※この作品はR-18です。

公爵家次期当主好色物語   作:ルペッタ好き

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2-10 尻に火が付いた

 やったぜ! いやはや、ミスラさんは実に良かった。たまらんね。

 

 興奮のあまり、家に帰って来てからお風呂メイドハーレム5Pでハッスルしてしまった。

 

 なんていうかこう、夫を裏切らせてやるぜーってところは全くなかったけれど。叔父上のミスラさんへの扱いは相当酷いから仕方ないな。普通に恨まれてるし。いや、当然だろうけど。

 なんであんなイイ女をポイしてしまうのか、まったく理解できん。サイラオーグの魔力が極小だったことや、滅びの力を受け継がなかったことで滅茶苦茶傷ついているんだから、そこは慰めックスして、こう、ね。盛り上がっておけばいいものを、ほんとバカ。信じられんわ。

 おかげで俺が手を出せたんだからいいけど。ある意味ファインプレーなのか……ふむ、溜まりにたまった叔父上への怒りゲージがグンと下がった気がするな。

 

 いやー、しかし、良かった。実に良かった。大人の純血悪魔ってのは、ああなのか。っふぅ……。青い果実なレイヴェルも大変美味だが、熟れているのもまた美味。

 すんごいエロかったしなぁ。もう、エロチートなグレモリー魔力で聞こえてくる身体の声が、ほんとにエロいことエロいこと。

 溜まってたんだろうなー、相当いろいろと。

 

 行為の最中に、俺や母上のことを嫌っていたり、妬んでいたりしたとかどうとか言っていたけれど、それもこうグッとくるんだよなぁ。

 嫌いなはずだったのに……、妬んでいたはずなのに、ああ、それなのに、情欲と愛欲には逆らえないの……。みたいなこと言われちゃうとさーもう、ほんとに、もう、ね。

 前からこの人なんかエロいよねと思っていたが、うん、まったくその通りだったワケだ。

 

 思うに、サイラオーグが生まれるまでは、子作りに毎晩励んでいたのだろうし、それが途絶えて結構な期間が経っているという、この間が良かったのかもしれん。

 ミスラさん、口ではイヤイヤ言っていたけれど本当は息子に知られたいと思っていたようだったし。後戻りできなくされたいなんて、あー、たまらん。

 実際その通りにしてみたら、最後にアレだったしな。あれは正直なところグッと来た。俺の年齢に肉体の見た目年齢を合わせてくるとか、反則じゃないか。

 いつも通りの、小学生の子供のいる母子家庭の母みたいな雰囲気の方がエロいとは思う。思うが、両方イケルということなら、それはそれで、まったく問題ないどころか大歓迎でしかない。

 いやー可愛かった。あの後もう二・三回戦するつもりだったのに、照れてしまって思わず帰ってきてしまうくらいに破壊力があった。

 

 ふむ、しかしあの姿を仮に乙女モードとでも呼ぶとすると、あれは俺に合わせただけではなく、ミスラさんの願望の反映なのかもしれないな。

 悪魔たる者、頂くからにはこっちも何かしてあげるべきだろう。win―winでGive&TAKEな関係こそが悪魔同士らしいというもの。

 

 うーん、ミスラさんはたぶん成人してすぐに叔父上に嫁いでいるはずだ。それでもって、相手があの叔父上では本当に義務的なことしかしていない可能性もある。

 なんせあの叔父上だ。第一夫人を平然と辺境に追いやるばかりか、金もなにも出さずに苦労させてやろうとか、そういうことを平気でやってしまう叔父上だ。体面とか体裁とか気にして自分で決断するのが怖くてご先祖の意見を聞いて回って責任回避したがるくせに、平然とそんなことをかましてミスラさんの実家のウァプラ家を怒り心頭にさせてしまう叔父上だ。

 たぶん、ヤルことしかヤってないに違いない。……俺もまだレイヴェルとはヤってばかりだが。

 

 よしよし、ここはデートといこうじゃないか。最初にガツンとヤル。それでもって身体を掴んでおいて、次にデート。ミスラさんの乙女モード精神を満足させて、そのまま掻っ攫う。

 しかも、後々これをレイヴェルが知った日には、きっとあの必殺の「ずるいですわ」攻撃をしてくれるに違いない。

 レイヴェルのあれが、俺は好きだ。ライザー義兄上は、すぐに他人のものを欲しがるとか言って、さもそれが悪いかのような言い方をしていたが、あんなの可愛いだけなんだよな。

 俺が朱乃に何かプレゼントする。そうすると、レイヴェルが「ずるい、ずるい」と言い出す。それはつまり自分も欲しいってことなので、俺から何か貰いたいと言っているワケだろ。別にレイヴェルなら、お金は自前でどっさり持っているので欲しければいくらでも入手できるのに、だ。俺(・)か(・)ら(・)貰いたいと言ってくれるのだ。なんだよ、もう、可愛いの塊なのかうちの嫁さんは。

 

 と言うわけで、ミスラさんの精神年齢では恥ずかしくてちょっとってなりそうな、レイヴェルくらいなら喜んで着そうな、滅茶苦茶少女趣味の効いた洋服をミスラさんにプレゼントしよう。で、それを着せて人間界の遊園地とかに繰り出すのだ。恥ずかしがって赤面してくれるに違いない。しかも、おそらくだが、「恥ずかしいわ」なんて言いながら、内心ではきっと満更ではない感じに違いないのだ。あの乙女モードを見た限りでは。

 良い、実に良い。ちょっと違うが、こう、子持ちの主婦に学生時代の制服を着させてプレイするような高揚感がある。

 やっぱ悪魔はイイナ。我が前世の初恋の君にして盛大なトラウマの元になった天野麗奈ちゃん、彼女だって今頃はきっとすっかり色々と気になるオバサンになっているに違いないだろう。だというのに、それよりずっと年上のミスラさんが、こう、ね。現役で全然イケルのだから……ぐふふ。

 我ながら、これは素晴らしいんじゃないだろうか。いや、やってみないとわからないが。何事も挑戦だ! 

 

 やはり湯船に浸かりながら、つらつらと考えるのはいいものだ。

 

 そして、レイヴェルへの対応だが……これは素直にゲロってしまおう。事後報告である。まさしく事後の報告。

 ゼクラム祖父さんは話を持ち出すときにレイヴェルを追い出したけれど、俺的にはレイヴェルの方が重要だしな。今後の相談もある。バアル家関係だから、母上にも話しておくか。

 

 レイヴェルといえば、祖父さんの所に行く時や、朱乃と合わせてヤッたときにラクダの話もしたことだし、一緒にラクダの世話とかすることにしようかな。いいよね、こう、手取り足取り、イチャイチャしながら教え込んでいくのだ。んふふふ。

 

 朱乃には、我が使い魔だったスライムくんを上げたことだし、レイヴェルには、うん……かなり名残惜しいが、長年手をかけてきた乗騎にして使い魔でもあったゴポリンを任せることにしよう。ゴポリンならもう悪魔慣れしているし、扱いやすいだろうしな。ああ、でもスライムは実質、朱乃専用だったから気にならなかったが、ゴポリンとお別れは寂しいな、いや、レイヴェルのところなら別にそうでもないか? 

 

 それにあれだ、人間どもの記したという書物によると、悪魔グレモリーは公(・)爵(・)夫(・)人(・)の(・)冠(・)を(・)身(・)に(・)着(・)け(・)た(・)女(・)性(・)悪(・)魔(・)とかなっているらしい。うん、つまり現在は母上がグレモリーとして認識されているのかもしれないのか? 謎だ。父上は何処に行った。いや、詳しい人間はそんなこと知っているんだろうけれど。

 となると俺の代になると、レイヴェルが公爵夫人なワケだから、こちらの界隈に詳しくない人間的にはレイヴェルが悪魔グレモリーと思われるのだろうか? やはり一番立派なラクダを渡すべきだな。

 

 そうすると俺の乗騎がいなくなってしまうのだが……。

 乗騎、ふむ、乗騎か。そういえば今度、白猫を使い魔にしようとしていたんだった。乗る、いや、跨る。ほう、あの白い子にまたがる、なんかエロいな。こう背徳感を覚える。あんな小さな子を四つん這いにさせて、その上に座って、さあ走れみたいな……鬼畜! 

 まぁ、魔力の術式で巨大化させるみたいなのがあったような気もするし。猫又は猫状態があるのだから、白猫モードで大きくすれば可愛い白虎みたいになるんじゃないか? 昔に観た仙人とかが出てくるバトル漫画で猫だか虎にまたがってるキャラがいた気もするし、ありなような気がして来たな。たしか、人間どもの記しているモノの本によると、バアル家と猫は縁があるような書かれ方でもあったことだし。あれは黒猫だったか? 

 まあいい。普通に二頭目のラクダを調達しよう。猫は機会があれば、だな。 いや、待てよ。わざわざ魔術を覚えなくとも……。

 

『なぁ、ドライグ』

『なんだ』

『「赤龍帝の籠手」で物の大きさを倍々に大きくしたりってできるのか?』

『出来るぞ。というよりもその使用法は必須だ』

『必須なのか』

『ああ、アルビオンのヤツはその「半減」の力であらゆるものを半分にしてくる。それはこちらの「大きさ」にも通用する。対抗手段を持っていないと、どこまでも小さくされて行き、いずれ消えてなくなることになるだろう』

『え、こわ……、お前、そういう大事なことはもっと早く教えろよ』

『必要な場面がくれば、自ずと身に着けるものだ。今まではそうだった』

『お前は今、俺のコーチなんだから、先に必要そうなことは教えておいてくれ。本番になって、できませんでしたーってなって死にたくない』

『そうだな。覚えておこう』

『頼むぞ、ほんとに頼むぞ。白龍皇対策はお前が一番の頼りなんだからな!』

『ああ、分かっているさ』

 

 白猫乗騎プロジェクト完! 『赤龍帝の籠手』でサイズを倍々に大きくして、持続時間も倍増させてやれば、何も問題ないな。大型の虎サイズまで大きくすればいけるだろう。

 姉の黒猫は仙術を使うと言うし、仙術にはサイラオーグが身に着けたという闘気なる戦闘能力増大技法も含まれているらしい。ふふふ、どんどん大きくしてやれば、全長100メートルオーバーの子猫による闘気を纏ったネコパンチで、高層ビルも積み木のタワーのように木っ端みじんなんてことも出来るかもしれない。

 まぁ俺自身が巨大化して踏みつぶした方が早いのだろうが。浪漫の問題だよ、これは。

 

 巨大! でも見た目は愛らしい子猫! でも大怪獣! そんなギャップが受けるかもしれない。

 

 そのうち何十年かは参戦しておかなければならないだろうレーティングゲームは興行要素が大きいから、観客をわかせることも考えておいてもいいかもしれない。使い魔は持ち込みアリだったはずだしな。

 

 黒猫の方は、レイヴェルの顔つなぎ挨拶周りが済んでからだから、もうちょいで会えるわけだ。発情期ックスは楽しみだなぁ。まぁ、時期的に遠くなるかもしれんが、それまでにだんだん慣らしていくということで。

 

 兄上、バアル大王家、アガレス大公家までの挨拶は済んだから、次はアスタロト家。あそこはよく顔を出しているからかなり気安い。その後にシトリー家に行って、こっちも小さい頃からお世話になっているから問題ないな。レイヴェルとしても大王家が一番緊張したようだったし、難所は抜けたから他はそこまででもないだろう。

 

 他は何かあったかな。ああ、サイラオーグか。いきなり、「お前の母ちゃんと俺、出来てるんだ」したからな。多少は動揺していそうな気もする。悪魔と人間では感覚が違うようなので、年下の男が義父になったり義兄になったりはそこそこある話のようだが……あいつたぶんマザコンだろうし。

 頼れる相手が母親しかいなかったんだから、無理もないが。

 

 ふーん、親離れ、母離れ……マグダランのことでも気にかけるようにさせるかな。兄弟仲が悪いのも良くないだろうし。

 対面して会話となるとお互い気まずいだろう。通信でもリアルタイムなやり取りは急な情の上下動でどうなるか分からん。怒りっぽく激しやすい俺が言うのだから間違いない。

 となると、やはり古式ゆかしく手紙だな。文通が良い。一般の郵便を使うと叔父上が潰すかもしれんから、俺がサイラオーグとマグダランの間で往復してやればいい。

 このままいけばサイラオーグはグレモリーで引き取る形になるし、マグダランには定期的に会いに行っているから、その時に渡せばよいわけだ。

 

 いろいろ考えることが多くなってきたな。婚約以来すごい勢いで増えてきている。

 朱乃は順調に過ごしているから良いだろう。ふふふ、最近は俺のロープワークもだいぶ上達してきた気がする。そろそろ、『黒髪ポニー女剣客! 悪大名子息に囚われて……縄の淫獄』みたいなプレイも出来るようになるだろう。

 やはり詳しい先生に教わると上達が早いものだ。まったく、元「おせっせ先生」候補のリュイのお陰さまさまだな。

 

 リュイといえば、やはり責任を取らんとマズイだろうな。父上が気を遣うクラスの御家の婦人かご令嬢かなのだろうから。それを完堕ちさせてしまったのだから、貰い受けるしかあるまい。

 気は効くし、作業は早いし、出しゃばらずにそっと控えていてくれるし、何より床上手だし。下級悪魔の平民メイドなら、まあ中々だなで済ませているところだが。純血悪魔の貴族となると、正直、とても欲しい。

 純血悪魔である時点で一定以上の強さを持っていることか確定しているのだから、『騎士』候補だな。出来るメイドならば常に連れ歩いておきたいところではあるし。

『王』たる者、『女王』または『騎士』、あるいはその両方を従えて……というのが公式でも私的な場でも一般的な作法みたいなところがあるから。

 今度話を振ってみるか、身体の声を聞く分にはまず拒否はされないだろう。あとはリュイの『家』との関係性だが、その時になってから考えるか。

 

 さて、それでは……母上とレイヴェルに、ミスラさんもらうことに決めたからと伝えることにするか……。

 

 

 

 ―○●○―

 

 

 

 グレモリー公爵家の本宅。その一室で、紅の髪の美少年がズボンとパンツを引きずり降ろされ、横向きに女性の膝上に乗せられている。

 その室内には、バチン! バチン! バチン! と肉が肉を打つ音が幾度も幾度も響き渡り、そのたびに紅の髪の少年の口から嗚咽が漏れる。

 

「まったく! あなたという子は! ほんとうに! どうして! こうも! 似なくても良いところばかり! あの人に似て!」

 

 紅の髪の少年の尻を叩く亜麻色の髪の女性の名は、ヴェネラナ・グレモリー。見た目は大学生のお姉さんくらいの年齢に見える美女であり、同時に少年の母親でもある公爵家の夫人だ。

 

「母上! 母上! おやめください! なん、か! こう! ヘンな感じに! なってしまいそう、ですからぁ! 許して!」

 

 なんでセラフォルーさんも義姉上も、母上もオシオキってなるとお尻叩くの? 俺の性癖が朱乃になってしまったらどうするんですか! 

 

「なにを! どうしたら! ミスラを! 側室にする! なんてことに! なるのですか! 言ってみなさい!」

「ひぃん! ちょっ! やめっ! んぎぃ! 前にっ! 引き取るって! 母上も! 言ってたじゃないですかぁっ!」

「それと! これとは! 話が! 違います!」

 

 母子スパンキングプレイとか、ちょっと背徳感が高すぎですぞ母上様。でも、悔しい、長いこと躾けられてしまってせいで、魔力では勝っていても逆らえなくされてしまっているの……。

 父上も、兄上も、母上にガァーッて言われると、背筋ピーンってなって従ってしまうから、もうグレモリー家の男は、この人に全員調教されてしまっているのだ。く、くやしい、でも……このままでは朱乃にされてしまう、本当に、マジでヤバイ。

 

 タスケテ……助けてレイヴェル……。

 

 脇に立っているレイヴェルに助けを求める眼差しを送ると……プイと顔をそらされてしまった。

 見捨てられた……レイヴェルに見捨てられてしまった。

 俺はこのまま、尻叩き刑の向こうにある禁断の扉を開いてしまうのか……。

 

「リアス……覚悟しなさい。防御することは認めません」

「あ、あの……母上……ちょっと、魔力を込め過ぎでは……?」

「あなたには、これぐらい必要でしょう」

「ひぃ……」

 

 俺の中での母上のイメージは、元レディースの総長である。それもパトカーにガソリンぶかっけて炎上破壊しちゃうクラスの。というか、戦争してたんだから、そんな程度ではないのだろうが。

 ちなみにセラフォルーさんはそこの二代目なイメージ。

 名門中の名門であるバアル大王家でも、最強候補だった母上の戦闘能力は、たぶん、きっと魔王級……そんな人が平手に魔力をギュンギュン込めていらっしゃる。

 

 俺の尻が死んだ……。

 

「いいですか、レイヴェルさん」

「はひ!」

 

 なんかこうギザギザした石板の上で正座させられている俺の横で、レイヴェルがくどくどと母上から言われている。

 

「学校があるのも分かっています。我が家とフェニックス家の往復で大変なことでしょう」

「は、はい……」

「ですが、きちんと管理していかなければいけませんよ。あの人のときも、それはもう──」

「はいっ!」

 

 こうやって話を聞いていると、父上も結構遊んでいたっぽいなというのがなんとなく分かる。父上の愛人やら側室って見かけたことがないけれど、どこぞに囲っているのだろうか。まぁ、息子には見せないところでよろしくやっているのだろう。それはともかく、ケツが痛い。火を噴きそう。

 

「あの……母上……」

「なんですか」

「あ、いえ、そのレイヴェルは悪くないので、ほどほどに……」

「あなたは黙っていなさい。膝の上に石を載せられたいのですか?」

「ひぃ……」

 

 なんで拷問っぽいことまで微妙に和風なんだ我が家は……。

 ちなみにレイヴェルと母上の仲は悪くない。結構うまいことやっているのではないかと思う。

 

 

 

 その後、俺は裸でベッドに突っ伏していた。尻が痛い。熱い。ヒリヒリとかいうレベルじゃないぞ、これ。

 

「だ、大丈夫ですか……リアスさま」

 

 うう、さっきは見捨てられたと思ったが、炎系の魔力が得意なレイヴェルが頑張って冷却系統の魔力で尻をなでなでして冷やしてくれる……。優しい、好き。

 

「膝枕して欲しい」

「ええ……あの、どうぞ」

 

 いわゆるペタン座りでほっそい両脚を揃えて差し出してくれたので、そこにうつ伏せのまま顔面を埋める。横から頭を乗せるのではない。正面から両脚の間に鼻先を突っ込むようにして枕になってもらうのだ。

 こうすると、目の前にね。俺専用穴が来るわけで……さらにレイヴェルの腰に両腕を回してガシッとロック。

 

「やだ……嗅がないでくださいまし」

「うん、今日はこれで我慢してくれ。痛すぎで頑張れそうにない」

 

 折角目の前に全裸金髪美少女の割れ目があるというのに、今の俺は痛みに耐えて動けそうにない。おのれ母上め!

 レイヴェルにはあまりやったことがないが、本日は舌ペロで満足させてヤル!

 

「もう! それよりも先に話さないといけないことがありますわ」

「うん?」

「お義母さまがおっしゃっていたことですけど……」

「すまん、尻の痛さしか覚えてない」

 

 正直まだ涙が溢れそう。滲む……。

 なにやら大事な話があるようなので、レイヴェルの顔を見上げると――。

 こう、なんというか……顔を赤らめてふるふるとしたレイヴェルに目じりにチュッとキスされた。なんだこれ、照れる。

 

「んっんん……。えーっとですね、簡単に言いますと――お金が足りません」

 

 ん? いや、なんですと?

 

「黒歌の購入資金が不足しています」

「え? なんで? 余裕あったよな……俺の予算」

「ミスラさまの件で消えてなくなりました」

「え?」

 

 俺の小遣いこと、次期当主用の自由用途予算は結構な額になる。割と気にせずポンポン高額な代物を買っても余るくらいだ。

 それが、なんで? いや、エダーギ・ナベリウス殿が黒歌に付けていたお値段は相当なものだったが、それでも余裕があったはず……。

 

「ミスラさまとサイラオーグ……さん? をこちらで引き取るとなると、やはりそれなりのものを用意しなければなりませんわ」

「まぁ、そうだな。叔父上はアレだが、ウチまでそれに倣うワケにはいかん。きちんと、ウァプラ家から迎えた態を取らないと」

 

 ミスラさんとサイラオーグを俺が引き取ると、サイラオーグは俺の義理の息子ってことになるかもしれないわけで、そうなると、正妻のレイヴェルから見て……どういう関係になるんだ? 義理の息子扱い? んん? ということでレイヴェルはサイラオーグの呼び方に困っているようだ。

 

「ミスラさまは、まだですが……リアスさまが引き取るとなると元大王家第一夫人という格になりますので、最低限、専用のお城は必要です」

「そうだな……」

 

 おお、なんとなく分かってきた。

 

「それで、お義母さまは……リアスさまにご自分の予算の中で面倒を見るように、と」

「おお……城か……それもミスラさんの格に合わせた……」

「ええ、それにそこで雇う使用人も必要ですし。もちろん内装その他もろもろの経費が一度に来ますので……」

「今年は……」

「リアスさまの予算は、その……」

 

 うあああああ……! 分割とか、そんなのみっともないし……。借りる、か……? 父上は……いや、母上の手が回っているに違いない。兄上は……義姉上経由で差し止められていることだろう。

 他の女を連れてくるための費用で、そのまた別の女に使う金が足りないなんて状況で、まさかレイヴェルに借りるなんて真似はできないし……。

 これは……最悪、ディオドラにこっそりと貸してもらうしか、ないのか? うわー、恥ずかしいなこれは……女買いたくて他家からお金借りましたなんて、恥ずかし過ぎる。だからといって、俺はもう黒猫発情期ックスするつもり満々なのだ。諦められん!

 ディオドラから借りたなんてことが、母上にバレたりしたら……もうこんなケツが痛いなんてレベルでは済まされないだろう。

 

 くそっ! どうする、どうする……!?

 

 ええい、こうなれば一か八かだ! 賭博する!

 レーティングゲーム賭博に賭けるしかない!

 

 負けたら、こっそり借りよう。そうしよう。金額以上にめっちゃ借りを作ることになってしまうが、致し方なし。

 

 

 





原作で出て来ていたかちょっと不明ですが、レーティングゲームって賭け事やってますよね。悪魔ですし。勝敗の操作の不正行為あるぐらいだし。
もし、やっていなくてもここではやっているということで。
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