パク戦からほとんど日を置かずして、達也の次戦が決まった。日時は真夏の8月13日、戦いの舞台はもちろんREALである。対戦相手が未定のまま達也の出場が早々と決まったのは、REALが達也を興行上絶対に欠かせない存在であると考えている証だった。
パク戦からおよそ2か月半という試合間隔はキックボクシングという競技の激しさを考えれば決して十分とはいえなかったが、これまでほぼ毎月のように試合をこなしてきた達也にとっては、むしろ夏休みを貰ったかのように思えるような長い期間だった。なので1週間ぐらいのんびり旅行でもしようかな…なんて思った達也だったが。
ところが、残念ながらそんな暇は全くなかった。
なぜなら、達也のスケジュールが空いたと見るや、ここぞとばかりに玲奈が種付けの予定を大量に入れ込んだのである。
そしてその中には、日本代表級と言って差し支えない種付けも含まれていた。
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四つん這いの女性の腰を背後からガッチリと捕まえて、達也がガシガシと腰を前後させる。その力強い腰使いに、女性の声がアンアンと部屋に響く。
この日、達也が種付けしているのは、イム・ヘリンという韓国人女性だった。
日韓関係は冷え切っているが、韓国人の中には普段はあまり口に出さずとも実は日本が好きという、言わば『隠れ親日派』も少なくなかったりする。そしてその傾向は、特に若い女性に顕著だった。というのも、韓国人は日本という国に対して、表面的には嫌っていながらも本音では『韓国よりも進んだ凄い国』という認識を持っているというのが本当の所なのだ。同じアジア人でありながら医療分野や科学技術分野など様々な方面で世界トップレベルの技術力を有するに到った日本人を羨んでいる…これが韓国人の『本音』なのである。
言ってしまえば『日本コンプレックス』。しかし韓国の若い女性は、そんな日本コンプレックスをあまり持っていなかったりするのだ。というよりも、日本にコンプレックスを持つのではなく純粋に日本に憧れる女性が少なくないのである。若い世代の女の子にとって政治や歴史問題など正直言ってどうでも良くて、純粋に「クールでカッコいいものが好き」なのは万国共通だ。韓国の若い女の子にとっては、同じアジア人でありながら自分たちよりもずっと豊かで進んだ社会を築いた日本こそが「クールでカッコいい」対象なのである。
ヘリンも、幼い頃から日本が好きだった。韓国内で日本を貶めるようなネガティブキャンペーンを目にする度に「頼むからそんなダサい事やめてよ…」としか思えなかった。それは彼女の中で、韓国人男性をますます幻滅させる要因にもなった。
日本の男性と国際結婚したいなぁ…幼い頃に抱いたそんな思いは大人になっても消えないどころか逆にどんどん膨らむ一方だった。だがそんなヘリンの願いとは対照的に、国同士の関係はずっと最悪なまま。歴史問題やら海の呼称やら旭日旗やら…ヘリンにとっては正直「どうでもいい」としか思えない諸問題のせいで日韓関係は年々悪化し、近年では姉妹都市関係が解消されたり交換留学制度も次々に廃止されたりと、民間レベルでの交流の機会も大幅に減少してしまっている。ヘリンが素敵な日本人男性を巡り合える機会は、年々狭まっているというのが実情だった。
このままでは日本人男性との国際結婚どころか出会う機会すら無い…でももはや韓国の男とは結婚する気にはなれない…そんなヘリンがHFPの存在を知ったのは30歳を目前に控えた、女性として確かな焦りを感じずにはいられないタイミングでの事だった。もう迷っている時間はない…このまま待っていても、私の目の前に素敵な日本人男性が現れてくれる可能性は限りなくゼロだろうから…ヘリンが種付けを決断するには、そう時間を要さなかった。
「はああぁっ、はああっ、あっ、はああっ、はあああっ、あっ、あはあぁぁぁぁっっ…!!」
ヘリンの喘ぎ声が響く。リミッターが外れてしまったかのような、あっぱれな悶えっぷりだ。
自身に種を付けてくれるのが小野達也という男性だという事をヘリンが知ったのは、もう2か月以上も前の事である。自分よりも10歳近くも若い年齢には驚いたけど、顔写真を見てとてもカッコいいと思ったし、何よりその経歴にひれ伏す思いだった。西都大学といえば日本で一、二を争うほどの名門で、それこそ韓国一の学力を誇るソウル大学なんて比較にならないほど頭の良い大学。そんな凄い所に通いながら、プロのキックボクサーとして全戦全勝全KOの成績を収めている…何て素晴らしいほどに文武両道の男性なんだろう…と。
こんな素晴らしい男性に抱いてもらえるんだ…こんな素晴らしい男性の赤ちゃんを産めるんだ…そう思うとヘリンは膣がキュンキュンする思いだった。種付けしてもらえる日がとにかく待ち遠しくて仕方なかった。
そして、そんなヘリンの子宮をさらに疼かせる出来事が、つい3週間前にあった。
そう、達也とパクの一戦である。
パク・チャンミンは、韓国では知らない人がいないほどの有名人だ。オリンピックの決勝戦で日本人を下して世界一の座についた、いわば母国の英雄である。
そんな母国の英雄と達也が戦うと知った時は、これ以上なく驚いた。本当に試合するの?どっちを応援をすればいいの?達也さんがボコボコにされちゃったら、種付けはできなくなっちゃうんじゃないの?と。
様々な感情を抱えながら試合を見た。試合が始まっても、まだどっちを応援していいか分からなかった。達也さんに勝って欲しいような気もするけど…同じ韓国人として母国の英雄が負ける所は見たくない気もするし…というか達也さんがいくら強いって言ってもパク選手には勝てる筈ないよ…だって達也さんはまだ大学生なんでしょ、パク選手はオリンピックの金メダリストで、キックボクサーとしても一流の成績を残してるんだよ…と。
ところが、結果はご存じの通り。達也は股間に強打を受けるという反則パンチを受けながら、韓国の英雄を見事にKOしてしまった。しかも、最後はパクを殺してしまうんじゃないかと思うくらいに、完膚なきまでにボコボコにして。
それを見て、ヘリンの膣キュンはもう完全にMAX。母国の英雄が完全KO病院送りにされたというのに、ヘリンはその光景に圧倒的な至福を感じずにはいられなかった。
言うなればそれは、屈伏する至福。自分が信じていた筈の英雄がいとも簡単に半殺しにされて、ああ…私たち韓国人はこの強く逞しい日本人には絶対に適わないんだと思い知らされて。
こんな強い人に…私は抱いてもらえるんだ…
こんな強い人の遺伝子を…私はもらえるんだ…
そんなヘリンの期待は、この日、ついに現実のものとなって。
「んはああっ…あっ…んあああっ、あっ、ああああっ、ひあぁぁぁぁっ!」
ベッドの上で対峙した達也は、まさにパクとの試合で見せた姿と同じく、野獣だった。
背後からガッチリと腰を固定され、縦横無尽のピストン攻撃がやむ事無く延々と繰り出される。
「うあぁぁっ、ああっ、あっ、いあぁぁぁぁっっ!!!」
達也の太く長いペニスは簡単にヘリンの最奥まで届き、穴中の到る所をこれでもかと蹂躙し続けた。かつてヘリンが交際した2人の韓国人男性ではどれだけ頑張っても決して届かなかった深い深い場所を、達也は容赦なく連打し続ける。まるで、パクに無数のパンチを浴びせたあの時と同じように。
「あはああああっ、あっ、あああっ、ひああああああっ!!」
たまらずヘリンが腰を引こうとしても、達也の腕によって力強く固定されたその部分はピクリとも動かない。その驚異的な力強さに、ヘリンはまた絶頂を覚える。
母国の英雄をいとも簡単に打ち砕いた圧倒的な力が、今は、私を逃がすまいとするためだけに使われて…
もう誰も、達也さんを止める事はできないんだ…だってこの人は、私たちの英雄もあっさりKOしちゃうぐらいに強い男性だから…
だからもし今ここで誰かが私を助けに来ても、達也さんはきっと、そいつを簡単に退治してしまって…
私に種を付けるまでは…もう…止まらない…
屈強な日本人に犯される至福を味わいながら、ヘリンは何度もイき続けた。いつしか意識を失って揺さぶられるだけになっても、心は幸せの中に漂ったままだった。
「ん…」
ヘリンの力が抜けたのを感じて、達也が心の中で小さく息をつく。
荒々しい攻めで自らの逞しさをこれでもかと見せ付ける達也だったが、彼の動き自体は実は普段の種付けとほとんど同じだった。相手が韓国人だろうが、特に意識する事はない。普段通り、淡々と自身の仕事をこなす。つまりはイかせて奥に出す、それだけだ。
(…そろそろ限界かな)
もちろん達也の方にはまだまだ余裕がある。だが一方のヘリンは、もう体に力をまともに入れる事すらできないような状態にまで達していた。これ以上続けると、気を狂わせてしまうんじゃないかと思ってしまうほどだ。
(じゃ、そろそろ終わるか…)
そう意識して、腰の振りを少し強める。
すると間もなく、射精感が込み上げてきて。
「では、そろそろ出しますね」
聞こえていないだろうし仮に聞こえてたとしても日本語通じないだろうなとは思いつつ、でも一応決まり通りにフィニッシュの旨を告げて。
「ん…」
モノを最奥に押し付けて、射精を開始する。もう射精のタイミングもかなり自由にコントロールできるようになった。やっぱり自分ってやればできる子なんだよなぁ…そんなナルシズムに少しだけ浸りながら、震える子宮にビシャビシャドクドクと精液を打ち付けて。
「ふう…」
最後の最後まで吐き出して、一つ息をつく。これにて種付け完了だ。
「よっ…と」
特に名残惜しそうな様子も無く、ペニスを引き抜く。現れたソレは、愛液と自らの白濁液にまみれて怪しく光っている。
それにしても、恐ろしいほどの大きさだ。こんなモノが本当にヘリンの中を縦横無尽に行き来していたのかと思わずにはいられないほどに…
(ふう…)
また小さく息をつく。初めて外国人に種付けした達也だったが、特別何かを意識する事はなかった。言葉でコミュニケーションを取れない所にちょっとした不便を感じた、そのぐらいだ。
ただ、達也自身いつもより若干興奮気味だった感は否めないかもしれない。それはヘリンが韓国人だからではなく、一人の女性として普通に美しかったからに他ならない。
種付けは種付けと割り切っているつもりではあるけれど、やっぱり達也も男である以上、綺麗な女性に対して気合いが入ってしまうのは仕方のない事なのだ。
(しっかし…綺麗な脚だよな…)
ぐったりとうつ伏せになったヘリンを見下ろして、ふとそんな事を思う。ほっそりとした脚はスラリと長く、紫外線を浴びた事ないんじゃないかと思うような透明感に溢れていた。失礼な表現にはなるが、普段種付けしているアラフォー女性とは大違いだ。
(ていうか…膝下長いよなあ…)
ヘリンの脚…特に膝下から足首にかけての長さと細さのバランスは見事の一言だった。多くの女性の体を見てきた達也をもってしても、ちょっとお目にかかった記憶が無いようなレベルの美脚と言えた。
「悔しいけど、下半身のスタイルに関しては日本人の負けかもなぁ…」
なんて呟いてしまうぐらい、ヘリンの脚は美しかった。
そんな綺麗な脚を眺めていると、ふと、ある思いに駆られ始める。
…舐めてみよっかな、と。
この衝動を変態と捉えるか、それとも健全な男子の健全な思考と捉えるかは判断の別れる所だろう。ただ一つ言えるのは、達也にはやりたいと思った事を実行するだけの力があるという事だ。そう、少なくともこの部屋においては、達也は王様。王様の欲望を阻止できる者など存在しない。そして仮に何者かが乱入して達也の変態的(健全的)衝動を阻止しようとしても、達也の手にかかれば撃退する事は容易なのだ。
だから、一度思ってしまうと、達也はもう止まらない。止まる必要もない。
ヘリンが完全に気を失ってるのを確認して、そっと自らの顔を、ヘリンの脚に近付けて。
ペロッと、舐めてみる。当然、甘い味がする訳でもないけど。
「ふむ…」
気取ったように一人で頷きながら、今度は足先の方へと顔を移動させて。
「ふむふむ…」
また一人で頷いたかと思うと、何を思ったのか足の裏の匂いをくんくんと嗅いで。
そしてペロリと、足の指の裏側の部分を舐めてみる。
「ふむふむふむ…」
そしてまた、何かを悟ったように頷きながら。
「…もう1ラウンド、やるか」
モノが再び硬くなり始めるのを感じながら達也は、ぐったりと横たわるヘリンの腰に手をかけたのだった。
2ラウンド目が功を奏したのかは不明だが、数週間後、ヘリンの妊娠が無事に確認された。
リング上と同じようにベッドの上でも韓国人を完全に支配し、日本代表としての役目を完璧に果たしたのだった。
以上、ストーリーとほとんど関係ない、作者の悪い所が出た回でした