男女6人のパーティがスカラバガーデンに行って大変な目にあってしまう話 作:SIRONA
このクエストは<カミダルトンネル>内に生息する<スカラバ>という昆虫モンスター、
その親玉<女帝スカラバ>とを退治すること。
大きくなりすぎたスカラバの群はサファ族や人間にとって有害になりうるため
定期的に駆除依頼のクエストが発行されているようです。
結果から言うとこのミッションは失敗しました。
僕があんなへまをしなければ、注意を怠らなければ……あるいは、これこそが僕の本当の望みだったのでしょうか。
-ジェネティック プラル-
プロンテラから次元の狭間を通りアッシュ・バキューム、
それから更に東へと進み、鉱山の街 マヌクへ。
サファ族のそれから案内によりカミダルトンネルへと長旅を続けた一行。
ついにスカラバガーデンへの入り口へとたどり着いた。
「入る前に、みんな準備はいいかい?」
リーダーのランス。-ロイヤルガード♂-みんなの盾。筋肉質でメンバーを守るために身体を張る。
「はい、お兄様。スカラバの香水をみんなにかけ終わりました」
ランスの妹でマリン。-アークビショップ♀-。しっかり者で身内の立場で兄をサポート。
「ぐえー、変なにおい~、これ何から作られてるの?」
-レンジャー♀-のセシリア。明るくてパーティのムードメーカー。
「サファ族が言うには女帝スカラバとは敵対する群れの女王スカラバの体液らしい」
ケイナ、真面目で博識な-ウォーロック♀-。
「おっ、液体ってやっぱ、えっちな、あれよな?」
カイル、お調子者で兄貴肌の-ギロチンクロス♂-。
「知らないわよ、馬鹿」
ケイナは冷たくあしらった。
「僕も皆さんの分、コート終わりました」
プラル。気弱な-ジェネティック♂-。頼られたら断れない性分。
コートとは、ジェネティック職固有スキル。公称にはフルケミカルチャージで、武器や防具を破壊されたり脱がされるのを防ぐ時限式のスキルである。
「よし、いくぞ!」
ランスの号令により、一行はスカラバガーデンへ踏み込んだ。
中は入り組んだ洞窟になっている。しかし洞窟内の光る石によりほんのりと明るい。
「お、さっそく匂いにつられて、うようよ、きたな」
奥からスカラバの群れが現れた、カイルはランスに目配せを送った。
「よし、俺とカイルは相手を引き付ける。
ケイナは魔法、セシリアは弓で一網打尽にしてくれ。
マリンは支援と回復を。プラルは……
プラルは、エルニウムとオリデオコンを拾ってくれ!」
一同『了解!』
「は、はい」
プラルは少し引っかかるものを覚えたので返事のタイミングがずれた。
「おい、プラル。エルとオリは精練祭で高く売れるからな、いっぱい拾ってうはうはになろうぜっ」
カイルはそんなプラルを見て励ました。
「は、はい!」
カイルがスカラバのタゲを取り、ランスが身体を張り攻撃を防ぐ
そこに、ケイナの大魔法、セシリアの矢の大雨が降り注いだ。
『ぐわああー!!』
多勢のスカラバが倒されていく。
マリンは全体を見渡し支援と回復の魔法を使う。
最後に、プラムがスカラバが落とす鉱石をせっせと拾う。
「よし、この勢いのまま女帝を探すぞ!」
ランスが先陣を切り、パーティはスカラバの巣の中を走り回った。
「女帝いたよ!あそこの道の奥っ!」
遠目の利くセシリアが声を上げた。
「よし、みんな女帝に突っ込むぞ!」
ランスの声に一同速度を上げ、セシリアの指さす方へと雪崩れ込んだ。
「はひぃ、はひぃ……はぁ……はぁ!」
非力なプラル、鉱物エルとオリを乗せたカートをひき
一行に遅れないよう、必死についていくのだった。
女帝は、虫型モンスターとは思えないほど綺麗な顔をしていた。
「わらわの巣に土足で踏み入りよって。ただで済むと思うな、下衆共」
「もらった……!クロスリッパースラッシャー!!」
カイルが女帝を狙いを定め短剣を投げる。高速に回転するその鋭い刃が女帝に襲い掛かった。
「ふんっ、テレポート!!」
攻撃が当たる寸前で、女帝が発動したスキルにより女帝の姿が消えた。
「ああん、おっしーい!逃げられたぁ!」
セシリアは頭を抱え悔しがる。
「この巣のどこかに瞬間移動したみたいね」
ケイナは冷静に状況を分析する。
「くそっ、面倒なやつだぜ」
カイルが悪態をつく。
「MPを回復されたら厄介だ、休まず探すぞ」
ランスの判断により、一行は巣の中で女帝の居場所を探し回る羽目になった。
「プラルさん、大丈夫ですか?」
少しパーティから遅れ出したプラルを見て、マリンが声をかけた。
「ぜー、ぜー、え、ええ。僕は皆さんの足を引っ張らないようにしないと」
無数にも湧き出るようなスカラバを薙ぎ倒し、女帝を見つければ特攻を繰り返すのだが
いつも攻撃の寸前で逃げられてしまい、一同の体力と気力はどんどん奪われていくのだった。
中でも、鉱物を拾い続け重くなっていくカート引きながら走るプラルの疲労度は他の比ではない。
そして――その時がやってくる。
「そろそろコートが切れるな、プラル!ケミカルチャージを頼む!」
リーダーのランス、10分間制限のあるスキルの、更新を促す。
「はぁ、はぁ、はぁ……はいっ、ケミカルチャー……あれ?」
「どうしたのプラル君!早くみんなにコートを!!」
プラルの異変を感じた見たケイナ。
「あわわわ、す、すみません、荷物が多すぎてスキルが発動しませんでしたっ」
そんなプラルの様子を見たカイル、いら立ちを隠せない。
「早くしろバカ、装備が脱がされちまうと終わりだぞ!」
「は、はいっ……ひとまず。鉱物を下において……重い……!」
急かされ必死に荷物を少なくする。
「あっ!プラルさん!あぶない!」
マリンはとっさにスカラバの攻撃からプラムをかばった。
スカラバのスキルが発動。
『ストリップアーマー!!』
スカラバの槍の切っ先がマリンの衣服にひっかかり、そのまま引き裂かれた!
<<ビリィ!!>>
「マリンーー!!」
ランスが悲痛の声を上げた。
プラルは、マリンの身体に押し飛ばされから地面に倒れるまでのわずかな瞬間、
その時間がとても長く感じていた。
マリンの服が背中側から引き裂かれていく。
白い背中がどんどんとはだけ肌が露出していく。
それだけではなく、清楚な白色のブラ紐と小さなお尻を隠すパンツまで見えてしまう。
それを、プラルの脳裏に焼き付けるには十分すぎる時間であった。
プラルが地面に倒れた瞬間、時は加速度的に自然な速度に追いつく。
<<パリン>>と、破滅的な音と共に。
それは、ケミカルチャージのスキルを発動するための触媒、コーティング剤を入れた試験管が割れた音。
肌身放さず持っていたそれが、地面の鉱物とぶつかって、破裂した音。
「プラルくーん!!コートを早く!みんなにかけてぇぇ!!」
セシリアが悲鳴を上げた。
「それが、今割れちゃって…‥っ!」
「落ち着きなさいプラル、予備がカートの中に入っているんでしょう?」
ケイナはプラルが前もって用意していたことを知っていた。
「そ、そうでした!カートどこだ……こっちか、早く、早く、早く……あれ?まっすぐに歩けない??」
「ちっ、混乱!かかったままかよ!マリンちゃん、キュアだろ?!」
カイルの声に反応するマリン。
「す、すみませんっ!動転してしまいっ、キュ……きゃあっ!」
『ストリップウェポン!!』
しかし、スカラバの次の攻撃が早く、マリンの杖が弾き飛ばされてしまう。
「杖が……っ」
『ストリップシールド!!』『ストリップヘルム!!』
<<ばしぃ!>><<びりぃっ!>>
「いやっ、いやっ、いやあああああ!! もう、脱がさないでっ……!!」
相次ぐ脱衣スキルの発動で立て続けに身に着けているものが剥がされ、
男には一切見せたことのなかった綺麗な肌を強制的に露出されてしまった
恥ずかしさとショックで、錯乱状態に陥ってしまっていた。
「くっ!!だめだっ、いったん立て直すぞ、みんな下がれ!!」
ランスが撤退の号令をかけた。
『ストリップアーマー!!』
<<バンッ>>
パーティを振り返り、隙を見せたランスが次の餌食に。
「うあっ」
「きゃあーーっ!!」
ランスのパンツ一枚のその姿を見たセシリアが悲鳴を上げた。
手を顔で覆い、立ち尽くしてしまった。
「ばか、こんな非常時に何考えてんだ」
カイルがセシリアの手をひいて走る。
『ストリップアーマー!!』
逃げようとするセシリアの背後からスカラバのスキルが発動。
<<ビリィィ……!!>>
セシリアのレンジャー服が派手に破かれた。
「きゃああ!カイル、おねがいっ、うしろ、振り返らないでぇぇ!!」
「だから非常時だって……おま、うっひょお! なんでそんなエロいの下着着て来てんの?」
セシリアの身に着けているのはふりっふりにフリルを付けた白の上下お揃いの下着。
「い、いやあああっ……見ないでって、言ったのにぃ!!ばかっ!ばかカイルっ!」
走りながら顔を赤らめ目尻に涙を貯めるセシリア。服に隠れていたグラマラスな肉体。大きな胸を揺らし走る。
『ストリップアーマー!!』
セシリアの目前で脱衣スキルの餌食にあうカイル。
「しま……っ、ぎゃああ!!!」
彼の下着は黒いブーメランパンツだった。
「きゃあああ!!!もういやあ!!!」
セシリアが更に大きな声で喚く。
ケイナは、全滅必至と悟りポケットから帰還アイテム<蝶の羽>を取り出した。
「ごめんみんなっ、必ず助けに来るから」
だが、その腕をがしりと掴む者に妨げられた。
女帝だ。
「薄情なやつよの、味方を捨てて逃げるのかえ?」
「な、女帝!!いつの間に?!」
「フル……ストリップ!!」
女帝のスキルにより、ケイナの衣装が一瞬でこま切れとなりはじけ飛んだ!
ローブも、フードも、武器も、服も、シャツも、ブラも、そしてぱんつも!
「え……?え……?」
理解が追い付かないケイナ。
一瞬にして総べてをパージさせる最高レベルの脱衣スキル<フルストリップ>。
くらったものは一糸すらまとえぬ姿、つまり全裸となってしまう。
いまのケイナのように。
ランス、ケイル、プラムの男性陣だけでなく、マリンそしてセシリアも
ケイナの生まれたままの姿に目を奪われた。
セシリアのようにグラマラスでもなく、マリンのように発育途上の姿でもない
程よく引き締まり、程よい肉付きの、美しくプロポーションのとれた裸体。
身体の美しさに加え、この場で予想しえなかった一発即全裸という
非日常的シチュエーションに、心を奪われないものはいなかったのだ。
「うそ……でしょ、私、パーティみんなに……胸も、お尻も……あそこも……恥ずかしいところ見られて……」
この状況に対し、どんどん実感が湧きだし、それが現実だと脳が完全に理解する。
「うううううううう………」
ケイナはまるでスローモーションのようなゆっくりとした動作で胸とあそこを押さえると、
身体を隠すために地面にしゃがみ込むことを選んだ。
「うーーーーー」
身体の丸くし、身体の前部分を隠したのだった。
耳と目を真っ赤して羞恥に呻く。
次いで、女帝はターゲットを変え、プラルへ。
「フルストリップ!!」
<バシッ>
全裸に。
「みんな、ごめんっ」
プラルは自分のコート掛けミスにより呆然としていたため身体を隠すことを思いつけなかった。
「いやあああああ!!」
マリンは、目の前で男性が裸にされるのショックと、男性器が視界に入ってしまい、大きく悲鳴を上げる。
そして半裸のマリンにも女帝のターゲットにされた。
「フルストリップ!!」
<ビシッ>
「やだやだやだっ、お願いだから、みないで、みないでーー」
身体を隠すことすら恥ずかしく思えるお年頃で、
膨らみ途上の綺麗な胸にまだ生えそろわない毛、まっすぐな綺麗なわれめ。
どうすればいいかわからず、立ち尽くし懇願するマリン。
パーティ一同は罪悪感を感じ目を背けた。
女帝の進撃は止まらず、
「フルストリップ!!」
「やぁん!お気に入りの下着だったのにぃ~!」
「ぐおお、俺も、かよぉぉ!!」
同時に脱がされるセシリアとカイル。
セシリアの巨大な胸は片手で隠しきれるものではなく、ピンク色の乳首や乳輪が腕からこぼれる。
「いやん、えっち……っ」
顔を赤く染め小さくつぶやく。
対照的に引き締まった肉付きのカイル。男根を手でしっかりと隠す。
「くっそー……男は脱がさなくていいんだよ……くそっ」
悔しそうに顔をゆがめさせる。
「最後は、お前だ。パーティを守れなかった情けないリーダー、屈辱を心に刻むがよい!フルストリップ!!」
最後はランスの服がはじけ飛ぶ。
「俺は、……隠さないぞ!恥ずかしいと思うから恥ずかしいのだ。信仰心が俺を強い男にしたっ」
ランスはがっしりと大きな肉体で、毎日の特訓やモンスターとの戦いのため筋肉粒々である。
『きゃーーーーー!!!!』
女性陣から一斉に悲鳴があがった。
「何威張ってるの、こんな時なのに!へんたい!!見損なった!!」
と、ケイナ。
「お兄様!!そんなもの見せつけないでください……っっ」
と、マリン。
「ランス!もう!いやん!もう、もう、もうーーー!!」
と、セシリア。
「ランスおまえ……立派な男だぜ!」
と、カイル。
「ランスさんすっごい、おっきい」
と、プラル。
ランスは男根をびんびんにおったてているのにも関わらず
何一つも隠そうとしないのだった。
次回予告>>
女帝スカラバに捕まってしまったパーティ一同。
当然何もなく解放されるわけはなく、この後どうなってしまうのか??!