運命はいざなう。過ぎ去りし日々とその違う側面を。
「おかーさん」
「へっ」
「どこ? 東京ぽいっけど
なんかちゃうよね」
おかしいなー長年の親友と銃撃戦した後、
殴り合いをはじめようとする寸前だったのに。
そんな気の抜けた感じで、ボクは
娘を連れて進みはじめる。とても懐かしい。
たぶん『第三新東京』だぞココ。でもヘンだ。
坂の上から見える海は赤くないし、建物も
倒壊してなく綺麗。
めちゃ濃い霧に包まれているけど。さらに
空気が冷たいからワリと寒い。いつもの
ハイレグと濃い紫色の革製ジャケットだけじゃ
きついね。レインもフード付き赤コート下、
黒柄ボンテージだけど大丈夫そうなのは
流石だね。
きっと父さんに呼ばれて、上京した
第一話の序盤だと思う。とりあえず
駅まで向かってみた。
《boxbordercolor:#000000》これはフィクションです。
ですから、実在するキャラクターのネームが
アピアーしてきてもそれはワイルド・
アイディアです。現実なワケない。
このストーリーのインサイドで、ホワットが
ゲット・アップしてもオール・ワイルド・
アイディアです。現実じゃない。
ですからピース・オブ・マインドしてください。
この災いがあなたのボディーにハプンする
シングはないのですから。
これは……現実じゃない。
《/boxbgcolor》
駅の付近まで歩いたら──
「見えない」
「なんか……声がするような」
「“レイ”」
細く平坦なうめき声。忘れるワケがない……
最愛の妹、レイだとわかった。
「くっ……」
152センチぐらいの長さ肉色ピンクした
触手が、我が妹に巻きつき、掴みあげている。
「レイン!」
「うっす」
娘の名前を呼び、触手の相手を任せた。
背中から峰から平まで反っている大きな鉈
〈鬼太鼓桴〉を抜き、一回転して触手を切断。
落下してくる妹の下に両膝からスライディング
受け止めた。からみつく触手が皮膚に
食いこんでいる。吸盤はレイの透き通るような
白い肌を食っていた。
『レイン』というなまえの由来は我が妹
『綾波レイ』から取ってる。もう少し
考えるべきだったかもね。
「はぁっ……はぁっ……」
「大丈夫だよレイ。絶対、護るからね」
「アカン! 囲まれちゃったよおかあさん!!」
左右に前後から、轟くようなバシッという音が
不規則に聞こえる。巻きひげ状の霧の中に
巨大ミミズみたいな触手が蠢いてるや。
ははっ、これはEXTRAVAGANZA的な目に
あうのかな? 母娘と義妹プレイか~
ずいぶんニッチだね。冗談はさておき、
スリップ音とともに青いスポーツ・カーが
触手を弾き飛ばす。
「お待たせ──アレ?」
まずい。聞いてた話と違うからミサトさんの
思考が停止しちゃった。でも、すかさずレインが
「車GETだぜ!」エルボー(勢いをつけて肘打ち)
を顔面に叩きこみ、気絶したミサトさんを
押しのけ運転席へ乗ってしまう。
とりあえず後ろの席へレイを乗せ
ジャケの懐からM61破片手榴弾、抜き出し
四方へ投げた。黄色い光が閃くなかで
無免許の娘がアクセル踏み込み、かがやいた
白色の霧を突っ切っていく。
途中で運転交代しないとね。だって……きっと
レインは特務機関『
どこにあるのか、知らないだろうし。
boxbordercolor翻訳※
ですから実在するキャラクターの名前が出てきても
それは妄想です。現実なワケない。
この物語の中で何が起きても全て妄想です。
現実じゃない。
ですから安心してください。この災いが
あなたの身に降りかかる事はないのですから。
これは……現実じゃない。