※この作品はR-18です。

公爵家次期当主好色物語   作:ルペッタ好き

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1-13『女王』挿入(後)

 女の身体には直に触れたいもの。表面の滑らかさ、柔らかさ、体温、その他もろもろが俺に喜びを与えてくれるからだ。だが、ときにはちょっと小道具を使ってみるのも良い。

 筆や羽などを使ってこちょこちょとする話を聞いたことがあるが、あれはなかなか興奮した。前世では機会に恵まれなかったが、今生ではやろうと思えばやりたい放題ではないか。

 

 ということでは、今から未来の嫁さんの肢体にいたずらをしようと思う。

 ベッドの上で横向きに向き合って寝転がって、頭までシーツをかぶる。小さな子たちが内緒話をするように、俺とレイヴェルは秘密の遊びをするのだ。シーツの中でも、暗くないよ。悪魔の瞳は闇を見通すから。

 

「ふっ、ふぅ、はぁぁ、はぁあ♡」

 

 使用する道具は『悪魔の駒』の『女王』。生まれついての上級悪魔である俺であっても、基本的には一生に一度しか手にすることが出来ないものだ。この女性的なフォルムをした硬く、しかし身体に挿入するためにある不思議アイテムはとても貴重なのだ。

 

「ああ、『女王』が、私の……♡ んんっぅ♡」

 

 レイヴェルのこれから育っていくであろう胸。そのふもとから山頂へと向かって、螺旋を描くようにして駒を動かす。触れるか触れないかのフェザーなタッチでツツーっとなぞると、ピクピクと彼女は反応した。

 肉体が受ける実際の快感はそこまででもないだろう。ボールペンでなぞるのと大差ないはずだ。しかし、使用しているモノによって受け取り方は変わるはず。

 ゆるゆると渦巻きながら登っていた、『女王』がようやく色の異なる部分へと到着した。ここからは、可愛らしくもいやらしい薄いピンク色の乳輪地帯。

 

「あん、ダメですわ♡ こんなことをしては♡」

「でも、もうピンとしはじめてる」

 

 先ほどまでよりも細かく輪を描きながら、中心でツンと主張し始めているところへと寄せていく。

 期待に震え、愛らしい先がふるふるとしていた。

 

「ううん、だってぇ♡ こんなこと、こんなの♡ ダメですわぁ♡」

「ダメか、じゃあこっちにしよう」

 

 ダメと言われたので、反対の丘の麓に『女王』を移動させる。

 

「あっ♡ イジワルぅ♡ でしたら」

 

 俺の股間でゾワリと快楽が発生した。レイヴェルの手が、指や手のひらを使って俺のモノをこすっている。

 

「私もイジワルしますわ♡」

 

 一番良いところを触ってくれないそのもどかしい愛撫に、おまわず腰を動かしてしまう。が、カリへの刺激を求めたその動きは読まれていたのか、スッとレイヴェルの手が引いてしまった。

 

「んっ、ちゅっ♡」

「レイヴェルは意地が悪いな」

「リアスさまこそ」

 

 その反撃がとても可愛く想えて、唇を合わせた。戻ってきた細く白く心地よい手の感触が、俺の玉袋と竿の根元付近にすりすりと触れてくる。

 お返しに、一度止まってしまった登山活動を再開することにした。

 

「ふーっ♡ ふーっ♡」

 

 身体を引いて逃れようとする彼女を空いた片手で抑えながら、ゆっくりと駒を滑らす。ゆっくり、ゆっくり頂点に向かって。それに合わせて竿をくすぐるレイヴェルの指先の位置も徐々に上へと上へ。

 もどかしい。じりじりとせり上がってくる快感が、実にもどかしい。今すぐギュッと押し込みながら、蜜を滴らせる割れ目に滑り込ませて激しく突き上げたくなってくる。

 しかし、やらない。じわりじわりと昂る悦びもいいものだ。

 

「もどかしいな」

「ええ、んんぅー♡」

 

 肉棒を這いまわる傘のすぐ近くまでやってきた。

 

「んふ♡」

 

 暗闇を見通す悪魔の視力が、妖しい笑みを浮かべる唇の動きを捉えた。誘われるままにそこを舌を伸ばしてねぶる。すると、ねだるようにレイヴェルの爪の先がカリ首の形をそっとなぞっていく。

 

「ああぁ……♡ んっ、気持ちい♡」

 

 お礼にこちらもそっと乳首の端にかすめてやる。

 

「じれったいですわぁ♡」

 

 じわりと悦楽で湿った彼女の瞳の端に口づけた。まだ、涙はこぼれていない。

 

「頼む」

 

 思わずねだってしまった。

 肉棒の先端に手のひらの感触、続いてレイヴェルの五本の指の腹が傘の裏側や裏筋に添えられた。いきり立ったちんこを、真っすぐにわしづかみにされた形だ。

 ツーっと傘の裏から一番大きく開いたところを快感が通り過ぎていく。そして透明な汁を漏らしている鈴の口で、五本の指先がキュッとそろう。そして、我慢汁に濡れた指がまた形状をなぞりながら広がって行き、幹の根元へと伸びて行く。そして指先が根元に到達する前に、レイヴェルの手のひらの親指の付け根あたりが肉棒の先端に触れた。

 カウパー液のぬめりを帯びたその柔らかな感触が、にゅるにゅると鈴口をくすぐってくる。

 開いて、閉じて、開いて、閉じて。レイヴェルの指先がにちゅにちゅと与えてくる心地よさに、思わず呻きが漏れた。

 

「気持ちよさそうですね」

「ああ、いいよ」

「うぅん……私にもくださいまし♡」

 

 お礼にかすめるように円を描かせていた『女王』をきゅっと、彼女の胸の突起に押し付けてやる。

 

「ひゃぁぁっ!! ♡♡」

 

 息を吐いた、と同時にこちらもキュッと握られた。二人してビクッとしてから、ふぅっとため息をこぼす。

 もう一方の胸からの求める声が大きいので、そちらにも応えてやる。

 

「ほら、こっちも」

「あぁっ、きゃうぅ! ♡♡」

 

 指で摘まんでコリコリとしてやるのに比べたら、刺激は少ないはずなのに反応は強い。俺にしてもそうだ。

 身体の奥に熾火のように官能の熱があって、背骨からそれが全身に伝わって焙られているよう。きっとこれはあのオーラの感応で高まったものが再発してきているのだろう。

 強い刺激を受けたせいか、俺のモノから外れたレイヴェルの手が代わりばかりにこちらの身体のあちらこちらに触れてくるが、それがどれも気持よく感じてしまう。触れられた箇所から、ゾワゾワと頭の中を溶かす成分が発生しているようだ。

 

 ああ、入れたい、挿入したい。貪りたい。何も考えずにただただ突き続けたい! 

 

 そんな獣欲が湧き上がってくるのを抑え込んで、まだこの戯れを続ける。もっと、じっくり焙るのだ。じっくりことことと煮込んで、煮詰めて、濃く濃くしていくのだ。

 自分でもよく分からないそんな意地を、とっくに弾けている理性の代用品にする。

 

「こうしたらどうなるのかな」

「え? あっ……♡ ダメ、そんなのダメェ、ダメですわぁぁ♡♡」

 

 元々、『悪魔の駒』という代物は身体の中に挿入されるようにできている。だから、これをレイヴェルの乳に埋め込んで行っても問題ないのだ。

 ダメダメと連呼する彼女にずむずむと駒の先を押し込んで、いやいやと首を振る彼女にずむずむと半ばまで挿し込んで、するといやーん♡ と彼女が鳴いた。

 

「いあやぁーん♡ 埋まってる、うまって、ああ、私の胸に、『女王』が、あぁはっ♡」

 

 すごい光景だ。こんなの今日しかもう見られない。少なくともレイヴェル相手にはこれっきりだ。

 

「動かしてみる」

 

 喉がゴクリと音をさせた、それは俺のものか、レイヴェルのものか、あるいは両者のものか。

 弱弱しく、彼女は首を振った。怖さ半分、期待半分、そんな表情を見ると止められなくなってしまう。

 

「あっ♡ あっ! ♡ ああっ♡♡ ダメぇ、これ、おかっ しっ♡ こん、な、だめぇん♡」

 

 身体に侵入し溶け込む駒。それを半ばまで埋めた状態で、駒の首を振る。ぐりぐりぐりぐりと乳首の裏側にこすりつけるような気持で。

 

「あぁひぃ♡ ひぃっ♡ ふぇひ♡ いっ、あっい♡ いひゅ、ほぉっ♡ やめ、とめ、まっ、くだ、しゃ……まひ♡」

 

 あまりに暴れるので一旦手を止めると、

 

「んふー♡ んんふー♡ はぁ、はぁぁ、はっ、はぁ♡ これ、は……だめ、ですわ……」

 

 口元からよだれを垂らしながら、レイヴェルは息も絶え絶えに訴えてくる。

 

「痛かった?」

「いえ……はぁっ……はぁっ……。しげ、きが、つよ、すぎ……ます」

 

 たまに「触手モノ」でおっぱいの穴からほっそい触手を挿し込んで、内側をきゅるきゅるきゅるとしている描写のあるものがあったが、そんな感じなのだろうか。

 よし。レイヴェルには悪いが、彼女のもう片方のおっぱいが切なそうに、(やってぇ♡ こっちもぉ♡ ちょうだーい♡)とおねだりしてくるのだから、それに応えなければ。

 

「じゃあ、こっちはここまでにしておく」

 

 今いじめたばかりの乳首に吸い付いて、舌で転がす。

 

「んんっ♡ はぁふぅん♡」

 

 れろれろちゅぱちゅぱとしていると、レイヴェルが安心したように身体の強張りを解いた。その瞬間を狙いすまして、もう一方の乳首にずむずむと『女王』を挿し込んだ。

 

「あぁぁ! いやぁーん♡ やめて、やぁ♡ やっ♡ んんっうんしゅき♡ これ、はぁにゅんんぅ♡」

 

 片方を舐め転がしながら、もう一方は駒で内側をかき回す。 

 視線を上げてレイヴェルの顔を見てみると、表情をぐちゃぐちゃにして快楽に悶えていた。俺の行為を止めたいのか、それとももっとして欲しいのか、彼女の手がこちらのあちこちを叩いたり、掴んだり、こすったりしてくる。

 

「はひっ、ひゅっ♡ アハっ♡ お゛っあ゛っん♡ ……んはんふは、ひっ! じゅりゅ、イ♡ んっ、くっふぁ♡」

 

 やがてぎゅぎゅうときつく強く抱き着いてきて、ビクンビクンと背筋を何度も振るわせた。

 

「しゅ、き……あっ、はぁー♡ はぁー♡ んっ、ひぃー、ふぅー、ひぃー♡」

 

 いじるのを止めて抱き返すと、首筋に顔をうずめてきた。そしてそのまま涙声で何事か言いながら、身体を擦りつけてくる。

 

「もう、これ、むりぃ。むり、ですわぁ。おか、し、なって」

「うん、ごめん。もうやめておく」

「うそ、じゃ、ないですよね?」

「本当だ」

 

 おっぱいの内側をあまり開発してしまったら、あとから期待に応えることが出来なくなる。ここはこれっきりにしておこう。

 触手くんを改造すれば可能かもしれないが、まぁ、婚約者にやる所業ではないだろう。天使とか教会の戦士とか、堕天使とか、その辺りの敵対勢力の女でも捕らえる機会があれば、そのときに触手くんやスライムくんの風呂にドップリと漬けて観察してやろう。

 

「ずるいですわ。あなたばかりで」

「それじゃあ、お願いしよう」

 

 言葉の意味を悟ったレイヴェルの唇が艶やかな弧を描いた。

 

「では、耳から行きますわ」

 

 そう言えば、前はそのあたりも責めた覚えがある。

 

「んっ、ちゅ、ちゃっ、むにゃ、にゅじゅる、んっふ♡」

 

 唇で耳のあちこちをついばまれた後、俺の耳はレイヴェルの口内に飲み込まれてしまった。右耳の鼓膜には、彼女の舌が奏でる水音しか響いてこない。いやらしい音が頭の中でにちゅじゅりゅと反響して、肉体的と言うよりも精神的にゾクゾクとしてくる。

 

「あっ、はぁ♡ 次はそのまま、んっ♡」

 

 頬や首筋、目元、額、鼻の頭に、唇、あちこちにちゅっちゅっと音を立てて吸い付かれる。誰だこんなの教えたのは……たぶんこの間の俺だ。

 少し余裕が出来たのだろうか、口奉仕に集中していたレイヴェルの動きに変化が出てきた。身体をゆすってこちらに擦りつけてくる。特に股間へと濡れた柔肉を押し付けこすられる刺激には、ピクピクンと反応してしまう。

 彼女は、口と両手と全身を使って一所懸命に俺を気持ちよくさせようとしてくれている。ちょっとぐらいそれに応えてやりたくなるのは、仕方がないことだ。

 

「ひゃうん♡!」

 

 ついつい、駒を使って背筋をツツーっとなぞってしまった。そのまま、前回好評だった翼の発生場所の付け根あたりもこすっておく。

 

「あん♡ もうっ、今は私の番でしてよぉ♡」

「可愛くなって、つい」

「もう♡ ルール違反は、ダメですわ♡」

 

 俺がちょっとした反撃を加えても、レイヴェルは攻勢をやめなかった。なので、こちらもそこそこにお返しをしておく。

 首から鎖骨、脇や胸、それからこちらの乳首などを、レイヴェルの硬く尖らせた舌がちゅるちゅぱと音をさせながら、這いまわった。

 

「こんなの何処で覚えたんだ」

「んっじゅりゅ……、リアスさまがしてくださったことですけど」

「ああ、レイヴェルはこれ気持ちよかった?」

「んんぅ……はい、とても♡ ですから、お返ししますわ」

 

 腹の辺りまで唾液まみれにされ、ヘソを穿られる。脇腹を指でなぜられながら腹に頬ずりをされるこれも、俺がやったことか。

 

「ふぅー、ふぅーっ……。んふ、おあずけ……ですわ♡」

 

 下腹部から舌が下り、いよいよ本命にたどり着くか……というところでお預けされてしまった。我慢汁を吐き出す俺の分身が受けたのは、湿った吐息のサービスだけだ。

 それだけなのに、ビクンビクンと反応してしまう。悔しい。

 

「ちゅぱ、じゅゆ、じゅしゅにゅ……んんっふぅー」

 

 焦らされてピクピクしているチンコを置き去りに、レイヴェルのお口は俺の指をその中に含んでいた。親指から小指まで、丁寧なめしゃぶられる。指と指の間は特に念入りに。

 

「んーふぅー♡ あんっ♡」

 

 なめられていない方の手で、駒を掴んだまま尻を楽しむ。つるつるもみもみ、時に彼女の割れ目へと駒を侵入させ、菊穴から裂け目までの間をするすると。ついで二つの穴の中間をぐいぐいともみほぐす。

 

「だめぇ……♡ 今はわたしのぉ……」

「我慢できなくなってきた。もうレイヴェルにいれたくて仕方がない」

「ああぁっ、私もぉ、わたし、もですわぁ♡」

 

 もう無理。ダメ。入れる。俺は挿入する。レイヴェルの膣内にぶちまける。

 

「じゃあ、入れてもらおうかな」

 

 シーツを跳ねのけ状態を起こすと、レイヴェルと正面から向かい合うようにして膝の上に乗せた。

 

「あぅ、わ、わたしが……入れるのですね」

「ああ、頼むよ」

 

 ひぃぅぅと息を呑んで、レイヴェルはゆっくりと腰を浮かした。

 

「はぁ……、はぁ……、はぁ、んっ……はぁっ」

 

 ちょっとお互いに調整して、位置を合わせる。あとはレイヴェルが腰を落とせば一気にズドン! だ。

 そして、その状態で、俺はレイヴェルの割れ目の入口に『女王』を挿し込んだ。

 

「ああっ! そん、なっ! そん、なっの! ♡」

「レイヴェル、俺の『女王』になってくれ」

「あああっ!! ♡」

 

 子宮で下僕になれ、レイヴェル。

 

「んっ、ハァ、ンンッ、ハァッ」

 

 息を荒くして、しかしためらいがちに、レイヴェルの腰が下りてきた。竿の先端と、割れ目が触れ合い。互いの吐き出している粘液がくちゅっと混じり合った。

 ちんこの先に硬い感触。『女王』の駒だ。

 

「当たってるぞ。分かるか?」

「はい! ああっ、はい♡」

「これを押し込んで、お前を眷属にする。お前を『女王』にしてやる」

「ああっ♡ こんなの! ♡ こんあの! ♡」

 

 他の『王』はどうやって駒を挿入するのか知らないが、俺的にはこれがベストだと思う。いや、変態的だと自分でも思うが。やっぱりここの奥深くに、俺の魔力に染まりきった『悪魔の駒』を埋め込んでやりたいのだ。

 

「んっ、んんっ! 行きますわ!!」

 

 レイヴェルは思い切りよく、一気に腰を落とした。中で駒がズレないように、魔力で補助しつつ、ずりゅりゅりゅっと『女王』を奥へ奥へと肉棒で押す。

 濡れそぼったレイヴェルの中は、それを抵抗なく受け入れ最奥へと導いていった。

 コツンとわずかな抵抗を感じた瞬間、俺は思わず腰を突き上げていた。

 

「レイヴェル!!!」

「あああっっ!! りゅあしゅしゃまぁぁ♡♡」

 

 彼女の細い腰をがっちりと掴み、下から何度も何度も打ち付ける。

 

「お゛っ♡ あっ♡ いぅ♡ はっ、いっ、ちぇ、きちゃん♡」

 

 駒と一緒に、竿までも、何か今までと違うところまで入り込んだ。そして、その興奮が俺の限界線を切って落とした。

 

「おおおっ!!」

「あっんぁぁあああ、でてっ♡ でてりゅ♡ あっ、あちゅ♡ んんはぁん!! ♡」

 

 レイヴェルの身体の奥での出来事のはずなのに、びゅるびゅると注ぎ込む音が聞こえてくるような射精だ。

 

「おおっ、はっ、とまらなっ!」

「ああっ! すごっ♡ あっ、すごぅ♡ あっ、いっ♡ あっつ、いですわっぁあん♡」

 

 イっている。駒を奥に撃ち込まれて、レイヴェルがビクンビクンと震えている。俺の精を注ぎ込まれて、何度も痙攣している。

 そのことが、たまらなく嬉しくて。もっと、もっとと腰をグイグイと押し付けてしまう。もう、二人の身体の肉と肉はぴったりとくっついて、限界まで押し付け合っているというのに、それが分かっていても止められない。ああ、これ以上先に進めないのなら、もっと伸びろよ!!! 

 

 

「んあ゛ぁあ゛ぁ♡ ほぉぁあ、んぎぎ、お゛ぁぁ!! ♡♡♡」

 

 …………。

 

「はぁー……、はぁー……、はぁ……」

「ハァ……♡ ハァ……♡ ハァ……♡」

 

 気が付けば抱き合った状態で、お互いに息を整えようとしていた。特に上下に動かすこともなく、ずむずむっと挿入しただけで思いっきり濃い射精をしてしまった。

 

「わたし、これで、あなたさまの、『女王』、ですわ」

「ああ、レイヴェル。俺の『女王』。これから、ずっとよろしく」

「かしこまりましたわ、私の『王』さま。どうか末永くお仕えさせてくださいまし」

 

 まだ全く萎えていない逸物でレイヴェルを串刺しにしたまま、俺たちはキスをして……。

 

『──至った』

 

 いいところでドライグの声が俺の中に響き、

 

『WelshDragonBalanceBreaker(ウェルシュドラゴンバランスブレイカー)!!!!!!』

 

 勝手に現出した《赤龍帝の籠手》が、その宝玉を紫に輝かせ、紅の炎を噴き上げた。

 莫大な龍と悪魔のオーラが紅焔となって、俺とレイヴェルを取り巻く。

 

『禁手(バランスブレイカー)、「一にして多なる(ブーステッド・ギア・)赤龍帝の魔王軍(レイジ・レックス・レギオン)」。お前が定めた条件の成立により、今覚醒したぞ……』

 

 どこか申し訳なさそうな小声でそう告げると、ドライグの声は遠くなっていった。交尾中は顔を出さないし、居ないものとして扱えって言ってたからな……。

 なんか、スマン。眷属が出来たらバランスブレイクするように設定した、駒を預かったばかりの頃の俺のせいだ。すまない、スマナイ……。

 

「あの……今のは……?」

 

 どこかうっとりとした瞳で、腕の中のレイヴェルがたずねてくる。うん、ぶっ挿したままバランスブレイクしちゃってスマナイ。禁手作ったころの俺は、普通に駒を入れるつもりだったんだ。性欲みなぎる前の俺はな……。

 

「《赤龍帝の籠手》が禁手に至った」

「そうでしたの……。あの、えっと……」

 

 レイヴェルもどう言っていいのか分からないようだ。それはそうだろう。

 

「歴代の赤龍帝は、神器の力を知ってからすぐに禁手に至っていたらしい。俺の場合もすぐにそうなることが出来る状態になった。ただ……通常の禁手の『赤龍帝の鎧』は、どうも『王』というより『兵士』や『騎士』『戦車』に相応しいイメージだったから、俺が『王』になるまで取っておいたんだ」

「なるほど……それで、今、私が眷属になったので」

「そうだと思う。正直、ずっと前に条件を設定したから半分ぐらい忘れていた」

 

 レイヴェルに軽くこの禁手の持つ効果を説明して、そう考えた理由を伝えておく。

 

「おめでとうございます! その……とても素敵なお姿ですわ!!」

 

 レイヴェルの賛辞はどうも本気のもののようだ。キラキラうっとりとした瞳で、俺のことを見つめている。ちなみに彼女の膣内には、俺の剣が納刀されたままだ。

 彼女を抱えたまま、翼を広げて鏡の前まで飛ぶ。鏡面に映る俺の今の姿は、なんというか魔王だった。

 兄上が公式行事などで着ていたり、歴史の教科書の中で古きルシファーの一族が纏っていたりする様な装束だ。あと、前世の漫画で見た必殺技が不死鳥の炎の大魔王っぽくもある。

 色合いとしては、白を基調としながらも紅の装飾帯が目立つ。肩や王冠などの各所に配置された宝玉は深い色の紫水晶のようだ。

 

「なんていうか、コスプレ?」

「いいえ、いいえ! 素晴らしいお姿ですわ! 私の『王』さま!」

 

 そう言われると、美少年顔もあいまってショタ魔王っぽく思えなくもない。そういう魔王もいるだろう。威厳は少なくても妖しかったり、無邪気に残酷だったりする系統でいそうな気がする。

 なんにしても、顔が良ければ衣装の方が合わせてくるってことにしておこう。

 

「ふむ、こうして見ると美しき姫君を抱きかかえてさらう若き魔王の図、か」

「まぁ♡」

 

 と、ロールプレイしてみたけれど、実際のところその姫君は全裸で絶賛交接中なんだけどな。勇者が助けに来たらガックリだよ。

 

「すまなかったな。すぐに解除するから、続きを……」

「あのっ!!」

 

 正直まだまだ射精したりないので、禁手を解除して続きをしよう。そう声をかけたところ、レイヴェルがぎゅーっと抱き着きながら大声を上げた。

 

「ん?」

「そ、その、私、今のお姿で……可愛がっていただきたいですわ♡」

 

 ふむ、俺の姿を見るレイヴェルの目が、表情が大変興奮していらっしゃる。これはそう、修道女を見つめるディオドラとか、あるいはメイドさんにぐふふとなっている俺のような気配。

 

「あー、レイヴェルは……この格好が好きなのか?」

「えっと……。よく、分かりませんけど……今のお姿を見ていると、とても、こう、言い表せない何かが胸の奥から湧き上がってくるような」

 

 分かった。覚醒してしまったらしい。彼女の中で新たな性的趣向が。

 








雑なバランスブレイク。これエロ目的小説なので、戦闘シーンとか少ないので、ね。


『一にして多なる赤龍帝の魔王軍』:主にコスプレえっちに用いられる禁手。魔王でもないのに魔王装束や王冠は怒られそうだけど、禁手の仕様ならば仕方あるまい。

名前は言語感まぜこぜに適当
レイジレギオンってプリコネの敵ギルドの名前と、レックスはラテン語で『王』、あとはT-レックスで暴君竜なイメージ
レイジは猛威とか憤怒とか渇望。レギオンはまぁガメラのあれです。聖書にも出てくる
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