※この作品はR-18です。

生徒は天使のように可愛らしいので手を出すのも仕方ないね   作:伊倉米磁

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ん、主役は遅れてやってくる(シロコ)

 この所、先生の所に行けてなかったから久しぶりに行こうと思った。

「遠出して買ってきたお土産、先生喜んでくれるかな……」

 キヴォトス外周ライディングツアーとして800kmほどの道程を走破した私……砂狼シロコは、シャーレビルのすぐ近くまでやってきた。

 

 上を見上げると、執務室の特徴的な形の窓が見える。窓際に先生が来ないかな、と少し期待して、会いに行くほうが早いと歩くペースを上げる。

 ビルに入り、エレベーターホールで待つ。やってきたエレベーターに乗ろうとして、先客が降りようとしているのに気づいた。

 頭一つくらい低い身長。ゲヘナの風紀委員長、空崎ヒナだった。

 

 ちらりとこちらを見た後、会釈をして通り過ぎる彼女に、慌ててこちらも会釈する。

 別に、ゲヘナに思うところはない。むしろ彼女には劣勢だったのを兵を引いてもらって謝罪までされたし、

 それなのに、なぜか嫌な予感がした。

 

 気づいたら眼前に爆発寸前の手榴弾が放り込まれていたような気分だった。

 ため息を一つ、気を取り直してエレベーターに乗る。上昇中、なにか妙な臭いを感じた。

「空崎……先輩の、体臭?」

 

 スン、と鼻をひくつかせて嗅いでみるが、なにか違う気がする。イカみたいな、花みたいな、嗅いだことのない臭い。不思議と背筋が熱くなるというか……

 ぽーん、と音が鳴って、執務室の階層に着いたことを知らせてきた。不思議と気にかかるが、今は先生に会いに行くほうが大事だと気を取り直して執務室に向かった。

「先生。こんにちは」

 

「ああ、シロコ。最近見なかった気がするけど、何かしてたの?」

 私の事を気にかけていてくれた事に嬉しくなる。ゴソゴソと鞄からご当地お菓子を取り出した。

「前に言ったかもしれないけど、ライディングで遠出してきたの。バイトでお金を貯めたから、お土産も買えた」

 

「おお、学校ごとに違う味なんて用意されてるんだ。今お茶を用意するよ、二人で食べよう」

「え? 自分の分とアビドスの皆には用意してるから、それは先生が食べていいよ?」

「いいからいいから」

 

 いそいそと、先生がコップに大きなペットボトルから麦茶を注ぐ。後でゆっくり食べてくれれば良いのに……でも先生のそんな優しいところも好き。

 ふと、先生の汗の臭いがした。

 どき、と胸が高鳴る。

(先生の匂い……ドキドキする)

 

 自分の臭いを嗅がれるのは恥ずかしいけど、先生の匂いを嗅ぐのはやっぱりやめられない……と、もう一度鼻をひくつかせた所で、それに気づく。

「えっ……?」

 ぞくり。

 

 氷柱を背筋に突っ込まれたかのような、唐突な悪寒。

 どうして自分が悪寒を感じたのか、遅れて気づく。

(さっきのと、同じ臭い……?)

 

 先生の汗の匂い。それに混じった、空崎先輩の臭い。そして……あの、奇妙な臭い。

 どうしてだろう、胸がとてもざわつく。

 考えてみれば当たり前の話だ。空崎先輩はさっきまでここに……執務室にいたに違いない。だから同じ臭いがしている。それだけのはずだ。

 

「おまたせ、シロコ」

 先生がにこやかに近づいてきて、執務室の机の上にコップを2つ置いた。夏の日差しできらめいているそれは、汗をかいていない。

 ここに冷蔵庫はないので冷えていないのだ。下の休憩室なら冷蔵庫はあるが、先生と二人きりのお茶のほうが嬉しいから、これで良い。

 

「ん。ありがとう、先生。昨日皆と食べたんだけど、このレッドウィンター・ピロシキ味なんかはクセがなくてオススメだよ」

 気のせいだ。そう思うことにして、先生と楽しくお喋りをする。

 

 

 この日は、その後先生のお手伝いをしてから帰った。

 

 

 翌日。家に帰ってからも先生の……正確には執務室で嗅いだあの臭いの事が気にかかって、今日もシャーレに来てしまった。

「ふんふーん♪」

 ビルの自動ドアが開き、誰か出てくる。機嫌の良さそうなその声に聞き覚えがあった。

 

「ヒフミ? えっ……どうしたの、その格好」

 ヒフミは、水着を着ていた。トリニティの生徒が好みそうな女の子らしい白いフリルが、海も水辺もまるで見当たらない、陽炎さえ漂うアスファルトの道路には全く似合わない格好だ。

「わっ、シ、シロコさん!? あっ、えっと、これはその……あ、暑かったので!」

 

 まあ確かに、今日も暑い。夏の間に一度くらい、アビドスの皆と海水浴にでも行きたいな……とは思うけど。

 全く無関係な往来で水着姿を晒すのはちょっとどころじゃない勇気が必要だと思う。

「そ、そう。ヒフミって意外と大胆だね……」

 

「ううっ、言わないでください……それじゃ私は帰りますから!」

 パタパタと、ビーチサンダルで駆けていくヒフミ。私とすれ違うのではなく横に……シャーレビルの壁に沿って走っていき、曲がり角へと消えていった。

 

 

 頭に火がつくかと思う位の日差しの中、またも悪寒がした。

 すん、と鼻を動かす。

 昨日と同じ、奇妙な臭いが漂っていた。

 

 

 暑いからか、冷や汗かわからない汗がこめかみを伝い、ヒフミの行ったほうを見る。

 地下鉄駅とは違う方向だったので首を傾げていると、どるるん! と重たいエンジン音が聞こえる。

 気になったのでヒフミの消えた角まで行って覗いてみると……道に戦車が止まっていた。

 

「嘘……シャーレビルのそばに敵? 手榴弾、手榴弾……」

 ゴソゴソバッグを探る間にも戦車を注視すると、違和感に気づいた。

 上からパラソルの突き出た戦車は、流石に見たことがない。

 

 ギュラギュラと履帯の音を立てて、割と安全運転でこちらに近づいてくる。

「まさか……」

 口の中で呟いた事に反応した訳でもないだろうけど、戦車が止まって上から誰かが顔を出した。

 

「シロコさーん、そこにいたら危ないですから下がってくださ―い!」

 ヒフミだった。

「ヒフミ、まさかそれに乗ってここまで来たの?」

 

 本当に、見た目からは想像もできない大胆な子だ。水着で戦車に乗って先生に会いに来るだなんて。

(先生とも、水着で会っていたんだよね)

 執務室で二人きり、薄着どころか水着のヒフミ。きっと先生はヒフミを褒めて、舐め回すように身体を見ただろう。

 

 先生は割とエッチなのだ。自転車に乗った私の太ももとかもチラチラ見ている。

 パンツが見えてしまうかもと気になっているのだろうか。下にスパッツを穿いている事を知ったらどう思うだろう……とニヤニヤしたことはあったけど……

「そうなんです! 夏の海と言えば戦車ですから! 今はちょっとクラスの備品をお借りしてて……すぐ返さないといけないので、私はこれで!」

 

 さっきまで、ヒフミが私よりも遥かに大胆な格好で先生のエッチな視線を独り占めにしていたのだ……そう考えるだけで、ズキズキと胸が痛む。

 嫌な予感が止まらない。私は去っていく戦車から顔を背けて駆け出し、ビルに入る。

 歩いただけで汗だくになったので、居住区にあるシャワーを浴びてから先生の居る執務室に入った。

 

「こんにちは、先生」

「あ、ああ! シロコ、いらっしゃい。今日も来てくれたんだ」

 先生の顔が、赤い。確かに今日も暑いけど、ここはエアコンも効いているのに。それに……

 

「あの臭いが、はっきり残ってる……」

 口の中だけで呟く。すんすん、と臭いを嗅いでいると、先生が歩み寄ってきた。

「ごめんね、暑くていっぱい汗をかくから、今消臭している所だったんだ」

 

「ん……それは良いけど。先生……」

 臭いの事を訊こうとして、言い淀んだ。なにか、言ってはいけない気がする。気づかなきゃいけないような、気づいてしまったらいけないような、理解不能の葛藤が生まれる。

 俯くと、妙な臭いが強くなった。すぅぅ、と深く吸うと、それが決して不快ではないことに気づく。

 

(ああ……先生の臭いなんだ、これ)

 すとんと、腑に落ちた。

 理解、してしまった。

 

(これ……先生の、精液の臭い……なの?)

 どっ、どっ、と心臓が早鐘を打つ。激しい運動をしたわけでもないのにこれほど動悸が激しくなった事は無い。

 つまり……つまり。先生は。

 

(複数の生徒と……そういう事をして、る?)

 怒りは、あった。私には犯罪をしてはいけないと口を酸っぱくして言っていたのに。自分は複数の女生徒と淫行なんて。

 でも、怒りなんてどうでもいい位に、私は恐怖で震えていた。

 

(私……乗り、遅れた?)

 よりにもよってゲヘナとトリニティの生徒で二股なんて。いや、対照的だからこそ先生はどちらにも惹かれたのかもしれない。

 空崎先輩も、ヒフミも、私よりずっと可愛いし……きっと先生と接した時間もずっと多いのだろう。

 

 私はどうしてた?

(アビドスの皆と過ごしてた。趣味のトレーニングとか、休日はバイトやライディングしてた)

 全然、先生に関わってなかった。時間をかけて仲良くなれたら良いと思っていた。

 

 忘れていたのだ。先生は皆の先生。私達アビドスの次に、ミレニアムとかトリニティでもお仕事しているらしい。

 ライバルが多いことは分かっているつもりだった。

 だからって、もう肉体関係まで行っている人が複数居るなんて思ってもみなかった。

 

 いやだ。始めることさえ出来ずに終わるなんて、絶対にいやだ。

「先生、ヒフミとさっきまで何してたの?」

 ぎくり、と先生の身体が少しだけ強ばるのを感じる。

 

「な、何って……ヒフミと会ったの?」

「そうだよ。何か……変なこと、言ってた」

 戦車で帰るとかなんとか、ね。

 

「へ、変なことって?」

 私のカマかけに引っかかった先生は、笑顔が引きつっている。やっぱり、後ろ暗い事をしてるんだ。

「先生は……ヒフミが好きなの?」

 

「ど、どうしたの? えっと、好きだよ」

 じっと、先生の顔を見つめる。動揺はしているけど……言葉に嘘は感じられない。

「空崎……ヒナ先輩と、どっちが好きなの?」

 

 ここで、先生は誰でも気づく位に目を見開いて驚きを露わにした。

「い、いやー、生徒に順番は付けられないかなー、なんて」

「じゃあ、私のことも二人と同じくらい……好き?」

 

 照れる。それ以上に、怖い。先生から特に好きじゃないと言われてしまったらと思うと、膝が震えてしまう。

「ああ、勿論。私はシロコのことも大好きだよ」

「じゃあ、」

 出来るのか。やって良いのか。弱気の虫が騒いで仕方ない。けれど、ここで引いたら……絶対に先生の恋人には成れない。

 

「じゃあ……私にも、二人と同じこと……して」

 震える脚を踏み出して、先生に抱き着く。空調が効いていても日差しがモロに入ってくる部屋の暑さで、お互い汗をかいている。

 先生の身体から立ち上る匂いを胸いっぱいに嗅ぎながら、先生にも私の汗の臭いを嗅がれている事を思って胸を高鳴らせる。

 

「シロコ……意味がわかって言っているの?」

 先生が、私の肩に手を置いた。さっきまでの動揺が嘘のように、低くて優しい声で耳元で囁いてくる。

 もう、顔が上げられない。これだけで満足してしまいそうになるほど、天にも昇るような心地よさだった。

 

 先生が、私にエッチな事をしようとしている。そういう気配を強く感じさせる仕草だった。

「ん……エッチな、事……でしょ? 私……か、身体、鍛えているから。きっと、その、先生を満足させられるよ」

 自分でも何を言っているんだか分からない。でも、何でも良かった。先生の気を引きたかった。今の私は、そのためならなんだって出来た。

 

 先生の指が、優しく私の顎を持ち上げる。目があった先生は、私の顔を覗き込んでくる。

 初めて見る、先生の顔だった。私の心の奥深くまで見通すような、獲物を捉える直前の獣のような。きっとこれが、『雌』を目の前にした時の顔なんだと思って、興奮で頭が真っ白になる。

 近づいてくる先生の顔に、私は目を瞑って身体を委ねた。

 

 

 

 シロコが突然私の情事に気づいた時には、ついに終わったかと思ったが……セフレ志望のようで首の皮一枚助かった。

 しかし、まだ安心はできない。今日はとても暑いからわざわざここまで来る生徒は少ないとは思うが……それでも既に2人目なのだ。ヤっている時に3人目が来たら、私は終わる。

 手早く済ませようとしてシロコを満足させられなくてもやはり終わる。

 

 生徒たちが夏休みに入ってセックスの回数が増え、経験を重ねた成果を見せなければなるまい。

 早速、シロコと唇を重ねた。緊張でカチカチになった唇を優しくほぐすように、ちゅ、ちゅ、と唇を軽く吸うだけのキス。緊張はまだ解れない。

 シロコの鍛えられた細い腰を抱きよせると、私のシャツを握る手に力が籠る。

 

 縋りつくようなその手に、シロコの切ない気持ちが感じられる。

 目を開けられずにギュッと瞑って震えているのも、相まって、とてもかわいい。チンコがイライラしてしょうがない。

 一旦口を離して、シロコの首筋に顔を埋めた。シャワーを浴びてきたのだろう、シャンプーの匂いとシロコの汗がうっすらと混じって甘酸っぱく爽やかな匂いがする。

 

 それに、いつもは上着を着ているが今日は暑いからかシャツだけだ。うっすらとブラ紐が透けて見えるのがとても良い。シロコの背中を擦りながら、指先でブラの位置を覚えておく。

「あっ、だめ……臭い嗅がれたら、恥ずかしい……」

「とってもいい匂いだよ。もっと嗅ぎたいな」

 

 恥ずかしがりながらも、シロコも私の首筋の臭いを嗅いでくる。

 暫くそうやってお互いフンフン臭いを嗅いでいた。

 最初よりは力が抜けて来たシロコのシャツのボタンを外していく。

 

 顔を赤くして、また身体を強張らせてされるがままになるシロコ。前が開いて下に着ていたキャミソールとブラの紐が私の目に飛び込んでくる。

 羞恥に耐えきれなかったようで、シロコは胸元を両手で隠した。

 私はその隙にスカートのホックを外す。ジッパーを下ろしてやると、ストンとスカートが床に落ちた。

 

「なっ! せ、先生!」

「どうしたの?」

 手を股間にやり内股になってパンツを隠そうとするシロコだが、そのくねくねした動きがむしろ興奮を煽るものだと気づいてはいないようだった。

 

「う、うう……あの2人とも、こんな事してたの?」

「まさか」

 ついさっきまで、倉庫から持ってきたマットの上で牛柄Vストリング水着を着たままのヒフミにガニ股騎乗位で精液を絞ってもらっていたのだ。

 ヒナの方も最近アナル開発をさせてくれるようになり、毎回じっくりねっとりとシワが無くなるくらいにアナルを舐め回している。

 

「2人とはもっとすごいことをしてるよ」

「も、もっと……!? ……分かった、もっと、すごいこと……して」

 キッ、と強い決意を感じさせる表情をするシロコ。隠していた手をゆっくりと解き、仁王立ちになる。

 上ははだけた制服のシャツにキャミソール、下は水色のショーツに靴と靴下という格好ながらも、エロさより美しさを感じさせる堂々たる立ち姿だ。

 

 うっすらと割れた腹筋、スラリと長い脚と引き締まった太もも。

 そう言えばスポーツブラではないんだなと、スレンダーな胸を見る。ショーツと同色のブラ紐がキャミソールとは別に見て取れる。

「そんなに気負わなくても良いよ。シロコは始めてだから、ちゃんと優しくする」

 

「そう……なの? でも……ううん、分かった。先生の好きな風にして」

 気勢を削がれたようにまたモジモジするシロコだが、私はもう我慢の限界だった。

 抱きしめるようにシロコに迫ると、首筋にキスをしながら太ももを撫で回す。

 

「ひゃあっ!? あっ、そ、そんな所、いきなり触ったら……」

「大丈夫、シロコは力を抜くことだけ考えて」

 祈るように胸の前で両手を組み、シロコは努めてリラックスしようと目を閉じて深呼吸を始めた。

 その機会をありがたく使わせてもらって、ついにシロコのショーツの中心……柔らかい布に包まれた、それ以上に柔らかい雌肉に触れる。

 

「っ!!」

 シロコが鋭く息を呑む。抵抗しない事を確認した私は、ゆっくり慎重に、薄布越しのシロコの性器の感触を楽しむ。

 私の指がシロコのショーツを擦る音が、密やかに執務室に響き渡る。シロコの震えながらの深呼吸の音、エアコンの駆動音さえはっきり聞こえる静寂だった。

 

 布越しに感じるシロコの性器は、とても形が良さそうだった。

 真ん中を往復し、股間の三角形に満ちる熱く湿った空気を堪能しながら、膣口を探ると……既に濡れた感触が伝わってきた。

 ニヤリと笑みを浮かべてから、クリトリスを親指の腹でぐりっと軽く潰してやる。

 

「あっ♥」

 ついに、シロコの口から甘い吐息が漏れる。

 そう言えばマットが今なかったなと思い、一旦手を止めて腰を抱いたまま歩かせ、机の上にシロコを腰掛けさせた。

 ショーツに指をかけ、脱がそうとする。がっ、とシロコの手に上から掴まれた。

 

「ちょっ、ちょっと、先生……!」

 元から白黒の左右の目を更に白黒させて、シロコが哀願のような非難のような、複雑な目で私をみてくる。

「これからもっとすごいことするんだよ?」

 

「う、うう……」

 そっと、シロコの手が離れていく。

「腰、浮かせて」

 

 自分から脱がすことを許可させた上、脱がす手伝いをしてもらう。

 シロコは顔を真っ赤にしながら、後ろに手をついてお尻を浮かせてくれた。

 するりと私の手の中でショーツが丸まっていき、8の字の布としてシロコの股間から離れていった。

 

 机の上にパサリと落ちたシロコのショーツの股間は性器の形にシミが出来ている。

 私は跪き、シロコの脚を開きながら性器に顔を近づけた。

 すうーっ、と鼻から深呼吸する。シャワーを浴びたてとは言え、暑さに蒸れたシロコの股間の香りだ。

 

 饐えたような臭いの中にも一欠片の獣のような臭いが混じっている。

「先生、お願いだから、そんな所嗅がないで……うう、絶対変な臭いするのにどうしてそんな所を嗅いじゃうの……」

 これまでに嗅いできた生徒たちのマンコの中でも一番強い臭いを放つそこを嗅がれて、シロコが耳まで真っ赤になって涙目で私をみていた。

 

 確かに臭いは強めだから女の子のシロコが気にするのは分かるが。

「とてもいい匂いだよ。ほら、嗅いだだけでこんなになっちゃった」

 立ち上がって、ズボンを脱いでフルボッキしたチンポを見せつける。

 

「うあ……」

 シロコは目を見開いて絶句してしまった。これ幸いと、私はクンニを再開した。

「あっ♥ そんなとこ、舐めるなんてっ♥」

 

 中央を満遍なく舌で舐めあげるだけで、シロコの全身が震える。

 頭を掴まれるが、制止されることはなくシロコの芳しいマンコをぴちゃぴちゃ音を立てて舐め続けた。

 シロコの愛液は臭いと同じく濃く、舌に絡みつくようにヌメりがある。

 

 舌がピリピリするくらいに刺激と苦味のあるそれを舐め取る度に身体が熱くなり、勃起が強くなる気がした。

 しばらく舐めると十分に濡れてきたので、勃起していたクリトリスに狙いを定め、尖らせた舌でぐりぐり突いて刺激する。

 

「んっ♥ あああああっ♥」

 執務室にシロコの大きな声が響き渡る。どうやらクリトリス舐めはお気に召したようだ。

 膣口に小指を入れてマンコの仕上がり具合を確かめながらクリトリスを舌先で突き、包皮の上から優しく舐め回し、口に唾液を貯めてフェラのように咥えこんで吸いたてる。

 

「あーーっ♥ あああーーーっ♥」

 経験のないシロコはされるがままに快楽に打ちのめされている。

 いつの間にか、手で押さえつけるよりも大きく股を開いていた。

 感じ始めることでほぐれてきた処女マンコに指を入れる。どうやら人差し指と中指の2本なら痛みもなく咥え込めるようになったようだ。

 

 頃合いとみて、口を離して立ち上がる。シロコは、惚けたようによだれが垂れた唇を半開きにして私の股間を見ていた。

 いつかの日を思い出す。教室で机に腰掛けたシロコと差し向かいで話したあの時と、ほとんど同じ体勢、位置関係。

 それなのにシロコは私に犯されるのを待つばかりの無防備なマンコを晒し、濃い愛液の臭いを部屋中に撒き散らしている。

 

 そう言えば、と放置していたキャミソールの裾に指をかけて上げていくと、シロコは無言のままにバンザイして脱がすのを手伝ってくれた。

 シンプルなブラが可愛らしく、優しく抱きしめるようにシロコの背中に手を回し、ホックを外す。

 そのまま脱がせると、待望の乳房を拝んだ。

 

「おお……とってもエッチだよ、シロコの胸」

 乳輪はやや大きめという程度だが……乳房の小ぶりさに比して乳首の大きさのほうが目立つ。

 触ってもいないのに、これまでのクンニで固く勃起したそこは、親指の先くらいの太さがあった。

 

「そ……そう? バランスが悪くて不格好だと思うけど……先生が喜んでくれるなら、良かったかな」

 真っ赤な顔で、強がるようにぎこちない笑みを浮かべて私の寸評を受け入れてくれた。

 シロコへの愛おしさのままに、乳首に吸い付く。

 

「んっ♥」

 乳首の感度も悪くなく、股間とともにゆったり刺激してやると私の舌の動きに応じてマンコも締まった。

 くちゅくちゅと股間の責めを絶頂ギリギリまで高め、そこで中断して乳首を全力でせめてやる。

 

「はああっ♥ う、そ、乳首、で、イッ……♥」

 がくん、と身体を丸めるように大きく全身を痙攣させ、シロコが絶頂する。

 処女を失う前に乳首絶頂を覚えたシロコは、荒い息で絶頂の余韻に浸っていた。

 

「さあ、シロコ。そろそろ入れるよ」

 我慢しきれなくなった私がそう言うと、シロコはぼうっと顔を上げるだけでまだ惚けている。

 立ち上るシロコの匂いに包まれながら、我慢汁を垂れ流すチンポをシロコの開いたままの股に押し当てた。

 

 ぬちゃ、と粘り気の強いシロコの愛液に包まれ、スムーズにチンポが入っていく。程なく、肉の膜に行き当たった。

「シロコの処女、私がもらうよ」

 改めてそう言うと、シロコはゴクリと生唾を飲み込んだあと、濡れた瞳で私を見つめた。

 

「いいよ……ね、先生」

「ん?」

 シロコは口をはくはくと何度か動かした後、意を決したようにじっと私の目を覗き込んでこう言った。

 

「好き。私、先生のこと、好きだよ」

 痛いほどに真っ直ぐな、胸に突き刺さってくる愛の告白。それを受けて、

「ああ。私もシロコのこと好きだよ」

 

 汚い大人は、本気の愛の告白を本気で受け取って、ただ不誠実に性欲のため生徒の処女膜を突き破って腰を進めた。

 ぷちん、と軽い振動と共に処女膜を破る。

「くっ」

 短い苦悶の声。机の上に出来ていた大きな愛液の水たまりに、破瓜の赤が交じる。

 

「はあ……はあ……」

 シロコはしばらく眉をしかめて息を整えていたが、程なくまた私を見つめて言った。

「ん、もう大丈夫だよ、先生。……好きなように、動いてほしい」

 額面通りに受け取れる言葉ではないが……シロコの強い決意に押され、私は腰を振り始めた。

 

「うっ、んくっ……」

 シロコの膣は柔軟性に富んでいて、大ぶりなヒダが腰を振る度に心地よくチンポを撫でてくれる。

 更にはとても熱く、ローションのようにぬめりのある愛液と相まって、シロコに全身を包まれて風呂で洗われているかのような心地よさがあった。

 

 奥まで突くとキュンと瞬間的に強く締め付けてくれ、シロコの鍛えた身体がセックスに使われている事を強く感じさせた。

「シロコ。シロコのマンコ、すごく気持ちいいよ」

 そう言って褒めてやることでも、シロコは締め付けを強くしてくれる。

 

「おおっ、今の、その締め付け凄いっ」

「こ、……こう? んっ♥」

 シロコは目を閉じて眉を寄せ、マンコの感覚に集中し……キュンっ♥ と締めてくれる。

 

「ああ、それ……凄い、良いよ……」

 思わずうっとりと感想を漏らした私を見てどう思ったか、シロコは軽く目を見開いて口元を綻ばせた。

「なら、もっとしてあげるね。こう、こうっ♥ あっ♥ これ、私も、気持ちいい……♥」

 

 打って変わって楽しげに、自分からユラユラと腰を動かして不定期にマンコを締め付けてくれる。

 処女とは思えない淫らなサービスに、思わず私の腰の振りが速く、強くなった。

 パン! とシロコの鍛え上げた下腹部と私の下腹部がぶつかる。ほとんど小波さえ立たない贅肉のない美しいお腹が眩しく、ペタリと手を置いた。

 

「ひゃっ、え、どうしたの先生、ああっ♥ そんな所、手を置いたらくすぐったい……んっ♥」

 後ろに手をついて身体を支えている姿勢上、腹筋にも力が入っているのか……適度な硬さを保っている。

 その胎の中で今まさにチンポに突き上げられて弄ばれている子宮の存在を感じ、ぐんぐん射精欲が高まっていく。

 

「シロコ。中に出していい?」

 シロコは一瞬目を丸くしたが、ゆっくりと頷いた。

「良いよ……他の2人にも、いつも中で出してるの?」

 

「いいや、皆と初めての時だけ生でしてるんだ」

「みん……? あうっ♥ 先生、それ、つよいっ♥」

 何やら言おうとしたシロコだったが、私はもう限界だった。

 限界まで腰を引き、思い切り打ち付ける。処女を相手にしているとは思えないスムーズさで腰を振りたくる。

 

「ああっ♥ すごいよ、先生、あたまっ♥ びりびりくるのっ♥」

 そう言いながらも、シロコはキュンキュンとマンコを締め付けるのを忘れず、徹底して私を楽しませようとしている。

「シロコっ、シロコッ! とても気持ちいいよ、私のためにマンコ締めてくれてありがとうね!」

 

「うれしいっ♥ 私で、いっぱいっ♥ 気持ち、よくなって♥ 私が一番、先生をっ♥ 気持ち、よくしてっ♥ あげるからっ♥」

 乱暴なほど強いピストンで揺らされながら、シロコはうわ言のように熱情を帯びた言葉を紡いでいく。

 そのいじらしさをチンポで存分に感じながら、一番奥にある子宮をめがけて腰を突き出す。ぷりぷりした子宮口にチンポを押し当てながら、精を解き放った。

 

「ああああっ♥ でてるっ♥ 本当に、でて、るぅ……♥」

 同時に絶頂したシロコが、くたりと後ろに支えていた腕を曲げ、肘をつき、ついには机に仰向けに寝そべった。

 絶頂でうねる上に、それでもなおシロコの意思で膣を締めてくれて、射精中の私に強すぎる快楽が走る。

 

「ぐうっ……!」

 しかしそれがまた射精を促し、どくん、どくんとシロコの汚れなき子宮に遠慮なく精液を注ぎ込んでいく。

「あ、あーーーーーーっ……♥」

 

 これまでとは違う、すすり泣くような、気の抜けるような声でシロコが嬌声……いや交尾のときの鳴き声という方が近いそれを上げて歓喜に打ち震えていた。

 ぽろり、と天井を見るシロコのまなじりから大粒の涙が溢れる。

 チンポで射精を注ぎ込んでいる私は、その涙が喜びからくるものだとなんとなく分かった。

 

 証拠のように、これまで180度近く開いていたシロコの脚が私の腰に絡み、精液を一滴残らず吐き出していけとばかりにシロコから腰を押し付けて子宮口に当たるように調節してくれている。

「ああ……先生……好き、好きぃ……♥」

 私の射精を誤解なく求愛行動だと受け止め、満面の笑みを浮かべて言葉で返事をしてくれるシロコは……今まさに生殖欲求の化身であり、誰よりも女性らしく美しかった。

 

 射精している最中なのに、また勃起が回復していく。

「もっと、もっと先生の精液、ちょうだい……♥」

 涙と興奮でキラキラと輝く瞳のシロコに覆いかぶさり、机をきしませて上からピストンを再開する。

 ぶっじゅ! ぶっじゅ! と愛液と精液がシロコの膣から押し出され、下品な音を立てて机の上の水たまりを更に広げていった。

 

 

 無我夢中で腰を振り、何度目かの射精を終えると、もう数時間経っていた。

 机の上の水たまりは、端に流れる滝の水源地となっている。

(しまった、これ以上は流石に危険すぎる)

 

 既に誰かに見られている可能性すらあった。それほどにシロコの『お誘い』はひたむきで、底なしだった。

「はあ……♥ はあ……♥ 先生……もう、おしまいなの……?」

 緩んだ笑みを浮かべ、シロコが射精しきって萎えた私のチンポを見る。

 

「ああ、流石に打ち止めかな。それより、早く後始末しないと大変だ。ごめん、シロコも手伝ってくれる?」

「良いよ。私もすごく……楽しめたから♥」

 そう言って、シロコはベロリと長い舌で舌なめずりをし、口元の私の唾液を舐め取った。

 

 セックス前のガチガチに緊張していた姿が信じられない位に慣れ切っていて、心から交尾を楽しんでいるのが見て分かる。

 シロコが寝そべっていた机から身体を起こすと、まず背中が机と糸を引く。

 精液と愛液がベッタリとついた机にベチャリと手をついて尻を移動させようと浮かせると、糸どころか柱のように太い線が尾を引いていた。

 全裸に膝までの白ソックスとスニーカーだけのシロコが身体をひねり、自分の尻を見ようとする。

 

「うわ……凄いベトベト。先生、こんなに射精したんだね……♥」

 戦果に満足するかのような薄笑いで私に流し目を送るシロコ。

 時間があればもう一発やりたいが、流石に無理がある。

 

 執務室出口すぐのトイレからホースを引っ張ってきて、机の上に放水して愛液と精液を押し流す。

 マンコ丸出しのシロコがモップでそれを拭い、流石に危なすぎると着替えを先にするよう指示する。

 顔をしかめながら鞄から出したハンドタオルで背中と尻を拭ったシロコが制服を着て、精液を絡め取ってベタベタのモップをトイレの流しで洗い落とす。

 奇跡的に誰かが来ることもなく、大雑把だが掃除が終わった。消臭スプレーを部屋中に撒きまくり、消臭ビーズを机に配置する。

 

「そうだ、シロコ。下のコンビニで避妊薬が売っているから、お金を出すからそれを飲んで帰ってね」

「いいよ」

 シロコは、にこやかにそう言った。

 

「えっ……」

「避妊なんかしない。だって大好きな先生との子供だから。妊娠したらちゃんと産んであげたい」

 さっきまでの乱れ方が嘘のように慈愛の笑みを浮かべて、ゆったりと下腹部をさするシロコ。

 

「ええ……いいの?」

 これは流石に予想外だった。

「良いに決まってる。先生、妊娠が分かったら教えるね。籍を入れる準備お願い。大人だから分かるでしょ?」

 

「あの……」

「私もマタニティ雑誌とか読んでおくから。子供出来たら、絶対、結婚しようね」

 有無を言わさぬ強い目力で、私の発言を封殺する。

「それじゃ、……今日はとても嬉しかった。……大好きだよ、先生♥」

 ばいばい、と小さく手を振って、シロコが帰っていく。私は黙って見送るしかなかった。

 

 

 

 それから半月ほど、眠れぬ日々を生徒とヤりまくって過ごしていたが。

「先生、生理来ちゃったからもう一回精液お願い」

 ギリギリの所で、破滅……あるいは幸せな終焉……は回避され、シロコとはゴムセックスした。

 そして、シロコには今後コンドームを破る用の針を持ち込まないよう厳重注意の上家に帰すのだった。




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