちろん、風鈴は本気で拗ねている訳ではない。あれだけ愛し合った後でも甘い言葉一つ言わずに、軍の事とか洛陽の事を話し始めるので、少しイジワルをしたくなっただけなのだ。
「一刀くんっ、私の幸せもよろしくねっ♥」
そう言って、風鈴は一刀にチュッと甘く口づけた。