公爵家次期当主好色物語 作:ルペッタ好き
今日はレイヴェルと再び会える。ライザー義兄さんからフェニックス家の様子はおおまかに聞いていたので、何の心配もいらない。
ふふふ、しかし可愛いではないか。俺の『女王』になりたい! なりたい! と言って駄々をこねるレイヴェル。しかもそれが、俺を全力で支えたいからだなどと……朱乃のことを気にしているのも良い。
まったく可愛い、可愛すぎてビンビンになってしまう。思わずまた朝のイラ立ちをメイドに慰めさせてしまった。
午後からはレイヴェルとそのご家族御一行がやって来るというのに、困ったものだ。
ポーっとした表情で、美味しそうに俺のモノをしゃぶっているのはまたあの角メイドだ。グレモリーの魔力の練習がてらこねくり回してやったら、最後には「孕みたくない、孕みたくない」と言いながら俺のモノを股に咥え込んで必死で腰を振っていた。孕んだらちゃんと子供と一緒に開拓地に送ってやると言っただけなのに「離れたくないんです。ああ、若さまのおそばに置いてください」などと言いながら、孕むための行為を止められないという、なかなかのことをしてくれた。
まったく、年齢五百を超えて経験人数不明だなんて言っていたのに、貴族の肉棒を受けたのは初めてだなんて、な。
献身的なおしゃぶりで、ググっと来たチンポを口内から抜き出す。そして、そのまま別のメイドに声をかけた。
こちらのメイドは、なんと尻から尻尾が生えている。哺乳類系の尻尾ではなく爬虫類系のそれだ。聞けば母親が転生悪魔の下半身蛇女ラミアらしい。それで下半身蛇にならずに尻尾がついてくるとは、異形の交わりとは摩訶不思議だ。
しかし、これは良い。父上は俺が適度に毛色の変わったメイドを求めていることをよくわかっていらっしゃる。大変すばらしい。
というわけで、尻尾でスカートを持ち上げさせてぶち込んだ。蛇尻尾メイドを味わい鳴かせながら先ほどの角メイドを見やると、泣きそうな顔で、いや泣いているな。大変切なそうにして、涙をこぼしながら自身をなぐさめていた。
ああ、イイ。イイ。思わず尻尾メイドへの行為が激しくなってしまう。それに応えるかのように、尻尾がこちらの腰に巻き付いてくる。
注意してやると、この巻き付きは求愛行動の一種で自然とそうなってしまうので、どうか許してほしいなんて言ってくる。そうか、そうか、腰を振ってしまうことと同じか。ならば仕方ないな。
ぎゅうぎゅうと巻き付いてくる尻尾と、それと同じようにいくつもの細い輪が締め付けてくるような膣内を存分に楽しむ。そして、尻尾メイドを何度目かの絶頂に押し上げたところでフィニッシュ!
うーん、清々しい朝だ。未だ巻き付いてくる尻尾を外させ、ズルリと逸物を抜く。そしてそれを、角メイドにお掃除フェラさせた。
実に媚びた顔で掃除してくるではないか。ふぅ、でも今朝はこれまでだ。レイヴェルが来る日だからね。
そう言って風呂に行こうとすると、あろうことかだらだらと垂らして大泣きする始末。角メイドの躾はまったくなっていない。
やれやれこれは仕方ないなと、俺がわざわざオシオキックスしてやらねばならなくなってしまった。これもご主人様の務めだ、まったく大変だな。
入浴と朝食を終えたがまだ時間はある。今日の予定はフェニックス家のために空けてあるので、勉強やらがなく余裕があるのだ。
「朱乃の様子でも見てくるか」
使用人を従え、監禁部屋へと向かう。このグレモリーの屋敷はほとんど城、いや町のレベルの広大さを誇っている。なにせ地下空間だけで単位:東京ドームで十以上あるのだ。その上の建物は地下よりも広く、外庭も含めるとどうしてこんなに敷地を取っているのか訳がわからないくらいだ。
「リヴラクスさま」
途中で声をかけられた。メイド服の義姉上だ。義姉上は、近頃めっきり俺の部屋に寄り付かなくなった。風呂で出くわすこともない。
まぁ、手出しはするなということだろう。当たり前だな。でもなぁ、そのうちなぁ。
「どうかしたか?」
「あの堕天使の娘のところへ行かれるのですか」
「少し様子を見てくるだけだ。何か問題があるか?」
「いえ、本日はレイヴェルさまがいらっしゃるとのことでしたので」
「分かっている」
さて、それでは改めて向かうかというところで、ふと思い出した。
「そういえば、グレイフィア。あの時の服はどうしたかな」
「あの時、ですか?」
「レイヴェルとの婚約が決まった日の服だ」
あのグチャグチャになったエロ服だが、朝起きてそのまま風呂に行って、その後を見ていなかった。
「保管してありますが」
「ああ、それなら造りを確認して、同じものを用意できるようにしておいてくれないか」
「かしこまりました。理由をお聞きしても……?」
「ん? 何十年か経った頃に、初心を思い出すのに役に立つかもしれないとな」
「初心……あっ」
義姉上の赤面顔とは珍しいな。目を見開いて、その発想はなかったといった感じだ。
「成熟すれば肉体年齢を操作できるのだろう?」
「ええ」
「なら、グレイフィア。レイヴェルと同じ年頃だった時の姿になってみてくれ」
「はい、分かりました」
するすると変化していく義姉上の姿。ほほう、だぼだぼメイド服銀髪美少女……これもまたよし。カメラを亜空間から取り出すのは、やめておくか。
「時々、出会ったころの姿になってみるのも新鮮でいいかもしれないということだ」
「なるほど……参考に致します」
そう言って頭を下げた義姉上は、そのまま歩き出して転がりそうになった。うん、背丈戻さないとね。
やれやれ、兄上は今夜ロリ義姉上を美味しくいただくのかな?
朱乃の部屋はグレモリー家の奥深く、かつての大戦中は捉えた敵を監禁していた区画にある。今はそうでもないが、当時は情報を吐かせるための拷問なども結構やっていたらしい。怖いね。
俺なんか痛みに耐性がないから、すぐに根を上げてベラベラしゃべってしまうと思う。間抜けにも捕らえられそうになったら、さっさと自分自身を消滅させた方がいいのかもしれん。
とはいえそんな歴史も今は昔、この区画の表層はだいぶんと感覚的にマシになっている。
俺と係の者の魔力に反応するようになっている扉をガチャリと開くと、前世感覚でビジネスホテルの一室程度の内装の部屋だった。ただし無駄に広い。
「あっ!」
この部屋の唯一の住人が、俺の顔を見るなり満面の笑みを浮かべて鎖の音と共にタタタと走り寄ってくる。
「リアスさ……きゃん」
俺はそのカラスのような黒い翼を背負った少女の頬を、手の甲ではたいた。少女は吹き飛ぶように床に転がり、その手足に付けられた大戦期からの遺物である重そうな光力封じの枷がゴトリゴトリと音を立てる。
うずくまり、うるんだ瞳で俺を見上げる長い黒髪の少女。その傍らに近寄ると、鎖付きの首輪を引っ張って起こしその耳元で、
「そういう態度は二人きりのときだけだ」
そう囁いてから突き飛ばす。突き飛ばされ、背の大きな翼を床との間に挟んで仰向けに倒れた少女を蹴り飛ばすと、俺は使用人に手振りで合図した。
静かに頭を下げ、扉を閉めて出て行った使用人は、これからしばらくこの監禁区画の入り口で待機だ。
「朱乃、いつになったら覚えるんだ」
「ごめんなさい」
両脚の間に朱乃を置く様にして、ソファに深く腰掛ける。そうして、彼女の黒い翼を弄りまわすのがいつもの俺の行動だ。
やはり人型異形の人間とは異なる部位というのは、実に興味深い。レイヴェルも羽の付け根あたりをくすぐったがっていたが、これは朱乃も同じだ。
最初の内はこの翼を出したがらなかったので、割と強引に強制していたものだが、最近の朱乃はいつも出しっぱなしだ。正常位は難しいかな? 翼が痛いかもしれないし。やはり鳥系は、バックが基本か。
「使い魔はどうした?」
この部屋に常駐させているはずの俺の使い魔が見当たらない。ちょっと朱乃の手入れに使おうと思ったのだが……ふむ、召喚するか?
「まって、よばないっで」
「ん?」
「さっき食べて、その……まだ中、だから……」
「全部使ったのか……ちゃんと分けろって言ってるだろ」
耳を真っ赤にしている朱乃の様子に、ああ使用中かと納得する。衛生スライムくんは、囚人の衛生状態を保つために研究所で開発された人工生物だ。このスライムの開発により、危険な囚人を入浴させたり拭いてやる手間が省かれたと看守たちに大人気の使い魔である。ほっといて臭くなるのも困るしね。
トイレもな、昔は牢屋の隅にツボなんてアレだったらしいが、それはどうかと水洗トイレにしたところ、その穴から下水に逃げ出すとかいう荒業をこなす囚人が現れて廃止になってしまった。魔力ってスゴイわ。胎児段階まで小さくなれるんだもの。
ちなみに衛生スライムくんは、ぐっと引っ張ると分裂してそのまま死んだりもしないので、普通は用途別に分けておくことが多い。それをこの娘ときたら……。
「おっきい方が……あっ、ごめんなさい! ダメ、まって、やめてぇ、出ちゃうから、おねがい♡」
そんな朱乃のお腹を後ろからぎゅっと抱えてやると、どんな目にあわされると思ったのか、熱のこもった声で嘆願された。なんというか、口ではダメと言っているのに実際はやってほしいという態度だ。
(どうしよ、どうしよ見られちゃうよ♡)(やだ♡ そんなの、そんなの……んんっ♡)(ハァ、ハァ、あん♡)
朱乃の身体の期待には残念ながら応えられそうもない。前からこの娘はドMなのではないかと思っていたが、グレモリーの魔力で探ってみると案の定である。そしていきなりレベルが高い。裏ボスか。
俺はおトイレ替わりをしている衛生スライムくんを押し出して観察してやるような、圧倒的に高度な趣味にはまだ到達していないのだ。ちなみに、さっきの叩いたのも、突き飛ばしたのも大喜びしていやがった。強い。
「しかし、朱乃も大きくなったな」
ハイレベル過ぎる女体の欲求を放置して、俺は話題をサクッと変えることにした。拾ったころの朱乃はガリガリに痩せていて、ろくに洗えていなかったのか肌は汚いし臭いしガサガサしているし、髪もボサボサのパサパサ。それはもう見られたものではなかった。そんな状態でも、あっコイツちゃんとすれば可愛いわと分かるレベルの美少女だったのだから大したものだ。
ちゃんと食べさせ、風呂は……メイドたちが怖がるので衛生スライム君で代用し、俺の訓練に付き合わせて運動させた。ヒマだろうから冥界のテレビを用意し、シーグヴァイラからの布教品やらアダルトなチャンネルやらを見えるようにして学習させたりもした。
その結果がこのたわわである。俺と年齢が変わらないはずなのに、実に発育が良い。たわわのサイズは既にリンゴくらいはあるだろう。これはきっとメロンまで成長するに違いない。ゴクリ。
背も高くなった。人間の場合、女の方がこの時期の成長が早いと聞いた覚えがあるが、ちょっと俺より背が高いのが悔しい。
「うん、リアスさまのところに来てから、ご飯食べられてるからかな」
逃げられないようにと朱乃に付けたゴツイ首輪から伸びる鎖。それをもじもじといじりながら、ポツリとこぼした。
「髪、梳かしてやる」
随分と伸びて、綺麗になった黒髪に亜空間から取り出した櫛をあてる。毛先の方から少しづつ整え、徐々に頭頂へとシュリシュリと進めていく。
「うん!」
朱乃は髪を梳いてやるととても喜ぶ。母親が生きていた頃によくやってもらっていたかららしい。俺としても創作世界ではよく見かけても、現実にはそうそうお目にかかることのなかった黒髪ストレートロングサラサラーを堪能できるので大満足だ。梳き終わった後で、手櫛でサーっとやるのがいい。指と指の間って気持ちいいよね。
朱乃は実の父親であるバラキエルから虐待を受けていた節がある。元々、バラキエルと朱乃の母との出会いからして怪しいのだ。
朱乃の母・姫島朱璃は退魔の名門姫島家の、まぁ巫女のような者だったようだ。その巫女のところへ、どういうわけか大怪我をしたバラキエルが迷い込んだ。優しい性格だった朱乃の母は、この鬼畜堕天使をそうとは知らずに助けようとしてしまった。治療に要した時間を通して朱璃は次第にバラキエルにほだされて行った。それが肉欲に染まって天より堕ちた黒い天使罠だとも知らず。
果たしてバラキエルは鬼畜ドS巫女スキー堕天使であった。油断した朱璃の隙をついて彼女を誘拐、あらかじめ僻地に用意していた家屋へと監禁。そしてそこで行われたであろう調教の数々。
朱乃を連れてきてから調べさせたところ、かつて朱乃が住んでいた家には調教部屋が存在していたのだ。「この部屋……知ってるよ。絶対に入っちゃダメって言われてた。でも、夜に目が覚めた時、母様もあの男もいなくて……それで探してるとここから……おおお、おおおってあの男の叫び声が」様々な拷問器具のようなものが並んだ部屋の映像を見せたときの朱乃の表情はなかなかのものだった。
そうして、バラキエルに屈服させられた朱璃は朱乃を生んだ。日本の神に仕える巫女が、異教の邪悪の子を産み落としたのだ。もう実家には戻れまい。
そうして始まった三人での生活は朱乃が子供から大人へと変わる移り変わりの時期まで続いた。バラキエルは長期間家にいないことが多く、母娘だけで過ごす時間も多かったとか。たまに帰ってくるバラキエルを朱乃は慕っていたが……それすらも次のターゲットへのバラキエルの仕込みだったのだ。
巫女スキーに近い性質を持つと思われる同志シスタスキーことディオドラ・アスタロトに朱乃の事情を相談してみたらそう推測していたので、きっとそう。
「狙った獲物のところへ、あえて大怪我して転がり込む。そして獲物の優しさに付け込んで誘惑し、居場所をなくして自分のモノへと堕とす。堕天使もやるものだよね。さすがに幹部ともなるとさ。参考にさせてもらおう」
と、こんな風にディオドラはバラキエルを評価していた。
ほとんど二人だけ、たまに父親が帰ってきて三人。そんな朱乃のやや寂しくも一見穏やかな生活の終わりは、朱乃が十歳になった頃に訪れた。
バラキエルを憎む者たちが家を襲撃してきたのだ。元々はその日は家にバラキエルが居る予定だったらしい。バラキエルを憎む者たちはそこを狙って襲って来た。
しかし、バラキエルはその日、家にはいなかった。急に用事が出来たと言って出かけてしまったのだ。
そして、襲撃者たちの怒りはバラキエルの娘である朱乃へと向けられた。邪悪の子を寄こせと迫る襲撃者、子供は渡さないと庇う母親。襲撃者は、堕天使に汚された者として朱乃の母を殺した。
そうして、次は朱乃の命が──というあまりにも絶妙なタイミングでバラキエルが戻ってきた。襲撃者たちは皆殺しにされ、朱乃は混乱し恐怖し、一人で家を飛び出しバラキエルから逃げ出した。十歳の女の子の孤独な放浪が始まった。
「母さまの誕生日にって貯めてたお金はすぐになくなっちゃって……いつもお腹が空いてた」
「住むところも、ないから、雨の日は屋根を探してあるいてずぶぬれになって、震えてた」
「そのうち、霊を払う術で人間からお金を恵んでもらうことを覚えて、それでなんとか生きてた」
「何度もね、教会……神様を信仰してる人たちや、お寺のお坊さんに殺されそうになって……ずっと逃げ回って」
「姫島の、母さまの家の人が私を殺しに、来て、やっぱり逃げて、痛くて、寂しくて、悲しくて……」
「それで……リアスさまに捕まったんだ! それからはご飯も、屋根も、服もあるし、悪魔の人からは睨まれるけど……リアスさまが撫でてくれるから、寂しくないよ!」
一年半くらい続いたらしい孤独な逃走生活。朱乃にその時のことを聞いたら、こんな風に言われた。
俺が朱乃と出会ったのは本当に偶然だった。当時、《赤龍帝の籠手》が出現してからの環境の変化でクサクサしていた俺は、父上の眷属の一人であるアグリッパの誘いによって人間界のT県のとある町にやって来ていた。
冥界とは違う、前世の記憶のままの空。空気も違う。それにありがちな街並み。ああ、ここは前世で過ごした世界だ。そう実感した。
そうして改めて、世界の成り立ちなどを何も知らなかった頃に、リバーシだのトランプだのでお金を稼げないだろうかと考えていたことを思い出して恥ずかしくなった。あるよ! そんなのあるよ! この世界! 俺ってただ単に人間として死んで、地獄(冥界)行きになっただけじゃん! ハッズカシッ!
その地で俺はリフレッシュタイムを満喫していたのだが、少し問題が起きた。アグリッパの部下が契約した人間が悪霊に憑りつかれたのだ。
亡くなった親しい者と話がしたいという人間に、霊と話す力を一時的に与えてやったのはいいのだが、アフターケアを怠ったためにその人間が悪霊に話しかけて殺されそうになったのだ。それを通りすがりの堕天使らしき者が助けたらしく、アグリッパの面目は丸つぶれ。
で、その話を聞いた俺は、それまで堕天使を見たことがなかったので、ひとつ捕まえてやろうと考えた。それから堕天使はどこかなとハンター気分で歩いていると、なんでも日本の術者集団が接触してきたという。
あちらも例の堕天使の娘を探しているようですと伝えてきたアグリッパに、じゃあ一つ競争にしようと話して、そこから俺と姫島家の連中のハンティング競争が始まった。
ルールとしてアグリッパとその部下たちは手を出さないことになったので、こちらは俺一人。姫島家の連中はたくさん。それで殺しはなしの妨害ありルールでは、俺が出遅れてしまったのは仕方ないことだろう。
ただ、結果としてあちらがモタモタ会話なんぞをしているうちに、横からかっさらうことに成功したのでヨシとしよう。
「返せ!」とかいろいろ喚いていたが、返したらどうするのか聞くと「殺す」なんて言う。今は小汚いが、磨けば可愛いだろう少女を殺すなんてとんでもない。
で、まぁそこにアグリッパが出てきて何やら話し合いになり、最終的に朱乃は俺がペットとして飼うことになったワケだ。
朱乃は抵抗しなかった。俺が魔力を開放しながら首根っこを掴んだ時点で、すぐにくたっと大人しくなって言うがままだったよ。
その威嚇の意味もあってオーラを広げたときに、近辺に朱乃と同じ光力の気配を感じた。それも朱乃よりも遥かに強大な力の気配だ。後々、アグリッパ経由で姫島から聞き出したところ、どうやら彼らが朱乃を追い詰め、あと一歩で殺せるところまで行くたびに、毎回覆面姿の強力な堕天使による邪魔が入っていたらしい。
「それってつまり、死なないギリギリのラインで娘を追い詰めて観察してたんじゃないかな。バラキエルさんが」
「いや、スゴイよ。堕天使じゃなきゃ尊敬しちゃうね。巫女をさらって調教する手際、さらに自分の血を引いた娘にも向けられるその加虐嗜好。さすがに年季が違うよ。ボク程度じゃ足元にも及ばないね」
といったディオドラの推測を朱乃に語ったところ、彼女の目から光が消えた。
ディオドラの考えが正しいのかどうかは知らないが、朱乃を自分のものにしたかった俺は、
「覚醒前の神器持ちを探し出して、誘拐や殺処理しているらしい堕天使の組織力なら、朱乃一人を見つけて捕まえるなんて簡単だ」
「まして、朱乃の父親は組織の大幹部、その気があればすぐに娘を連れ戻せたはず」
「少なくとも、悪魔の、グレモリーの父上なら俺が家出したらすぐに探して連れもどしに来るぞ? 前に話して、お前が可哀そうだと言っていたバアル家の従兄にしたって、冷遇されてはいても使用人付きで衣食住に困るようなことにはなっていない。お前の方がずっと可哀そうな扱いをされていたんだよ」
とそんなことを言いながら慰めた。それ以降、朱乃は俺にベッタリだ。母親は邪魔になったからと父の陰謀によって処分され、父親は自分を放置・虐待して楽しむ変態。そんな認識になれば、もう朱乃の寄る辺は俺しかないわけだ。
鬼畜加虐変態堕天使に認定してやったバラキエルには、朱乃からの憎しみを一身に受けてもらうことにしようと思う。なんならお礼に、ボテ腹になった朱乃の写真をプレゼントしてやってもいい。
朱乃がキラキラとして目を向ける相手は俺一人でいいのだ。
「寂しかった……」
「ん?」
髪を梳かし終えて、その感触を楽しんでいると、朱乃が少しの非難の色のある声をこぼした。
「寂しかったの」
「そうか、最近来ていなかったからな」
「なんで?」
「この頃、朱乃も大きくなって、まぁ、あれだ、女の体つきになってきただろ」
朱乃肩越しに胸の実り見つめる。その視線を感じ取って、彼女はブルッと背を震わせてから、もたれかかってくる。
「ちっちゃい方が良かったの……?」
「いや、大きくなってきたから、子供を作りたい気分になっただけだ」
「私と……リアスさまの……」
「でも、悪魔と堕天使は敵同士だからな。そういうのダメなんだ」
「だから……来てくれなくなったの? 寂しかったのに……」
今日はついさっき二連射してきたから大丈夫だがな! 勃起するにはしているけれど、我慢は効く。
「あとは、婚約者が出来た」
ビクリとついさっきとは違う震え方をして、朱乃は上半身だけこちらに振り返った。
「結婚……するの? 誰と!?」
「レイヴェル・フェニックス。俺と同じ悪魔の貴族だ」
朱乃の手が俺の手に添えられた。そのまま彼女は俺の手を自身の胸に導いていく。
気が付いたら揉んでいた。いや、根元から絞るようにしていた。ぐにゅりぐにゅりとくるこの感触、簡素なワンピースの下にブラを付けていないな。まぁ、ポッチが浮いていたからそうではないかと思っていたが。こんなこと今までしてきたことないのにな。
まぁ、お望みとあらばまったくやぶかさではないが。体勢を後ろから抱きしめる形にして、両手で朱乃のおっぱいの声にそれぞれ応えて、強くぎゅうぎゅうとしてやる。
「ふぅ……んぅ♡ せ、せいりゃきゅ♡ けっこ、んなの?」
昔、学校の授業で行った牧場を思い出す。乳しぼり体験。あれを思い出しながらぐにゅぐにゅしていると、服越しでもハッキリわかるぐらいに朱乃の乳首が尖ってきた。人差し指の腹でそこをこすってやる。
より大きな喘ぎ声を上げる朱乃の耳に唇を寄せた。
「政略結婚なのは確かだけど、俺はレイヴェルのことが好きだし、愛しているぞ」
「ふぅっ、んっぅう♡ ひっぐぅ、ひっうっ♡」
「泣いてるのか?」
揉むのをやめて顔を覗き込むと、ぐるりと身体を回して抱き着いてきた。俺の胸に顔をうずめてぐずぐずと泣きじゃくる、その女の背中をゆっくりと撫でた。
「やだぁ、やだ、やだ、やぁあ!」
ひっしと抱き着いてくる背中に腕を回す。同じように抱き返しながら訊ねた。
「何が嫌なんだ。朱乃」
「捨てちゃヤダぁ! あの男みたいにしないで! 離さないで! 近くにいてぇっ!」
繰り返し繰り返し言い聞かせたので、朱乃の中での父親、バラキエルは母親を弄ぶだけ弄んで飽きたら人間を使って処分した男になっている。さらに、朱乃自身もバラキエルによって放置され、過酷で孤独な放浪生活となったのだと。
「離さないし、捨てないから安心しろ。お前が逃げ出そうとしても、どこにも行けないようにしてやる」
「ほんと……?」
ぐちゃぐちゃになった瞳で見上げてくる朱乃。その首に嵌めた首輪の鎖を引っ張る。喉を圧迫されて、嬉しそうにする彼女に、
「ああ、お前が俺のところにしかいられないようにしてやる。雁字搦めに縛り付けてやろう。嬉しいか?」
「うん……嬉しい!」
離れたくないとくっついてくる頭を押して身体と身体の間に隙間を作る。そうして、そこに亜空間から取り出した『悪魔の駒』を浮かべる。
「まずは、朱乃を俺の下僕にしてやる。俺の命令に従って、俺のために生きて、俺が許すまで死ぬことも許されない。そんな手駒だ」
「悪魔にしてくれるの?」
「前にそう言ったよな。お前は俺の下僕にするって」
「うん……ごめんなさい。ごめんなさい。レイ……」
「レイヴェルだ」
「レイヴェルが」
「朱乃はレイヴェルさまと呼ぶんだぞ」
「レイヴェル……さまと結婚するから、私はいらなくなっちゃうんじゃないかって……」
生憎俺は一人では我慢できないタイプだったようなので、朱乃が解放されることはないのだ。
「それで、どの駒がいい?」
「えっと……」
変異していない『戦車』と『僧侶』と『騎士』、それから変異の『兵士』。この四つが朱乃と俺の間に浮いている。
朱乃はその四つを見て、もう一度見て、何度も顔を左右に動かした。
「『女王』はレイヴェルのものだ。お前にはやれない」
『女王』は特別な駒だ。レーティングゲームだけを考えるのなら朱乃でもいいのかもしれない。だが、他に考えを巡らせればレイヴェルが眷属入りを希望した時点で、レイヴェル以外の選択肢はない。
まぁ、婚約前に朱乃に手を出していて、その上で賢者タイムにベッドの上でねだられていたら分からなかったが。
戦闘場面での『女王』は、最強の駒であり、『王』に代わって指揮をとることもある存在だ。しかし、『女王』にはそれ以外にも役割がある。
それは『王』の補佐であり、相談相手だ。『王』に代わって関係各所に連絡を取り、各種の申請を行い、許可を取りつけ、根回しをする。『王』と相談し、眷属全体の予定を立て状態を確認し、運営をする。
『女王』とはそういう者だ。
俺の眷属の場合は、ハーレムのことも話さなければならない。ライザー義兄先輩もそう言っていた。順番というか、頻度というか、そういったものが偏ると不満が募る。それがないように、あるいは発生してもそのヘイトが『王』へと向かわないように、『女王』に頼んでおく。これが円滑なハーレム運営には重要らしい!
これを朱乃にやれるかというと……まず、無理だろう。関係各所に連絡しても、堕天使出身という時点で冷たい対応を取られることは必至。根回ししようにも悪魔社会にコネなぞない。ハーレムも……まぁ厳しいだろうなぁ。これは何となくだが。
その点、レイヴェルは純血悪魔の貴族だ。連絡も調整もスムーズに行くだろう、フェニックス家独自のコネもあるし、俺も自分の知り合いを紹介しやすい。
「フェニックス家出身の婚約者で、『女王』のレイヴェルです。よろしく」と言うのと「悪魔をたくさん殺したバラキエルの娘で、俺の愛人にしている『女王』の朱乃です」では、差がありすぎる。圧倒的にレイヴェルの方が好評だろう。試さなくても分かる。
と、ハーレムの件は抜いて朱乃に説明した。
「……はい、ごめんなさい」
「レイヴェルは俺の正妻になる。それにお前が下僕になれば、その『女王』でもある。レイヴェルの命令は、俺の言葉だと考えてよく言うことを聞くように」
「はい……分かりました。ごめんなさい」
謝りながら朱乃は『戦車』の駒を手に取り、両手でギュッと握りしめる。
うん、レイヴェルもそうだけど、この娘さんたち大駒から欲しがるね。大きいのが好きなのか。そうなのか。
「どうして『戦車』を選んだ?」
「私は、まだ、弱いけどリアスさまと……れ、レイヴェルさまの盾になるつもり、だから」
『戦車』の駒の役目は、砦だという。『王』のある本陣の前に防衛線を引き、敵の進軍を防ぐ盾となる。同時に、敵陣深く突き立てる槍でもある。
俺もレイヴェルも魔力の性質上、防御能力・耐久能力は朱乃よりも高いだろう。だけど、まぁ、こういったものは気持ちが重要か。
「分かった。じゃあ、『戦車』で考えておく」
では、駒を返しなさいと身振りで示すも、朱乃が手を離さない。ギュッと握り込んだままイヤイヤと首を振る。
「ほら、返せ」
「いや、いや」
「なんで急に甘えだすんだ。ほら」
両の手首を掴んで、離そうとするのだが、合わせた両手の指を組んで『戦車』を抱え込もうとする。
「朱乃!」
「やだ! 悪魔にしてくれるまで持ってる!」
なるほど。ここで手放したら『戦車』をもらえないと思っているわけか。
「俺が信用できないのか。というよりも、逆らうな」
「でも、でもぉ!」
朱乃の両手を無理やり持ち上げて、グイッと押し倒す。
俺が朱乃の上に乗る形で、二人して床に倒れ込んだ。朱乃が両手両足につけている光力封じの枷と、首輪の鎖がゴトリと音を立て、彼女の翼が床と身体の間に挟まり圧し潰される。
「ほら、返しなさい」
「やだぁ」
ものすごく嬉しそうな顔で甘えた声を出す朱乃。俺はその脇をくすぐった。
「やだ、だめぇ、あは、ひゃぁぁん♡」
身もだえしながら嬉しそうに笑う朱乃。そんな彼女のお腹の辺りからぎゅるぎゅると言う音が聞こえた。
「終わったみたいだな」
「えっ、あっ! だめぇ♡」
ニヤーと出来るだけ悪そうな笑みを意識して、俺は朱乃の腹に片膝を乗せた。
「洗髪用と、洗顔用と、身体用と、歯磨き用と、大小とちゃんと分けて使えって言ってるだろ!」
「押したら、押したらぁ♡ だめぇ、だめなのぉ♡ 出ちゃう、出ちゃうからぁ♡」
なんでこいつはスライム君を全部尻の穴にぶち込んでるんだ。俺が何もしてないのに、勝手に自分でアナル開発しやがって。
そんなに(やってぇ♡)(恥ずかしいところぉ♡)(見てぇ♡)とか言うなら望みどおりにしてヤル!
「あっ、うぅぅっ♡ もう、もう、むりぃ♡ ああぁっぁぁ…………あ♡」
粘液体というか、スライムが朱乃のまたの間に広がってく、いやらしい音を立てながらじゅるじゅると吐き出されていく。
「お前、まさか……下も履いてないのか」
「あっ♡ うん♡」
自分のぶちまけた代物を俺が見ている。そのことに腰をカクカクさせて悦ぶМ女。
さらに、ぐいっと膝を押し込むと、ぶちゅっぶちゅると残りのスライムが飛び出し、朱乃の背がぐぐっと弓なりになった。
「はあっ! ♡ ああっ、んっああっ♡♡」
ビクンビクンと余韻に浸る朱乃の姿を見て、俺はこの先この女についていけるのだろうかと思った。……こんなんじゃ俺、いつかこの女に付き合わされてドSにされちゃうよ。
どうしてこんなレベルになってしまったんだ。
「わた、わたし……おかしいよね? 変だよね? 汚い、よね?」
「まぁ……そうだな」
「それでも、こんなでも、捕まえててくれる?」
ハァ、とため息が出た。虐待された子供が、他所の家に引き取られたときに、いろいろと問題行動を起こすことがあるとかどうとか、そんな話を聞いた覚えがある。朱乃のこれも、そういう類のナニかなのだろうか。わざとこんなことをして、
「俺を試したいのか?」
「ち、ちがうの、ただ……」
力の抜けた彼女の両手から、『戦車』の駒を取り返す。
それから魔力で朱乃を少し浮かして、抱きかかえた。
「きゃっ!」
ベッドの上に放り投げて、唇を強引に重ねる。相手のことを何も考えず、ひたすらに貪る。
力の抜けていた朱乃の身体、それが再度緊張し、ぐぐっと硬直、それからまたくたりとなったところで口を離した。
「明日、レイヴェルと会わせる。そのときはちゃんとしていろよ」
そう言い捨てて、俺は部屋から出た。
なんで、ああなったんだ。もうダメだろ、一生面倒見てやらないと。
次回「『女王』挿入」
ドM堕天使バラキエル成分マシマシ朱乃ちゃん、Sっ気は母親かららしいんですよね
ディオドラフィルターを通して見るバラキエル
獲物の前に怪我をして現れる
獲物が所属組織にいられないようにする
聖女or娘に厳しい放浪生活をさせる
そのうち迎えに行くつもりでインターセプトされる
これは先輩認定……?