※この作品はR-18です。

鋼の錬金術師 オッサンとオヤジに愛されるヒロインはアラサーらしいです   作:木桜 春雨

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任せろと言われたので、告白はノックスさんに任せるそうです(不安と期待が半々ですとヒロイン)

 「なんだ、その顔は、いっとくが、患者の前では、そんな顔、見せんなよ」

 

 分かってますと答える声にノックスはコーヒーを入れると、元気出せとカップをテーブルに置いた。

 

 「その様子じゃ、進展なしってところだな」

 「わかります、どう転んでも告白して玉砕、振られるの構図しか浮かばないんです、下手したら助手としても居づらくなるし」

 「自分は年寄りだからとか、これから若くていい男が現れるとか、そんな言い訳するんだろう、思い切って潜り込んだらどうだ」

 「ベッドにですか」

 

 そんな図々しいことできませんという返事に、変なところで真面目なんだとノックスは感心したようにコーヒーを飲む彼女を見た。

 

 「言ってやろうか」

 「はい、なんですか」

 「俺からなら、あいつも断れないだろ」

 

 返事ができず、彼女はノックスをじっと見た。

 

 「それ、ちょっと、なんていうか卑怯ではないですか」

 

 「いいじゃねぇか、女ってのは元々卑怯な生き物なんだ、このままだとずっとバツイチで過ごすことになるぞ、確定だな」

 

 想像したのか、一瞬にして彼女の表情が暗くなった、だが、ほんの少しの沈黙の後、彼女は小声で呟いた、お願いしてもいいですかと。

 

 「おう、任せろ、大船にのったつもりでいろ」

 

 自分のことなのに他人任せにしていいのだろうかと思いながら、告白しようとしてもできなかったとを思うと、ここは任せよう、○投げしようと彼女が思ったのも無理はない。

 

 

 翌日のこと昼になったばかりの頃、友人が尋ねてきた、痛み止めをくれないかというマルコーの言葉に、なんだ、腹でも下したのかと聞くと自分じゃないとマルコーは首を振って彼女だと呟いた。

 ほんの一瞬、ノックスは考え込むような表情になった後、思い当たる節があるのか、生理痛かと尋ねた。

 

 「今朝から顔色も良くなくてね、寝ているよ」

 

 ノックスは友人の抱えていた袋を不思議そうに見た。

 

 「こ、これはだ、その必需品というか」

 

 どこか気まずそうな表情にノックスは、何を照れてるんだと聞くと、いや、別にという返事が返ってくる。

 

 「わからなけりゃ、女の店員に聞け、ちゃんと買えたのか、色々と種類があるだろう」

 

 頷きながら、専用の下着もあるんだなと呟いたマルコーにノックスは、にやにやとした顔つきになると、買ったのかと尋ねた。

 

 「い、色々と勧められて」

 「ほう、錬金術師のドクター・マルコーが買う女の下着、どんなのか、見てみたいもんだな」

 

 テーブルの上に置いた袋にノックスは手を伸ばすと中を覗きこんだ。

 

 

 「派手だな、こういうのが好みか、いい趣味してるじゃねぇか」

 

 友人の言葉にマルコーは眉間に皺を寄せ、顔をしかめながらも顔を赤らめた、だが、俺は褒めてるんだぞとノックスは訂正するようにマルコーを見た。

 

 

 「生理中ってのは、気分の浮き沈みが激しいんだよ、だから身につけるものが派手だったり、可愛いと、それだけでも気分がよくなるんだよ、女っていう

生き物は」

 

 友人の言葉にマルコーは迷ったが、もしかしたら必要になるかもと思い、店員に勧められるままに購入したのだと、視線を逸らしながら答えた。

 

 「湯たんぽも用意しとけよ、ネェちゃん、冷え性だからな、それから痛み止めか、待ってろ」

 

 口は悪いが、持つべきものは友達だと改めて実感した、ところが帰ろうとしたとき引き止められた。

 

 「ちょっといいか」

 

 真面目な話だ、すぐにすむという友人の顔を見てマルコーは、不可解な顔になったのはいうまでもない。

 

 「今話したら卑怯だなんて思うかもしれねぇが、先延ばしにしたところでどうしようもねぇからな、こういうのはストレートに言ったほうがな」

 「な、なんだね」

 

 卑怯、先延ばし、普段聞く事のないワードに何を言われるのかと不安になったのはいうまでもない。

 ネェちゃんの事だがなと友人の言葉に、何を言われるのかと思ったが。

 

 「あー、やっぱり、うん、今度にするわ」

 

 とノックスは早く帰れ、ネェちゃんが待ってるぞとマルコーを追い返した。

 

 




ノックスさん、これはじらしなのでしょうか。
マルコーさんは気になっても自分からイケイケと聞くタイプではなさそうです。
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