※この作品はR-18です。

公爵家次期当主好色物語   作:ルペッタ好き

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2-17 虚蟬

 レーティングゲームのフィールド内、朱乃は相手チームの『僧侶』である黒歌と対峙していた。

 朱乃の主であるリヴラクス・グレモリーから、黒歌はこの後眷属に迎え入れる予定の者であると聞かされているので特に敵意があるわけではない。

 敵意はないが、嫉妬心がないとは言えない。主は女の嫉妬を好む。しかし、それが原因で女同士がいがみ合うことは嫌う。

 なんとも難しい男だが、朱乃はそれが良いのだからどうしようもない。

 

『グレモリー側、朱乃選手。ナベリウス側、黒歌選手。試合開始!』

 

 審判を務めるグレイフィア・ルキフグスの声がフィールドに響いた。

 

「ご用命通りに手加減してあげるから、かかってきなさいな」

 

 レイヴェルを仕留めた黒歌の術、それに対抗する術を朱乃は有していない。

 だからこれは、公平な試合ではない。相手側はそれを封じられているのだから。

 

「ええ、わかっていますわ」

 

 くいくいと猫の手招きをして見せる黒歌に向かって、四対八枚の堕天使の翼と一対の悪魔の翼を広げ、朱乃は突進した。

『戦車』に迷いは必要ない。躊躇いも邪魔になる。『王』の槍となって突き進み、盾となって立ちふさがる。それが『戦車』の駒だと朱乃は思っている。

 信じてもらえさえすれば、その他のことはどうでもいい。放浪の頃に抱いていたわだかまりも何もかも、『王』のためならば捨ててしまえる。

 

「にゃはは、そんな真っすぐな……ってわけでもないのね!」

 

 駒の特性で強化された脚力で大地を蹴って推進力に変え、合わせて十の翼から光と魔の力を後方へと放ってさらに加速する。

『戦車』の突進速度は『騎士』のそれに劣るものではない。『騎士』のように小回りは効かないが、ただ真っすぐに突き進むだけならば! 

 目標との距離が急激に縮む最中、朱乃は腰の刀を抜き放った。主の兄であるサーゼクス・ルシファーより賜った妖刀秘剣である。

 

「妖鬼解放──八鬼憑依」

「オニ」「オニニ」「怨」「隠」「忍」「キー」「キッキ」「忌」

 

 右手の刀を黒歌に投げつけながら、左手を素早く動かし印を切る。

 投げられた刀は空中で分裂し、二本、四本、八本と数を増やし、それに朱(・)乃(・)の(・)内(・)よ(・)り(・)湧(・)き(・)出(・)で(・)た(・)小(・)鬼(・)たちが吸い込まれていく。

 

 朱乃は母より受け継いだ鬼に好まれる才を活かすため、妖を使役する術をサーゼクスの『騎士』沖田総司より学んでいる。

 それは、己の身の内に妖怪を巣くわせる外法の技。とはいえ、まだ師のように『一人百鬼夜行』とはいかず、今は小鬼を八匹従えるだけの『八鬼夜行』でしかないが。

 

 だがその程度でも、別の縁よりもたらされた法具操作の技術と合わせれば使いようはある。

 

 八刀がそれぞれが独自の軌跡を描いて黒歌を囲うように飛び、八方よりその切っ先を中央の獲物目掛けて襲い掛かる。同時に、朱乃もまた雷光の槍を手にして黒歌へと突き込んだ! 

 

「光力、魔力に、憑りつかせた鬼の妖力、それから退魔士どもの術のミックスなんて、面白いじゃない」

 

 鬼の宿った刀と光の槍で全身を滅多刺しにされ、血しぶきを噴きながらも黒歌は余裕の笑みを浮かべて見せる。

 

「鬼さんこっちら♪」

 

 後ろからの声に朱乃は咄嗟に振り向くと、背後に雷光の散弾をバラまいた。微塵に吹き飛ぶ背後の黒歌。

 

「残念、そこに私はいないにゃん♪ 当たったら怖そうだけどね」

 

 滅多刺しにされた正面の黒歌が霞となって消え去り、散弾を浴びた黒歌も同様に姿を揺らめかせた。

 気づけば朱乃の周囲に数十にもなる黒歌の姿がある。分身か、幻術か。

 

「さて、本物の私はどれかなのか。あんたにわかるかしら?」

 

 そう一斉に口にする黒歌たちの手には、黒々とした力の塊。

 

「妖術、仙術、魔力ミックスでお礼したげる」

 

 数十の黒歌が放つ数十の力塊。迫るそれらを朱乃は、光槍を振るい、雷光を纏った刃と化した翼を羽ばたかせ、あるいは使役鬼を宿した刀によって叩き落とす。

 力塊のどれもが威力を持ち、撃ち落とせずに当たった箇所に激しい痛みを与えてくる。

『戦車』の防御力、主の振るう鞭に合わせることで練習した魔力と光力による防御法で朱乃はそれらを耐えると、攻撃の間隙に一転して手にした雷光槍を何もない虚空へと投げつけた。

 投げ放たれた雷光の槍は飛翔の途中で千の鏃へと変じ、広い範囲を突き進む。

 

「にゃはは、よくわかったわね」

 

 すると、何(・)も(・)な(・)か(・)っ(・)た(・)は(・)ず(・)の(・)空(・)に数十の鏃が突き刺さった。声と共に、鏃を受け止める防御の方陣が現れ、その後ろには黒歌の姿。

 すかさずそこに力を集中した槍を投げつけるが、槍に穿たれた黒歌はふわりと霞となって消えてしまった。

 

「鬼さん、鬼さん、手の鳴る方へ♪」

 

 数十の黒歌がパンパンと手を叩いて見せる。

 朱乃には黒歌の軽口に答えを返す余裕はない。感知した方向へと八つの刀を差し向けるのみ。

 黒歌と朱乃と、現状どちらに分があるのか──その答えは明白だった。

 

「あら? どうやって……ああ、そういうこと。意外に人間みたいな小賢しい真似もするのね」

 

 視覚と聴覚を惑わしているはずなのに、ほぼほぼピタリとこちらの居場所を当ててくる。ピリッと尻尾の毛を逆立てた微弱な電流に、黒歌は朱乃の視覚に頼らない感知方法の正体を悟った。

 五感を騙す幻術は会得していたが、なるほど雷を操る能力をそう使うのか。

 今の対戦相手は人間と《雷光》の堕天使のハーフからの転生悪魔だと黒歌は聞いていた。

 使えるものは何でも使う、応用できそうならば試してみる。強大な堕天使の血を受けついだ手合いならば、それに頼りっきりの力押しだけで来るのかと思いきや意外とこういったこともするらしい。

 

「そういうの嫌いじゃないわよ……でも」

 

 正面から攻撃や防御の威力を競う。そういったことは黒歌の得意とするところではないし、あまり好みでもない。

 小技、絡め手、嵌め殺し。それが黒歌の領分だ。

 だから、こういったことに理解がありそうな者が同僚予定というのは、まぁ悪い話ではない。

 

「くわばらくわばら、とおりゃんせってね」

 

 ぬるりと雷が黒歌を避けていく。上手くやっていければいいのにねと思いつつ、黒歌は朱乃で遊び始めるのだった。

 後々の自身の立ち位置を考えると最初が肝心。

 

 プライド高そうな小鳥ちゃんには思い知らせてあげたしね。

 

 上に立ってあれこれ指図するのは面倒だが、立場やらなにやらで小馬鹿にされては腹が立つ。

 となれば、異形の世界で上を取るには『強さ』を示すのが一番手っ取り早い。

 もっとも、相手によってはそれで余計にこじれることもあるのだけれど……フェニックスの娘もこの堕天使の娘もそういったタイプには見えないのだから、これで良い。

 眷属内での上役の指示には従おう、でも一定の配慮は欲しい。悪魔の眷属という群れの中で自分が過ごしやすそうな立場、丁度いいポジションの確保。それが転生悪魔になってそこそこの月日を過ごした黒歌が今求めるいるところだった。

 

 

 

 

 ―○●○―

 

 

 

 

 朱乃が完全に遊ばれている。

 黒歌は「かごめかごめ」なんて歌いながら、朱乃の周囲を分身で取り囲んでぐるぐる回りながら攻撃し始めているし……あの古い童謡の一節は、一種の呪文なのかもしれないな。人間たちが江戸時代以前から歌い継いできたものだ、そこには何かしらの呪力が宿るのだろう。

 

 朱乃のダメージが嵩んできた。

 まぁ、こんなものだろう。朱乃には長いこと光力の出力をあげる訓練だけさせて来たから、悪魔の弱点である光ということもあって当たれば勝てるのだろうが──いかんせん技術力が違う。

 レーティングゲーム選手のタイプ分類に、テクニックタイプとかパワータイプとかあるが、今の朱乃はパワーで黒歌はテクニックになるのだろうな。高めた技は力を翻弄できるなんて言われているが、この試合がその典型か。

 まさに当たらなければどうということはない、状態だ。

 

 朱乃も朱乃でその辺りは理解しているのか、いろいろ試しているようだが所詮は付け焼刃。まだまだ対戦相手の黒歌に届くレベルにはない。

 とはいえ、俺も朱乃のことを言えたものではないが。というか、朱乃がいろいろ頑張っている時間に、腰振ってるしな……。

 まぁ、よし。俺のために強くなろうとしてくれているのだ。それだけでオッケーではないか。短期間に成果を求めるものではないしな。寿命は長いのだから、じっくりゆっくり、ぬぷぬぷとヤっていけばいい。今日の所はレイヴェルと朱乃がへこんでいそうな気がするから慰めっクスしないとだな。うん。

 

 しかし、朱乃のあの分裂する刀を飛ばして操作する術。あれは小鬼を使ってはいるが、朱乃の親戚を名乗る男から贈られた資料を基にしたものか。

 日本に縄張りを持っている悪魔と契約して、俺のところというか朱乃宛に『五大宗家の術』について記した書を送りつけて来た姫島唐棣(はねず)とかいう人。

 なんでも日本の退魔関係で幅を利かせている五つの家から、そ(・)の(・)家(・)が(・)求(・)め(・)る(・)能(・)力(・)を(・)持(・)っ(・)て(・)生(・)ま(・)れ(・)な(・)か(・)っ(・)た(・)ば(・)か(・)り(・)に(・)追(・)わ(・)れ(・)た(・)連中のまとめ役をしているそうだが……。悪魔に退魔の術の秘伝を流してやろうだなんてよほど自分たちを追い出した家を恨んでいるんだろうな。

 ま、俺としては貴重な資料が手元に転がり込んできたワケだからありがたいかぎりなのだが。

 

 それにしても、胸糞悪い話だ。ミスラさんとサイラオーグが叔父上から「欠陥品」扱いされて冷遇されまくった件と重なってくる。姫島家は『火』を扱えない者を「家に相応しくない」とか言って追い出すそうだし、ほんとにな。そりゃ見返したくもなるし、嫌がらせもしたくもなるだろう。

 朱乃がそう得意でもない「火」をレイヴェルから習いたがったのも、小さい頃に従姉だったかからそれを求められたことが根っこにあるようだしな。

 先祖伝来で家業の大元になる「力」を持たない者に家を継がせないのは、まぁ理解できる。俺だって、自分の子供に跡を継がせるときは、グレモリーの特性を受け継いだ子に任せたいと思う。

 でも、だからって追い出すまでしなくとも良いだろうに。まったく、その唐棣とかいうオッサンには同情してしまうよ。サイラオーグと朱乃の境遇にダブるからかね。

 

「雷を鳥の形にして飛ばすのか……これは初めて見たな。レイヴェルもああいうの出来るのか?」

 

 あの『五大宗家の資料』はちょっと前に手元に来たばかりなのに、もうある程度応用できていると考えると、俺の朱乃って天才なのかもしれん。いや、すごいな。前言撤回、生まれ持ったパワーとそれをひたすら積み上げることだけに取り組んでいる俺とは違うわ。俺の魔力技術なんて、ほとんど師匠である祖父さんから教わったものと、エロいこと用に磨いたものだけだしな。

 俺では、書物を読み込んでそこから独自の技にするとか出来んぞ。

 

「火と風で鳥を編んで、命を吹き込むようなイメージをすれば出来そうな気はしますわ」

 

 あ、出来るんだ。そうか、俺が不器用なだけか。サーゼクスの兄上も、滅びの魔力をちっこい球にして、多数の球を同時にギュンギュン動かすしなぁ。

 

「俺、ああいう芸当は苦手なんだよな。薙ぎ払った方が早い、と思ってしまう」

「ですが、リアスさまはかなり短期間で龍への変化を覚えられましたわ」

「あれは、神器に潜ると見えるドライグって手本がすぐ近くにあるからイメージしやすいだけだ」

 

 消滅魔力で片が付くのであまり使わないが、俺も火の魔力が結構得意だったりする。

 フェニックスのレイヴェルももちろん「火」が得意。

 で、今回確保予定の黒歌も妖怪としての種族を軽く調べてみると別名「火車」とか呼ばれているとかどうとからしいのでやはり「火」にまつわるものなのだろう。嘘かほんとか分からんが、遊郭の花車って役職もこの「火車」が由来ってことらしいから、黒歌のあの着崩した婀娜(あだ)っぽい着物もそこから来ているのだろうか。

 うーんむ、黒歌が分身していることもあって、たくさんのおっぱいがブルンブルンと跳ね回っていやがる。

 と、揺れる胸の話ではないな。朱乃も母親の家系的には「火」に親いはずなのにイマイチ苦手だから気にしているのかな? 別に属性を揃えているわけではないのだが。

 というか、属性、特性は異なる種類がたくさんあった方がいい。俺の禁手的には。雷と光で十分なんだがなぁ。

 

「ライザーお兄さまは、自分自身が大きな火の鳥となって突進する技を好まれますよね?」

「まあな」

「ああ、それは俺も見たことがある。『火の鳥、鳳凰、不死鳥フェニックスと称えられし我が一族の業火、その身に受けて燃え尽きろ!』って唱える義兄上の必殺技でしたか」 

 

 と、抱えたレイヴェルとの会話の途中で義兄上を見ると、ちょっと照れていた。

 あ、恥ずかしがるとかそういう感じじゃないんだ。普通に「オレ、カッケー」って感じなんですねアレ。

 

「ああ、負けたか……」

「仕方りありませんわ。黒歌さ(・)ん(・)はお強いですもの。手加減されていたとしても、まだ訓練を始めたばかりの朱乃では厳しいでしょう」

 

 レイヴェル的には朱乃は呼び捨てで、黒歌は「さん」付けか。やっぱり「武力=権力」なんだなこの社会。生粋の貴族悪魔っ娘であるレイヴェルがそういう反応だと安心する。

 いや、俺の影響かもしれないが。

 

「ごめんなさい」

 

 戦闘フィールドから戻って来た朱乃はボロボロだったので、禁手を使ってレイヴェルの「不死身」を譲り受け、「倍加」の後に朱乃へと「譲渡」。これでいつもの綺麗な朱乃だ。フェニックスの「不死身」特性の何がいいって、そこらの回復系神器程度とは違って部位の欠損すら瞬時に癒してくれるところにある。

 悪魔でも治療できる神器はいくつか種類があるらしいが、失った腕や足などを取り戻せるほどの代物はそうそうないらしい。が、そこは頭部が吹き飛んでも再生可能なフェニックスの特性。たとえ手足が千切れようともまったく問題ないって寸法よ。ホント、レイヴェルがうちに来てくれて良かった。

 

「よくやったな、朱乃。俺の見ていないところでも随分励んでいたようだ」

 

 落ち込んだ様子で謝ってくる朱乃の頭を撫で、口づけた後で褒めてやる。実際、相当なものだ。

 俺ならあんな短期間でここまで成長は出来ないと思う。戦闘だけではなくて、同時にメイドのたしなみやら、悪魔社会のアレコレやら、シーグヴァイラとのロボ談議やらもあったのだからなおさらだ。

 

「んっ……ああっ」

 

 褒めたら物凄く嬉しそうな笑顔になったので、いじわるで耳元でボソッと「あとでオシオキだ」と言ってやったら余計にさらに嬉しそうな顔になった。

 うん、うん、朱乃はこれでいいのだ。

 俺は褒めて伸ばすタイプの『王』さまになろう。お仕置きはベッドでヤル感じで。

 

 と、エダーギ殿がニタニタと笑みを浮かべながら近くにやって来た。

 

「そのお姿、もしやそれが『赤龍帝の籠手』の禁手ですかな?」

「ええ、俺の禁手は亜種のようですが」

「なるほど……そちらの御眷属の怪我が回復する様子、フェニックス家の特性のように見えましたが」

 

 俺はこの禁手の能力について秘匿するつもりは、特にない。どちらにせよ数年もすればレーティングゲームで披露することになるのだ。

 俺の目指す勝利の形は「圧勝」、ぐうの音もでない敗北を対戦相手に刻み込む勝利。ソーナは戦術やらなにやらで~などと言っていたが、圧倒的なパワーをもって対戦相手に「ああすればよかった、あの場面でこうしていれば勝てたのに」などと言った後悔すら抱かせず「負けても仕方がない」「勝つのは無理」と思わせるような勝ち方が理想だ。

 それになにより、眷属を俺の好みの女で固める以上、傷つくところを見たくはないしな。

 

「ええ、そうですよ。レイヴェルに不死身の特性を『譲渡』してもらい、それを『倍加』して朱乃へと『譲渡』したのです」

「他者から魔力の特性を譲り受け、さらに別の者にも譲り渡すことができる……と」

「はい、そうです」

「ははは、これはまた素晴らしい能力だ。グレモリー家の将来は安泰ですな」

 

 グレモリー家の将来は俺の禁手能力程度ではどうなるか分からないが、少なくとも俺の当主引退後の悪魔生設計は安泰だ。

 なぜなら――

 

「よろしければ、エダーギ殿の眷属の怪我も治しましょうか?」

「なんと! それは是非お願いしたい」

 

 ふふん、俺の眷属にするのとは違って『駒』の繋がりを使えないから距離も場所も問わずにとはいかないが、こうして目の前にいるのなら『赤龍帝の籠手』の『譲渡』は相手を問わない。

 つまり、レイヴェルが『女王』でいる限り、俺は超高性能なヒーラーでもあるのだ。

 

「では、エダーギ殿の眷属たちよ。回復してやろう」

 

『Transfer!!』と何回か音声が鳴り響くと、そこにはすっかり怪我の癒えた彼らの姿が。まぁ、黒歌は特に傷らしい傷もなかったようだが、サービスだな。たぶん、お肌ツヤツヤになるだろう。

 

「おい! 俺の眷属にも頼む」

 

 お安い御用ですよ義兄上。

 

「さあ、ライザー義兄上の眷属たちよ、お前たちも回復してやろう」

 

 ふふふ、皆の感謝の声と表情が心地よい。

 俺、当主引退したらレイヴェルと組んで医者になるんだ。たぶん、ハーレムメンバー含めて食うに困ることは無いだろう。やはり、ハーレムするには甲斐性がないとな。

 

 

 




オリ主:不死身を『譲渡』するヒーラーにして、眷属全体の能力を爆上げするバッファーにして、消滅魔力で広範囲を消し飛ばすパワー寄りのウィザードタイプアタッカー。近接戦闘はドラゴン化して叩き潰す方向性。

朱乃:『戦車』のくせにいろいろ術を使おうとしているが、なんだかんだで雷光が一番高威力。現状、五大宗家から追われた者としては一番デカイ後ろ盾(超越者級純血悪魔の赤龍帝で元72柱の公爵家次期当主)を持っている人物になる。

姫島唐棣(はねず):刃狗一巻のボス的人物。姫島家追放組のひとりで、五大宗家から追われて恨んでいる人々の組織『虚蟬機関』の室長。



感想欄でラヴィニアの名前がちょいちょい上がるので、刃狗と絡めるように空蟬機関から接触があったことにしました。とりあえず、今はお近づきの品(五大宗家への嫌がらせ込)を受け取ったところ。
スラッシュドッグ本編の途中で魔女っ娘を引っこ抜いたらどうなるかって……まぁ、トビーは男なのでR18的にはいなくてもいいってことで(日本がどうなるかは適当)

白龍皇の敵にして堕天使嫌いの悪魔な赤龍帝オリ主なので、ま、敵側参戦かなと

ところで、D×Dだとうーんですけど、刃狗漫画版のヴァルブルガはアリだなって思う(刃狗だとトビーよりそこそこ年下に見えるのに、D×Dでは同年齢かやや年上な雰囲気なのは、やっぱ時間経過が違うところで過ごしたのだろうか……)




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