公爵家次期当主好色物語 作:ルペッタ好き
風呂椅子に座る俺の周りに、リュイの他に3人のメイドが集まっていた。
一人目は
身長は150台半ばくらいで悪魔としては低めだが、出るところは出ていてスタイルは良好。なかなかのサイズの彼女のおっぱいの谷間に俺の右肩が埋まっている。
「興奮していらっしゃるのですね。若さま」
俺の勃起股間をガン見するこの単眼メイドは、そのでっかい目玉を舐めてやると大悦びする。
この子も最初の頃はおどおどとしていたのに、一年経たずに俺のチンチンをツンツンするようになるとは……たいした変わりようだ。
今ではリュイが不在の間、後宮のメイドたちを仕切っていたりして、サブリーダー的な立場になっている。
一つ眼のこのメイドが同僚たちから一目置かれているのは、やっぱ巨人化して暴れられるのがデカイのかね。
メイドの間でも暴力=権力なのだろう。強い奴が偉いってのは分かりやすい構図だからな。
いちいちメイド内の上下関係まで把握していないから、詳しくは知らんが。俺よりもレイヴェルの方が知ってそう。
「そりゃ、この状況ならな」
サイクロプスあるいはキュクロプスは、元々はギリシア神話に属する下級の神々だ。天空神ウラノスと大地母神ガイアの子として生まれ、父たる神ウラノスに醜い容姿を厭われて
なんだかんだで始祖は大神同士の間に生まれた子なので、この単眼メイドはなかなか御大層な血筋の末裔ということになる。
巨人状態でないときは、黒髪おかっぱの小柄な娘なんだがなぁ。大きな一つ眼以外で変わったところは、頭のてっぺんに小さな円錐形の角が生えているところぐらいか。
どうやらご先祖様よろしく容姿のことでからかわれて育ってきたようで、そのコンプレックスになっているらしいところを愛でてやったら……コロリといったような覚えがある。
雷の魔力が得意らしいが、ハンマーでぶん殴った方が早いとかどうとか……。グレモリーの屋敷の奥にあるこの俺の
「今夜もキレイキレイさせていただきますね」
二人目は直立姿勢から床まで届く長舌を持つお掃除担当メイド。やたらと綺麗好きで知られているらしい。妖力の気配も感じるので、妖怪の血でも流れているのだろう。
デローンと長いその舌で、肉棒の根元から先端までぐるぐる巻きにしてくるフェラが大変よろしい!
このメイド、なんでも汚れているところがあるとピン! と来てすぐ分かるそうだ。
一度、彼女があのシーンを実演しているところを見かけたことがある。
あれだ、他のメイドが掃除を終えたところチェックして、ツーと指でなぞって「この埃はなんですか?」みたいなアレ。まさか生で見る機会があるとはなぁ……。
この長舌メイドからは俺のチンコの垢を狙っている節を時折感じるのだが、残念ながら年中無休で忙しい俺のチンコにはそんなものが溜まるヒマはないのだ!
顔はまぁ、父上が連れて来ただけあってそこそこ良い。俺の左腕に抱き着きそこそこっぱいを押し付けながら、舌を伸ばして爪の間を舐めまわしてくる。
「うふふ、わかさまのお背中……はぁ~」
三人目は水精霊ハーフというスライムめいた水場担当のメイド。水精霊ハーフだけあって水の扱いが巧みだ。中出しした後に、半透明の身体を透かして白濁が見えるのがエロい。
水の精霊ウンディーネからの転生悪魔の娘なので、正確にはスライムではない。だがまぁ、スライムみたいなボディとしているのでスライムメイドで良いだろう。俺が勝手に脳内でそう呼んでいるだけだしな。
母親のウンディーネは使い魔の森にいるようなガチムチマッチョで近接格闘タイプなあのウンディーネらしいのだが、この娘は悪魔の中で育ったのであんな鍛え方はしていない。
透明感の有り過ぎるボディが特徴だな。あと中の感じが温度で変わるのも面白いところか。冷やすと硬め、あっためるとフワフワだ。……ちょっとオナホっぽいとは言うまい。
「わかさまぁ、お背中をお流ししますねぇ~」
いずれも『悪魔の駒』による転生悪魔制度以降に生まれた混血の娘たちだ。転生悪魔と純粋な平民悪魔の間に生まれた娘になる。
父上が飽きの来ないようにと集めてくれた、変わり種メイドたちの一部だな。一般的な悪魔は人間に似た容姿を好むので、ちょいとゲテモノ系扱いされてしまっている娘たちでもある。
だが、俺は結構気に入っている。 まさにファンタジー! やったぜ、モンスター娘! って感じがするではないか。
最初はうーむとなったこともある娘たちだが、ヤリ慣れれば可愛い可愛い。普通に可愛がっているだけでやたらと懐いて慕ってくれるので、余計に可愛く思えてくる。
でも、名前は聞かない。聞いてしまうと情がぐつぐつと湧いてきてしまって困るからな。悪魔は子供が出来にくいが、長生きだけに数がお手付き要員にたくさん産ませることもある。そうなると、生まれた子すべてに、深い執着を抱ていては貴族家はやっていけなくなってしまうのだ。
特に我がグレモリー家は、情愛の悪魔などと呼ばれる一族。気を付けないといけない。
「ああ」
返事をすると、スライムメイドが俺の背中にぬとりと張り付いた。すると、ぬるぬるとしていながらもスベスベな感触が俺の背を上下し始める。
「では、うちは右側を」
「あたしは左にぃ」
単眼メイドが右側で、長舌メイドが左側で石鹸を泡立てて自らの身体にまぶし始めた。石鹸は最初から泡の出る物を使っても良いのだが、このだんだんと泡立っていく過程を愉しむのもオツなもの。
「正面はリュイだな」
「はい、お任せください」
角メイドのリュイ。彼女もまた他のメイドと同じように胸や内腿などをいやらしくなぞりながら泡塗れにしていった。
前後左右、四方から泡に塗れた女体が俺の身体に擦り付けられ、胸を始めとした柔らですべすべとした感触が上下する。それぞれのメイドごとに感触が異なるのが面白い。
特に背中担当のスライムメイドは絶品だ。この感覚は他では味わえないだろう。
もちろん、左右も素晴らしい。肘や肩、脇腹から脇の下まで、俺の身体の隅々に自らの身体をスポンジ代わりにこすりつけてくるメイドたち。
正面のリュイは翼を広げて浮遊しながら、俺のつま先から首元までを美巨乳で磨き上げてくる。
やはり、オッパイスポンジで洗浄を受けるのは良いものよ。これぞ正しき貴族男子の入浴方法、メイドハーレム風呂って感じだ。
背中に、両肩に両肘に、胸に腹に股間に、柔らかさ、張り、感触様々なおっぱいがすりつけられ、ぷるるんぷるるん、ぬーりぬーりと俺の身体を洗浄する。
ああ、至福。この、いっぱいのために生きてるなーって感じがするわ。
ちなみに「いっぱい」とは、いっぱいのおっぱいのことである。
ついでに俺はこういうときは多少言葉遣いが崩れていても構わないと言っている。理由は、その方がプレイが楽しいからだ。
「若さま、手を上げさせていただきますね」
「こっちもぉー」
肩から手の甲までを谷間に挟んで洗ってくれていた左右のおっぱい達が、それぞれ俺の手を持ち上げた。
手に平から脇の下を通って脇腹まで、腕の内側を単眼メイドっぱいと、長舌メイドっぱいがにゅるんにゅるんと往復していく。メイドたちも興奮して来ているのか、泡立ちふにゅふにゅ乳房の感触の中に、ツンとした乳首の感触が入り混じる。これが脇の下や脇腹をくすぐるので、こそばゆいやら気持ちいいやら。あー、たまらんね。
「お顔はどうされますか?」
「髪洗いますねぇ~」
もちろん前後のおっぱいも負けてはいない。リュイはその身体能力を活かして、股間から首までをもにゅもにゅとこすり洗い。
スライムメイドは、そのぴちょっと張り付くような肌触りで背中を楽しませてくれる。
その後はリュイっぱいによる顔面ぱふぱふである。これもまた気持ちいい。
女の乳房に顔を埋めると、どうしてこうも安らぐのか。これはきっと……赤ちゃんの頃の記憶が頭の中に残っているからに違いない。ぱふぱふでバブバブしたくなるのは、男の
スライム指の頭髪マッサージは癖になるものだ。やはり水の扱いが上手いので、毛穴の中までキレイキレイにされているって実感できる。これはハゲない! 頭髪問題に悩む人類はスライムメイドを雇うべきだな。きっと生えるぞ。
まぁ、俺は悪魔なのでそこのところはどうとでもなるのだが。
左右のメイドたちが姿勢を低くし、俺の両脚をおっぱいで包み始めた。脚もよいものだ。特に裏側は触覚が鋭めなので、むにゅにゅんとされると感じてしまう。
「うおっ」
太腿から膝の辺りをぷにゅぷにゅされながらぼやーっとしていると、突然尻の穴を舐められた。おふっと思わず変な声が出てしまったぞ。
犯人は長舌メイド。ハハハ、こやつめ。ご主人様のケツの穴を舐めるとは、忠誠心に富んでおるなぁ。舐めるまでは許すが中に突っ込むのはノーセンキュー、ヘンな快感に目覚めてしまったら困るのでな。尻の穴とかないわー。
ふみふみ、ふみふみ。
知ってるヤツは知ってることだが、おっぱいを踏みつけにすると気持ちいい。足の裏のくすぐったいところにツンツン乳首を当てて擦るのも良い。
俺もよいよいなのだが、踏まれているメイドも気持ちよさそうだ。朱乃なんか、これだけでイクからなぁ。
「あうっぅぅ じゅりゅりゅりゅりゅ……じゅちゅっ」
長い舌が足指の間の汚れを舐めとってゆくのも心地好し。これされる度に、「コイツとは絶対キスしない!」と毎回思うわけだが。
さて、普通にお湯かけて洗い流したら入浴だ。リュイの胸を枕に、湯船に半分浮かぶように身体を漂わせる。
左右は変わらず単眼メイドと長舌メイド。前後は入れ替わってスライムメイドが、その柔軟過ぎるボディを活かして俺のチンコにマンコをずっぽずっぽ。スライムメイドは水中でも呼吸に困らないので、無茶が利くのだ。彼女の必殺技は、敵を窒息しさせることである。こわ……ま、呼吸する相手には大変有効なのは確かだけれども。
メイドへの種付けも、半分趣味で半分お仕事のようなものなのでな。
かつて、魔王ルシファーを襲名した際、兄上はこうおっしゃったという、
『先の大戦とそれに続いた内戦によって、我々悪魔の数は多いに減少してしまった。悪魔たちよ! 今こそ子作りに励むときが来たのだ! 産めよ! 増えよ! 地獄に満ちよ! セックスしろ! セックス! 悪魔の子作り大作戦を開始せよ! 我、サーゼクスが命じる! さぁ、セックス!』と。
ということで、俺のような魔力に恵まれた上級悪魔の貴族たる者は、たくさんの女に種付けして強い悪魔の子を増やしていくべきなのだ。実際に兄上が言った内容はもうちょっと格好つけたものだったのだが、内容をまとめればこんなもので間違いない。
まぁ、悪魔の数増やそうぜ! セックス、セックス、さーせっくす! って勧めた魔王様方御自身はと言うと……あまり子作りに熱心ではないような気がするのだが。
積極的に他種族を下僕にしてハーレムを形成し、転生悪魔との子作りっクスに励んでいるディオドラやライザー義兄上を見習うべきじゃありゃしませんかねぇ?
でも、あれだ……セラフォルーさんが、眷属のベヒーモスと子作りしてて、陸の怪物のパワフルックスでアヘアヘ言ってたりしたら、ちょっと凹むものがあるな。こう、なんか知らんがモヤっとする。
「わかさまぁ……ふぁぁ♡」
両脇のメイドの胸を揉んだり、尻を揉んだり、マンコに指突っ込んだり。長舌メイドと舌を絡めるのはちょいと抵抗あるので、そのまま身体を舐めまわさせておき、単眼メイドの大きな眼球をペロペロとしてやる。
眼球舐めは、口の中に雑菌が大量にいる人間がやると失明の危険性もある過激プレイの一種だが、悪魔的にはさして問題ない。
とはいえ、何とも言えない背徳感が湧き上がって来てゾクゾクとしたものがあるのも事実。この感覚、悪くないね。
目ん玉舐められている単眼メイド自身はというと、見た目のせいで学校に通っていた頃いじめられていたからか、その原因部分を俺が愛でてやると大変嬉しがるので良いのだろう。こんな腕力ある子をいびるとは、相変わらず平民のクソガキは頭が悪いとしか言いようがない。
ぺろりぺろぺろ。名前は聞いていないし、覚えもしないが、この子とはなんとなくラブラブ気分である。
「ああぁ~、イクぅ~♡ わかさまぁ~♡ あああああぅっ~~♡♡♡!!」
そうこうしているうちにスライムメイドのオナホっぽい膣内で、俺の肉棒が爆発寸前。遠慮なく責任ある中出しを決めてやる。イクときまで間延びした口調なのがこのメイドの面白みだな。
じゅぽっっと抜いて。さて、お次は長舌メイド! 君に決める! 中出しを!
浴槽の縁に手をつかせ、バックからガッツンガッツン。メイドにはこれが似合う。撃ち込んだ衝撃でホワイトブリムが揺れるのが良いのだ。
「こら、尻を舐めるな! この変態メイドがッ!」
こいつはよほど俺の尻穴に執着があるのか、舌をてろーんと伸ばして後ろからガンガンやられているというのに穿ろうとしてくる。
ご主人さまに悪戯して、それで怒られて尻叩きされながらぶち込まれるのが好きって変態マゾメイドなのだ。まぁ、チンコは勃つしそういうプレイなので俺も本気で怒っているわけではないのだが。
というか、メイドの娘ってMっ気のある子が多いような気がするな。やはり、MaidのMはMasochistのMでもあるのだろうか。
「うえっ♡ えう゛っ♡ うぇ、えぇ、えぇ♡゛」
いつも舌を伸ばした状態でハメているので、喘ぎ声が独特なんだよなコイツ。これはこれで、異種族っぽくてヨシ!
「う゛ッ、えエッぇ♡ うええっえっえ゛♡゛♡゛♡!!」
最後にひときわ強くバッチーン! と尻をひっ叩いて締まりを強くさせ、そこに白濁をドピュドピュッとぶちかましてフィニッシュ!
「若さま……うちにも……」
本日の風呂ックスのシメはジレジレ気味のこの単眼メイドだ。リュイとはさっきヤッたばかりだし、このあと俺の部屋に連れ込むのでな。
眼球舐め好きのこのメイドとは、対面座位がよろしい。目ん玉舐めまわしながら、最奥まで埋め込んだ肉棒をゆったりグラグラと揺すってこすりつけ、子宮口アクメを決めさせてやるのだ。
お湯の中でも平気なスライムメイドを椅子代わりにし、リュイと長舌メイドに左右からおっぱい奉仕させつつ、膝上に乗せた単眼メイドをねっとりと味わう。
ハーレム王を目指す者ならば、勃起継続したまま三連続発射くらいは余裕で決められないとなぁ。目指せ! 超えろ! 人間の皇帝でも成し遂げたと言われている、ハーレム人数2,000人!
…………ふぅ。
やはり、「赤ちゃんできちゃう! 妊娠したくない! 外に、外に……ぃ。ああああッ♡♡♡!」と懇願するメイドの腰掴んで、思いっきり子宮中出し決めてやるのはいいものだ。
ぐへへ、ザーメン撃ち込まれてビックンビックン気持ち良さそうにしやがる癖に、毎回嫌がりやがって……興奮するじゃないか。
「赤ちゃん……、若さまの子供……出来たら、ここから出て行かないと……」
抱き着いて嘆願してくる単眼メイドの頭を撫でてやると、嬉しそうに目を細めて頬をすりつけてくる。
まぁ、出来ちゃったメイドはこの後宮から引退だからなぁ。生まれた子が近くにいると、俺が贔屓しまくっちゃいそうだから。
他所の御家は知らんが、グレモリーでは今のところそうなっている。なんか、前に孕ませた蛇メイドの子の魔力がかなり高めだとか小耳にはさんだ覚えがあるから、もしかしたら扱いが変わることもあるかもしれんが。
「うち、うち……ずっとここに居たいです」
俺との子は欲しい。でも、ここから出て行くのは嫌。そんな想いで揺れ動くメイドの膣に生中飲ませるのは、なんとも言えんものがあるものだ。
きっと父上が母上以外の女との間にこしらえた子も、どこかで育っているのだろう。
さてと、風呂も終わったことだし部屋戻って寝るか。後始末をメイドたちに任せ、リュイを引き連れて自分の部屋へと向かう。
『悪魔の駒』による転生悪魔制度が始まって数百年。あのメイドたちのような子供世代は着実に増えてきている。
転生悪魔は上級悪魔に仕える者で、男性上級悪魔は他の種族を眷属にする際にやはり美女・美少女を選びがちだ。そこにはやはり男の欲がからんでいるわけで……当然のように手を出す。
あのメイドたちは転生悪魔の男と平民との間に生まれた子供だが、貴族と転生悪魔との間に生まれた混血もだんだんと増えてきているワケだ。
一応、転生悪魔も駒を受けた時点から種族・悪魔なので混血や混ざりものと呼ぶのもおかしいのだが、純粋な悪魔からするとやはりそういった気分になるものらしい。
「なぁ、リュイ」
「はい、若さま」
「ああいった、他の種族の特徴を受け継いだ者が増えてくるとどうなっていくと思う?」
悪魔に転生させずとも、悪魔は他の種族との間に子供を作ることが出来る。人間との混血なんて割とよくいるしな。ラティアパパの領地みたいに集団生活しているところは珍しいが。
「そうですね。社会……階級の構造が変化していくかもしれません」
「やはり、そう思うか」
だが、転生悪魔の子供はそれらとはちょっと違うところがある。
魔力が高めなのだ。さすがに純血の上級悪魔とまではいかないが、親の『駒』の影響を受けて生まれてくるためか平民よりずっと上だ。貴族と平民との間に生まれた子供くらいはあるような気がする。
その上、レーティングゲームのために集められる眷属は基本的には戦闘能力が高い者が多い。そのため、そういった強い種族からの転生した親の血を受け継ぎ、その身体能力や異能を備えて生まれてくる子は、純粋な悪魔にはない強みも持ち合わせることになる。
あのメイドたちもそうだな。一般的な平民よりはずっと強い。
「まだ数が少ないので影響は小さいですが、いずれ純粋な平民の地位は下がっていくことになるのかもしれません」
純粋な上級悪魔である貴族は、魔力が豊富だ。火も氷も雷も生み出し、空間転移も可能とする万能な特殊能力である魔力はそれだけで他の種族らの特性に対抗しうる。
だから、魔力によって成り立っている悪魔側の冥界の在り方を維持するためにも、貴族家自体は純血主義のままでいい。
「元人間の転生悪魔の子でも、平民を上回る魔力を持つそうだからな。それに人間の血が入ると子供が出来やすいとも聞く」
一見異形の種族と比べると身体面でも異能の面でも弱そうな人間だが、神話やら伝説で混血の逸話が多いだけに子供が出来やすいという性質があるそうだ。これはこれでなかなか有用だ。
元人間の転生悪魔リュディガー・ローゼンクロイツと人間の魔女との間に生まれた例の神器への抵抗力の足りない子供。あれは半分だけが転生悪魔の血なのだが、純粋な平民よりも魔力がある。無事に育てば、それに加えて高い魔法力も備えることになるだろう。
神器持ちの人間の子は、神器の力を引き継がないので魔法使いの子よりも劣るところがあるが、それでも両親ないし片親が転生悪魔ってだけで魔力が平民を上回る。
「あの子たちが学校で他の子たちから受けた扱いも、そういったところが影響しているのかもしれません」
悪魔は寿命が長いので、古い世代が老衰で亡くなって世代交代とはならない。弱い平民に生まれた者は、弱いままに長い時を生きていくしかない。
そこに新たに転生者の血を引いた者たちが台頭してくる。
魔力でも身体能力その他でも平民を上回る者たちが数を増やせば、相対的に純粋な平民の立場は低下していくだろう。
昔から上に居た貴族ではなく、新しくやってきた転生者の下に付くことになるのだ。貧弱一般平民達は。
強いは偉いだから、魔力でも負けている以上いずれはそうなっていく。
まだあまり物を知らないだろう平民の子供はともかく、大人の平民はそれに気づいているのだろう。そうして親の態度や言葉は子供にはよく染みるもの。
学校であのメイドたちがいじめられたのも、そんなところが関係しているのかもしれないな。平民達は転生悪魔の子供が増えていくことが怖いのだ。怖いから、安心するためにいじめてしまう。
平民寄りの言動を取る魔王さま方が「転生悪魔も『悪魔』、転生悪魔の子供も『悪魔』。差別する貴族はよろしくない」としているためなのか表立って口にしているところは聞かないが、案外貴族よりも平民の方が転生悪魔への恐れが強いのかもしれないな。
転生悪魔の子供世代:ハーレム王メモリアルの小説に出てきたイッセーくんの子供たちを見る限り、駒によって魔力を得た転生悪魔×転生悪魔の子でも魔力があるっぽい(しかも強い)。さらに親の特性も引き継いでいるようで……。
主人公周りなので補正が入っているにしても、よその転生悪魔の子供でも似たようなものだとしたら……と考えてみた。
妹:最新巻で……。初代さまのせいでジオティクスさんは大変なことになったに違いない。結構遊んでいた(いる)ようなので、普通にいそうな気もしますけど。