※この作品はR-18です。

公爵家次期当主好色物語   作:ルペッタ好き

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長め


DX-2-2 DQ:十字架×危機(クロス×クライシス)

 天使の子作りには様々な制約がある。

 特殊な結界で周囲を覆い、身を清めて祈りを捧げ、行為中も常に信仰心を忘れず、聖人の心を維持したまま無償の愛を抱く必要があるのだとか。

 無論、色欲に染まるなどとんでもない話だ。

 

 ま、悪魔の俺にはまったく関係のない話なのだが。

 

「ミカエルさま、私はどうすればいいのでしょう?」

 

 不安げにつぶやくイリナだが、よく見れば頬をうっすらと朱に染めている。

 教会の戦士はこの手の魔力による精神操作には耐性を付けていると聞くが、魔力量でゴリ押ししたら簡単に入ってしまった。

 少量でも効く毒に耐性を付けていても、大量に流し込まれたら効いてしまうなんて話を聞いた覚えがあるが、そんな感じだろうか。

 

「私からいくつか訊ねさせていただきますので、それに答えてください」

「……はい」

 

 俺はミカエルの口調なんぞ知らん。絵姿くらいは教科書で見たことがあるが、詳しいところはサッパリだ。

 だが、今この教会の戦士イリナには俺が紫(・)藤(・)イ(・)リ(・)ナ(・)の(・)思(・)う(・)ミ(・)カ(・)エ(・)ル(・)の(・)姿(・)に見えている。そして俺の言葉は勝手に頭の中でイ(・)リ(・)ナ(・)の(・)思(・)う(・)ミ(・)カ(・)エ(・)ル(・)の(・)口(・)調(・)に変換されている状態だ。

 どんな風に変換されているのか少しばかり気になるが、まあよし。つい勢いで、天使が人間とのハーフを作る時の話をしてしまったが、まあ、それもヨシ。

 どっぷりと色欲に染めてやろう。

 

「まずどうすれば子供が出来るのかは知っていますか?」

「えっと……その……」

『んっぅう゛~~~~~゛ひりぃぃなぁあ゛~~~~~゛』

 

 知識の確認は重要だな。あっちで触手とくんずほぐれつしているゼノヴィアは、口が塞がっているので答えられないだろうが。

 今のイリナには余計な声は聞こえない。認識できない。俺がイリナに聞かせようとしている言葉しか、受け取ることが出来ないのだ。

 

「どうしました? 今の人間は、そのようなことを教えているのではなかったのでしょうか?」

「い、いえ……男性の……性器を……女性の性器、と……くっつけて……その……」

 

 イリナはもごもごモジモジしている。完全なセクハラ上司です。ミカエルってヤツは酷いな、最低だ。

 

「くっつけるとは、具体的にはどうするのですか?」

「そ、それは……あの……硬くなった男性の……性器を、女性の性器の、穴に、入れて……精子を……」

 

 保健体育の時間です。

 

「そのためには、どうすればいいのでしょうか? 教えていただけませんか?」

「ミカエルさまは……もしかして……」

「ええ、恥ずかしながら。これまで経験がないのです。堕天するわけにはいかない立場ですし」

「そ、それでは……あの……」

「すいませんね。あまりそういった知識を頭に入れないようにしていたものでして。今回、事情があってこういったことになったのですが……。人間は学校でそういった教育を受けると聞いていたので、戦士イリナから教えていただく形となりました」

 

 幅広の長椅子の上に仰向けに寝かせていたイリナは、顔を真っ赤にして羞恥に悶えだした。

 イリナ先生、無知なミカエルくん()に子供の作り方を教えてください。童貞なんです。天使長だから! 

 

「で、ででっで、で、では……ミカエルさまの……男性器を……見せていただけ、ますか? か、硬くしないと……」

「分かりました。──これでよろしいですか?」

 

 パンツごと下を脱いで、ぽろんとイリナの目の前に差し出してやる。勃起はしていない。いや、憎々しきミカエルのふりするとか、萎えるわ。

 というのは嘘で、頑張ってたたないように抑えているのだ。これが、色欲を抱かないようにするという行為……ッ! 辛い! 

 

「ひっ……。あっ、違います! その……」

「構いません。敬虔な信徒の女性であれば、幼少期を過ぎてからはそう目にすることのないはずのものです。恐怖を覚えてしまうのも仕方がありません」

「だ、大丈夫です。ミカエルさまは……その、それを」

「はい、まずはこれを硬くするのですよね。どうしたら硬くなるのでしょう」

 

 邪な感情など持たない天使は、自然に勃起してしまうことなどないのだ。股間をフル勃起させながら天から地上の女目掛けて堕ちて(ダイブして)いったバラキエルとは違うのだよ、バラキエルとは。

 

「さ、触りますね」

 

 イリナの手が俺のモノの寸前まで近づいて、躊躇うように幾度もその指を彷徨わせる。

 

「どうしたのですか?」

 

 早くしろよ、とは言わない。ふふふ、こういう躊躇いとか恥じらいはいいものだ。すぐに自分から脱ぎだして、おっぱいマンコぽろーんというのも悪くはないが、やはりこういったモジモジ感は良きものよ。

 

「い、いえ……」

「戦士イリナ……愛です」

「愛……」

「そう無償の愛をもって、私に教えてください」

 

 無償の愛を以て男の股間をまさぐれとか、ミカエルさまってちょっとズレてませんかね。まぁ、俺なんですが。

 それでも、こんな言葉が何故かイリナには響いたようで、ゴクリと喉を鳴らした後に、指先でちょんとつついてきた。

 刺激としては、大したことは無い。だが、なんというか、こう来るものがあるのは確か。

 

「い、痛くはありませんか?」

「いえ、問題ありません。そうやって触れることで、硬くなるのでしょうか?」

「は、はい。たぶん……ですが」

「そうですか。では、主のために、もっと触れてください」

 

 イリナはふにゃんとした俺のモノを指で包むようにする。

 主がどうこう言ったせいか、ちょっと頭痛くなった。ちんちんも萎えるわ。

 

「や、やっぱり、痛いんじゃ……」

「大丈夫ですよ、問題ありません。そのまま続けてどうか、私の男性器を硬くしてください」

「……はい」

 

 おずおずとしていた手の動きが徐々に大きくなっていく。しかし、やはり俺が痛そうな顔をしてしまったせいなのか、そのタッチは壊れ物を扱うかのように繊細だ。

 潤滑油がない状況だと、この触り方はベストだと思う。良い感じだ、頭痛くなって萎えた逸物が徐々にムクムクしてきた。

 

『イリィナアァ゛! やめろ! そいつは、悪魔だッ! ミカエルさまではないッ!!』

 

 触手くんが一度口を解放したのか、ゼノヴィアが何やら叫んでいるが──無駄だ。

 

『ゼノヴィアだったな。お前が何を叫んでも意味はない。この女は、こいつに見せている状況にとって都合のいい言葉しか認識できない』

『貴様ッ! 悪魔めっ! あく……ひぁぃい゛、あっ、っぐう゛♡』

『声が甘くなってきているじゃないか。そんな悍ましい触手に全身弄り回されて……教会の者は淫乱なマゾヒストばかりだと聞いていたが、本当だったようだな』

『なに、お゛♡ やめ、ろ……そんなところ、ああ゛♡』

『ははは、なんだお前は、俺がイリナと遊んでいる間に、すっかり仲良くなったみたいだな。処女のくせに尻穴を穿られてよがるとは……相当だぞ』

『ああっ、言うなっ! 言うなぁあ゛……くっ゛♡』

『言っておくが、その触手には媚薬効果とか、そういったものは一切ない。ただ単に滑りを良くするためにぬるぬるとした粘液を分泌しているだけだ。それなのに気持ちよくなってしまっているのなら、それがお前の本性ということだ。デュランダル使い』

『ああっ……あっ、うぅぅっ゛♡ んぐっ……んっんん゛、ん~~~~゛』

 

 ちなみに本当は、媚薬的な成分は若干ながらある。ただ、そこまでの効果は本来はない。ごくごく弱いものだ。──俺が『譲渡』して強化していなければ、だがな。

 ゼノヴィアもあとで楽しませてもらうつもりだが、イリナと遊んでいる間に触手くんに堕とされてしまうかもしれないな。あの調子だと。

 仕事が早すぎるぜ、俺の使い魔は。適度に会話を挟んだら、またお口に突っ込んで黙らせてくれるし。

 

「ミカエルさま……、硬くなり、ました」

「そうですか、これが硬くなった、という状態なのですね。それで、次はこの硬くなった男性器を、戦士イリナの女性器に入れるのでしたか」

「は、はい……」

「どうしました、戦士イリナ」

「いえ、その……じょ、女性器を……ですよね」

「ええ、そうです。その女性器の穴に、この貴女が硬くしてくださった男性器を入れるのですよね?」

「うっ……ひっぐ……うっ……」

 

 ふむ、イリナが泣き出してしまった。やれやれ、ミカエルさまの逸物をお迎えするというのに、全く失礼な話だ。

 悪魔に無理矢理犯されるということならともかく。俺の気遣いを無駄にしないでいただきたいね。

 まぁ、この年の女の子に、無私だの無償の愛だのなんて、まず無理だろうとは思うが。

 

「どうしたのですか? 戦士イリナ、女性器の準備をしてください」

「ひっく……。はっ、はい……」

 

 おずおずとイリナは両手を股の間に持っていった。

 ああ、なるほどね。このピッチリ戦闘服の股間のアレは、性交用の穴になるのか。小用を足すためのものなのかと思っていたが。

 

「どうしました、戦士イリナ」

 

 そこまで手を持って行っておきながら、なかなか「くぱぁ」としようとしないイリナに声をかける。

 聖なる心に満ちたミカエルさまは人の心など分からないのだ。俺は性なる心の持ち主なので、イリナの気持ちが理解できるがな。

 

「あ、あの……ミカエルさま、わた、私……ひっく……」

「何を躊躇うのですか、戦士イリナ。人は罪を犯す前、羞恥などというものは持ち合わせていませんでした。そのときの心を、無私の心を、選ばれた貴女ならば取り戻すことが出来るはずです」

 

 聖書に曰く、『女は実を取って食べ、ともにいた夫にも与えたので、夫も食べた。こうしてふたりの目は開かれ、自分たちが裸であることを知った。そこで彼らは、いちじくの葉をつづり合わせて、自分たちのための腰の覆いを作った』らしい。あ、萎えたわ。

 サマエルさんにそそのかされて、食べちゃいけない実を食べる前は、男も女も全裸なのを気にもしていなかったんだよ。ということなのだろうかと俺は思うのだが、そんな感じで合ってるのかね。

 というか、堕天使の中では唯一サマエルさんだけはリスペクト対象かもしれん。聖書の神話的には、サマエルさんがいなかったら衣服の概念が生まれなかったかもしれないってことだろ。メイド服も、ドレスもチャイナも巫女服も、ナースも、学校の制服も、あれもこれも全部サマエルさんのお陰じゃないか! 恥じらいってものすらサマエルさんのお陰……ホント、すげーな。

 

「はい……。ミカエルさま……」

 

 まぁ、イリナには効いたので良しとしよう。神学やってるヤツに知られたら叱られそうだが、悪魔的には知ったことではない。

 両手の指を使って、イリナは戦闘服の股間にある開閉部分をゆっくりと開いていった。

 

「そこに、硬くなった男性器を入れるのですか?」

「はい、そうです。あっ……」

 

 イリナの視線が俺のモノを捉えている。うん、すまんな、聖書のこと思い浮かべたら、萎えちゃったんだ。

 

「戦士イリナ、男性器が柔らかくなってしまったのですが、どうしたらよいでしょう?」

 

 そう言うと、イリナは両手で顔を覆い、ぐじゅぐじゅと泣き出した。

 お前の「くぱぁ」見てたら萎えたわ、みたいなこと言われたらね……そりゃね。ミカエルはヒドイ天使だよ、まったく。

 両手で隠したその向こう側から、嗚咽を響かせる彼女の手を取って、俺はそっと悪魔として囁くことにした。

 そう、ちょっとだけミカエルさんは「お休み」なのだ。彼女の認識に、ささやく悪魔として入り込む。漫画とかでよくある、あれだ。ちょっと昔の声変りする前の微妙に女の子っぽかった頃の俺の声で、な。

 

(少しくらいねだってもいいんじゃない?)

(な、に……だれ?)

(私は貴女。貴女の心)

(わたしの、こころ?)

(そう、貴女の心。貴女は今、どうして泣いているの?)

(それ、は……でも、これは……)

(私を見て、考えて、気にして。そう思っているのでしょう?)

(ちがう! わたし、は……)

(『私は』? ふふふ、いいじゃない。初めてなんだから、少しぐらい構ってほしいと思ってもおかしくない。違う?)

(違う、だって、これは……天使の子を、奇跡の子の……)

(だからって、貴女が泣くようなことはないでしょう? キスぐらいねだってみたら? 抱きしめてもらうくらいなら、いいでしょう? それはおかしいこと?)

(おかしく……ないのかな? わたし……)

(ほら、言ってみましょうよ)

 

 うむ、我ながら女っぽい話し方をするのは厳しいものがあるな。声的にはいけてたと思うのだが。

 

「あの……ミカエルさま……」

「なんでしょう、戦士イリナ」

「そ、の……キスして、くださいませんか?」

 

 俺はイリナのその願いに、何の感情も籠らないような冷たい目を向けた──という認識を植え付けた。実際の俺は、なんだコイツ、結構カワイイなとか思っているのだが。

 

「口づけですね。それは、子供を作るために必要な行為ですか?」

 

 牡の肉棒を雌の肉穴に挿入して、子宮に子種を叩き込めば出来る。キスもハグもしなくたって、ヤレば子供は出来る。お互いへの愛情など必要ないのだ。

 

「…………いえ、必要、ありません」

「戦士イリナ、私情に流されてはいけません。無私の心で、広く遍く人々への愛をもって子を成さねばなりません。なによりも主への無償の愛を常に心の中心に置くのです」

「はい……」

 

 涙を流しながら、イリナは酷く悲しそうに頷いた。俺はそんな彼女の目の前に、もう一度逸物を突き付ける。というか、ミカエルの振りって頭痛い……もう二度とやらんぞ。

 

「柔らかくなってしまいました。もう一度お願いします」

「……はい」

 

 ひっくひっぐとしゃくりあげながら、彼女は俺のモノを手で扱いた。その取扱いは先ほどよりも、少々雑だ。

 うーん、この泣き顔を、とろっとろにするのが今から楽しみだな。

 

「硬くなりましたね。それでは、戦士イリナのここに、この硬くなった男性器を挿し込めばよいのですね?」

「はい……あっ、待って、待ってくださいミカエルさま!」

「どうしたのですか?」

 

 イリナちゃん、濡れてないな。うん、止めてくれなかったらこのまま挿入する流れなのかとヒヤヒヤしてしまった。

 おかしいな、こうもっとハードに攻め立てて、ヒギィィィッ! とか言わせる予定だったんだが……なんか普通に優しくしてやろうって気になっているような。

 

『おぐぉ゛……! う゛っ、ぐぇあ゛、あっ、んぅぅん゛、あは♡ うんんん゛♡』

 

 いや、よしこいつ等は俺を殺そうとした教会女どもだ、あのゼノヴィアの姿を見れば、俺の悪魔がそそり立つ。

 ふふん、甚振ってヤル。甚振り抜いてヤル。

 

「じょ、女性器も、その……準備しない、と……ダメなんです」

「そうなのですか。では、その準備をお願いします」

「……はい」

 

 イリナは再び開いた服の小用穴に指を入れ、自らの秘部を刺激し始めた。しかし、その指の動きはなんとも拙い。

 ふむ、もしかして自慰の経験が少ないのか? 教義に忠実ならば、あるいはこれまで一度も無かった可能性もある。

 

「んっ……んんぅ……、ぐすっ……んんっ……はっ……、んんん、ひっく……」

 

 なかなか上手くできないらしい。一応、オナニーの仕方の知識はあったようだが、これは時間がかかりそうだ。

 かといって、ミカエルさまに扮している俺が手を出すわけにもいかんしなぁ。まぁ、見ている分には楽しめるが。

 

「ひっぐ……、ひっく……ぐすっ……」

 

 いや、泣くなよ。あっちのゼノヴィアみたいに「野郎絶対ぶっ殺してやる! でも、悔しい……感じちゃう」みたいな顔をしていたらいいものを。

 あー……くそ、焦れったいなこの女。自分で仕向けておいてなんだが、イライラする。もうグレモリー魔力でもなんでも使ってドロドロにしてしまいたい。

 でも、手間かけておいてそれじゃあ、ここまで何だったのかという話だ。

 

「あ、ああ……ミカエルさま……また……」

 

 イリナが片手で自身を慰めながら、ちょっと萎えかけた俺のモノに手を伸ばして来た。

 すすり泣きながら、自分の割れ目と、男の肉槍をいじる女。ふむ、案外興奮しないものだ。これが、あれだ、もうちょっとこう、高慢ちきな感じの女がやっているとそそるのだが。

 

「戦士イリナ、準備はできましたか?」

 

 まぁ、魔力を併用すればこれぐらいでなんとかなるか? ちょっと濡れ方が足りないような気がするが、いや、だいぶ足りないな。濡れていないところにメリメリメリって、なかなかなぁ……。大洪水にしてからが、好みなんだが、これも一つの経験か。

 

「……はい」

 

 たぶん足りていないが、この雰囲気でこれ以上は無理だろうな。天使どもは、本番するときにはローションにでも頼っているのだろうか。聖なるローション……聖水で作るのかね。

 

「では、この硬くなった男性器を、貴女の女性器のこの穴に入れるのですね?」

「……はい」

 

 長椅子(ベンチ)の上で、両脚を広げるイリナ。その開かれた脚の間に腰を進め、ズイと挿入する。

 

「なかなか、難しいものですね」

「……申し訳ありません」

 

 キツイな。処女の上に、濡れ方が足りず、さらに身体がガチガチに強張っている。

 力づくなら押し込めるが、さて……どうしたものか。

 

「狭くてなかなか入っていきませんね」

「いっ……はい、すいません。うっ、いっ」

 

 うん、イリナの返事がブツ切りだ。ムードも何もないな、これ。やっぱ、愛撫から入らんと無理でしょ。

 滅茶苦茶痛そうにしているし。いや、俺は悪魔だ。ここは、一気に押し込む。教会女に妙な優しさなど必要ない! 

 

「いっぎいぃい!!」

 

 おお、キッツいな……。だが、奥まで入れてやった。

 

「戦士イリナ。男性器を入れましたが、ここからどうすれば良いのでしょう?」

「すっん……ひっ、うっ、ひっぐ……、ぐすッ……」

「戦士イリナ。泣いていては分かりません。この後どうするのか教えてください」

 

 あー、面倒くさい。教会女が敬愛しているだろう天使に化けてやれば、あっさりアンアンするかと思ったが、全然ダメ。さっぱりダメ。

 

「もう、やだぁぁぁ──!! いやぁぁ──、やだよ、もう、いやぁぁぁぁ!!」

 

 がん泣きし始めてしまった。よし、もうミカエルのフリするのやめ。

 前戯にもならん。やっぱ、自分が主導権握って弄りまわしてなんぼだな。もしくは、もっとこう積極的な女に任せるかだ。

 でも、ついでだからトドメを刺しておこう。ああ、頭の痛くなる聖書の一節を思い浮かべて……。

 

「ぐっ……戦士イリナ。柔らかくなってしまいました」

 

 この一言で、手のひらではなく両腕で自分の頭を抱え込むようにして、イリナは大泣きし始めた。

 これで、よし! そして、ここまでの部分は、夢だったことにしてしまおう。

 

 はい、精神操作。イリナの認識を切り替えます。

 

 

「あ、れ……私……?」

 

 状況を把握できていないイリナを覗き込む。もちろん、彼女に見えているのは本来の俺の姿だ。紅の髪に、紫の瞳、人間基準で十分に美形の部類に入る、イケメン美少年のリヴラクスくんよ。セラフォルーさん曰く、声もイケボらしい。あの人の好みってだけかもしれんが、父上と似ているのがイイってさ……ちょっと嫉妬を覚える。

 

 さて、ここからはガンガン攻めて堕としていくとしよう。なに、我が「おせっせ先生」リュイの言うところによると、いわゆる淫魔連中、インキュバスだのサキュバスだのは我々純血の上級悪魔の下位種族に過ぎないらしい。俺が普段相手にしている純血のお嬢さんご婦人方は、旧魔王や最古参の番外悪魔などの別格を除けば、淫魔の最上位種でもあるのだ。

 俺は、その位階の悪魔すら堕とせるエロ悪魔のグレモリーだ。耐性の低い人間如きどうとでもなるはず。

 

「ようやく起きたか」

 

 長椅子の上でイリナの頭を膝に乗せ、膝枕の態勢で声をかける。

 

「え……?」

「まさか、口づけ一つで気絶するとはな……。しかも、眠りながら泣き出す始末」

「ゆ、め……? あれは……夢?」

「何か怖い夢でも見たのか? まぁ、これから悪魔に犯されると思いながら眠ったんだ、無理もないのかもしれないが」

 

 ぼんやりとこちらを見上げるイリナを起こし、椅子並んで座った状態にする。そこからぎゅっと抱きしめてみるが、ほとんど抵抗がない。

 片手で腰を抱えて抑え、もう一方の手で髪や頬、首筋をそっと撫でていくが、ポーっとした表情になっている。

 

「どうした? 俺は悪魔だぞ? もう少し抵抗してみせたらどうだ?」

 

 お仲間のゼノヴィアのことを思い出させると面倒になりそうなので、認識をいじってあるが、それにしても、ふむ? 

 

「あっ……、わた、しは……そう、だ。死にたくなかったら……、エクスカリバーとデュランダルのため……に」

「ふふ、そうか。それは覚えていたか。寝ている間に忘れてしまったのかと思っていたが、どうやらその心配はなかったようだ」

 

 そういえばそんなことを言って脅したんだった。

 

「ほら、もっとこっちへ来い」

 

 イリナの後頭部に手を添え、グイと引き寄せる。

 

「あっ……んんぅぅ。んっ、ちゅぅ、あっ、んっぅ」

 

 何度か軽い口づけを繰り返すと、イリナはふわりと幸せそうな表情を浮かべた。

 

「どうした、気絶するほど嫌だったはずだろう?」

「あぅ……んっ、……なん、で……ああっ」

 

 よしよし、こういう顔がいいんだよ。内心がどうだろうが、身体は正直ってヤツだ。

 

「ほら、口を開けろ。聖剣がどうなってもいいのか?」

「あっ……んぅぅ~~~~~゛♡」

 

 椅子の上に押し倒し、口内をたっぷりと味わう。グレモリーの魔力に頼ればすぐに探し出せるのだが、ここはじっくりと自力で弱いところを探してやるとしよう。

 

「ンむ……あふぅ、ひゃん♡ ちゅ……んぅ♡」

 

 元々、吸血鬼との戦闘中だったこともあってか、イリナは汗をかいていた。その匂いがさらに強くなる。

 

「悪魔に無理矢理されているというのに、ずいぶん気持ちよさそうだな」

「んあぁ……、そんな、こと、ないもん……」

 

 一度唇を離して問いかけると、返ってくるのは否定の言葉。だが、

 

「そんな顔をしておいて、教会の女が嘘は良くないな」

 

 もう一度、顔を近づけると、イリナは自分からこちらに顔の角度を合わせ唇を寄せてくる。

 

「んぅ……ううン……ンっぅふ、んふぅん♡」

 

 舌を絡めるのが好みなのか。どこかを弄り回されるより、そちらの方がイイらしい。

 

「あっはぁ……、はぁ……、あっ、んぐう♡ あっ……」

 

 しばらくねちっこく絡めた後で俺が顔を上げると、少しだがイリナが追いかけるように顔を上げてきた。物欲しそうにピンクの舌を揺らし、唇を半開きに誘ってくる口内へと唾を垂らすと、イリナはそれを避けようともせず飲み込んだ。

 自分のしたことが信じられないのか、紅く染まった顔に戸惑いを広げる彼女の耳元にささやく。

 

「キスが好きなのか? 積極的だったな」

「あん……ちがうもん、ちがうの……これは、その……」

 

 そろそろ他のところに手を回してもいいだろう。

 

「そうだな。俺に逆らうと、どうされるか分からないからだな」

「そ、そうよ。そうじゃなかったら、悪魔になんて……んんぅう♡」

 

 ふと彼女の姿に改めて注目すると、どういうことだか腹が丸見え。ヘソをいじって欲しいと言っているようなものだ。

 

「ところで、この教会の用意した戦闘用の服は、どうしてヘソ出しなんだ?」

「やだぁ、そんなトコ、いじらないでぇ……」

 

 女の腹は大事だろう。そうでなくても、腹部は肋骨もないし、人体の部位としては大きい上に動きが遅い場所だ。戦いのための服というのなら、普通は覆っておくものではないのだろうか。

 

「え、どうなんだ? こんなに露出して、俺のような男を誘っているんじゃないのか?」

「違うもん、そんなんじゃないもん。あっ、ンンん、やめてよう。お腹痛くなっちゃうから、やめ」

 

 この女、淫乱の素質があるな。マゾかもしれんが、いやもしかして両方か? 

 初めてヘソをほじくられただろうに、それで悶えるとは。開発してやりたくなる。

 人間だから、この場限りが無難だがな。

 

「戦闘用の服で腹をさらけ出す奴がいるものか! 動物でも腹を見せるのは降伏の証だろうに、それをこの淫乱女が!」

「やだぁ、やめ、やめてぇ……おヘソ、いじめないでよう」

「ほら、認めろ。え? 男を誘うために、そうやって肌を晒しているんだろう?」

 

 実際、コイツの仲間のゼノヴィアと比べると、肩も脇も出しているし、それにどうも洒落っ気も強いように思える。

 ふん、ようは色気づいているわけだ。この教会女は。

 

「違うもん……違うもん……」

「そうか……お前は結構手入れしているだろう? 髪も綺麗なものだ。それにここも、ちゃんとしているな」

「やだっ! 脇なんか……ああっんぅ♡」

「お前、相当だな。ほら、どうだ……」

 

 ちょっと撫でただけでピクンとしたので、舐め上げてやったらどうかと思ったのだが、

 

「ふぅう……んぅうあ、あぁ♡ やだ、そんなとこ、汚いよ」

「ああ、『消滅』で処理してやったから、むしろ綺麗になったぞ」

「え? なによこれぇ……つるつる!」

 

 悪魔はそもそも本人が望まないものは生えてこないのだが、人間は大変だな。

 

「ほら、ここでも感じてしまえ。この淫乱マゾ女」

「ああっ、やだあ、やあぁぁ♡」

「ここも弱いのか、とんだ教会の戦士さまだ。悪魔に脇の下舐められてよがるなんてな」

 

 おっと、泣きそうになっているな。まぁ、さっきと違って半分くらいは気持ち良くてのようだが。

 

「いじめないでよ……、もうやだよ」

「悪かったな……だが、俺は悪魔なんだ。お前ら教会の連中をいじめるのは当然だろう? 違うか?」

「そう、だけど……。ひーん……、あっ、やだ、おっぱいさわったら……んんぅ♡」

 

 全部弱いじゃないか! なんだコイツ。どこでも気持ちいいのか。

 

「このザコ女がッ! 弱すぎて滅茶苦茶にする気も失せるわ。ほら、もういいから、ここでも飛んでしまえ。服の上からでも分かるぐらい尖らせやがって」

「つねっちゃ、つねっちゃ、やだぁ……ああんっ♡」

 

 張り合いがなさすぎる。教会の女ってみんなこうなの? ディオドラはザコ専なのか? いや、こういう即落ち2コマみたいなのも、それはそれでいいのかもしれんが。

 ふむ、しかしこう、この服越しの感触はなかなかだな。生乳も良いが、この何とも言えない感触。

 

「もまないでぇ……んぅっ……んぅ……あっん♡ やだ、あっ♡」

「感じてるって認めたらやめてやる。その顔を見ればまるわかりだがな」

 

 デレッデレじゃないかコイツの表情。まぁ、あれか、もっと反抗的だったら俺もそれなり痛めつけていただろうし、ある意味防衛能力が高いのか。

 ぐぬぐにぐにぐに、ぎゅっと。こうも反応がいいと、普通にやってしまう。

 

「あっぁ、あっ、かんじて、ないもん。かんじて、あっ♡ なんか、ないもん……ひぃん♡」

「言わないってことは、もっと揉みしだいて欲しいってことだな。ほら、どうだ。気持ちいいんだろう?」

「ああ、やだ……わたし、なん、でぇ……ああっ、きもち、イイ。……キモチイイから、あやぁん♡ だから、言ったからぁ……」

「感じているって認めるんだな? 悪魔に無理矢理にされて、それで気持ちよくなっている淫乱なマゾ女だって認めるんだな?」

「違うもん……、わたし、インランなんかじゃ、ああっ♡ やめて、くれるって、あっ、ひぅ♡」

「ほら、認めろ。自分はマゾですって言え。淫乱だと宣言しろ。このクソザコが!」 

 

 と怒鳴った後で、攻め手を緩めて抱きしめてみる。最初のように何度か唇をついばんで、耳に息を吹きかけるとゾゾゾと女の身体に震えが奔ったのが分かった。

 気持ち悪くてではない。だらんと、弛緩してこちらに身を任せるような感じになっている。

 

「どうだ? 認める気になったか?」

「んっ……あっ……ちがうもん……わたし、あくまのことなんて、すきじゃないもん」

「そうか? 俺はお前のことが好きだぞ」

「あっ、えっ!? んあんぁ、んんぅ…………んんんぅ、んちゅ」

 

 さっき欲しがっていた、どっぷりと絡めるキスをくれてやる。おお、いい感じだ。

 さっきよりもぎこちなさがない。

 

「んんぅ……んっ、んぅ……んっ、じゅる、んくぅ……んはぁ、あっ……んん♡」 

 

 ふふ、イリナの方から腕を回してくるか。よしよし、このとろーんとした目がいいんだよ。

 しばらく、付き合ってやるか。こうギューッと抱き合う感じで。

 

 …………。

 

 どうだろうか、二十分くらいはそうしていただろうか。

 脱力しきったイリナを見下ろし、もう一度問いかける。

 

「認める気になったか?」

「マゾじゃ、ないもん……。ちがうもん……。わた、わたし……淫乱じゃ……」

「そうか、認めないなら、そろそろこっちに聞いてやるしかないな」

「あっ……あああ」

「よくもまぁ、教会はこんないやらしい服を作るものだ。セックスのための穴を用意しておくとはな」

 

 両脚を広げさせ、戦闘服の股間部分の割れ目をパクリと開いてやる。

 

「ちがっ、それは……」

「違うのか? なら、これは何に使うんだ?」 

「だから、その……」

「そうだろうな、やはりこういうことをするためについているんだな」

 

 いきりたった肉棒を、グイと入口に突きつけ。怯えと期待の混じった表情に満足してから、陰唇を肉棒の先でつつくようにする。

 同時に、人差し指の腹でくるくる掠めるようにクリに触れて、鳴かす。

 

「ああああっ、そこ、だめぇ♡ ソレ、さわったら、いやぁぁ♡」

「何がいやぁだ! 腰振って悦んでるじゃないか! ええッ! このクソザコ淫乱マゾ女!」

「ちがっ、あっうイイ♡ 気持ちいイッ♡」

「イイならイイって、もっとハッキリ言え!」

「イイっ♡ イイッ♡ イイぅぅん♡ ンンウゥイイイイっッ♡♡♡゛!!」

 

 ビクビクと痙攣し、イリナがトンだ。

 

「あっ、はぁ、あっ、はっ、あっ……んふっ、んんぅ……」

「あーあ、悪魔に嬲られてイったな。教会の戦士が、悪魔に弄り回されて気持ちよくなって、イイ、イイ叫びながら派手にイったな」

 

 イリナの両脚を持ち上げ、ぐっと背を丸めさせ、下半身を見えるようにしてやる。訓練の賜物なのか、身体が柔らかいようだ。

 

「ほら、しっかりと見ろ。ぐちゃぐちゃだぞ、お前のマンコ」

「ああ、やだぁ……」

 

 だらだらとよだれを垂らす自分の股座を見て、イリナの眉がきゅうと寄る。

 

「お前は淫乱マゾ女なんだよ。しかも、クソみたいに快楽に弱いザコだ」

「ちがう、もん……。わた、ひ、ザコじゃない、もん。マゾでも、いん、らん、でもないもん……」

「じゃあなんでこんなになってるんだ!? 言ってみろ!」

「ちがう、もん……わたし、ちがうの……」

「こうやって強引にされたら、誰にでもマンコぐちゃぐちゃに濡らすんだろ!? 違うのか、この淫乱戦士!」

「ちがう、もん……だれにでも、じゃ、ないもん……」

 

 イリナの脚を戻し、牝穴の中をかき混ぜてやる。優しく優しく、でも感じてしまうように、だ。

 

「ひんぃい♡ あっ、そこ、だめぇ♡ やぁ……あっああ、んんぁ♡」

「ほら見ろ、すぐに喘ぐじゃないか! どうなんだ!? この淫乱マゾ!」

「んんぅぅぅ、んぅ♡ んあっ、んんっ♡」

 

 口をギュッと結んで声をこらえようとしながら、こらえきれずに漏らしてしまう。こういうのは好きだ。

 ついでに、いやいやと首を左右に振りまくっているのも良い。

 俺の手を防ごうと自分の股にやっている手が、何の役にも立たず、むしろこちらの手を上から押さえて、「もっと、もっと」とせがんでいるようにしか見えないのもイイ。

 

「それじゃあ、何か……、誰にでもこうなるワケじゃないのなら……これは、俺が相手だからってことなのか?」

 

 淫液に濡れそぼった手を、イリナの目の前に付きつけ、耳元でそう囁く。

 

「あっ……、ああっ」

「どうなんだ? どっちなんだ? え!? 言ってみろ! お前は淫乱マゾのクソザコ女なのか? それとも、俺にこうされたら愛液だらだら垂れ流す女なのか、どっちなんだ?」

 

 鼻の触れる距離でじっと瞳の奥を覗き込む。

 イリナの瞳の中に俺の瞳が映る。その紫の中心に、龍の眼光がギラリと輝いていた。

 

「あっ、ううっ……んんぅ♡」

 

 イリナは答えを口にせず、代わりに俺の頭を抱え込むと唇を合わせてきた。

 それに応えて抱き返すと、嬉しそうに身をすりよせてくる。

 

「イリナ」

「あっ」

「舌を伸ばせ、出来るだけ長くだ」

「う、ん……」

 

 口内ではなく、目に見える場所で舌を絡ませる。己の目で、自分が何を選んだのか分からせてやる。

 

「れる、れろ、ジュ……、あぅ……じゅ、んんぅ♡」

 

 唾液まみれになるのも構わず、必死に伸ばした舌を絡めてくる様子に満足した俺は、ようやくカチカチになったモノを沈めることにした。沈めるのは、もちろんドロドロになったイリナの女の沼だ。

 

「俺に愛撫されると、ぐちゃぐちゃになってしまうイリナは……ここに、俺のを挿れて欲しいよな?」

「ふっ……んぅ……」

 

 開かせた両脚の間、だらだらと挿入を待ちわびて愛液をわかせている場所に肉棒の頭を埋める。カリ首までの半分ほどを差し込んでやると、

 

「……うん」

 

 こくりと頷いた。

 

「おっ、ズルっと入ったな」

 

 やはりこれぐらいがいい。どろっどろにしてから入れるのが、一番だ。

 

「んんっ、んっ♡」

「痛くなかったようだな」

「あ、あの……あのね」

「ああ、分かってる。あれだろう? 戦士の訓練が激しかったんだな。それで破れていたんだろうな」

 

 正常位の態勢で首筋に口づけながらそう言うとイリナは、「はぁっ……♡」と顔を蕩けさせた。

 まぁ、俺がさっき強引にぶち破って、大泣きさせたんだが……。嬉しがっているようだから、そのままにしておこう。

 

「んん、ふっ……その……うご、かないの?」

「もう少しこのままにしていろ。分かるか? イリナの中が俺に絡みついてきているのが」

「ああっ、やだぁ、そんなこと言わないで……」

「まず、俺の形を覚えろ。それから動いてやる」

 

 やはり相性は同じ種族の純血悪魔の方が断然いいな。というか、人間とは身体の造りからして違うのだから当たり前だが。魔力で変化するって、やっぱりすごかったんだなということがよく分かる。

 だけど、まぁ、人間もなかなか悪くない。鍛えているからか、締まりもそこそこある。

 

「はぁ……」

 

 しばらく時間を置いて、イリナの中が俺のモノを咥え込んだ状態に慣れて来たようなので、 

 

「そろそろいいか?」

「……うん」

「それで、どうして欲しい? 俺は悪魔だから、一応願いを聞いてやってもいいぞ? 対価はお前自身の身体になるがな」

「どう、って……?」

「激しくして欲しいのか、それとも上手くヤッて欲しいのか、優しくして欲しいのか。教会の戦士は、どんな風に悪魔に犯されたいんだ?」

 

 そう言うと、イリナは俺の肩に顔を埋めてきた。

 

「いじめないで……、そんなの、わかんないもん」

「そうか。それなら、激しくしてやろう。教会の女が、悪魔に優しくされたら困るものな?」

 

 巻き付いてきていた肉襞をズルズルと傘で引っ掻きながら、抜ける寸前まで腰を引く。

 

「ほら、いくぞ!」

「んあぁああっ♡」

 

 ドスンと音を立てるようなつもりで突き込んで、すぐに引く、それを繰り返しながら、ピストンのギアをどんどんと上げてやる。

 

「ああああんっ♡ イイっ、あっ、イイっ♡」

「イリナ! 俺だからイイらしいから、淫乱は取り消してやるが、マゾはそのままだ」

「あっイイっ、ちが、ちがうもん、あああっ♡ イイん♡」

「処女が、こんな風にされて、イイ、イイ言いやがって、悪魔に犯されるのがたまらない、マゾ女なのは確定だな!」

 

 強く腰を振ってやると、イリナはすぐによがり始めた。

 歓喜の表情で身体をくねらせ、俺の逸物を咥え込んで締め上げてくる。

 

「ちっが、ああっ、あああっ、イイっ、ひん♡」

「さっさと認めろ、自分はマゾだと叫べ!」

 

 情欲に身悶えするイリナの目には、女の悦びの火が灯っていて、上げる声は痛みがあるはずなのに甘く媚びたものだ。

 

「ああっ、あああっ、やぁ、おくぅ……♡ そん、な、たたかないでぇ♡」

「痛いのが好きなんだろ! こっちよりも!」

「イイッ、イッ、あぃ♡ はぁんっ゛、気持ちイイぃ♡」

 

 浅いところのザリザリをゴシゴシとこすり上げてやると、これはこれでよく鳴く。

 両脚を掴んでぐっと体勢を倒して圧し掛かる。

 

「ほら、どうなんだ、ほら、もっとして欲しいだろ! まだ何も慣らしていない、痛いだけの奥に叩きつけられたいんじゃないのか!?」

 

 痛みと同時に、快楽を感じる。そんな認識にしておいたのだが、まあ、もしかしたら必要なかったのかもしれない。

 そうやって何度も叩きつけていると、陥落顔になったイリナはようやく認めた。

 

「もう、マゾで、いいもん。わたひ、マゾおんなでいいもん。悪魔に、されて、きもちよく、んぅう♡ なっちゃう、マゾだもん……ああっ、イイよぉ♡」

 

 バチンバチンと叩きつけ、痛めつける。

 

「どうして欲しいのか言ってみろ、マゾのイリナ!」

「ああっ、深いの、ふかいの、奥に、いっぱい、ああっ♡ んイイっ♡」

「これがイイんだな? こうやって、入り口を叩かれるのが好きなんだな!?」

「好き、これ好きぃ♡ もっと、もっとしてぇ♡」

「なら、そろそろイケ! イクって言いながらイケ!」

 

 ガンガンガンと子宮の扉を激しくノックしてやる。天使のところの女だ。堕ちたら堕天使みたいなものだろう。だから、こうしてやるのがイイ。

 

「イクっ……ああっ、イっちゃう、わたし、あくまに、犯されて、感じて、イっちゃうよぉ♡」

「中に出してやる! マゾのイリナは嬉しいよな!?」

「ああっダメぇ♡ イクぅ、ダメなのにぃ……、出されてイっちゃ……、ああっ、んんんんっイクっ、イリナ、あっ、イクうううううぅ♡♡♡!!」

 

 

 …………。

 

 

 長椅子に上体を預けさせ、尻を突き出させたイリナの膣内をバックから犯す。

 

「ああっ、やめてよう♡ 叩かないでぇ♡」

「尻を叩かれて、腰を振りまくってる女が、何を言ってる! ほら、叩かれて嬉しいんだろうが、ほら! ほら! ほら!」

 

 尻を叩くのは、慣れた。『戦車』入りではないので、最初は加減が難しかったが、弱めから初めて、ぐっと締め付けてくるところまで上げて行くだけだと気づけば、後は簡単なものだ。

 

「ああっ♡ んぅぃイイ♡ おしり、叩かれて、イイのぉ♡ わたひ、マゾに、マゾにされちゃった……ひん♡」

「されちゃった、じゃないだろうが! 元からお前はそうだったんだよ! この、クソザコ、マゾ女、俺に尻を叩かれるのが嬉しいか!」

「うれひ、イイん♡ あっ、ちがう、もん……。わ、たし、ザコじゃ、ないもん……んあああ♡」

 

 ああっ、くっ、叩く度に締め付けてくる。

 

「出すぞ、また注いでやる!」

「ああっん♡ 出して、あっ、もっと、あああっ、んあぁイクっん、イっちゃあああ♡♡♡!!」

 

 結わえた二つの髪の尻尾を振り乱し、イリナは俺のモノに夢中になっている。

 尻を叩けば嬌声を上げ、脇をくすぐれば涎を垂らす。

 撫でても反応し、キスをせがんで、甘噛みによがって、ピストンの一突きごとに背をそらして腰を振りたくる。

 

「あく、ま……あくまに、あっ♡♡ イイ♡ あっ、また、またイク、いっちゃう……♡♡」

「何回でもイケ! このマゾ奴隷女!」

「あああっ♡♡ イクっ、イイィの、悪魔イイよぉ♡ イクぅぅう゛ぅぅう♡♡♡!! 

 

 

 

 

 ん、こんなものかな。たぶん半堕ちってところだろう。疲れたのか、軟体動物のようになった身体を俺に預けてデロデロになっているイリナを見て思う。

 

 もう二、三発注ぎ込んで、それからあっちのゼノヴィアかな……割とイリナで満足してしまったんだが。

 

 ゼノヴィアは、あのまま触手の餌にしっぱなしでもいいのかもしれない。もう『譲渡』の効果は切れているのに、仲良くやってるように見えなくもないからな……。あの攻めは、人間の形をしている者には無理だからなぁ……。

 

 あ、いや。

 見た目はどうみても悍ましい怪物でしかない触手にヤられている仲間の姿。そいつをイリナに見せてやるのもアリか。

 認識できるようにするだけのことだし。

 

「いつまで呆けている気だ。おい、イリナ」

「キス、して……」

 

 こいつ、ほんとにキスが好きだな。接吻大好き女か。

 

 





紫藤イリナ:
駒王町を縄張りとする悪魔とズブズブの癒着関係(意味深)になってしまうのかもしれない。
コカビーのときに喜び勇んで、戦力足りないのが分かっていながらヤられに来る理由が出来た模様。



吸血鬼の国を目指しているので、ゼノヴィア→エルメンヒルデ(フラグ)の予定ですが、触手ってムズイ……、描けなかったら飛ばすかもしれない、そのときはスマン。
エルメは、ギャーくんいないから会談を数年前に前倒しておくことで対応することに。
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