天狗の嫁 作:灰泥
夜。
同族である妖怪たちが精力的に活動しているだろう最中で、とある屋敷の寝室で天狗は少女を抱いていた。
「あんっ、ああっ、あひっ、あんんっ」
寝室にある布団で横になっている天狗に馬乗りとなって腰を振る少女――近衛木乃香。
まだ彼女は十五歳で、今年中学三年生になったらしい。幼さはあるものの可憐さを兼ね備えた美貌であり、極上な魔力をその身に宿している。見た目は完全な大和撫子で天狗好みであった。しかも彼女は性知識は薄く、更には魔法等知らない、完全な無垢な存在だった。
「えっへへへ、だんなさまぁ、きもちええ?」
「くくっ、すっかりとすきものになったものだ」
「あんっ、そ、そうしたのぉ、だんなさまの、せいやぁ。んんっ、うちを、こないにしたのぉ」
天狗はほくそ笑んでいた。
麻帆良学園にていい拾い物をしたのだ。
本来、天狗は山中にある屋敷に暮らしていたのだが、暇を持て余していた。
そこで丁度麻帆良学園について耳に入った。
しかしながら麻帆良学園は謂わば魔法使いたちの巣窟であり、強い結界が張られていたものの、長年生きてきた天狗にとっては簡易なものだった上に呪術によって簡単に誤魔化せた。
そこで天狗は少女と出会った。一目ぼれと云ってもいい。そして天狗は彼女を欲した。
久しぶりに沸きだった欲求を抑えきれず、脇目を振らず呪術を使い天狗は彼女を誘拐した。そして、屋敷に到着したのと同時に少女を抱いた。
『い、いやや、たすけて、ネギくん、明日菜――せ、せっちゃぁんっ!』
『あっ!? んんっ!? あっ、はぁっ、ひんっ!』
『あ、あかん、あかんあかんあかん! お、お尻なんて無理やぁあ!』
『んぶっ、く、くさいわぁ、なめるなんて、むりぃ、ふといぃい』
処女も、ファーストキスも、アナルも、口も全て奪った。思いつく限りの卑猥な行為を行った。
最初は甘い声を出すことなく悲鳴と拒否が強かったものの、今では木乃香自ら進んで腰を振っている。過去を振り返ったおかげか興奮して木乃香の膣内で男根を膨らませる。
「あはっ、またおおきくなったぁ」
天狗は身体を起こし、木乃香と身体を重ねる。天狗の胸板に当てられて形を変える木乃香の胸。木乃香の勃起した乳首に胸板をこすられていく快感に心地よさを感じながら、彼女の細い体に両手を回しつつ、小ぶりな桃の様なお尻をまさぐっていく。
「あんっ、もぉ、うちのおしり、そんな気に入ったんかぁ?」
「おお、小ぶりで良い尻だ。いつでも触りたくなるわ」
「んふふ、それやったら、今度痴漢プレイでもしよか」
「ふはははは、痴漢よりもこうやってまぐ合ったほうが楽しいわい!」
天狗は木乃香の尻を強く掴むと同時に、上下に揺らして男根を膣から出し入れしていく。
「あん、あぁ、ひやああぁぁんっ、あぁ、は、はげしいってぇ」
挿入されるたびに、小気味いい水音が奏でられる。股間から広がってくる快楽に天狗は止まらない。杭を打ち付ける槌の如く責め立てていく。
「はぁっ、やぁああん♡ だんなさまの、きもちええよぉおお♡」
木乃香の快楽に委ねた声とぱちゅんぱちゅんと水温が響き渡る。彼女が絶頂するたびに膣肉は男根を圧迫し締め付けていく。腰を振って子宮口に嵌ったのと同時に天狗の精が木乃香の膣内に吐き出された。
「んんっ―――――――っぁ♡」
そして、天狗の精液が吐き出されたのと同時に木乃香は絶頂する。喜鳴が寝室に響き渡った。
「あっ♡はぁああああっ♡」
精液が中々止まらない。毎日のように彼女を抱いているが、量は衰えることはなく、寧ろ増えている。
射精してから数分が経ってようやく終わったと思いきや、何やら下腹部にふっくらとした感覚が伝わる。
天狗が目を落とすと、木乃香の可愛らしいへそを中心に、ポッコリと膨らんでいるではないか。どうやら天狗の亀頭が木乃香の子宮に強行したのと、精液の量で溜まった際に膨らんだようだ。
まるで妊婦を抱いているようで背徳感のようなものが天狗を襲った。
「まぁ、いずれそう遠くはない未来ではあるがな」
天狗は笑って、膣内から男根を引き抜いては木乃香を押して座り込ませる。そして男根を木乃香の顔に近づかせる。
「さて、次は―――」
「ぅああぁむ♡」
天狗が言葉を紡ぐ前に、木乃香は男根を咥えた。頭を動かし、舌は亀頭や裏筋を這いまわり、頬の内側に包まれて擦る。
「ちゅぷっ♡くちゅっちゅるっ♡ぢゅぶっ、ぢゅるるるるるるるる♡」
溜まった精液で膨らんだ腹を揺すりながら頭を前後に動かし男根を口で奉仕していく木乃香。
尿道に残った精液を吸いつくし、ねっとりしゃぶりつくし、頬の内側で擦られる。
「ぬぷっ♡くぷっ♡くんぷっ、ちゅっちゅぅうううう♡」
上目遣いでこちらの様子を窺ってくる木乃香に、天狗は頭を撫でることで応える。
それを受けてか木乃香は笑顔を浮かべて、更に奉仕を続けていく。
「ぢゅるっ♡ れろれろっ、れろろろぉ♡ぢゅるるるるっ、ぢゅぅぅううう♡」
木乃香の口に激しくも優しく奉仕されていき、興奮が高まる。そこから絶頂に至るまで長くはなかった。
「出るぞっ」
そう宣言したと同時に、天狗は木乃香の髪を強く掴み射精した。
「んぐっ!? ごくっごくっ♡ んぅっ、んんっ♡ ごくっ、ごくっ♡」
瞳にハートが浮かんでいる。そう錯覚を覚えるような微笑みで木乃香は精液を飲み込んでいく。ある程度精飲し、口に精液を溜めた木乃香が男根から口を離すと同時に。
「あーーーん♡」
口を開き、見せつけたのは白濁に染まる口内の精液ダム。精液を溜めています、と主張しながら精液の海に赤い舌を泳がせていた。触感を楽しむように精液を噛み潰し、嚥下してから再び開かれた口内には精液は残っていなかった。
「んく、んくっ、んんぅ――ぷはぁあ♡ごちそうさまや♡」
「くくっ、ふははははは」
天狗は笑いを押し殺せなかった。あの清楚だった木乃香が、ここまで淫靡に落ちるとは思っていなかった。
すっかりと天狗好みとなった木乃香に支配感を感じる。こんな気持ちになったのは何百年ぶりだろうか。
「お前には感謝するぞ、木乃香」
久しぶりに充足する感覚と気持ちに天狗は笑みをこぼすと、木乃香もそれに応えるように笑う。
「そうだ。呪術で見たんだが、お前の幼馴染の桜咲刹那だっけか? 今でもお前のことを必死に探しているようだが……」
その言葉を遮るように、木乃香は不貞腐れたように頬を膨らませて答えた。
「んもぅ、そんなことより、もう一回や♡ せっちゃんなんて、もうええから、はよぅしよう♡」
……彼女にとって最早天狗のこと以外は余計なことらしい。
天狗は嗤い、再び強い肉欲を木乃香に叩きつけた。
「ひぎぃ♡ んぁあああん♡ はぁ、あ、あぁああああああん♡」
何時までも続く肉欲の宴に木乃香は心地よさを感じながらあえぐ。彼女は天狗に身を任せて快楽に身を乗じた。
* * * * *
そして、月日が流れて――木乃香は天狗の子供を孕んだ。大きくなった腹部を優しく嬉しそうに摩る彼女は、美しかった。
しかし、一部の者からしてみれば、その光景は絶望だった。
「木乃香、おじょうさま……?」
桜咲刹那がようやく木乃香を見つけ出したときは時すでに遅し。やっと見つけた最愛の幼馴染が、主が、妖怪の子供を孕んだ。
それだけでも刹那にとっては絶望的なのに……。
「んちゅっ♡ ちゅるるるるる♡ ぷはぁ、あっ、せっちゃん、ひさしぶりやなぁ♡ でもぉ、今はぁ邪魔せんといてぇ♡」
木乃香が、天狗と舌を交えるほどの激しいキスをしている場面を見てしまったとき。
刹那は自分の中にある心が折れた音が聞こえた。