公爵家次期当主好色物語 作:ルペッタ好き
いわゆる七つの大罪ってやつには、対応する悪魔が存在するとされている。
その内、現行の悪魔社会で魔王の名として使われているのは、四つだ。
『傲慢』の魔王ルシファー。
『暴食』の魔王ベルゼブブ。
『嫉妬』の魔王レヴィアタン。
『色欲』の魔王アスモデウス。
他に『強欲』の悪魔としてマモン、『怠惰』の悪魔としてベルフェゴールあるいはアスタロトの名を人間たちは挙げているが、これらの悪魔の名を持つ御家は魔王ではない。マモン家やベルフェゴール家は現行政府から距離を取っているし、アスタロト家は現ベルゼブブであるアジュカさまの生家である。
『憤怒』に対応する悪魔・魔王としてサタンの名が挙がることも多いようだが、今のところサタンという呼び方は『魔王』の意味で使われることが多い。
サタンを『龍の魔王』としている文書もあるが、ドラゴンの魔王は今のところ存在しない。悪魔の歴史的には、ずいぶん昔から魔王はルシファー、ベルゼブブ、レヴィアタン、アスモデウスの四名だ。
現在この空中都市アグレアスのとある会議室に、現行政府の悪魔社会を代表する四大魔王が集結している。
傲慢のサーゼクス・ルシファー。
暴食のアジュカ・ベルゼブブ。
嫉妬のセラフォルー・レヴィアタン。
色欲のファルビウム・アスモデウス。
四大魔王は、それぞれが襲名した魔王の名を冠する派閥の頂点に立つ政治家でもある。ルシファー派、ベルゼブブ派、レヴィアタン派、アスモデウス派。この四派閥をまとめて魔王派とも呼ぶ。
また前魔王の血族から名を奪い魔王を名乗った関係から、現魔王や現ルシファー派などと呼び、現行政府の魔王ですよ、現政府の魔王派ですよと強調する場合もあったりするので、ちょいとややこしい。
悪魔の政府にはこの四大魔王の派閥の他にも大きな派閥が二つ存在する。
中立を標榜し、そのまま中立派と名乗るアガレス大公率いる中立派。
貴族主義を掲げ、それを前提とした合理主義・利己主義者の集まる大王派。この派閥は名前通りにバアル大王家の当主であるバアル大王を盟主としている。
中立派はあまり大きく主張しないが、実務面での貢献をもって存在感を出している派閥だ。実務を担うことで、どこからも蔑ろにされることがない派閥でもある。
平民の記者・論者などが、旗幟を鮮明にせず、それでいて最終的にある程度の旨味を攫って行く中立派のことを政治的に怠惰だ、政策の立案を怠っているなどと批判していたりもするが、一番働いているのはこの中立派に属する貴族家だ。
大王派は最大派閥で、一派で四つの魔王派を相手に政治的に優勢な場面も多い。これは多くの貴族がこの大王派に所属しているためだ。強欲は悪魔のサガなので、ここに数が集まるのはある意味順当ではある。
そんな魔王は擁さずとも力のある二派閥の長もこの場で席についていた。
中立派のアガレス大公と、大王派のバアル大王だ。
以上、魔王四名に大公と大王を足した計六名が、現悪魔政府六大派閥のトップ陣である。
そんな派閥の長であるVIP中のVIPな大悪魔ばかりが一つのテーブルを囲んで座っているのがこの場所だ。
そこに何の因果か紛れ込んでしまった哀れな子羊。悪魔としての成熟を終えていないどころか、学習期間すら済ませていないお子様。貴族の家に生まれたってだけのお坊ちゃん。
それがこの俺、リヴラクス・グレモリー。
魔王ルシファーの弟にして、魔王ベルゼブブの姪の婚約者であり、小さな頃から魔王レヴィアタンに遊んでもらっていて、魔王アスモデウスの親族の貞操を狙い、アガレス大公の姪の婚約者でもあったりして、ついでにバアル大王の甥でもあったりする、一介の上級悪魔だ。
実家のグレモリー家の中では「若さま」「次期当主さま」「ご主人さま」と呼ばれて好き放題ワガママ放題な俺だが、さすがにこんな場面ともなると緊張する。
緊張のあまり色々と事前に考えていたことが吹っ飛び、まぁ言いたいことをそのまま言ってやればいいかと開き直るくらいの緊張感だ。
セラフォルーさんがテーブルの上に手のひらだけ見せて、小さく振ってきた。うん、振り返しておこう。
すると、それが合図だったかのように叔父上が口を開いた。
「まずは、お預かりしていたモノをベルゼブブさまにお返ししよう」
叔父上の手元から、五つのチェスの駒に似たモノがテーブルの中央まで滑って行く。
その駒が発する波動は『
少し前まで『王の駒』と呼ばれていて、今は『
「私の手が届いた範囲ではこれだけだ」
叔父上はそう続け、首を振って見せた。
「議題の実物が提供されたところで、話を進めるとしよう」
どうやらアガレス大公が司会進行役らしい。
「最初に、リヴラクス・グレモリー。今回このアドバンスト・クラウンの存在を知った経緯と、それを公表しようと考え行動した理由を説明してもらいたい」
いきなり俺からか、いやその方がかえって発言しやすくなるな。こういう会議って、話すタイミングが掴めないと黙って聞いているだけになってしまう。
シーグヴァイラのお父さんは、気配りの出来る男。
「個人的な縁でロイガン・ベルフェゴールと知り合い、深い関係になりまして。それで俺は彼女を自身の『騎士』にしたいと欲し、彼女もまたそれを望んでくれた。ですが、そうするには邪魔なモノが彼女の中に既に入っていた。その邪魔なモノを取り除けさえすればそれで良かったのです。ですが、まず摘出方法が分からないので、製作者であるアジュカさまに頼るしか道がありませんでした。仮にそれが叶ったとしても、ロイガン・ベルフェゴールは有名すぎます。彼女の能力が大きく変動すればすぐさま周囲に知れ渡る。これはもう公表してしまうしかない、と考えました」
さすがに叔父上の居る場面で、余計なことを知った者は口封じされるかもと考えて、ならば先に公にしてしまえば封じることも出来まいと思って動いたとは言わない。
実際、何事もなかったしな。ちょいと過剰反応だったのかもしれない。俺は臆病な小心者なのだ。
影響を考えなかったのかなどとも言われたが、おおむね年明け早々にアジュカさまと話したのと似たような内容だ。それを聞いた本人であるアジュカさまが目の前にいるのだから、同じようなことを答えておくだけでいい。
「では、ここで我々がどのような決定を下そうとも、公表は行う考えということで良いのかな?」
アガレス大公の質問に頷きを返す。
「ええ、別にいつでも良かったのですよ、本当は。俺の側には使用者本人がいるのですから。ただ、どこの派閥にしても、いきなり明かされるよりは準備期間があったほうが良いだろうと考え、社交期間中に貴族に伝えて回っただけです。もう下級・中級の富裕層にもこの話は伝わっているでしょうから。ほとんど公表したようなものですけどね。それに──」
口から続いて出ようとした言葉を、俺は一旦飲み込んだ。これは、単なる俺の感想であり推測に過ぎないからだ。
アガレス大公が身振りで続きを促してくる。なら、まぁ、いいか。
「これは各派閥の社交パーティーに参加して感じたことですが、元々多くの方に知られていたようですよ。俺が受けた印象としては」
少なくともルヴァル義兄上は、そういったものがあるだろうと考えてはいたようだ。タンニーン殿もそう。
それからアドバンスト・クラウン使用者と年齢の近い貴族。彼ら彼女らは、使用者と学校の同級生だったのだ。幼少の頃から長い時間を共に過ごして来た仲になる。そりゃ、「あれ? おかしいよね」と思うし、何かあるなと分かるだろうさ。
ロイガン・ベルフェゴールや、ビィディゼ・アバドン殿のような『番外の悪魔』出身者ならばともかく、使用者の大半は元七十二柱の貴族家の者だ。
そこで年齢の近い世代ばかりにアドバンスト・クラウンを使わせたなら、同世代でレーティングゲームデビュー後しばらくしてから急激にあらゆる能力が激増した者が多発したことになる。「あっ」と察しないわけがない。
「二倍や三倍程度の伸びならともかく、数十倍から百倍以上ですよ? 隠せるはずがないでしょう。皆、何かあると思いながらも、背後に何かしらの事情があると考えて黙っていただけ……そのような印象を受けました。そもそも、使うように勧めた方々にしても、まともに隠す気がなかったのではありませんか?」
悪魔の魔力は、やはり未成熟な期間の方が良く成長する。成熟後はそれほど大きくはなっていかないのだ。長い生の中で技量こそ磨かれていくが、基礎的な能力の伸びは若い時期のごく短い期間に急激に増大する。
まぁ、短い期間といっても、数十年単位になるのだが。悪魔の寿命から考えると、ほんとうに極わずかな期間である。
「ほう、なぜそう思ったのか聞かせてもらおうか?」
今度は叔父上か。ナニコレ、皆で寄って集って俺をイジメる会かなにかですか? 「せんせーい、リヴラクスくんがソーナちゃんを啼かせてましたー」みたいな、懐かしき人間時代の思い出が蘇りそう。
俺はテーブルの上に置かれたアドバンスト・クラウンを指さした。
「過去にコレのことを調べた者がいたようでして、その話を聞くとトップランカーの中に
「隠したのなら、情報が途絶えるのは普通ではないか?」
「いや、そんな杜撰な隠し方はしませんよ普通に考えて。ここにいる方々は魔王領や家領の領主でもあるわけですから、税金のことは詳しいかと思います。……税を誤魔化す者は、偽装しますよ。そのときの帳簿だけ隠したりはしません。それでは自分から怪しいと言っているようなものでしょう? あるはずのものが突然途絶えたら、そこがおかしいと誰にだって分かってしまいますからね」
まぁ、つまりだ。なんだか怪しいなと思えるトップランカーがいて、実際に調べてみたら物凄く怪しかった。なのに政府が何も言っていないし対応もしていないという状況。
それは裏に政府も関わるような大きな事情があると察して、これ以上首を突っ込むなよという警告だったのだと思う。
本気で隠すならそれっぽい情報を置いておいた方がいいだろうからな。
あからさまに毒キノコっぽい怪しい色合いのキノコは、なかなか食べられないみたいな感じというか。うん、そう警戒色? ここから先はアブナイよー、引き返そうねーというメッセージとしか思えない。
だからまぁ、ローゼンクロイツにしろタンニーン殿にしろ、ルヴァル義兄上にしろ、使用していないトップランカーはライバルを調べてもそこで引き返した。
ロイガンのような自分も使っている使用者たちは、「あ、お仲間かな」と考えた。
おもしろおかしく記事を書き立てたと言う記者連中にしたって、消される一歩手前のラインくらいはわきまえていたはずだ。少なくとも現在生きている記者はそのはずだ。
何かあるなと思われる使用者ではなく、使っていないだろうと踏んだ『皇帝』に矛先を向けたのもそういったところから来ているのかもしれない。
脛に傷がある者の傷口を突つけば激怒される可能性が高いが、無傷の『皇帝』の腹筋を突いても不快に思う程度だろう。
ま、想像で妄想なのだが。俺にとってはどうでもいいと言えばどうでもいいことだ。
しかし、俺ばかりが話しているような気がするな。気がすると言うか実際そうなのだが。
ファルビウムさまがあまり意見を口にしないのはいつものことのようなので、分かる。
叔父上やアジュカさまとは話が付いているようなものだ。
セラフォルーさんは前に通信したがこの件については何も言ってこなかったし、アガレス大公は中立の立場を貫くのだろう。
となると、気になるのは公表に反対している兄上が黙ったままなところだ。
魔王サーゼクス・ルシファー。ルシファーの名を継いだ、魔王の筆頭である。
「どうやらここは俺が話す場のようですのでお聞きしますが、ルシファーさまはこの件についてどう考えていらっしゃるのですか?」
アジュカさまと叔父上が賛成側。セラフォルーさんとファルビウムさまとアガレス大公が中立的。
あとはもう兄上次第ってことだ。
議会なら決着が付いてしまっているところだが、これは議題にあげた時点で公表したのと同じことになってしまう内容。議会にはかけられない話だ。
「私は『
「理由をお聞きしても?」
「『王』の駒を表に出せば、自身もその力を得たいと考える者が必ず現れる」
それはそうだろう、10倍から100倍以上の力を得られると言うのだから。間をとって数十倍としても、『赤龍帝の籠手』で5、6回の『倍加』を重ねたほどの強化だ。
ハッキリ言って、見える世界が変わる。リスクなしにそれが得られると言うのならば、欲しいと言い出す者は多いはずだ。
「そうでしょうね。ですが、それの何が問題なのでしょうか? 強くなりたいという考えは別段咎めることではないはずです。戦前にあった大軍団ではなく、少数精鋭の戦力をもって悪魔の社会を維持していくという考えはルシファーさまのものですよね? その少数精鋭の眷属を抱える『王』である貴族が強くなることは、そのまま悪魔の戦力の増大に繋がるでしょうし、主殺しを考える転生悪魔も少なくなるでしょう。『はぐれ悪魔』が減少すれば、『悪魔の駒』制度も現在より効果を発揮するはずです。良いことばかりではないですか」
悪魔の数と戦力維持のために、『はぐれ悪魔』を大量に出してでも他種族を悪魔に転生させる『
「リヴラクス。ヒトは変わる。過ぎた力を得た者は、政府に害意を抱き、邪な考えに奔るだろう。絶大な力は、ヒトの目を曇らせ溺れさせる」
これはアジュカさまからも聞かされた内容だった。兄上は強い力を持った悪魔を増やしたくないようだから、テーブルの上のコレを広く使用させたくない。
だが、コレを表に出せば、議会の議題としてコレを使用可能とするかどうかが争われる可能性がある。そうなったときに、使用禁止として決着させる自信がないのだろう。
「現状の制度では、戦となった際に先陣に立って戦うのは貴族が大半の『王』とその眷属です。それが弱くては政府に害意も何もないでしょう。敗北すればその政府自体が存在しなくなってしまいますから」
「今は争い合う時代ではない。それなのに戦力だけが増大してしまっては、戦争を望む声が増えるだろう。私はそういった事態を避けたいのだよ」
「そうは言っても、それこそかつて政府に害意を抱いた方々によって立場を追われた者たちが活動を活発化させているではないですか。そのことはルシファーさまの方がよくご存知かと思いますが」
兄上たち現四大魔王や叔父上、アガレス大公はかつての政府を力で倒して現在の地位に就いた方々だ。
超越者として、魔王ならざる身の悪魔には過ぎた力を手にした兄上たちこそが、当時の政府にとっては『害』だったはずだ。
「あの方たちは、私たちとは違う。民衆を顧みなかった。民にどれほどの犠牲を出そうとも戦争を継続されようとしていたのだ。だからやむを得ず、ああした事態になってしまった。そのことは理解してくれているはずだと思っていたのだが」
「ええ、もちろん分かっていますし、そのときの魔王さま方の判断を支持しますよ。そうでなければ、そもそも俺は生まれていなかったでしょうから。ですが、前魔王さま方の一族が戦争の継続を望まれたことについても、分からない話ではないと思ってはいます。少なくとも俺が当時の彼らの立場であれば、同じことを考えたはずですから──」
俺は当時のことを知らない。その当時に兄上たちと前魔王の子らとの間にどういったやり取りがあったのかも聞いていない。教科書に記されていないことも多いだろう。
ただ、グレモリー家の者として戦争の継続しようとしたことに共感できる部分があることは確かだ。
前四大魔王は、大戦中になくなっている。ドライグやアルビオンに殺されたわけではない。ならば、前魔王の子らにとっての天界陣営、堕天使陣営とは──。
「──親の仇ですからね。『聖書の神』と堕天使どもは。俺は『赤龍帝の籠手』の所有者ですから、悪魔の中でドライグがどう思われているのかを知っています。それにバラキエルの娘に向けられる眼も見てきました。……兄上、あえて兄上と呼ばせていただきますが、この俺に、父上や母上、そして現在のルシファーである兄上を殺した者を許せとは言いませんよね? 俺がもしその立場になるときがあったなら、必ず報復します。休戦? 和平? あり得ませんね。兄上はたとえ義姉上やミリキャスが殺されても民衆のこと想って止まるのかもしれませんが、俺には出来そうもありません。顔も名前も知らず、会話の一つもしたことの無い者にかけるものなどありませんから」
なんか、そういった場面を想像しただけなのに、カッカとして来たな。思わず言葉に熱が籠ってしまった。
「リアス……それは……」
兄上は何か言いたそうだが、言葉が上手く出てこない様子だ。
そんなときだった。パンッ! と手を叩く音がしたのは。
「はい、はーい。ちゅうもーく☆ アジュカちゃんが何か言いたそうだから、聞いてあげて」
セラフォルーさんから話を振られたアジュカさまが口を開いた。
「サーゼクス。ここで何を話し合おうと、リヴラクスを止められなければ公表はされてしまう。そして、止めようとすれば……」
そこでアジュカさまは叔父上に視線を向けた。
「既に半ば表に出てしまった現在の状況でそうなれば、魔王派がグレモリー家次期当主の口を塞いだと喧伝させてもらうことになるだろう。こちらとしては、その方がありがたいが」
ん? あー、俺がもう公表しますよーと言いまわってしまっているので、それを兄上が止めると、兄上に後ろ暗いところがあるように思われてしまうということ……か?
「それに、結局のところコレを製造出来るのは俺だけだ。議会がどうなろうとも、俺が首を横に振ればそれまでと言える」
完全に個人の能力に依存しきった技術だからな、コレ。アジュカさまが「うん」と言わなければ、配布も何もない。
まぁ、そもそも兄上がヤバイヤバイ言う代物を造っておいて管理を怠り、流出させたのもこのヒトなんだが。機能停止出来るって言ってたのに……。
相変わらず何を考えているのか分からない方だ。
「リヴラクス。キミとしてはロイガン・ベルフェゴールを『騎士』に出来さえすればいいのだろう?」
「ええ、それと、叶うなら彼女の名誉が守られれば……ありがたいところです」
まぁ、最悪の場合は駒を入れられなくても引き取るつもりだったので、使用者の面目が立つ状況で『騎士』に出来るなら目標を大幅にクリアと言える。
欲を言えば、戦力増強! 堕天使滅殺! 領土拡張! 冥界って名前を悪魔の世界という意味の『魔界』に変えてやろうぜ! くらいまで行きたいところだが。
「この場で話し合うべきことは、公表を前提として、それをどうやって上手く乗り切るかではないかな?」
アジュカさまのその言葉に兄上が頷いてからは、俺の出番はほとんどなかった。
何のために来たのやら。まぁ、今後の参考にはなったが。
ファルビウム・アスモデウスのセリフがない。